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【満香】饗はとりどり

雨糸・咲 2019年12月17日


サムライエンパイア、海を臨み山を背負う辺境の街。

一軒の食事処で窓辺の席を陣取り
通りから聞こえる海山の幸を売り歩く者たちの賑やかな声を聞きながら
また、時折窓の向こうに広がる海に目を奪われながら
娘は壁に貼られた品書きを、一つ一つ興味深く眺めていた。

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お約束した方との1:1RPです。
他の方の書き込みはご遠慮下さい。




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ユルグ・オルド 2019年12月19日
(賑わう通りを抜け、目当ての看板を掲げた軒先を潜る。木枠の扉に墨の文字、此処が何所であったかを思わせる店内に、けれど気安い暖かな色。品書きの旬の魚、の旬ってどれだろうなどと傾げつつ店内を見遣って――)へい、そこのお嬢サン。相席良いかい。(人待ち? 冗談めかして卓に手をついた。あんまり夢中に眺めているものだったから、気づきもしないのが可笑しくて)
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雨糸・咲 2019年12月26日
(くるくる動かしていた首が、間近に降ってきた声にはたと止まる。卓に生えた(?)手の上に行った視線は腕を辿って上へ。白、黒、赤、)――あ。……す、すみません!お待ちしてました!(含んだ笑みに、ご馳走やら景色やらにすっかり心奪われていたのを見られてしまったと察した。)え、えぇと……何食べます?お魚がおいしいそうですけど。(壁のメニューの方へ首をぐるんと向けて動揺をごまかしている、つもり。)
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ユルグ・オルド 2020年1月5日
イエイエ、お待たせしマシタ。(あがる視線とかち合えば、思わず吹き出すことは堪えた。噛み殺しきれなかった分はもれたけれど)どーしよっか、膳で選ぶのも良さそうだけども、一個ずつ頼んでも良いかね。金目とか良いなァ、(視線追いかけて壁に並ぶ文字眺め、椅子を引いた。賑わいに紛れる香ばしい薫りに成程これなら気を取られるのも仕方がないなんて)気になるのあったかい。
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雨糸・咲 2020年1月5日
(何だか笑われているような……。堪える口元に気付いてちょっと恥ずかしくなったが、知らぬふり、知らぬふり。)そうですね、一品ものを幾つか頼んでいろいろ食べるの楽しそうです。金目、は……煮物がおすすめみたいですね。(入り口正面の壁に力強い字で書かれた品書きを指差す。のち、)あります、気になるの!(テーブルの上に身を乗り出し、両手を握り拳にしてきっぱりと頷いた。)お隣の席にあるお刺身、つやつやですっごい美味しそうなんです。「カンブリ」というお魚なんですって。(隣席への遠慮で声を潜める程度の理性は残っていたが、顔がものすごい真剣。)
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ユルグ・オルド 2020年1月6日
(乙女の心知らずとばかりの常の通り、いっそ不躾だが肘着いて運ばれていく盆を追う。成程夢中になるのもわかる彩りだ)お、煮物も良いなァ。単品なら串のセットも、……ふは、(つい笑ってしまって俯いた。なんとはなし一歩引いて微笑んでいる印象のある少女の、勢いに。勿論、戦事の覚悟はよっく知ってた心算だったのだけれど)まーじで。そんじゃ咲の慧眼信じて頼むしかねェなあ。楽しみネ。(ちらと隣の席を見遣ってから真剣な面持ちへと向き合う)刺身好き?
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雨糸・咲 2020年1月6日
?(また笑ってらっしゃる。何か面白いことを言ったかしら、なんて思いつつ。)あ、はい。私の住んでいる地域は、新鮮な海の幸がなかなか手に入らないんですよ。それが以前、お仕事帰りにたまたま食べて、衝撃を受けまして。(楽しみです、と嬉しそうに頷いて。改めてにこやかな表情をまじまじと見つめた。)……今更ながら、何だか不思議な感じがしますね。初めてお会いした時は、こう和やかに食卓を囲む感じになれるとは想像していませんでした。
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ユルグ・オルド 2020年1月7日
(ひらひらと顔の前で手を振った、なんでもないなんでもない、言い聞かせるのはおそらくツボにはいりかけた自分に。頭を振って)あ~……そういうとこもるわな。なるほど。普段じゃ立ち寄らない場所にも行く用事があるってのは発見があってイイ。異郷の人間が同行ならなおさらね。(こういう機会もあるし、としみじみと頷いた)……そうネ、俺絶対ェ怒られると思ったもん。
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雨糸・咲 2020年1月7日
そうですね、何か用事が無いとなかなか外へ出ませんので。良い機会だなと。それでも一人の時は滅多に寄り道はしないのですけどね。迷子になる危険があるので……。(最後の一言はぼそっと付け足した。)(茶を持ってきた店員に注文を伝える。金目の煮つけと寒ブリの刺身、串のセットも。)
あら、怒る理由無くないですか?むしろあそこで変に手加減されたらもやもやしたと思いますけど。(迷いの無い太刀筋にいっそ嬉しくなったのをよく覚えている。)
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ユルグ・オルド 2020年1月10日
留守番、退屈したりしない? ……まァ、咲の場合は一人よか誰か一緒のが安心な気はするケドも。俺はどっかでかけっと大体用事終わってもうろうろしてんな。(迷子はさておき。海老の唐揚げを言い足せば、注文を繰り返したのち店員は厨房へと戻っていった。その背を暫く視線が追う、)俺だったら芝居でもやられたら後で文句の一つでも言いにいくわ。んふふ、あれは、(俺の渾身の手加減だったのに、と視線だけが咲の方へと戻された)
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雨糸・咲 2020年1月10日
退屈はしませんが……寂しくはありますね。(留守番と言えど、待ち人が帰るわけでなく。)まぁ、お兄さんは寄り道のプロでもあるのですね。面白いことがあったらお土産話を聞いてみたいです。(海老の唐揚げと聞いてめちゃくちゃ頷いた。絶対おいしいやつ!)……あ、えぇと、(目があって、一呼吸。慌てて手をぱたぱた振る。)絶妙な加減にして下さったのはもちろん!(魔法無しの白兵戦ではそもそも歯が立たない以前の話。)こちらの覚悟を汲んで下さったんだなって。
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ユルグ・オルド 2020年1月17日
あれ、咲って家で一人きりなんだ。(そもそも世界だけは聞いたがどこに住んでいるかも、為人も碌々知らないのだとふと思い当たる、)んふふ、任せて。あんまりにも帰れなくってそこの住人になるかと思ったこともあるくらいだよ。(メニューのチョイスと同じくらい自信満々に告げたが、多分面白いというか情けない話の部類だ。気にしない)
わーかってるっけど。そうね、腕に自信の無さそうなお嬢さんが乗り込むんだもの、そりゃア覚悟決めてんでしょう。見上げたもんだわ。
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雨糸・咲 2020年1月18日
あ、いえ。一応二人住まいなんですけどね。家族ではなくて単なる居候なので。
失敗談というのもなかなか楽しそうではあります。……むしろ、お兄さんはそういうのも楽しんでしまうのでは、という気も。(何しろ途方に暮れる様が想像できない。)
覚悟、と言うと大げさなのかもしれません。あの場で自分に最適な役割を演じたかったと言いますか。全体の成功の為の、コマのひとつなのだと思っています。
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ユルグ・オルド 2020年1月19日
なるほど。ンじゃ咲は案外さみしがり? (人がいるならそれで十分な気がして)失敗談てか、まァ基本む計画だからなんとかなるかな~ッていう……旅にでも出てみるかい。(多分同行者を途方に暮れさせるのは得意である。言わないけど)
んふふ、見た目美少女だけど仕事絡みの思考は案外ドライよネ。その姿勢は好きだケド。ンであの悪趣味な遊びってなくなったと思う?
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雨糸・咲 2020年1月20日
寂しがりじゃ……んん……うぅん……(悩んだ末、)そうも言える、かもしれません。構ってもらえると嬉しいですし。
無計画がスタンダードですか。なんだか、ひと旅終える頃には強くなれそうですね。連れてってくださるなら、喜んでお供しますよ?(決意の握り拳を掲げる。)
男前さんに美少女って言われてしまいました。(軽く笑って聞き流し、あの趣味の悪い出し物の話には緩く首を振る。)……残念ですが。麻痺してしまうと、歪みに目が行かなくなるものなのでしょうが……口惜しいですね。
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雨糸・咲 2020年1月20日
(いかにも体力のありそうな30絡みの女の店員が、刺身と小鉢を二つ持ってきた。)「お客さん達、初めてだろ?うちの冬の名物大根漬け、おまけしとくよ!」(小鉢の中身はほんのり甘い粕漬け大根と塩っぱい沢庵のコンビ。)
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ユルグ・オルド 2020年1月24日
おっ、ご到着。(お姉さんどォも、機嫌好く受け取れば俄かに華やいだ卓へ、うまそうだと思わず漏れて)んふふ、構われたくないって言われたらつらいわァ。暇な時は呼ぶといいよ、ってコト。……俺の旅ってドラゴン退治の珍道中かなんかなの?(その気合の入用、と笑う)(続く言葉にもでしょう、無駄な自信で以て返し、)ま、そうなるよネ。ほんっと儘ならないわ、ッと。お待ちかねが届いたけども。咲、箸使える?
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雨糸・咲 2020年1月26日
(届いた皿にパッと瞳を輝かせ、魚と大根、どちらからいただこうかとそわそわ。)あら、呼ばないと来て下さらないんです?笛でも吹いていただけたら飛んで行きますのに。(ドラゴン退治でもおいしいご飯でも、とにっこり。)お箸、はい、使えますよ!(ちょっと自慢げな顔で、粕漬け大根をつまんでみせる。)物としての故郷がエンパイアだからですかね……自分でも不思議なんですが。ユルグさんはベテラン旅人さんみたいですし、お箸もナイフも慣れっこですか?
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ユルグ・オルド 2020年2月3日
あれ、呼ばれないで攫いに行っていいの、お姫様。(その前に逃げだすんだったか。刺身の皿を見遣る、うまそうはうまそうなんだけど、――どの魚かはさっぱりだななんて思ったのはないしょ。そわそわの伝染する心地、)ふは、笛て。ランプの精かなんかなの、咲。それは、(一人の飯でさみしくないね、なんて笑って)さっすが上手。……ははァなるほどそういう?  んふふ、使えはするけど、行儀はどうだろな(真似る様に箸で沢庵を摘んで一口。歩いてきた道中存外腹が減ってたのかなあなんて思う心地良い塩辛さ)
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雨糸・咲 2020年2月7日
攫いに来てくださるのは歓迎しますが、お姫様を想像してたらお犬様だったりするかも知れませんよ?わん。(高貴でも不思議でもない、ありきたりな。)あまり、こう……粋な演出とかはできませんが。お兄さんが寂しくないようにがんばりますので。……お箸のマナーはものすごく複雑みたいですね。お行儀悪くても私は気付かないので大丈夫ですよ。(漬物で勢いづいてしまった舌に、つやっつやの寒ブリを乗せる。)これはっ、(がばっと顔を上げた。)たいへん、大変おいしいです!脂がとろっと甘いです!
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ユルグ・オルド 2020年2月9日
んふふ、許可貰って攫いに行くのってただの迎えだわ。(気付いたとばかりに神妙に頷き)あっれ、咲いつのまにそんなもふころで可愛いわんころになったの散歩する、(愛くるしい毛並みのわんころを想像してみる。きっと小型でよく跳ねて、なんて想像はさておいて)(複雑と聞けば苦虫を噛んだような渋面を、そのまま茶を飲んで押し流し)(周囲が一段明るくなったかのような声音につられるように相好崩した)そう、そりゃア良かった。その顔見に来たようなモンだわ。(喉奥で笑って一切れ、肉厚で箸の先に伝わる弾力でもって揺れる、柔らかく研磨したような石のような)お、うまい、
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雨糸・咲 2020年2月12日
つまり、お散歩のお迎えということですね。わんこ大喜びです。(時々あらぬ方向へ走り出すので気を付けてください、なんて笑って。)……っ、(ちょっと咽せた。手を口元にやって、)あんまりおいしいので、つい。……悔しいので、お兄さんも超おいしい顔してください。
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ユルグ・オルド 2020年2月14日
尻尾振ってんのが目に浮かぶ。(リードに繋ぐのは大変そうだと、笑いつつそっと茶飲みを寄せる。未だ温かく指先に熱が伝う)(交わす間にも増えた皿に、運んできた店員は穏やかにわらっただろうけれど)超おいしい顔て。あとは冷酒がありゃあもうなんも云う事ねェわあ。
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雨糸・咲 2020年2月15日
可愛がってくれる方には、呼ばれたらちゃんと飛んでいく良い子ですよ。(湯呑みに触れる指先を見て、少し首を傾げた。)……少しお疲れさまです?(思い違いなら良いけれど、気遣いの上手な人だから。)
冷酒、と言うとあれですね。透明なお酒。それがあったら超おいしい顔してくれます?(店員さんに声をかけると、飲み物の品書きが書かれた紙を持って来てくれた。)
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ユルグ・オルド 2020年2月18日
そりゃ賢い良い子だわ、(それをおもえば確かに犬っぽい、笑いながらの小さくハンズアップ。なんでもないとばかりに、)笑ってたダケよ。これでつかれるって俺おじいちゃんかなんかか、――……(断る前に受け取ってしまった。並ぶ墨の文字眺めつつ)(ぱたぱたと品書きを振る)やァね、魅力的なオサソイだけども、十分美味いよ。どうせ呑むんならアンタも呑めるよーになってからがイイじゃん?
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雨糸・咲 2020年2月18日
あ、そうでしたか。それは失礼を。おじいちゃん……イケおじいというやつでしょうか?(あまりフォローになっていないことをぽつんと。)
一緒にいる人が呑まないとあまり進まない、というのはちょこっと聞いたことがあるような。じゃあ、私がひゃ……んん、(咳払い)20歳になったら、どこか良い感じのお店に連れて行ってくださいね。ちなみに、お好きなジャンルとかは?(何度か見た様子だと、場の雰囲気や合わせるもの次第なのかな、という気もしたが。)
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ユルグ・オルド 2020年2月23日
イケててもおじいちゃんにゃ早くない? も少し心身ともに若くいたいわ。(ほんのすこしむくれてみせた、そう、と笑うころにはいつも通りの)別に構わず飲めるけども。折角ならね。……んふふ、つっても咲は10年経とうが二十に見えるかはちょっと怪しい気もするケドも。(咳ばらいを見ない振り、登記があるなら仕方がないとひらり、)お、イイね、お祝いしようぜ。でもそこは祝われる方の趣味に合わせるトコじゃない。俺はほら、元が悪食何でなんでも。(お行儀良くないやつ、と添えて)
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雨糸・咲 2020年2月27日
大丈夫ですよ。私たち、年齢なんてあって無いようなものですし。(僅かの間だが、ちょっといつもと違う表情。何だか可愛く見えてしまって頬を緩める。)まぁ、もう少し成長しても良いのかも知れませんが……。このままの方が気が楽、というのはありますね。(お祝い、に嬉しげに頷いて。)苦いのは苦手なので、甘くて初心者向けのをお願いしますね。――悪食、ですか?(食事にこだわりが無いということだろうか。こてんと首を傾げた。)私もあまり上等な場所は慣れないのでちょうどいいかも知れませんね。庶民的なお店が好きです。お仕事帰りの人たちが気軽に寄るようなところ。
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ユルグ・オルド 2020年3月2日
そりゃア随分、さみしい話。(数えた覚えもないけれど。存外大事に抱えていそうだと視線が落ちて、)……そんなもんかね。お嬢サンの姿って舐めらんない? 気にするような咲じゃアないか。(そんなもんかな、もう一度傾げて呟いて)楽しいコトなら多い方がいい。甘いのね。得意そうなやつにでも聞いとこ。――そう。(そうね、と笑って)そんなら良かった。こういう、特別じゃないときでもふらっと飯食いに行けるような店は良いね。
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雨糸・咲 2020年3月4日
それこそ、お酒の席なんか以外で年齢が問題になってくることもありませんし……お仕事だと見た目の方が重視される気が。(傾いだ首にすんなり頷く。)舐められるから都合が良いのです。囮としても使い易いですし。……私の場合、お借りした姿だからというのもありますが。(少しばかり眉根を寄せて。)
うんうん、気楽ですよね。田舎暮らしが長いので、こういう大きな街のお店は活気があって楽しいですし、――(エビの唐揚げを一つ摘まんで。)こういうのは、お上品なお店には無いでしょう?(箸を口元へ持ってくるだけで、香ばしい湯気が鼻を擽る。噛めばぱりっと弾けるようないい音。幸せそうに頬を緩める。)
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ユルグ・オルド 2020年3月10日
んふふ、そう、そうかなァ。(よくよく考えるとよくわかんないな、呟くもこれ以上傾ぐわけにもいかない、視線がついと彷徨った)成程。囮。囮なァ。そういう強かなとこ好きよ。……へェ、他人の姿ってわかってるのって心地が違うもんかな。(話す間にも卓に並んだ煮付けをほぐす。箸でほろと崩れ、舌にのせれば溶けるように柔い風味が広がった)……ア。人の誘いで行くなら多少敷居高くても大歓迎。そうそ、多少融通きいちゃいそうなところも良いね。
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雨糸・咲 2020年3月11日
お仕事の時は、そうですね……こう、割り切ってしまいがち、で。自分でも可愛げが無いかなとは。お兄さんも割とそんな感じじゃないです?普段はお優しいのに。(言いながらも容易くほぐれるほろほろの煮付けを凝視。だがぱりぱりの唐揚げも止められない。美味しいものの吸引力は恐ろしい。)誘われて行くとちょっと気が楽なの、わかります。――世の中には、お洋服がちゃんとしていないと入れないお店もあるのだとか。そうなるともう、緊張してお料理の味がわからなくなりそうな。どんな空間で誰と一緒に食べるか、って大事ですよね。
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ユルグ・オルド 2020年3月15日
かわいげ。(仕事における可愛げ、……ちょっと考えながら砕いたのが魚の骨だと気づく。骨まで食える。それはあった方が良いのか悪いのかと暫し考え)なに、(見た目を武器に? 脇道に逸れた思考で尋ね返し)ああ。や。どーかなァ、優しくする方がよっぽど難しいわ。(食べる? そっと器を押した)んふふ。どうせうまいもん食うならね、一緒だと楽しいしネ。服で追い出されんなら到底無理だわあ……、そら緊張しすぎだとは思うケドも。そうね。だって多分、(喰わなくても生きてる、と笑った)
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雨糸・咲 2020年3月19日
可愛げ……じゃなかったかも知れません?(自分で言って自分で首を傾げる始末。上手く説明できない。)何だかこう、勢いよく切り込みに行ってしまったり、肉を切らせて骨を断つ、的なのが好きです。(好き嫌いの話じゃなかった気もするけれど。あれ?)
ご自身では優しいと思ってらっしゃらないのです?(不思議そうに瞬く。)私は何となく、控えめに背中を押して下さる印象を持っていますが。(優しいお兄さんのイメージ。)
……なるほど、そう言えば。この身体になって暫く食べていなくても生きていた気が。すっかり忘れていましたけど。……ますますお仕事に便利な気がしてきました。
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ユルグ・オルド 2020年3月22日
まァこう、……わからんでもないケド、(当人の前で言うことでもない気もする。ちょっとだけ笑った)んふふ、そらどうも。単純で得意なコトのがイイじゃん。(でもお嬢さんが突っ込んでったら一寸焦るな、なんて言ったものの存外真っ先に動き出した気もする。さて)――いいや。そのイメージに適うかはさておき目一杯優しくしてますとも。(得意げに笑って返すついでに唐揚げ一つ)……俺なりにの範囲だけだけども。(さくさく、さく。中の海老の弾力が楽しい、きっと作り置きじゃ香はいかない)あ、なんか変な気付きを得ちゃった気がする。やァね、そういう方向に活用しねェで。
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雨糸・咲 2020年3月23日
目一杯、ですか?それはまた、過分なるご配慮をいただきまして。何だかちょっと申し訳ないような。(ちょっと黙って煮魚に箸を入れた。柔らかい身に染みた甘辛い煮汁が口の中にじんわり染み出す。おいしい。)良い音しますよねぇ、唐揚げ。食べなくて良くても、おいしい幸せは味わいたいっていうあれです。(良からぬ気付きにはさらりと笑顔。)減るものでなし、平気ですよ。お兄さんこそ、大事になさって下さい。気にかける方もいらっしゃるでしょうから。
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ユルグ・オルド 2020年3月29日
いいええ、お嬢さんみたくは難しいよねッて話。(どういたしまして、疑問符添えて傾げて)んふふ、やっぱ揚げたて食えんのは良いね。出来合い買ってもイイんだけどさァ。刺身なんかはなかなかそうもいかねェだろうしさア。そこは効率優先でなくってなによりだわ。(いらえて笑う、ちょっとだけ視線が泳いだのは内緒)いやいや一応減るし痛いじゃん。 へい、丈夫なのだけが取り柄だよ。(居るかあ? 間の抜けた疑問はお茶と一緒に流し込んで)
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雨糸・咲 2020年3月30日
優しさというのは定義が難しいものですから。私はただの臆病者ですが。(行動した本人の意図以上に受け手が勝手に感謝することもある。そんな感覚。)
鮮度って大事ですよね。(しみじみ。刺身を一切れ摘まむ。嫌な匂いも無く、本当に美味しい。)私は本体器物の性質上、人と密に関わっていましたので。この姿になってからは食事をするのが当たり前の感覚だったというのもあります。……自分で丈夫だと思っている人ほど、無茶をして身体を壊しがちな気が。(居ますよ、と力強く頷く。)
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ユルグ・オルド 2020年4月2日
まったくね。んふふ、そう、別に両立しないモンでもないと思うケドね。(ああ、とふと思う。言葉にはしないで、優しいよね、ともう一度だけ添えて)そうだなァこればっかは近くないとしんどいよネ。氷らせとけんならなんとかなンのかな。(たとえばUCで、なんて。告げながら厨房の方をぼんやり見遣る)……ああ、なるほど。憶えてるモン? なんだ? まァ楽しいコトは多い方が良いケドも。ええ、いや、壊れてもなんとかなるからいっかなーて、いう(小さく舌を出した。言葉の両方に。分かってはいるものだから)
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雨糸・咲 2020年4月3日
なるほど、魔法で凍らせるという手もありますか……美味しく解凍できるくらいに手加減して凍らせる、というのもなかなか難しそうな。(最後の刺身をお箸で摘まむ。この弾力を維持するのは困難な気がした。)そう言えば、私の住んでいるところには冷凍庫は無いのですよね。魔法が使えて良かったとしみじみ思う瞬間です。(夏場に果実を凍らせて食べるのは至福である、と握り拳で力説。)器物だった頃のことを覚えているかどうかは個人差があるみたいですね。ユルグさんは、人の姿になってからがスタートですか?……丈夫なのって本体の影響もあるんですかねぇ?(壊れても何とかなるのは同じくだけれど。そもそも本体の強度はモノによるような気もする。)
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ユルグ・オルド 2020年4月7日
んん。……そォね、ことその手の魔法だか何だかはさっぱりなんで、……難しいッてんならやっぱダメかあ。(解凍でこんがり焼けちゃあね、なんてつつく煮物。煮物用に凍らせるなら――いやいや)ああ。へェそらまた不便そうネ。いや魔法が便利で良かった、ネ?(夏になったらご馳走してもらお。機嫌好く勝手に告げて)わざわざ尋ねもしねェしな。咲は物覚えが良いと見えて(云いながらも箸で運んで、咀嚼の間黙りこくって視線が、落ちた)……多分? (どちらへの肯定だか曖昧な返事。壊してみたこともないので分からない)
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雨糸・咲 2020年4月10日
もしかしたら、お魚の冷凍がすっごく上手な魔法使いさんもいらっしゃるかも知れませんが……私はダメにしてしまう自信があります。ぼっそぼそですきっと。(沢庵をぽりぽり。箸休め……と言うにはもう大分食べ進んでいるが。)剣のお兄さん、というのは覚えておりますよ。……物覚えはまぁ、悪くないはずなんですが。興味の対象に偏りがあるかも知れません。(倣って煮魚をつつく。尾鰭に近い部分の身はなかなか好みである。)……最初の記憶とか、覚えてます?
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ユルグ・オルド 2020年4月15日
ええ、魚専門なの。カッコイイやらなんか平和やらだわそれ。んふふ、咲にお願いする目論見が潰えたわ。(がんばったら出来ねェかなァ、なんて呟くが心得はさっぱりである。ひらひらと手振って呼び止め、甘鯛の潮汁ください、)あら、そりゃア光栄。まァ興味ねェモン覚えてらんねぇわな。(箸捌きが器用だと、眺めた視線がそのまま上へ)(問いを咀嚼して僅かに眉間に皴が寄る)……や全く。覚えてた?(きみは、と)
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雨糸・咲 2020年4月16日
そうそう、やってみたら意外な才能があったりして、良い感じに凍ったお魚の行商でゆくゆくはお財布がぬくぬくになるかも知れません。(言いながら思い描いた、地道な商売をする姿。……失礼ながらおおよそ別人に見えてしまったが。)
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雨糸・咲 2020年4月16日
……そう、ですね。(箸を置いた。嘘は言えない。)何でもない顔をしようにも、上手にできないくらいは。……よく、覚えていますよ。(口元を手で押さえてひと呼吸。湯呑を取り、お茶と一緒に記憶も飲み下した。再び箸を手に取った時にはもう、元の穏やかな微笑。)
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ユルグ・オルド 2020年4月20日
へェ。覚えとくのも忘れンのも、儘ならないッてのは難儀なもんだな。(真直ぐなものだと、何でもない顔で嘘を吐いた男は見返して、)……忘れたい? (尋ねてそっと視線を伏せた。塗り替えられた微笑に肩竦めて、)そのうちまほーつかいにでも大転職すんのを期待してて。さしあたっては、魔法のいらない海の幸は堪能できたかい。
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雨糸・咲 2020年4月20日
さて、どうでしょうね?(少し困ったような曖昧な笑みを浮かべ、)それだと今度はまた、何か大事なことを忘れてしまったのではと、探し回ってしまいそうです。(全く以て難儀だと、加えた一言は他人事の如く。)
ふふ、剣のお兄さんが魔法剣のお兄さんに変身するのですね。楽しみです。(テーブルの上、空の皿を眺めて満足げに。はい、と朗らかに頷いた。)
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ユルグ・オルド 2020年4月25日
んふふ、そォね、どっちがイイんだろうね、(知りようもないけれどと、椀傾けて視線は落ちた)……まァ詮無い話だわ。てゆか咲も存外、よっく食べたネ。堪能できたようで何よりだ。(空にすると箸置いて、ご馳走様と手を合わせるのは見様見真似、)……魔法剣のお兄さんて柄じゃアねえわあ。そーいうのは得意な子に任せよ。
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雨糸・咲 2020年4月26日
おいしいものは普段よりもたくさん入ってしまうのが人の常なのです。(人かどうかは怪しいところだけれど。ごちそうさまでした、と倣う。)
今日はご一緒下さってありがとうございました。一人ではなかなかあちこち食べ歩く度胸も無いもので、助かりました。(魔法など帯びずとも、彼の刃は美しく頼もしいと笑って。店員を呼んで支払いを済ませる。どのみちさして使い道も無いのだから。)
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雨糸・咲 2020年4月26日
(久し振りの新鮮な海の幸は、舌を胃を満たすのに充分。店を出ればすっかり日も暮れ、黒々とした海から温い風が吹いている。再度の礼と共に穏やかな笑顔で別れを告げ、後はそれぞれ帰路についた。)
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雨糸・咲 2020年4月26日
―〆―
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