【雑談】カウンターの向こうから覗くものは
鉄・百 2019年10月26日
ステンドグラス越しの外光とランプの暖かな光が照らす、こじんまりとした店内。
飴色のカウンター、着物の生地を活かしたスツール、蓄音機から流れる穏やかな音楽。
物静かな景色の向こうから、ふわふわの三角がふたつ、ひょこりと覗いた。
「あらあらお客様。気付くのが遅れまして申し訳ありません。ようこそ『でこねこ』へ」
カウンターの向こうから現れたのは、レトロな着物に割烹着を纏ったケットシー。
よく見れば、向こうはこあがりの座敷のようになっているようだ……ケットシーが給仕するためだろうか。
小さなパーラーメイドは、貴方に向かって穏やかに微笑んだ。
「どうぞごゆっくり」
🐾ここは雑談スレです
みんな仲良くお話しましょう。
メタもOKですが、ほどほどふんわりな感じで。
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鉄・百 2019年10月27日
段々寒くなってきましたね……行き来は大変ですが、ここにいる間はぽかぽかで助かります。
銅前の旦那様も呉服屋のお手伝いでいらっしゃいませんし、うっかりすると眠ってしまいそうですけれど……
(座敷に正座すると独り言を呟きつつ、火鉢の上に鉄瓶をそっと乗せる)
ふふ、このぽかぽかは止められませんねぇ(火鉢に手をかざしてにこにこ)
御影・龍彦 2019年10月27日
最近はだいぶ冷えるなぁ。こう寒いと、流石に空を飛ぶのも憚られるね(頭部の角が特徴的な長身の青年が扉をそっと開き)
こんにちは、やってるかな?(店に入ってくる。慣れた様子で奥の方の席へと進んで行き)
鉄・百 2019年10月27日
(扉が開く音、聞き覚えのある声に耳がひょこんと立つ)
(立ち上がるとにこやかに一礼)
あらあら、龍彦様!ようこそおいで下さいました。
ねぇ、すっかり寒くなって参りましたね。
どうぞここでゆっくり温まって行ってくださいな。
ああ、そうそう……
(ケットシーは手を叩くと、小上がりの座敷から降りると、カウンターの奥から出てきた)
(その手には和柄のひざ掛けを持っている)
ストーブも置いて暖めてはおりますが、もし足元が冷えるようでしたらこちらをお使い下さいね。
御影・龍彦 2019年10月28日
やあ、百さん。お邪魔するよ。
これはこれは、ありがとう。遠慮なく使わせていただくよ――うん、良い柄だね。これもスツールと同じく、こだわりの品かな?
(ひざ掛けを受け取り、着席。おしながきを眺め)
うーん、今日はがっつり食事を摂っていこうかなぁ。温かいごはんが恋しい気分だ(何を注文しようか、楽し気に悩み始める)
鉄・百 2019年10月31日
ええ、スツールとはまた違いますが、このひざ掛けは百こだわりの逸品でございますよ。
実はUDCアースで購入したんです。あちらの世界はすごいですね、マフラーから靴下まで、防寒具が充実していて…しかもお手頃なお値段ですし、手触りももふもふ。私よりももふもふですよ。
(ちょこちょことカウンターの向こうへ戻ると座敷へ上り)
(楽し気に悩む様子を笑顔で見守りながら、ミトンを手にはめる。鉄瓶を手に取ると緑茶を煎れ始め)
ふふ、暖まりながらのんびりお選びくださいな。お食事は逃げませんからね。
御影・龍彦 2019年11月2日
へえ、UDCアースで! あちらはこの世界よりも洋風寄りに発展している印象だけれど(ひざ掛けを改めて見つめ)こういった和の香りがするものもあるんだね。
百さんのお眼鏡に適う程のもふもふまであるなんて……気になってきたな。一度、じっくり観光に行ってみようかなぁ。
(ちら、と奥へ向かうケットシーを見る。愛らしい猫の後頭部に瞳を和ませ、またおしながきに視線を戻し)
よし、決めた。ねこにぎりセット一人前、醤油の焼きおにぎりでお願いします。
鉄・百 2019年11月5日
ええ、そうなんですよ。洋風のものも多いですが伝統も大切にされておりましてね、こちらの世界とはまた違う発展を遂げているようですよ。
きっと龍彦様が気に入る物も沢山……そうそう、洋菓子も和菓子も豊富なのですよ。洋と和が合体したお菓子もあるようですよ。
もしよろしければ、今度百がご案内いたしましょう。
(湯飲みを龍彦様の前へそっと置く。ふわりと煎茶の香りが広がった)
はい、ねこにぎりセットでございますね。少々お待ちくださいませ。
(食品用の手袋をはめると、おひつからよそった白米を猫の形に整えていく。別の火鉢の上に網を乗せると、ねこにぎりを乗せた)
(暫しの後、こんがり焼けるねこにぎり。ハケで醤油を塗れば、おいしそうな匂いが広がっていく)
御影・龍彦 2019年11月12日
百さんと一緒なら安心だな。機会を見つけて是非。
こちらの世界とはまた違った雰囲気のカフェーもあるかなぁ、楽しみだ。
(百に礼を言ってのち、煎茶を一口啜り)
うん、やっぱりここに来るとほっとする。
お店の全てがあったかいんだよね。灯りも、空気も。全てが。
(ほっこりしながら調理の様子を眺めている)
ああ、いい匂いだ。ひと手間掛けるたびにより美味しそうに……百さんは腕利きの魔法使いだね。
鉄・百 2019年11月16日
ふふ、ご一緒できるのを楽しみにしておりますね。
そうですね、色んな雰囲気のカフェーがあるようですよ。
こちらの世界の雰囲気に近いところもありますし、まったく別世界のようなカフェーもございます。そういえば動物と触れ合えるカフェーもございましたね。
(しょうゆ・ごま油・酢を合わせたドレッシングをサラダにかけ、次に味噌汁をつける。大根、人参、ゴボウや蓮根を使った根菜の味噌汁だ。彩りに青ネギを乗せる)
ふふ、そう言って頂けるとパーラーメイド冥利につきますねえ。
(程よく焦げ色がついた焼きおにぎりもお皿に乗せ、盆に乗せて龍彦様の元へ)
腕利きの魔法使いだなんて照れてしまいます。
ですが龍彦様、この魔法を成功させる為には欠かせないものがあるんです。ご存知ですか?
(お待たせしました、と龍彦様の前へ置き)
それは龍彦様、貴方様でございますよ。
お料理は召し上がってくださる方がいてこそです。
御影・龍彦 2019年12月5日
動物と? カフェーで?
それは是非とも行ってみたいなぁ。
ぱっと思いつくのは猫や犬だけど、もっと珍しい動物もいるのかなぁ。
ん? 欠かせないもの……何だろう?
(首を捻るも思い至らず、彼女の答えを聴いて深く頷いて)
なるほど。百さん、貴女は紛れなく腕利きだ、
(両手を合わせて「いただきます」まずはお味噌汁から一口)
ああ、身体の芯からあったまるねぇ。野菜がたっぷり摂れるのも嬉しいな。
おっと、熱々のうちに、と……。
(糸目になってほっこりしていたが、すかさず焼きおにぎりに手を伸ばす。その様はまるで子供のようでもあり)
鉄・百 2019年12月14日
ええ、色んな動物がいるようですよ。
観光本で見たのですが、フクロウやハリネズミがいるところもあるようです。
なかなか触る機会なんてありませんから、惹かれますわぁ。
(「腕利き」の言葉に嬉しそうに微笑み)
ふふ、パーラーメイド冥利につきますね。
(尻尾をゆらゆらさせて龍彦様を微笑まし気に見守っている)
(焼きおにぎりに手を伸ばす彼に、瞳がますます細められた)
龍彦様は本当に美味しそうに食べてくださいますねぇ。
あ、できたてで熱いですから、気を付けてくださいね。
御影・龍彦 2019年12月18日
(彼女の忠告が届くのは、ほんの少しだけ遅く)
……熱っ!
(竜人は少し恥ずかしそうに、二つに割った焼きおにぎりをふーふーして冷ましている)
はは、百さんの料理はとても美味しいからね。
愛情もたっぷり篭ってるのが分かるし。
だからこそ、このお店で過ごすのが好きなんだよ、僕は。
(程よく冷めた焼きおにぎりを今度こそぱくり。またしても糸目に。幸せそうだ)
鉄・百 2019年12月23日
あらら、大変(あわててお冷を持ってくる)
龍彦様、大丈夫でございますか?お冷をこちらに置いておきますね。
ふふ、龍彦様にとって居心地の良いお店になれているのなら嬉しいです。
私も龍彦様とお話するこの時間が好きなんですよ。
鉄・百 2019年12月23日
(にこにこしながら見守っている)
龍彦様がおいしそうに食べて下さっている姿を見ていると……昔を思い出しますねぇ。
本家の若様が幼い頃、よくこうして焼きおにぎりを作って差し上げたものです。
もうすっかり大きくなってしまわれて、私が食事をお作りする機会もめっきり減ってしまったのですが。
御影・龍彦 2019年12月26日
ああ、ありがとう……(ありがたくお冷をいただき)
どうも僕はおっちょこちょいでいけないね。
ついつい百さんに甘えることになってしまうし、もう少ししっかりしないと。
(言ってる傍から頬にご飯粒を付けている)
本家の若様……ああ(彼女が話題に挙げた人物には覚えがある。確か、自分より少し年上だったような)
そうだったんだね。小さい頃からこんなに美味しいものを食べてたなんて、羨ましいなぁ。
鉄・百 2019年12月31日
いえいえ、その天真爛漫な雰囲気も龍彦さまの良いところだと思いますよ。
(ご飯粒に気付くと瞳をぱちぱち。うふふ、と柔らかく笑い)
龍彦様、少し近付いて頂けますか?ほっぺにお弁当がついておりますよ。
(ちょいちょい手招き)
あらあら、龍彦様は嬉しいことをおっしゃってくれますね。
今ほど料理になれていた訳ではございませんから、簡単なものばかりだったんですよ。
それでも、今このお仕事をしているのは、あの頃に見た若様の笑顔の影響もあるかもしれません。
お陰で龍彦様にもお会いできましたから、感謝しませんとね。
御影・龍彦 2020年1月9日
ん? 何かな?
(手招きされて寄っていき、ようやく頬のご飯粒に気づいた)
ああ、もう……ありがとうね(顔覆い)(言葉にならない)
御影・龍彦 2020年1月9日
(煎茶を啜ってひと息。どうにか復活)
なるほどなぁ。百さんの作る、心が籠った味の秘密が聴けて嬉しいよ。
僕も若様に感謝しないと、だね。
……でも、やっぱり羨ましい。
(箸を進めながら呟いた)
鉄・百 2020年1月20日
いえいえ、どういたしまして(微笑まし気ににこにこしている)
こういう一面も龍彦様の魅力でございますよ。
(「羨ましい」の言葉にますます目を細め、ぽふっと手を合わせた)
でしたら龍彦様、家の子になりますか?いつでも大歓迎ですよ。
ああ、私が御影のお家に入れて頂くのも素敵ですねぇ。
御影・龍彦 2020年1月21日
……なるほど。
(その発想は無かったって顔)
(一緒になって、ぽふっと手を合わせる)
僕が百さん家の子になるのも、百さんに御影の家に来てもらうのも……うん、どっちも魅力的。
もっとも、百さんとは近いうちに親戚になっちゃうかもだけれど。
(意味ありげに頷いている)
若様とあの子、好い仲だと伝え聴いてるからね。それも、ものすごく熱いとか甘いとか何とか。
(竜人が思い浮かべるは二人の人物。一人は百と縁ある鉄本家の若様、もう一人は自身の遠縁に当たる女学生だ)
鉄・百 2020年2月9日
あら?(ぱちんと瞬きをひとつ)
あらあらあら!もうそんなに仲良しさんになっていらっしゃるんですか?
まあまあ、知りませんでしたわ。
若様はあまりそういった話をされませんし、もう一人の若様も……口止めされてるんでしょうかねぇ(頬に手を当てぽつりと呟き)
うふふ、ですが熱々の甘々は素敵ですね。若いですね。
龍彦様とご親戚になれる日も楽しみです(嬉しそうにニコニコ)
御影・龍彦 2020年2月23日
うん、僕も聴いたときは驚いたよ。……青春だねえ(ぽつり)
いずれ来る晴れの日が今から楽しみだよ(心温まれば食も進む。いつしかお皿は綺麗に空っぽになり――)
ご馳走様でした。いやあ、美味しかった(両手を合わせて満足げにしつつ)
でも、もう少し食べたい気も……そうだ、熱々の甘々をデザートにいただこうかな。
ブレンドコーヒーのホットと、チーズケーキをお願いします(甘いものは別腹であるらしい)
鉄・百 2020年3月24日
ええ、本当に。きっと賑やかになりますね。
その時は、龍彦様の御家族にもお会いできるでしょうか。とっても楽しみです。
ふふ、お粗末さまでした(空っぽのお皿に嬉しそうににこにこ)
はい、コーヒーとチーズケーキでございますね。少々お待ちくださいませ。
鉄・百 2020年3月24日
(手回しミルに豆を入れるとこりこりと引き始め)
(ネルフィルターに挽いた豆をセットするとお湯を注ぐ。店内に広がるコーヒーの香りに尻尾が満足げに揺れた)
ああ、そういえば龍彦様は苺はお好きですか?
親戚から多めに頂きましてね、よろしければチーズケーキと一緒にどうぞ。
(やがて、お盆にチーズケーキとコーヒーを乗せて運んでくる)
(チーズケーキには生クリームと苺が添えられている)
鉄・百 2020年6月25日
(鰹節削り器で鰹節を削っている)
さて、さて、何のお料理を作りましょうかねぇ。
……(こそっと削り節を取り出すとぱくり)
うふふ、何にしましょうかねぇ。考えるだけでわくわくですわ。
鉄・百 2021年1月31日
(七輪でお餅を焼いている)
(丸い餅は大きさがまちまちで手作りであることが分かる)
ふふ、賃餅もおいしいですが、親戚総出でつくお餅もいいものですねぇ。
さて、お醤油にしましょうか、きなこにしましょうか(尻尾がそわそわ動いている)
ココ・エネコ 2021年5月13日
なんだか落ち着くお店の雰囲気…こんにちわ〜…(扉を開けてちらっと覗く1匹の桃色のケットシー