【●1:1RP】曇天
空廼・柩 2019年10月9日
それは古物商――ログハウスで起きたこと。
帰宅の途に就こうとした際、ふと窓越しの空を見上げる。
澄み渡る青い空は其処にはなく、暗澹たる雲には気が滅入るばかり。
心なしか頭まで痛くなってくるような気がする。
もしかすると雨が近いのかも知れない。
傘なんて持ってきていないのに――大きな溜息一つ、零れた。
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ライオット・シヴァルレガリアと空廼・柩の1:1RP
キリの良いところで〆
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空廼・柩 2019年10月9日
はあ……(再び、大きな溜息をひとつ)……曇りも雨もなくなれば良いのに(気が滅入ると、どうしようもない言葉ばかりが零れてしまう)
ライオット・シヴァルレガリア 2019年10月12日
(溜息を聞きつけると、自分も窓の外を覗き込んでみる。その先にはどうにも重苦しい暗雲が広がっていて)これは……生憎の天気、というやつかな。傘は持ってきたかい?柩くん。
空廼・柩 2019年10月19日
(声が聞こえた気がして顔を上げる。視線の先、揺れたのは己と対称的な明るい髪色)…傘を持ってたら、此処まで落胆することもなかったかも(そう言って、肩を竦めた)お互い不運だったね。これは近いうち、酷いのきそう。
ライオット・シヴァルレガリア 2019年11月3日
奇遇だね、実を言うと僕もなんだよ。今外に出たら、きっとお互い濡れ鼠になってしまうだろうね。(大変な事態だというのに、やけにあっけらかんとして)……柩くん。君、雨宿りや暇潰しは好き?
空廼・柩 2019年11月5日
何、あんたも忘れたの? …持ってきてくれてたら中に入ってこうと思ったのに(等と、軽口を零すばかり。まあどう考えても狭いし御免被るだろうが)……ん?(投げ掛けられた問い掛けに顔を上げる)…雨は嫌いだよ。青空の一つも見えないから――でも、暇潰しは嫌いじゃない。
ライオット・シヴァルレガリア 2019年11月9日
どうにも傘を持ち歩くという習慣がなくてね。(そもそもあまり多くの荷物を持たないからかもしれない。降り始めた雨を面白そうに眺めて)ああ、それは良かった。ならしばらく暇潰しの相手になってくれるかい?
空廼・柩 2019年11月17日
ふうん…まあ、良いよ。ずぶ濡れになりつつ帰るのは嫌だし、俺で良ければ。……んー…(然し、何を話せば良いものか。暫し逡巡)…そういやライオットはさ、何処の出身なの?
ライオット・シヴァルレガリア 2019年12月5日
出身かい?そうだな……原材料の金属はサムライエンパイアで採れたものらしいけれど、主人と共に戦場を駆けていたのはアックス&ウィザーズ。それから巡り巡ってUDCアースの美術館で人間の肉体が顕現したんだ。この場合、何処が僕の出身になるんだろうね。(どこか他人事のように笑って見せながらも、それではさて相手はどうなのだろうと、同様の興味が湧いて)柩くんの出身は?
空廼・柩 2019年12月8日
(男の言葉に、僅かに硝子越しの目を丸くして)…随分と色々な世界を転々としてたんだね。グリモアを持っていたからとか?(脳裏に浮かんだのは、純粋な疑問)俺の出身? …昔はダークセイヴァーで細々と。何の因果か、今ではUDCで研究員なんてやってるけれど。ほんと、驚きだよ(肩を竦め)
ライオット・シヴァルレガリア 2019年12月27日
どうだろう、器物だった頃はまだグリモアを持っていなかった筈だから。……神隠し、というやつかな?(人間の世界にはそういうものがあるんだろう?と面白そうに言った) へぇ、そうなのか。前に自己紹介を聞いた時にも思ったけれど、研究員という職業にとても興味があるよ。……それと、実はダークセイヴァーにはまだ足を運んだことがなくてね。柩くんから見て、ダークセイヴァーはどんな場所なのかな?
空廼・柩 2019年12月29日
ふーん……もしかすると、グリモアを持った誰かが世界を巡る時にライオットも一緒に居たとかだったりね。まあ真実はどうなのか、俺には分らないけれど。…研究員って言っても、研究しているのか戦っているのか分らなくなってきたけれど(椅子に座ってる事が多いけれどね、と溜息を零しながら)俺にとってのダークセイヴァー、か。……とても住み辛い、辛気臭いところ。
ライオット・シヴァルレガリア 2020年1月9日
ああ、そうだね。その可能性もある。……何にせよ、器物として色々な世界を巡ることができて楽しかったな。(笑って言いつつ、研究の話には興味深げに目を瞬かせ)へぇ、研究員も戦うのか。それは武器を持って何かと戦うのかな?それとも人間がよく使う比喩表現というやつかい? ……なるほど、住み辛くて辛気臭い。確かダークセイヴァーの空は常に夜の闇に覆われているんだったかな?
空廼・柩 2020年1月22日
そっか。…何と言うか、こういうのって合ってるか分からないけれど…『意識』があったら楽しかっただろうね。そういえば、ヤドリガミって肉体を得るまでの記憶もあるんだっけ?(素朴な疑問を口にしては)まあUDC組織の研究員だから邪神とはしょっちゅう戦ってるよ。比喩だったら格好良かったけれど、言葉の通りしっかり武器を持ってね(拷問具を背負う動作を行いながら)ん、そんな感じ。こっちに来た時は目が潰れるかと思ったよ。眩し過ぎて…そのせいかな。青い色が忘れられなくなったのは。ライオットは、何か忘れられない思い出とかあるの?
ライオット・シヴァルレガリア 2020年2月10日
恐らくだけれど、記憶の有無は人による……いや、物によるんじゃないかな?僕はぼんやりとだけど覚えているよ。人に使われていたことや、ご主人がどんな人だったかも。(語りながらもどこか懐かしげに)
邪神と戦うと聞くと、まるで悪魔祓いか何かにも聞こえるね。UDC組織の研究員は僕が想像していたよりもだいぶアグレッシブだったみたいだ。
(空の思い出を聞けば、微笑ましげに笑って)……今はどうだい?青空にも慣れたかな?(そう尋ねてみた)
忘れられない思い出か。そうだな……最初の主人と初めて戦場に出た日のことかな。あの高揚感は僕がこの世に存在する限り忘れることはないと思う。
空廼・柩 2020年2月16日
そっか。今でもちゃんと覚えてるって、その「ご主人」のこと、ライオット的には相当気に入ってたんだろうね。それにしても初めて戦場に出た日、か。高揚感っていうのはあまり良くは分からないけれど……主人というか、守るべき対象を守るのがあんたの喜びなのかも知れないね(中々の天職なんじゃない? と首を傾げながら)
ある意味幽霊とか悪魔祓いみたいなもんだよ、UDCのエージェントなんて。猟兵としての力がある分、やたらと任務に駆り出されるし。…まあ外に出られる分、青空を見られるのは良いことだけれど。今はもうだいぶ慣れたよ――ねえ、知ってる? 青空は青空でも、訪れる世界で色は全然違うんだ。まるでベールが掛かったみたいになってたり、逆に目が醒めるくらい青かったり。本当に凄いんだ。
ライオット・シヴァルレガリア 2020年2月21日
ああ、それぞれ姿形も信念も違っていたけれど、どのご主人も僕を大切に使ってくれた。物が主人を気に入るにはそれだけで十分だよ。柩くんの言う通り、盾として彼らを守りたいとも思った。(天職と聞けば、そうなのかもしれないと妙に納得してしまった)柩くんも、何か大切にしている物はあるかい?していた物でも構わないよ。
……へぇ、それはいい事を聞いてしまったな。青空にそれほど違いがあるなんて気が付かなかった。柩くんの一押しはどの世界の青空か、聞いてみてもいいかい?
空廼・柩 2020年2月26日
俺の大切なもの? …さてね。そういうことを考える機会だなんてほとんどないに等しかったけれど――敢えて挙げるとするならば「青色」かな。青い空から青い花、それに青い海。吸い込まれそうなくらい澄んでいて、底知れない感じに惹かれる(ずれかけた眼鏡を直しながら)
普段がどうしても研究室にこもりがちだし、窮屈な処から外に出たら否が応でも空を見ちゃうっていうか…だから気付けたようなもんだよ。…俺もあまり色々な世界に行った方じゃないけれど、アックス&ウィザーズやサムライエンパイアの空とか澄んでて好きだよ。逆にヒーローズアースとかは親近感がある感じ。
エスパルダ・メア 2020年3月3日
(曇り空は未だ晴れず、話はぽつりぽつりと続いて、晴れる間もなく陽は落ちた。いつしか終わっていたお話は、曇天の下、雨さえもなく)