【How】空鞠堂【To】
ユア・アラマート 2018年12月21日
【所在地】
UDCアースのとある街。
賑やかさとは無縁のような外れの外れ。シャッター街のど真ん中に店はある。
通路向かいには閉店した和菓子屋があり、なぜかシャッターがひしゃげている。
【シャッター街】
元々は「黒猫市場」と呼ばれて賑わっていたが、付近でオブリビオンの襲撃が相次いだため徐々に人足が遠のき寂れてしまった。
現在営業しているのは空鞠堂のみで、当然商店街としては機能していない。
――はずなのだが。
何故かユアは頻繁にお茶菓子と称してどこからかお団子を入手してきたり、付近にはスーパーも無いのに日用品を買い込んでいる。
一部のオカルトマニアの間では、この黒猫市場は実は現在も機能しており。
特定の、もしくはランダムなタイミングで闇市場として開放されているという噂がまことしやかに囁かれている。
現に興味を惹かれた者が今までにも数回、このシャッター街で唯一はっきりと営業している店として空鞠堂に話を聞きに来ているが。
全て有耶無耶にされた挙げ句何かしらの商品を買わされて帰らされている。
【店内】
分類としては雑貨店。
ユアが謎のルートで仕入れてきた雑貨品(中古含む)をメインに並べ、その隙間を埋めるように彼女自身が制作したマジックアイテムも売られている。
基本的にディスプレイ能力が低いので、そのへんの棚に特に種類分けもせずに置いてあるという雑多さ。
当人は宝探しみたいだろうと言うが、時折いわくつきの品や呪物が混ざっているのでお化け屋敷が近い。
店内はわりと広いのだが、前述の雑多さのせいで物が溢れかえっているように見える。
幾多の物が混ざり合い、絡まり合って存在する。それがこの店。
ちなみに地下一階と二階があり、地味に三階建て構造。
二階がユアの私室。地下が研究室兼工房となっている。
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