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【1:1】送り火は、流れて揺れて

エンティ・シェア 2019年7月25日


ふと、差し掛かった道の向こう。
ぽつりぽつりと灯される明かりを見つけた。
それは紙の皿に蝋と炎を載せたふね。
緩やかな流れの川に、一つ、また一つと流されていく。
遠巻きに眺めたその明かりの行く先をぼんやりと見つめてから、
少し先の高台へ向かった。

思った通り、ここからならよく見える。

誰が、何を思って灯した火が流れていくのだろう。
知らないけれど、どこか神秘的で美しい光景だ。
例えば同じ興味を抱いた者が、居たならば。
暗がりの中、相対することも、あるかもしれない。


先着1名様、誰でも歓迎お喋り場
切りの良いところ、もしくは二週間の間が空けば切り上げ




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シェルゥカ・ヨルナギ 2019年7月26日
(ふらりと現れた人影) なんだあれ、綺麗だなー。お祭り?弔いの行事?まぁいいや。ここは風の通りが良いし、気持ちいいからしばらく眺めてようかな。 (連なり流れてゆく光の点を、立ったままぼんやりと目で追う)
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エンティ・シェア 2019年7月26日
(人影が居るのを見つけた。この人もあの光景に興味を惹かれたのだろう。驚かせないよう少しわざとらしく足音を響かせて、歩み寄ってみた)やぁ、こんな夜に、こんなところで何をしてるんだい?…なんて。君も、あれに惹かれたのかな。(私もだよ、と眼下で灯りが流れていく様子を指差して)
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シェルゥカ・ヨルナギ 2019年7月27日
(何者かの足音に一瞬緊張したものの、会話の成立しそうな相手とわかりひとまず安心した) あれ。俺以外にもいたんだね、こんばんは!うん、別に用があるわけでもないんだけどね。フラフラしてたらなんだか面白いものが見えたから。君、あれが何か知ってる? (声の主へ顔を向けてみたが表情までは窺えず、流れる灯りへ目を戻しながら尋ねた)
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エンティ・シェア 2019年7月27日
(驚かせてしまっただろうか。まぁ、警戒されている様子でもないからいいかと開き直る)はは、綺麗なものが見えるとつい惹かれてしまうものだよね。とは言え、あれが何かは私にも知らないよ。あちらの方であれを流している人が幾らか見えたが、何らかの風習か、儀式か……そんなところではないかい?きっと、何らかの願いを乗せているのだろう、あれは。だからこそ美しく見えるのだろうしねぇ。(少しずつ数を増やして長い帯のように伸びていく灯りの列を眺めながら、もう少しだけ近くに寄ってみる。寄ったところで、その顔が見えるようになるわけでもないが)
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シェルゥカ・ヨルナギ 2019年7月28日
(なんかこの人近づいてきてるな。……。…寒いの?寒がりなの?今の時季?…いや。近い方が話しやすいからか) ああ、流してる人いたんだ。結構近い所から流れてきてたんだね。この辺の風習なのかな。…俺はカミサマとか信じてるわけじゃないから、そういうのって殆ど参加しないんだけどさ。けど、うん、誰かが何かを大切に思う様っていうのは、なんかいいよね。自分は無関係であっても、その願いが通じるといいと思ってしまう。勿論、モノにもよるけど。…君はあの火に乗せたい願い事、何かある? (踏み込んだ質問かなと迷いつつも、近寄って来られたという事は話し相手として悪い気はされていないのだと判断し、笑みを含んだ軽い口調で訊いてみた。言いたくなければはぐらかしてくれるだろう、という思い)
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エンティ・シェア 2019年7月29日
信じる信じないは人それぞれで、それを見て何を思うかもそれぞれの感性によるだろう。君が、あの炎に乗せられただろう思いに美徳を見出すのも、それ以前に、流れるさまに興味を覚えるのも。……願い事、ね。はは、私こそ聞いてみたいことだったが、先に尋ねられてしまったね。そうだねぇ……(流れる炎を見て、少しだけ思案する)世界平和かな。(当たり障りもなく途方もない回答は、けろりとした口調からも適当を述べたことが伝わるかも知れない)
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シェルゥカ・ヨルナギ 2019年7月30日
(半ば予想していた類の返答だったが、答えてくれたその事に満足する。しかし) 世界平和かー。いいね、大事だね、世界平和。平和な方がきっと食べ物は美味しいし、平和な方がきっと眠りも心地よい。…こんな風に顔も見えない相手と暢気に話せるのも、少なくとも今ここには平和が存在しているから。…かな? (側へ寄ってきた相手の言葉は、穏やかであるがどこか表面的な印象を受ける。人の形をとる暗闇は一体何を思って話しかけてきた。そもそも『思い』があるのか。顔の見えない暗い影に、書物で目にした物の怪の姿が重なる。それは幻想的な光景でヒトを誘き寄せ誑かす。捕って喰う者もいるという。己の置かれた状況はどうだ。心地よかった筈の風にぬるいものが混じる。…カミサマだって信じてないのにな。それでも、ここに自身を脅かす存在が無い事を、『平和』を、確認する様に言葉を向けた。平和の定義など立場によって変わるものなのに)
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エンティ・シェア 2019年7月31日
はは、そうだとも。平和であるからこそ享受できる様々は、実に愛おしい。あぁ、そうだとも。こうしてささやかな言葉を飼わせるのも、平和であるからと言えるだろう。――そう、思っているのだろう?(くつりと笑って、声音は変わらず穏やかに少しだけ意地の悪い質問をした)…はは、もしかしなくても警戒されているのかな、私は。いやいや、警戒してくれていい。いつどこで何が襲ってくるか知れない世の中だ。それくらいのほうがよっぽど健全さ。(詰めた距離は変えない。手を伸ばしても触れないだろう距離のまま、出方を伺うように、笑って)
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シェルゥカ・ヨルナギ 2019年7月31日
(肯定の返事に、しかしやはりはぐらかす様な雰囲気を感じたのは後に続いた質問のせいか。だが更に続けて聞こえてきたのは気遣いを宿したような別の言葉。刺激すまいとしているのか、動く様子もない) ……。 (返答せずに思案する。相手に正対したまま、静かに息を吐いて軽く空を仰いだ。雲間から覗く星が綺麗だ。視界の端が若干歪む) ……。 (まさか本当に物の怪なるものと出くわすなどとは思っていないけど。視線を落とし、口元へ手を添える) ……。 (からかわれてるのかな。手を下ろし首をかしげ、そのまま目の前の影を観察する。目元に力を入れてみても見えないものは見えないのだが。今自分はどう見えているのか)
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エンティ・シェア 2019年8月2日
(黙られてしまった。やはり警戒されていたのだろうか。でも、距離が遠ざかるわけでもないのは、判断している最中ということだろう)(楽観的に考えることにして、はは、と笑った)そう難しく考えてもらわなくてもいいんだがね。私は君と同じであの光景に惹かれてここに登ってきた。そして同じように惹かれているらしい君に興味を持って声を掛けた。ただそれだけだよ。…あぁ、そうだ。先程先に聞かれて聞きそびれてしまったのだがね、君は、あの火に乗せたい願いなんてものは、あるかい?
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シェルゥカ・ヨルナギ 2019年8月2日
…! そうか。やっぱそうだよね、うん。ありがとう大丈夫だよ。もう大丈夫。 (すっきりした声で、ごめん気にしないでと付け足し笑顔になった) (考えてる風に見えたのか) (思案したのは相手の事だけではない。ヒトとその他の見分け方。至った答えは『闇の中の変顔』だった。影だけなら思案中に見えそうな姿勢になるよう気をつけつつ、顔の筋肉だけは激しく動かしていた。視界の端が歪む程頬を引き上げたり、手を使って口をいじったり、顔の角度に変化をつけて目周辺に力を入れてみたり。その間無言でいたのは、不自然な形の口を悟られない為でもあった) (この人も見えてないんだ。真っ暗の中。俺と同じ) (変顔初心者であったが、見えているなら何らかの言及はあるだろうと根拠もなく思い、結果勝手に安心した。気持ちをほぐそうとするかの様な相手の言葉がその安堵を後押しする) (意外と臆病だなぁ俺。あはは!) えっと、願い? んー…
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エンティ・シェア 2019年8月4日
(これは多分、面白いものを見つけたのだろう。灯りの一つでも持ってくればよかった。暗がりでの行動にそこまで困ったことがないせいだ。惜しいことをした)(せめて、もう少し寄って見ることにしようか。見下ろす位置の炎を覗き込む素振りで、ほんの少し)はは、急に尋ねても思いつかないかい。それとも、常に願っていることは口に出しては言えないことなのだろうか。君も一緒に世界平和でも願ってみるかい?(尋ねてから、ふと、思い出したように)そういえば知らぬ者同士だね。名前、なんてのを聞いてもいいかい。
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シェルゥカ・ヨルナギ 2019年8月5日
世界平和を一緒に願うのも悪くないけど…(緩やかな列を成す光の先を見遣り、眼下を覗くかの様な影に視線を戻す。近づかれても、恐ろしい物の怪は既に霧散していた)そうだなー…俺の願いは「君の本当の願いが叶いますように」かな。もし君の願いが俺にとってイヤなものならそれは取り消して「君の本当の願いが叶いませんように」で。(気楽な声で告げた) 名前はね、シェルゥカっていうんだ。(一呼吸おき、きりりとした声が出るよう背筋を軽く伸ばし)君が望むなら、シェルたん♪って呼んでくれて構わない。(言って、謎に誇らしげな笑顔を向けた。見える見えないはどうでもよかった。気分の問題らしい。そして声色を戻し)勿論シェルゥカでも。君の名前も知りたいな。教えてくれる?(にこっと笑ってたずねた)
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エンティ・シェア 2019年8月8日
へぇ。(紡がれた「願い」に、興味深そうに呟いて。流れる炎を覗き込んでいた視線をくるりと振り返らせた)叶うかも知れないね。君がそう願うなら。けれど叶わないかも知れないね。君が、そう願うなら。(少しは気を遣っていたつもりの距離を詰めて、多分少し高い位置にあるだろう顔を、ずいと覗き込んでみる)(そこまでしても、まぁあんまりはっきりと分かるわけでもないのは、初対面ゆえその表情が思い描け無いせいだろう)シェルたん、ね。君が構わないのならそう呼ぼうかと思ったが、口にしてみると、思ったより違和感があってね。ここは素直に名を紡ごう。はじめまして、シェルゥカ。私はエンティ。気軽な散歩に不思議な願掛けを楽しんでいる最中さ。
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シェルゥカ・ヨルナギ 2019年8月10日
(願い、俺の心次第みたいな言い様だなー。んー…? ……。考えてもわかんないか) そっか。シェルたん♪とは呼ばないかー。そっかそっかー。 (弾むような声で言って) (覗いてくるなぁ) (視線を外さず、ゆっくりと腰をかがめた。そのまま相手を下から覗き込み返す) 初めまして、エンティ。散歩中にきれいなものが見つかったね。俺はまだ眺めてようかと思うけど、君はどうするの? 一緒に眺めちゃう? (下から覗き込んだところで大して見え方が変わらないのは予想通り。しかしこの距離で変顔したら流石に勘付かれるかもな、という思いはちらりとよぎった。表情は緩い笑顔のまま)
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エンティ・シェア 2019年8月12日
(顔の位置が下がった気がする。目線を合わせていると言うよりは、逆に、覗き込まれているような)(よく見えないなりに、聞こえる声で補完した表情は、多分、楽しんでいるのだろうと好意的に解釈した)そうだねぇ、私ももう少し眺めるつもりでいるよ。お隣をご一緒してもいいのなら、ぜひに。昼の内にここを歩いたわけではないから、あの炎達がどこへ行くのかもわからないからね。見える間は、追いかけてみようと思っているよ。誰かが拾うのか、それともどこかに沈んでしまうのか。遠く遠く、どこまでも流れていくのか……君は、どれがいい?
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シェルゥカ・ヨルナギ 2019年8月13日
それじゃあ一緒に眺めよう。(覗き込んだまま言った。それから腰を伸ばし、炎の向かう先へ顔を向ける)どうなると思う、ではなく、どれがいい、なんだね。それなら……どこまでも流れてゆけばいい。暗くて見えない川の先、もしかしたら森か何かがあって、ここからじゃ一時的に遮られることもあるかもしれないけど。でもその森も抜けて、流れてゆけばいい。夜が明けるまで、星と同じ様に移動しながら輝き続けるといいよ。(光の軌跡を夢想するかのような僅かな間)…そして白昼、燃え尽きた謎の物体になって、流れ着いた先で不思議な顔をされればいい。紙を食べるヤギさん達に跡形もなく食い尽くされてもいいかな。煤は苦そうだけど。(遠く暗い地平を瞳に映し、うっとりしたような調子で語り)君は、どうなるのがいい?(仄かな笑みと共に問うた)
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エンティ・シェア 2019年8月14日
そうだね、一緒に眺めようか。…はは、想像をするなら理想を語るほうが楽しいかと思っただけでね、特に深い意味はなかったのだけど、そうか、君は流れていくのを望むのか。(おぼろげな輪郭だけが見える風景は、深い森のようにも見える。森の間を抜ける川ならば、やがて広く緩やかな流れになるのだろうか)燃え尽きるまではどれくらい掛かるのだろうね。燃えずに残る部分もあるのだろうか。行く先を追ってみたくはなるけれど、想像の余地を残すほうが、楽しいか。(ヤギさんという発想はなかったがね、と小さく笑って)私は…そうだねぇ、せっかくだから、誰かに拾われればいいと思うよ。燃え尽きた名残で構わない。誰かの手で、そこに載せられた思いと一緒に拾い上げられれば良い。紙の皿が残るなら、それも手ずから燃やされて、今度は空へ、渡っていけば良い。思いの旅は炎が消える程度じゃ終わらないと考えると、ロマンがあると思わないかい?
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シェルゥカ・ヨルナギ 2019年8月15日
確かに、語るなら楽しくなれる方がいいね。燃え尽きるまでには…どれ位だろ。(眼下を凝視し、首を傾げる)(あれは蝋? 消耗度合いと向き合った事ないな)わからないや。で、君は拾われ派なんだね。でも拾われた後は捨てられたり飾られるとかじゃなくて、また燃やされるのがいいのか。舟は灰になっても想いだけは別の旅が続く事を望む、と。確かにロマンだね!どこかの宗教が言う肉体と魂みたいでもある。…空に渡った次はどうなるのかな。星にでもなる? 神話みたいだね。それとも大気を舞う塵みたいに、雲となり雨粒となり、いずれ川となって旅を続けるのかな。そしたら今度は別の誰かの焦がれて止まない煩悶を癒す流れの方になるね。誰かの願いだったものが、別の誰かの心を慰めるんだ。ロマンだね。まぁ、炎に乗せられた願いは案外朗らかな方向のものかもしれないけど。毎日綺麗な歌を聴きたいな、とか。
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エンティ・シェア 2019年8月17日
さぁ、物が燃えるまでの時間を詳しく図ったことなんて無いし、蝋燭ならば物によって調節が効くものだと聞いたからね。それこそ夜が明けるまで燃え続けるように、出来ているのかもね。(燃え尽きずとも、どこかで沈むことは、あるかも知れないけれど)…そうだね。あの炎には、宗教じみた魂の気配がする。空に昇った後は、また降ればいいと思うよ。あの川だって、幾つもの思いの流れゆく形かも知れない。あぁ、浪漫だねぇ。(楽しげな声で紡いで)はは、そういった朗らかさは良いものだね。綺麗な歌か。なるほどねぇ……ちなみに君は、歌は得意かい、シェルゥカ。
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シェルゥカ・ヨルナギ 2019年8月19日
蝋燭って調節が効くのか。知らなかった。(面白い事を知ったと、素直に感心の声を上げ)魂の気配…! 君、なんだかカッコイイ事を言うね!(続き聞こえてきた言葉に更なる興味を示した)俺も言ってみたい。君の魂は…冬の星空の気配がするね…、とか言ってみたい! 粘り強く頑張ってる人には、山芋じみた魂の気配の者よ、って言って応援する。(魂の、がいいのか。それとも気配の方だろうか。以前聞いた歌にもそんな詞があったな…などと思っていたら、歌についてたずねられた)得意、っていうのは、自分の中の他の物事と比べての評価、って事でいいのかな? 他者との比較ではなく。それならまぁ、普通じゃないかな。エンティは得意? …もしかして、今何か歌ってくれるの?(魅力的な言葉を発した目の前の人物は、どんな歌を好むのだろう。何かしらの思い入れはあるのかもしれないと、興味を含んだ眼差しを向けた)
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エンティ・シェア 2019年8月20日
活用する機会があれば良いねぇ。……格好いいかい?はは、そうか。君は面白いね。山芋じみた魂とは、なかなか思いつかないな。(殊更愉快げに笑う。馬鹿にしているわけではなく、ただ、面白い事を言うなぁ、と楽しそうに)他社と比較して誇れるくらいなら大いに自慢して頂いて構わないさ。だがそうだね、自分の中でという解釈で相違ないよ。そして普通か。なるほどね。私も普通だと思うが……そうだねぇ、君の期待に足りる声かはさておき、折角だからなにか披露してみようか。何が良い?
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シェルゥカ・ヨルナギ 2019年8月21日
(歌ってくれるんだ!)(歌唱を披露してくれるというその声に躊躇いは感じとれなかった。こういう場合は恥ずかしい等の理由で、なあなあになるものかと思っていたのだが。彼はその手の抵抗を感じないタイプなのだろうか。勿論、問うた身としては期待が無かったわけではない。故に、思わぬ色よい返答に弾んだ声で希望を返した)それじゃあ……君の一番好きな歌を聴かせて欲しいな。一番を決めきれないなら、好きである期間が一番長いもの、か、その歌の存在を知った時に一番強く思い入れたものがいい。あぁ、その両方でも嬉しいかな。
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エンティ・シェア 2019年8月22日
好きな、ねぇ……(思ったよりも喜んで貰えているようだ。別段減るでもないものだ、強いて言うなら多少声量と曲の選択には気をつけないとよくある幽霊話にでもなりかねないだろうか)(それはそれで面白い気がした)好き嫌いで問われると難しい。私は大体のものは何でも好むけれど、大体のものは適当な記憶しか持ち合わせていなくてね。うろ覚えの物が多いんだ。だから、そうだねぇ……君、サムライエンパイアは行ったことがあるかい?あそこで聞いたいわゆる数え歌というやつがね、印象的だったんだ。それでご容赦願おうか。(一番はじめは一の宮。十まで続く宮参りのうたを、諳んじた)
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シェルゥカ・ヨルナギ 2019年8月24日
(初めて聞く歌だった。だが覚えのある名称も多い。一節毎に数が増えてゆく詞は、朗らかで明るい旋律に乗って軽快なリズムで耳に届く。素朴な印象。口ずさんだりするにはよいかもしれないと思った)…なんだか楽し気な歌だね。サムライエンパイアは記憶の限りでは行った事なかった筈だけど、どんな所かは何となく知ってるよ。これ、そこにあるお宮の数え歌?(楽しそうな調子の歌ではあるが、印象的というのはどのあたりの事だったのか。歌詞や現地についての理解が足りない為にわからないのかもしれない。もしかしたらとてもきれいな並び順であるとか、暗号的なものが隠されていたりするとか。それとも感性の違いなのか)俺はそこのお宮事情についてよく知らないんだけど…印象的、なの…?楽しそうではあるけれど。(どのあたりを印象的と感じたのか、よければ教えてほしい、と首を傾げる)
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エンティ・シェア 2019年8月27日
メロディは楽しげだろう。私もサムライエンパイアに詳しいわけではないからお宮に関してもさほど詳しくはないのだけど、聞いたことのある場所を取り入れての数え歌というのは、幼子にも覚えやすいのだろうね。でもこれね、お宮参りをする歌では終わらない……(そこまで言って、ふと、思案するように口を噤んだ)(そうして暫し、考えて)……もしかしたらサムライエンパイアの歌というよりUDCアースのと言ったほうが適切だったかもしれないね。はは、まぁ、それくらい曖昧なのだけど、お宮参りでは終わることなく、それだけ参っても病の良くならない娘と、多分恋人の男との別れを歌っているんだそうだよ。それも、地域によってその歌詞は様々だと言う。全国津々浦々に伝わりつつも、そのいずれもが、彼らの幸せを歌わない。童の歌う数え歌にしては仄暗いものだなとね、それで、印象に残ったというわけさ。
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シェルゥカ・ヨルナギ 2019年8月28日
なるほどー。それは確かに、なかなか変化球な展開。まぁ、お宮参りだけで病が治るとはあまり思えないしね。よくならないなら別の病院や医者も探しましょう、って暗に言ってる歌……でもないんだろうけど。みんながそんな歌にしたがるのは、その方が変化があって面白いからなのかな?(そしてだからこそ、目の前の人物の印象にも残った。ふと、そう思った)でもさ、全国どこでも前半で浮かれさせて途中からは悲劇でおしまい、なんて。とんだ罠ソングだね。一か所くらいはハッピーエンドを歌って、ご当地色を主張しちゃえばいいのに。もしくは…子供も歌うなら、ハンバーグの作り方にでもすれば、覚えられるしいいんじゃないかな。ご当地ハンバーグも楽しめそうだよ。でもそれだと前半と関係ないのか。…ハンバーグを鳥居型や仏像型にすれば解決だね!歌の情緒は完全に消えそうだけど。ねぇエンティ、君ならどんな詞を繋げて歌いたい?このままがいい?
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エンティ・シェア 2019年8月29日
元々は本当にお宮を参るだけの明るい歌だった所に、大戦や流行病なんかの災害を憂いて嘆く歌が追加されたのかもしれない。由来をたどればもっと面白いものなのだろうね。(生憎とそれをたどるほどに興味は持続しなかったわけだが、と肩をすくめて)はは、君はやっぱり面白い発想をしているね。ハンバーグか…それは楽しそうだ。子供は何でも歌にしてしまうと言うし、絵描き歌のようなノリでどこかのお嬢さんが母君を手伝いながら歌っているかも知れないね。(微笑ましい光景が一瞬よぎったが、不意の問いに、思案する間が開いた)どんな、か。そうだねぇ…娘の病は治らずに、愛した男も戦に奪われ、なんて。それはさぞ、素敵な未練が残りそうな二人だ。そのままでいいんじゃないかな。かなわない願いの儚さは美しいものだよ。彼らのような顛末を迎える者がいるからこそ、あの炎は絶えることなく灯されて、流されていくんだ。幸せを願って。幸せに、縋って。
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シェルゥカ・ヨルナギ 2019年8月30日
(素敵な未練。物語の悪役みたいなこと言うな。叶わない願いの儚さは美しい、は、わからないでもないけれど。……この人は)(大体のものは何でも好むと語ったその相手の、特に心を寄せる対象があるとしたら)(炎の舟が拾われればよいと言ったけれど、その実、それは拾われてその形のままどうこうというものではなくて…。終わらせて、解放して、それでもまだ続くようにと望んで)(今しがた語られた言葉に通じるものを感じた。視線を落とす)(目に見える形や、個が消滅しても)……。(下げた視界に流れる炎は確かな輝きを放ちつつ、微風にも揺らぐ様は儚くも見えた)(……。まぁ、こんなちょっと話した程度じゃね)(ふぅ、と息を抜く。逆の性質のものに対しても、潔さが美しい、位は言いそうな気はするなと切り替え)…ロマンチスト? 君。(けど、見えた景色は嫌いじゃない。何故か少し愉快な気分になって尋ねてみた)
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エンティ・シェア 2019年9月1日
(相手に黙られることは慣れている。おかしな事を言っているつもりはないが、どうにも人と感性がずれているらしいことは認識しているつもりだから)(だから、ゆっくりと考えてもらった末に何を言うのかを楽しみに待って)……ロマンチスト、か。(ゆっくりと、首を傾げた)どうだろうね。浪漫を感じるものに惹かれはするよ。だがそれを求めるかと言うと少し話は違ってくるものでね。空想に傾倒しているなんていう自覚もあまりない。君がそう感じたのならそうなのかもしれない、としか言いようがないかな。(難しいね、と笑って)君はどう?ロマンチストでありたいかい?それともリアリストであることを好むのかい?
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シェルゥカ・ヨルナギ 2019年9月1日
そうか。別にそこまででもないんだね。(それもまたよし、とほんのり笑う)…俺? ロマンチストとリアリスト、考えた事なかったなぁ。んー…どっちの方が楽しそうかな。(口元に手を当て、視線を左右に彷徨わせながら僅かの間考えてみるが)そもそも、ロマンチストとリアリストの利点がよくわからないね。(そしてふと思いつく。目の前には丁度よさそうな人物)…ねぇ、君。ちょっとロマンチスト側の広報になったつもりで、俺をロマンチスト派閥に誘い込もうとしてみてくれないかな? つもり、でいいから。ロマンチストはこんないいことがあるよ、って。ね、勧誘してみよう、俺を。さあ! (出会ったばかりの相手に振る内容ではないかもしれない。が、この人なら許してくれるのではないかと、じゃれつく様な感覚で振ってみた。断られたって、それはそれで)
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エンティ・シェア 2019年9月2日
広報……。ふむ?なるほど、君は利点で選ぶと。ふーむ。それならちょっと真面目に考えてみようか。(ロマンチストかと問われたのだからそれなりに素養はあるのだろうと考えて。ならばそんなに堅苦しく難しく考えずともよいのだろうとも、考えて)
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エンティ・シェア 2019年9月2日
そうだねぇ、ロマンチストであるということは視野を広げるということだ。例えば眼下に見えるあの炎。我々はあれに纏わる事象を何も知らない。ただ炎が流れているだけ。何らかの儀式であり慣習であり、それだけだ。だけれどあれにはなにか特別な思いが込められているのだろうと想像し、行く先を想定し、その終わりを空想する。そうすればほら、想いの形によって、あれは神秘的にも禍々しくも見えるようになるだろう。そうして思い描いた物も、人によって違うもので。空想が二人分並べば、そこから新たな可能性が見出だせて、初対面同士でもなんとなく話が盛り上がってしまうわけだ。私と君のようにね。出会いのきっかけにほんの少しの助力を齎すのだから、ロマンチストというのは存外悪くないものさ。――と言ったところで、如何だろう?
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シェルゥカ・ヨルナギ 2019年9月4日
利点で選ぶというか、良い事が多い方がきっと楽しいんじゃないかと単純に思っただけだね。(そして耳を傾けた)いいね! とてもいいね、ロマンチスト!(語る事そのものに楽しさを感じているかの様な立て板に水の語り口に、思わず拍手を飛ばす)俺の心は今、ロマンチスト側に傾いているよ。聞いてるだけで楽しいね。出会いのきっかけかー、なるほどー。(快く応じてくれた相手の気持ちが嬉しい。まるで遊んでくれる相手を見つけた気分だ。そして今楽しい気持ちになれたのは、なるほど、彼の言う通りの経緯あってこそなのかもしれない、とも)…ロマンチストの広報さんは見事だね。でもね。決めるにはまだ早い。リアリスト側の広報さんの話も聞かなくちゃ。ロマンチストの自認はしない君ならば、リアリスト側の広報もきっとこなせる、って俺は思うんだ。(眼差しに期待の色が滲む。口角が上がる)リアリストの広報さん、俺を勧誘してみてくれるかな?
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エンティ・シェア 2019年9月5日
はは、だろうと思った。いいよ、そちらも考えてみよう。君のロマンチストに傾いた心に響くようなことを言えればいいけれどねぇ。――というわけで、リアリストであるということは、物事を追求する欲求を持つということだ。得体のしれないものをそのままにしておくなんてとんでもない。仮にあの炎に関して言うならば、その出処や由来を探り、行き先を知り、顛末を見届けるくらいはするだろうね。そうして得たものは他者と共有しやすいものだ。主観を挟まないのだからね。つまりはこちらも話題の発信には事欠かない。それに同じ興味を有した者とも打ち解けやすい。知らない道を知らない者同士で歩いたって、興味の矛先が同じなら同じものを共有できるし、たとえ違っていたって知識欲一つあれば同じ興味にすり替わるのだから、何ら問題ないんだ。……という感じでどうだろう?
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シェルゥカ・ヨルナギ 2019年9月6日
(パチパチと拍手を飛ばし)ありがとう、リアリストの広報さん。んー…。聞いていて感じる楽しさはロマンチストの方に分があったかなぁ。ということで、俺はロマンチスト派閥!……とはならなかった。じゃあリアリストかっていうと、そういうわけでもない。結論から言うと…都合に合わせて使い分けたい派。蝙蝠ってやつかな? 広報さん達のお陰で、俺はどちらでもない中庸派閥希望になったよ。君の話を聞いてるうちにね、ロマンチストでありたいならば、リアリストでもあった方がより楽しめるんじゃないかと思ったんだ。きっとその逆も然り。広報さん達によると、ロマンチスト=視野を広げること、リアリスト=物事を追求する欲求を持つことだという話だったね。でもね、この二つは別に相容れないものではなくてさ。むしろ割と近いものなんじゃないかと俺は思うのだけれど…(君はどう思うだろうかと、伺う様に暗中の人物を見る)
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エンティ・シェア 2019年9月8日
はは、なるほど、私はどうやらロマンチスト寄りの思考だったのかも知れないね。広報としては力不足だったようだ。もう少し君を悩ませて見たかったのだけれど、難しいものだねぇ。いやはやしかし、中庸派閥とはなかなか贅沢だね。いいとこ取りと言う方が正しそうだ。とは言え……私もどちらかと言えばその派閥だし、君の言うように、その二つが割と近いものだろうという点にも同意するよ。どちらの思想も知った上で、どちらかに傾く場合が多いだろう。経験値の多い方、となる可能性が高いかな。君がこれから沢山の浪漫を感じて楽しい空想を広げながら生きればロマンチストになるだろうし、現実的で理論的な思考を追求すればリアリストになる。我々は発展途上というやつかも知れないね。(伸びしろがあるとは良いことだねぇ、とのんきな声で)
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シェルゥカ・ヨルナギ 2019年9月8日
うんそうそう、いいとこ取り。リアリストの広報さんも頑張ってくれたよ。気付かせて貰えた事があるしね。ロマンチストって言っても、空想ばかりじゃネタは尽きてしまうかもしれない。だからリアリストにもなって新しい事実を知り、それを空想の為の新たな刺激にするんだ。それまでにない力を得た翼は、より色彩豊かな空を飛べそうに思う。リアリストだって、ただ事実を知るよりも自分の空想との違いを比べながら事象を知る方が、刺激があって楽しそうに思うよ。それに事実を知る為の実験っていうのは、仮説を立てる事から始めるんだっけ? 闇雲に求めるよりも、自分の興味の道筋をぼんやりとでも照らす想像の標がある方が、事実に辿り着き易いのかな。(その推測自体全くの想像なんだけど、と笑い)君も俺も、どちらの経験値が増えていくんだろうねー。ロマンチスト寄りかもな君がリアリスト寄りになる可能性もあるね。伸びしろ、楽しみだねー。
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エンティ・シェア 2019年9月9日
ははは、そう言ってもらえたなら色々喋ったかいがあるよ。それにしても、色彩豊かな空を飛べるというのは美しい表現だね。気に入ったよ。今後何気なく見上げた空の色を気にしてしまいそうだ。こうやって、新しい発見や出会いに気付いていくのだろうね。ありがとう、シェルゥカ。ほんの些細な興味でここまで登ってきたわけだが、どうやら正解だったようだ。(弾んだ声で告げてから、ふと、思いついたように)時に、君、暗がりの中に佇む影が持つ色などに興味はあるかい?いや、興味があるのは私の方というのが正解かも知れない。君とは初対面であることは確信しているがね、だからこそというのかな、分かれる前に君の顔を見ておきたい。そうすれば、またいずれかの機会に再開することも、しやすくなるだろう?
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シェルゥカ・ヨルナギ 2019年9月10日
表現をお気に召して頂けたようで嬉しいな。しかもお礼まで言われてしまったねー。こちらこそ、突飛な思い付きにきちんと応えてくれてありがとう、エンティ。(おや。興味…?)君は、なんていうか…流すタイプだと思っていたよ。あの炎を見て綺麗だねとは言っても、触れず正体も確かめず、そのまま流れて行くに任せる様に。顔の見えない会話は、そんな夜もあったねと、そのまま思い出にする様な。違ったのかな。なんでそう思ったのかな。…あぁ、大体はなんでも好むけど、大体は適当な記憶しか持たない、だっけ。そのせいかな。(あとは恐らく雰囲気や自分の思い込みか)でもそうだね。君の姿がわかるなら俺も知りたいな。けど、明るい所ある? もしかして灯り持ってたりする?(実は小さな炎を携帯しているが、己のそれでは目的に適う光量は期待できるか怪しいと黙っておく。相手にどの様な考えがあるのか、その楽しみの為にも)
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エンティ・シェア 2019年9月11日
そうだねぇ。多分、どちらかと言えばそうだと思うよ。でもまぁ、私はそれをうやむやにしてしまう魔法の言葉も知っているんだ。そう、『気まぐれ』さ。あるいは己の語ったリアリストの素質ゆえかも知れないね。今日は、少し追い求めてみたい気持ちというわけだ。(ご機嫌に聞こえる声で語って、灯りねぇ、と呟いて)まぁ、なくもないんだが、ちょっとここでは大きすぎる炎でね。君さえ良ければ、明るいところへご案内しようというわけだ。(ゆるりと指先を回して、その先端に乗せるように呼び出したのは、空っぽな箱。…そう見える、グリモア)シェルゥカ、君、猟兵だろう。それなら私のグリモアを通じてどこへでも行ける。勿論ここにも帰ってこれるから安心してくれて良い。いかがかな?
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シェルゥカ・ヨルナギ 2019年9月12日
気まぐれ、って良い言葉だよね。使う分には好きな言葉だ。使われるのは…今回は楽しい事に繋がりそうな気がするから、やっぱり良い言葉だね。
(気紛れはよいものだと暢気に頷く。そして暗闇に浮かび上がるグリモアと猟兵を指摘する言に、緩い笑顔が固まった。何故、と口から出そうになったが)
…『サムライエンパイア』かな? うーん、うっかり答えちゃったねぇ。知らないフリした方が楽しそうだったかな。あまりに普通に言われたものだから。
(推理モノの犯人になる時は気をつけよう、とよくわからない注意を自身の心へ向け)
大きすぎる炎も見てみたかったけど、グリモアを使えるのならその方がよさそうだね。うん、連れてってもらう。どこに行くのかな。
(露見した悪事もないのに、諦めた犯人の様な笑顔になっていそうな気がした。連行先は陽光の射す世界か、それとも無機質な光に照らされた監獄か、などとふざけて考えてみる)
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エンティ・シェア 2019年9月14日
はぐらかされずに居てくれて助かったよ。まぁ、一般人を装うならもっとしっかりと演技をしたほうが良い。他の世界の話なんてもってのほかだ。なんなら指導してあげよう。なんてね。気を悪くしないでおくれ。同業者の気配には敏いんだ。これもグリモアの導きかな。(空箱をくるくると回して)サムライエンパイアに向かう形でいいかい?使われなくなったあばら家なんかもあるけれど、普通に飲食できる場所も知っているよ。さぁ、君はどちらが好みだろう。
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シェルゥカ・ヨルナギ 2019年9月16日
一般人に成り済ますつもりはなかったし、猟兵かと直接訊かれれば正直に答えたと思うんだけどね。だから大丈夫、気は悪くしてないよ。ただちょっと、なんとなく、勿体なかったかなって。そして勿体なかったかなと思うあまり、少ししょんぼりしちゃってるんだ。ああーしょんぼりー。(言葉とは裏腹な若干おどけたような声)こんなしょんぼりしてたんじゃ、あばら家探検と美味しく飲食のどちらがいいかなんて決められそうにないしょんぼりぃー。……。(チラッ)…ということで、君の気分に任せてみたいよ。気分に任せた結果うっかり手元を狂わせ想定外の地に辿り着いても構わない。あぁ、俺は猟兵としては大変未熟だしか弱いから、その点だけ気を付けてくれると助かるかなぁ。(言うだけ言って丸投げして、くるくる回るグリモアを眺めた)
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エンティ・シェア 2019年9月18日
勿体ないという気持ちはわからないでもない。だが仕方がない。私は気取ってしまったし、移動を勧めるからには君が猟兵であることを確かめなければいけないからね。ははは、しょんぼりさせてしまったのなら申し訳ないが…そうだねぇ、それならお詫びに美味しいものをご馳走しよう。というわけで行き先は飲食の出来る店だよ。安心しておくれ。どのみちグリモアは危険地帯に直接移動するのは難しいからね、猟兵としての仕事が必要のない場所にするとも。さてそうと決まれば善は急げだ。あまり夜が更けてしまうと店も閉まってしまう。(お喋りしている間に道は繋げた。さぁおいでと促して、同じような薄暗がり、けれど灯りが幾つも見える向こうの世界へ、するりと飛び込んだ)
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エンティ・シェア 2019年9月18日
(〆)【移動先:https://tw6.jp/club/thread?thread_id=28800
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