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【面接1:1】 春を抱く君

ヴィルジール・エグマリヌ 2019年7月3日


面接に通された支配人室は華美な趣。
きらきらと煌めく壁は黄金の色、
床には柔らかな弾力のある赤い絨毯、
天井に揺れるシャンデリアはクリスタルの灯を、
惜しむ事なく部屋中にばら撒いている。
部屋の中央では来客を迎える為に用意された
猫脚のソファと長机が、其の役目を果たす時を待ち構えていた。

「ようこそ、『Coup de Coeur』へ。
面接と言っても形式的なものだから、楽にしておくれ」

艦の長たる男は、執務用と思しき古風なデスクに書類を置きながら、
部屋に招いた少女に着席を促したのだった。

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▽面接RPの場所

▼ 萌庭・優樹とヴィルジールのみ

▽7月31日まで




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ヴィルジール・エグマリヌ 2019年7月3日
(華燭のカジノホールにて声を掛けて来たのは、大変元気が良く賑やかな少女だった。――元より来るものは拒まないつもりだったが、熱意が込められた言葉に興味を惹かれたのも事実。面接という名目で話を聞いてみる事にした。)……確か、マサキと言ったかな。もしかして漢字圏の出身だろうか。(どんな字を書くの、と。軽い調子で尋ねながら、席に腰を下ろし掛けて、ふと)嗚呼、何か淹れようか。その方が話易いだろうし。
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萌庭・優樹 2019年7月5日
はい、もにわのマサキですっ。漢字は「萌ゆる庭の優しい樹」と書くようです! あ、でも生まれ育ちはアックス&ウィザーズですっ!!(ビッと高く手を挙げて自己紹介。そして腕を下ろしてはきらびやかな支配人室に、ひぇーと声を上げ)ゴウカなお部屋だなぁ、艦長さんってもしかして超お金持ち……あ、椅子失礼しますッ。飲み物は、えーとえーと……! お、お茶……お紅茶、とか!(緊張で声がひっくり返りながら、とりあえず自分に飲めそうなものを言ってみたり)
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ヴィルジール・エグマリヌ 2019年7月7日
成る程、陽だまりを思わせる素敵な名前だ。(納得したように頷きながら、2人分のグラスを用意する。氷を幾つか入れる合間に、ゆるりとした相槌を挟み)斧と魔法の世界か、彼処は自然が豊かで良いよね。此の船は自然と真逆の趣なので、戸惑うかも知れないけれど……?(聴こえた言葉に、ぐるりと部屋を見回して)嗚呼、私というより此の艦自体が豊かなんだ。賭場は儲かるからね。(グラスに紅茶を注ぎ入れれば、どうぞと少女の前へ置いた)
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萌庭・優樹 2019年7月9日
(名前を褒められるのはとても嬉しくて。えへへと頭を掻き)ウン、地元とはゼンッゼン違います……でも、こういうトコってすごくステキだと思いますっ。自然は大好きだけれど、こんな風に自分の知らないモンが沢山あるのってワクワクしちゃう! ……あっ。そ、そうだ! おれはシーフですけど、人のモノは盗まないので! 安心してくださいねっ!!(まず最初にアピールしておくべきはココだ! と確信を持った顔で)お宝とか大好きですし、ココはきらきらしたモノで溢れてるから、つい目は行っちゃいますが……ッ。 あ、ありがとうございます!(冷たいグラスを持ち上げて早速一口。美味しい、と息をつきました)
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ヴィルジール・エグマリヌ 2019年7月10日
嗚呼、馴染の無い文化に触れるのは楽しいよね。わたしは逆に自然と馴染が無いから、斧と魔法の世界に行くとつい童心に返ってしまう。(少女の口から明るく語られる言葉に、同意を示しつつ椅子に腰を降ろした。モノクルを眼窩に嵌めれば、展開される碧色の煌きを放つ電子スクリーンたち)――シーフ? ああ、冒険者のような感じなのかな。もちろん、君を信じよう。(少し言葉を交わしただけでも、彼女が悪い人間ではない事は分る。大丈夫だと頷いて)君はきらきらした物が好きなの? ……実は私もなんだ。用心棒の報酬は、金貨か宝石で支給しようと思っているから。待遇面では満足して貰えるんじゃないかと思う。(先ほど聴いた少女の名前や出身を、スクリーンへ打ち込みながら。つらつらと好き勝手な相槌を零して)ウィザーズの暮しには余り詳しくないのだけれど、君は普段どんな事をして暮らしているのだろう。
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萌庭・優樹 2019年7月12日
童心……ヴィルジールさんってすごく大人っぽいから……童心に帰るとどんな風になるんだろ、えへへ。(目の前に広げられた、「画面」。正体は一体なんだ、と未知の現象には目を丸くして)ワ……ソレって何ですか? その片眼鏡が、この――これを生み出してるんです?(興味津々であなたの瞳を覗き込みました)なんと! 艦長さんも好きですか!! 報酬まで金貨や宝石だなんてッ願ってもない幸運ですよ……!! ひゃーっ、おれ、お仕事メッチャクチャに頑張っちゃいます!!(拳を握って振……ろうとして、危ない危ないと持っていたグラスを一旦置いて)
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萌庭・優樹 2019年7月12日
どんなコト、か~……(普段の生活を思い起こしてみる。おれの何気ない日々は、果たしてあなたにはどう映るのだろう)家主さんのお手伝いをして過ごしてますねっ。うちは雑貨屋さんなんですけど、家主さんはあまり体が良くないから……配達のお仕事なんかはおれがしてます。後は時間のある時に読み書きを教えてもらったり。あ、外にお出掛けもしますよ! たまに街の外に出て、冒険者さながらに森や草原を走り回って! ……へへ、いつもそんな感じです。毎日楽しいんですよっ。
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ヴィルジール・エグマリヌ 2019年7月16日
そうでもないよ、親しい者には子供っぽいとよく言われる。童心に返ると……君のように無邪気に成る、かな。(口調こそ淡々とした調子だが、表情は穏やかに緩めて。少女と瞳が合えば、モノクル越しに碧の眸を聊か円くした)嗚呼、此の眼鏡は電脳世界と繋がっているんだ。この四角い画面はスクリーン……君の世界でいう所の、羊皮紙のような物かな。(この拙い説明で伝わるだろうか、と小首を傾けてみせる)ふふ、喜んで貰えて良かった。宝石はきらきらしていて良いよね、ずっと眺めていても飽きないし。(微笑ましい動作には、くつりと笑みを溢しつつ。電子のスクリーンにつらつらと文字を綴る)
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ヴィルジール・エグマリヌ 2019年7月16日
雑貨屋さん……小物などを売る店かな。(宇宙では耳慣れないが、微かに聞き覚えがある言葉。確かめるように反芻すれば、興味深げに彼女の話に耳を傾けて)成る程、配達の仕事をしているのか。君は私より一回りほど若いようだけれど、とても働き者だな。(最初に抱いたのは、純粋に感心する気持ちだった。怠惰な自分には遣れない仕事だと、ひとつ息を吐き)勉学に冒険に……優樹は充実した日々を送っているみたいだね。自然の中を駆け回るのなんて、特に楽しそうだ。――逍遥にお勧めの場所とか有る?(次に胸中へ湧いた感情は、見知らぬ土地への関心。好奇の儘に雰囲気弾ませ、話の続きを強請るように問いを重ねた。)
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萌庭・優樹 2019年7月18日
えッ、親近感湧いちゃいます! 此処のカジノで遊んでたら、無邪気なヴィルジールさんも見られるかなぁ。へへへっ(悪戯のように笑って、)(宙に編み出されるみたいに連ねられてゆくのは確かにこの世界の文字。おれは、やはり信じられないという顔をしていたことでしょう)おれが羊皮紙に文字を書くみたいに……こうしてものを綴るんですね。不思議……記録のしかたでさえ、世界によって方法は違うんだなぁ。
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萌庭・優樹 2019年7月18日
「道具屋」の方が伝わりやすいかな? 冒険に役立つ道具、アクセサリー、小物などなど売ってますッ。宝石はないけど、商品はどれも綺麗でとってもお役立ちですよ!(ちゃっかり宣伝!)ウン、我ながら充実してます! 猟兵のお仕事始めてからお友達も出来ましたしっ。……ではではお近づきの印に、艦長さんにはいい場所を教えましょう。(ナイショですよ? 二人しかいないと分かっていても一段声を低くして)おれの住んでる街の近くに小さな塔があるんです。草原の片隅の、石造りの塔に――お昼には涼みに来て、夜ならそこから星を眺めたり! 周りの草原も含めて、おれのとっておきのお出掛けドコロなのですっ。
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ヴィルジール・エグマリヌ 2019年7月22日
ふふ、そうだね。ルーレットで大当たりが出たら、思わず燥いでしまうかもしれないな。(悪戯めいた少女の笑みには緩く頷いて。其の笑みが驚いたような顔に変れば、今度は此方が悪戯な微笑を零すのだった)……そう、此の世界だと紙媒体は其れなりに貴重なんだ。入手にはコストも手間もかかるからね。電脳世界なら場所も取らないし、低コストだ。(手書きの温かみも好きだけれど。なんて付け加える男は、惜しそうに眉を下げて)
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ヴィルジール・エグマリヌ 2019年7月22日
道具屋、――なるほど。(此方の世界で言う所の交易船か、と納得したように頷き返し)色々な品を取り扱っているのだね。君が手伝っている店に、綺麗な絵具とかは置いて有るのかな。(明るく快活に宣伝されれば、興味も惹かれるというもの。真面目な顔で問を投げて)其れは何より……おや、内緒の場所を教えてくれるの。(どんな所だろう、と。2人だけの部屋の中、じっと耳を澄ませた。――少女が情景を語る程に、脳内に目くるめく広がる美しい光景。)嗚呼、其れはとても素敵だな。塔から眺める星空はまた格別だろう。緑豊かなところも凄く魅力的だ……。(スクリーンに情報を打ち込む指先が思わず止まる程、其の光景が素晴らしいものに思えた)
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萌庭・優樹 2019年7月31日
ホントに? じゃあ今度カジノで遊ぶ時は教えてくださいよね、おれもご一緒しちゃうんだから!(絶対絶対見てみたいのです。さっきよりも親近感の湧く、少しこどものような笑顔を見ればもっとその気持ちが強くなって)……そっかぁ。おれ達にとってはこっちの方が珍しいけれど、この世界では反対なんですねっ。勉強になるなぁ……。
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萌庭・優樹 2019年7月31日
もしかして絵を描かれるんですか? へへッ、絵具もありますよ! 画材屋さんみたいに沢山の種類は無いけれど、代わりに珍しい石や植物からとった色の絵具だとか……意外と掘り出し物が見つかるかもなのですっ。(ぐっぐっと拳を握って力説!)夏なんて絶好の秘密基地なのですよ、石の塔だからとっても涼しくて快適でっ。ヴィルジールさんがもしA&Wにいらした時には、おれ、ご案内しちゃいたいくらいです! ……ね、宇宙の中にも「キレイな景色」はありますか? もしお仕事の期間中にそゆトコをこの船が通るなら、この目で見てみたいなァって。
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ヴィルジール・エグマリヌ 2019年8月6日
勿論、歓迎だよ。次に遊技場で遊ぶときは、君にも知らせるとしよう。どの遊びもそうだけど、連れがいると楽しみも一入だからね。(楽しみにしている、と穏やかに頷いて)猟兵をしていると、様々な文化に触れられて愉しいよね。わたしは羊皮紙と云うものを、実はあまり見たことが無いので。君さえ良ければ、今度見せてくれると嬉しいな。(相変わらず電子の画面に何か打ち込みながら、ちらりと彼女の方へ目配せを)
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ヴィルジール・エグマリヌ 2019年8月6日
そう、恥ずかしながら絵を描くのが趣味なんだ。絵具も有るのだね、良かった……石や植物が原料?(珍しげな瞬きをひとつ、ふたつ)自然な色合いが出そうで素敵だね。是非、一揃え買わせて貰えると嬉しい。(明るく語られる秘密基地の噺にも、じっと耳を傾けて)石造りの塔、確かに風通しが良くて過ごしやすそうだ。次に魔法の世界へ赴いた時は、君に案内して貰おうか。(なんて、と戯れつつ。問には緩く首を傾けて)綺麗な景色、か。此の艦の航路の途中に、宝石のような星屑を鏤めた、朝焼けのような彩の銀河があるんだ。私は其処がとても綺麗だと思う。――通り掛かった際は、君にも教えよう。(きっと気に入ると思う、と。付け加えるように囁けば、展開していたスクリーンを消し、モノクルをそっと外した。)暫しの旅路が、君にとって楽しいものであると幸いだ。此れから宜しくね、優樹。
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ヴィルジール・エグマリヌ 2019年8月6日
(斯うして、星海を辿る船に新たな彩が加わるのだった。明るい少女の旅路が果たしてどのような物に成るのか、其れは運命の女神のみぞ知る。)(――願わくば、其れが楽しいものでありますように。)
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ヴィルジール・エグマリヌ 2019年8月6日
《〆》 (お相手有難うございました)
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