【1:1】それゆけ見習い不寝番~ラブ&エリック~
ジェイヴ・ウィヴィ 2019年6月30日
とっぷり夜も更けた海の上を、そよぐ風を受け進む船が一隻。
灯す明かりなどあるはずも無く
浮かぶ月だけがほのかに船上を照らしてくれる。
風に靡いた海賊旗がばさりばさりと音立てながら
向かうは何処とも知れぬ島。
水平線は続くばかり、未だ島の影は、見えてこない。
そんな船上でとある日とある時船長が放った言葉は、日常に差し込む新たな「日常」。
「不寝番の担当、決めねーとな」
不寝番。
それは海賊船たるその船と、その船に乗る船員達に襲い来る脅威を事前に察知し、危険を知らせる。
或いは水平線の向こうに現れた新たな島の姿を捉え、浮き立つ心で高らかに謳う。
要は船の上での「見張り番」である。
そんな船長の説明の後、手持ちのダイスで振り分けられた担当二人。
豪快な笑顔と声で、頼んだぞ!と肩を叩かれるのだった。
─数多の星が瞬く空の下、船の見張り台には人影ふたつ。
さてさて今日も船の上
その目に映る海の景色はどんなものなのか
語らう声はどんな物語を紡ぐのか
月と海と星空と
ヴィオレットの見守る船上の物語が今日も一幕、開かれる。
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★不寝番担当
ラブ・ミー(f15018)
エリック・レイ(f13960)
二人以外の書き込みは禁止。
★期間
7/1~8/31
★船長からの言伝
ロールに関しての基本ルールは全体と変わらねぇ。
船上で起こる出来事なんかは自由に考えてくれて構わねぇよ。
魚が跳ねたり、何かが入った樽が流れついたり、流れ星が流れたり、とかな。
さすがに敵襲となると諸々またルールが付け足されてくると思うから、それはまた今度別の場で。
期間は2カ月だが、スムーズに会話が進んだ場合は互いの判断で早めに締めてもらってもOKだ。
あ、そうそう。
このヴィオレット号な、たまに船の妖精が顔を出す事があるんだとよ。
俺もまだ会った事はねぇが…もしかしたら、会えることがあるかもな?
★ダイス99の目が出ると『ヴィオレット号の妖精達』が現れます。
片手程のサイズの木槌を持った妖精達は、歌と踊りが大好き。
もし出会うことがあったのならば、歌を聴かせてあげると喜ぶかもしれません。
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ラブ・ミー 2019年7月3日
(ヴィオレット号のおそらく一番高いトコ。星に一番近くて、でも海から一番遠いトコ。なんだか不思議な気分に浸りながら、ぼんやりと進行方向を眺める。海と空の境界は闇に溶けてよく見えなかった)静かだねぇ。――あ、嵐の前の静けさってやつなのかな?(どう思う? 傍らの君に問うてみた)
エリック・レイ 2019年7月6日
(はたはた揺れる海賊の旗の音を聞きながら見張り台の柵に手をかけ空を眺め、空を映す海を眺める度におー!と感嘆の声が漏れる。静けさを打ち消しかねない少年の声は陽気に掛けられた相手の声に返した)こんなにキレイな景色、嵐で見れなくなるのはやだなぁ。静かだと嵐が来るなら、ラブとオレでお喋りして賑やかにしちゃえば来なくなるんじゃないか?(冗談か本気か、動き回っていた足を止め相手の傍らへと腰を落ち着ければ、な?と笑顔が向けられた)
ラブ・ミー 2019年7月9日
(君らしいキラキラしたとまばゆい答えに双眸を細める。こんな夜の帳にあっても差し込む光みたいだった)ふふ、さんせー! あ、でもでも、皆を起こさない程度にしないとねぇ。(このふたりならばそんな未来もあり得るかと思って。真面目な顔して「しー」のポーズ)そだ、私ね、エリックくんに聞きたいことがたくさんあるの! 船に乗ってないときの日常とかさ。(横目でチラと様子を窺う。それとなく反応を確かめるように)