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【初入店RP】６月某日／晴れ／宵のうち／デリック

シュデラ・テノーフォン　2019年6月28日

シュデラ・テノーフォン　2019年6月28日
――またお越し下さい（雨続きの６月に、珍しく一日晴れが続いて少しだけ気温が高かった…昼間は終わりそろそろ夕闇に星が見えてきた。少しずつ温度を下げる心地よい風を受けながら客を一人見送った。ゆっくりと硝子のベルを鳴らして扉を閉めた後、何となく一息して）……うん、良い香り（本日店内は酒よりも香ばしい香りで満ちていた。カウンターに置いた硝子の大皿に乗るスコーンは二度目の焼き立てだ。満足気に店主は客の座っていたカウンターを掃除している）

デリック・アディントン　2019年6月30日
……(辺りから聞こえる様々な音に耳を澄ませ、道を行く。ぐるり、周囲を見回し、ふと看板が目に付いた)おや、これは…見事なステンドグラスだ。(そのまま店内へと視線を移す。硝子細工を折角だから近くで見てみたい、と扉に手をかけた)…失礼、あちら近くで見てみても？(ドアベルも硝子か、と少し驚きつつ、店内に漂う匂いに気付き)美味しそうな匂いだ…っと(思わず溢れた感想に照れ笑いをして)

シュデラ・テノーフォン　2019年6月30日
よし、完璧。……黒いカウンターだけなのも殺風景かなァ。小さい花を飾るとか……（整えた席を見下ろしながら独り言。次いで、ぴくりと耳が動く。何かが聴こえたような気がして――硝子のベルの音が耳に届いた。顔を上げるとにこり微笑み）いらっしゃいませ。ようこそ、硝子細工をご覧になられますか？（あちらですと展示場を示そうとして、照れ笑いの言葉を聞けば緩やかに笑い返し）此方のカウンターでは料理も提供してますよ。お好きな方を、両方でも。

デリック・アディントン　2019年7月1日
はは、いきなり失礼した。嗅ぎ慣れた匂いだったから思わず。そうだな、では…（展示場とカウンターの上のスコーンを見比べ）あちらの作品を購入して使うことは出来るかい？スコーンが冷めてしまっては勿体ないが、折角なら飲み物と一緒に頂きたいからね。外からも目を引く程の物だ、是非１つ買っておきたい。上質なグラスで飲む酒は一層美味くなるともいうし。

シュデラ・テノーフォン　2019年7月2日
いいえ、興味を持って頂けるのは嬉しいことですから。（見比べる様子を見守ってから、にっこりと）勿論です。当店ではお買い上げ頂いたグラスを当店で保管する事もしておりますよ、勿論本日使用された後はお持ち帰り頂く事も可能です。スコーンでしたら先ほどあがったばかりなので選ぶ頃には丁度良い温度かと（悪戯な笑みに変えてから、そっと手を展示場の方へ向け）宜しければ、好きな色やデザインを教えて頂けましたら俺がグラスをご案内しましょうか？

デリック・アディントン　2019年7月3日
それは良かった(シュデルの言葉を聞いて微笑んで)では使った後は置いておいて貰おうかな。折角見つけた素敵な場所だ、一回限りにするには勿体ないからね。好きな色やデザインか…。丁度今の空の色のような。或いは琥珀色が好きだね。氷が中で程よく踊って素敵な音を奏でる…そんなグラスはあるかな？

デリック・アディントン　2019年7月3日
(失礼、シュデラ君だったね。)

シュデラ・テノーフォン　2019年7月4日
ありがとうございます。買って頂いたら御客様の硝子ですから、大切に保管しますよ。いつでもお待ちしております（とても嬉しそうに軽い礼を一つ、顔を上げ相手の言葉に立ててる耳がたまに動き）かしこまりました。宵の空色と、琥珀…それと氷入れの良いモノでしたら（展示場へと向かい、グラスの棚へ。何段目かの列をひとつひとつ見て、最後の一つを取り出し）此方で如何でしょう？（差し出したのは、内側に薄い琥珀の幕で覆い外に宵空のグラデーションを付けたダブルウォールグラス。琥珀硝子の方が、少しだけ凹凸のある形をしている）此方二層になっております、ドリンクの温度が変わり難く凹凸に氷が当たれば良い音を奏でますよ。

シュデラ・テノーフォン　2019年7月4日
（あァ大丈夫だよ、気にしないでね）

デリック・アディントン　2019年7月7日
(動く耳を見てふふ、と微笑みながら、展示場へと行くシュデラの後へ着いて行き)凄いね…これは全部マスターが？(ぐるり、見回してシュデラを目で追う。そのまま差し出されたグラスに視線を落とし)…これは見事だ。まるで私が伝えたものがそのまま形になったようだね。内側が凹凸なのか…面白い。手に取ってみてもいいかな？

シュデラ・テノーフォン　2019年7月7日
ええ、独学から色々勉強して作りました。ので全て一点物になります（褒められたら素直に礼を告げ）俺も空の色が好きで、朝や昼、夜は勿論宵もグラスに閉じ込めようと色々試行錯誤をしています。お客様の気に入る色であれば幸いですが（にこりと笑って、グラスを差し出し）なんでしたらお試しで、ご注文頂ければ此方のグラスにドリンクをお作りしましょうか。

デリック・アディントン　2019年7月8日
独学、それはまた…マスターはとても努力家なんだね、素敵なことだ（一人頷いて）一点物というのも特別感があっていいね（グラスを受け取り、スッと灯りに透かし見て）うん、綺麗だ。お試しだなんて勿体ない。是非、これを頂こう。人も物も出会いは一期一会…決断はスマートに、ね（ぱちり、と軽くウインクを飛ばしては笑って）

シュデラ・テノーフォン　2019年7月10日
元々趣味というか、やりたい事をとことんやろうと思いついて。気がついたらココに居ました（有難うございますと短く返し、グラスを見る仕草を嬉しそうに眺め）おや。…はは、それは有り難い事ですよ。良い出会いに、コチラこそ感謝を…お買い上げ有難うございます（にこりと笑い返した後、小首傾げ）では早速使われますか？（グラスを受け取ろうと手を差し出し）

デリック・アディントン　2019年7月11日
思いがけず良い買い物が出来たからね、こちらこそありがとうだよ。…あぁ、そろそろスコーンも良い塩梅になったかな？(お願いするよ、とグラスをそっと渡す声音は嬉しそうで)あちらはbarでいいのかな。マスター1人でやっているのかい？(カウンターの方を見やり、人影がないのをふと尋ね)

シュデラ・テノーフォン　2019年7月12日
お褒め頂き恐縮です。…ええ、外は触れる程度。中は熱々の丁度良い頃合いですね（顔を上げ笑い返し、大切にグラスを受け取ると視線をカウンターに向け）他にも居りますが、今は俺一人ですね。BARとは言ってますが、お客様に合わせていたら最近はほぼレストランかカフェになりかけてますが（楽しそうな口調で還し、カウンターへ向かう。席を一つ軽く引いて）此方にどうぞ。

デリック・アディントン　2019年7月16日
はは、お客様に合わせて七変化、といったところかい？料理の腕も持っているとは。これは是非また食べに来なくてはね。(シュデラの後に続いてカウンターの方へ向かい)通っているうちに他のスタッフにも会えるのを楽しみにしておこう(ありがとう、と席に着いて)

シュデラ・テノーフォン　2019年7月17日
一応商売ですからね、お客様のご要望にも応えないと（へらりと緩やかに笑いながら、カウンターの中へ。グラスを丁寧に拭いて、一旦置き）硝子も料理も趣味でして。欲張りの結果がこんな店ですかね……ええ。他のスタッフにも逢いに是非何度も来て下さい。どうぞ、コチラがメニューです（店の雰囲気に合わせたシックデザインのメニュー表を眼の前に置いて）好きなお酒をどうぞ。食事はスコーンと……他にも注文されますか？

デリック・アディントン　2019年7月23日
あぁいや、柔軟な対応をしてくれるのは良いことだと思ったんだ。言葉足らずで不快にさせていたらすまないね(眉尻を下げ)…ああ、メニューをありがとう。そうだな…アディントンをお願いできるかな。スコーンは…(お皿を見やって)チーズのものを。食事はまた別の機会にするよ。マスターと色々話してみたいしね。良ければマスターも一杯いかがかな。

シュデラ・テノーフォン　2019年7月23日
（おや？と言った顔をして）いえ、とんでもありません。お客様の言葉に不快な事はありませんよ。お褒め頂き感謝はすれども（また笑顔を見せ、軽く一礼）此方こそそう思わせてしまったのであれば申し訳ございません。アディントンですね、かしこまりました。チーズのスコーンと一緒にお出ししますね（まずはとベルモットを取り出そうとして再びおや、と首だけ戻し）俺も良いのですか？…ありがとうございますお客様、でしたら是非同じものをご一緒しますよ。

デリック・アディントン　2019年7月29日
そうかい？なら良かった。(つられて笑顔を見せ)じゃあそれで乾杯といこう。…あぁそうだ、マスターの名を聞いてもいいかな？私はデリック。デリック・アディントンというよ。ファーストドリンクは自己紹介も兼ねて、といったところだね(少し悪戯めいた笑顔に変わり)

シュデラ・テノーフォン　2019年7月31日
かしこまりました、では（ベルモットの瓶をカウンターに置き、次に取り出したのは瑞々しいオレンジ。透明なナイフで綺麗に切り分け皮を剥き）…おや、ありがとうございます。デリック様、申し遅れました（ナイフを置き軽く胸に手を当て）店主のシュデラ・テノーフォンと申します。今宵お会いできました記念の名でありますよう、願っております（楽しく笑い返した後、手はグラスへ。宵色のダブルウォールグラスに透き通る氷を入れ、ドライとスイート両方のベルモットを少量ずつ。残りをソーダで満たしステア。氷が涼しく歌い奏で…仕上げにオレンジピールを絞り香りを振り撒いた）お待たせしました、アディントンです（そっと、僅かな音を立て目の前にグラスを置いた。間を置かず、綺麗に皮が剥かれ硝子の小皿に盛り付けられたオレンジも置いて）コチラ、誤解を与えてしまいましたのでお詫びに。スコーンの繋ぎにでもどうぞ（にこり。すぐに自分の分を作り始め）

デリック・アディントン　2019年8月16日
(慣れたものだなぁ、とナイフ捌きを眺め)…ありがとう、シュデラ君か。良い名前だね。作った作品にサインは入れているのかい？(グラスに注がれる液体を眺めつつ、氷の音に耳を澄ませる。)涼やかな音が心地いいね。液体が入るとまた違って見える色合いも綺麗だ。(出てきた小皿に少し目を丸くするも、微笑み返して)…と、気を遣わせてしまったね、すまない。でも折角だから遠慮なく頂こう。

シュデラ・テノーフォン　2019年8月17日
ありがとうございます（礼を告げる顔は嬉しそうに。視線をグラスに向け、頷いて）ええ、底の部分に。余り主張はしないように、でも俺が作った作品ですから。…ソコに、お客様のお名前と同じ酒を入れられるなんて光栄です（視線を戻して、にこり。自分の分も作り終えるとまた少しだけ違う氷の音を鳴らして）コチラこそお気になさらず。では先に、ファーストドリンク。共に頂いても構いませんか？

デリック・アディントン　2019年9月6日
なるほど…(視線はシュデラの目線を追ってグラス底面へ。)やはり作品はそれぞれ愛おしい子、だったりするのかな。…と(完成したドリンクを見て自分のグラスを手に取り)あぁ、それじゃあ…。素敵なグラスと店、そしてシュデラ君との出会いに乾杯。(楽しそうに笑って持ち上げ)

シュデラ・テノーフォン　2019年9月7日
勿論、一つ一つ思いを込めて作りましたから（グラスを眺めた目を細めた後、顔を上げ）だから使って頂いて、買って下さるのは本当に光栄な事です。（にっこり笑った後、自分のグラスを手にして）ありがとうございます。ではお客様の来店と、グラスの新たな門出をアディントンで祝える歓びに（乾杯とグラスを鳴らす。澄んだ音色がひそりと響いた）