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【●1:1RP】レイニー・デイ

エスパルダ・メア 2019年6月24日


――雨が降っていた。
人の声も足音も、音楽だって聞こえなくなる。
水溜りに映る自分すら掻き消されてしまえば、傘がないのも濡れるのも、それなりにどうでも良くなった。

手酷い雨と、雨音、雨粒、水溜り。
誰もいない路地裏に、ふらりと蹲るのは、さぞ不良少女らしいだろう。

――なんていうのは、それを見つけた友人たるヤンキーの見解に過ぎない。



鶴澤・白雪とエスパルダ ・メアの1:1RP
キリの良い処で〆






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エスパルダ・メア 2019年8月26日
ふは、嬉しいコトくらいは素直に喜ぶっての。(軽く吹き出せば、まじまじと見る視線に笑って返した)じゃ、返された分は貰っとく。……はああ。(ぽかんとして言われた見当違いのそれには深々と溜息が出た。日頃そんなに碌なことを言っていなかったかと、内心で自省したのは言わないものの、がしがしと頭を掻いて)……オレが?世辞なんぞ言うって?(眉を顰めて真正面から見て質問に質問を返して)お前が物好きだってンならそうなのかもな。けど選んでるだろ。オレも、ライオットも、身一つで守れるもんの数なんてしれてんのはよくよく知ってんだ。ああ、お前とは肩並べてるのが一番だよ。……そりゃ、良かった。(ほっと息を吐くのは、自分で思うより気にしていたのかもしれない。軽く肩を竦めて)
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エスパルダ・メア 2019年8月26日
オレには怒ってるくらいが丁度いいんじゃねえの、お前さんは。(などとわかったような口を利く。素直な優しさの持ち合わせは自分にはないのだろうから)オレのせいだな、相手がはっきりしてていいじゃん。……白雪とはどっか似てるなって思ってたけど、オレよりお前のほうがよっぽど良い奴だ。ならオレも正面から伝えてやるよ。……そういや王子、白雪のコテージにいるって言ってたっけ。わかったから、熱いもん近づけんなよ、気ィ抜いてるときだとホント溶けるから。(脅し文句に真面目に返してしまった、本当にするとは思っていないが、嫌なものは嫌だ)……怒るのもグレんのも、結構疲れるモンだろ。良い子にしとけ、どうせヤな奴しか見てねえよ。(呟きに言葉は返さずに、ただ泣きじゃくる頭をゆっくり撫で続けて)
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鶴澤・白雪 2019年8月27日
そんな素直なヤンキーだったかしら?どちらかと言うと件の騎士様の事に見えるけど(目に見えて嬉しそうな顔をするのはそっちの話題だろうと言いたげに笑う男を眺めて)えぇ、そうしてちょうだい。……、何よ?(あまりに大きなため息にぎょっとする。ただ自分の言葉が見当外れだという事は悟った。質問を返されれば迷う素振りもなく)言わないわね。そっち方面の気遣いは持ち合わせてない奴だったわ。物好きだと思うわ、あたしだったら守らないもの。……だったらついでに尋ねるけど何であたしを選んでくれたのよ。その言い方からして近くにいたから守ってくれてるわけでもなさそうじゃない(限りがあると分かっているなら尚更分からないと首を傾げる。けれど肩を竦める様子を見れば可笑しそうに笑って)同感ね。あたしの寛大さに感謝なさい。エストじゃなかったら本気で燃やしてるところよ。
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鶴澤・白雪 2019年8月27日
何バカなこと言ってるのよ。怒るだけじゃなく笑いたい時は笑うわ。エストと一緒にいる時間だって大事だもの(怒って笑って、感情のままに自分を出せる場所は数少ない。それを許してくれる青年には間違いなく感謝している)堂々と言うな阿呆。服の好みや境遇は確かに似てるけど大違いじゃない。結局他人を言い訳にしてるあたしにとってはエストはとても眩しく見えるわ。素直じゃないだけで充分優しいじゃない。……捻くれ者なのに?できるの?(失礼を承知で問い返した。この男が正面から、というイメージはないらしい)そうよ。エストの本体と一緒にコテージにいるんだから覚えておきなさい。ふーん。分かったわ。気を抜いてる時に熱いもの近づけにいけばいいのね(笑い声は明らかに何かを企んでいるように楽し気だ)ちょっと、人のこと子ども扱いしてない?……でも見つかった相手がエストで良かったかもしれないわ(そうじゃなきゃきっと泣けなかったから)
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エスパルダ・メア 2019年8月28日
嬉しいことには違いねえだろ。立派な騎士様の逸話はそれなりに語り継がれたが、さすがにもう碌に残っちゃいねえから。(嬉しげに少し瞳を緩める。伝えられたなら、こうしてヒトの形を得たのも意味があったのだろうと思う)だろ。……嘘つけ。可愛げも守りがいもなさそうなヤンキー守ったことあるだろ、お前。(文字通りその身を削って躊躇いもなく、砕けた宝石をよく覚えている。次いだ問いにはきょとりと青い目を瞬かせて、少し考え込んで)――……。(ふと真顔になりらしくもない真剣な表情になってから、)
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エスパルダ・メア 2019年8月28日
(に、といっそ無邪気に笑う)――白雪がオレを初めてヒトと呼んだ。お前のためにヒトで在ろうと思った。だったらオレがこの身一つで守るのに白雪を選んだって、何の不思議もないだろ。(あっけらかんとそう言った。たったそれだけかと言われたとしても、もう選んだ後だと笑う)……言葉が真っ直ぐに過ぎるところは、姫さんと王子の良く似たところだな。まあ、だったらいい。肩の力抜くのも大事だぜ。……オレもお前といるのは楽。(つい呟きを零して、聞こえた阿呆にくつくつ喉を鳴らし)そういう所がお前らしい。言い訳を理由にして開き直っちゃねえだろう。優しいってのは買い被りだと思うがな。……失礼な。してやろうか?(思わず眉を顰めると、心外そうに)おま……ちょっと、ほんとやめろよ。絶対だぞ。(無邪気に聞こえた声に身の危険を感じて)十七の娘っこが子供じゃないって?……ま、子供でも大人でも、泣きたい時には泣けばいい。
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鶴澤・白雪 2019年8月29日
ライオットもエストもその騎士様が本当に好きね。だったら気が向いた時に聞かせてくれない?2人が絶賛する騎士様にはあたしも興味あるから(純粋に知りたい好奇心と嬉し気な男の表情を見たいが混ざって零れた声色は柔らかい)もしかして邪悪な人魚の時のこと?別に守ったつもりはないわ。どっちに転んでも気に食わないことになりそうだから先に砕いただけよ。あのままだとあたしは殴られてどっかのヤンキーも落ち込みそうだったし?(シレッとあっけらかんと返した。逆の立場だったなら恐らく同じことをしただろう男を真っ直ぐに見て文句ある?と問いかける。何気なく問いかけた質問。真面目な答えが返ってくるのだろうかと疑い半分で投げかけた言葉。考えこんだかと思えば真剣な表情を見せた青年に驚かされて思わず言葉を失ってしまった。)
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鶴澤・白雪 2019年8月29日
不思議じゃない、のは分かるけど(目を瞬かせて頭の中で言葉を反復する。自分に向けて言われるとどうにも釈然としない様子だ。けれど次第に表情は緩んで笑みへと変わる)……でもヒトで在ろうとしてくれるのは嬉しいわ。そういう事ならたまには守られてあげてもいいわよ。好意や誉め言葉は真っ直ぐ伝えておかないと届かないでしょ。あら、あたし2人の前では気を張ってないって……この会話、さっきもしたわね(可笑し気に笑ったかと思えば喉を反射的に睨んで)不器用って言いたいわけ?開き直れた方がいっそ楽なんだろうけど難しいわね。買い被りじゃないわよ、少なくともあたしにとっては。できるもんならやってみなさいよ(不服そうな様子を見れば揶揄うようにそう言って)そう言われるとやりたくなるのよねぇ……(至極楽しそうに口元に笑みを浮かべる。いつの間にか涙は収まっていた)人間1年生に言われたくないわよ。ありがとう、おかげで泣けたわ。
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エスパルダ・メア 2019年8月30日
ああ、いいぜ。ならライオットと一緒のときに。(自分一人で成り立つ話ではないからと、話を約束したその顔は素直に嬉しげだ)お前にそのつもりがなくとも、守られてるものはあるってことだ。……別に文句はねえよ。あれがあのとき最善だったってのはわかってる。オレも前に腕を刺したし、それについてはお相子だ。ただ、無茶を当然とは思ってくれるなよ。お前の戦い方は時々、見てて心配になる。(あっけらかんと返された言葉に思わず苦笑が浮かべば、ふと普段よりずっと落ち着いた声音で言って)……前よか、気にかけてるのはわかるけどな?(それは自分や相棒が掛けた言葉を彼女なりに噛み砕いてくれたお陰だろう。どうしてもの時以外に無茶しないようにと約束したのはついさっきだ)
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エスパルダ・メア 2019年8月30日
(釈然としない様子から笑み緩んだ顔を見れば少し笑って)お前が恋でもして、本当に守られたい誰かを見つけたなら場所は空ける。ならたまには守られてくれよ。違ェよ、開き直れとは言ってない。開き直ったらこういう捻くれヤンキーしかできねえんだよ。足掻いて進め。ただ楽な道なんか、さほど好きじゃねえだろ。(それを助けるのが武具の本来の役割だとばかり、真っ直ぐ見据える瞳は一種の信頼を宿して)やってみろって、言ったな(売り言葉に買い言葉。揶揄う言葉に乗せられて、ふと気配を改めた)――元々戦場で転がっては誰かに拾われて永らえた身だ。モノをヒトと呼んで、懐かしい銘で呼ぶお前のことはヒトの中で一等信頼してる。オレやライオットを大切に思ってくれるお前は、大事な友人だ。泣き終わったなら、今度は良い顔で笑えよ。(笑い顔が一番好きだと飾り気のない言葉で言った)どう致しまして。人間一年生…お前を引っ張る手があって良かったよ。
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鶴澤・白雪 2019年8月31日
ありがと。だったらライオットにも声かけておかないとね。楽しみにしてるわ(男の笑みを見てあの王子も喜ぶだろうかと考えると嬉しさが膨らんだ気がして言葉通り楽しみだと感じて)そう。だったら良かったわ。守られてるだけって癪だし少しでも返せてるなら嬉しいもの。あら、聞き分けがいいのね。お相子って言うならその言葉はそっくりそのまま返すわよ。本体が無事なら無茶をしてもいい……なんて理屈はだめよ。あたしが悲しくなるから聞かないわ(指でばってんを作って、め。と子供に言うように不服の意を示した)最近はエストたちが一緒だから無茶してないでしょ。後ろにいるし。砕けても直るからって言ったら2人がそうやって困った顔するんだもの。出来ればそんな顔はさせたくないしその為なら自分だって守るわよ(自分が大事じゃなくても心配してくれる騎士たちの気持ちが自分のそれと近いことは察しているから)
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鶴澤・白雪 2019年8月31日
あら、それだと一生その場所に居続けることになるかもしれないわよ。元々恋をする気なんてないけどあたしも守られたいより守りたい方だから。そう言いつつエスト達には結構守られてる気がするけど。自分が捻くれてる自覚はあるのね。サラッと酷な事言ってくれるわね。まぁ、その通りだし曲げる気もないんだけど(流石、よく分かっていると笑ってみせた。楽な道じゃなくともその先にあるものを信じて諦めたくなはない。珍しく安い挑発に乗ってきたと思えば男の普段の飄々とした雰囲気が消えた。あ、ガチだったのか。と気づいた時には遅かった)エストがすっごく素直……。え、それ本音よね……?そんなこと思いながらあの誘導尋問してたとしたらアンタの精神どれだけ強かなのよ。……何となく嫌よ。この状況で笑えって言われたって気恥ずかしくて笑えないもの。引っ張れる手があるっていいでしょ、それもヒトってことなんじゃないかしら?
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エスパルダ・メア 2019年8月31日
それじゃ、お前に伝えて貰った方が早いか。(楽しみだ、と笑う。三人で腰を据えて話したりはなかった気がする)そう言う気がしてた。けど、別に守るってのは身体的な事に限らねえだろ。安心とか、信頼とか、そういう置き所があるだけで護りは成り立つもんだ。……姫さんや、オレを聞き分けのねえガキだと思ってんのか。信頼してる奴の言葉はちゃんと聞くよ。(ついじと目になるが、次いでされたばってんにはぽかんとしてから)ふは、何だ、可愛いな。妹にでもしてたのか?(思わず吹き出してそのままぽすぽす頭を撫でた。馬鹿にしていると言うよりは心底心和んだ様子で)へいへい、覚えとくよ。いざってとき以外はその理屈は使わねえ。……から、お前もその砕けても治る理論は見直してくれよ。その調子でちゃあんと守ってくれ。(困った顔は今後ともするのだろう。けれどそれで少しずつでも少女の過ぎる無茶が緩和されるなら、安いものだと)
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エスパルダ・メア 2019年8月31日
お前の一生分って?別にいいぜ、最期まで見届けるのは好きなんだ。お前の宝石に、氷華くらいは添えてやるよ。……お前が特別、一等守りたい相手を見つけるまで、かもな。(それはきっと同義になるだろうとぼんやり思う。この少女が見つける相手ならば)ま、騎士だからな。守れてなきゃ名折れもいいとこだ。そりゃ、あの王子が隣にいるんだ。自分の捻くれ具合なんざすぐわかるだろ。お前も、酷な道を選んでんのは見てわかる。……オレはそういうののほうが好きだけどな。(根っからの戦場育ちだ、足掻き進むその姿を、いくつも覚えて、好いて来た)……はあ。(呆れた溜息で雰囲気が乱雑なものに戻れば、がしがしと頭を掻いて)うるせえ、らしくねえのはわかってんだよ。けどお前、これくらい言わねえと伝わらねえだろ。それはそれで癪。(笑ってくれりゃいいのに、とぼやく。ヒトと呼ばれた手を握って開いて)……そうだな。変なカンジ。
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鶴澤・白雪 2019年8月31日
コテージに戻ったら伝えておくわ。快諾してもらえるといいんだけど(気にしていないような口ぶりでそう言うと同じように笑って)まぁ、そうなんだけど。安心も信頼も目に見えないし人によって形が違うでしょ。だから余計に聞けて嬉しいし安心するのよ。頭では分かる理知的な奴だと思ってるけど感情が付いてくるかは別問題でしょ。もう暫らくは怒られると思ってたわ(軽く肩を竦める。この男の悔しそうな顔が自分も悔しくて、嫌に鮮明に覚えているから)…………。そうだけど。……そこまで笑う?(頭を撫でる男に不服気、というより恥ずかしさのせいで不機嫌そうに問いかけて)いざって時もできれば使わないで欲しいわ。何かを守れば怪我はするだろうけど自分のこと大事にしてちょうだい。あたしもちゃんと見直すわ。砕けたって痛みもなければ血も流れない無機質な体のあたしをヒトって呼んでくれるどうしようもない奴らがいるから。
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鶴澤・白雪 2019年8月31日
2人とも何も言わなきゃ勝手に最期まで見届けるでしょ。そう。王子がこの間、あたしが石に戻ったら海に戻してくれるって約束してくれたのよ。エストの氷華もそこに添えてやって。そう、そっちの方が正しいわ。だからたまにでも守られることを許してるのは結構凄いことなのよ(正された言葉にニッと笑った後で改めて念を押す様にそう言った。言葉は違えど信頼していると伝えるように)外見はそんなでもやっぱり気質は騎士様ね。あの王子は王子でたまに素直過ぎて大丈夫かと心配になるけど。そりゃどうも。自分の目指すところにたどり着きたいなら酷な道でも進むしかないでしょ(けれどそれは覚悟と時間が必要な事だ。きっとこのヤンキーはそれでも前に進む人間たちを見届けてきたのだろう)本当、らしくなさすぎて驚いたわ。ふふ、そうね。ありがと、ちゃんと受け取ったわ。仕方ないから今回は笑ってあげる。引っ張って守るための手があることを喜べばいいのに。
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エスパルダ・メア 2019年9月3日
ん、頼んだ。(本体を通せば伝達は容易いけれども、普通の『ヒト』はそうしないのだろうと思えば、あえて頼みを口にして)そうだな、お前さんの安心も信頼も、案外丸っこくて悪くない。……理知的ってオレのこと?ははっ、なんだそりゃ、そんな頭使っちゃねえぞ、オレ。(呆けて瞬くと、噴き出して笑った。くつくつ喉を鳴らしてから、苦笑にして)怒るのは自己満足で、叱るのは誰かのためってな。守りたい奴に八つ当たりしてどうするよ。またオレのせいであんな真似しねえようにするのが筋だ。気が緩むと顔も緩むってもんだろ、別にバカにしてねえぞ。お前が上の子なのなって気がした。(可笑しそうに言葉を重ねて)……そのまま返すぜ、白雪。自分のこと、大事にしろよ。(言いたいことは浮かんだが、そう返すに留めておいた)
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エスパルダ・メア 2019年9月3日
まあな。……そうかい、あいつが約束したなら心配ねえな。けどあいつ泳げねえだろ、回収役オレじゃねえの。(やや呆れたように溜息が出たが、添えてやるよと応じた。いつか、ヒトはすぐに時を過ごすけれど)そこ、自分で言うか。心して守るとしますよ。お前さんの信頼はその顔ですぐわかる。(子供っぽく見える笑みに瞳を緩めた)じゃなきゃ『エスト』の名折れだろ。……ライオットはまあ、時々突き抜けてるからな。心配になったらお前も止めてやってくれ。(つい肩を竦めて保護者のようなことを言った)ま、気長にやれよ。……ニンゲンってのはすぐ生き急いでいなくなる。(ふと呟くように落とせば、すぐ見えた笑みに機嫌よく唇を笑ませた)どういたしまして、あと、ありがとさん。……そうな、少なくとも白雪の引っ張り方は覚えた。
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鶴澤・白雪 2019年9月4日
任されたわ(ちゃんと顔を合わせて言葉を交わしたい、そう思っているせいか特に疑問にも思わず頷いて)丸っこい……?どういう表現なのよ、それは。あら、頭を使うだけが理知的ってことじゃないと思うけど。まぁ、エストはいざって時の頭の回転も早そうだけど(そう言って苦笑する男を見ればそれ、と指をさして)そういうとこよ。感情を切り離して客観的に状況を見てる。お馬鹿さんだったらひたすら自分かあたしを責めるだろうから。でもあたしだってエストに自分の腕刺させてるわ。だから2人でなんとかしましょ?馬鹿にしてたらその場で燃やすわよ。……素直に喜べないのはなんでかしらね。不覚だわ(楽しげな男を複雑そうに眺めて)2人が自分を大事にしてくれる間はそうするわ。あたしも石だと言わずヒトで在ろうとする(素直に頷くことはせず、あくまで交換条件と言いたげに。自分も騎士2人がいなければ人として生きる道なんて選べないだろうから。)
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鶴澤・白雪 2019年9月4日
そうでしょ。王子になら安心して任せられる……けど沈んだら困るわ。エスト、付き添いよろしく(見送りの騎士が増えたと笑いながら、いつかの時もこうして笑えればいいとひっそり願って)えぇ、それは自己主張しておくわ。普段表立って否定しないだけで許してるわけじゃないもの。そうしてちょうだい。中途半端に守ってたらあたしが守りにいくわよ(分かってると思うけどと可笑しそうに笑って)それは重畳。伝わらないよりずっといいわ。あら、あたしは別に騎士だからエストって呼んでるわけじゃないわよ?……あの純粋な顔向けられてあたしが止められると思ってるの?(あの王子はあまりに真っ直ぐに言うものだからつい自由にさせたくなる。肩を竦めた男と同じように溜息をついて)そうね、何もなきゃ長生きはしたいわ。2人とはまだ一緒にいたいから。……念のため言っておくわ。ピザ窯でホットレイピアは本気でやるから覚えておきなさいよ
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エスパルダ・メア 2019年9月6日
さあ、何となく。お前さんの信頼は猫のそれみたいなんでね。いざって時ってのが戦いの土壇場ってことなら頭より身体が動くだろうな。屁理屈捏ねるのはまあまあ得意だぜ。と、(それと指さされて見れば、きょとりとしてから眉を潜めて首を捻り)……言葉が通じなきゃ力づくでも解らせるが、お前はそうじゃねえだろ。なら、なるべく笑ってたほうが面白ェじゃねえか。(それだけだ、とあっさり言って笑って)……無茶には無茶返すもんな、お前。なら、ちゃあんと見ててやるよ。(そうしたら双方気をつけるだろうとばかり)不覚なのかよ?別にいいと思うけど。オレは元々末っ子だし、抵抗ねえけどなあ。おかしなこと言うな。オレは自分のことは大事だぜ。じゃなきゃ、あいつの手に預けてねえよ。
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エスパルダ・メア 2019年9月6日
しょうがねえな、任されてやるよ。……しかし、最期は海にってヒトは多いんだな。帰りたくなる場所、なのかね。(いつか見送る時が来たなら、そのときに見るのは笑みであれ。そう思うのは僅かな願いだ)気を遣ってんだか遣ってないんだか。……げ、お前ほんとにやりそう。(つい心からぼやいてしまった。容易に想像ができるから困る)って言っても、勝手に守るんだろ、白雪だし。ならこっちも好きに守らせて貰うだけだ。……そりゃ知ってるが。そう呼ばれるのはどうも久しぶり過ぎてな。元々、レイピアってのは普通、銘を持たねえんだ。純粋ってもなあ……王子はオレの相棒だってこと忘れるなよ、白雪。(少し眉を下げれば、ピザ窯発言にぎく、とした)……やめようぜそれ、な?
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鶴澤・白雪 2019年9月7日
猫……?気まぐれや天邪鬼ってことかしら。まぁ、猫は可愛いからいいけど。土壇場まで行くと行きすぎね。その時は頭なんて使ってられないでしょ。特に人を守ることに対してはエストも直情型だから。……まあまあ?大得意の間違いではなくて?(訝し気に首を傾げる。誘導尋問をかけられた記憶はまだ新しい)あら、ヤンキーらしい物騒な思考回路ね。あたしだって信じてる相手の言葉には耳を傾けるわよ。困らせたいわけじゃないんだから。分かってるなら何よりね。無茶返してやろうと思ってあたしも目を輝かせてるから(気をつけるのね、と悪戯に笑う。その気はないけど牽制がてらそう言って)まさかここまで笑われると思ってなかったのよ……。笑っておいてその言い方ズルくない?(不服気な視線を向けた後で言い分には溜息をついて)王子の手に預けた方が安全っていうのもどうかと思うけど。あと本体が無事なら人型が怪我してもいいとは言わないのよ。
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鶴澤・白雪 2019年9月7日
これでライオットも安心ね。あたしは元々海が好きだし王子と行った海は水晶の生き物や植物が沢山あったのよ。どうせ眠るなら仲間が多くて好きな場所の方がいいじゃない(どうせ眠るなら好きな場所で、それが偶然海だっただけだからヒトは分からないけれどと)表面上だけで遣ってないんでしょうね。本気だもの。知ってるでしょ、守られてるだけのお姫様はガラじゃないのよ。先に守ったもの勝ち、エストとはそのくらいの方が丁度いいわ(心底嫌そうな声を聞けばニッと笑い返した)そのうちまた慣れるわ。隣で勝手にエストって呼んでるんだから。あら、そうなの?刀とかは銘があるのにレイピアはないのね。やっぱりエストって相当大事にされてたのね。……どういう意味?それ、王子への風評被害じゃない?(相棒だという事は分かる。けれどそれが何?と不思議そうな顔をして)……やめるも何も、エストがまた誘導尋問かけないなら実行しないわよ?わかる?
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エスパルダ・メア 2019年9月8日
そんなとこだな、最初牙剥き出しの癖、懐くと可愛いとこと、雨の日に見つけるとこも。(よく行き合うのだとくつくつ笑って、未だ止まぬ雨を見やる)守る相手が直情型なんでしょうがねえんだよ、肩並べてたいからな。……根に持ってんなあ。大得意でもお前にはしねえってば。(ピザ窯は勘弁だし、と眉を下げて)知ってるよ。だからこうして話してられるんだろ。その信頼はモノにとってもヒトにとっても結構貴重なもんだぜ。(だから裏切りはしないと、言葉にはしないが)へいへい、悪餓鬼みてえな顔しやがって。(牽制には為ろうが、それよりは遊びを楽しむように笑って)ズルい?何が?(きょとんと瞬いた)楽しいことは楽しまなきゃ損だろう。……わかったわかった、気を付けるって。
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エスパルダ・メア 2019年9月8日
ふうん、水晶の。……なら、お前の還る海は守っておかなきゃなんねえな。(広大だな、と喉を鳴らして笑う。決して冗談ではないだろうが)先に守ったもの勝ち……ふは、確かにそっちのが面白い。そうだな、そのうち慣れるか。(あっさりと納得した。軽快に笑い返して)レイピアは騎士の誇りの象徴でね、【同じもの】で勝負するのが騎士道精神とされてたんだ。だからオレは決闘で使われたことはねえし、本来レイピアは銘を持たない。オレを使うと卑怯になるからな。大事にはされてたよ、何せ最終兵器みたいなもんで。(勿論古の当時の話だと肩を竦めて)風評被害……あいつ結構容赦ねえんだぞ。(思わずぼやいて、それ以上は言わなかった。その辺りは彼女が判断することだ)わかるわかる……いや早々しねえってば。
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鶴澤・白雪 2019年9月8日
その説明だと猫というより野生化した獣ね。エストの目にあたしはそう映ってるのね(頬杖をつくと興味深そうに男を一瞥して)ふーん。守る相手がそれだなんて騎士様も大変ね(他人事のように言いながら視線はススス、と泳ぐ。自覚はあるらしい)頼むわよ?約束よ?本当にビックリしたんだから。話してくれることも信頼と思えば嬉しいものね。分かってるわ、だからあたしは2人には惜しみなく言葉にしてるのよ(少しずつ降り積もって何かになってくれたらいいと願いながら)悪餓鬼上等よ、あたしは淑女じゃないもの(くつくつと笑った後で、瞬いた男とは反対にバツの悪そうな顔をして)あれだけ笑われたらやりにくいってことよお馬鹿!それには同意するけどエストの楽しいってイマイチ信用できないのよね。そうしてちょうだい。下手に怪我して帰ってきたら地道にヒールなしで治してもらうから(悪態をつきながら自分も癒しの術が使えたらいいのにと考えて)
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鶴澤・白雪 2019年9月8日
あら、還る場所まで守ってくれるなんてアフターフォローもしっかりしてのね(対してこちらは冗談めかして笑って)エストとならそのくらい適当な方があたしも気楽だわ。と言うから慣れてくれなきゃ困るわよ。それなら慣れるまで呼んでやるけど。……へぇ。そうだったのね。漠然と戦場育ちって聞いてたけど納得したわ。そんなレイピアならそれこそ戦場に持って行って振るわれるはずだもの(少し考えて未知の世界と男のことを知れたと嬉しげに頷いた。ぼやく言葉を聞けば小さく笑って)それ、エストにだけでしょ。アンタ以外にはライオットは優しい王子様よ。いいじゃない、相棒として信頼されてる証なんだから。それにあたし、2人のそういうとこ好きよ(臆面もなくそう言って。男同士だからできる距離感が少し羨ましいのは内緒にした)早々されたら困るわよ。あたしにとってはエストのレイピア運ぶだけで重労働なんだから(故にできればやりたくはない)
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エスパルダ・メア 2019年9月11日
獣ってとお前さんには似合わねえが、まあそういうときもある、くらいのもんだ。…不服か?(視線に軽く首を傾げて)目ェ泳いでるぞ。オレとしちゃ別に大変とは思わないがな。好き勝手生きる奴のがオレは好きだし。(つい殴るのは自身もよくやることだ、と面白がるように)けどあれでわかったろ、オレは別に優しいわけじゃねえからな。約束はしてやるよ。お前の言葉もちゃんと聞いてる。……今まで見たヒトや、お前といると、生きるってのは命がどうのって言うより、誰かを思って動くとか、泣くとか、そういうことを言うんじゃねえかって思う。だからお前はヒトらしい。(ふと考えのままを口に出した。次いで聞こえた馬鹿呼ばわりについまた笑いかけるものの、喉を鳴らす程度で堪えて)楽しいは楽しいだろ、信用も何もねえよ。…へいへい、気をつけておくって。まあお小言が厄介なんで小さいのは元から放ってるんだよな。(あいつの説教長いし、とぼやきながら)
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エスパルダ・メア 2019年9月11日
できるかどうかはともかく、覚えておくのは得意なんでね。ま、お前にとっては先の話だ。ンなこと考える前に今晩食うものでも考えときな。(同じ気軽さで返す。こうして変わらず話していても、彼女は必ず終わる命を持つのだと再認識して)まず名前ってものに馴染みがねえんだもん、しょうがねえだろ。ふは、なら慣れるまで宜しく頼むぜ。慣れたらおしまい、なんて言うなよ。(何でもなく呼ばれるのはそれなりに気に入っているのだと楽しげに言う)まあそういうことだな。……お前だって信頼はされてるだろう、友人として。オレもそうだし、好かれてんのも知ってる。ありがとさん。(臆面もない言葉に嬉しそうに笑った。遠慮もなく頭を撫でて、次いだ言葉にふとまじまじと見た)確かにお前には重そう。……て言うかお前が軽そう。
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鶴澤・白雪 2019年9月12日
猫も分類的には獣だと思うんだけど。……一部不服はあるけど興味深いの方が大きいわね(自分が他者の目にどう映っているかなんて知りようがないからと。指摘をされればむぐ。と言葉に詰まって)そこは放っておいてちょうだい。やっぱりアンタって物好きね(振り回されていると思わないのは騎士の気質だろうかと表情を伺って)やり口が嫌な男ってことなら同意するけど。優しくない人間はわざわざ手を伸ばして手助けなんかしないんじゃないかしら。その約束だって表面上じゃないんでしょ。……表面上だったら焼くけど(零した声色は本気のそれだ。けれど男の言葉を聞けば表情は自然と緩んでいって)そんなヒトらしさなら嬉しいし歓迎だわ。あたしは願って祈る事しかできないけど。……楽しさ余って怪我して帰ってくるタイプに見えるんだけど。あら、そう……。だったら次からはあたしが王子に進言しておくわ。たっぷり小言とお説教聞かせてあげてって。
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鶴澤・白雪 2019年9月12日
我儘を言っていいならアフターフォローよりもその時まで近くにいることを許してほしいんだけど。そうね……今晩の献立も割と重大な問題だったわ(いつか来る終わりまで可能な限り幸福でいたいものだ。その一つとして晩御飯は重要らしく真剣な様子で)そういえばエスパルダって呼ばれ出した年月もまだ1年満たないんだったわね。あら、慣れたら今度はアイジョウ込めてぱるぱるハートって呼んであげましょうか?……冗談だけどおしまいなんて言わないからエストもあたしの名前くらいちゃんと呼びなさいよ(呆れ交じりに最近は名前呼ぶ回数増えたと思ったのにと何処か残念そうにして)あれだけ一緒に戦って王子に信頼されてなかったら流石に落ち込むわよ。どういたしまして(撫でる手に緩く笑う。視線に気づくと不思議そうに眼を瞬かせた)どうせあたしは酸素ボンベでよろけたわよ。人並みの重さはあるはずだけどエストからしたら軽いんじゃないかしら。
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エスパルダ・メア 2019年9月13日
確かに、立派な爪も牙もあるしな。……そんなもんか?(他者の評価と勝手に増えた逸話とで姿を取った身としては、それこそ首を傾げてしまう。自分の目に映るもの。それを確かめるようにまじまじと)興味深いのはこっちこそ。知ったかぶりはしてみたが、ただの白雪を見てたいだけだし。……その物好きと並んでるお前さんも物好きだよ、ばーか。(悪餓鬼のような笑みで返して見せる。どっちもどっちだとからから笑って)誰でも彼でも助けやしねえよ、オレはオレの好きな奴しか助けない。(だから優しくないのだとはっきり口にする。焼かれる気はないと腹立たしいほど清々しい笑みが浮かんで)願って祈るだけの奴は膝蹴りしねえと思うけど。……怪我はまあ、気をつけるって。うん。(説教の進言ごと聞かなかったふりをした)
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エスパルダ・メア 2019年9月13日
別にお前がいたけりゃいりゃあ良い。我儘じゃなくて、そりゃお前の自由だよ。(あっさり頷いて、その言い分を訂正して置いた。夕飯の献立に真剣な顔で悩みこむのを可笑しそうに見れば)身体の芯まであったまるものとかにしとけよ。長雨は一瞬の土砂降りより案外冷えるもんだ。……ぱるぱるハート……。(非常に嫌そうな顔になった。人相が悪人ばりに悪い)却下。嫌。お前に今更ぱるぱるって呼ばれるのは何か釈然としねえ。……冗談ならいいけど、なんだ、名前呼んで欲しいのか。白雪。名前呼ばれるの、嫌いなほうかと思ってた。(何気なくそう言えばもう一度呼んでおく。白雪。)オレはお前の名前結構好きだぜ、雪と氷って似てるだろう。……持ち上げてやろうか?(軽そう、とよろけた姿を思い出しつつ)
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鶴澤・白雪 2019年9月14日
そうでしょ?まぁエストが猫みたいって思ってるなら別にそれでいいけど(訊きたいだけで異議申し立てをしたいわけではない。この男は自分を見て評価をつけてくれるから信じられる。が、此方を見るのに気づけば呆れた様子で)知ったかぶりって言わなきゃ綺麗に終わってたわよ。ただのあたしでしょ。2人の前では。……馬鹿って言うなお馬鹿(物好きを強ち否定できない、と思っていることを口に出すのは癪だから笑う男にふん、とそっぽを向いて細やかな抵抗を見せた)助けてたら驚くわよ。あら、だったら好いてくれてることを喜んでおくわ(ハイハイ、と軽く頷いてあしらうと可笑しそうに笑う。出来れば自分も自らの炎で傷つけたくはない)お……お黙んなさい!あれはエストのせいでしょうが。普段はやらないわよ。怪しいわよね。本当に気をつけなさいよ?エストだってイターイ消毒液で治療されたくないでしょ。
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鶴澤・白雪 2019年9月14日
そう。ありがと。だったら傍にいたいだけ勝手に近くをうろちょろさせてもらうわ(そう言って可笑しそうに自分を見る男の言い分にむ、と言葉に詰まって)……林檎でも食べようと思ってたんだけど。あたしの身体は大丈夫よ、一時的に冷えることはあれど人間みたいな不都合は起こらないわ。あら……(目に見えて嫌そうな顔が珍しく楽し気にニッと笑って)呼び方にこだわりはないって言ってたのに釈然としないのね。……名前呼ばれるのが嫌いなの、気づいてたのね。姫の様に美しい贄であれとか、名に恥じぬ淑女であれって暗に言うように呼ばれるのは相変わらず嫌いだけどエスト達に呼ばれるのは好きよ。呼んで欲しいと思うし当たり前のようにあたしを見て優しい音で呼んでくれるから嬉しくなるの。なにそれ、単純な理由ね(名を呼ばれて嬉しそうに目を細める。男らしい言い分には笑みを零して)理由がないし今のあたしを持ち上げたらアンタが余計に濡れるから却下。
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エスパルダ・メア 2019年9月24日
猫には結構懐かれるんだよ、それに女扱いよりは寄って来やすいだろ、お前。(何気なく言ってから呆れた様子にはきょとんとすると)……なんだ、結構信用されてんだな、オレも。(それは素直に嬉しいものだ。相棒に比べれば性格に難が解りやすいのは自覚だってしている)ふは、否定はしねえの、そういうとこ素直だよな。(それが彼女の持つ純粋さだ。そっぽを向く少女らしさに破顔して)オレのせいだけど、ありゃ蹴り慣れてる蹴りだもんよ。……心配掛けると掛け返されそうだからな、お前。消毒薬は別に怖かねえけど、子供じゃあるまいし。(なんだかんだと面倒見はいいのだ、この少女は。面白がるように言って)
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エスパルダ・メア 2019年9月24日
お前さんが居座りたい場所が見つかりゃ一番なんだろうが。そんでもまあ、変わらねえ避難先くらいにならなれるだろうよ。……林檎て。せめておでんとか食べとけよ、コンビニとかの。冷えて風邪とかもひかねえの?……不都合云々がなくても、落ち着くもんじゃねえのか。(そう思うのは先入観か、そもそも寒いのが苦手なら気安く撫でるのも冷やしかねないか、と思い至って自分の手首に溢れる氷を見るが)こだわりはねえけど、お前の場合エストって呼ぶのはただの略称って意味じゃねえって言ったろ。……お前の事情聞いたら、なんとなく。そんなクソみてえな理由があったなら尚更だろ。オレらに呼ばれるのが嬉しいってんならいいし、単純なもんでしかねえよ。(嬉しげな表情を見れば満足げに、却下された思い付きには肩を竦めて)濡れてんのなんか今更だろ。理由はそうな、ウチの店までならそう離れてねえし、服乾かしに来るか?(拾い物を回収する気分である)
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鶴澤・白雪 2019年9月24日
……知ってるわよ。どうせあたしは小動物に逃げられるわよ。まぁね。それはエストが大事な子を見つけた時のためにとっておきなさいよ(威嚇するように睨みつけて言われた言葉に此方もきょとりとして)信用してない奴にホイホイ身の上話するほど酔狂じゃないわよ。褒められてるんだろうけどエストに言われるとなんか反発したくなるのよね(楽しそうな声に複雑な気持ち。否定する理由が見当たらなかっただけだと言い訳を零して)あたしだって喧嘩はし慣れてるわよ?深夜に出歩いてるとよく絡まれるもの。よく分かってるじゃない。無茶しないってさっき指切りもしたわよね?……。へー、ほー。だったら今度試してみましょ(にこり、と笑う顔は非常に楽しげに。何か良からぬことを考えている顔だ。)
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鶴澤・白雪 2019年9月24日
あら、居座りたい場所が2人の隣なんだけどいけない?助かるわ、あたしはホイホイ避難場所を増やせる性質じゃないから。ヒトみたいなこと言うのね。風邪は引くけど冷えが原因じゃないわよ。あたしの身体は炎の魔力で満ちてるのに冷えると思う?(石の身体で表面の温度が低いせいだろうか。緩く手を翳せば掌に炎が燈らせて)あら、ちゃんと覚えてたのね。偉い偉い。それじゃ、これからも覚えておいてくれるかしら、エスト? ……もしかして暫らく名前呼ばなかったのそれ気にしてくれてたところもあった?(隠す気もなかったからこの男には出逢った当初にあっさりと言ってしまった気がする。まさか、と恐る恐る問いかけてみて)そうね、嬉しい事に変わりはなかったわ。大嫌いだったけど最近は少し許せるもの、この名前。あぁ、服は乾かしたいわね。これで帰ったら流石に王子にバレそうだし(言われて自分の姿を確認する。このまま帰るのは少々マズそうだ)
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エスパルダ・メア 2019年9月26日
ぶっは、拗ねてやがる。(不本意そうな物言いに遠慮なく吹き出して)……よくわかんねえこと言うな。大事なダチなら目の前にいるだろ。(怪訝そうに首を傾げた。それ以外の大事があるのかとばかり。大事という言葉で指すなら、当然目の前の少女だって大事で間違いない)なんだ反抗期か、お嬢さん。反発結構、酔狂も場合によっちゃ上等だ。流されるだけってのはオレにとっちゃつまらねえ。……だからお前は見てると生きてるって感じがして面白い。(だからヒトや動物は見るのが好きだとあっけらかんと笑うも、深夜を出歩く少女の話を聞けば眉をひそめて、けれど納得もする)
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エスパルダ・メア 2019年9月26日
お前そんなことしてっからヤンキー街道まっしぐらなんだろ……。夜は家帰れ王子呼びつけんぞ。(喧嘩で勝てそうなのでそこはまあ心配するところではない。しかしよろしくないのはヤンキーでもわかるのだ。言う自身もヤンキーではあるが)
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エスパルダ・メア 2019年9月26日
……。別に居座るのはいいんだが、オレが今言ったのそういうのじゃなくてアレだぞ、恋人とかそういうのだぞ。お前まだ若いんだから。(なんともなしに感覚を鈍化させているのは自分たちのせいじゃなかろうなと、そんな気がしたヤンキーである)……冷えて風邪ひかねえならなんで風邪引くんだ、白雪って。(燈る炎を見れば首を傾げた。その炎は、自分とは正反対のもので)覚えとくのは割に得意だが、……嫌な男がンなこと気にするかね。(ひょいと視線を逸らして問いをはぐらかした)気に食わねえ名前でも、身に余る名前でも、あるいは名無しだって自分に変わりねえからな。今までロクでもない意味しかなかったってんなら、意味を増やして行けばいい。……それで帰らなくてもこれ以上遅くなったらバレるだろうよ。そら、行くぞ。(呆れたように言って立ち上がる。彼女が使えるような替えの服はあったろうかと思いながら)
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鶴澤・白雪 2019年9月26日
別に拗ねてないわよ。羨ましいとか……ちょっと思ってるけど。悪い?エストのあんぽんたん(笑う男に子供っぽく反発して。首を傾げる様子には呆れた顔をした)それは嬉しいけどそう言う事じゃないわよ。好きな子の1人でもできた時にしてあげなさいって言ってるの。えぇ、おかげさまで絶賛反抗期よ。……火事と喧嘩は江戸の華みたいな言い方しないでよ(そんな憎まれ口を叩いてみるも今までの反抗と今の反抗で心持ちが違うこともその理由も分かっている。)面白いと思うならそのまま眺めてなさいな。助けてくれたお礼に最後まで足掻いてエストが見たかった景色を見せてあげるわよ(堂々と啖呵を切るその目は割と本気だ。きっとこの男は自分と違って助けを必要としないだろうから。自分にできる一番のお返しはこれなのだろうと考えて)
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鶴澤・白雪 2019年9月26日
ちょっと……そんな可哀想なものを見るような目でこっち見ないでよ。ヤンキー街道突き抜けたアンタがそれ言う?(眉を潜めた男が吐いた言葉に思わずあり得ない、と言いたげな視線を向けて。)嫌よ。夜の水辺とか路地裏から見る星って好きだもの。ライオットはダメよ。あんな育ちの良さそうな子が夜中うろついたら絶対変なのに絡まれるじゃない。それに変なのにも親切にしそうだから駄目、危ないから却下(指でばってんを作って首を横に振る。ヤンキー街道まっしぐらな自分に絡んでくる輩がいるのに加えて優しい気質の王子は付け込まれてしまいそうだと真剣な顔をしている。夜に出歩くのがよろしくないのは本人も気づいているらしい。)
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鶴澤・白雪 2019年9月26日
……あ、そういうこと?申し訳ないけど愛とか恋とか興味ないわね。……そうしたら方がいいならちょっと考えてみるけど(親戚か近所のおじさんの言い分みたいだと聞きながら頷いてみるものの浮かない顔をして)魔力過多で熱が出るか枯渇して免疫力が落ちるからよ。もしくは無慈悲な誓約使い過ぎて貧血起こして不摂生したら風邪ひくパターンかしら(掌の炎を揺らして拳を握ると手品のように炎は消えていた)だったら覚えておいて。そうしたらあたしが嬉しいから。……嫌な男って言ったの根に持ってない?ありがと。エストも大概不器用よね(気にしていなかったらこの男は否定しただろう。嬉しそうに緩く笑って)いいわね、その理屈。そういう事ならエストもよ。出来損ないなんて言葉が霞むくらい意味を増やしていってよ。どうかしら?夜中で歩いてても今まで王子には気づかれた事はないわよ。はいはい(一緒に立ち上がってよく知る古物商のある方角に歩き出した)
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エスパルダ・メア 2019年9月28日
後でペンギーもふらせてやるって。……てか、っくく、あんぽんたん……白雪の語彙って結構謎だよな。クソだなんだ言う癖にあんぽんたん。(くつくつ、遠慮なく笑ってしまう。そうやって拗ねているくらいが彼女らしく見える――から、拗ねられているのかもしれないとは思うけれど)何だ、そういうこと。けどまあ、生憎恋だの何だのは良くわからねえから別にいいや。(屈託なくそう言ってしまう。心底本音だった)いいねェ、粋じゃねえか。何でもかんでも跳ね返すのが反抗じゃねえのはもうわかってんだろう、姫さんは。(だったらそれさえ楽しんでしまえと笑って笑って)……。(切られた啖呵には瞬いた。そんな風に言われたのは初めてだ)ああ、約束だぜ。
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エスパルダ・メア 2019年9月28日
オレは突き抜けてるからいいんだよ。(お前も今言ったし、と視線に不満げに)なんでわざわざそんな危ないとこを選び抜いてフラフラしてんだお前さんは……。あとお前王子にテンプレ王子様貼っつけて見てねえか?あいつも戦場育ちなんだから絡まれるのなんぞ慣れてると思うぞ。(思わず遠い目をしてから、つい余計なことを口にして)……まあ親切の度は振り切れてるだろうけど。(真剣な顔を見れば再度ため息を吐いて、肩を竦めた)……ま、オレはうるせえことは言わねえけどな。行きたいときに行きたいとこに行くのが楽しいのはオレもだし。
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エスパルダ・メア 2019年9月28日
言うとは思ったけどよ。興味ねえならそれでいいけど。(深く突っ込めるほど、言った側にも興味も知識もなかった。意味が通じたならそれはそれでいい)……ああ、なるほど。その辺は人間らしいのな。ていうかあの誓約そういうのあったのかよ。言えよあんぽんたん。使い過ぎ禁止。(炎が消えた掌にぱきんと音を立てて雪の結晶を象った小さな氷が転がる。土産だ、と嘯くそれは炎に晒しても数日溶けない氷を気取るだろう)……なんだそりゃ。言われなくても覚えてるよ。あと別に根に持ってねえし。不器用なんて言われたことねえなあ。(のらりくらり、軽薄に、そうして楽しむのがおそらく癖みたいになっているから)そう言うことなら順調に増えてるぜ。(その呼び声に、遊ぶ度に、きっと)(そうして雨が降りしきる中を変わらぬ減らず口を叩いて歩いてゆく。――レイニー・デイの路地裏から)
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エスパルダ・メア 2019年9月28日
(〆)
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