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【1:1RP】はじめてじゃないおつかい

吾條・紗 2019年5月30日


夕暮れのUDCアース。

巨大な商業施設が立ち並ぶ大きな駅の近く、
人でごった返す通りの片隅に一人の狼男が立っている。

…彼にしては珍しく、少々困った顔をして。

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フリーの1:1RP
香宵庵居候の狼青年がお相手させて頂きます
面識の有無に関わらず、どなたでもどうぞ

誰も来ないor2週間レスが途切れれば
勝手に進めて〆ます
(突然のアクシデント等があった場合は、延長応相談。ご連絡下さい)

進み具合を見つつ、6月末~7月頭頃までの予定




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吾條・紗 2019年5月30日
(近くを通る者に声を掛けたいが、人の流れが速いのと、多くが手に持った何か四角い板状の物ばかり見ている為に、そもそも目が合わない。)……参ったな…。(慣れない土地で見知らぬ物を探すというのは、想像以上に骨が折れそうだ。誰か足を止めてくれそうな人がいないものかと、きょろきょろ周囲を見渡す。)
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セラフィム・ヴェリヨン 2019年6月6日
(散歩のような足取りで歩く、ひとり。)(ふと耳が拾ったのは、参った、の声。)(きょろりと見渡せば、同じように周囲を窺う人の姿。)(困って、いらっしゃる?けれどいきなり話しかけて、大丈夫かしら。ましてや、私は――)(悩むこと数舜、けれど放っておくのも忍びなくてメモに文字を走らせる。)(そろりと脅かさないよう前に回り、視線を合わせようとしながら。)《こんにちは、突然ごめんなさい。お困りの様に見えたのですが、どうかされましたか?》(声は出さず、ほんの少し首をかしげるしぐさと共にメモを見せて。)
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吾條・紗 2019年6月6日
…うん?(遠慮がちに視界に入った姿に軽く瞠目した。青い髪に静かな瞳、きちんとした服装…それに背丈も。今まさに自分を困らせている用事を言いつけた家主の少女に何処となく似ていたから。)あ、えぇと、(首を傾げる仕草と、差し出されたメモに気付いて文字を追う。どうやら彼女は救世主らしい!顔を綻ばせる。)実は、お遣いを頼まれたんだけど。何処へ行けば手に入るか判んなくて……あー、と。聞こえてる、のかな?(話しかけずにメモを見せたということは、もしかしたら聴覚が不自由なのだろうか?と。ミルクティー色の耳がぴくぴく動く。)
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セラフィム・ヴェリヨン 2019年6月8日
(視線に気づけば、どこかおかしなところがあったかしら?と一瞬自分の身なりを振り返り)(綻ぶ顔と共に告げられる内容を静かに聞き、最後につけたされた言葉にきょとんと。――ああ!成程そういう解釈もあるのか、と思い至ればこくこくと頷いて、新たにメモを書き連ねる)《申し訳ありません、五感に問題はありませんわ。聞こえていますし、言語も理解できています。ただ喋れないので、私の側からは筆談か、読み上げツールを使わせてくださいませ。》(と、小脇に抱えていた洋書っぽいものを開けば――洋書風カバーの電子パッドと紙のメモ帳。どうやら見た目に反して、電子機器の扱いには若干心得があるようだ。)《このような者でも宜しければ、ご案内承りますわ。地図アプリもございますし。何をお求めなのでしょう?》
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吾條・紗 2019年6月15日
(新たに示された言葉になるほどと頷き、緩く首を振った。)謝ることじゃないよ。俺の質問も無遠慮だったし…、(言いながら、視線は少女の手元に。軽く歓声を上げて興味深げに覗き込んで呟く。)あぷり…つーる…前に行った宇宙世界でもそういう感じのあったなぁ。(魔法のようで魔法でない、便利な道具。まだそのくらいの認識だが。)ご親切にありがとな。えぇと…『ショーユ』ってのを買ってきてって頼まれてて。料理に使うやつらしいんだけど、何処に行けば売ってるか知ってたら教えて欲しいんだ。
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セラフィム・ヴェリヨン 2019年6月18日
(ふるふる、と首を振って)《勉強になりましたわ。今まで不思議と思い至らなかったので、新しい発見です。》(と、少し面白げにも見える様子で。そして“同業者”だろうとは踏んでいたが、出てきた言葉で確信に変えて)《私の使うものはUDCアースに準じたものなので、あの世界ほど高度ではありませんが。とても便利ですよ。ほら。》(今度はメモではなく、電子パッドに文字を綴り)「《こんな風に、音でも会話ができます。》」(読み上げツールの無機質な音声を響かせ)「《と、話題がそれましたわね。ショーユ、確か調味料だったかと。》」(すす、と指を滑らせて、出てきた検索結果を見せる。各社メーカーイチ押しの醤油が画像で並んでいる)「《比較的安価でどこにでもあるようですわね。この近くだと、スーパー…ちょうどそこに見える、商業施設の中に在るようです。けれど中が煩雑そうですので、よければそこまでご一緒してもいいでしょうか?》」
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吾條・紗 2019年6月19日
(気分を害した様子が無いのに安堵し、続く返事におやと瞬く。こちらの呟きの意味が通じていたということは、ご同輩か。だが意識はすぐに板状の機械が発する声に吸い寄せられ、耳がぴんと立った。)――わぉ、喋った。(眠たげな瞳が幾らか丸くなる。未知の道具には少なからず興味をそそられるけれど、)凄いね、どういう仕組みか全然解んねぇや。…あぁ、そうそう。調味料……え、待って。これ全部ショーユなの?(どれを買えば良いのか、という新たな問題が発生してしまった。店まで一緒に、との更なる申し出に一も二も無く頷いて破顔する。)そうして貰えると、大変助かるなぁ。甘えちゃってごめんね?
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吾條・紗 2019年6月19日
(半ば人の流れに乗って商業施設の中へ入ると、沢山の色や文字が目に飛び込んでくる。)おぉぅ…確かにこれは、煩雑。(明るくて、賑やかで、華やかで。どれもこれもが見慣れない。目当てのものに辿り着くのに骨が折れそうだなと思いつつ、入り口付近に陳列された果物から漂う甘い香りについ目が行ったり。少しばかりわくわくしている。)
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セラフィム・ヴェリヨン 2019年6月24日
(耳の動きに、眼の様子に、微笑みながら)「《私もすべては説明できないのですが。“わぁべんり!”でいいと思いますわ。》」(綻ぶ顔に、出過ぎたまねでなくてよかった、と僅かに胸をなでおろして)「《いいえ、私も少し興味がありますし、たぶん私が求めているものもあちらになら在りそうな気がしますから。》」(ふるふる、と首を振って)
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セラフィム・ヴェリヨン 2019年6月24日
(逸れないように、そっと跡をついて歩いて。恐らく前を行く彼よりは見慣れているはずながら、やはりちょっと目があちこちに散歩する)(タッタ、と表示させたアプリに目指す店までの道のりを表示させつつ、声を掛けようとしたらわくわくした様子に、視線の先を探る。――確かに、甘くて良い香り。そういえば、果物を使ったクレープのお店がなかったかしら、と検索条件にそっと加えて)「《甘いもの、お好きですか?》」
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吾條・紗 2019年6月27日
(“わぁべんり!”の言い回しが面白くて、)あはは、確かに。仕事柄、かな。何となくね。知らない道具見ると仕組みが気になる性分で。――あぁ、お嬢さんも何か買い物だった?目的地が一緒なら丁度良かったってもんだね。(スーパー、と言ったか。確かに巨大。ここなら、色々と幅広い品が手に入りそうに見える。)
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吾條・紗 2019年6月27日
(イチジクやビワ、サクランボ…旬の果物の中でも一際濃く香るパイナップルに釘付けになっていたところへ、そっと差し出された言葉。一瞬考えて、一つ頷いた。)そんなに色々食べ歩いたことは無いけど、割と好きな方だと思う。果物と…あ、生クリームとかチョコレートとかも。(その質問が来たと言うことは、この少女も好きなのだろうか。さっきのショーユみたいに欲しい物が探せるんじゃないかと、彼女の手元をちらと覗く。)美味いの食える店ありそう?案内のお礼に何かご馳走させてくれたら嬉しいんだけども。
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セラフィム・ヴェリヨン 2019年7月20日
『お仕事柄…こういうものを扱っていらっしゃるのですか?』(つい湧いた興味のままに尋ねるも、無理に聞くつもりはないようで)『はい、実はこのパッド用のカバーに少しガタが来たようで。落とすと怖いので、新しいものがあればと思いまして。』(きっとこれだけ大きい施設なら、そんな品を置く店もあるだろうと目星をつけ)
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セラフィム・ヴェリヨン 2019年7月20日
(移ろう視線を追いかけながら、返ってくる答えに頷き)『私も甘いものは好みです。とくに柔らかな果実なんかは。生クリームやチョコも、でしたらこちらはおススメかも。』(覗く様子に、より見えやすいよう傾けて。ヒットしたのは最近人気のトッピングが色々と幅広いクレープのお店。しかしご馳走、の言葉にはきょとんとしたあと、今までの比較的大人しげだった風から一転焦りを見せ)『あn、とくに大したことはしていませんから、お気になさらないで。でもその、ご一緒に食べれたら、嬉しいです。ひとりだと中々行きにくかったのので。』(慌てて打ったせいか、少し誤字が混ざっている)
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吾條・紗 2019年7月26日
あぁ、修理屋なんだ。…って言っても、店はアックス&ウィザーズだからこんな文明の利器が舞い込む機会はまぁ無いんだけど。見慣れない物は割と何でも食い付いちゃうんだ。(子供っぽいよねぇ、と他人事の様に軽やかに笑う。)ぱっど…(というのは彼女が使っている“わぁべんり!”なやつのことか。)あ、これ外側簡単に外れるんだ?なるほど、便利なやつ壊れたら困るもんな。良いの見つかったら良いね。
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吾條・紗 2019年7月26日
お、何これ。(可愛らしい紙に包まれた食べ物の画像に耳がぴんと立つ。)あ、ちょっとガレットに似てるような。美味そうだね、行こう行こう。(おススメにすんなり興味を示したところで、次の文字と少女の様子に目をぱちくり。“ぱっど”に視線を落とすと、何やら慌てている様子。可笑しくて思わず軽く吹き出した。)ふ、ふふ、……いやごめん。若いのにしっかりした子だなって思ってたのに、急にわたわたするから何か可愛くて。うん、女の子は一人で飲食店入るのちょっと躊躇うよな。でも、そうか――あ、じゃあ。これは御馳走するから、ぱっどのカバーの新しいのが見つかったら、古い方貰っても………駄目かな?(もしかしたら等価交換とは程遠い高価な品なのかも知れないと思いつつ。壊れたもの、壊れそうなものに惹かれるのは修理屋の職業病だと、少しばかりの苦笑い。)
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吾條・紗 2019年8月19日
(そうして歩いている間に、陳列棚に目当ての物を見つける。先程傍らの少女が見せてくれたのに似た、黒い液体の入った瓶が沢山。)あぁ、多分この辺だな。(並んだ瓶を指先で撫でる様に一つずつ確かめながら、ご機嫌に鼻歌を歌い始める。店内に繰り返し流れている音楽が凡そ頭に入ってしまったようで。細部は適当ながらも、そのメロディをなぞる様に。)
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セラフィム・ヴェリヨン 2019年8月22日
(ぱちり、と瞬きをして音をこぼさない口で、しゅうりや、と言葉をなぞる)「《はい、外観は簡単に入れ替えられます。素体はシンプルですが、その分アクセサリの種類が豊富なイメージですわ。》」(打ちながらも、続けられる話にどこかそわそわとした様子を見せ始め)
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セラフィム・ヴェリヨン 2019年8月22日
(少し悩んだすえに、きゅっとペンを握って、切り出す)「《あの、そういうことでしたらむしろ、修理をお願いする、というのは可能でしょうか?長らく使ったこのカバーには愛着がありますが、直す、という選択肢を想像もしてませんでしたから。もし修理してまた使えるのなら、とても嬉しいです、し。》」「《もちろん無理なら構いませんわ。その時は新しい子を探す楽しみが増えますし。ただもし可能なら、クレープはその…依頼料の一部として、お受け取り頂ければ。》」(提案に少し不安そうな顔をしつつも、首を傾げて尋ね)
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セラフィム・ヴェリヨン 2019年8月22日
(見つけた棚には少しホッとした顔を浮かべつつ、種類の豊富さに改めてまた調べるようにパッドへ指を滑らす。)(うすくち、こいくち、だししょうゆ…用途を細かく説明した一覧を探り当て、見せようとした瞬間耳に届くのは、ちいさなうた。)(なぞる鼻歌に、思わず気づけば自らも伴奏の音を重ねていた。溢れるのはガラスをなぞるような、細く高い楽器の音。)
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吾條・紗 2019年9月3日
なるほどなるほど、アクセサリの部分は自由に取り換えられるのか。(興味深く文字を追っていると、何やらそわそわしだした少女。おやと表情を窺ったところで、再び動き出したペンにまた視線を落とす。)――あぁ、(呟きと共に、言葉をなぞる目が細くなる。)そういうことなら、勿論喜んで。寧ろ嬉しいや。じゃあ、今日預かっておいて、また今度取りに来てもらっても良い?住所は、えぇと……(ポケットを探るが、生憎筆記用具を持っていなかった。)ごめん、言うからメモしてくれる?(少女の準備が整うのを待って、住処の所在を少しゆっくりした口調で伝え、)俺の名前はすず、ね。修理屋って言えば近くの人なら判ると思うけど一応。
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吾條・紗 2019年9月3日
(確かいつものやつは、白いラベルだったような……とか思いながら指先と視線を動かしていると、澄んだ細い音が耳に届いた。何事かと音のする方をちらと見やれば、隣の少女が歌っているようで。――なるほど、喋れないとはそういうことかと得心した。と同時に、思わぬ形で彼女の声を聞けたことが素直に嬉しくて、こっそり鼻歌から口笛に切り替える。こちらの方が音の相性が良い気がしたから。)(暫しアンサンブルを楽しんだところで、目当ての一瓶を発見した。棚から取り出し、少女を振り返って「あったよ」と笑って見せる。)見つかって良かった。じゃあちょっと買ってくるから待っててな。そしたらクレープ行こ。
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セラフィム・ヴェリヨン 2019年9月24日
(帰ってくる返事に、ホッとしたように微笑み)「《ありがとうございます。新しい選択肢が得られて、嬉しいです。修理屋、ということは他にも色々と手掛けられるのですか?》」(メモして、の声に書き留め用のアプリを立ち上げて、促すようにこくりと)(名前と、必要な情報を拾いながら)「《すず様。覚えましたわ。それと、私はセラフィムです。よければセラ、と。》」
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セラフィム・ヴェリヨン 2019年9月24日
(切り替わった音に気付いて、声が嬉しげに跳ねる。リズムを合わせ、軽やかに曲を一巡りしたところで軽くカーテシーと、小さな小さな拍手も加えた)(目星は大丈夫かしら、との心配もあっさり杞憂に変わったようで、振り返る笑顔に唇の形だけで「よかった」と告げる)(行動の提案にも了解と頷き、レジの出口付近へと足を向けながらパットが示す、クレープ店への一番近いルートを頭に入れた)
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吾條・紗 2019年10月19日
うん、割と何でも直すよ。布、革、木、金属あたりでできてるものなら問題無く。魔法の道具とか、あんまり複雑な……そういうのとかは知識が追っつかなくて無理だけどな。(言いながら、少女の手元の電子パッドを示す。)(メモに示された名を見てぱちりと瞬き、再び緩んだ笑みを浮かべた。)セラちゃん、ね。おっけー、覚えた。天使さんだったんだ。(確かそんな呼び名があったなと、少しばかりの軽口を叩く。)
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吾條・紗 2019年10月19日
(礼儀正しいお辞儀に嬉しそうに目元を緩め、)お粗末様でした。素敵な歌、ありがとね。(何だか久し振りに笑った気がする。少し擽ったいような、不思議な心地のまま会計を済ませ、出口で待ってくれていた相手に「買えました」とばかり袋を掲げて見せる。)お待たせ、じゃあ行こっか。
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吾條・紗 2019年12月2日
(出がけに買い物を頼まれた。知らない場所で、今一つよく解らないものを。)
(仕事に行ったら、とびきり嫌な思い出を突き付けられた。――ツイてない日、だと思っていた。)
(けれど帰り道、胸に残っていたのは。爽やかな果実とまろやかな生クリームの甘いおやつ。そしてささやかな、優しいハーモニー。)
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吾條・紗 2019年12月2日
何だ、――良い日じゃん。(唇の端で少しばかり笑って、再び雑踏の中へ。)
(右手に提げた袋の中で、液体がとぷん、と小さく暢気な音を立てて揺れた。)
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吾條・紗 2019年12月2日
―〆―
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