【1:1RP】砂浜に隠れた人魚の石を探して
鶴澤・白雪 2019年5月3日
小高い丘を下った先にはエメラルドグリーンとコバルトブルーが混ざり合った海が広がっていた。
波が寄せては白い泡を立てて砂浜を濡らす海岸。細かな粒子の砂は波で舞い上がることがなく透明な海水が光を弾いて輝いている。
踏みしめれば僅かに沈み込む白い砂浜には満潮時に打ち上げられた小石や海藻。
その中には時折すりガラスのような硝子の石が紛れ込んでいた。
白、青、緑に茶色…形も色も異なるたった一つのそれらを探して。
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◆高鷲・諒一朗と鶴澤・白雪の1:1RP
◆ダイスの合計が1,000になった時点で目標達成
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鶴澤・白雪 2019年5月3日
さて、と…。とりあえず目標はバスケットに8分目って所かしら(直径15センチほどの小さめのバスケットを持って、宝石の少女は砂浜へと降りた。時刻は11時頃。潮は引いていて砂浜に打ち上げられた漂流物から2メートルほどの所で波が行き来していた。紫外線避けの帽子を被り直して金色の毛色の青年は大丈夫だろうかと其方を眺めた)諒一朗、あなた毛並みがとても綺麗だけど潮風受けても大丈夫なの?
高鷲・諒一朗 2019年5月3日
バスケットに八分目なあ、了解(きょろきょろと物珍しそうに周囲を見渡しながら少女に続いて砂浜に降りる。空は高く澄み、海も寄せては返す穏やかな波音をたてている。耳を守るような麦わら帽子を被り顎ひもを結びなおしてから、かけられた声に視線を向ける。ゆら、とその尻尾が揺れた)あー。まったく大丈夫ってわけでもねえが、手入れは怠ってねえから大丈夫だぜ。むしろシーグラス拾いのほうが気になるってもんだ(あるかねえ? と漂着物の打ち上げられた周りをきょろきょろと探し回っている)
鶴澤・白雪 2019年5月4日
よろしく頼むわ。シーグラスだけじゃなく貝殻とか、陶器とか…波で角が取れて丸まったものなら何でもいいから(麦わら帽子に金色の髪と瞳。褐色の肌が妙に似合っていてクスリ、と笑みを零した。自分も地面に視線を落として試しに一つ、赤い貝を拾った。桜貝よりも大きく色も鮮やかだ。すっかり角が取れて柔らかい印象になったそれを「こういうのよ」と相手に見せてからバスケットに放り込んだ)
鶴澤・白雪 2019年5月4日
日も高いし気温も高いから終わったらコテージのシャワーとか自由に使って。潮風だけでもパキパキになると思うから。その後は冷たい飲み物でも飲みましょ(穏やかに言いながら自分も再び地面に視線を落として)【現在:80】
高鷲・諒一朗 2019年5月4日
へえ、こういう海ってそういったものも流れ着くのかぁ(シーグラスという存在そのものもここへ来て初めて知った。貝殻はまだ知っていたが、陶器まで流れ着くのか、と興味津々といった目を輝かせて。相手の拾った赤い貝に頷いて、ゆうっくり歩みを進めながら漂着物の流れ着いた一帯をじっと見つめる)
高鷲・諒一朗 2019年5月4日
おう、そうさせてもらうぜ。日差しキッツイよなぁ(燦燦と降り注ぐ日差しは薄暗い世界にいた身には新鮮なおかつやや厳しい。まずはバスケットをいっぱいにしなきゃな、としゃがんで足元に落ちていた青緑色のシーグラスを拾い上げる。にっ、と明るい笑みを見せて相手のバスケットに入れた)【現在:105】
鶴澤・白雪 2019年5月4日
流れつくのって潮の関係なのかしらね?硝子とか陶器とか…あとは形のままの巻貝とか満潮の時には打ち上げられるみたい(目を輝かせる様子を見ればクスクスと笑って。自分も海を見たこともシーグラスというものがあることも此処にきて初めて知ったから微笑ましく感じた。)
鶴澤・白雪 2019年5月4日
海と砂浜からの照り返しもあるんでしょうけど今日は初夏って感じよね。クリスタリアンは日焼けしないから助かったわ(白い砂浜が光を反射しているのは間違いないからそこに目を向けるのも眩しく感じられた。目を細めて砂浜を睨んでいると一緒にいた青年がシーグラスを拾ったのに気づいて緩く笑った)ありがと。その調子で頼むわ【現在:161】
高鷲・諒一朗 2019年5月5日
形のままの巻貝なんかもあるのか。それは是非見てみてぇなぁ(あるかな、とにょろきょろ漂着物の帯を見渡して探す。ピンポイントにこれといって探すとなかなか見つからないが、陶器の破片らしき丸く硬質なものを拾い上げれば太陽に透かして)
高鷲・諒一朗 2019年5月5日
日焼けしねぇのは日焼けする奴らにとっては羨ましいことこの上ねぇな(いいことだ、とけらけら笑う。己は色黒肌の人狼ゆえ、ある意味日焼けとは無縁ではあるのだが。太陽の照り返しで白い砂浜も眩しく映る。サングラスを持って来れば良かったかもしれないと思いつつ、バスケットに陶器の丸い破片を入れた)
鶴澤・白雪 2019年5月5日
そのうち見つかるんじゃないかしら。流れ着く貝にも色んな種類があるからたまに見に来ると面白いと思うわ(そう言いながらしゃがみ込んで砂の中に埋まっているすりガラスのようなものを掘り起こす。丸い形をした石、恐らく元はビー玉だろう)
鶴澤・白雪 2019年5月5日
でしょうね。紫外線を受けてもあたしの肌は反射するだけでケアもいらないからそれだけは助かってるわ(たまに肌に乱反射していて近くにいる人間に申し訳なくなるけど、と零しながら拾った石をバスケットに放り込んだ)そういえば諒一朗のその肌は生まれつきなの?(彼も日焼けとは無縁そうに感じてふ、と気になって尋ねてみた)【現在:246】
高鷲・諒一朗 2019年5月5日
そうだな、流れ着いた貝のコレクションとか並べてみるのも面白そうだよなぁ……(見るものすべてが新鮮だった。少し離れたところに落ちていた白蝶貝の欠片を拾い上げ、ころころと手のひらで転がす)
高鷲・諒一朗 2019年5月5日
そう考えてみるとクリスタリアンはすげぇな。きらきら光って綺麗なだけじゃないのか(彼女の白い肌と赤い目を見てしみじみと。手のひらで転がしていた白蝶貝の欠片をバスケットに入れて)うん? おう、生まれつきだぜ。不思議なもんだよな、薄暗いダークセイヴァーで色黒肌、しかも毛色は色素薄めときたら(ぱたり、尻尾を揺らした。いかにも慣れたことだというように)【現在:263】
鶴澤・白雪 2019年5月5日
貝もシーグラスも一つも同じ形のものはないから同じものでも見比べてみると面白いかもしれないわよ?そういう意味でも海ってすごいわよね(砂の中に光を反射するものを見つけて、拾い上げてみると白いシーグラスだった。もしかしたらこの宝石も半世紀前から海の中を転がっていたのかもしれない。生き物を生むこと、ガラス片を宝石に変えてしまう事…沢山感動することがあって凄い以外の言葉が出てこなかったことに苦笑して)
鶴澤・白雪 2019年5月5日
まぁ…あたしは身体全体が宝石だから。その代わり結構欠けやすいから不便なところもあるわよ(つられるように自分の肌を見て、人の肌色に近いカルサイトを眺めた)あら、あたしは素敵だと思うわよ。ダークセイヴァーは夜と闇の世界なんでしょ。だったらお月様みたいな目を惹く外見の奴がいてもいいんじゃない?人狼にお月様っていうのもおかしな話かもしれないけど。【現在:342】
高鷲・諒一朗 2019年5月6日
ああ、もとは同じようなガラスだったのに波に洗われて転がって、さまざまな色や形のシーグラスになるってーの、すげぇロマンがあるよな(相手の手元のシーグラスを眺めて尻尾がぱたぱた。踏む砂は白く太陽の光の反射でまぶしいが、青年にとってはまるで宝さがしのようにも思えた。漂着物の小枝や丸太を飛び越えた先には、美しい青に輝くシーグラスの欠片)
高鷲・諒一朗 2019年5月6日
石っつっても、硬いばかりじゃないんだな……利点欠点ってやつか(興味深そうに話を聞きつつ、見つけたシーグラスを目線の上に掲げる。空の青よりも海の青よりも濃いそれに気をよくしたように笑えば、彼女のバスケットに入れに行く)お月さま? へぇ、それは面白ぇなぁ。ずいぶん明るいお月さまだけどな(サンキュ、と目を細めて笑う。表情に似て素直な尻尾が元気に揺れた)【現在:406】
鶴澤・白雪 2019年5月6日
そうでしょ?あたしも意外だったんだけど、シーグラスにも宝石と同じように石言葉だってあるのよ。奇跡の出会いを引き寄せる運命の石だなんてロマンチックよね(何気なく拾っているこの石のが世界にたった1つしかないのなら尊ささえ感じてしまいそうだ。穏やかに目を細めて目の端に映ったシーグラスに手を伸ばした)
鶴澤・白雪 2019年5月6日
あたしの石は特に脆いらしいわ。砕けるだけで痛覚は殆どないから困ってはないけど(言いながらつい最近の自分の破損具合を考えて僅かに視線が流れた)多少明るすぎる方が夜道がはっきりと見えて迷わなくていいわ。ヴァンパイアのような外見のあたしから見たら綺麗だと思うわ(表情を緩めてそう言いながら尻尾を振る青年をつい撫でようと手を伸ばして)【現在:488】
高鷲・諒一朗 2019年5月8日
え、シーグラスに石言葉があるのか。こうして波に洗われてできた、もともと人工物のものでも石言葉ってつくんだなぁ……(視界の隅に光る物に手を伸ばす。白い砂に紛れてしまいそうな、半透明のシーグラス)奇跡の出会いを引き寄せる運命の石、か。おれと白雪の出会いみてぇだな(ここに来なきゃ出会えなかったし、と笑ってシーグラスをバスケットへ)
高鷲・諒一朗 2019年5月8日
特に脆くて砕ける……ってそれおおごとじゃねぇか。痛覚はなくても見てて良い気はしねぇな(流れる視線にこれはたびたび損傷してるな、と妙な確信を持って)おう、ありがとなぁ。ヴァンパイアみてぇな、とか白雪は言うが、ヴァンパイアとかそういうのは関係なく、白雪はきれいだと思うぜ?(伸びてきた手に抵抗せず、もふっとした尻尾をその手に当てる)
鶴澤・白雪 2019年5月8日
意外よね。あたしもまさか石言葉があるだなんて知らなかったから最初に見かけた時に驚いたわ(初めてシーグラスに石言葉があると知った時の自分と同じような反応をした彼に可笑しそうに笑う。その後の言葉を聞けばきょとん、として目を瞬かせた)……すごい事言うわね。あたしは兎も角として、諒一朗にとって意味のある出会いがここにあったら嬉しいと思うわ。
鶴澤・白雪 2019年5月8日
(ゆるゆると柔らかな表情をした後で青緑色のシーグラスを見つけて拾い上げる。その後の反応を聞けば考え込むような姿を見せて)……大ごと、なの?自分の事だからあんまり意識してなかったけど…あたしの感覚が違っただけなのかしら。 随分と褒めてくれるのね。お世辞を言っても後で美味しい茶菓子くらいしか出せないわよ。……でも、ありがと(気にしていると言うほどではないけれど、素直に貰った言葉を嬉しいと思って。ふわふわした尻尾に触れると思わずもふもふと尻尾を押し返した)【現在:607】
高鷲・諒一朗 2019年5月9日
へぇ……もとは人工物のものでも自然のものと同じように意味があると言葉がつくんなら、この世にゃ石ころなんて名前の石はねぇんだな(みんなそれぞれ意味があるんだ、としみじみ呟きながら拾ったのは、親指の爪ほどの大きさの白い巻貝。つやつやとしたその表面を珍しそうに眺めてから、バスケットに入れた)ちょ、そこは「私も」って言うところじゃね? ま、いいけど(にへら、と緩んだ笑みを浮かべてから、視線を波打ち際の向こう――どこまでも続く青い海に向けた)
高鷲・諒一朗 2019年5月9日
そりゃあ大ごとだろ。自分の考えと他人の受け取り方は違うのはそうだけど、誰も好きこのんで知ってる人の傷を負ってるとこを見たいなんて思わねぇだろ。おれらからしたら片手折れてても痛覚ねぇから気にすんなって言われるのと同じ感覚だぜ(自分を大事にしろよ、と気遣わし気な視線を向けてから。世辞じゃねぇけどうまい茶菓子なら大歓迎だな、と笑って毛並みのいい尻尾を相手の手にもふもふと当てる。潮風に負けぬその毛艶)【現在:687】
鶴澤・白雪 2019年5月10日
言葉にしてみると不思議な感じがするけどあたしはそんな世界の方が嬉しいし素敵だと思うわ。宝石の身体を持っているせいかもしれないけど、希少価値がなくたって大切にしてあげて欲しいから(価値のないクズ石だと吐き捨てる大人を沢山見てきた。偶然価値のある石が宿っただけで特別のように扱う人間たちを間近で見すぎたせいか、その言葉は切実な願いだった。比較的見つかりやすい白いシーグラスを拾い上げて一度それを眺めてからバスケットの中に入れて)……、はぁ??そんな恥ずかしい事言えるわけ
……。……(不意に青年の麦わら帽子のツバを持って下に引こうとする。ともかく視界を遮ろうと試みてから小さな声で言葉を零した)…思ってるわよ。誰も来ないと思ってたのにアンタたちが来てくれてこうして話してくれて、あたしは恵まれてる。…ありがとう、感謝してるわ。
鶴澤・白雪 2019年5月10日
今まで身体が砕けるなんて当たり前すぎて大ごとだと思ってなかったけどちょっと考え直すわ。近しい人間が怪我するところを見たくない気持ちは分かるから(今まで言われてきた言葉はそう言う事だったのだろうかと頭の中で考える。言っている相手が心配性なのだと思っていたがそうではないのかもしれないと思い始めた。)だったら手伝ってくれた礼もあるから終わったらお茶にしましょ。お互いのご褒美も兼ねて(想像以上に手触りのいい尻尾に瞳がきらきらと輝きだした。動物好きの少女は尻尾のもふもふ感を気に入ったらしい)【現在:784】
高鷲・諒一朗 2019年5月12日
価値っていうのは他人が決めるものだと思われがちだし事実そう思ってる奴らも掃いて捨てるほどいるからなぁ。希少価値があったって奇異の目で見るやつらもいるし(やさしい世界であってほしいもんだ、と呟くその目はどこか遠くを見ているようだったが――すぐに常の輝きを取り戻してにぃと笑って見せ……ようとしたが、唐突に視界が麦わら帽子の編み目に覆われれば相手の手によって帽子を下げられたのだと知覚して。続いて耳にした言葉に、ゆらりと尻尾が揺れた)……おう、どういたしまして……ってこういう時は言うんだったか。これからもよろしく、かな?
高鷲・諒一朗 2019年5月12日
そうしてくれるとおれとしても有難ぇ。それに白雪は女の子だからな、女性が怪我はそりゃ大ごとだし(心配性もあるが相手の特質と価値観の違いによるものだろうと思いつつそうして返事をした。お茶、ご褒美と聞けば嬉しそうに八重歯を見せて笑う。もふもふとした尻尾をさらに相手の手に押し付けながら)楽しみにしてる。……もうちょっとで集まりそうだし、頑張らなきゃな!(漂着物の群れから真珠質の二枚貝の片側を拾い上げれば、バスケットへ放り込んだ)【現在:820】
鶴澤・白雪 2019年5月12日
そもそも価値って言葉の意味がをどう捉えているかよね。それをはかるための指針は必要だけど囚われる必要は感じないわ(呟く言葉には同意を示して、自分と異なるものも赦せる世界であったらいいのにと願わずにはいられなかった。麦わら帽子のツバを引っ張ったまま揺れる尻尾を見ればつい、と視線を逸らして)どっちでもいいわよ。両方…間違ってないと思うし。此方こそよろしくお願いします(顔が熱い気がするのは陽射しのせいか、慣れない言葉を口にしたせいか。顔を見られるのが恥ずかしいと細やかな抵抗を続けた)
鶴澤・白雪 2019年5月12日
おんなのこ……?怪我なんて生きていればどれだけでもすると思うけど。諒一朗って案外紳士的なのね(向けられ慣れない単語を不思議そうな声で反復した。脆いから心配されることはあれど女が怪我をしたら大ごとだと言われたことは初めてでどうにもピンとこない。目の前の彼が案外女性に気を遣う方だという事は分かったから誉め言葉としてそう述べて)ふふ…そうね、もうちょっとだから引き続きお願い。2人でやるとやっぱり早いわね(変わらず眩しい笑顔を見れば微笑ましくなる。撫でるように尻尾に触れれば嬉しそうにもふもふ…と言葉が零れる。その傍ら、貝殻に交じってピンク色のシーグラスを見つけるとバスケットの中へと入れた)【現在:885】
高鷲・諒一朗 2019年5月13日
(告げられた言葉には重みを感じる。相手の過去によるものなのだろうと思いつつも、今は頷くだけにとどめた。麦わら帽子が視界を阻むまま、視線を逸らした相手に見えるはずもないけれど、にぃ、と機嫌よく笑った)おう。やっぱり、白雪はいー子だなぁ(気の抜けたほのぼのとした声音を発した。麦わらの編み目に阻まれて見えなくとも、彼女がどんな表情をしているかはなんとなくわかる気がした)
高鷲・諒一朗 2019年5月13日
そりゃおれたち猟兵だし怪我とは切っては切れねぇけどさ、女の子はできればしなくていい怪我はせずにいてほしいんだよなー。おれの願望だけど(紳士的、と言われれば今度はこちらがしっくりこないような表情をして。それが普通じゃねぇのか? と言いたげな目だ。相手の手に尻尾をモフモフっと当てたまま、淡い水色をしたすりガラス様のシーグラスを拾い上げればバスケットへと入れた)
鶴澤・白雪 2019年5月13日
(言葉にしてしまうと否が応でも当時の出来事が頭を過った。貴重な宝石を宿していようが目の前の彼や妹のように真っ直ぐで綺麗な存在の方が余程尊いと思う自分の価値観は今も変わっていないらしい。ゆっくりと麦わら帽子から手を離してその手で自分の頬に触れる。熱を感じたと思ったが自分の頬は相変わらず冷たかった)そうでもないと思うよわ。素行も態度も悪いし。年上だって敬わないし(何をどう見ていい子だと思ったのだろうと怪訝そうな目を向ける。ただ、この青年が嬉しそうならまぁいいかと自然と報われたような気持になって砂に隠れた石を探すことに再び集中した)
鶴澤・白雪 2019年5月13日
怪我するのが怖くて猟兵は出来ないから世の女たちは割り切ってると思うわよ?女の子はって言うけど、あたしは男でも嫌よ。顔見知りには怪我して帰ってきてほしくないわ。案外、男は口下手だから諒一朗みたいに言葉に出して相手を諭そうとしないんじゃないかしら(訴えかけるような瞳を見れば口元を緩めた。それが普通だと思える事は彼が優しい証拠だから。自分も茶色いシーグラスを拾ってバスケットの中へ放り込んだ)【現在:923】
高鷲・諒一朗 2019年5月16日
うん? 白雪はそう思うかもしんねーけどさ、おれはそうやって自分の思うことを口にして、正しいと思うことをして、っていうのはすげーことだと思うぜ? だって、誰にでもできることじゃないだろ?(たとえ少々伝え方がうまくなくても、その性質は貴重なものだと力説する。なぜなら、他人の目が怖くて周りに倣うヒトよりは、目の前の彼女のそれがよっぽど尊いものだと思えたからだ。そうして、熟れたイチゴのような真っ赤なシーグラスを拾う)
高鷲・諒一朗 2019年5月16日
そうなんだよなぁー……うん。でも、それと同じだと思うぜ。おれが白雪に怪我してほしくないっていうの。そーか? おれはさ、言わずに後悔したくねぇもん。言っておきゃよかった、言ってたらどんなに違ってただろうって思いたくねぇから。これも良し悪しではあるんだけどさ(拾った真っ赤なシーグラスを手のひらで転がす。白雪の目ぇみてぇだな、と笑ってバスケットにころんと落とした)【現在:956】
鶴澤・白雪 2019年5月17日
そうかもしれないわね。自由に生きるには人間は関わりとか柵が多過ぎるのかもしれないと思うことはあるわ。周りの反応と自分の心が伴わない事もあるだろうし(自由という言葉は難しい、それはいつも考えさせられる事だ。行動には責任が伴うし、覚悟を決めきれない人間も多い。けれだ自分のこれは一歩間違えれば異端となることも知っているから難しい、ともう一度呟いた)あたしはただ、流されて最悪の結果になるより自分で舵を切って氷山にぶつかって海の底に沈む方が本望と思ってるだけよ。
鶴澤・白雪 2019年5月17日
だったら怪我も気をつけるわ。人に怪我するなって言って自分は無茶するなんて不公平だもの。 あたしは好きよ、その考え方。やらずに後悔しても何も変わらないから。それにほら、怪我してなんぼと思ってたあたしが怪我に気をつけようと思ったんだから効果はあったじゃない。良し悪しなんて何にでもあるんだから良い部分を活かしていくことを考える方がきっと楽しいわ(言われて真っ赤なシーグラスを見てみると鮮やかな赤色に思わず綺麗ね、と微笑んだ。海のエネルギーをもらった石は自分の瞳よりずっと綺麗に見えた)【現在988】
高鷲・諒一朗 2019年5月18日
うんうんっ。でもやっぱり自分を押さえつけることに慣れちゃいけねーと思うんだ。人間、しがらみが多すぎると普通に生きていけるなんてことはないからさっ。やっぱり思うとおりに生きられるのが一番だよな!(相手の経てきた道も、その想いも自分はわからないけれど。心のありようだけは誰にも縛られることはないと、そう思った)おれもそれ、すげーよくわかる。どうせ悪い結末しか待ってねぇかもしれないなら、後悔しない方を選びたいよな。
高鷲・諒一朗 2019年5月18日
おう、ありがとうな! やっぱりトモダチの痛ましい姿は見たくないよなぁ。いつも元気な自分を見てもらいたいし! やっぱりさ、そういうところが白雪は優しいし頭が良いよな(にかっと笑いかけてから、足元に転がる小さな突起のある巻貝を拾う。指先で転がしてから、バスケットへと入れた)……おし! これでけっこう貯まったかな?【現在1014】
鶴澤・白雪 2019年5月18日
その意見には同意するわ。抑えた方がいいところは勿論あるけど柵になってしまうほど心を縛っても窮屈だろうと思う。ほんの少しの勇気と覚悟次第で思う通りに生きられるのに不器用よね、人って(自分も不器用な方だと自覚しているが心はかなり自由な方だと自負している。それが誰にでも出来る生き方ではないから人は愚かと言われるのかもしれない)えぇ。それに悪い結末にたどり着いてもその方がひっくり返してやる、ってあたしは思えるから。(その後で続けられた言葉を聞けばふと思うところがあって再び青年の頭に手を伸ばして)元気で明るい諒一朗は安心するけど疲れたらちゃんと休憩も挟むのよ?アンタだって生きてるんだから。 ……?何をどう捉えてその結論に至ったか知らないけどありがと(この青年は人を褒めるのが上手いと一先ず受け取ってお礼を言って)……そうね、これだけあればノルマは達成よ。付き合ってくれて助かったわ。お疲れ様。
高鷲・諒一朗 2019年5月19日
まぁなー、人と言ってもそれぞれだし考え方も違うから、おれたちが言うほどきっと簡単にはいかない人もたくさんいるんだろうけどさっ。でもでも、白雪の言う通りほんの少しの勇気と覚悟で未来を変えられる人たちもたくさんいるはずだし、そんな人たちに変える勇気を届けられるようになりてぇよな(白雪やっぱ頼もしいなぁ、とにこにこ笑っていれば頭に手を伸ばされる。ひょいと頭を下げて撫でられれば、目をぱちぱちと瞬いてから)……おう! そりゃあもちろん、疲れたら寝るなりして休むぜっ。ありがと!(その辺を飛び跳ねそうなほどの喜色を浮かべて笑って見せれば、海風で少々硬くなったらしき尻尾を振って)おーう、おつかれさま! さっそくお茶行こうぜ、お茶!
鶴澤・白雪 2019年5月19日
あたしたちだって簡単には生きてないでしょ。勇気を届けたいなんて涼一朗は本当に人間が好きというか……明るい性格してるわね。あたしはそこまで世話焼いていられないわ。やるとしても近しい子だけね。それ以上は責任も持てないし(優しさも手を伸ばすのも自然と出来るような善人ではない。頭を撫でて笑うワンコはそうなのだろうかと考えて、そうだったら凄いなと素直に尊敬した)そうね。そうしてちょうだい。美味しいお菓子くらいなら出してあげられると思うから。えぇ、お茶に行きましょうか。頑張ったんだから涼しい部屋でダラけたいわ。さっさと戻りましょ(コテージに戻って休みたいと言いながら踵を返す。集めて貰ったシーグラスを眺めながら帰路についた)
高鷲・諒一朗 2019年5月20日
だってさ、おれがそういうのに助けられたから。鬱屈してた中に希望を教えてくれた人がいたから、おれもその人みてぇになりたいって思ったんだよ(それから迷わないことにしたのだと。もちろん、無理はしないんだと言ってから)美味しいお菓子! 体力気力回復の重要アイテムだな。ありがてぇ!(うきうきとその場で飛び跳ねんばかりに嬉しそうに足踏みしてから、相手の後ろ姿を追って砂浜に足跡を残す。陽は西に傾き、海風は少しだけ冷たくなっていた)