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個人部屋:シノ

シノ・グラジオラス 2019年4月28日


建物1階の一番広く、玄関から近い部屋。この建物の大家用の部屋で、現在は俺が使ってる。
鍵はかけてないので、誰でも気軽にどうぞ。
俺が不在でも、誰かが居る事が多いと言う不思議。




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シノ・グラジオラス 2019年12月14日
俺が…?(誰を好きかと言われて、やっとこの食い違いの原因を理解する。合わせていた視線をゆっくりと伏せ、あの雪狼の女性を瞼に思い描く。)そうだよな、あんなの見せられりゃ気付かれるか。確かに、彼女…セスの事は大事な親友だったし…好きだったよ。けど、(言葉とは裏腹に直ぐに思い出せるのは、死に別れた直後の彼女の穏やかな顔。それを思い出すと自然と奥歯が低い悲鳴のように鳴った。)俺は、伝えられなかった。守る事すらできずに彼女を喪く事しかできなかったんだ。
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シノ・グラジオラス 2019年12月14日
(そっと瞼を開き、目の前の今を真っ直ぐに見つめる。)だから二度とそれを繰り返したくない。もう大切な人を目の前で喪いたくない。それはニナやシエンもそうだ。けど、その中でも俺が今一番喪いたくない人は(喪うと口にした瞬間に、それを否定するように大事なものを抱き上げる手に少しだけ力を込める。)俺が今好きな人は、リナ、キミだよ。再三紛い物の形を借りてまで現れた彼女と目の前のリナが、それを気付かせてくれたんだ。
(そして少し困ったように笑うと、気まずいように視線を少し反らし、)変に誤魔化したのは…断られて、リナから離れないといけないのが嫌だったからだな。それに、もし気持ちを受け取ってもらったとして、今からリナは色んな人と会って見聞を広める。そんな可能性を、ただでさえ10年の差があるのに、いつ死ぬかも分からない俺が奪ってしまっていいのかって不安が過って…はい、誤魔化しました。すみませんでした。
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木槻・莉奈 2019年12月17日
(おおよそ想定していた通りの話に、それでも一瞬覚えた痛みは気のせいと片付ける。シノの気持ちがどこにあっても、前を向いて生きてくれるならそれでいい)……え?(喪いたくないと、その気持ちは自分にもあるから納得出来ると、素直に聞き入れていられたのはそこまで。想定外の方向に進んだ相手の話に、思わずと言ったように声を漏らす。どうやら誤解をしていたのは自分だったようだとどこか冷静な自分が告げてくるけれど、それどころかとぐるぐる回る思考が答えを掴ませてはくれない)ま、待ってシノ、待って…待って(視線を合わせる事も出来ず、伏せるようにして逸らしたまま、何を待ってほしいのか自分でも分からないまま繰り返す。どう考えればいいのか、どうまとめればいいのか、どう答えを出せばいいのか、混乱し過ぎて分からなくて)と、とりあえず、降ろして…(抱き上げられているという状態が急に恥ずかしくなり、顔赤らめつつも軽く肩を叩き)
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木槻・莉奈 2019年12月17日
(付き合うのが嫌なんて感情は、そもそもない事ぐらい混乱する頭でもわかる。分かるがじゃあ付き合おうとなるかと言われるとそのまま頷く事も出来ない。妹の親友で、妹のような幼馴染の立ち位置なら、離れる必要はなかった。でも恋人は違う。恋人どころかその先の夫婦関係ですら、別れてしまえば終わりなのだ。今まで恋人が出来た事はあっても長続きなんてしなかったし、あの両親の血が自分には流れている。ちゃんと相手を大事にして、それを分かるように伝えて、ずっと一緒にいれるように頑張れるのか…自信が、ない)ああああ、あのっ…!(それでも、せめて何か言わなければと、口を開いても上手く言葉にならずに視線を彷徨わせる。何を言えば誤解を招かず伝えられるのか…言葉を探すも見つからず)あの、その…う、嬉しい!って、そうじゃなくて…いや、その…間違ってるわけじゃないんだけど言いたいのはそうじゃなくて…(混乱の余り半分泣きそうな顔で)
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シノ・グラジオラス 2019年12月18日
(明らかに狼狽し、困惑している様子に時期尚早だったと反省する。しかし明確な否定が返ってこなかった事に僅かに胸を撫で下ろした。
過去の経験上、時間を置くと断られる可能性が高かったので楽観視はできないのだが、泣きそうな状態のリナに追い込みをかける気も起きず、そっと彼女の希望通りに降ろした。そしていつもどおりに頭を撫でようとしながら、穏やかに微笑んだ。)リナ、大丈夫だよ。今すぐ答えをくれとか言わないから焦らなくていいぞ。リナの考えと気持ちが纏まるまで、待ってる。…ごめんな、急に色々言ったから焦っただろ?(普段通りに。彼女を落ち着けるようにゆっくりと話す。頭を撫でようとしたのは、彼女の気持ちを落ち着ける常套手段であり、顔を見られたくないだろうと言う配慮もあったのだが、何よりも自分自身の気持ちも落ちつけたかったからだ。)
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シノ・グラジオラス 2019年12月18日
(続けて聞かなかった事にしてもいいと言うネガティブな言葉を口に仕掛けるが、それでは自分の気持ちが嬉しかったのだと精一杯に伝えてくれた彼女の気持ちも否定してしまうと口を噤んだ。代わりにスッカリ冷めてしまった、彼女が淹れてきてくれたハーブティーに空いた手を伸ばしながら)リナも飲まないか?喉乾いただろ?
…って、しまった。臭くなかったか?(誤魔化すでも話題転換でもなく、本当に今の今まで自分が風呂に入ってなかったのを忘れていた失態を思い出す。しかもその状態で告白とは自分もアホだなと頭を抱えたくなったが、とりあえずシャツの首元を摘まんで軽く匂ってみる。…しかし、人狼の鼻をしても自分の臭いは分からずに首を傾げてしまった。)
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木槻・莉奈 2019年12月19日
(焦らなくていいとの言葉に、頭を撫でる手に、ようやく少し落ち着いたのか、こくりと小さく頷いて)…時間を、ちょうだい。ちゃんと、考える…適当な答えなんて、返せないし、返したくないから。(勧められるままにハーブティーを一口口にし、ほっと息を吐いてから言葉を紡ぐ。思わずとは言え嬉しいと言った時点で答えは出ているような気もするが…半端な気持ちで、応えていいとは思えない。)離れたくないのは、私も一緒だから。(少しでもきちんと言葉に出来た事に少し落ち着いた様子を見せるも、突然状況を思い出したらしい相手の様子にきょとんとして)…っふふ、シノったら。今更そこ気にするの?(変なの、と思わずと言った風に笑いながら、気にならないわよと首を横に振り)皆が起きてくる前に朝ごはん用意しちゃいたいし、そろそろ行く、ね(それでも、完全に何時も通りと言うわけにもいかないのか、少しソワソワした様子で背を向けて)
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シノ・グラジオラス 2019年12月19日
もちろん。待つと言ったんだ、時間もリナが望むだけ待つさ。(落ち着いた様子のリナを見て自然と自分も気を張っていたのが解れた気がした。確かに明確な答えは返してもらっていないが、彼女の言葉の節々から拾える言葉に過度な期待はすべきじゃないと自分を戒めつつ、それを隠すように肩を竦めて見せた。)この鼻だと自分が気になるから気になるんだよ。…そうだった、もうそんな時間だったな。(長い時間が経った気がしたが、壁掛け時計を見れば思ったよりも時間は経っていなかった。安心したからか、一つ欠伸をしてから部屋を出て行こうとする背中に声を掛けて見送る。)風呂に入ったら、一眠りするよ。昼には起きるから、また昼にな
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木槻・莉奈 2019年12月21日
ありがと…そ、そんなに長く待たせずともちゃんと纏められるとは思うから(流されるままじゃない、きちんと考えた答えを返す為の時間。長引かせて不安に思わせるのは本意ではないけれど、即座にきちんと返すには自分の経験値が多分足りな過ぎるから。)1日入らなかったくらいで気になるなら、どっかの先輩なんて常に気にしないといけないんじゃない、あの人放っておくと面倒臭がるんだから。(やれやれと肩を竦めて見せるも、つられたように時計に視線をやり)うん、それじゃ、またお昼に。(一度振り返ってから、軽く手を振って部屋を出て)
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シノ・グラジオラス 2019年12月21日
分かった。でも、無理せずにな。無理するようなら…そうだな、奈々子さんでも召喚してとことん甘やかしてもらうからな。(自分が彼女にとっての無理難題を突き付けている自覚はあるからこそ、リナが唯一何でも相談できそうな人物の名前を出しておく。こうすれば抱えがちな彼女にも発散ができるだろう。そう考えていた最中に、名前こそ出なかったが、誰の事を言っているのか分かりやすい言葉に吹き出して笑いながら。)確かにな、俺も少しはシエンを見習おうかね。― じゃあ、昼に(クスクスと笑いながら、こちらも軽く手を振ってリナを見送った。)
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シノ・グラジオラス 2019年12月21日
(ドアが閉まった後、少しその場に立っていたが、肺の中の空気を全部吐き出してしまいそうな位に長い溜息を吐きながらその場にしゃがみ込んで項垂れた。)…勢いって怖いもんだな。(零れ落ちた言葉は心の底からの言葉。そもそも自分の迂闊な態度が悪かったのだが、まさか誤解を解く為に告白する羽目になるなんて誰が想像しただろうか。いや、ある意味寝てないから、あんな大胆な事をしてしまったのかと思うと…)これ以上何かやらかす前に風呂入って昼まで寝よう。(そう結論付け、クローゼットから取り出してあった服を掴み、空いた手でリナが作ってくれたホットサンドを頬張りながら、自分も部屋を後にした。)
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シノ・グラジオラス 2019年12月21日
<--- 数日後 --->
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シノ・グラジオラス 2020年3月4日
(いくら自分の部屋を自由に開放しているとは言え、この時間に流石に居座る者もいないだろう。ドアを開け、自室に入ると後ろ手に閉める。春先になったばかりとは言っても、所詮暦上の話だ。野外に比べれば行く分もましだが、微かに冷たい空気だと言うのもお構いなしに、上着を脱ぐと乱雑にソファの上に放り投げる。次に左目を覆っていた眼帯を外そうとして ―)…一体、何だっていうんだ。(黒い革製の眼帯の上から左目を抑え愚痴る。
先日のアルダワ魔王戦争での一戦。ヒクイドリとの戦いの後から、左目が時折ズキズキと鈍く痛むのだ。痛いと言うよりか疼くと言う方が正しいのだろうが、何だかそれでは思春期にありがちな事のようで、何となく口にし辛いのもある。)
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シノ・グラジオラス 2020年3月4日
(苛立ちと痛みを抑えるように咥えたタバコに火を入れて煙で肺を満たす。
元々吸っている銘柄は味わう為ではなく、臭いを紛らわせるためのメンソールだ。鎮静効果は期待出来ない。けれど、何もしないよりはマシに感じて。)ちっ(灰と共に苛立ちを舌打ちにして灰皿に落とす。
― あの日見た、いや、あの日呼び起された悲哀の感情は、戦闘後には拭われた筈だった。現に共に現地に居たシエンは、あれから一見は普段通りに過ごしている。だと言うのに、自分の左目は思い出したように痛むのだ。 忘れるな。思い出せ。と自分の罰を刻みつけるように。)んな面倒な主張しなくても忘れるワケねぇだろ。(もう一人の親友を。恩人であり、嘗ての想い人である、あの雪狼の女性を。)
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シノ・グラジオラス 2020年3月4日
(もう一度煙を吸って、未だ長いタバコを灰皿に押しつけて火を消す。そしてベッドの上に乱暴に体を横たえた。今眠ると嫌な夢を見そうだが、仕事詰めで疲労を覚えた体は素直に睡眠を求めて意識が揺らぎ始める。
眼帯を乱暴に引き剥して上着を置いた辺りに投げ放る。そうすれば半分以下に落ちていた視覚が戻ってきたが、それも直ぐに瞼に遮られる。

左目に落ち着くのは昏い虚ではなく、青い瞳。あの日、セスを喪った日に潰れた筈だったのだが、燎牙と契約し人狼に成ると同時に前と変わらず同じ場所に鎮座している。
しかし、女性と違って鏡などの類が無いこの部屋ではシノは気が付かない。月光の元で、その左目の青が自分の背負う黒剣の元の主である女と同じ目の色をしていた事に。)
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シノ・グラジオラス 2020年4月29日
<--- 数日後 --->
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シノ・グラジオラス 2020年4月29日
(サクラミラージュの依頼を終えて一泊してから戻ってきた為、既に太陽は真上に上ろうとしていた。家の扉を開けると同時に一緒に帰宅してきたリナが何か言う前に、片手で抱き上げて足早に自室へと向かう。)
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シノ・グラジオラス 2020年4月29日
(扉を開け、部屋に入って後ろ手に静かに戸を閉め、部屋のソファにリナを降ろして座らせる。
眼帯やコートなどを脱いでベッドに投げつつ、手早く部屋に備えている電気ポットに水を入れてスイッチを入れて…)普通にココア淹れようとしてたけど、ココアで良かったか?別のがいいなら…茶かコーヒーくらいはあるが。(そう言えば、と言うようにリナを振り返って首を傾げながら、やっと言葉を発した。別に怒っているとかそう言うワケではないのだが、何となく早くリナに一息入れさせたかったのだ。)
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木槻・莉奈 2020年4月29日
(早業にされるがままに部屋へと連れてこられれば、意図を察したのか思わずついと顔を背けて)…シノは私に甘過ぎよ(甘やかされている自覚があるからか、照れくささと、元気なのにと言う気持ちもあってか、素直に反応出来ず)…ココアでいい(どうするか少し迷う素振りを見せるも、膝を抱えて座りつつ、ぽつりと返して)
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シノ・グラジオラス 2020年4月29日
了解。じゃあ、ココアな。(二人分のマグカップを準備し彼女の分にはココアを、自分の分にはインスタントコーヒーの淹れてお湯が沸くのを待ちながら、)そうは言われてもねぇ。リナが可愛くて仕方ないから、俺のワガママだと思って甘えてくれると嬉しいんだがな?(リナの隣まで移動し、その滑らかな髪を優しく梳くように頭を撫でる。しかし間もなく軽快な電子音が湯が沸いたのを知らせるので、少し惜しげに手を離して元の場所に戻って湯を注いだ。)茶菓子…は、と。無いよりいいか。(ココアの入ったマグカップと一緒に、酒の摘まみ用に買っておいたスナック菓子をソファの前にあるローテーブルに置き、自分もそのソファの隣に座ってコーヒーを一口飲んだ。)
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木槻・莉奈 2020年5月5日
(飲み物を入れるシノをこっそりと目だけで追うも、視線が合いそうになるとそらし)甘えさせるのがワガママ…?(変なの、と言いたげにシノを見遣るも、撫でられる手に心地いいのか僅かに目を細め)…ふふ(出されたスナック菓子に、ふと思い出したのかくすりと笑えば、一つ摘まんで口に運び)本当、ママとは大違いだわ。
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シノ・グラジオラス 2020年5月6日
(反射的に反らされたらしい視線に、吐息でだけで穏やかに笑ってワザと軽く肩を竦めて。)だってそうだろ?まあ、意見は一致してるって言うならワガママって言うのは違うかもだが。(甘やかしたいのであって怒らせたいワケではないので、何の意見が一致しているかは敢えて言わずにボカしおく。
そして最後にもう一度頭を撫で、コーヒーをテーブルに置くと深くソファに腰かけ直しながら、彼女の笑みに首を傾げた。)大違い?…ああ、コレか?(手を伸ばし、自分もスナック菓子を一つ摘まんで口に放り込む。塩気の効いた味は自分にとっては馴染みのある物だが、彼女にとっては自分達と出会って初めて口にした物だったなと味と共に記憶がジワリと思い出される。)
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木槻・莉奈 2020年5月8日
…別に、甘やかされたいわけじゃ…(嫌なわけではない。が、素直にも認められず、ごにょごにょと言い訳の様に口にして)
お姫様に似合う物からは離れてるから…お菓子って言うと甘いケーキって感じで。だから、最初はビックリしたわ(お姫様らしく、に縛られるあまり、経験できなかった事が沢山あった。気になっても、手を伸ばしちゃいけないものだと思っていた。今も昔も、思いこみを壊してくれるのはシノやニナなんだなぁとしみじみと思えば、ふと体の力を抜いて)…シノ、ありがとね(ぽつりと呟けば、肩に頭を預ける様に身を寄せて)
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シノ・グラジオラス 2020年5月9日
(肩にかかる心地よい重みに優しく微笑んで、空いた手で彼女の頭を撫で、)じゃあ、俺のワガママに付き合ってくれると嬉しいよ。今みたいにな。(頭を撫でていた手でそっと頬を撫でる。)
本当に徹底されてたんだな。…そう言えば、最初にこう言うお菓子を食べようって誘った時も恐る恐るだったな。(未知なる物への恐れと、けれど興味津々だった幼いリナを思い出して少し笑う。)けど、別に感謝される事してなくないか?(最初に彼女と出会ったのは、彼女が母親の手を離れて少ししてからだった。父親が不在で家に一人だった彼女を両親が迎え入れ、よくニナと一緒に自分が面倒を見ていたのだ。そんな当時の彼女に、スナック菓子などの悪い事を教えていたのは紛れもない自分。感謝される程のことだろうかと首を傾げた。)
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木槻・莉奈 2020年5月14日
…まぁ、シノがいいならいいんだけど(無理してやっているという風でもないし、意見が一致しているならいいのかと結論付ければ、撫でる手にすり寄って)
あの頃は、ママが許してくれなかった事を私がやるのは悪い事だと思ってたのよ。善悪の判断を自分でしてなかったし(皆が美味しそうに食べてる物を自分も食べてみたいという好奇心と、悪い事なんじゃないかという気持ちと、ママの言ってた通りにしなくていいんだという父親の言葉と…混乱しながらも、自分がしたい事に気付くのに時間がかかってたんだっけと思い返して)やっていい事とダメな事が明確に決められた中で、自分が何がしたくて、何をしたくないのか…よく分からなくなってたんだもの。色んな事を教えてくれて、自分で考えて選ばせてくれたから…(それが自分にとってどれだけ大切な事だったか、今思い返すからこそよく分かる。首を傾げる様子に僅かに笑いながらも、ありがとう、と再度呟いて)
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シノ・グラジオラス 2020年5月16日
まあ、あの母親じゃあ善悪もあったもんじゃないと思うけど。(思い出すのは火の粉のような桜が舞う場所で見た、彼女の母親の幻影。多少誇張されていたとしても、あれが自分の親だと思うと何とも言えない気持ちになる。それを隣の彼女は甘受してきたのだ。)
(素直に甘えてくれる様子を可愛いと思いながらも、あまり意識していなかった事に対する感謝の言葉に少し照れ臭くて。)…甘えてくれるのは嬉しいが、あんまり可愛いと構うだけじゃ足らなくなるぞ?(少しだけ口角を上げる意地悪い笑みを見せて、頬を撫でていた手の親指でゆっくりと彼女の下唇を撫でた。)
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木槻・莉奈 2020年5月17日
…あれでもね、やり方はともかく、目的の為なら努力を惜しまない人でもあったのよ。目的もやり方もおかしかったし、子供と自分の境界が酷く曖昧だったからあんな感じだったけど(あの場で口にした恨んでいないという言葉も本当なのか、肯定する言葉を口にする。とはいえ、離れた分冷静なのか問題点まで口にして)娘をじゃなくて自分がお姫様になる!だったらまだどうにかなったかもしれないのにね。
っ…もう、バカっ!(触れる手に顔を真っ赤にすれば、ダメだと言う様にシノの胸を手で押して少し距離を開け)今何時だと思ってるのよ…!
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シノ・グラジオラス 2020年5月17日
(昔のような妄信的ではない、冷静な分析すら加えた彼女の母親を庇う言葉に、唇を撫でていた手で優しく頭を撫でて。)どんなのでも、親を悪く言われたらいい気はしないもんな。悪かった。けど…一児の母親でお姫様になるって厳し…ああいや、今のは奈々子さんには言わないでくれ。(お姫様にとは言わないが、女性は何歳になっても女の子なのよと豪語する母親にこの事が伝われば、後で何を言われるか分かったものではない。 そして開けられた距離にクスクスと笑い、)おや、残念。リナが可愛くてつい、な。大丈夫、ニナが来る危険がある時間にはしないぞ。…多分な?
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木槻・莉奈 2020年5月18日
ふふ、大丈夫よ。どうしてシノにとって印象悪いのか考えたら、悪い気なんてしないもの(過去とは言え、他でもない自分が傷付けられたと思っているからこそだと、その気持ちは伝わってるから大丈夫と笑って)シノったら…言っちゃおうかしら(揶揄う様に笑って、反応を見る様に顔を見上げて)
多分って…!絶対ダメだからねっ!(ぷいっと顔を逸らして、怒ってます、とアピールしてみせて)動物達呼んででも阻止するわよ。
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シノ・グラジオラス 2020年5月19日
それならよかった…(見上げてくる顔に少し焦りつつも笑って、)って、リナさん待とうか!? そんなの奈々子さんに聞かれたら、定信さんによる「女性を大事にするのは紳士の務めブートキャンプ(強制参加)」が始まるからマジで止めてくれ。(とは言いながらも、こちらも笑いながら彼女の頭を少し強めにワシャワシャと撫でる。しかし怒ってますと主張するその可愛らしい横顔を見て、今度こそフッと声を漏らして笑った。)分かった。分かったからそんなに怒らないでくれよ。シエンに見られて怒られた時で懲りてるから、こんな時間にはしないって。…そう言えば、リナの機嫌が直りそうなものがあった気がする。(ソファから立ち上がり、部屋に備えてある小型冷蔵庫を開けてみる)
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木槻・莉奈 2020年5月21日
凄いブートキャンプが始まるわね(思わず想像してしまったのか噴き出せば、冗談よと笑って)
思い出させないでよ…!?もう、本当恥ずかしかったんだから…(顔真っ赤にして睨むも、冷蔵庫に向かうシノに首を傾げて)機嫌が直りそうなもの?
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シノ・グラジオラス 2020年5月23日
ほら、定信さんだからな。(噴き出した彼女を見て、少し気が紛れただろうかと彼女にバレないように心の中で安堵の息を吐いた。あれから一日経っているので気が紛れると言うのは変なのかもしれないが。)
(冷蔵庫から戻ってきて、リナの頭を撫でつつ)見られたって点に関しては、悪かったって。…そうそう、これな。(そう言って開いた手で頭を撫でつつ、冷蔵庫から取ってきたシガレットチョコをリナの掌に乗せようと。)
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木槻・莉奈 2020年5月23日
師匠はシノには特に厳しいものね(唯一の息子、というのもあるだろうが、ましてや相手が自分となると尚の事厳しくなってそうだなと思い至れば、少しくすぐったい思いがして思わず笑いつつ)
本当に思ってるのかしら…(ジト目で見遣りつつも、掌に乗せられたシガレットチョコに嬉しそうに表情緩めて)…仕方ないから、これで誤魔化されてあげるわ(手放しで喜ぶのは流石に子供っぽ過ぎるかと、顔は背けつつもチョコはしっかり受け取って)
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シノ・グラジオラス 2020年5月24日
定信さんにしてみれば、不肖の息子が可愛がってるリナに手ぇ出したって言うので余計に不満なんだろ。(あの人にとってはリナは2人目の娘だしな。と付け加えてるが、その程度で引く位なら最初から手を出すつもりもないと言うように笑ってみせた。そして疑うような視線にクスクスと声を漏らして笑い、)本当に思ってるよ。試してみる…いや、それで誤魔化されてくれたのなら、余計な事は言わないでおこうか。(再び隣の席に座る。そして、シッカリと彼女の細い指に捉えられたチョコに、残しておいて正解だったなと過去の自分に感謝をする。)
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木槻・莉奈 2020年5月31日
シノなら任せられるって気持ちもあるんでしょうけど…でもやっぱり複雑なのかもね(クスクスと笑いつつ)逆にうちのパパなんて呑気なものよ。「そっかぁ、よかったねぇ」で済んだもの。(あまりにのほほんとした返事が返ってきたせいで、意味が伝わってるか確認してしまったのを思い出して僅かに苦笑して)そうね、余計な事言うと誤魔化されてあげられなくなっちゃうわよ?(一つ取り出してちょっとずつ齧りつつ、悪戯っぽく笑って)
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シノ・グラジオラス 2020年6月3日
そう思われてるなら、いいんだけどな。(苦笑して肩を竦めてみせるが、リナの親父さんの名前が出ると少しギクリとしたように表情が強張る。)親父さんに話したのか? ああいや、別に話しちゃ悪いワケじゃないんだが…他に何か言ってなかったか?ほら、親父さんじゃなくてもマネージャーさんの方とか。(自分でも明らかに下手な誤魔化し方したなと思い、不信感を与えるのは本意じゃないと諦めてそのまま言葉を続けた。)…いや、実は少し前に俺もリナの親父さん達に会いに行ったから、何かその辺の話聞いたか気になって。(あまり撫でるとチョコを食べるのに邪魔になるかと思いながらも、可愛い笑顔を向けられれば触れたくなるのも仕方ない。なので邪魔にならないよう、そっと彼女の頭を撫でる。)
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木槻・莉奈 2020年6月6日
きっとそうよ。口に出しては言わないでしょうけど(そもそもが認めていない、期待をしていない相手に対し何かを言うタイプではないように思えて、けれど自分がそれを言ってしまうと師匠を困らせそうだなと、口にも出せず)…?うん、話したけど…(シノが表情強張らせたのを見て、パパが何か…?と思ったけれどどうもそんな感じでもなく、不思議そうに首傾げて)ディックさんが?んー…本当によかった、安心したとは言ってたけど…(自分の事も気にかけてくれてはいるが、父の仕事から普段の生活からサポートしてくれているせいか忙しく、会う機会が多いわけでもないからか、気にするのを不思議そうに眺めて)あぁ、なるほど…(撫でる手に嬉しそうにしつつも、くすくすと笑えば、チョコをシノの口に一つ差し込んで)あの人シノ個人に関してもだけど、グラジオラス家に対して絶大な信頼おいてる状態だから、反対なんてありえないわよ?
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シノ・グラジオラス 2020年6月7日
定信さんに詳しいリナがそう言うならそう信じようかね。ありがとな。
(こう言うのは当人同士よりも第三者の視点の方が的確だろう。それに父親の生徒であるリナの言う事なら信憑性は高いのもある。そして、リナの返事にホッとしたように息を吐こう…として差し込まれたチョコに妨害されて思わずチョコを咥えたまま吹き出した。)
なら、よかった。預かってる娘さんに手ぇ出したって言ったら一発殴られても仕方ないなって思ってたんだが…無かったんだよな。だから、逆にリナに何か言い含めといたのかと思ったわ。…けど、親父さんもリチャードさんも定信さんはいいとして、俺までそんなに信用して大丈夫か?(と首を傾げる)
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木槻・莉奈 2020年7月1日
どういたしまして。まぁ、私も相手がシノだからこそ師匠にちゃんと話したんだしね。下手に隠して変に印象悪くなっても困るし(今までの彼氏に関してはそもそも長続きする気もせず、家族に紹介するようなものでもないだろうと特に話していなかったらしく、私も話すのちょっと緊張したわ、と笑って)
ディックさんは真面目過ぎるのよ。私を助けてあげられなかったってすっごく後悔してて…余りにも何時までも気負ってるからもう大丈夫だし気負う事じゃないって話をしたら、私にそれを気にさせるのは本意じゃないし、それならその分君を助けてくれたグラジオラスの家の人達に感謝する事にする!って宣言してたもの(思い出したのか、くすくすと笑って)だからね、シノにも凄く感謝してるし、まず私を傷付けるとかありえないだろうからって寧ろ歓迎ムードだったわよ。
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シノ・グラジオラス 2020年7月4日
まあ、隠したところであの人、ニナの第二の父を自負してる位だし気が付くだろうな。(やれやれと苦く笑いながらも、緊張したと言うリナの頭を優しく撫でる。しかしふと首を傾げた。)と言う事は、定信さんに報告した彼氏って俺が第1号か?
何だかやたらと熱烈に歓迎されてるなと思ったら、そんな理由があったのか…真面目な人だな。(宣言した様子を想像すれば、自分も自然と笑みが零れる。)それじゃあ、その期待に応えるようにリナを傷つけないように気を付けないとだな。リナも、ちゃんと言ってくれよ?気を付けはするが、俺の感じ方と違う事もあるだろうし。
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木槻・莉奈 2020年7月7日
そうね…パパはともかく師匠に隠し事出来る気はしないわ(本当の父親より父親らしいわよ、と笑いつつ)そうだけど…(何か変なの?とばかりに首を傾げて)
本当にね。だからパパみたいな人をサポートできるんでしょうけど(私には無理だわ、と首を横に振って)シノに傷付けられる、ねぇ…想像つかないわ。(少し考える様に中空を睨むも、全く思いつかなかったのか首傾げて)何より、私が言う前にニナが怒りそうな気がするんだけど…。
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シノ・グラジオラス 2020年7月12日
(首を傾げて不思議そうに見上げてくる視線に、ふと嬉しそうに微笑んだ。)いや、光栄だなと思っただけだ。俺が身内って言うのもあったんだろうけど、定信さんに報告しようと思ってくれたんだろ?(リナが何回か過去に付き合っていた相手がいたのは知っていた。それを自分すら言わなかったのに、今回わざわざ定信さんに報告してくれたと言う事は、だ。嬉しくないわけがない。)
申し訳ないが、俺もリナの親父さんのサポートできる気がしないわ。(苦く笑い、噂の渦中の人の優秀さを改めて実感した気がした。)あー…(烈火のごとく。いや本当にリナを傷つけたらそれ以上に怒るだろう妹の様子を想像して、背筋に嫌な汗が流れた気がした。)だな。リナがどうこう言う前に俺がこの世から滅されるわ。
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木槻・莉奈 2020年7月14日
そ、そりゃ、師匠はシノのお父さんだし…何より、その…(私が言いたかったんだもの、とぼそぼそと呟くも、恥ずかしいのか視線を逸らして)
本当、頭下がる思いよ…パパ音楽以外本当ぽんこつだもの(スケジュール管理をする人間がいなければ日常生活自体怪しいのだから困りものだ、と溜息を吐いて)そ、そこまでは…ないと、思うわ、きっと、多分。
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シノ・グラジオラス 2020年7月17日
(視線を逸らされる横顔に微笑んで、)ありがとうな。(気持ちを込めずにリナに礼を言う事なんてまずないのだが、今の言葉は本当に、心の底から嬉しくて思わず気持ちが礼になって零れた。)しかしまあ…(コーヒーを飲みきり、困ったように苦く笑う。)逆にそんなに可愛い事言われると少し困るが。
(ポンコツと言われる件の人物の、最近会った顔を思い出して。)見た感じはそう見えないのが困りものだよな…。得してるんだか、損してるんだか。(肩を竦めてみせるが、きっと音楽をこよなく愛するあの人物にはそんな事は些末な事なのかもしれないなとも思う。しかし、リナの自信のなさそうな言葉に軽く噴出した。)リナ、ニナを甘く見てるな。アイツはやる時は絶対にやるぞ。(そう言って、少し体を寄せてリナの顔を覗き込む。その表情にもう、陰りは見られそうにないのを確認して、悟られない程度に息を吐いた。)
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木槻・莉奈 2020年7月21日
お、お礼を言われるような事じゃないわよ。変なの!(照れ臭さからふいっと顔を逸らして)…もう、またそういう事言う(ぺしりと痛くない程度に額を叩けば、立ち上がって)いい加減お昼造らなきゃいけないもの。シノだってお腹空いたでしょ?
そうね…なまじ見た目が普通の人だから他所から見たら音楽方面で売れっ子の凄い人でしかないのよ…それ以外ポンコツって気付かれないんだから(困るのは周りよね、と苦笑して)甘く見てると言うか…だって、私もニナに彼氏が出来てその人がニナを傷付けたなんてなったらやりそうだもの(自分が相手を大事に思う様に、大事に思って貰ってる自覚があるからこそ、やり過ぎそうでと笑って)
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シノ・グラジオラス 2020年7月24日
(顔を逸らす様子に笑みを見せるが、額を触るだけのように叩かれて思わずクスクスと笑い始める。)残念…だが、確かに腹減ったな。(笑みを潜めて時計を見れば、まだギリギリ昼と言った時間。このままリナを独り占めしていては、昼を自分で作ろうと言う気が薄い妹や親友の不興を買いかねない。)仕方ない、俺も昼の準備手伝おうか。
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シノ・グラジオラス 2020年7月24日
(倣うように立ち上がりながらも、言葉に滲む身内だからこその苦労に同情の笑みを向けた。)本当にな。でもまあ、そのお蔭でって言うのも変だが、それでリナが俺達の家に預けられる事になったと思えば、な?(頬をひとつ、そっと撫でてすぐに手を離した。)本当にお熱いことで。さすがの俺も嫉妬しそうだわ。(と口では言いながらも、その表情は柔らかいまま。妹とその親友であり自分の恋人が仲がいいのが悪いワケもなく。)さて、そのニナ様が乗りこんで来る前にリナを解放しないとだな。(使い終えたマグカップを二つ手に取ってドアの方へ歩き出した。)
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木槻・莉奈 2020年7月24日
ニナはともかく、シエン先輩は空気読まずに踏み込んで来かねないもの(そんなのごめんよと、料理の為に髪をまとめつつ呟いて)ありがと、じゃあ洗い物とかお願いしてもいい?多分誰かさんのが残ってるでしょうし。
…まぁ、そうね。そのおかげって思えば、ね(触れる手にふと表情和らげて)そんな顔で言っても説得力ないわよ?(クスクス笑いつつ、部屋の外へ向かい)
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シノ・グラジオラス 2020年7月25日
あー…まあ、シエンはなぁ。(前例あるからな、と心の中で追加した。あれはシエンが来そうなのが分かっていながら、そのままにした自分も悪かったので何となく口にし辛かったのだ。その気まずさから、クシャリと前髪をかき上げる。しかし、リナの言う誰かさんが心当たりしかなくて思わず噴き出した。)了解。それじゃあ手早く片付けるとしますかね。
そうそう、小父さんのお蔭って事で。(小さく笑うリナと共に笑うようにクスクスと笑い、)おや、バレたか。(そう言って、改めてリナと一緒に部屋を出る。彼女の気分転換は十分できたようだと、改めて心の中で安堵の息を吐いて。)
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シノ・グラジオラス 2020年7月25日
<--- このスレはここまで。 --->
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