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【RP雑記】北辰書庫【メタ無し】

エルディー・ポラリス 2019年4月9日


教会の一室、所狭しと本棚が並んだ部屋。
オブリビオンが支配する世界で生きるための情報が収められた部屋は、代々この教会の主が書き連ねてきた知恵が詰まっている。

【概要】
・北辰が執筆したシナリオに関しての、メタ無しの後書きです。
・要するにグリモア猟兵の日記のようなものであり、トミーウォーカーのチェックを受けていない【非公式】のものである点にご注意ください。
・【非公式】である為、特定の猟兵様がその個人と分かるような記述は極力避ける方針となります。
・書きたいときに書きたいシナリオの物を書く一人RPですので、更新頻度は不定期です。




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エルディー・ポラリス 2019年4月9日
【記録 1】 不定形のオブリビオンと、それに付き従う少女達の霊。行方不明になっていた子供は皆無事……それどころか、攫われる前より明るくなっている子も多い。特に後遺症もなく、彼らが何をしたかったのかは分からないままだ。より上位の神格を持つ神の為の贄とするつもりだった、と考えるにはあまりにも戦意が無かった。オブリビオンの事など、分かっていないことの方が多いが、それにしたって不可解な事件だった。次は、もう少し分かりやすい予知をしたいものである。
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エルディー・ポラリス 2019年4月9日
【記録 2】 分かりやすい予知がいいとは書いたが、珈琲狂いの相手をしたいとは言ってねぇよグリモアこの野郎。そもそもスライムシロップってなんだ、どういう発想でたどり着いたんだソレに。連中のトンチキぶりは置いておくにしても、アルダワの人々の技術には目を見張るものがある。迷宮に災魔を封じてしまうあの世界は、現状では最も安全な世界の一つでもあるだろう。とはいえ、帰り道に現れたシェイプシフターのような大型オブリビオンは複数確認されている、やはり、猟兵の力が必要であることに違いは無いだろう。 (追記)猟兵の人たちを送り返した後、私も珈琲を淹れてもらった。美味しかったのがなんか腹立つ。
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エルディー・ポラリス 2019年4月9日
【記録 3】 死体を蒐集する悪趣味なオブリビオン、エルシーク。ヴァンパイア討伐のお祝いムードに水を差してくれた憎きあんちくしょうである。とはいえ、霊廟の罠を利用し立てこもり、死体を弄び作ったスケルトンの兵団は少し面倒ではあった。今回出会ったエルシークは死体をただの道具として扱っていたが、別の場所では死体そのものに価値を見出す個体も現れている。オブリビオンには多々あることだが、現れるたびにその性質に差異が生まれるというのも興味深い話ではある。 ……それにしてもアイツ、何回骸の海から還ってきたら満足するんだ?
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エルディー・ポラリス 2019年4月9日
【記録 4~7】 お、終わった……! グリモアベースが初めて観測したオブリビオン・フォーミュラ、銀河皇帝との戦いもケリがついた。我々グリモア猟兵も宇宙を端から端まで駆けまわるオーバーワーク……をしていた人もいたようだが、私のグリモアは何故か白騎士方面しか予知しなかったので、そちらに集中できるという意味では楽だった。戦争に限らず、特定の世界の予知しか映さない、ふざけたオブリビオンしか予知しないなど、グリモアの予知が偏るという話は度々耳にする。形にしても、持ち主の個性を反映したようなものが多い。グリモアそのものにも、何らかの性格とでも言うべきものがあるのだろうか。
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エルディー・ポラリス 2019年4月9日
【記録 8】 な ん だ ア レ。私がのんびり休憩している間にエルネストが予知してた。いや、それはいいんだ、アイツもグリモア持ってるんだから、何かしら映ることはあるだろう。で も 妹 萌 え 怪 人 っ て な ん だ。あの世界は、こう、他とは毛色の違うオブリビオンが現れるとは聞いていたけれども、それにしたってなんでよりによってあの愚兄がそれを予知してしまうんだ。大体なんでナンパなの、そしてなんで猟兵さん達もアッサリ適応するの。まあ、戦っている彼らはイキイキとしていたようにも思えるが、予知したのが私でなくてよかったと、少しだけ思ってしまった。
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エルディー・ポラリス 2019年5月2日
【記録 9】……うん。また愚兄がやってくれましたよ。幽霊船の出現を予知したから猟兵さん達連れて乗り込んでいったまではいい。揺れる船内を探索しながら、息を潜めるオブリビオンを探し出したのもいい。……なんでそこから出てくるのが巨大鯖かなぁ。豪華客船サイズの鯖ってなんなのよ、いや、あそこまで大きければ脅威ではあるけど、もっとこう、あるでしょ、シリアスなのが。少し前にグリモアの予知の偏りについて書いたが、まさかアイツのグリモア、変なオブリビオン専門だったりしないだろうな……?
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エルディー・ポラリス 2019年11月28日
埃をかぶった書庫。閉じられたままの本。

だがエルディーさんのグリモア日記は死滅していなかった!!!!
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エルディー・ポラリス 2019年11月28日
【記録 10】
ダークセイヴァーに現れた偽りの救済者。言葉だけは優しい、骸の海から広められた御為ごかしの信仰。
その彼方に居たナニカ。

異端の神、だとは思うが、結局アレはなんだったのか。
アレが彼なりの供物だったのか? 闇夜の世界で、彼はどこであの言葉を知ったのか?
あの事件以来、同一の個体と思わしきオブリビオンは確認できていない。
被害の拡大を防ぐことには成功したが、何やら謎が残った事件だった。
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エルディー・ポラリス 2019年11月28日
【記録 11】
老いたヒーローの最後の戦い。
ある意味で、オブリビオンという存在の最も忌むべき要素が現れてしまった事件でもあっただろう。
永遠の安らぎを得たはずの大切な人々が、その在り方を歪められて帰ってくる。
肉体だけでなく、心をも抉るような相手であったわけだが……。

先日、ヒーローズアースにて特徴的な居合抜きを使う新人ヒーローに出会った。
引退後も前向きに後進を見守れているだろうあの老ヒーローもまた、猟兵の戦いが守ったものなのだろう。
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エルディー・ポラリス 2020年1月6日
【記録 12~17】
真っ二つのキマイラフューチャー、そこに現れたドン・フリーダム率いる怪人軍団との戦いも一段落だ。
あの世界らしいというか、なんというか。やれダンスだ、やれペイントで陣取りだの、不思議なルールの上で戦う事が多く、猟兵の方々にも苦労をかけた気がする。

グリモアに映った三怪人。なにやらもう一人ヒゲが居たらしいが、そいつを除いた彼らは何やらクセのある連中だった。
……同じ主君を抱いた宇宙の二大騎士とは別方向に仲が良さそうだったというか、敵であっても、どうにも嫌いになりきれない者達だった。
ドン・フリーダムといい、もう少し人の話に耳を傾けてくれたのなら、戦わずに済む道も……オブリビオンである限り、不可能なのだろうけども。
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エルディー・ポラリス 2020年1月6日
【記録 18】
愛すべき我が故郷はいつでも人類ピンチである。
街を占領したオブリビオンが暴虐を働く……というのはよくある風景なのだけど、生きたまま洗脳した住民を動かしていた点において、あの導師は中々にタチの悪い存在であった。

猟兵の役目はオブリビオンを討つこと。
世界の停止を食い止める為の使命を考えれば、多少の犠牲には目をつむるというのも、まあ珍しい話ではない。
現に、信者を配下とし、自らの盾とするオブリビオンを倒すためには、現地の住民の命など無視してしまった方がよほど楽だったと思う。
それを、わざわざ捕まるフリをしてみせるとか、無駄な破壊をしないユーベルコードを使うとか。

――彼らを転送したのは私なのだから、どのような行動も、決して否定すまいと決めていたけれど。
少しだけ、ホッとしている。
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エルディー・ポラリス 2020年4月26日
【記録 19】
オブリビオンとは過去である。
前提はそれであって、かならずしも悪ではないのだから、まあこういうことも偶には起こる。
あの竜は哀れな逸れ者であったのか、最後に望みを叶えられた果報者だったのか。
これだからオブリビオンというものは嫌いだ。

※追記
件の少女は至極順調に回復中であるとの報告を受けた。
今でも、彼を友と呼んでくれているとも。
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エルディー・ポラリス 2020年4月26日
【記録 20】
アリエルがぁ! 最近家に居つかないんですけどぉ!!
捕まえて話を聞いたところ、どうやらアリスラビリンスにちょくちょく行っている様子。
お菓子と玩具の国……なんとも楽しそうな。

あの世界、結構大変そうだけどああいうほのぼのしたとこもあるんだなぁ。
とはいえ、それも猟兵が守ってくれればの話。
すっかり猟兵に好意的になったようだけど……今度、アリエルにお菓子を与えすぎないように言いに行かねば。
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