【1:1RP】聖夜前、狼二人【メタ無し】
アリエル・ポラリス 2024年2月10日
ある日の教会。
運び込まれた大きな机の前に並ぶ二人の人狼。
彼女たちの視線の先にあるのは、近隣の村々に住む子供たちに贈るために用意したクリスマスプレゼントだ。
「ここまでの準備は完璧……後はこれを綺麗に包むのよ!」
この暗い夜の世界にも聖夜の喜びを届けるべく。
少女は友人を誘い、綺麗な包装紙を掲げて闘志を燃やすのだった。
●『アリエル・ポラリス』とお誘いした方の1:1RPとなります。
1
アリエル・ポラリス 2024年2月10日
女の子のお人形よし! ボールよし! お腹を押すと凄い勢いで鳴く鳥さんの人形よし!
ラジコン……は換えの電池が買えないからやめときましょうか。
さあ、これをひたすら箱に入れてラッピングよ!
覚悟はできてるかしらベスティアさん!
ベスティア・クローヴェル 2024年2月10日
電池なんてこっちじゃ中々手に入らないもの、ね。
こういう機械仕掛けの玩具で遊んだ事ないから、付属品の電池がどれくらい持つのかもわからないし。
子供たちの為だもの。出来る限りは善処するよ。
あ、でも包装紙の予備は多めに欲しいかな…。私、ラッピングなんてやったことがないから。
アリエル・ポラリス 2024年2月10日
そうなのよね。
プレゼントは他の世界で色々集めて来たけれど、ダークセイヴァーでも問題なく使えるものとなると結構限られちゃう。
真ん中を持って回すとずっと回ってるナニカよし! ……あと、用途がいまいちよく分からないのもちらほら。
ふふふ、オブリビオンを倒すだけじゃなく、こういうお仕事もいいものよね!
包装紙の予備なら心配しないで! 私もぶきっちょだからたっぷり用意したし、万一足りなくなった時にパシらせるお兄ちゃんのスタンバイもオッケーよ!
ベスティア・クローヴェル 2024年2月10日
ここは色んなものが制限されているから、ね。こればっかりは仕方がない。
しかしまぁ、随分と沢山プレゼントを集めて来たね。選ぶのも、運ぶのも大変だったでしょ。
そうだね。こういう裏方も大事な仕事のひとつだもの。
あぁ、お兄さんがスタンバってるのか。それなら、失敗して余計な手間を増やさないよう気を付けないといけないな。
さて、プレゼントを配り始めるまであんまり時間もないし、早速始めようか。
アリエル・ポラリス 2024年2月10日
おもちゃだけじゃなくて生活が楽にできるし、お医者さんとかの仕事にも使えるからお姉ちゃんとかが発電機を持ち込めないか試してたこともあるんだけどね。ゴウンゴウン五月蠅くて森の神様が寄って来ちゃって大変だったわ……!
ええ、クリスマスに皆を喜ばせてあげるのよ!
あら、お兄ちゃんのお仕事がなくなっちゃうかもだわ! ……まあ、グリモア使って沢山のプレゼントを運んでたのはお兄ちゃんとお姉ちゃんだから、休ませてあげてもいいかも。
さあどんどんラッピングするわよ!
(言うや否や、くまの人形を箱に入れて包みだす)
(――下手!!)
ベスティア・クローヴェル 2024年2月10日
それはまた大変だったね。
発電機にしても、それを動かす燃料は結局他の世界頼みになってしまうし。生活を豊かにするのも一苦労だ。
そういうったものを作るための理屈がわかれば、色々アレンジしてここでも使えるように出来るのだろうけど…。
これ集めてきたのはエルディーとお兄さんの方だったのか。それなら、少しは休ませてあげないと、ね。
ラッピングとプレゼント配りが無事に終わったら、菓子折りのひとつでも持って行って、お礼を言わないとな。
(大きめのぬいぐるみを箱に入れて、包装紙で包み込む。が、どうしても折り目が目立つ不格好なラッピングがひとつ出来上がって、「変だなぁ…」と首を傾げた)
アリエル・ポラリス 2024年2月10日
そうよね、他の世界に理屈はあるのだから持ち込めればいいのだけど……。
お兄ちゃんは医療系以外あまり興味がないし、お姉ちゃんは聖者のお仕事とグリモア猟兵で忙しいし、私はちんぷんかんぷんだったわ……!
ふふ、お菓子をあげると二人とも喜ぶと思うわ!
しかし……なんだかピシっとならないわね?
お店の人が前やってるのを見たときは凄い速さで包んでたから簡単かと思ったのだけども。
ベスティア・クローヴェル 2024年2月10日
私も一時期その理屈を理解しようとしたんだけど、前提に覚えるものが多すぎて断念しちゃった。
他の世界の文字を覚えるのでさえ苦戦してる私には、ちょっと難しすぎたんだよね。
それじゃ、無事にプレゼント配りが終わったらみんなでお菓子でも食べて打ち上げ、かな。
…UDCとかでラッピングをお願いすると、手際よくぱぱーっとやってたんだけどね。
こう、折り目が目立たないような感じで。まぁ、子供たちは中身の方が大事だし、ラッピングの雑さは気にしないでしょ。……多分。
アリエル・ポラリス 2024年2月10日
アース系の世界とか、サイバーザナドゥとか凄いもんね。
それだけ文明が発展する余裕があるのは良いことだけども。
……まあザナドゥは発展しすぎておかしくなってたりもするから良し悪しなのかしら。
いいわねそれ! 弟も連れてきちゃおうかしら!
今、私の中にはダクセの人はUDCのピシっとラッピングを知らないんだからバレないでしょという悪のアリエルが囁いてきているわ……!
ベスティア・クローヴェル 2024年2月10日
そこは住んでるヒトや種族の考え方次第じゃないかな。どこの世界にも、独り占めにしたいって考えるのがいるわけだし。
個人的には、色んなものが発展してて平和に過ごせてるキマイラフューチャー辺りが一番の理想なんだけど。
本人が乗り気なら連れてきていいと思うよ。打ち上げは人数が多い方が楽しいもの。
確かにわからないかもね。でもまぁ、出来るだけ綺麗には包んであげたいって思いも多少はある。
ほら、こういう綺麗な紙ってここじゃ中々手に入らないから。子供たちにはそれも含めていい思い出になりそうだし。
アリエル・ポラリス 2024年2月10日
そうなのよねぇ……私もお肉が沢山あったらちょっと独り占めしたくなっちゃう。
キマFのコンコンコンは凄いわよね、ご飯もおもちゃも出てくるから争う必要もあんまりないし。ああいうのが衣食足りて礼節を知るって奴なのかしら。
くっ、そこを突かれると弱いわ……! あの子は人見知りするから。
確かに綺麗な紙はそれだけで素敵だわ! 折り紙なんかの本も後で配ると良いかもしれないわね!
(そう言うと、先ほどよりさらに気合を入れてラッピングをする)
(……気持ち前より綺麗かもしれない)
ベスティア・クローヴェル 2024年2月10日
お肉は美味しいからね。独り占めしたくなる気持ちはわかるよ。
本当にコンコンは凄いよね。あれをここに持ってこれるのが一番なんだけど、あれこそ本当に原理がわからないからなぁ……。
本人が嫌がってるのにつれてきても、きっと楽しくはないだろうから。頑張って説得しておいで。
あぁ、折り紙を配るのはいいかもね。折り紙の織り方講座なんてものをやってあげると、尚喜ばれそうだ。
(小さめの方がラッピングし易いかもと考え、先程アリエルが回していた謎のくるくるを箱に詰めてラッピングをし始める)
アリエル・ポラリス 2024年2月10日
どうしてあんなに美味しいのかしらね、お肉は。
私たちが人狼であることとなにか関係が……!?
コンコンコン、確かオブリビオンのドンちゃんが作ったのよね。あの世界の戦争当時は私猟兵じゃなかったから聞いた話だけど。
……どうにかドンちゃんがこの世界に来れば? でも仮にもフォーミュラだし来ても困るわねぇ。
私やお兄ちゃん以外の人狼のお姉さん居るよって言えば興味は持ちそうね。そこから攻めるわ!
折り紙講座……! いいわね! アリエル先生って呼ばれたいわ私!
ベスティアさんはベティお姉さんとして折り紙のお姉さんの席を用意するわよ!
(勝手に何かに任命しようとしているぞ!)
(興奮のあまり握りつぶされた鳥の人形は切ない叫び声をあげている!)
ベスティア・クローヴェル 2024年2月10日
多分、あんまり関係ないんじゃないかな。どこかに野菜しか食べない人狼だっているかもしれないし。
…フォーミュラが来たら、それはそれで困るな。上層もまだ進行途中だし、ここには対処しないといけない事が多すぎるもの。
それで釣れるならいいけど、私はあんまり愛想ってものがないからな。それで幻滅とかされないといいんだけど。
席を用意してくれるなら、手伝わないといけないね。アリエルならきっと、きっと先生って呼んで貰えるよ。
(任命してくれたのだから、手伝わないといけないね。と微笑ましくアリエルを見る)
(ラッピングが終わり、1個目と比べると大分マシになってるような…気がする。)
アリエル・ポラリス 2024年2月10日
つまり――人狼病が治ってもお野菜を食べる時の苦しみがなくなるわけではない……! なんてこと……!
第二層まではどうにか調査を進められてるけど、一層はまだ分からないものねこの世界。
一層だとお日様があったりするのかしら……。
そうなの? こういうのに付き合ってくれるんだからとても優しくて良いお姉さんでしょ? 妹歴20年の私が言うんだから間違いないわ!
……まあ、打ち上げも折り紙もとにかくラッピングを終わらせねばいけないのだけどもね!
(デカい熊のぬいぐるみを抱えて悩んでいる)
(でかいと難しい。この場で彼女たちが見つけた真理の一つだ)
ベスティア・クローヴェル 2024年2月10日
……もしかして、アリエルって野菜苦手なの? ダメだよ、ちゃんと野菜も食べないと。
この世界にも、どこかに太陽があるといいなぁ……。明るくて、暖かい光があればそれだけで希望になるもの。
私はアリエルほど表情が分かりやすくはないから、ね。慣れるまでは不愛想に見えるんだよ。
…そうだね。まだ山のようにあるのだから、手早く済ませて行かないとね。プレゼント配りに間に合わなくなってしまう。
(大きなぬいぐるみを抱えて悩む様子を見て、とりあえず詰める用の箱を差し出した)
アリエル・ポラリス 2024年2月10日
……ナッツ類は好きよ? それ以外はあんまり。
私が食べないと弟も真似しかねないから頑張って食べるけど。
そういうものなのかしら……。
私はお日様はほどほどでいいかなって思っちゃう。この世界の暗がりと静けさも結構好きなの。生まれ故郷は
第四層だもの。
それなら大丈夫よ。お家だとお兄ちゃんは仏頂面が多いし、お姉ちゃんも無表情で虚空を見つめてたりしてるから。ベスティアさんは美人だからその点が心配ね……!
よし、そのまま箱を持ってて頂戴。
この熊さんをねじ込むわ!
(ぎゅむぎゅむ)
ベスティア・クローヴェル 2024年2月10日
小さい子供はすぐ大人の真似をするから、ね。
栄養が偏ると、病気にやりやすくなったりする、とは聞くよ。だから死にやすくなって、大きくなれないってことじゃなかな。多分。
…そっか。私も生まれは四層だけど、太陽の光が好きだからそう思ってしまうのかもね。
美人だから心配…? あぁ、まぁ、男の子って少しませてたりするものね。
うん、わかった。箱の方はしっかり押さえておくよ。
(少し前に小さい子に告白されたことを思い出しながら、箱をしっかりと固定して詰め込みやすいようにし)
アリエル・ポラリス 2024年2月10日
大きくなれないのはまずいわね。
いえ、私はそろそろこれくらいでいいけど、弟はもうちょっと大きくなってもらわなきゃ。
私は他の世界行った時にお日様を直視して目がー!ってなった恨みもあるからね……!
そうよ、偶に友達を連れていくともじもじしちゃうから……!
それはそうと熊をぐいぐいっと……よし入ったわ! ありがとう!
ベスティア・クローヴェル 2024年2月10日
大きくなっても、栄養が偏るとすぐ病気になったりするから、油断は禁物。
健康でいないと、家族が心配しちゃうから、ね。
それはまた恨みが深そうだ。もしこの世界にも太陽があったなら、アリエルの二の舞にならないようにサングラスでも渡して回らないといけないかも、ね。
(クスっと笑いながら、冗談めいた口調で提案をして)
でもアリエルやエルディーが美人だし、そういうものには多少耐性がありそうなものだけど。
家族とそれ以外とじゃ、やっぱり違うものなのかな。私には兄弟の類がいないから、わかんないや。
よし、無事に箱に収まったね。…これだけ大きいと、ラッピングも一苦労だし、気合を入れないと、ね。
(一番大きな包装紙を手に取って、悪戦苦闘しながらもラッピングをし始めた)
アリエル・ポラリス 2024年2月10日
それは確かにそうだわ。
今後もお姉ちゃんとして頑張って野菜を食べるほかないわね……!
サングラスは本当に大事よ。あと日焼け止めクリーム。
ダクセ人がよその世界うろついてたら一日で全身真っ赤になっちゃうもの。
(こいつの眼差しはマジであった)
やっぱそういうのは、姉と他の人じゃ違うのかもしれないわね。
よし、私はおリボンの用意を進めておくわ!
これが片付けば終わりも見えてくるはず……!
ベスティア・クローヴェル 2024年2月10日
ふふっ。可愛い弟のためにも頑張ってね、お姉ちゃん。
あぁ、日焼け止めクリームは確かに必須だね。今までずっと日の光の当たらない場所にいたから、ちゃんと対策はしないと。
「日焼け」なんて言葉を使ってるけど、結局のところあれは軽度の火傷だし。
そういうもの、か。大きくなるまでには、ある程度慣れてるといいね。
じゃないと、外に出るようになったら苦労してしまいそうだし。
…うん、よろしく。あともう一息だものね。ラストスパート、気合入れ直していかないと。
アリエル・ポラリス 2024年2月11日
あら! よく分かってるわね、流石だわベスティアさん! ウチの弟は可愛いのよ!
太陽、大体の世界では地上よりだいぶ離れているらしいけど。
それでも人を火傷させちゃうんだから凄いわよねぇ……。
外、出られるといいのだけど。猟兵じゃないから不安だわ。
その不安の解消の為にも、オブリビオンはやっつけておかないと!
そして解消だけでなく楽しく過ごすためにも、気合を入れて残りも頑張るのよ!
ベスティア・クローヴェル 2024年2月11日
小さい子はみんな可愛いものだよ。それが家族であれば、尚更。
それに、弟のことを話す時のアリエルはとっても嬉しそうだもの。
ほんと、凄いよね。初めてその仕組みというか、話を聞いた時は信じられなかったくらいだもの。
あぁ、猟兵じゃないのか。アリエルやエルディーが猟兵だから、てっきり弟さんもそうだとばかり。
村から出ないなら、多分大丈夫だろうし、それなら私の心配は杞憂…なのかな。
うん、あと少しだし、頑張ろうか。
(袖捲りをして気合を入れ直して、ラッピングを続ける。そしてやっとの思いで包み終わると、思わず「出来た…」と声が漏れた)
アリエル・ポラリス 2024年2月11日
やっぱり一人だけ年下の兄弟って可愛いのよね。
ついつい甘やかしちゃうけど、お兄ちゃんやお姉ちゃんも私を甘やかしてたからこれは当然の権利なのよ!
お父さんと弟は猟兵じゃないのよね。
いつかは他の世界の面白い物を見せに行けたらと思うけど。
それが難しいから、こうやってクリスマスにかこつけて面白い物の方を持ってくるというわけね!
さ、もうひと踏ん張りよー!
アリエル・ポラリス 2024年2月11日
こうして彼女たちのクリスマス準備は続いていく。
それが果たして間に合ったかどうかは――当日の彼女たちの笑みを見れば分かる事でしょう。
―了―