◆【1:1】星夜祭
ノヴァ・フォルモント 2024年2月8日
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その日は、星が舞う夜だった。
とある辺境の街で行われている、星夜祭と呼ばれる祭り。
夜空には星が瞬いて、地には夜光虫たちの光が舞う、美しい夜。
今宵は祭りを見に来た観光客も多い。
きっと、夜通し街の灯火は絶えないだろう。
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レルヒェ・アルエット(f42081)
ノヴァ・フォルモント(f32296)
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世界:A&W(夜)
期間:20~30レス程、またはキリの良いところで結び
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ノヴァ・フォルモント 2024年2月8日
その日も、何の気なしにこの世界を訪れていた。
何時ものように、それでも日々違う星明りの光景を求めて。
街に辿り着いた時は既に夜、星夜祭は始まっていた。
喧騒を潜り抜けて、見晴らしの良い展望台で足を止める。
此処でなら静かに星を眺められるだろうと。
ノヴァ・フォルモント 2024年2月8日
(腰に提げたランタンの光を落とし、景色を眺めて一息ついた所だった。聞き覚えのある声に呼ばれたのは)
――ん、君は……レルヒェ、だったよね。ついこの間ぶりかな?
そうか、君も旅をして偶然ここへ?それは奇遇だな。俺も何となくこの地を訪れてみたんだ。この世界自体にはよく足を運ぶんだけどね、祭りをやっている日に来れたのは運が良かったよ。旅の醍醐味か……。確かに様々な景色を見たり、こうした出会いもあったり。そんなところが良いのかもね。
レルヒェ・アルエット 2024年2月10日
そう、レルヒェ。…で宜しくお願いするよ。星の街の復興のとき以来にはなるね。
……旅って目的があるものかとも思っていたのだけれど。何となく、や偶然の出逢いもあるようなら…趣味にするのも良いものなのかもしれない。
ノヴァは…この世界によく足を運んでいるんだね。何となくの私よりは余程詳しくはありそうで。…祭りをやっている日だったのは新情報だな。輝く光に願いを掛けたり、色々と飾り付けをしてみたり…?
(彼と遭遇した此の場所は、静かに星を眺めるに打ってつけに思えたけれど。少し離れたところで行われているらしい、祭りの光景も想像はしてみて。己のよく知るヒトの集まりというのは…賑わい活気に溢れているようなものばかりで。)
ノヴァ・フォルモント 2024年2月14日
うん、それじゃあ改めてレルヒェと呼ばせてもらうよ。俺のこともノヴァでいい。
星の街ね、いいところだったな……あの時は旅というより仕事半分な気持ちだったけれど。気が向けばまた立ち寄ってみたい場所だ。
……うーん、そうだな。目的の在る旅をしているヒトも居るだろうし、風に任せた気ままな旅路のヒトもいるだろう。……俺はどちらかというと、後者に近いかもな。様々な世界や土地を巡って見聞を深める事もできるし、趣味にするってのも有りだと思うよ。
まあ、この世界にはそれなりの頻度で訪れているかも。それでもまだまだ知らない土地は沢山あるけれど。この街に来たのも実は今日が初めてなんだ。他の大きな都市で祭りの噂を聞いてね、興味本位で来てみたわけだ。……俺も軽く話を聞いた限りだけど、街の中心では儀式的な催しもやっているらしい。それ以外は普通にお祭りのような雰囲気みたいだな。お陰で今宵はなかなかに賑やかな夜になりそうだ。
レルヒェ・アルエット 2024年2月17日
普通に旅先として訪れるのと、仕事半分で行くのはまた違った心持ちかな。また立ち寄りたい場所と思われたのは良かったよ。一応は、あの世界の住人のひとり…という身としては。
……風に任せた気ままな旅路。どんな出逢いがあるかも分からないような。偶然は…わたしも割と好ましいのかもしれないな。今日という日の今みたいにね。
そっか。ひとつの世界でも、すべての土地に足を運ぶってのは簡単にはいかないものだね。…だから旅人も沢山いたりするのかな、って。祭りの噂にワクワクする気持ちはちょっとわかるね。
街の中心の……儀式みたいな催しでも、するりと中に入って打ち解けるヒトもいれば。遠巻きから其の雰囲気を楽しめるようなヒトもいて。どうしてだろうなぁ…って思う事もあったんだけど。わたしは単純に輪の中へ、入り方が分からないっていうのもあって。
ノヴァ・フォルモント 2024年2月26日
ああ、そうだったね。こうして外の世界で対話していると、君があの世界の住人だというのをつい忘れそうになってしまう。あの世界はゲームという基盤のお陰だろうか、他世界とは少し違った雰囲気があると感じたよ。
ふふ、今当にこの出逢いが旅の巡り合いというものだろうね。道すがら会話が弾む人も稀には居るけれど。知り合いに偶然会うことは本当に珍しい。
まあ、世界は狭いようで広くもあったりするものさ。特にこの世界はあまり文明が発展していないし。まだ人々に知られていない未開の地とかも普通にありそうだ。そういう所も好きで、俺は気侭にふらりと訪れることが多いんだけどね。
……俺もどちらかというと、遠巻きから眺めるので十分だと思うことが多いかな。単純に賑やかな場所が少し苦手なのもあるんだが。……うーん。自分が本当に惹かれるものが其処にあるならば、自然と一歩踏み込んでみようと思う気持ちも湧くかな。
レルヒェ・アルエット 2024年3月3日
プレイヤー以外にも様々な猟兵が訪れてくれるのは有難くもあるんだけれどね。ヒトの想像力を体現するようなゲームとして成り立っている世界ではあるし。自然体という言葉で表せるような…他とは少し違った雰囲気を受け取られるのは確かに。良くも悪くも、だね。
ふむ…ノヴァの言葉は。旅人の先輩って印象がするね。珍しい方な知り合いと偶然会うのを割と早く体験した事だし。道すがら会話が弾む人との出逢いも楽しみにしておこうかな。人々に知られていない未開の地に、自分が一番最初に足を踏み入れるのも面白そうだね。第一発見者とでも言うのだっけか。
ああ、好奇心が原動力になる…こともあるのか。本当に惹かれるものは、眺めているだけなのは少し勿体なく想えるからね。五感でもって、抱いた気持ちは…きっと其のときの自分だけのモノとなるのだろうし。賑やかさ以外にも……朽ちてしまった建造物に想い馳せるのも、わたしは好ましい方…かもしれないし。
ノヴァ・フォルモント 2024年3月14日
ヒトの想像力を体現するゲーム、誰が最初に作ったのかも判らないのだっけ? そこにプレイする人たちが集まって、様々な要素が創造されてきた世界なのかな。そう考えれば、夢に溢れた場所だなとも思うけれど。現状は……色々と複雑そうでもあるな。
はは、先輩か。まあ、そう云われてもいいくらいには旅慣れてはいるかもね。未開の地の第一発見者か、そういう旅も楽しそうだ。危険を伴わければ、俺も色々と足を伸ばしてみたいなと思うけどね。
好奇心。それも原動力のひとつ、なのだろうな。意外とその時の気分次第で行動に移せたりもするものだが。眺めていて何か積もる気持ちがあるのなら、行動してみた方が良い事が多いんじゃないかなって、俺は思ったりするよ。
朽ち果てた何かの名残は物悲しくもあるし、そこに嘗て在ったものに想いを馳せる事もできるよね。
レルヒェ・アルエット 2024年3月17日
わたしも創造者は知らされていないね。エリアを与えられて、其処を管理するのが当たり前なシステムのようなものだから。変化しよう改善しようという向上心を持って…様々な要素が創造されていくのが世界の在り方であって欲しくもあるような。夢に溢れた場所…というのは聞こえの良い表現だとは思うのだけれど。あいにく、わたしにはプレイヤーである彼等の現実というものに触れることは出来ないし。
そう悪くもない表現ではあったかな。旅慣れているなら、困った時の助言にも信用がおけそうで。同僚にあたる存在は数多くても……分野における先輩、は初めてだなぁ。旅に危険は付きもの…とは言え、命あっての物種とも言うらしいし。行ける所まで行くのが良いのかも。その先を見るのが自分自身でも、他の誰かであるのだとしても。
レルヒェ・アルエット 2024年3月17日
…どうにも勝手知ったる自分の庭みたいな所にいるとね。気分よりは理性寄りで優先してしまいがちなようで。全く知らない場所を歩いている方が、嗚呼これは好奇心ってヤツかなと思ったりもして。名残を物悲しく感じるのも、嘗て在ったものに想いを馳せるのも…他を知ろうとする気持ちであるような。色んな言葉や話を聞いてみるのも発見には繋がるものだね。
ノヴァ・フォルモント 2024年4月14日
元からあの世界に居るレルヒェでもやはり知らないのだね。ゲームに参加しているプレイヤー達の現実世界にも、今のところ此方側から干渉することは出来ないようだし。でも何れ、根本的な解決へ結びつける時にはあちら側の世界の問題にも触れていくことになるのかな。……とはいえ、暫くはゲーム内で続出する細かな事件に一つずつ対処していく感じにはなりそうか。
ふふ、困った時の相談役か。冒険者や体験家と違って知識に富んでいるわけではないけれど、俺の分かる範囲での事なら何時でもどうぞ。そうだね、命あっての物種だ。好奇心に溢れるのは素晴らしいけれど、記憶に残せることが大事だからね。
そうか。レルヒェが居た場所、管理していた場所と言ったほうがいいのかな?ドラゴンプロトコルなら何処かのダンジョンを任されていたのだろうか。今はこうして別世界にも足を運んでいたりするけれど、やっぱり外の世界は全く違って視えるものなのだろうか。
レルヒェ・アルエット 2024年4月17日
誰がどんな意図をもって作った世界か知っている、よりかは。まだ見ぬ可能性…というものを知る方が、わたしとしては居心地が良かったのかもしれない。システム側の感想だけれどね。そこで息づく者たちにとっても生きやすくなるよう願うばかりだね。
ノヴァらしい言葉を聞きたくなった時には相談に行ってしまおうかな。知識はともかく、知恵というのは人それぞれで持ち得るモノのようにも思えるし。…記憶や記録はきちんとした形で残しておかないと、ね。あとで見返したときに困るようでは意味がないし。
わたしがいた所は…そうだね。幾つか廃墟がある以外は、あとは延々と広がる花畑…って感じだよ。あまりダンジョンらしくもないから訪れる冒険者も少なかったし。
そりゃあ勿論、外の世界は全くの別物だよ。美しい光景だからといって永遠に枯れない花を咲かせ続ける…には少々疑問も抱いてしまったりしてね。季節とか四季とか変化がある方が良いのかな、って。
ノヴァ・フォルモント 2024年4月27日
なるほどね、レルヒェは探究心が旺盛なんだな、と。まだ少し君と会話した程度だけれど、そう感じたよ。システム側の感想って表現も何だか興味深い。NPCそれぞれがゲームの何処までを識っているのかも個人差があるのかな、役割や担当するエリア? などにもよるのだろうけど。
俺らしい言葉と云われると、自分では思い付かないものだな。…旅の知識、野宿の心得とか? こんな身形ではあるけれど、おかげさまで謎のサバイバル能力は普通の人よりあるんじゃないかなって思うよ。…記憶は次第に薄まってしまうものだけれど、一欠片だけでも隅に残しておければいいな。
廃墟と花畑のダンジョンか…、その言葉だけ聞くと少し物寂しいイメージもあるね。そうか、やっぱり全く違う感覚なんだな。永遠に枯れない花…こっちの世界ではそういう存在を求める人も居そうだけれど。変化が全く無いというのは、停滞しているのと同位と取れてしまうのかもな。
レルヒェ・アルエット 2024年5月3日
…なんのために生まれてきたのか? は、生きるという事の命題かなと思ってね。生まれた時から決められているのも、途中で見つけられたと想うにしても。
NPC自体ゲームという世界の一部ではあるし、GMって権限があったところで誰かに造られた道具であることに変わりはないし。わたしは自分が造りものである事と、外界が存在するのを識ってはいたけれど。自分の居るところに疑問でも抱かなければ、外にもそこまで興味も湧かないだろしねぇ。
…ふふ。自分らしい、って確かに他者から云われないと分かりづらいものかも。旅の知識、野宿の心得は…ノヴァらしい経験からくる言葉になるんじゃないかな。時間を経ればヒトの記憶は薄れるものだね。抱いた気持ちや感動というのもまたヒトが感じて生まれるものだから…中々に難しい。
レルヒェ・アルエット 2024年5月3日
冒険者が来ても来なくっても、賑やかさには欠けてるんだよね。切り取られた絵画の風景みたいと言うか。わたしが見ていて思うところの永遠は…そういう感じかなぁ。存在を求めようとするロマンだとかを止める気はないけれど。停滞させようとすると、如何しても進んでいく時間とは逆行する形になるからねぇ…劣化していくのも、変化が全く無いのも同義には取れそうかもね。
ノヴァ・フォルモント 5月14日00時
君のようにデータとして生まれたヒトは何処か俺達とは違う価値観を持っているものかと思っていたけれど。生まれてきた意味、と問われると……生身の体を持つ者も、仮想の世界に生きる者も、さして変わりは無いように思えてしまうね。
……ああ、自分らしいって難しい言葉だよ。他人から見た自分のイメージを初めて聞いて「そうだったんだ」と感じるくらいにはな。狙って自分らしさを作り上げているヒトがいたとしたら、ちょっと凄いと思ってしまうくらいに。俺自身は真似できないなって意味でも。
でも、そうだね。レルヒェの言葉に対して返した俺の言葉は、それこそ「らしさ」なのかもしれないね。
ノヴァ・フォルモント 5月14日00時
切り取られた絵画のような風景か……。元々その場所は、そういう意図で作られた場所ってことなのかな。いや、俺もあんまりああいう世界の事情には詳しくないが。自然に建物が風化するとか、そういった現象はおそらく無いだろうと思ってね。
ヒトや、生身の生物は絶えず変化していくものだから。だからこそ、永遠という不変を求めるのかもしれないね。それはある意味、生きも死にもしてない中途半端な存在で。なんだか皮肉な話だ。
レルヒェ・アルエット 5月14日21時
自我や自意識ってのは如何いうキッカケで生まれてくるのか興味深くもあるけれどね。我思う故に我あり、とかだったかな。まぁ、こうして…わたしの存在していた世界にノヴァが訪れるような縁があって。今ここの違う世界でも、顔を合わせて話をするような巡りもあって。知ることが出来るものも、あるのだろうし。
外から見える自分と、自分自身の思う自分…とも言い換えられたりはするのかな。自分らしさを作り上げられるヒトってのも居るのだろうし……ノヴァは自然体なそのままでも良いとは思うけれども。
GM…ドラゴンプロトコルも管理役とは言え、その風景の一部と仮定するのなら。寂しいだけの景色で居たくなくなった可能性もあったのかも……なんて。色々弄ってはいるけど、初期化用のデータはいつでも残して置いてはいるし。変化と不変と…お互い無いものねだりをしている辺りは、生きものっぽいなぁとは思うね。ノヴァは…永遠みたいに何か求めたりする?
ノヴァ・フォルモント 5月28日10時
自我や自意識か。生物やAIに限らず、自身で考える力があるならば、等しく生まれる感情なのかもしれないな。
ふふ、レルヒェには俺が自然体に振る舞っているように見えるんだな。いや、俺自身も否定はしないけどさ、気ままに自由に生きているつもりだから。けど、少なくとも君にはありのままの俺が伝わっているようで、ちょっとだけ嬉しいね。
そうか、ドラゴンプロトコルはあのゲームだと管理者的立ち位置で、そういった部分を弄れたりもするんだな。初期化というのは……君自身にも備わっている機能なのかな。リセットされれば元の管理AIに戻るような?こうして話した記憶も引き継がれないとしたら、俺は寂しく思ってしまうな。……そうだなあ。永遠ってものは、いまの俺にとっては必要とは感じないかな。ただ、旅の目的……俺の探しものが見つかるまでは、このまま歩き続けていたいとは思うよ。
レルヒェ・アルエット 6月8日14時
自身で考える力……AIで言うところのプログラムされてる行動の外側、ってあたりかな。色々な見え方や言葉が聞けるのも…学びってのにはなるのだろうし。
ヒトの振る舞いを観察するのも趣味みたいなとこはあるからねぇ。自由気ままに生きられてるのは、伸びのびしてる雰囲気に見えたり…見えなかったり? ありのままの自分で居られるのがきっと良いのだとは思っているよ。
……わたし自身の初期化ってのは考えた事なかったなぁ。面白い視点だ。記録としてのデータは何処かしら残りそうだけど。その時の実感だったり感情は伴わないだろうから、前の私は他人事になりそうな。そう言うところは何時か終わりのある生きものと同じだと思うよ。
そうか、旅の目的。いずれ探しもの見つかる時が訪れるのも…色んな世界に足を運ぶ日々が続くようにも。欲張りには聞こえそうだけど、陰ながら祈ってはおこうかな。
ノヴァ・フォルモント 7月12日00時
人間観察ってのは、実際のヒトでもたまに居るもんだからね。十人十色という言葉もあるし、確かに興味は尽きなそうだ。……見えたり、見えなかったり? ふふ。まあ、自由の定義も人それぞれだからね。その辺りを話し始めたら今宵だけではまた足りなくなりそうな話題だよ。他の人のソレはどんなものか、というのに実際興味はあるけれど。
……それは、考えたこと無くてよかったよ。そうだね、今こうして話しているレルヒェとは違う存在、になってしまうんだろうな。それが君たちの終わりに相当することだとしたら、永くそうならないことを願ってしまうよ。
はは、欲張りね。そうだなぁ、ヒトってのは欲張りな生き物だよ。願ったものを手にすれば、次のものが欲しくなる心理もソレに近いのかな。俺自身も例外じゃない、諦めようとしたものもやっぱり欲しくて、でも今の生き方も捨てられなくて。結局、両方欲しがっている。欲張りな旅路さ。
ノヴァ・フォルモント 7月12日00時
(ふたりの会話が弾む後方で、人々の賑やかな声が大きくなる。いよいよお祭りの本番なのだろうか、人々が大きな篝火を囲っていた。青々と燃える炎から星屑のような火花が舞い踊っている)
……気が付けばだいぶ話し込んでいたんだな。レルヒェとの会話は色々と興味深い事が多くて、とても楽しいよ。もう少し話し込みたいところだが、せっかくだし祭りの様子でも見に行ってみるかい?
何のお祭りかは正直良く分かってないけど、今宵ここに訪れたのもなにかの縁だろうから。
レルヒェ・アルエット 7月27日22時
十人十色…そうだね。色んなひとが居て、色んな考え方があって、色々なことを成そうとする行動があったりして。万華鏡…でもないけれど、自然と移り変わる彩りだったり光のようなものが美しく想える事があるのかもね。
自由の定義も人それぞれ、か。定義を決めるための話題は難しいものにはなりそうだけど。GGO世界にも居るネコってやつは、自由の象徴っぽいなぁ…と思うことあるなぁ。
自分自身を気にする機会って、そんなに多くもなかったからね。……うん。今こうして話していて感じる楽しさだったりを…無かったことにするような真似は、わたしも避けたいところではあるよ。
ヒトっていうのは欲張りな生きもの? 旅路だったり生きるって事は、そういうもので良い気もするけれど。色んなものを手にしてみたり、時には別のひとに渡してみたり…交換してみたり。…という感じのことを、わたしがしてみたいなぁってちょっと思っただけなんだけども。
レルヒェ・アルエット 7月27日22時
色んな旅路ってのがありそうだよね。其れこそヒトそれぞれの…人生というものっぽくもあって。
……おや。気付けば結構長いこと、話し込んではいたんだね。楽しい時間はあっという間に過ぎる…というのも今日体感できたような気もするよ。
ノヴァとの話は、また次の機会も巡りそうだけれども。今宵に出逢ったお祭りというのも…一期一会のものだろうから。何のお祭りか気になるのはわたしも同意だね。……青っぽく見える炎って珍しい気がするんだけど、何か燃やしていたりするのかなぁ?
(ふたり弾む会話の途切れた隙間。ちらりと見えた祭りの光景は、夜空以外にも星屑のような火花が舞い踊っているようで。彼に尋ねてみれば…また違った感想や知識を聞くこともあるのだろうか。そうして過ごす時間も悪くはないものだろうと思い。)
ノヴァ・フォルモント 8月18日10時
そうだね。同じ景色を隣で見ていたとしても、抱く感情は人それぞれだから。今こうしてレルヒェと俺が同じ時間を共有していても、きっと想う事は違うようにね。
ああ、ネコか。彼らは自由の象徴だって話は、よく聞くね。気分屋で気まぐれ、と聞くと良い風には聞こえないが。不思議と愛されているよなぁ。彼らがヒトに与える癒やしのような力は何なんだろうと、興味を惹かれてしまうところだよ。
……そういうもの、かもしれないけれど。無欲は無気力に繋がって、それこそ生きている意味を無くしてしまうってヒトも居たりするし。少しくらい欲張りな方が人生楽しく過ごせるのかもしれないな。
ふふ、俺も偶然だがこうしてまた会えて嬉しかったよ。今度も……そうだね、何処かの機会でのんびりと語り合えると良いな。
ノヴァ・フォルモント 8月18日10時
――そうそう、ふらりと立ち寄った街で偶然行われていたお祭り、なかなか興味深いだろう?
(ふたりが見つめる先。轟々と燃える炎の中へ、なにか鉱石のようなものが焚べてられている。あれが炎を青く染める原料なのだろうか。パチパチと舞い散る火花は青い星屑のようで、炎から分かれたそれらは夜空を目指して舞い上がっていった。祭りの人々はその青い星屑を見上げ、何かを祈るように呟いている)
(ふたりの目にはそれがどう映ったのか。それは互いにしかわからないけれど。少なくとも青年は煌めく青に惹かれたようで、ただ静かにその光景を見つめていた)
レルヒェ・アルエット 9月15日21時
自分の見たい様にしか世界……景色は映らないらしいからねぇ。抱く感情は裡に秘めてしまうようなものだろうけれど。キレイな色だねだったり、楽しいね、みたいな感想は聞かせてしまいたくはなりそうな。同じ時間を共有した…と想う相手には尚のこと。
やっぱりネコは自由の象徴かぁ。気分屋で気まぐれで、愛されている。…癒やしのような力もある? わたしも興味深くは思いもするね。GGOも別の世界に暮らしているのも。観察し甲斐がありそうで。
…生きていたいのもひとつの欲なのかと思っていたけれど。無気力でも呼吸は続く…というのは有り得るのかもしれないし。ヒトも人生も複雑だったり欲張りだったり…だから面白いなぁの感想を抱くのはちょっと難ありそうかな。楽しく過ごせるのが一番だとも思ってるけどね。
偶然もそうだけど。再会を嬉しい…と思えるのも良きことかな。ノヴァとの再会、今度は明るい陽の下で、或いは再び巡る星の下で…なんてね?
レルヒェ・アルエット 9月15日21時
勿論、偶然行われていたお祭りの調査も。よき興味の対象だよ。単純に高い火力の青い炎とは違っていそうだし。染料になる燃料があるのかなぁ……この街特有なモノとか、特産品…?
(静かに光景を見つめる青年や、祭りの人々の様子に独り言の声は潜めておいて。)
(焚べられているのは鉱石のようなもの。宙に瞬く星々も、落ちてきたあとには冷たい礫と同じなら。此処の祭りでは地上で星がうまれている事にもなるのだろうか。生命を表すモノのように記憶している青色──青い星屑のような火花もまた…今日見たいのちのひとつのように、記録するように。)
ノヴァ・フォルモント 10月10日22時
心に残るような印象的な出来事や景色を誰かに語りたくなる、共有したくなるって気持ちは判るよ。俺は長いこと一人旅を続けているから、あんまりその機会は無かったりするんだが。たまにこうして話せるヒトと出会うと思い起こす今迄の旅の景色を話したくなってしまうね。
そうだね、もし生まれ変わるなら猫がいいかなとか思ってしまうくらいには自由気ままさが少し羨ましいとも。……そういえばGGOの猫は人語を話さないのに意思疎通が出来るのだっけ。それもまた不思議な存在ではあるよな。
生きる事自体が欲で無い人も、稀に居るからなぁ。その辺りは個々の考え方次第で、一括りに纏めるのは難しい話なのかもしれないね。
前回レルヒェと会ったのも今回も、夜空の星のもとでは在るからね。それもまた巡り合わせなのかもしれないが。俺の活動時間が夜に傾いてるのも理由の一つにはなりそうな。
ノヴァ・フォルモント 10月10日22時
(惹かれる青は夜空を目指す小さな青い星のようで、自分が探す星の燦きを思い出しては少し視線を落とした)
(儀式の光景を眺めながら、隣の少年の呟きに気付いて小さく頷き返す)
ああ、普通に燃える青い炎とは少し違うみたいだね。……特産品か、なるほど。あとで祭りの露店を巡ってみたら関連するものが在るかもしれないな。
レルヒェ・アルエット 12月7日09時
ヒトって生まれてくるときも終わりのときも…大体ひとりみたいに聞いてはいたけれど。その間の人生だったり歩いている道、旅路のようなものだったり。心に残るような印象的な出来事や景色も、出会いも…誰かと語って分かち合ったなら。其れはひとりだったで終いにはならないのかなぁ…みたいな。相手に伝わる言葉に成るかも難しいところだけども。
ふふ。キミもそう思うくらいなら余程に魅力的なのかも。ノヴァ猫みたいなのもそのうち探してみようか。人語じゃなくても伝わるものがあるのは……七不思議みたいで探究してみようかな。何をもって満たされるかはヒトそれぞれで千差万別で、最期に振り返れたときにでも何かしら感慨が得られたりはする…のかなぁ。
レルヒェ・アルエット 12月7日09時
ノヴァは星が好きでもあるけど、夜行性でもある?と……ふむ。自然と呼ばれるような星や天体については情報でしか知らない身にはなるけども。
光年ってとても遠くで輝いてる存在が何とか見えてるものだろうし、もっと身近に眩いものが有ったなら其れ等は霞んで見えづらくなるのかもしれない。そういう風に考えるなら。例え遠くでとても小さく…それでも確かな煌きはあるのだと想う様な。夜を過ごすヒトってそんな気分なのかな。
(遠くの宙と、祭りの炎を灯す人々の賑わい。想像に留めるだけよりかは、ぽつりと幾らかの言葉は零して。…ただ、祭りの露店という単語には少々興味の感情も溢れた。)
特産品なら観光客用にも売りものはあるかな。此処の景色自体とか祭りの意味合いは…持ち帰れないにせよ。振り返れる何かしらが手元にあるのって、悪くはないコトかもしれないなって。
ノヴァ・フォルモント 1月26日21時
……そうだね。やっぱり始まりも終わりも独りなんじゃないかなって。ああ、でも。俺には始まりが一緒の存在が居たよ、いわゆる兄弟ってやつかな。それでも、きっと終わりは別々なんだろうなって思うよ。
誰かと分かち合えばひとりではない、かぁ。レルヒェは心に染みるような言葉を選ぶね。俺が一人で視てきた景色も、こうして共有すればひとりだけの想い出では無くなるって感じなのかな。
……ノヴァ猫。自由気ままにあちこち旅をしていそうだな。いや、でも猫って元々そういうものかな? 言葉にせずとも、想いさえあれば相手には伝わるものなのかね。動物然り、植物然り、実際にそういったジョブもあったりするし。その人達は言葉ではない感覚で話しているのかなって。
ノヴァ・フォルモント 1月26日21時
夜行性であるのは否定しないかな。かと言って、昼間に動かないわけではないけども。元々、睡眠時間はそれほど取らなくても動ける体質なのもあるからだろうか。生身で旅するには便利かな。
世界によって星や天体の存在はまた違うのかもしれないが、俺達が地上で見ている星の光は、とても永く遠い場所の光だって聞いたことはあるね。今この目に映る光も、気の遠くなるような昔の輝きだったりとか。そんな時間や距離の壮大さに、見る人は圧倒されたり思いを馳せたりするんじゃないかな。
そうだな、せっかく立ち寄ったことだし。何か記念になるような物があれば手に取ってみたいかな。祭りの儀式を見届けたら露店の方をふらついてみようか。