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黒江・イサカ 2023年10月29日
古本屋«乃木書房»
木造戸建ての古い古本屋。晴れの日には一山いくらの書籍を平積みにしたスチールワゴンが出ている。軒下が広い。
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https://tw6.jp/character/status/f14904
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黒江・イサカ 2023年10月29日
本屋さんなんて久しぶりに来たなあ。（ひたすら並ぶ本棚を、まずは眺めている）
矢来・夕立 2023年10月29日
（違う棚の並びを目で追い、その言葉を聞けばちらと横目で男を見た。本屋が似合わないな…と思いながら）でしょうね。そこはかとなく違和感があります。
黒江・イサカ 2023年11月1日
（君の方を見る）ゆうちゃんてば、僕に詳しいんだから
。（………）
黒江・イサカ 2023年11月1日
……片手で数えられるくらいしか来たことないかも。
矢来・夕立 2023年11月1日
この街に来てから？（適当に一冊引き抜いてページを捲る）（ひしめく背表紙はみな古めかしいか小難しいかだ。多分に漏れず古くて難しい中身を大して見もせずに戻して）……今日は何をしに来たんですか？社会見学？
黒江・イサカ 2023年11月3日
―――…そう、だね。その辺にあった本しか読んだことないから、自分でこうやって本屋に来るってこと、全然ないな。（帽子をちょいと被り直し）よくぞ訊いてくれました。本を探しに来たのさ。
矢来・夕立 2023年11月3日
秋も深まってきましたからね。いいんじゃないですか、読書。（本の列を追っていた視線がちらと帽子のつばを捉える）何が欲しいんです？
矢来・夕立 2023年11月5日
はい。……はい？
矢来・夕立 2023年11月5日
……。何のために？
黒江・イサカ 2023年11月9日
最近知り合ったひとがさあ、名作名作って煩いんだよね。曰く、読まないと人生の半分は損してるらしいぜ。
矢来・夕立 2023年11月9日
また大袈裟なこと言うひともいるもんですね。（漫画の類はあまり多くはないが、無いではない。本棚のひしめく狭い店内を縫うようにして先導して行く）…ほら、この辺ですよ。ありそうですか？人生の半分。
黒江・イサカ 2023年11月15日
（素直についてゆくふらふらとした姿）ああ、……うーん……、…あ。あった。あったけど、全部はないみたい。（漫画の並ぶ棚の許に屈み込み）（ぎゅうぎゅうの其処から1冊引き抜けば、中を捲って）
矢来・夕立 2023年11月15日
人生の半分のさらに一部ですか。（正直なところを言えば手持ち無沙汰である）（あなたが手にしているのとは別の漫画をなんとなしに読み始めた。古く日に焼けて、独特の匂いが鼻につく）…それ、細切れでも面白かったら教えてください。（邪魔にならない、僅かに抑えた声だった）
黒江・イサカ 2023年11月20日
あは。本当だ。人生の半分の、更に一部だ。（面白かったので笑った）（あくまでも、控えめに）うん？うん。わかった。ゆうちゃんは普段読む？漫画。
矢来・夕立 2023年11月20日
日常的には読みませんね。有名なのは幾つか知ってますけど、それは知らない。（件の少女漫画を示す「それ」だ）歯抜けで並んでるってことは流行ってるんでしょうか。
黒江・イサカ 2023年11月26日
流行ってはないんじゃないかな、僕も初めて聞いたし。カリマンタンの城なんて。（中をぱらぱらを検め続けている）君、偶に妙に物知りだからさ。手広く読んでるのかなって。
矢来・夕立 2023年11月26日
こちらの世界に来たときに有名どころを当たっただけですよ。娯楽も一種の教養でしょう。（手にした一冊も読んだことのあるものだった。捲っていけば読んだことのあるシーンが続く）（漫画を閉じて列の元通りの場所に捩じ込んだ）漫画喫茶なら全巻揃ってるんじゃないですか？どこか大きめのところ。
黒江・イサカ 2023年11月29日
まっじめ～。何かピンと来たものとかないわけ？（冷やすような声色で）漫喫ねえ。まあそれもありかな。でも折角だから何か買いたいしな～。
矢来・夕立 2023年11月29日
人気のあるものは面白かったですよ。（冷やかしを受け流すように簡便な応答である）じゃ、一冊二冊買ってビルに……（ソファとテーブル以外に何もない殺風景が思い出される）……買って、しまっておく場所は？
黒江・イサカ 2023年12月10日
ええ～？便利なのに、冷蔵庫。てゆか、テーブルあるからいいじゃん。テーブル。
矢来・夕立 2023年12月10日
37歳のおじさんの根城に少女漫画がぽんと置いてあるってだいぶ嫌ですよ。欲しけりゃ好きにすればいいと思いますけど。
黒江・イサカ 2023年12月18日
だって、置いてあったらゆうちゃんも読むでしょ？
矢来・夕立 2023年12月18日
読めとおっしゃるなら読みます。
黒江・イサカ 2023年12月21日
一緒に読もうよ。先が気になったら買ってきて。
矢来・夕立 2023年12月21日
……。でしたら、とりあえず一巻だけ買っていきましょうか。面白かったらおつかいに行きますんで。
黒江・イサカ 2023年12月29日
じゃ、そうしよう。夕立は何か買っていかないの？いまならテーブルの上にぽんと置いておけるよ。
矢来・夕立 2023年12月29日
そのカリマンタンの城というヤツが面白ければ、またスペースを取るでしょう。オレの分は結構です。
黒江・イサカ 2024年1月6日
もう、ゆうちゃんたら相変わらずロマンがわからないんだから。ひとんちに私物を置いておくロマンを。（1冊手に取り立ち上がって）勉強した方がいい。（これで）（漫画を持った手を振った）
矢来・夕立 2024年1月6日
（そんなもん分からなくても困りません）（とは言い切れないので反駁はしなかった。釈然ともしなかったが）…善処します。
黒江・イサカ 2024年1月8日
（そんな様子を見て、うふっと笑った）可愛いところもあるの、僕は知ってるけどね。（ぽふぽふとポケットの辺りを叩きながら）
矢来・夕立 2024年1月8日
もしかしてお金忘れました？（買い物に来たのに？）（あり得る…）（可愛くない疑念が大いに籠もっている）
黒江・イサカ 2024年1月18日
いやいや、まさかあ。ちゃんと出る前にポケットに入れて来たよ。（ポケットに手を突っ込んで）（取り出す）（5円が7枚）（反対側のポケットも漁る）（500円玉）（両手を見せて）ほらね。
矢来・夕立 2024年1月18日
はじめてのおつかいの方がまだ危なげなく見られる。（持ち運び方とか硬貨の偏りとかそもそもの金の管理とか）（鞄から財布を出した）オレが買ってきます。一旦貸してください。
黒江・イサカ 2024年1月22日
やったね。（ご機嫌な、弾むような口振り）（漫画本を手渡して）じゃあゆうちゃん、代わりにこれあげる。（渡した漫画本の上に）
黒江・イサカ 2024年1月22日
ごえんがありますように。（五円玉）
