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❖1:1安全確保支援及び拠点新興並びに復興請負人_

ラブリー・ラビットクロー 2023年8月21日


❖新しい仲間_
↳ラビラス・ラビットクロー(拠点復興請負人・f40959)
 ↳時計ウサギの冒険商人 × カンパニーマン
  ↳男性

https://tw6.jp/character/status/f40959




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ラブリー・ラビットクロー 2023年8月21日
(研究棟の自室の窓から双眼鏡の接眼レンズを覗くラブリー。街の瘴気を止めてからというもの、毎日そんな調子である)
いじょーなし……
【また移住者が来ないか見張ってるのですか?】
うん。だってもう瘴気はないんだもん。いつヒトが来てもおかしくないでしょ?らぶちゃんとお出迎えしてあげたいし。
(拠点の名前をArnebと名づけてから一週間。ミアズマブロックと呼ばれていた頃の日常とあまり違いは無いように思えた。変わった事といったらひとつだけ。日常生活でも生命維持装置たるガスマスクが必須になった事くらい。尤もそれは最たる変化とも言えなくもないけれど)
【ここは広い荒野の真ん中に位置する拠点です。そう直ぐには人が来るとは思えません】
(事実、あれからというもの来訪者は一人もない。人類の殆どが死滅してしまったこの世界に於いては当たり前の話ではあるのだけれども、そんな事は気にせずにラブリーは今日も双眼鏡を覗き込んだ)
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ラビラス・ラビットクロー 2023年8月21日
ここですか……
(荒野地平線から臨む厳しい外壁と塔を視留めて、溜息混じりの声を漏らします。暑い陽射しにゆらゆらと踊るその街影を眺めながら、道中の奪還者から仕入れた情報は本物だったとようやく安堵ししたのでした)

まったく……。手こずりましたね。
(こぼしながら仕入れてきたガスマスクを着用します。噂ではこの拠点には猛毒性のガスが立ち込めていて普通の装備ではとても立入りができないのだとか。瘴気に覆われた廃都、ミアズマブロック。オブリビオン・ストームによって滅ぼされた街というのは良く聞く話ではありましたが、加えて毒ガスが取り巻くとは一体どのような事情なのか)

では、はた迷惑なお嬢さんに話をつけにいきましょうか。
(ともかく、僅かに苛立ちを滲ませながら一歩、噂の廃拠点へと足を踏み出すのでした)
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ラビラス・ラビットクロー 2023年8月21日
(遡る事1ヶ月半程前。それは起こりました。地下アリーナ『バルザフ』。アポカリプスヘルのどこかに存在するその闘技場では、非合法な催しが度々開催されるという。そんな噂を耳にして調査に訪れていた旅先の拠点で突如流された映像には、見る者の目を丸くさせる光景が映しだされていました。一人の猟兵と思しき少女が、ソーシャルディーヴァのネットワークを介して『バルザフ』で行われている不正を大胆にも告発していたのです)

お、おいおい。そんなことしたら……
(秘密裏に『バルザフ』の経営陣を仕留めようとしていたラビラスの顔面は蒼白でした。視界がぐらつく感覚を今でもよく覚えています)

経営陣うえがみんな逃げてしまうでしょうが……!
(「らぶが皆のユメ、叶えるから!」映像の中で高らかに宣言する少女の姿。同じ獲物を狙っていたラビラスにとっては、たまったものではありません。思わず人目をはばからずにその場で絶叫します)
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ラビラス・ラビットクロー 2023年8月21日
https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=48852
(かくして彼は、件の少女――ラブリー・ラビットクローに説教をする為、旅に出たのでした。これ以上ラビラスの“仕事”の邪魔をさせない為にも)

彼女をこのまま放置していたら、いつか再び私の仕事に影響がでてしまうことでしょう。
どうか話のわかる相手であってほしいものですが……
(聞き込み調査を重ねてようやく辿り着いた荒野の先。準備に準備を重ねて、いざ足を踏み入れた外壁の内側。そこではじめて気がつくのでした。周囲の空気汚染を計測する機械のメーターが全く1mmも振れない事に)

瘴気が立ち込めているという話では……?
(呆気にとられたように周りを見渡します。視界に飛び込んで来たのは様々な現代的な建物が立ち並ぶ光景。そしてその奥から全速力でこちらに駆け寄って来る一人の少女の姿。鬼気迫るその勢いに思わず一歩後退りました)
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ラブリー・ラビットクロー 2023年8月21日
(拠点をぐるりと囲む外壁。その四方に構えるゲートの一つ。東口の門が僅かに開かれて荒野の細石砂が一筋吹き込むのをラブリーは見逃さなかった。思わず双眼鏡を握る手に力が入る)

んん?マザー。東口のゲートが開いたぞ?マザー動かしてる?
【いえこれは、そんなまさか。でも間違いありません】
侵入者だ!
【来訪者です】

(そう決めるや否や、ラブリーは文字通り研究棟から勢い良く飛び降りる。自由落下の中で気持よく白い翼を広げ、名も知らぬ誰かが訪れた街区へと。ビルに阻まれて人影を見失った辺りで降り立つと、今度は耳を済ませる)

しょーきがたちこめてるとゆー話でわ?
男のヒト!
こっちだ!
(あとは全速力で駆けるだけだった。やがて見えてきた見知らぬ男の姿に向けて思いっきり手を振りながら、躊躇なく声をかけつつプレッシャーを与えていく。本人にはその気は全然これっぽっちもないけれど)

まってまって!逃げるなー!!
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ラビラス・ラビットクロー 2023年8月21日
(逃げるなと言われれば、逃げなくてはいけないような気がしてきます。思わず踵を返そうとして足が縺れると、バタバタとみっともなく尻餅をついていまうのでした。ラブリー・ラビットクローはもうすぐそこまで迫っているというのに!)

わ、わかった!に、にげない!逃げません!
(わたわたと両の手を地面についたまま、我ながら情けないとも思える上擦った声で叫んでいました。嗚呼、ラブリー・ラビットクローに説教してやります!と息巻いていた日々はいつの事だったか。しかし、誤解しないでほしい、と自分の中で言い訳を並べます。直接的な戦闘でなければ、このような少女に遅れを取る筈がない、と)

わ、私は猟兵です!レイダーではありません!
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ラブリー・ラビットクロー 2023年8月24日
(とうとう尻もちをついてしまった男の目の前まで駆け寄る。どうやら怖がらせてしまったみたい?ひとまずしゃがみこんで目線を合わせる事で彼は落ち着くだろうか)

いらっしゃい。荒野の外から来たんだ?移住しに来たの?オマエの名前はなんて言うの?

【落ち着きましょう。どうやら彼は猟兵のようです。】
(こういう時はいつも気持ちが先行してしまう。クロゼと出会った時だってそうだった。最初はクロゼのことを大砂ネズミと勘違いしたんだっけ、とビッグマザーの冷静な静止で思い出した。面食らっている彼の前で改めて敵意がないと示すように両手をふりふりと揺らしながら声を掛ける)

らぶの名前はラブリー。ラビットクロー商会のラブリーだよ。
そしてここがらぶの住む街なんな。
とってもおっきくて、良い拠点でしょ?
こっちのAIはビッグマザー。らぶの“お母さん”
らぶとマザーは二人で暮らしてるんだ。
(ゆっくりと、落ち着いて。相手と心を繋げるように)
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ラビラス・ラビットクロー 2023年8月24日
……っ
(思わず両の手で自分の頭を庇いたくなる本能を、しゃがみ込んだ彼女――と親代わりの人工知能――の様子に理性を働かせて抑制します。危ない危ない。いきなり醜態を晒す所でした、と内心で安堵の息をこぼしながら)

ひ、ひとまずは会話になる方の様で安心しました
私の名はラビラス。ここから遠く離れた地より参りました
(縒れたジャケットの襟を整えると、立ち上がって姿勢を正します。お尻や膝についた土埃を叩けばコホンと一息。次第に調子を取り戻すようにその瞳に冷たい光を宿していきました)

ではラブリーさん
私は移住の検討を兼ねて拠点の内覧に訪れたのかと言うとそうではありません。貴女の根城を尋ねたのはもっと別の理由があります

(一度動き始めたその口は、言葉を紡ぐ毎にその滑らかさを増していくかの様です。穏やかに、冷静に。一切の感情を捨て去って、その奥に忍ばせた感情を伝える為に巧妙に)

私は貴女に一つ忠告を申し上げに伺いました
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ラブリー・ラビットクロー 2023年8月24日
(どうやらこちらの誠意は伝わってくれたらしい。ラビラスと名乗る男は落ち着きを取り戻すとその場に立ち上がるので、こちらも膝を伸ばすことにした。その身長差は1フィート以上。必然、グッと見上げる形になる)

ちゅうこく?

(はてなマークを思いっきり浮かべながら首を傾げる。)
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ラビラス・ラビットクロー 2023年8月24日
(この身長差はこの様な場面に於いて、得てして有利に働く事が多いでしょう。何故なら人は自分よりも大きな者と対峙した時には、少なからず萎縮してしまうものですから。それが例え無意識下のものであったとしても)
(先程の醜態――と彼は認識出来てはいませんでしたが――を感じさせない鋭い眼光で、ハテナを浮かべる少女に畳み掛けます)

貴女の地下拠点バルザフでの活躍、ソーシャル・ネットワークの配信を通じて拝見させて頂きました。
なんの考えがあって、あの様にバルザフの内情を世界中に暴露されたのか、全く理解できません。
お陰であの闘技場を主催していた者達は再び行方を晦ましてしまいました。
貴女の大活躍の影で私は泣きを見る事になってしまったのですよ。
同じ商人を志す者として、あの様なやり口は看過できませんね。
巨悪を潰されたいのでしたら、今後はもう少し頭を使って頂きたいものです。
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ラビラス・ラビットクロー 2023年8月24日
(言ってやりました。10倍以上のレベルを積んだ相手に、臆することなく、堂々と……!)
(自分の非力さはわかっているつもりです。この世界を生きる者なら、命の危険に及ぶ出来事など、何度も経験する事でしょう。その度に生還する事が出来たのは、そのハッタリとも言える度胸と、生まれ持ったその良く利く機転のおかげだったかも知れません)
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ラブリー・ラビットクロー 2023年8月24日
おなじ、しょーにん?
(それってつまり)
ラビラスも商人なんだ?
(好奇心がめきめきにょきにょきと音を立てて膨らんでいって)
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ラビラス・ラビットクロー 2023年8月24日
(聞き返す所、そこ?と思わなくもないですが、聞かれたからには答えるのがこの世界を生きる商人というもの。ラビラスは胸を張って自身の素性を明かします)

いかにも。私は商人です。それもただの物売りブリンガーではありません。
私の商人としての正式な肩書きは、安全確保支援及び拠点新興並びに復興請負人と言います。
少し長いですが、要は難民支援ですよ。レイダーやオブリビオン・ストームによって住む場所を失った方達が再び拠点を築ける様にお手伝いをしているんです。
物資の供給手配からインフラ整備の手配。見知らぬ土地での安全地帯の確保など様々です。
無論、それなりに対価は頂きます。こちらも商人ですからね。慈善事業が成り立つご時世ではありませんから。

(文字通り胸を張ってからチラリとラブリーの様子を一瞥します。ポカンと呆けるように見上げたままの彼女には少し難しい話だったかも知れません)
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ラブリー・ラビットクロー 2023年8月24日
(なんだかすごく長い肩書き。それが最初の印象だった。世の中には色んな商人がいるものだと感心をする)

拠点復興請負人……
【世界崩壊に伴い生まれた新しい職業でしょう。データベースへの登録を完了しました】

(聞き取れた単語を反芻するように呟くと、ビッグマザーが反応した。その言葉に素晴らしいアイデアが閃光めいて彼女の脳裏を眩しく照らす)

この街の復興に来てくれたんだ!!
(拠点復興のスペシャリストが、この様な廃拠点を訪れる理由。そんな物は一つしかありえない。ラブリーにとっては)

わーん!嬉しいのん!それならラビラスを雇って一緒にアルネブを復興させよ!
もちろん無料タダとは言わねーのん!
お代はらぶの扱う商品しょーひんなんな!
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ラビラス・ラビットクロー 2023年8月24日
(はて?アルネブ?ここはミアズマブロックというのではなかったか。いや、そんな事よりも――)
私は貴女に忠告に来たのですが……
しかし、私を雇うと言いましたか?
この誰も居ない拠点の復興、をです?
(思わず改めて辺りを見渡します。今度は仕事人としての目線で)
(朽ちてはいるし、損傷も激しい。けれども、元々はかなりしっかりと作られた拠点だったのでしょう。崩落の危険のある建造物は意外と少なそうです。それに一通りの設備は揃っていそうだ。電気も通っているという事は最低限のインフラは生きているのか……)
(脳内で瞬時に弾き出したのは復興の可能性。そしてその手順及び期間。周囲の拠点との位置関係も考慮してざっと試算します。次に思考を巡らせるのはその予算。ひいては彼の復興しごとに対する料金へと繋がっていきます)
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ラビラス・ラビットクロー 2023年8月24日
この規模の拠点となるとかなり時間を要します。ですが、不可能という訳ではない。
であれば、報酬の話を致しましょう。貴女の扱う商品とやらは一体何なのか、お聞かせ頂けますか?
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ラブリー・ラビットクロー 2023年8月24日
(不可能ではない、というラビラスの言葉にパッと瞳を輝かせるラブリー。もう待ちきれない、とい言わんばかりにピョンピョンとその場で跳ね始めて)
らぶはユメ商人しょーにん。ヒトのユメを叶えるのが仕事なんな!
試しにオマエのユメを聞かせて?
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ラビラス・ラビットクロー 2023年8月24日
(一瞬ラビラスの思考が停止します。てっきり缶詰ではない糧食や、オーバーテクノロジーも良い所の超強力チート兵器。あるいは農園などの潤った土地や今後の活動に役立つ猟兵ならではの人脈コネなどが提示されるものだろうと踏んでいましたので)
え?ユメを叶える仕事?そんなフワッとした仕事なぞ聞いた事ありませんよ?
(そんなものが果たして商売として成立するものなのでしょうか?まったく理解の範疇を超えた回答に、逆に興味を惹かれます。それならば、試しにユメとやらを答えてみたら、彼女はどう反応するのか。復興という一大事業の対価に耐えうる報酬を改めて提示し直してくるのだろうか、といった具合に)

私の夢?それは勿論、世界平和――(言いかけて刹那、腕を引かれて思わず息を吸い込んでしまいます)
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ラブリー・ラビットクロー 2023年8月24日
(世界平和。それは人々の持つ最大の夢。この世界でもっともかけがえのない願いそのもの。それでこそ、この大仕事の報酬に相応しい最高の対価とも言える。その感謝の気持ちと、自身への鼓舞を籠めて、ラブリーは気づけばラビラスの腕を引き寄せていた)

それがラビラスのユメなんな!!
わかったぞ!セカイの平和!らぶがいつか必ず叶えてみせるのん!
ケイヤクは成立だ!
ラビラスは今日かららぶ達ラビットクロー商隊の一員なんな!

(必ず)
(叶えてみせるから!)
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ラビラス・ラビットクロー 2023年8月24日
ちょ、ちょっと!?
どうしてそんな話になるんです!?
待ってください!?誰も私が貴女の商隊に入るなんて一言も――!!
だ、だめ!暴力はだめ!私はまだレベル10!わ、わかった!わかりましたからぁ!!

(今回の一件で得た教訓が一つあります。きっとあなた方にも心当たりのある事柄でしょうそれは、レベルは高い方がいい。それと技能も多めに取っておきなさい、という事です。備えが有れば何も憂うことなど無いのですから。どんなに頭が良くたって、機転が利いて知恵があったって、力こそがパワーなのだから)
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ラブリー・ラビットクロー 2023年8月24日
ユメこそがパワーなんな!
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ラブリー・ラビットクロー 2023年8月24日
❖安全確保支援及び拠点新興並びに復興請負人_


――おわり♡
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