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【1:1RP】ある日のはじまり【一花&メノン】

メノン・メルヴォルド 2023年7月16日


書庫の一室に設けられたソファで、アナタを待ちながら本のページを捲る。

――その本は図鑑のようなものだった。
幻獣や太古からいる精霊の事、まるで御伽話のようなそれは冒険譚にも似ているかもしれない。
そして、身近な存在でもある様々な精霊達。

…………………………
七瀬・一花(f35875)
メノン・メルヴォルド(f12134)
による1:1RPスレッドです。
上記2名以外の発言はお控えください。

キリが良いところで〆
よろしくお願いします。




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メノン・メルヴォルド 2023年7月16日
(いつもなら時間を忘れるくらい本に夢中になってしまうけれど、今は、そわそわとした気持ちだった)
(本を置き、扉に視線を移す)
(――そろそろ約束の時間、かしら)
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七瀬・一花 2023年7月16日
(木造りの扉を左手でノックすれば、乾いた木が軋む高音が周囲に木霊する。しかし、つられるようにして工芸茶と焼き菓子を乗せた右手のプレートが僅かに震えたのは、きっと私の心が震えていたからだ)
こほん、――メノンさん、もう到着されている...?
(咳払いして、扉越しに私は言葉を投げかける。あえて平静を取り繕くろったその言葉の奥、私の内心では期待と羨望とそれから僅かばかりの緊張感とが複雑に絡まり合っていた。だって、彼女は私にとっては半ば憧れの対象だったから―――。)
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メノン・メルヴォルド 2023年7月16日
(ノックの音に顔を上げ、アナタを出迎えるため扉を開けた)
一花ちゃん? 来てくれて嬉しいのよ。待ち遠しくて時間より早く来てしまったの。
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七瀬・一花 2023年7月17日
(開かれた扉のもと視界に飛び込んできたあなたの相貌に、手の僅かな震えは消え去り、代わって微笑が零れた)
ふふふ、そうだったの? 一緒ね、私達?私も今日をとても楽しみにしていたのよ? 見て、メノンさん。 こんなものまで用意してしまったの...!(スコーンと工芸茶を盛ったプレートを両手に持ちかえ、一歩、室内へと踏み出す)
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メノン・メルヴォルド 2023年7月17日
ん、今日という日をワクワクして待っていたから。
…まあ、美味しそうなスコーン。これは一花ちゃんの手作り?(プレートの上に乗った幾つかのスコーンと一花ちゃんの顔を交互に見つめ、微笑む。きっとこの日のためにと用意してくれたのだろうと思えば、嬉しさが湧き上がって)
お茶を飲みながらお話できるのは嬉しいの。
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七瀬・一花 2023年7月17日
(あなたの喜びまじりの視線を受ければ、私の心奥にはうららかな微光が差し込む様で、心中は穏やかな陽光で満たされていくかのようだった。たまらず零れた微笑には、きっと私のそんな心奥がはっきりと刻まれているしまっているのだろう)
そうなの、メノンさん。二人で前から食べてみたいなって思ってね、今朝チャレンジしてみたんだ!
クロテッドクリーム、それからキイチゴのジャムも用意してあおいたから、お味の保証は出来ないけれど、お勉強しながら一緒に、食べちゃいましょ?(あなたへとぱちりと目配せしてから、視線を前方の空席のソファへ移す。)
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メノン・メルヴォルド 2023年7月20日
今朝…一花ちゃんはお料理上手なのね。凄いのよ、ありがとうなの。キイチゴのジャムもクロテッドクリームも好き(キッチンに立ち、お菓子作りをする一花ちゃんの姿を想像しつつ、いつも手際の良い彼女だから、きっと魔法のように出来上がったのだろうと思う)
あ、立ち話をしちゃった、ね(笑ってアナタとソファへ向かおうと)
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七瀬・一花 2023年7月23日
まだまだ見習いだけれど、お料理作りは好きなの。メノンさんもお料理はよく作られる?(あなたの微笑はいつもそうだ。明るく輝きながら、私を照らし出してくれる。だから、私はたまらず、無邪気に、自分の素をあなたに曝け出してしまうのだ)
ふふふ、やっぱりスコーンと言えばクロテッドクリームよね。少しお恥ずかしいのだけれど、私ね、大好き過ぎてついついつけ過ぎちゃうの。だから今日は大盛で用意しちゃった...!
お勉強もお菓子も、どちらも思いっ切り楽しんじゃいましょ!(あなたに促されるようにして、ソファーへと向かい、腰を下ろした)
そちらが、今日使う教材かしら? 幻想的で素敵な一冊ね。勉強が楽しみになっちゃう(図鑑のような一冊の本を愛おし気に眺める。丁寧な装丁がなされたその本は、冒険譚のようにも、生き物図鑑のようにも見えた。本の一項、一項を飾る精霊の姿や、甘美な文体が私の心を惹きつけたからだ)
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メノン・メルヴォルド 2023年8月10日
ふふ、今が見習いさんなら、将来は名パティシエールさんになると思うのよ。
お料理は…ん、特にお客様が来なければ普段は自分の分だけだから…凝ったものではないけれど、一応普通に…(お料理上手な一花ちゃんを前に、なんだか恥ずかしくなって、声が小さくなってしまう)
あ、もし良ければ、今度お料理やお菓子を教えてもらえると嬉しいのよ。
クロテッドクリームをたくさん。
やっぱり、クリームもジャムもたっぷり乗せた方が美味しいとワタシも思うのよ(同じ気持ちが嬉しくて、少し前のめり気味になってしまうのも仕方がない。大切なお友達と『好き』を共有できるのは嬉しい事だから)
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メノン・メルヴォルド 2023年8月10日
そうなの、半分はおとぎ話のような図鑑とでも言えばいい、かしら。
幻獣や精霊についてを記した本で、挿絵も入っていてページを捲るだけでも楽しいのよ。
一花ちゃんは、ご興味、ある?(ソファに座り、置いていた1冊の古い本を手に取る。細やかな装飾が施された表紙には魔法陣が描かれ、相応の魔力を持った者にしか開けない仕組みになっていた)
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七瀬・一花 2023年8月26日
ふふふ、ありがとうメノンさん……。名パティシエールさん。。(嬉しそうに鼻歌まじりに、ぽつりとつぶやいて)
じゃあ、未来のパティシエール一花の最初の逸品、あなたに振る舞わせて? そうしたらきっと頑張れると思うから。

(謙遜がちに声をひそめるメノンさんにぱちり目配せして)じゃあ、お互いにお料理教え合う……なんていうのはどう? 料理って人の心を映すから――。あなたが作る料理は、温かくて、優しいものだと思う。私こそ、あなたに教えて貰いたいの。お互いが先生になって教えっこしましょ?

メ……メノンさんもやっぱりそう? ジャムもクリームもたっぷりが、スコーンの醍醐味よね(ついつい声がうわづってしまう。だって些細な一体感であっても、あなたと共通のものがあるということが私にはなによりも幸福だったから――)
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七瀬・一花 2023年8月26日
(幻獣や精霊と名前を聞けば、心の中が沸き立つ。弾む心を精いっぱい抑えながら、魔導書の表紙を食い入るように見つめる。絵本の中に描かれているであろう無数の幻獣や精霊達……彼ら、彼女らの一人一人とこの本を通して出会うのだ。嫌でも心が高鳴ってしまう)

――うん。
―――とっても、とっても興味がある、メノンさん……!
(そして、これは憧れの精霊魔術師の先輩である貴女との初めての共同作業なのだから。羨望と好奇の感情とが胸の中で混ざり合っている)
ねぇ、メノンさん……さっそく魔導書を開いてみてよろしい? なんだかワクワクしてしまって――。
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メノン・メルヴォルド 2023年9月23日
ん、ありがたくいただくのよ(手にしたスコーンを半分に割り、たっぷりのクロテッドクリームとジャムを乗せる。はふっと一口食べれば、小麦とバターの味が濃く広がって、甘さがホロホロと崩れていく)
…一花ちゃんのスコーン、とっても美味しい(キラキラとした瞳を彼女へ向けて)
スコーンの醍醐味もよく判るの。

お料理を教え合って…一緒に作って、それを一緒に食べる?
それはステキ。先生になれるかは…少し不安だけれど、アナタと一緒に色々な事がしたいのよ。
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メノン・メルヴォルド 2023年9月23日
(気に入ってもらえるかしら…と、少し不安に思っていた気持ちは杞憂だった。見つめた一花ちゃんの表情は好奇心に満ち溢れ輝いていたから。同時に興味を持ってもらえて、また更に嬉しくなる)

もちろん、開いてみて。この本の『鍵穴』に魔力を注ぎ込むの…そうすれば、本はアナタに応えてくれる。
(本の表紙を軽く撫でから差し出す。――魔力を注がれると呼応するように魔法陣が発動し、封印は解除されるだろう)
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七瀬・一花 2023年10月4日
やった――。メノンさんに褒めて頂いちゃった(貴女の柔らかな言葉はまるで魔法の様に私の心に沁み込んでくる。それがうれしくてたまらず、私もまた、クロテッドクリームを雪山の様に盛り付けたスコーンをはむり、一口頬張った。口の中一杯に広がっていく幸福の味は、ここにあなたがいるからこそなんだ――。)
ふふふ、私も本当は二人で色々な事がしたくて、それにかこつけて、先生をお願いしちゃったの。私こそ………(ぺこりと頭をさげて)二人で色々な事を体験できたら嬉しいなって思っているの。お願いします、メノンさん(同じようにきらきらと瞳を煌めかせて――)
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七瀬・一花 2023年10月4日
(本を受け取り、喜色満面、表紙を捲る。目を惹いたのは刻印された魔法陣)
ここに魔力を注げばいいの?(そっと掌を魔法陣の上へとかざして、魔素を注げば、魔法陣からは泡の様に光の粒が弾けてゆく。魔力を注ぐに従い、淡い光の結晶はあふれ出してゆき、銀粉の輝きで一室をふんわりと満たす)

とっても綺麗――。メノンさんの言う通り、この本(こ)が私に答えてくれている、そう感じるの(光り輝く紙面を愛おしく撫でながら、指先でそっと第一項を捲った。同時に私はメノンさんへと目配りする)
さぁ、始めましょう、メノンさん。私達の朗らかな冒険の旅を!(本を彩る精霊達や幻獣に私は胸を高鳴らせていた。この一冊の本の中に広がる世界を私は、今からあなたと探索するのだ――。)
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