某日「マーヴェリック」 vol.1
壥・灰色 2018年12月14日
ここはマーヴェリック。
見ての通りの、うらぶれた喫茶店。
店内は広い。だだっ広い割にいつも人は少ない。
元々店主が道楽で建てた店だ。客が少ないぶん、維持管理にはおれが依頼で稼いだ金が使われる。家賃みたいなものだね。
だから気が向いたらきみらも、何か注文しておれの負担を和らげて欲しい。
あとは乱闘しなきゃ別におれからは何も。好きにやろう。
2
シロガネ・フルーリア 2018年12月15日
ぐ……俺も絶対モテるようになるし……なるし……。(ブツブツ呟く灰色の銀髪少年(矛盾) 灰色の言葉が追撃しているのか、もう角が机に刺さりそうだ) あー……、みんなまたなー……。(よほどダメージだったのかまあ覇気がない。カフェオレだけで保ってるんじゃないかと思うほど)
皐月・灯 2018年12月15日
(そういえば――賑わう喫茶店なんて場所で談笑したのはいつぶりだったろうか。もううっすらとしか思い出せない光景は、遠く、遠く。……頭の奥がちりつく感覚。うるせえ、と胸の奥で吐き捨てた)じゃあ、そろそろオレも行く。なんだか不思議な夜だったな。……ごちそうさん、また来るよ。(代金とカップを手近なテーブルに置いて、フードを目深にかぶる。色違いの瞳を隠して)
ユア・アラマート 2018年12月15日
まあ、それくらいの年齢で経験が無いのも珍しくないし。あまり悲観することもないさ。将来とびきりのいい男になりさえすれば、全て帳消しなんだよ。だから、あまり気に病むな。 (そっとフォロー)
壥・灰色 2018年12月15日
まずは女の子を褒めるのを上手になるとモテるんじゃないかな。 これもボスからの受け売りだけどね。……ほら。チョコレートあげるから元気出して。 (シロガネの前に安物のキャラメル包装のチョコレートをコロコロ転がした)
皐月・灯 2018年12月15日
……アンタ、それ刺さるなよ。気をつけろよ。(去り際、シロガネに小さく言い残して、店を去った)
壥・灰色 2018年12月15日
またね、サツキ。多分明日にはきっと、いい依頼が来るよ。また顔を出すといい。 (ひらひら手を振る。来るものは拒まない、去る者も追わない。マーヴェリックとはそういう場所だった。)
秋稲・霖 2018年12月15日
いきなり殴り込まれたら困っちまうしー。あー。確かに。そういうもんだよなあ。(去り行く面々にひらひらと手を振って、次々と配膳される料理に目を奪われては、冷めないうちにと手を合わせて頂いて)ばらばらでもきらきらしてんならいーじゃん、ってね!すげえ、いいと思う。
ユア・アラマート 2018年12月15日
お疲れ様、アカリ。 (ひらひらと手を降って見送る。気をつけて、と付け足そうとしたけれど。そんな心肺が必要な相手でもないかと、軽く閉じた唇にサンドイッチを差し込んで咀嚼した)
壥・灰色 2018年12月15日
おれ達はこぼれ落ちる雫みたいなもの。……ならせめて輝いて生きていたい。輝けたら、それはきっと意味になるからね。 (特別な力を持っていながら、自分の存在意義をいまだ確定できない少年は、歌うように秋稲に答えた。――きらきらと輝けたら。そんなに嬉しいことはない。)
赫・絲 2018年12月15日
うん、それならまた買ってー。高くておいしーのは当たり前だもん、沢山入っておいしーならいいことじゃん。(更に機嫌よく鼻歌の調子を上げながら、ぽい、ともう一つ口に放り込み、もらった残りは鞄に仕舞った。これ以上は今日のカロリーオーバーだ) 灯もまたねー、ばいばーい。
シロガネ・フルーリア 2018年12月15日
……はー、当ったり前だろ! 将来はつえー男になるって決めてるからな!(とかなんとか言っているが、先程の状態から甘いチョコレート一つで元気を回復する辺りつまりそういう事なのだろう) 女の子を褒める? まー……、それは後々練習する!(この年にしてそう言い放つシロガネ。実現するかは神のみぞ知る。)
九重・咲幸 2018年12月15日
猟兵の皆さんって、どんな方たちなんでしょうか思っていたのですけれど、 (カランとグラスの氷が鳴る。) クラスで聞こえる友達の会話とあんまり変わらなくって安心しました。(各々の生業の話ももちろん耳にしたが、けれどこうしたありふれた何気ない会話を耳にするとつい口元がほころぶ。ささやくような笑みのついで、また喉を潤した。)
壥・灰色 2018年12月15日
そうだね。また買っておくよ。……しかし、カロリー制限は大変だね、いと。 (分厚い鶏肉を挟んだトーストサンドを大口を開けて囓りながら、チョコレートを鞄にしまう彼女を眺める)
壥・灰色 2018年12月15日
女の子は褒めると輝くんだってさ。どういうことだか、おれもよく解らないけど。……期待してるよ、いい男になるようにね。 (片目を閉じてみせる。この仕草も他者からの真似事だけれど、こういうときにする仕草だと言うことくらいは、わかっている。シロガネに緩く言葉をかけた)
壥・灰色 2018年12月15日
イェーガーも人間だからね。そんなものだよ。……気に入ったらまた遊びに来るといい、ココノエ。――きっと退屈はしないはずさ。
ユア・アラマート 2018年12月15日
なら、今からしっかり頑張らないとな。まあ、女性相手がくすぐったい年頃だろうからね。少しずつ成長していけばいいさ。 (サンドイッシの最後の一つを呑み込んで珈琲で流し込む。スマホを覗き込んでも、別口経由での仕事の話もないので。本当に今日はそういう日なんだとさすがに諦めが付いた) 食べた分、動かないと太るな。
壥・灰色 2018年12月15日
スクワットするといいよ。(原始的な筋トレの勧め)
秋稲・霖 2018年12月15日
同感。俺も、ここに居てもいいんだって……そー思えるように、仕事はこなしていかねえとなー。(歌に耳を傾けるように目を閉じ、静かに聞き入ってから答えて。暫くすると、パスタもスープも空に。満たされたようで満足げ、緩りと笑み一つ溢して立ち上がり)
赫・絲 2018年12月15日
……そんだけ食べても太んないかいちゃんのことが、いとはおほんっとうにうらやましい。うらやましいったらうらやましい。綺麗でいようと思ったらそれなりの努力は必要だもん、自分のために頑張るけどさ。それはそれとして褒められればやっぱりうれしーもんだよ。かいちゃんはあんなこと言う割に全然褒めてくんないけどね!(言いつつスツールから立ち上がる)
シロガネ・フルーリア 2018年12月15日
輝く? ……(流石のシロガネでも物理的に輝くとは思わなかったが、周りの女性陣を少しだけ見て) ……そういうもんか。(と、唇を少しだけ尖らせて頬を掻いた。ユアの言うとおりである。シロガネが子供っぽいのも有るが) ……オブリビオンぶっ倒せばカロリーなんてすぐチャラだろ? (嗚呼、戦闘民族)
ユア・アラマート 2018年12月15日
的確に重めの運動ができるやつを勧めてくるなお前も。帰ったらやる。 (やるらしい)(時間を確認して、飲食分の代金を支払ってスツールから降りる。ドアを開けると吹き込んでくる寒風に、ふるっと震えて尻尾が膨らんだ) 今日はそろそろ帰るよ。また依頼を覗きに来るから、顔を合わせることもあるだろう。それじゃ、お疲れ様。 (ふわりと、風に煽られて仄かな花の香りが店内に舞い込んだ。それを挨拶にようにして、店から出ていった)
壥・灰色 2018年12月15日
……同じ思いで安心したよ。ムリすることはないさ。助け合っていければいいね、リン。 (ひら、と手を振り) 毎度どうも。もう夜も遅い、いい夢をね。
九重・咲幸 2018年12月15日
せっかくのご縁ですもの、わたしもそう言っていただけるとてもうれしいです! 色んな人に会えると、それだけいろんなことが分かりますものね。(また来ると良い、という言葉がもしも営業であったにせよ、少女にはありふれた日常の匂いが大変ありがたく思えるようだ。そうして少し前の話に立ち戻る。) 女の子じゃなくたって、褒めたら輝くものじゃないでしょうか? かっこいい!って言われたら男の子も嬉しくなりませんか?
壥・灰色 2018年12月15日
じゃあスクワットしよう。足が綺麗になるよ。……まあいとは、もう充分可愛いけど。……これは褒めたことにならない? (椅子に座って雑サンドを頬張りながら、絲に向かって言葉を紡ぐ)
壥・灰色 2018年12月15日
今から手頃に倒しにいけるオブリビオンいるかなあ。 (ダイエットに使うには荷が勝ちすぎる相手だ。スマートフォンでイェーガー向けの依頼を探す。けっこう沢山あったのであんまり深くは言わないことにしたが)
壥・灰色 2018年12月15日
お疲れ様、ユア。いい夢をね。 (端的な挨拶。さっぱりしたものだ)
壥・灰色 2018年12月15日
それはよかった。……ここにいるとヒマはしない。また次に来たら、色んなヤツに出会えると思う。楽しみにしていて。 (少し前の話に、顎に手を当てて考え込んだ。) ……どうだろう。おれは褒められるよりも、おれと会話してくれる方が嬉しいかな。 (九重に静かに答える。顔だけは整っている少年である。賞賛よりも対話に飢えているのであろう。相手がこちらを認識し、こちらも相手を認識する。それが、何より嬉しいのであろう。)
シロガネ・フルーリア 2018年12月15日
ユアもまたなー(灰色とユアの会話を聞き流していたシロガネだったが、思わずやるのかよと心の中で突っ込んだのはまた別のお話) ん、まあ確かに。悪い気はしねーな。(褒められて嬉しいやらの話は自分が元なのもあって、咲幸の言葉にそう呟き)
赫・絲 2018年12月15日
スクワットすごい推すね、確かに綺麗になるだろーけどしんどいからやーだ。(べ、と舌を出し)……かいちゃんはそーゆーとこがズルいんだよ、この天然タラシ。褒めたことになりますー。(ぷい、とそっぽを向くと時計を確認して) じゃ、そろそろババに捜索願出されかねないし、私も帰るよ。またねー、バイバイ。
秋稲・霖 2018年12月15日
頼らせてもらえちゃう感じ?……なあんて、そうなら嬉しいぜ!持ちつ持たれつってやつ?んーん、ごちそーさま!カイの方こそ。そんじゃ、またここか依頼で会えっといーね。おやすみ!(お代を払っては皆に手を振り歩いていった)
九重・咲幸 2018年12月15日
お疲れ様です、夜遅いですから気をつけて帰ってくださいね。(店を出るらしい客人に、他に習って声をかけた。ここではそれが当たり前であるという匂いに何やら胸が踊るものがある気がした。) 灰色さんはお話が好きなんですね。お話して互いのことを、知るというのは楽しいことです! なんでもなーいお話も、もちろん楽しいですけれど。(少女はいちいち動作も賑やかに、うんうん、と深く同意を示すように数度頷く。)
九重・咲幸 2018年12月15日
あ! そうでしょう! 褒められると嬉しいですから、嬉しいので輝くんですよ、こう、内側からやったー!って。(ぱっと軽く両手を広げる動作をしてみた少女は、彼の同意を得られたことも嬉しいようで、そうしてまたうんうん、と頷いた。) だから誰かを輝かせられるひとはすごい人で……、だからこう、その、モテるのだとおもいます! 多分!
壥・灰色 2018年12月15日
……天然タラシとは。 (どういうことだ。みたいな顔しながら) うん。気を付けて、いと。またね。 (ひら、と手を振る。いつでもゼスチャーが控えめな少年である) 頼りたいなら、いくらでも。 おれに出来ることなら、協力するよ。またね、リン。
壥・灰色 2018年12月15日
相手のことを知るというプロセスは、自分のことを識ってもらう、というのと密接に関係してる。殆ど裏表だ。 (九重の言葉に頷いて) おれは少しでも、誰かに識っていてもらいたいから。おれのことを。 だから、会話のほうが大事なのかもね。何でも無い話でもいいんだよ。知らないことが知れたのなら。
シロガネ・フルーリア 2018年12月15日
イトもまたな。(彼女にもそう声をかけた。さっき撃沈された相手にこうやって声を掛けるあたり、あまり気にしてないのかもしれない。もしくは気を許しているとも、単にもう忘れているとも取れる。多分全部だろう)
シロガネ・フルーリア 2018年12月15日
――自分が輝くだけじゃ駄目で、他人も輝かせなくちゃってことか。(机に載せた腕に顎を乗せたまま、そう彼女の話を噛み砕いて反芻する。アクションが大きいな、とも思ったが人の事言えないので黙っておいた)
九重・咲幸 2018年12月15日
(灰の色の少年がどのような出自でどのような気持ちでそれを言の葉に乗せるのか、少女が知ることはないだろう。少なくとも今はまだ。) お話しましょう、楽しい記憶が思い出になるように。好きなこと、苦手なこと、いろんなこと。ちなみに私、猫が好きです。
九重・咲幸 2018年12月15日
あっ、そうです、そういう感じ、私の拙い言葉をちゃんと日本語にしてくださってありがとうございます、そういう感じです。(ぱちぱち両の手を鳴らして。) こう、周りを笑顔にできる人、みたいなやつですよね。そういうひとって、モテるとか持てないとかも抜きにして一緒にいたくなるものだと思います。
壥・灰色 2018年12月15日
魅力的な話だ。何でも話そう。――本当に何でもいい。天気、好きな食べ物、寒くなってきたとか温かくなってきたとか。流行りの歌手、好きなアーティスト。食べ物、最近行った店。なんだっていい。……ちなみにおれも猫は好きだよ。どうにも猫は、おれのことを好きじゃないみたいだけど。 (なぜかひっかかれるし囓られる。悲しい。)
壥・灰色 2018年12月15日
よかったじゃない、シロ。きみみたいな子のことだよ、いまココノエが言ってるのは。たぶん、きっと。
九重・咲幸 2018年12月15日
私も猫に猫が好きっていうのが伝わりすぎているのか、避けられがちな傾向があります。おそろいです。でも猫と一緒の空間にいられるだけで幸せになれるような……。(気はするのだけれど、あのつるりふわりとした毛並みとしなやかな体を触れないのは、やはりどこか悲しいものがあるのではないだろうか。神妙な顔で少女はむうと唸った。) 灰色さんも猫が好きすぎて避けられるやつですか?
壥・灰色 2018年12月15日
どうなんだろう。……匂いが普通の人間と違うのかな。組成自体は、普通の人間と同じはずなんだけど。 (すんすん、と自分の前腕を嗅ぎながら) ……まあ、でも、一方的な興味と好奇は、心地いいとは限らないから、仕方ないのかもね。出来るんだったら撫でたいけどさ。
シロガネ・フルーリア 2018年12月15日
周りを笑顔に、か。母さんも言ってたっけな。そんな言葉。……そうなのか? あー……、サンキューな?(灰色の言葉に目線を上げて咲幸を見ると、そう感謝の言葉を口に出した。何故か疑問形だけれども) っと、結構長居しちまったな。俺ももう帰るかな。じゃ、またな。(ふいっと視線を外すと、時計を見て立ち上がった。多分ちょっと照れくさかったのだろう。しかし時間が時間なのも事実で、手をひらひら振りながら、少年は帰っていくのだった)
壥・灰色 2018年12月15日
おやすみ、シロ。――気づいたらもう二人だけか。おれもそろそろ散歩に行ってこようかな。……ついでにきみを送っていくことも出来るけど。どうする? ココノエ。
九重・咲幸 2018年12月15日
あっ、シロ、さん?もお疲れ様ですね、夜道ですし寒いですから気をつけてくださいね。(感謝の言葉を向けられたことは面映ゆく、また、疑問形に彼の照れ隠しを感じてか、賢い少女はあえてそこを蒸し返すのはやめ彼を見送ることにした。)
九重・咲幸 2018年12月15日
夜のお散歩ですか? それは素敵なわるいことですね。(ぱっと顔を輝かせるよう破顔して両の手を合わせた。そうしてから、自身の腕時計の針を見る。) そうですね、お時間もお時間ですし、ネットカフェのナイトパックもお安い時間に差し掛かりましたし、私もお暇しますね。……駅までご一緒しても?
壥・灰色 2018年12月15日
真夜中、道を歩くのはなんだか楽しいよね。おれもそれはよく解る。 (椅子を蹴って立ち上がると、店長に向けて、右眉の上に、二本重ねた指を翳す仕草をした。店主もまた、その仕草で応じる。九重に先んじて、重い店のドアを開けた。) 送っていこう。おいで。
九重・咲幸 2018年12月15日
ありがとうございます、ではお言葉に甘えますね。(今どきでは珍しいだろう手書きの伝票に書かれた額面をマスターに渡すと、ごちそうさまでした、と伝えて少女は礼をした。椅子にかけたマフラーを巻きながらカバンを手に、灰の少年が開けたドアをくぐった。)
壥・灰色 2018年12月15日
(二人が店を去ると、あとには静寂だけが残った。それを愛する店主が、煙草に火を点ける。 ライターの立てる金属音。――こうして、イェーガー達の物語は始まったのだ。)
伊美砂・アクアノート 2018年12月15日
(『The Second Summer』とHIP-HOP風の書体で書かれた、謎のチラシを投函していく) (どうやら酒場の宣伝チラシのようだ)