■the keelについて■
アドルフ・アシィミノーク 2019年3月17日
■the keel
昔々あるところに街の乙女に恋をした鯨がおりました。
乙女と話したい一心で鯨は毎日毎日、大きな体で浅瀬に通いました。
ただ他愛のない会話を交わすだけ。
それだけでも満ち足りた日々でした。
いつものように浜辺に向かったある日、鯨が見たのは綺麗な花嫁衣裳を着た乙女
「海のない地へ嫁ぐ」と告げられた鯨は浜辺の近く、岸壁の洞窟に隠れて泣きました。
何時間も、何時間も泣きました。
その間に潮が引き、海へ戻れなくなり、岩に挟まりそのまま息絶えました。
鯨の体は朽ち、白い骨だけが洞窟の中に残りました。
今でも潮が引く時間になると、鯨の泣き声が聞こえるといわれています。
「……とのことらしい。事実かどうかは知らないがね」
the keel―薬アリマス―
流木の看板が立て掛けられた看板
鯨の腹の中にいるような薄暗い店内
天井から壁までびっしりと並んだ薬棚と薬草のスワッグ
常に半分水没しているカウンターに店主はいる
■概要
A&Wの浜辺に居を構える薬屋を舞台としたRP旅団です。
少人数旅団(多くて片手の指で足りる程度)
・団員募集状況は旅団TOPと当スレッドをご覧ください
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