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波の始まり

矢来・夕立 2022年12月23日


元オフィスビル≪天原ビルヂング≫

6F。約束がある。

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矢来・夕立 2023年3月5日
そう。でしたら暫くは退屈せずに済むでしょう。まだ新しい行き先が見つかっているようですから、次はもっと違うものを見繕ってきます。…それにしてもあなたは本当に年を取りませんね。(革張りの破れたソファとかわいこぶる男とを見比べる。人間よりも椅子の方が余程くたびれてきたようにさえ思われた)(…)
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矢来・夕立 2023年3月5日
ちょっとこっち。(ソファに腰掛けて手招きをする)
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黒江・イサカ 2023年4月13日
昔は大人っぽいねって言われたもんだけど。童顔の宿命らしいな。(老けてると言われるのから、若いねと言われるようになるやつ)(若作りを素直に褒め言葉と受け取れば、ちょいと前髪なんて直したりして)
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黒江・イサカ 2023年4月13日
……ん?(呼ばれると、素直に君の前に立った)(見下ろして)
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矢来・夕立 2023年4月13日
横。(見上げ、視線は逸らさず。片手だけがソファの座面を叩いて座るように促した)
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黒江・イサカ 2023年4月14日
はいはい。(仰せのままに)(いたく従順に君の言うことを聞いた)(隣に腰掛けると、ソファの座面は軋むでもなく沈み)
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矢来・夕立 2023年4月14日
ハイは一回。(上体を畳むようにして膝に頬杖をつき、顔を覗き込む。きっと今日もそこにあるのだろう光を探しているのだ)(初めてこの辺りに腰掛けた頃にあった妙な距離感だとか、些細な怯えだとか、そういうものはすっかりなくなっていた)……やっぱり26、7歳ってところですね。行っても30。
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矢来・夕立 2023年4月14日
オレの方が年上に見える日が来たりして。(手袋をしたままの手をちょっと挙げる。革が伸びて馴染んではいるものの、近頃は少しだけ窮屈だ)
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黒江・イサカ 2023年4月16日
はあい。(わざとらしく、丁寧な)(背凭れに身を預け)……うふ。まだほんのちょっと、僕の方が年上?惜しいなあ。(まじまじとこちらを見る眼差しもそのまま)(少し見下ろすようにしたそれが、君を見つめ返し)(薄く笑った)なんて言っても、べつにゆうちゃんだって年齢相応に見えるかってなると。…見えるの?
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矢来・夕立 2023年4月16日
オレですか。特に幼いとも老けてるとも言われたことないですから、そう考えると年相応なんじゃないですかね。(しばし間)…若作りの年寄りを疑われたことはありましたが。
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矢来・夕立 2023年4月16日
年相応に見えるかどうかを本人に訊くのっておかしくないですか?
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黒江・イサカ 2023年4月20日
だはは。どうせ君、それ言ったひとのこといじめてたんでしょう。たまにジジイみたいないじめかたするもんなあ。
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黒江・イサカ 2023年4月20日
でもま、僕にとってはいつまでもかわいこちゃんだから。よそさまからはどう見えてんのかなあと思ってね。
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矢来・夕立 2023年4月20日
かわいこちゃんって死語通り越してもうミイラでしょうが。どっちが老人なんだか。(笑うさままでしっかり見つめ、体を起こす。棘のある言い方の癖、可愛がられることそれ自体は満更でもなさそうに)
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矢来・夕立 2023年4月20日
いつまでも。(引っかかった言葉を繰り返す)(死んだあとも?)(じゃれつくつもりの問いかけは、なぜか言葉にならなかった)
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黒江・イサカ 2023年4月24日
かわいい子は、かわいこちゃん。(子どもに言葉でも教えるような言いぶりだった)(まばたき)(まるでまなじりが笑って)ご不満?
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矢来・夕立 2023年4月24日
不満じゃない、(あなたの言葉に被さる)……そんなことは、ないです。身に余るほど…………(身に余るほど可愛がられている実感があります、などと言えるほど神経は太くなかった。少なくとも今は)…ただ、ですね。やや恐ろしい言葉だな、と思いまして。「いつまでも」。
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黒江・イサカ 2023年4月26日
いつかは格好いいって思われたいって?男の子だもんなあ。(揶揄する言葉はわざとらしい)
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矢来・夕立 2023年4月26日
いえ。その印象は何度か頂いてるものと自負しています。(首を横に振る。放たれた言葉は非常に素っ気ないが、同時に伸ばされた手はやわらかな動きであなたの頬へと触れた。摘まむでもなく、ただ撫でるように)あんまり言わないほうがいいですよ。「いつまでも可愛い」なんて。
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矢来・夕立 2023年4月26日
その可愛い相手を殺していつかひとりになるんだから。
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黒江・イサカ 2023年4月30日
そうだね。寂しい。(撫でる手をさせるがまま)でも、”いつまでも可愛い”よ。
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矢来・夕立 2023年4月30日
…かなわないな。(ため息混じりの独り言だった)(撫でる形の手にほんのりと力を籠め、あなたの意識を惹きたがる。自分をよく見るよう、促すみたいに)
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黒江・イサカ 2023年8月21日
(まっくろいまなこに灯火みたいに揺れるひかりが幽か)(君を見て)
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矢来・夕立 2023年8月25日
(眸の中のかすかな光を、両目の中に確と収める。過日は誘蛾灯のように恐ろしかったもの、今は燈のように温かく感じるものだ。見つめ合うと言うには甘さが足りず、観察と呼ぶには情感が厚いまなざしがその双眸に注がれて)……もう慣れたと思ったんですけれど。たまに引っ張られそうになります。あなたは綺麗だから。(淡々と所感を述べ、ほんの少し身を寄せる)あなたにはかなわないですけど、ちょうど良かったのかも。どうせなら綺麗なひとに殺されたいですしね。
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黒江・イサカ 2023年8月28日
…………(ひたりと君を見ていた)(ひかりだけが揺れて)(……ほんの少し、黒色のまなこも揺れた)
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黒江・イサカ 2023年8月28日
僕は綺麗って言われるの、まだちょっと慣れないな。(眸に言及されることはあれど、顔立ちのことになると話は別だ)(ましてや、綺麗だなんて)(巻いてもらったストールを引き上げると、口許を隠し)でも、君は綺麗なものが好きだね。
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矢来・夕立 2023年8月29日
そうやって少しくらい照れてくださるとオレとしては褒めがいがあると言いますか。(喉の奥で笑う。勿論世辞などではないけれど、あなたが面映そうにする様は物珍しい)(指先は特筆すべきところのない顔の、その頬をごく軽くつまみ、そして離れてゆく)綺麗なもの、どれも便利でしたよ。星だの花だの魚だの、あれこれ託けて逢瀬の約束を取り付けたものです。
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矢来・夕立 2023年8月29日
…綺麗なものを好きになったのは、案外後のほうかもしれません。つまりあなたとセットになりがちだから好き、という。
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黒江・イサカ 2023年9月3日
そうかあ?(頬を摘ままれ、低く唇を尖らせて見せた)(変な顔)(照れ隠し)綺麗なものが好きなのに気付いたのは、が正しい気がするけどね。星も花も魚も、綺麗だと思うには才能がいる。
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矢来・夕立 2023年9月4日
あはは。はあ。はは、(今度こそ声をあげて笑った。おかしな顔とか、照れ隠しとか、これまで見なかったものだから)(その顔で固まりますよ)(ぽんとストールの上から首元を叩く)才能ね。生まれたときから感受性豊かだったってこと。
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矢来・夕立 2023年9月4日
この汚れた脳にも、「どう殺せるか」以外を考える余地がある。と気づかせてくれたのは…、(嘘をつけない)…正直なこと言うと、あなただけではありませんが……あなたの占めるところが一番大きいです。ですからやはり誕生日のお祝いも、くだんの文言も、毎年必要ですね。
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黒江・イサカ 2023年9月7日
―――――…僕が綺麗でよかったかい、君。星や花や魚が綺麗で、よかった?
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矢来・夕立 2023年9月7日
…今日は不思議なことを聞くんですね。(返事に悩んだ末の言葉だった。「ハイ」か「イイエ」で答えられる質問なのに、どちらも虚言みたいに感じられたからだ)(ソファの背凭れに背中を預けて、預けてから更に少しだけ伸びをするように身じろいで)なぜ。
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黒江・イサカ 2023年9月15日
僕がきれいでなかったら、君はその才能に気付かなかったかもしれないから。お花やお星さまやお魚さんを見に行ったりしなかったかも、と、思ってね。
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矢来・夕立 2023年9月15日
オレがあなたを綺麗だと思うのは見た目に限った話ではないんですよ。ご存知ですよね。(盗み見るように、あなたを見て)(…)花も星も魚も、一般に綺麗とされるものと理解はしていました。でも昔のこれは才能でなく知識ですね。浅知恵で彼方此方に引き摺って行ったわけ。(過日の己の言動が居た堪れない。何せあれはもう数年も前の、自分なりに必死の誘いであったわけなので)……いまは、あなたの言葉を借りるのなら、才能にまで成りましたが。
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矢来・夕立 2023年9月15日
…楽しかったですか?花見とか、水族館とか、宇宙とか、南の島とか。
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黒江・イサカ 2023年9月19日
楽しかったよ。行ったこともなかったから。 …いや、流石に嘘だな。花見とか水族館は行ったことある。(たぶん、目が合う)(小さく笑って)君がね、綺麗だと思うものに興味があった。才能あるってわかってたからね。
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矢来・夕立 2023年9月19日
でしたら、ハイ。あなたが綺麗なひとで良かったです。あなたの興味を惹けて――…(はじめの質問に立ち帰り、視線のぶつかりかけた双眸をふっと伏せた)(続く言葉も照れ隠しだ)それに多少はセンスの良いプレゼントも選べるようになりました。才能のおかげですね。大袈裟に大事にしなくても構いませんけれど、できれば長く使ってください。(要らなきゃ捨てろ、と言わなくなったあたりもなんらかの成長かもしれない)(頭の端でそんなことを考えつつ、そうと目を開く。きっとそこにはまだひかりが灯っているのだろう)
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黒江・イサカ 2023年9月22日
(そしてそのひかりは、存外、近くで見つけることだろう)(具体的に言うと、あと少しでちゅうしちゃう距離)(見つかっちゃった、みたいなかおもしている)
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矢来・夕立 2023年9月22日
(灯火のようなひかりを間近にして、特に驚きもせず動きも固まりもしなかった)(強いて言えば背凭れに沿って反らされていた背筋が少しだけ元に戻った、その程度の反応だ。これは予備動作の表れである)続けていいですよ。(いわゆる心の準備ってやつの)
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黒江・イサカ 2023年9月25日
マ。生意気。(器用に眼鏡に当たらないよう)(むちゅ、と、押しつけるようなキスをして)(寧ろ、ちょっと押しつけ過ぎなくらいの)
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矢来・夕立 2023年9月25日
(瞼を伏せ、しかし閉ざしきらず、間近にあなたの姿を双眸へ映す。意図を酌んだなら緩慢に頭を傾けさえしてみせた。生意気に相応の、生意気を見せつけんばかりの応じ方だった。初めのほうこそは)(“押しつけ過ぎ”の気配を察してまず動くのは黒い手だ。軽く胴を叩く。ダメなら三つ編みの尾を引っ張り、それでなおダメならほんとにダメにされるより他になし)(こんな流れを、ふたりは何度か経験しているかもしれない)
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黒江・イサカ 2023年9月29日
――――ぷは。(三つ編みを引っ張られ、ようやく離れた)(押しつけ過ぎだったし、離れ際にきつく吸いあげもしたので唇はじんじんと痺れていることだろう)(間近で、“いたずらしてやった”顔をして)(これもよく見せる表情のひとつだった)
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矢来・夕立 2023年9月29日
(彼のその顔はよくよく青年を苛つかせるが、またある時には甘えるようにも映る。そして一度そう感じると強く出られない。そもそも「続けていいですよ」と促した手前、やりように文句を言うのはあまりにも無様なので踏み止まった)(せき止められていた血が唇の血管を巡る。痺れと共に熱を帯びる感触があった。多少色づきもしたのではないか、と思いさえ)紅ひいたみたいになってませんか。くち。
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矢来・夕立 2023年9月30日
隙あらばこういうことをしますよね。(いつか隙を作るとか作らないとかいう話をした気もする。なるほどと得心もする。間近のまま)(平気な顔を作ったまま)(部屋はほぼ暗闇、差し込む明かりだって彩り鮮やかなネオンの光ばかりだ。逆上せかけた頬の色味を露わにはしない。好きにできない鼓動だけが正直だった)
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黒江・イサカ 2023年10月2日
なってるよ。ちょっと痛そう。(口付けした後を親指の腹でなぞり)……うん?うん。好きだからね、こういうこと。面白いんだ。(なんて、こんな言い方をしたらまた拗ねさせるかしら、と思うくらいのデリカシーはある)(拗ねたらまたちゅうしてやろうと思うくらいにデリカシーがない)
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黒江・イサカ 2023年10月2日
ああ、―――――…面白いな。
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黒江・イサカ 2023年10月2日
“僕もプレゼント”、ってやつ?
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矢来・夕立 2023年10月2日
(皮膚の薄い口唇がゆっくりと開く)
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矢来・夕立 2023年10月2日
バカ。
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