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【RP】薔薇と百合と太刀と

逢坂・明 2019年3月3日


世界はUDCアース。
よく晴れた日の昼下がり、少々混み合う喫茶店。

「柾、今日ヒマ?」
そんな一通のメールのお伺いが来たのが一時間前。
良いお天気だからお話ししましょう―――そういう誘い文句に呼ばれて訪れた一人の青年。
しかし、なんだか不思議な予感がする。
そんな一抹の感情を胸に、武骨な手が喫茶店のドアを押した。

(お呼びした方と。キリのいいところまで)




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白波・柾 2019年3月3日
(なんだろう、この感じは。ぼんやりとした予感のようなものを感じながら、店内に進み入る。『お一人様ですか?』と出迎えた店員に待ち合わせの旨を注げてから視線を上げた。もうすでに到着しているとの連絡があったから、どこかに座って待っていてくれるはずだった。どこだろう、そう思いながら頭を巡らせ見覚えのある姿を探す)
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ベルナルド・ベルベット 2019年3月5日
(天気が良いからお茶会を。そんな童話の一節のようなご機嫌な誘いを、躊躇う理由などどこにもなかった。相手の都合は勝手に気安い安直なメールの一文で聞いたことにして、気ままに呼びつけた張本人は優雅に紅茶のカップを傾けている。唇を陶器のふちに滑らせて、カラカラと鳴るドアベルを合図にしたように顔を上げた)――あら。柾、こっちよ。こっちにいらっしゃいな。呼びつけてごめんなさいね。このコと話していたら、あなたの名前が出たものだから。じゃあ、呼ぶしかないじゃない?(せっかくこんなに天気が良いのだもの。笑うのは男だ。けれど言葉は女性紛いの滑らかさで紡がれる。アンティーク調で整えられた数人掛けの席で、待っていたのは赤と白。その間の一席を長い指先がとんと示す)さ、座って。
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ベルリリー・ベルベット 2019年3月5日
来たわね、色男。(相棒の視線が自分以外へ向けば、つぶらなピンク色が来訪者を捉えて)リリはルナとの二人きりの時間を楽しんでいたのだけれど、ルナが呼びたいって言うんだからしょうがないわ。リリたちのお茶会に参加することを許可してあげる。(でもルナの向かいはリリの特等席だからね、と釘をさすように付け加えて)
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白波・柾 2019年3月5日
(視界の隅に鮮やかなルビーレッドが映る。ああ、とそちらへ靴先を向ければ行きかう店員を割けて通路を進む。そこにいたのは見知った二人―――対のようでいてどことなく纏う雰囲気は双子のような、特徴的なその二人)すまない、待たせてしまったか。遅れて悪かっ、(そこまで言いかけて言葉を切る。片や長身痩躯の嫋やかな動作の身なり、片や四肢繊細な可憐な少女―――その間に座るには余りにも似つかわしくない己の身なりを見下ろす。そしてもう一度示された先を見る。猟兵でよかった、周囲の人々はこちらを気にする様子もない)……、失礼する。(気づかれないようにつばを飲み込んでから、二人の間に腰かけた)
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ベルナルド・ベルベット 2019年3月10日
(柔らかな銀の髪を見上げ、示した通りに座るのを目で追う。どこか緊張したような横顔を面白がるように気安く笑った)ンフフ、やぁね、そんなに気を張らなくても取って食いやしないわよ。本当にただお茶しましょってハナシなんだから。(ねえリリ? と反対側の少女に首を傾げて見せて)まあいいわ、気は抜くものじゃなくて抜けてるものよ。とりあえず好きな飲み物でも頼むと良いわ。ちなみにアタシはもう決めてあるの。ローズヒップね。ケーキかパフェとのセットもあるんだけど、リリと柾はどんな気分?(さあどうぞ、とテーブルに開いて見せたメニュー表。ケーキはパンケーキまで、パフェは和洋問わずあるようだ。飲み物は紅茶に限られているが、その種類は多い。二人の希望に興味深げに首を傾げた)
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ベルリリー・ベルベット 2019年3月10日
ええ、もちろん。3人一緒に楽しくお茶を飲んで、お菓子を食べて、それからちょっとだけ柾とルナについてお話しを聞くだけよ。だから……
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ベルリリー・ベルベット 2019年3月10日
そんなに緊張しないで……ね。(ベルナルドの目を盗むように、纏う空気を一変させて)
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ベルリリー・ベルベット 2019年3月10日
(そしてまたすぐ、ころりと笑顔に戻ったのであった)わぁ、どれも美味しそう!リリはルナと同じのにするわ。
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白波・柾 2019年3月10日
……そう、だよな。別に取って食われるわけではないんだから、緊張する必要はないんだが……(この華やかなふたりの間に割って入るのは何故だか勇気がいる。そんな自分に首を捻りながらも、落ち着かなげに視線を彷徨わせる。目の前にメニュー氷河差し出されれば、その文字を目で追ってから)そうだな、俺はアールグレイで……、ヒッ(リリーはどうする、と横を振り返りかけた時。メニューを眺めて楽しむベルナルドをちょうど後ろに隠すような角度。その表情を見てしまい、反射的にソファ席から転げ落ちた)
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白波・柾 2019年3月10日
……アールグレイのパンケーキセットで(平静を取り戻した時にはもう、フロスティブルーの少女は可憐な年相応の表情を見せていた。先ほど見た表情はなんだったんだ。したたかに打った腰をさすりながら、二人の間の席に戻る)……しかし、たくさんフードメニューがあるんだな。このようなところは初めてだから、驚いた。
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ベルナルド・ベルベット 2019年3月24日
(青年が転げ落ちた音にメニューから顔を上げる。小さく聞こえた気がする悲鳴はどうしたことか――生憎予想は易いが見てはいない。いつも通りの少女と座り直す青年を見比べて)……楽しそうで何よりだわ。気をつけなさいね、柾?(色々な意味で、と言外に笑んだ)二人とも決まったかしら。なら頼みましょう。(チリン、とテーブルのベルを鳴らして店員を呼び、三人分のオーダーを伝える)
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ベルナルド・ベルベット 2019年3月24日
それと、アタシはリリの話も聞くわよ、覚悟なさい。(ぱちん、と茶化したウインクをひとつ)あら、柾は食べ歩きや夜遊びはしないほう?アタシは好きよ、こういう場所。静かなのも賑やかなのもね。そうね、じゃあ柾の好きな食べ物でも当てようかしら。(そういうゲームよ、半ば有無を言わさず、メニューの並びを指先でとんと叩く)――まずはそうね、そもそも食べるコトって好きかしら。リリは好きよね。(さあ質問責めになさいとばかり、反対側の少女にも視線を送る)
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ベルリリー・ベルベット 2019年4月4日
柾は真面目くんっぽいものね。(反対側から合図があれば、了解のウィンクとともに質問責めモードへ)ええ、リリは食べること大好き。ルナもそうよね。……柾はカノジョとかいないの?一緒にお食事なんてする?
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白波・柾 2019年4月10日
食べ歩きや夜遊び……とは縁遠いな。そういう機会がなかったのもあるが、時間があれば鍛錬していたから(だからこうして誘いを貰えたことは有り難く嬉しいことなのだと。そうして好きな食べ物当てゲームのようになれば面食らった様子で目を瞬かせる。なぜそうなる、と言うかのように)……食べることは嫌いではないな。自分で料理を作ったりもするから。彼女は……いたらもう少し気が利くようになってるかもな(ふ、と小さく笑う。当人なりのジョークのつもりらしい)
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ベルナルド・ベルベット 2019年5月5日
真面目はイイコトよ。でも悪いコも、食べることも個人的には大好きね。……じゃあ今度夜遊びに柾を連れて行きましょうか、リリ?(冗談めかしてウインクすれば、鍛錬、と言う言葉には興味深げに息を吐いて)柾は何のために鍛錬しているのかしらって、聞いても? ふふ、ものは経験よ。勿論カノジョもそう……あらまあ、柾ったら気が利かないオトコなの? ならそれも、『鍛錬』しなくちゃ、ね?
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