【個別】例えば聖なる夜の大通りで
寒島・乙月 2021年12月24日
12月の24日。
イルミネーションでライトアップされた街中。
多くの人が行き交い、賑わう店々が立ち並ぶ大きな通り。
人の流れの行き着く先には、果たして何があるのか。
「ね、もし今夜暇なら、この通りの端まで歩いてみない?」
#寒島・乙月
#小泉・飛鳥
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小泉・飛鳥 2021年12月24日
……失礼、レディ。
だけど。はぐれたりするのは、嫌だから。
(言いながら、なるべくぶつからないように、気を付けて)
(少しだけ、近い距離を保ったまま)
寒島・乙月 2021年12月24日
……それなら、うん。
良いかな。(くす、と笑い返し)
(無効票)
寒島・乙月 2021年12月24日
前は、それほど気にしなかったんだけど
この道を今日一人で歩くのは、ちょっとね。
……でも、考えてしまうものでしょ?
……じゃ、こうして歩く今の速度が、私の歩く速さなのかな。
(無効票)
寒島・乙月 2021年12月24日
…………。
(無効票)
寒島・乙月 2021年12月24日
……そうだね。
頼らせて。
(そう言って、繋いだその手に、もう片方の腕も回して)
(両腕で、自分の胸に、彼の腕を抱くように)
小泉・飛鳥 2021年12月24日
なるほど。それは確かに、成長だ。(くすっと、あえて明るく笑って)
それでいい、じゃなくて。そうじゃないほうがいい、と思ったのなら。くふふ。無理をして、変わろうと思っているわけじゃないのだろうから。
……うん。それは、否定しない。
そう。少しずつでも。今の自分に満足できない、って思って。そう感じて、ちゃんと道を選んで歩いてる、速さ。
(無効票)
小泉・飛鳥 2021年12月24日
(なんて、応じながら)
(僅かに、挟まった沈黙と)(それから)
(無効票)
小泉・飛鳥 2021年12月24日
(腕を、抱かれるような状態になれば)
(無効票)
小泉・飛鳥 2021年12月25日
………。
くふふ。僕で頼りになるのかな、君の。
(そう、応じながらも)
(歩調を、落として。ゆっくりとあなたの重みとぬくもりを受け止めたまま、歩いて)
寒島・乙月 2021年12月25日
成長で良いのかな、これ。
……うん、でも君がそういうなら、そっか。
自然と変わっているのなら。
……そっか。
今は一緒に歩いてる速さだけど。
(無効票)
寒島・乙月 2021年12月25日
……少なくとも、今はなってると思うけど。
(そうして、なるべく人波にひっかからないよう、距離を寄せながら、寄り添って歩いていけば――)
(無効票)
寒島・乙月 2021年12月25日
……あ。
(見えてきた、道の終わり)
(そこには――今まで以上の人だかり。けれど誰もみな、道を歩いているわけではなくて、脚を止めて見つめているのは)
(一本の大きな、クリスマスツリーだった)
小泉・飛鳥 2021年12月25日
くふふ、そうして信じてもらえるのはなんだか面映ゆいけれども、ね。
あはは、確かにそうだね。
だったらもしかしたら、違うもの同士で。ちょうどいい、速度なのかもしれない。なんて、ね。
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小泉・飛鳥 2021年12月25日
そう? なら、よかった。その信頼を損ねないように、したいところだね……
(なんて、寄り添って歩いてきた、先。)(道の終わりに、目を向ければ)
(無効票)
小泉・飛鳥 2021年12月25日
―――……あ。
……道の先はこう、なってたんだ。
………綺麗。
寒島・乙月 2021年12月25日
……そうだねえ。
違うもの同士が合わさった速度だから、お互いに丁度いい速度なのかな。
(なんて言いながら、足取りがきっちり合うように)
(抱いた腕に、力を込めて)
(無効票)
寒島・乙月 2021年12月25日
…………。
(そのきらびやかな、クリスマスという日の象徴のような景色を、しばし見上げて)
(無効票)
寒島・乙月 2021年12月25日
……ありがとう。
これが見たかったんだ、私。
(そう言って、イルミネーションの輝きに照らされた、あなたの顔へ視線を向ける)
小泉・飛鳥 2021年12月25日
くふふ。たしかに、僕も君と出逢ってから。少し、調子は崩れてしまったのは確かだから。
……それが嫌じゃなかったのだから。ちょうど。よかったのかもしれないね。
(なんて、風に)(あなたがペースを変えて)(力が、こもったことに)
(どぎまぎと、し始めた心を覆い隠す、風にしながら)
(無効票)
小泉・飛鳥 2021年12月25日
(イルミネーションを見上げていた視線が。ふと、隣のあなたへ向けていた)
(クリスマスの象徴を見上げる、その表情が)
―――綺麗、だね。
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小泉・飛鳥 2021年12月25日
(そう、呟いたところに)(ふと、あなたの視線がこちらを向いたのに、)……ぁ。
(少し。バツが悪い顔をして。だけど……)
そっか。……納得できるよ。此れは確かに、見て見たくなる、景色。
僕こそ。ここへ一緒に歩かせてくれて、ありがとう。
寒島・乙月 2021年12月25日
そう?
それなら、……そうだね、不思議と嬉しいかもしれない。
嫌じゃなかったよ。ほんと、嫌じゃなかった。
(――鼓動は、伝わる距離かもしれないけれど)
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寒島・乙月 2021年12月25日
…………うん。
(自分の脚で、心地よいペースで歩いてきて)
(見上げるクリスマスツリーは、なんだかただ見るよりずっと、奇麗な気がして)
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寒島・乙月 2021年12月25日
……こちらこそありがとう。
たった一人で歩いてきてこのツリーを見上げたんなら、やっぱり寂しかったのかも。
(そう言って、抱いていた腕を放す)
(けれどその手は触れさせたまま――両手でしっかりと握りなおすように)
ね、もう片方の手もちょうだい。
小泉・飛鳥 2021年12月25日
実はね。……だから、どうしたものかと、困っていた時もあるのだけれど。(ナイショ、と口元に指を当てて笑い)(でも)
そっか。……お互い嫌ではなかったのだったら。
うん。やっぱり。よいこと、だったんだろう。
(そう……。抱かれた腕から、伝わる熱を感じながら)
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小泉・飛鳥 2021年12月25日
ふふ、お互い様。だよ。
……本当に綺麗だから。だからこそ……そうだね。
たしかに。ひとりでここについても……寂しかったかも、知れない。
(そう、応じたところで)
(離れていく温もりを柔らかさを、すこし……寂しく思いながら……)
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小泉・飛鳥 2021年12月25日
(―――けど……)
あはは。急に、欲張る。
なんだか気恥しいね。
(そう、くすくすと笑いながら)(握られていない、片方の手を、そっと差し出して)(外側から、包み込もうとする風に)
寒島・乙月 2021年12月25日
……今は困ってないの?
(なんて、首を傾げてみせ)
うん、そうかも。
そういう確認の意味も、ちょっとはあったかな。
(無効票)
寒島・乙月 2021年12月25日
賑やかだからこそ。
奇麗だからこそ、寂しくなる、そう言う感じ。
小説では読んだことがあるけど、感情としては分からなかったかも。
今までは。
(無効票)
寒島・乙月 2021年12月25日
……ちょっと待ってね。
(そのまま、両手を両手で握りながら)
(不意に、金色の瞳が、君の視界を埋めるほどに顔を寄せて)
小泉・飛鳥 2021年12月25日
困っていないよ。僕は自分のこと、解ってしまったからね。
(と。首を傾げる様を見せたあなたに、小さく笑い返し)
……おや。そうだったのかい?
くふふ。それは怖いな。趣向を凝らさなくても、言ってくれれば協力したのに。
(と、くすくすと)
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小泉・飛鳥 2021年12月25日
うん。……それが明るければ明るいほど。
幸せそうであればそうであるほど……
そうあるべきことが、そうと感じられない自分が、不安になって……
……今まではそうでも。此れからは、違う?
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小泉・飛鳥 2021年12月25日
(なんて。言いながら)
もちろん。乙月くんのたのみごとなら、いくらでも―――
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小泉・飛鳥 2021年12月25日
(そう。言いかけた、ところに)
(金色の瞳が。間近に)(‟月”の名を持つ君に、相応しい。麗しの)
―――ぁ。
寒島・乙月 2021年12月25日
商売道具の両手は、この季節、冷やしちゃいけないよね。
寒空の下、歩かせちゃったから。
(顔を放す。そうしたら、気づけば貴方の両手には、暖かなカシミヤの手袋)
お礼に。
小泉・飛鳥 2021年12月25日
……Σ
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小泉・飛鳥 2021年12月25日
………(早業、だった。まじまじと、自分の両の手を、見やって)
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小泉・飛鳥 2021年12月25日
……狡くない、かい? 策士だね、乙月くん。
……でも……うん。あたたかい、ね。
(軽く。暖かなものに包まれた両の手を。握って、開いて、しながら)
……ありがとう。
寒島・乙月 2021年12月25日
……スパイや怪盗ものの小説も
けっこう読んではきたけど……。
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寒島・乙月 2021年12月25日
上手くいくと、意外と気持ちいいものだね。
飛鳥くん?
(くすっ)
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寒島・乙月 2021年12月25日
というわけで、クリスマスプレゼント。
改めて今日はありがと。
大事にした手でいい作品が書けたら、楽しみにしてる。
小泉・飛鳥 2021年12月25日
現実ではそう、上手く事が運ばないから。みんな、物語の中に成功例を求めるのだろうに、ね。
くふふ……これはその内、仕返ししないとね。
(そう、笑いながら……)
(無効票)
小泉・飛鳥 2021年12月25日
……こちらこそ。けっこうなものを、ありがとう。
大事に使わせてもらうよ。
くふふ、そうだね。なら、その時は。
(そう、小さく笑って)
(無効票)
小泉・飛鳥 2021年12月25日
君の綺麗な手で、取ってもらうのに恥じない作品を。楽しみにしていて。
(そう、笑いながら)
……そろそろ行こうか。お茶の時間も、と言っていたしね。
……それと。
(演出継続)
小泉・飛鳥 2021年12月25日
(改めて手を伸ばして。あなたがくれた手袋越しに。くい、と軽く白く小さな手を、引いて)
僕からも。今度はどこか、誘っていいかい?
(なんて、言いながら。行こう、と声をかけて)
寒島・乙月 2021年12月25日
物語が理想形を教えてくれるから
物語のようにうまくいったら、気持ちいいんだね。
何されてしまうんだろうね。
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寒島・乙月 2021年12月25日
日頃のお礼だよ。
何かとお世話になっているし……。
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寒島・乙月 2021年12月25日
うん、楽しみにしてるから、きちんと書き上げて……。
おっと、そうだね、お店がしまっちゃう。
……それと?
(演出継続)
寒島・乙月 2021年12月25日
(寒風に冷えてゆく掌が、また、暖かさに包まれる)
……あは。
どこに誘ってくれるのかな。
(言いながら、また、歩き出す)