スティレット・クロワールのフレンド

飴色の瞳に、射干玉の髪。右腕は鋼の焔◆厭世的に穏やか。退廃的に緩やか――併し、その本質は貫くためにある。正義も、悪も、等しく無価値。寡黙は演技。心は多弁。正し概ね、捻くれている◆家の再興を願ったが、叶わず。汚泥を駆けずり回った日々は虚しく。ゆえに残るは余生◆背中に背負うは倶利伽羅、しかし雄々しき姿は殆ど炎に消えた。名残は左腕に少しだけ。

元々は双子の兄弟として生まれ育った二人――だったのだが。◆雅一：兄。主人格。UDC組織医療部門所属の医師。常に底知れぬ氷の如き微笑を浮かべた冷静沈着な現実主義者。愛想良き偽善者。薄情さは不安定な感情を隠し守る薄氷。◆惟これひと人：弟。UDC組織工学部門の技術者。無愛想で尊大、口悪いが情に篤く良識的。毒舌の善人。◆念氷結能力者。自在に冷気を操る氷使い。眼鏡時は弟。記憶は共有、脳内で意思疎通可能

ある湖に棲んでいた蛇妖。住処に通りがかったものを悪戯に溺れさせては人々を困らせ遊んでいたが、色々あって（鉄拳制裁により）改心した。以来、陰陽師とか拝み屋は何となく苦手⚕今は喧しい街中で細々したものを作る日々。派手な事、煌びやかで、美しいものが好き。結局、刹那の享楽は棄てがたい⚕キョウちゃんとか可愛く呼んで欲しいらしい⚕あくまでも本人談だが、心は乙女であるらしい

銀の髪に、藍の瞳。膝までの長い髪を結い上げたリボンが揺れる◆愛称はスティ。美しい笑みと柔和な印象の若き司祭。真っ白な司祭服に喋ればどうにも怪しい男◆故郷では国に連なる血を持ち、教会に身を寄せたが暗殺者は絶えず。権謀策略の日々を生き、身を毒に浸した男は、とある事件から復讐の真似事を果たし国を出た◆今は蛇のようなUDCと共に組織の司祭として過ごす◆悲嘆より狡猾な獣を心に飼い、冥きを見据え——唯。

紅茶色の髪に、青の瞳を持つ。とある一件で落ちぶれた一族を立て直し、当主の座についた。昔は切れ者だったらしいが、今はユルイ大人の猟兵生活。適度に家業に口を出しつつ、老後の蓄えと仕事場に向かう◆仕事着はスーツ。首元からは見目に反して派手な刺青が覗く。大食い。本人にはそんな気はなく、育ち盛りと笑う◆趣味は料理。調理道具にはちょっとうるさい◆いずれ訪れる時の為、今日を生きる。◆最近相棒が猫の里してる

薄紫の柔らかな髪に桜混じりの銀の瞳。目深にかぶった桜のヴェールが瞳を隠す。 天女の舞を得意としていた麗しき舞い手。多くの家を渡り歩き、ついた値も花の盛りもとうに過ぎれば残るはこの身ひとつ◆花に鳥にと変じたこの身を地につけて、嘗ての高嶺は、サロンのひとつを間借りする。儚い見目に反して、慇懃無礼の鬼。伴の悪魔は黒鳥◆何れ果てる世界であれば、幽玄にこそ舞う🌸口調補足：一人称「拙」（対主以外）

真っ赤な柘榴紅の瞳と髪、血染めの様な赤い翼を持つ青年。明るく陽気に振る舞うも、根は実直で真面目。正義漢だが優柔不断。◆UDC組織機動部隊所属（非常勤）。落命寸前で覚醒、御使いの羽根を得た。◆首元と手首に切断痕を有し基本衣服で隠す。髪に咲くは彼岸花。背の翼は付け根だけ白い。◆実家は教会。牧師を継ぐかは考え中。ギターと鍵盤楽器を弾けるのはバンド趣味と家業の影響。生真面目な性格が災いして女難の相が有り。