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【サポート優先】美味さ爆発!

#UDCアース

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#UDCアース


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 これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。

●UDCアース
「大変、大変なんだよっ!」
 ガジル・コリアンダー(キマイラのスカイダンサー・f00907)が猟兵達を集め、今回の依頼を説明した。
「とあるUDC支部跡の廃墟で、UDC怪物の存在が確認されたんだよ。このUDC怪物は『ナマコキング』って名前で、過去に収容されていたのが、奇跡的に今まで生き延びていたんだって」
 ちなみにナマコキングがいるのは、地下深く。
 半ばダンジョンと化しているため、ナマコキングが発見されず、長年放置されていたようである。
「しかも、ナマコキングは、少しずつではあるけど、確実に……地上を目指して突き進んでいるんだって!」
 そのため、このまま放っておくと、ナマコキングが廃墟を出て、事件を起こし始める可能性が高いようだ。
 幸い、UDC支部跡の廃墟には、件のUDC怪物に関する調査レポートや、封印維持作業の手順書が、そのまま残されているらしく、そこにナマコキングの資料が残っている可能性が高いらしい。
 そこにナマコキングの攻略法が書かれているかも知れないため、念のため調査をして欲しいという事だった。
「それと、ナマコキングのニオイと邪気に引き寄せられて、『邪神の肉腫』達が集まっているみたいなんだよ。どっちも珍味で、食べると美味しいって噂だけど、みんなボコって解決してほしいんだよ」
 そう言ってガジルが猟兵達に対して、ナマコキング達の撃破を依頼した。


ゆうきつかさ
 この依頼はサポート優先です。
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第1章 日常 『UDC支部廃墟探索』

POW   :    手当たり次第に資料を漁る

SPD   :    鍵のかかった棚や金庫を調べる

WIZ   :    魔術的な儀式の記録を探す

👑5
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

篁・綾(サポート)
アドリブ連携歓迎。エロス方面でもバイオレンス方面でも可。
服装はTPOに合わせてエロニンジャスーツか着物かセーラー服のどれかに。
また、流れでひどい目に合わせても特に問題ありません。
お色気要員です。

基本善性の存在として振る舞い、無辜の人々は積極的に助けようとしますが、敵へはUC込で手段を選ばず情け容赦ない攻撃を加えるし、UCの種類によっては融合捕食しようとします。
また純粋な悪人であれば死んでもなんとも思わないような精神構造です。
同情の余地があれば同情することもあります。

なので悪性の存在に類するものであれば、足元を救われない限り積極的に殲滅に行きます。


数宮・多喜(サポート)
『アタシの力が入用かい?』
一人称:アタシ
三人称:通常は「○○さん」、素が出ると「○○(呼び捨て)」

基本は宇宙カブによる機動力を生かして行動します。
誰を同乗させても構いません。
なお、屋内などのカブが同行できない場所では機動力が落ちます。

探索ではテレパスを活用して周囲を探ります。

情報収集および戦闘ではたとえ敵が相手だとしても、
『コミュ力』を活用してコンタクトを取ろうとします。
そうして相手の行動原理を理解してから、
はじめて次の行動に入ります。
行動指針は、「事件を解決する」です。

戦闘では『グラップル』による接近戦も行いますが、
基本的には電撃の『マヒ攻撃』や『衝撃波』による
『援護射撃』を行います。


百地・モユル(サポート)
熱血で好奇心旺盛
本が好きな小学生

正義感が強く困っている人は見過ごせない

とりあえずなにか食べられるならよほどのゲテモノでない限り喜んで食べる
やっぱり病院のご飯よりお外で食べるもののほうがおいしいよ…

イベントなどでわちゃわちゃする場合も乗って動く
ボクこういうのはじめて!すっごく楽しみだな!
(ずっと病院にいたのでお祭りとかイベントごとはあまり遊べなかった)

あとはやることに対してわーきゃー喜んだり
技能も状況に合わせて使用するかも

アドリブ絡み歓迎


政木・朱鞠(サポート)
とりあえず、感覚共有した『忍法・繰り飯綱』を放ち【追跡】や【情報収集】で周囲を探って敵の分布や地形の情報を把握しておきたいね。
目標としている存在の大体の位置や大きさとかが解かれば良いんだけど、無理に深掘りしないように注意しないとね。

アドリブも連携もOK


ベルト・ラムバルド(サポート)
騎士道精神を胸にしながらも本当はお調子者なので明るく日常を過ごします。
明るく騒げる場所なら楽しくハイテンションで過ごしますが、そうでない場所なら空気を読み静かにしんみりと過ごします。
ハイカラさんのお調子者ですが人情味あふれる部分があります。


田中・香織(サポート)
『あたしに任せて』
 ヤドリガミの戦場傭兵×鎧装騎兵、22歳の女です。
 普段の口調は「明るく元気な女性口調(あたし、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、真剣な時は「勇敢なヒーロー(あたし、あなた、呼び捨て、なの、よ、なのね、なのよね?)」です。

いわゆる熱血ヒーロータイプで一直線に行動する性格です。
戦闘では重火器一斉射撃など火力でごり押し型のシンプルな戦い方をし、ユーベルコードもそういった使い方をします。

描写上のタブーは一切無し、フリー素材やNPC感覚でご自由にお使い下さい。


鈴乃宮・影華(サポート)
「どうも、銀誓館の方から助っ人に来ました」
銀誓館学園所属の能力者……もとい、猟兵の鈴乃宮です。よろしく

体内に棲む黒燐蟲を使役するユーベルコードを主に使用
シルバーレイン世界の技術レベル程度ならハイテク機器も扱えますが
それ以上だとキャバリアの制御AI『E.N.M.A』に頼ります

大体の事は「大人の対応」を心掛け、
例え依頼の成功の為でも、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
また、自分がそういう系の見た目なのは自覚してますが
露骨にえっちな展開は断固NG

なお、コメディ色が強い等のネタ依頼の場合は
なんとなく空気を読み
姉の『鈴乃宮・光華』の演技で語尾を「にゃ」にする等全体的にきゃる~ん☆とした言動に変わります


アトシュ・スカーレット(サポート)
性格
悪ガキから少し成長したが、やっぱり戦うのは好き
大人に見られるように見た目的にも精神的にも背伸びしている
目の前で助けられる人がいるなら積極的に救おうとする
口調は「〜だな。」など男性的

戦闘
【呪詛(腐敗)】と「棘」を組み合わせ、万物を強引に腐敗させる方法をついに編み出した
前衛も後衛もやれる万能型だが、前衛の方が好き
複数の武器を同時に操ることも可能
高速戦闘も力任せの戦闘も状況に応じて使い分ける
(装備していれば)キャバリアにも対応可
光や聖属性は使えません

非戦闘
聞き耳などを駆使した情報収集を中心とする
化術で動物に化けて偵察することも


飯綱・杏子(サポート)
|食材《オブリビオン》がヒト型でなければ料理して喰らうっす
ヒト型の食材を|料理す《むさぼ》るときはこちらがヒト型を辞めるのが|マナー《マイルール》っす

リビングアーマーや宇宙船の類だってきっと貝類みたいに美味しい可食部があるし、出汁や食器としても活用するっす

悪魔だから法や契約には絶対服従するけど、倫理や道徳には頓着しないっす
そして|毒は利かない《【毒耐性】持ち》っす。酔うけど。腐敗も発酵もわたしには一緒っす。|熟成肉《リビングデッド》うまうま

|八つ裂きにされても死なない《【切断部位の接続】持ち》っす

同行者の都合で、ヒト型を性的な意味で食い散らかしてもいいっすよ
白子もミルクも大好きっす



●UDC支部跡の廃墟
「しばらくの間、誰も来ていなかったようね」
 篁・綾(幽世の門に咲く桜・f02755)は仲間達とUDC支部跡の廃墟に足を踏み入れ、ゆっくりと辺りを見回した。
 廃墟の中は、埃まみれになっており、あちこちに蜘蛛の巣が張られていた。
 綾は手当たり次第に、資料を漁りながら、何か手掛かりがないのか調査を始めた。
 その結果……。
「ナマコ……美味しい? ナマコキング、もっと美味しい?」
 一瞬、何かの謎かけかと思ったが、そのままの意味らしい。
「コリコリで癖になる味、ポン酢がオススメ……?」
 ……訳が分からなかった。
 食べて倒せ……と言う事だろうか?
「これって、強制?」
 確かに、美味しいかも知れないが、そのためには倒さなければならない。
「まさか、踊り食いをしろって事?」
 謎が謎を呼び、迷宮に迷い込んだような感覚に襲われた。
「とにかく、攻略法を見つけないと……」
 再び資料を漁る。
 先程よりもマシな攻略法を見つけるため……。
 だが、見つける事が出来たのは、ナマコの美味しい食べ方だった。
「とりあえず、喰えって事か。いや、それって攻略法じゃないだろ!」
 数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)が、思わずツッコミを入れた。
 そもそも、それはナマコキングを、倒す事が前提。
 倒す事が出来なければ、話にならない。
「てか、本当に多いな、ナマコの食べ方。どんだけ、ナマコが好きなんだよ、ここの研究員は……」
 多喜が呆れた様子で、次々と資料に目を通した。
 元々、食用に研究されていたのか、美味しくナマコキングを食べる方法が、いくつも見つかった。
「ある意味、攻略法って訳か。いや、ダメだろ」
 再びツッコミ。
 あまりにも切れ味の鋭いツッコミに、大量の資料が宙を舞った。
「……ん?」
 その中に、ヒラヒラと舞い落ちる資料が、一枚。
「なになに……、ナマコキングには、ポン酢が……って、もういいから、そういうのっ!」
 多喜が鋭いツッコミを入れ、資料を机に叩きつけた。
 こうなってしまうと、ツッコミが間に合わない。
 魔術的な記録があるかも、怪しいところである。
「……と言うか、ほとんどレシピだよね、これ」
 百地・モユル(ももも・f03218)が資料を手に取り、乾いた笑いを響かせた。
 何から何までツッコミどころが満載ではあるものの、ナマコキング攻略に必要な資料がないとは言い切れなかった。
 故に、希望がゼロという訳ではない。
 一枚ずつ資料に目を通し、何か手掛かりがないか、改めて調べ始めた。
(ナマコはポン酢で……。ナマコキングも、ポン酢で)
 まるで呪文のようだった。
 資料の中にはポン酢を称える歌や、漫画なども存在しており、一体何がしたいのか分からなくなった。
(もはや、ポン酢がメイン)
 研究は混迷を極めていた。
 そんな言葉が、脳裏に浮かぶ。
(いっそ、ナマコキングにポン酢をかけた方が倒せるかも……)
 あながち、間違いとも言えない。
 もちろん、正解とも言えないが……。
(実は暗号になっている……事もないか)
 色々と考えてみたが、不審な点はひとつもない。
 ……むしろ謎が深まった。
「でも、まだ調べていない場所があるでしょ?」
 そんな中、政木・朱鞠(狐龍の姫忍・f00521)が鍵のかかった棚や、金庫を調べ始めた。
 鍵の掛かったところは、衝撃波や、叩き割りなどで、破壊。
 棚や金庫の中には、沢山の資料が保管されていた。
(えーっと、邪神の肉腫は、醤油がオススメ。特に、わさび醤油が絶品! ……って、これ。わざわざ、鍵の掛かった場所に保管しておく事?)
 ここまで来ると、何が正解なのか分からない。
 攻略法と言うより、レシピが大半。
 分かっていた事だが、気持ちが萎えた。
(でも、邪神の肉腫に関した記事があった分、まだマシ?)
 ……だと思いたい。
 とりあえず、ナマコキングと、邪神の肉腫で、資料を分類。
 圧倒的に、ナマコキングに関する資料が多く、たまにポン酢に関する資料が紛れていた。
(ポン酢に関する資料が、中途半端じゃなくて、ガチなんだけど……なんで?)
 頭の上に、ハテナマークが浮かぶ。
「なあ、これ。魔法陣だよな……?」
 ベルト・ラムバルド(自称、光明の暗黒騎士・f36452)が仲間達に声を掛けながら、床に敷かれたカーペットを外し、そこに描かれていた魔法陣を見下ろした。
 おそらく、邪神の肉腫を召喚する時に使われたモノだろう。
 まわりには大量の血が飛び散っているため、召喚する時に生贄を捧げたのかも知れない。
(ニクニクヤサイアブラ多め……?)
 そこに書かれていたのは、奇妙な呪文。
 ……何か違う、と思いつつ、さらに解読を進めていく。
(もしかして、これ……本来は別の存在を召喚するつもりだったんじゃあ)
 そんな考えが、脳裏に過る。
 そして、腹が鳴る。
(なんで、こんな時に……)
 突然、抗議活動を始めた腹の虫に毒づきながら、ベルトが他の部屋も調べていく。
 魔法陣は、いくつも見つかった。
 どれも似たような言葉が刻まれており、使用された形跡があった。
 その成功例がナマコキングなのかも知れないが、研究によって生み出された可能性もあるため、この時点では何とも言えなかった。
「あたしに任せて!」
 田中・香織(ヒーローに憧れた人形・f14804)が自信満々な様子で、次々と資料を目に通した。
 ナマコキングの食べ方、オススメのポン酢、邪神の肉腫のレシピ等々。
 一見すると、使い物にならないが、冷静に情報を纏めていくと……やっぱり使い物にはならなかった。
 そもそも、ここで研究されていたのは、何だったのか……。
(本当に、ナマコキングを食べるためだけに、研究が続けられていたんじゃあ……)
 その事を考えれば、考えるほど、くだらない結論が、脳裏に浮かぶ。
 だが、ここで疑問が、ひとつ。
(多くの命を犠牲にしてまで……、する事?)
 答えは、否。
 常識的に考えて、否である。
 だが、ここで見つけなければならないのは、ナマコキングの攻略法。
(何か弱点でもあれば、良いんだけど……)
 そこまで強くないのでは……と言う考えが脳裏に過ったものの、それならばこんな事にはなっていない。
(そうなると……)
 邪神の肉腫が半端なく強かったと言う可能性もある。
 考えれば、考えるほど、深まる謎。
「この場合、単純に考えた方が良さそうですね。ナマコキングは、美味い。それで、いいじゃないですか」
 鈴乃宮・影華(暗がりにて咲く影の華・f35699)が、自分の考えを述べた。
「いや、良くないですね」
 途端に、冷静。
 まわりの空気を、即座に読んだ。
 だが、魔術的な記録を読む限り、攻略法はない。
 念のため、魔法陣を確認した見たところ、手当たり次第に呪文を試していた形跡があった。
(コンプリートを目指した。でも、何のために……?)
 魔法陣からは、人並外れた執念が感じられたものの、目的が全く分からない。
 それだけ、ナマコキングが美味しいのかも知れないが、命を捨ててまで目的を果たそうとする価値があるのか疑問である。
(これは……考え方を変えなければなりませんね)
 単純に考えれば、レアなキャラが出るまで、ガチャ……もとい、召喚を続けた。
 そう考えるのが、打倒である。
「そもそも、ナマコキングって、強いのでしょうか?」
 おそらく、強い。
 強い……はず。
「いや、弱いだろ。猟兵相手では……と言う意味では、な」
 アトシュ・スカーレット(神擬の人擬・f00811)が鋭いツッコミを入れながら、鍵のかかった棚や金庫を調べていった。
(本当に貴重なモノは、目立たない場所にあると思ったが……)
 怪しいところは、全部調べた。
 後は隠し扉や、隠し通路などがあるのか、調べるくらい。
 壁を叩く。
 コンコン、コンコンと。
 すべての壁を念入りに、隠し通路は、すぐに見つかった。
 スイッチになったのは、棚にしまってあった本の順番。
 実に単純。
 名前通りに並べるだけだった。
 そのため、壁を調べた意味はなかった。
(心なしか、虚しさ、が……)
 涙は心の勲章とばかりに、気持ちを奮い立たせ、アトシュが隠し通路を進んでいく。
 通路は、しばらく使われていなかった。
 おそらく、ここが廃墟になる前から……。
 扉には、こう書かれていた。
 『関係者以外、立ち入りを禁じる』と。
(どうやら、当たりのようだな)
 アトシュは、確信した。
 そして、そこにあったのは……。
「ポ、ポン酢っす!」
 飯綱・杏子(悪食の飯テロリスト・f32261)が、瞳をランランと輝かせた。
 しかも、大量。
 各メーカーのポン酢が、ズラリと並んでいる。
「こ、これは……間違いなく、食べろと言う啓示っ!」
 杏子は、確信した。
 天が、それを求めている、と。
「それなら期待に応えるだけっす。でも、バリエーションが少なすぎるっすね。ポン酢と、わさび醤油だけなんて……。これは間違いなく、職務怠慢っす」
 そのため、杏子は、御立腹。
 責任者がいたら、説教したいところだが、この様子だと永遠に不在。
 もう、ここに戻ってくる事はないだろう。
「……ならば、これを無駄にするわけにはいかないっすね。食べて、食べて、食べまくるっすよ! ポン酢をかけて、踊り食いっす!」
 杏子がポン酢を抱え、部屋を出ていった。
 これだけあれば、どれが有効なのか、試せるはず。
 そんな事を考えながら、ナマコキングがいる場所を目指して、地下に続く階段を下りていった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​




第2章 集団戦 『邪神の肉腫』

POW   :    邪神の囁き
戦場内に【甘い香りに満ちた猛毒の息】を放ち、命中した対象全員の行動を自在に操れる。ただし、13秒ごとに自身の寿命を削る。
SPD   :    邪神の指先
自身の身体部位ひとつを【敵に対して最も効果的な触手】に変異させ、その特性を活かした様々な行動が可能となる。
WIZ   :    邪神の涎
全身を【思考力を奪う粘液】で覆い、共に戦う仲間全員が敵から受けた【身体的接触数】の合計に比例し、自身の攻撃回数を増加する。

イラスト:mappa

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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

轟・やゆよ(サポート)
語尾に「だわさ」「なのよさ」とかつく熱いアニソン好きな女の子
元気で正義感が強い

またわらわらと出てきただわさ…
まとめて倒すのよさ!
(虫系の敵は苦手でちょっと怯える)
説得の通じる相手なら説得を試みるしワケありの相手には思わず情を口にするだわさ

その場で必要なUCや技能を使って攻撃や支援をするだわさ

もちろん公序良俗に反することや他人の迷惑になることはしないのよさ!

アドリブ絡み歓迎


ティティス・ティファーナ(サポート)
 召喚獣「幽魔月精(アストラル・エレメント)」の鎧装騎兵➡サイバーニンジャ(機幽忍)にしてアーチャー➡ブラスト(レーザー)ガンナー、9歳の女性です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、年下には「無口(わたくし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


諏訪野・啓太郎(サポート)
『唯のろくでなしの旅烏ですよ。』
 スペースノイドのスターライダー×電脳魔術士、34歳の男です。
 普段の口調は「男性的(俺、呼び捨て、だ、だぜ、だな、だよな?)」、負傷した仲間には「元気に(俺、~くん、~さん、だね、だよ、~かい?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


祝聖嬢・ティファーナ(サポート)
『祝福と聖音の花と実の音と共に生まれたフェアリィ☆』
 フェアリーの聖者×精霊術士、12歳の女です。
 普段の口調は「男の娘口調(ボク、キミ、ね、よ、なの、なの?)」、敵には「熱血少年口調(ボク、キミ、だね♪、だよ!、だよね☆、なのかな?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



早乙女・カリン(サポート)
私がアスリートアースのプロバトロワシューター早乙女カリンよ👾

バトロワシューターらしく基本は銃火器を使った中遠距離戦闘を得意とするわ!!

少し本気になった時は体内に蓄積された電気でビリビリ痺れさせちゃうぞ⚡️👾⚡️

戦闘以外でもカリンはゲーム実況なんかで活躍してる人気ストリーマー様ですのでー👾どんな依頼や案件もNG無しでいっぱい参加出来ちゃいます👾ピンチや逆境な戦場でも撮れ高に変えてやります💕

今ならお好きなユーベルコードも使いたい放題!バトロワランカーの力が必要になったらいつでも声かけてね!


数宮・多喜(サポート)
『アタシの力が入用かい?』
一人称:アタシ
三人称:通常は「○○さん」、素が出ると「○○(呼び捨て)」

基本は宇宙カブによる機動力を生かして行動します。
誰を同乗させても構いません。
なお、屋内などのカブが同行できない場所では機動力が落ちます。

探索ではテレパスを活用して周囲を探ります。

情報収集および戦闘ではたとえ敵が相手だとしても、
『コミュ力』を活用してコンタクトを取ろうとします。
そうして相手の行動原理を理解してから、
はじめて次の行動に入ります。
行動指針は、「事件を解決する」です。

戦闘では『グラップル』による接近戦も行いますが、
基本的には電撃の『マヒ攻撃』や『衝撃波』による
『援護射撃』を行います。


シン・クレスケンス(サポート)
◆人物像
落ち着いた雰囲気を持つ穏やかな青年。
窮地でも動じず冷静な状況判断で切り抜ける。

◆戦闘
射撃(愛用は詠唱銃だが、様々な銃器を使い分けている)と魔術による広範囲攻撃が主。
魔力の操作に長け、射撃の腕も確か。
作戦次第では、闇色の武器を召喚(UC【異界の剣の召喚】)して前衛を務めることもある。

◆特技
・情報収集
・機械の扱いにも魔術知識にも精通している

◆UDC『ツキ』
闇色の狼の姿をしており、魂や魔力の匂いを嗅ぎ分けての追跡や索敵が得意。
戦闘は鋭い牙や爪で敵を引き裂き、喰らう。

◆口調
・シン→ステータス参照
(※使役は呼び捨て)
・ツキ→俺/お前、呼び捨て
だぜ、だろ、じゃないか?等男性的な話し方


アトシュ・スカーレット(サポート)
性格
悪ガキから少し成長したが、やっぱり戦うのは好き
大人に見られるように見た目的にも精神的にも背伸びしている
目の前で助けられる人がいるなら積極的に救おうとする
口調は「〜だな。」など男性的

戦闘
【呪詛(腐敗)】と「棘」を組み合わせ、万物を強引に腐敗させる方法をついに編み出した
前衛も後衛もやれる万能型だが、前衛の方が好き
複数の武器を同時に操ることも可能
高速戦闘も力任せの戦闘も状況に応じて使い分ける
(装備していれば)キャバリアにも対応可
光や聖属性は使えません

非戦闘
聞き耳などを駆使した情報収集を中心とする
化術で動物に化けて偵察することも


田中・香織(サポート)
『あたしに任せて』
 ヤドリガミの戦場傭兵×鎧装騎兵、22歳の女です。
 普段の口調は「明るく元気な女性口調(あたし、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、真剣な時は「勇敢なヒーロー(あたし、あなた、呼び捨て、なの、よ、なのね、なのよね?)」です。

いわゆる熱血ヒーロータイプで一直線に行動する性格です。
戦闘では重火器一斉射撃など火力でごり押し型のシンプルな戦い方をし、ユーベルコードもそういった使い方をします。

描写上のタブーは一切無し、フリー素材やNPC感覚でご自由にお使い下さい。


和田・忠信(サポート)
 庶民の剣豪×力持ち、25歳の男です。
 普段の口調は(僕、~君、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)、です。

 成功のためには割と無茶をしますが没個性的なのであまり特殊なことはしません
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


ベルト・ラムバルド(サポート)
キャバリアを使用できる環境なら愛用のキャバリアを操縦します
そのとき装備してるキャバリア用の剣と槍を振るい敵群を蹴散らします
キャバリアの操縦技術は優れています
キャバリア使用不可なら生身とその時の装備してる物で戦いますが残念ながら生身だとそんなに強くありません
それを補助するのが己のハイカラなオーラとセンスと瞬間思考力とUCによる謎の召喚術で頑張ります


百地・モユル(サポート)
熱血で好奇心旺盛
本が好きな小学生

正義感が強く困っている人は見過ごせない

UCは業火の一撃や灼熱の束縛を中心に使用
攻撃には怪力、属性攻撃、2回攻撃、グラップルなどの技能をのせる

逆に敵の攻撃をからみんなをかばう、耐えるために
武器受け、挑発、おびき寄せ、時間稼ぎ、激痛耐性なども使用
敵に一撃入れられそうなら咄嗟の一撃や捨て身の一撃、カウンター

みんな大丈夫?助けにきたよ!

そんなの許せない、ボクの炎で焼き払ってやる!

技能の勇気、覚悟、気合いは常に発動状態

アドリブ絡み歓迎

説得できる余地がある場合は説得したい
同情の余地がある敵の場合は情を漏らすことも

書いてなくても場合によっては持ってる技能を使うよ


鈴乃宮・影華(サポート)
「どうも、銀誓館の方から助っ人に来ました」
銀誓館学園所属の能力者……もとい、猟兵の鈴乃宮です

かつての様にイグニッションカードを掲げ
「――|起動《イグニッション》!」で各種装備を展開
友人から教わった剣術や
体内に棲む黒燐蟲を使役するユーベルコードを主に使用

TPO次第では
キャバリアの制御AIである『E.N.M.A』が主体となるユーベルコードを使用したり
『轟蘭華』や乗り物に搭載した重火器をブッ放したり
「|神機召喚《アクセス》――|起動《イグニッション》!」からのキャバリア召喚で暴れます

例え依頼の成功の為でも、他の猟兵に迷惑をかけるような行為はしません
不明な点はお任せします


飯綱・杏子(サポート)
狩った獲物は持ち帰ってもいいっすか?

|食材《オブリビオン》がヒト型でなければ料理して喰らうっす
ヒト型の食材を料理するときはこちらがヒト型を辞めるのが|マナー《マイルール》っす

リビングアーマーや宇宙船の類だってきっと貝類みたいに美味しい可食部があるし、食器としても活用するっす

悪魔だから|毒は利かない《【毒耐性】持ち》っす。酔うけど。腐敗も発酵もわたしには一緒っす。|熟成肉《リビングデッド》うまうま

|八つ裂きにされても死なない《【切断部位の接続】持ち》っす

同行者の都合で、ヒト型を性的な意味で食い散らかしてもいいっすよ
白子もミルクも大好きっす


諏訪野・みすず(サポート)
リーダー役が必ずいると思うので、ソイツを先に倒すようにします。「リーダーが倒れたら、あとは烏合の集だよ」アドリブ、共闘歓迎です。


マロン・ビネガー(サポート)
◎連携・アドリブ歓迎
知的好奇心旺盛で少し不思議+ひんやり系な性質の僕っ子。思考は理系寄り
戦場ルールと他者の意志は尊重する方
現地住民や先輩には「礼儀作法」で丁寧な対応を心掛ける

◆戦闘傾向
エキセントリック+トリックスター
属性魔法や精神攻撃/誘惑、地形の利用等で撹乱するタイプ

主な得物は蓬莱の玉枝orレイピア、弩

技能は主に「天候操作」、
特に雨・雪系を好む

攻撃系UCに合わせて「電撃」+「貫通攻撃」、
回復系UCに「浄化」を載せる等

勝利の為なら代償・取引系UCも躊躇いませんが
保護対象や共闘する方々を攻撃に巻き込む事は極力避けます
必要なら「結界術」等で防御、場所感知等
臨機応変に支援行動も可

後は基本お任せです



●邪神の肉腫
「またわらわらと出てきただわさ。でも……まとめて倒すのよさ!」
 ダンジョンと化した地下に足を踏み入れた轟・やゆよ(あにそん伝道師・f06396)が、全身に鳥肌を立たせた。
 邪神の肉腫達は互いの身体を絡ませ、ネットリと幾つも糸を引いていた。
 これだけで、やゆよはドン引き。
 無数の大きなミミズが絡み合っているようにしか見えないため、足が竦んで動けなくなった。
(動けないなら、やれる事をやるだけだわさ)
 やゆよが覚悟を決めた様子で、【チャーミング‪☆ソング】で指先を向け、邪神の肉腫の視線を釘づけにした。
 だが、怖い。
(うう……、視線が怖いのだわさ)
 全身に鳥肌が立って、涙が止まらなくなった。
 その間も、邪神の肉腫は身体をウネらせ、ネットリと絡みつき、やゆよを誘うようにして、不気味な音を響かせた。
(ひ、ひい……だわさ)
 その拍子に、やゆよの腰が、ストンと抜けた。
 もう動けない。
 絶対に、無理っ!
 そんな気持ちが、脳内を支配した。
「確かに、これは近寄り難いわね。だからと言って、このまま帰る訳にもいかないし……」
 ティティス・ティファーナ(召喚獣「アストラル・エレメント(幽魔月精)」・f35555)が複雑な気持ちになりながら、零距離一斉射撃を行った。
「ピキィィィィィィィィイ!」
 それと同時に、邪神の肉腫が不気味な鳴き声を響かせ、体液と腐臭を撒き散らした。
「こ、これは逆効果ね。やらなきゃ良かったかも……」
 ティティスが警戒した様子で、ジリジリと下がっていった。
 しかし、そこで思い出す。
(確か、これも食べる事が……)
 ……出来たはず。
(でも、美味しいの?)
 自問自答。
 おそらく、珍味。
 こればかりは、食べてみないと分からない。
「……考えるだけで、時間の無駄ね」
 次の瞬間、ティティスが【アストラル・エレメント・トランスフォーメーション】で両足をアストラル・エレメント・エネルギー】に変異させ、邪神の肉腫の間を駆け抜けてあった。
「……って、一気に駆け抜けたな」
 諏訪野・啓太郎(さすらいのライダー・f20403)で驚いた様子で、ポカンとした。
 だが、通る事が出来たのは、ほんの一瞬。
 すぐに邪神の肉腫達が身体をウネらせ、再びネットリと道を塞いだ。
(しかも、下の階から追加のウネウネが……)
 一瞬、背筋がゾッとした。
 幸い、下の階から悲鳴が聞こえていないため、何とかなっているようだが、すべて解決とは言い難い状況であった。
「まあ、やるだけやっておくか」
 啓太郎がリミッターを解除し、捨て身の零距離射撃を行った。
「ピキィィィィィィィィィィ!」
 それと同時に、邪神の肉腫達が不気味な鳴き声を響かせ、甘い香りに満ちた猛毒の息を吐いた。
「おっ、少しは空気がマシになったな。まあ、毒が混ざっているようだが……。それでも、動ける分、マシだ」
 啓太郎が激痛耐性で猛毒の影響に耐えながら、【森羅牙道砲】で見えない衝撃波を放って、邪神の肉腫達を吹き飛ばした。
「わわ、何このニオイ! 甘くて、苦くて、臭くて……う~ん、分かんないや」
 そんな中、祝聖嬢・ティファーナ(フェアリーの聖者×精霊術士【聖霊術士】・f02580)がドン引きした様子で、邪神の肉腫達に視線を送った。
 邪神の肉腫達は危機感を覚えたのか、自分達の身を守るため、禍々しいオーラを展開した。
「ピキャアアアアアアアアアア!」
 次の瞬間、邪神の肉腫達は触手を鞭のように変異させ、狂ったように振り回した。
「わ、わわ、ひょっとして、ボクを捕まえるつもり? それとも、食べる気!?」
 その事に危機感を覚えたティファーナが、オーラ防御を展開しながら、次々と触手を浄化した。
「キィシャアアアアア!」
 しかし、邪神の肉腫達は何処までも追いかけ、ティファーナにネットリと絡みつこうとした。
「わわ、来ないで!」
 ティファーナが【祝聖嬢は静停出来ない(ティファーナハトマラナイ)】を発動させ、聖光・清輝が淡く光らせ、外部からの攻撃を遮断し、生命維持も不要にした。
「何だか見た目が凄い事になっているけど無事なの?」
 それを目の当たりにした早乙女・カリン(PREDATOR Ⅵ・f37832)が、驚いた様子で声を上げた。
 ティファーナの身体は無数の触手に覆われているものの、淡い光に包まれているおかげで、まったくダメージを受けていないようだ。
「キィシャアアアアアアアアア!」
 その隙をつくようにして、邪神の肉腫達が触手を槍状に変化させ、鋭い突きを繰り出してきた。
「……って考えている暇はないかも」
 カリンがリミッターを解除し、充填したエネルギーを、弾にして発射した。
 そのたび、邪神の肉腫達が爆散したものの、それを取り込んで、他の個体が強くなった。
「も、もしかして、逆効果!?」
 カリンがゾッとした様子で、鳥肌を立たせた。
 だが、いまさら気づいたところで、後の祭り。
 袋叩きに遭ってしまったため、気絶したのと同時に【リスポーンポイント】が発動し、予め設定したリスポーンポイントに転移した。
「……って、まだ戦っている途中なのに……。まあ、こうなったら仕方がないねぇ。一匹残らず排除しておかないと……」
 数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)が自らの封印を解いて、リミッターを解除し、神罰を与える事で、邪神の肉腫達を浄化した。
 しかし、邪神の肉腫達は下の階から続々と現れ、今度は触手をハンマー状に変えて、ブンブンと振り回した。
「いや、ま……。まさか、アタシを叩き潰して喰う気かい? いやいや、やめておけって。絶対に美味くないから! 腹を壊すって!」
 多喜が色々と危機感を覚え、認識阻害をしながら、邪神の肉腫達を再び浄化した。
「キィシャアアアアアアアアアアア!」
 だが、邪神の肉腫達はまったく諦めておらず、再び触手をハンマー状に変化させ、多喜に襲い掛かった。
「……って、しつこいから!」
 多喜が【意思貫く鎧(サイコスキンアーマー)】で最強防具のニセモノを作って、何とか触手の攻撃を防いだ。
「随分と苦戦しているようですね」
 シン・クレスケンス(真理を探求する眼・f09866)が落ち着いた様子で、邪神の肉腫達に視線を送った。
 邪神の肉腫達はいくら倒されても、地下から姿を現すため、ほとんど進んでいんなかった。
 もちろん、数に限りがあるはずだが、無尽蔵に湧いているのではないかと錯覚を覚えた。
『まだまだいるぞ、気を抜くな』
 そんな中、闇色の狼の姿をしたUDC『ツキ』が、シンに対して警告した。
「ええ、分かっています、まだ入り口にも立っていない事を……」
 シンの瞳には、覚悟の色が宿っていた。
「グルルルルル……」
 だが、邪神の肉腫達は完全に道を塞ぎ、粘着質の糸を垂らし、甘い香りに満ちた猛毒の息を吐き捨てた。
「考えるのは後回しです。とにかく、数を減らしましょうか」
 シンが【魔法薬生成(ウィッチズ・コルドロン)】で自らの血液を代償にして、回復や状態異常解除の効果を持つ魔法薬を創造し、一気に飲み干して、猛毒を無効化した後、凍結範囲攻撃を仕掛けて、邪神の肉腫達を凍らせた。
「これで、なんとか……ならねえか」
 アトシュ・スカーレット(神擬の人擬・f00811)が、下の階から次々と現れた邪神の肉腫達に気づき、深い溜息を洩らした。
 新たに出撃した邪神の肉腫達は、凍りついた邪神の肉腫達を破壊し、アトシュ達の行く手を阻むようにして壁を作った。
 邪神の肉腫達は互いに身体を絡ませ、全身から粘液を分泌し始めた。
 それだけでは満足しなかったのか、再び甘い香りに満ちた猛毒の息を吐き出した。
「まさか、それで満足か? ……その程度で」
 アトシュが結界術を展開しながら、激痛毒耐性で耐えつつ、邪神の肉腫達に視線を送った。
 その間も、下の階から続々と邪神の肉腫達が現れ、さらに身体を絡ませ、強固な壁を作り始めた。
「それで勝ったつもりになっている訳か。だが、それは単なる思い込みだ」
 次の瞬間、アトシュが【創世断罪術・万物両断式(フェイト・エクスカリバー)】で異端の神としての力を戦闘中手放し、恐怖を与える力を宿す棘の剣を創造し、それを振るう事で邪神の肉腫達に絶望を与えた。
「……!」
 その影響で先頭にいた邪神の肉腫達が次々と逃げ腰になった。
 しかし、騒ぎを聞きつけて、下の階からやって来た邪神の肉腫達に襲われ、為す術もなく捕食されていった。
「これで解決……と言う訳にはいかないようね」
 田中・香織(ヒーローに憧れた人形・f14804)が、気まずい様子で汗を流す。
 邪神の肉腫達は仲間割れをしているように見えるが、共食いして強くなっているようにも見えた。
(速攻で片付けないと、厄介ね)
 やるべき事が分かっているものの、現時点で終わりが見えない。
 こうしている間も、邪神の肉腫達が下の階から現れ、無慈悲に通路を塞いでいる。
「敵の襲撃を受けた! 援護を乞う!!」
 それと同時に、香織が【援護部隊要請(アーミーメン)】を発動させ、無数の小さな兵隊人形を想像から創造し、邪神の肉腫達に攻撃を仕掛けた。
 その事に危機感を覚えた邪神の肉腫達が、無数の小さな兵隊人形に反撃を仕掛けたものの、無敵であるため何をやっても無意味であった。
「これで少しは数を減らす事が出来そうですね」
 和田・忠信(庶民の剣豪・f44346)が警戒した様子で間合いを取りながら、邪神の肉腫達に視線を送った。
 邪神の肉腫達は必死に反撃しているものの、思うように片付ける事が出来ず、苦戦を強いられているようだった。
「グルルルルル……」
 その事に苛立ちを覚えた邪神の肉腫達が、甘い香りに満ちた猛毒の息を放った。
「申し訳ありませんが、ここで操り人形になる気はありませんから……」
 即座に、忠信が残像を身代わりにして、猛毒の影響を最小限に抑え込んだ。
「キィシャアアアアアアア」
 それと同時に、邪神の肉腫達が不気味な鳴き声を響かせ、八つ当たり気味に触手を伸ばしてきた。
「……しつこいんだよ」
 忠信が破魔の力を宿した禍々しい退魔刀から斬撃波を放ち、次々と触手を切断していった。
 そのたび、甘くて鼻につく刺激臭が、もわんと辺りに漂った。
「さ、さすがに、これは……」
 忠信が狂気耐性で耐えつつ、ジリジリと後退した。
「さすがに、ここでキャバリアに乗る訳にはいかないから生身で来たが、色々と厄介だな、この状況……」
 ベルト・ラムバルド(自称、光明の暗黒騎士・f36452)が毒づきながら、オーラ防御を展開した。
 そのおかげで、毒の効果が軽減されたものの、まったく影響を受けていない訳ではなかった。
「キィシャアアアア!」
 そこに追い打ちを掛けるようにして、邪神の肉腫達が思考力を奪う粘液で全身を覆って、自身の攻撃回数を増加させて、鋭く尖った触手で連撃を繰り出した。
「だから嫌なんだ。生身で、こう言う事をするのは……」
 ベルトが自分の身に降りかかった不幸を呪いながら、展開したオーラで衝撃を吸収しながら、【ベルベット・フレグランス(ナンダカスゴイソンザイカン)】で超いい香りと圧倒的存在感と目に優しい後光を放出させ、周囲の仲間達だけではなく、邪神の肉腫達にも『この男ならできる……!』という期待と安心を与え、胸キュンさせる事で一時的に魅了した。
「それじゃ、いまのうちに……!」
 その間に、百地・モユル(ももも・f03218)がリミッターを解除し、限界を突破すると、音響範囲攻撃で邪神の肉腫達を焼却して浄化した。
「ピギィィィィィィィィィィィィィ!」
それと同時に、邪神の肉腫達が香りに満ちた猛毒の息で対抗し、モユルを操り人形に変えようとした。
(か、身体が……)
 その影響を受けたモユルが激痛耐性で耐えつつ、荒々しく息を吐き捨てた。
 意識が朦朧とする。
 頭がフラつく。
 気持ちが悪い。
 もう限界と言う気持ちが脳裏に過ったものの、覚悟を決めて【バトモンスクランブル!】を発動させ、モラオ(モラオート)と融合合体し、全ての技能レベルと行動回数を2倍にした後、捨て身の一撃を繰り出す事で、邪神の肉腫達を焼却して浄化した。
「ピキィィィィィィィィィィィィ!」
 その一撃を食らった邪神の肉腫達が悲鳴にも似い鳴き声を響かせ、まわりにいる仲間達も巻き込んで消し炭と化した。
「これで、ようやく、このフロアは解決……ですね。まあ、後何層あるのか分からないので、安心する事は出来ませんが……」
 それに合わせて、鈴乃宮・影華(暗がりにて咲く影の華・f35699)が下の階を目指して、全速力で走り出した。
「キィシャアアアアアアアアアア!」
 だが、下に続く階段から邪神の肉腫達が、ヌルヌルと這い上がってきた。
「……と、その前に」
 影華がドービングして限界突破する事で、リミッターを解除した後、オーラ防御を展開しつつ、連続コンボを繰り出した。
「まだまだ、行きますよ」
 それに合わせて、影華が肉体改造を施し、【黒燐装攻・護神剥離(アームドカース・エンチャントピーラー)】で黒の葬華(魔剣)に黒燐蟲の呪詛を纏わせ、邪神の肉腫達にダメージを与えて、防御力と状態異常耐性を削減し、再び連続コンボを繰り出し、黒燐蟲の群れを嗾けた。
 黒燐蟲の群れは耳障りな羽音を響かせ、邪神の肉腫達に食らいついた。
「ところで、これ……食べていいんっすよね? この状況で遠慮はしないっすよ。それじゃ、いただきますっす」
 そんな中、飯綱・杏子(悪食の飯テロリスト・f32261)がノリノリで、邪神の肉腫達を捕食した。
「こ、これは……シャレ抜きで、美味いっす! 色々な味がミックスされて、最高に美味いっす!」
 途端に、杏子の瞳がランランと輝き、邪神の肉腫達を胃袋の中に収めた。
「キィシャアアアア!」
 しかし、邪神の肉腫達が下の階から這い出してきたため、杏子のテンションが爆上がりした。
「まさか、あっちから御馳走が来てくれるなんて、今日はイイ日っす!」
 杏子が【エクストリーム調理道具(エクストリーム・クックウェア)】でエクストリーム調理道具(包丁)を召喚した後、連続コンボを繰り出し、容赦なく傷口を抉って広げ、解体しながら生命力を吸収して、邪神の肉腫達を捕食した。
「これは最高っす! こうなったら、食べて、食べて、食べまくるっすよ」
 杏子が次々と邪神の肉腫達を捕食し、ゴキゲンな様子で鼻歌を歌った。
「あなたのおかげで、最深部まで行く事が出来そうね」
 諏訪野・みすず(不思議系ダンサー・f00636)が杏子の活躍に感謝しつつ、死骸の山を掻き分け、どんどん奥に進んでいった。
 杏子のおかげで、だいぶ道が開けたものの、かろうじて息のある邪神の肉腫達が、思考力を奪う粘液で全身を覆い、触手の連撃を繰り出してきた。
(だいぶ食べ残しが増えてきたようだし、そろそろ限界かな)
 そんな空気を察したみすずが、オーラ防御を展開しながら、激痛耐性で触手の連撃に耐え、地形を利用しながら、次々とトラップを仕掛け、【スチームエンジン】でバールのようなものに蒸気エンジンを搭載し、破壊力を増加させた状態で、邪神の肉腫達を薙ぎ払った。
 だが、邪神の肉腫達はまったく怯んでおらず、縄張りを荒らされた事で腹を立て、再び触手を伸ばしてきた。
「まあ、そっちも限界みたいだけど……」
 それに合わせて、みすずがバールのようなものを振るい、邪神の肉腫達を肉塊に変えた。
「おそらく、この下が最下層。そこにナマコキングがいる……はず」
 マロン・ビネガー(くりかぼちゃ・f37213)が、ゴクリと唾を飲み込んだ。
 邪神の肉腫達は、ほとんど蹴散らしたものの、完全に安全だとは言い難い状況であった。
 そのため、慎重に行動しているものの、突然触手が伸びてくるため、まったく気を抜く事が出来なかった。
「ググ……ガガガ……ガァァァァァァァァァ!」
 次の瞬間、邪神の肉腫達が互いに喰らって融合し、思考力を奪う粘液で全身を覆って、狂ったように捨て身の連撃を繰り出した。
「最後の一体と言うだけあって、そう簡単に倒されるつもりはないって事?」
 それに合わせて、マロンが【ナイトメアランページ】で夢の世界からナイトメアを召喚し、邪神の肉腫にトラウマを与えつつ、破魔の力を蓬莱の玉枝に宿し、躊躇う事なく発射した。
「ピキィィィィィィィィィ!」
 その影響を受けた邪神の肉腫が断末魔を響かせ、浄化されてドロドロに溶けた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『ナマコキング』

POW   :    海はゴミ箱じゃないんだからなーーーっ!!
【海洋投棄されたプラフォーク&ナイフ】で攻撃する。命中すると【仲間たちの応援から得た闘気】を纏い、レベル分間[海洋投棄されたプラフォーク&ナイフ]の威力と切断力が上昇する。
SPD   :    マイクロプラビーーーム!!
【まあるいお口】から高威力の【マイクロプラ混じりの高水圧ビーム】を放ち、レベルm半径内の【洗濯機を回したことが】ある者全員にダメージを与える。
WIZ   :    ゆであがっちゃえーーー!!
単純で重い【100度以上の熱気を纏ったボディプレス】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。

イラスト:棘ナツ

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠フール・アルアリアです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

篁・綾(サポート)
アドリブ連携歓迎。エロス方面でもバイオレンス方面でも可。
服装はTPOに合わせてエロニンジャスーツか着物かセーラー服のどれかに。
また、流れでひどい目に合わせても特に問題ありません。
お色気要員です。

基本善性の存在として振る舞い、無辜の人々は積極的に助けようとしますが、敵へはUC込で手段を選ばず情け容赦ない攻撃を加えるし、UCの種類によっては融合捕食しようとします。
また純粋な悪人であれば死んでもなんとも思わないような精神構造です。
同情の余地があれば同情することもあります。

なので悪性の存在に類するものであれば、足元を救われない限り積極的に殲滅に行きます。


数宮・多喜(サポート)
『アタシの力が入用かい?』
一人称:アタシ
三人称:通常は「○○さん」、素が出ると「○○(呼び捨て)」

基本は宇宙カブによる機動力を生かして行動します。
誰を同乗させても構いません。
なお、屋内などのカブが同行できない場所では機動力が落ちます。

探索ではテレパスを活用して周囲を探ります。

情報収集および戦闘ではたとえ敵が相手だとしても、
『コミュ力』を活用してコンタクトを取ろうとします。
そうして相手の行動原理を理解してから、
はじめて次の行動に入ります。
行動指針は、「事件を解決する」です。

戦闘では『グラップル』による接近戦も行いますが、
基本的には電撃の『マヒ攻撃』や『衝撃波』による
『援護射撃』を行います。


諏訪野・みすず(サポート)
とにかく突撃して、ボスをぶっ飛ばします。「みすずちゃんにはパパ以外は、勝てないよー!」「このままじゃマズいよね」アドリブ、共闘歓迎です。


政木・朱鞠(サポート)
ふーん、やっと、ボスのお出ましか…。
もし、貴方が恨みを晴らすためでなく悦に入るために人達を手にかけているのなら、不安撒き散らした貴方の咎はキッチリと清算してから骸の海に帰って貰うよ。

SPDで戦闘
代償のリスクは有るけど『降魔化身法』を使用してちょっと強化状態で攻撃を受けて、自分の一手の足掛かりにしようかな。
ボス側の弐の太刀までの隙が生まれればラッキーだけど…それに頼らずにこちらも全力で削り切るつもりで相対する覚悟で行かないとね。
得物は拷問具『荊野鎖』をチョイスして【鎧砕き】や【鎧無視攻撃】の技能を使いつつ【傷口をえぐる】【生命力吸収】の合わせで間を置かないダメージを与えたいね。

アドリブ連帯歓迎


諏訪野・啓太郎(サポート)
『唯のろくでなしの旅烏ですよ。』
 スペースノイドのスターライダー×電脳魔術士、34歳の男です。
 普段の口調は「男性的(俺、呼び捨て、だ、だぜ、だな、だよな?)」、負傷した仲間には「元気に(俺、~くん、~さん、だね、だよ、~かい?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


ベルト・ラムバルド(サポート)
キャバリアを使用できる環境なら愛用のキャバリアを操縦します
そのとき装備してるキャバリア用の剣と槍を振るい騎士道の名のもとにボスと戦います
キャバリアの操縦技術は優れています
キャバリア使用不可なら生身とその時の装備してる物で戦いますが残念ながら生身だとそんなに強くありません
それを補助するのが己のハイカラなオーラとセンスと瞬間思考力とUCによる謎の召喚術で頑張ります


百地・モユル(サポート)
熱血で好奇心旺盛
本が好きな小学生

正義感が強く困っている人は見過ごせない

UCは業火の一撃、灼熱の束縛などを使っていきたい

攻撃には怪力、属性攻撃、2回攻撃、グラップルなどの技能をのせる

逆に敵の攻撃をからみんなをかばう、耐えるために
武器受け、挑発、おびき寄せ、時間稼ぎ、激痛耐性なども使用
敵に一撃入れられそうなら咄嗟の一撃や捨て身の一撃、カウンター
こいつがボスか…
みんな大丈夫?助けにきたよ!

そんなの許せない、ボクの炎で焼き払ってやる!

技能の勇気、覚悟、気合いは常に発動状態

アドリブ絡み歓迎

説得できる場合は説得したい
同情の余地がある敵には情を漏らすことも
ほかの技能も状況に合わせて使うよ


飯綱・杏子(サポート)
狩った獲物は持ち帰ってもいいっすか?

|食材《オブリビオン》がヒト型でなければ料理して喰らうっす
ヒト型の食材を料理するときはこちらがヒト型を辞めるのが|マナー《マイルール》っす

リビングアーマーや宇宙船の類だってきっと貝類みたいに美味しい可食部があるし、食器としても活用するっす

悪魔だから|毒は利かない《【毒耐性】持ち》っす。酔うけど。腐敗も発酵もわたしには一緒っす。|熟成肉《リビングデッド》うまうま

|八つ裂きにされても死なない《【切断部位の接続】持ち》っす

同行者の都合で、ヒト型を性的な意味で食い散らかしてもいいっすよ
白子もミルクも大好きっす


轟・やゆよ(サポート)
語尾に「だわさ」「なのよさ」がつく熱いアニソン好きな女の子
元気で正義感が強い

あたしも駆けつけてきたのよさ!
その場で必要なUCや技能を使って攻撃や支援をするだわさ
説得の通じる相手なら説得を試みるしワケありの相手には思わず情を口にするだわさ

もちろん公序良俗に反することや他人の迷惑になることはしないのよさ!

アドリブ絡み歓迎


鈴乃宮・影華(サポート)
「どうも、銀誓館の方から助っ人に来ました」
銀誓館学園所属の能力者……もとい、猟兵の鈴乃宮です

かつての様にイグニッションカードを掲げ
「――|起動《イグニッション》!」で各種装備を展開
友人から教わった剣術や
体内に棲む黒燐蟲を使役するユーベルコードを主に使用

TPO次第では
キャバリアの制御AIである『E.N.M.A』が主体となるユーベルコードを使用したり
『轟蘭華』や乗り物に搭載した重火器をブッ放したり
「|神機召喚《アクセス》――|起動《イグニッション》!」からのキャバリア召喚で暴れます

例え依頼の成功の為でも、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
不明な点はお任せします


早乙女・カリン(サポート)
私がアスリートアースのプロバトロワシューター早乙女カリンよ👾

バトロワシューターらしく基本は銃火器を使った中遠距離戦闘を得意とするわ!!

少し本気になった時は体内に蓄積された電気でビリビリ痺れさせちゃうぞ⚡️👾⚡️

戦闘以外でもカリンはゲーム実況なんかで活躍してる人気ストリーマー様ですのでー👾どんな依頼や案件もNG無しでいっぱい参加出来ちゃいます👾ピンチや逆境な戦場でも撮れ高に変えてやります💕

今ならお好きなユーベルコードも使いたい放題!バトロワランカーの力が必要になったらいつでも声かけてね!



●ナマコキング
「誰だ、ボクのナワバリを荒らす奴は!」
 そんな中、ナマコキングが怒鳴り声を響かせ、ダンジョンの奥から姿を現した。
 ナマコキングは自分の縄張りを荒らされた事で、腹を立てているらしく、猟兵達に対して激しい敵意を向けていた。
「……卑猥ね」
 篁・綾(幽世の門に咲く桜・f02755)が、嫌悪感をあらわにした。
 しかし、身体は、ゾクゾク。
 艶めかしく動くナマコキングを身の辺りにして、身体の芯が激しく疼いた。
「な、なんだ、その目は! ボクは偉いんだぞ!」
 その視線に気づいたナマコキングが、えっへんと踏ん反り返った。
(な、なんで、こんな時に、身体が……)
 それは本能的なモノ。
(ここで、負ける訳には……)
 いきなり絶体絶命の大ピンチ!
 その気持ちを振り払うようにして、【雷桜封神(ライオウホウシン)】を発動させ、指先から桜吹雪を散らす紫電を放ち、電撃と桜の結界により、ナマコキングの動きを一時的に封じ込めた。
「あまりにも美味そうだったから、腹が鳴ったんじゃないのか? 噂じゃ、高級食材なんだろ?」
 数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)が、期待の眼差しを送った。
「ボ、ボクが美味い……だって!?」
 ナマコキングが驚いた様子で、ビクッと身体を仰け反らせた。
「ああ、だって実際に美味いんだろ? 確かポン酢? いや、わさび醤油だったかな。それで喰うと、最高に美味いって話だからさ」
 多喜が、まったく悪びれた様子もなく、さらっとナマコキングに言い放った。
「う、嘘だろ! こんなに賢い生命体を食材にするなんて!」
 ナマコキングが全身を、ぞわっとさせながら、海洋投棄されたプラフォークとナイフで攻撃した。
「まあ、確かに……。まさか食べるとは思わなかったが……。とりあえず、肉を柔らかくしておくか」
 多喜が【芋煮ックX(テイヨサン)】で芋煮形態に変身し、推進力・探知力・隠密力・破壊力が5倍にした後、ナマコキングに体当たりを仕掛けた。
「ぐはっ!」
 その一撃を食らったナマコキングが、ダンジョンの床をゴロゴロと転がった。
「大丈夫だよ、みすずちゃんは食べるつもりはないから。だって、お腹を壊したくないし」
 諏訪野・みすず(不思議系ダンサー・f00636)がニコッと笑って、ナマコキングに視線を送った。
「な、何も、そこまで言わなくても……。ボクは美味しいよ、多分」
 ナマコキングが気まずい様子で、心にもない事を口にした。
 食べられたくはないが、否定されたくない。
 そんな揺れ動くナマコ心が、言葉になって吐き出された。
「まあ、別にどっちでもいいけどね」
 みすずが存在感を示しながら、オーラ防御を展開した。
「こ、こうなったら……!」
 その事に危機感を覚えたナマコキングが、100度以上の熱気を纏ったボディプレスを繰り出した。
「ちょっとツメが甘いね。この状況で、ボディブレスを仕掛けるなんて」
 それと同時に、みすずがフェイントを仕掛け、【スチームエンジン】でバールのようなものに蒸気エンジンを搭載し、破壊力を増加させた後、カウンターを仕掛けて、捨て身の一撃を炸裂させた。
「う、嘘だろ! ボクのボディプレスを容易に回避するなんて!」
 ナマコキングにとって、初めての屈辱。
 今まで負け知らずであったため、現実を受け入れる事が出来ないようだ。
「だいぶショックを受けたようね。まあ、このダンジョンでは、連戦連勝だったのかも知れないけど……」
 政木・朱鞠(狐龍の姫忍・f00521)が、深い溜息を洩らした。
「あ、ああ、その通りだ。ボクは強い……強かったはずなのに……」
 ナマコキングは、とても悔しそうだった。
 おそらく、その言葉は、事実だろう。
「でも、自分の力を過信し過ぎたようね。だからと言って、弱い訳でもないと思うけど……」
 朱鞠がナマコキングの実力を、それなりに評価した。
「うるさい、黙れ!」
 その事に腹を立てたナマコキングが、まあるい口からマイクロプラスチック混じりの高水圧ビームを放った。
「そんな事を言われてもねぇ」
 即座に、朱鞠がリミッターを解除し、高水圧ビームをフェイントした後、ナマコキングの生命力を吸収した。
「それ以前に……美味いのか?」
 諏訪野・啓太郎(さすらいのライダー・f20403)が、ナマコキングに疑いの眼差しを送った。
 もしかすると、美味いのかも知れないが、ここまでよく喋る相手を食べたいとは思わない。
「美味い……美味い、はずだ。てか、ボクは何を言っているんだ? 食べられたくないのに、どうして、こんな事を……」
 ナマコキングが困った様子で、頭を抱えた。
 そうしているうちに、自分が何をしたいのか分からなくなってきたのか、だんだん歯切れが悪くなってきた。
「まあ……、食べる気はないが」
 啓太郎が真剣な表情を浮かべ、まったく興味がない様子で軽く流した。
「喰わないのかよっ!」
 ナマコキングが鋭いツッコミを入れ、海洋投棄されたプラフォークとナイフで怒涛の突きを繰り出した。
「……と言うか、食えるかよ」
 すぐさま、啓太郎がリミッターを解除し、オーラ防御で身を守りながら、怒涛の突きをフェイントしつつ、【森羅牙道砲】で見えない衝撃波を放って吹き飛ばした。
「ぴぎゃあああああああああ!」
 その一撃を食らったナマコキングが、何度もバウンドしながら、大量の血を撒き散らした。
「おい、これ……、臭いぞ! ちょっと腐ってないか」
 ベルト・ラムバルド(自称、光明の暗黒騎士・f36452)がドン引きした様子で、嫌悪感をあらわにした。
 こんな事ならキャバリアに乗っておけば良かったと思ったものの、ダンジョンが狭すぎたせいで持ち込む事が出来なかった。
「く、腐っている訳ないだろ! これは血じゃない。痰のような……ぐほっ!」
 その言葉を言い終える前に、ナマコキングの身体が宙を舞った。
「今に言葉は聞かなかった事にするぞ。これは血だ。絶対に血だ。それに色も、どす黒いし……」
 ベルトが全身に鳥肌を立たせ、忌まわしい記憶を書き換えた。
「ああ、血だ。血……っぽい」
 ナマコキングが、また何か言おうとした。
「そうやって、適当な事を言って惑わすなら……、こうだ!」
 次の瞬間、ベルトが【人騎咆哮(ジンキホウコウ)】でエスパーダ・アサエモンに斬撃を繰り出し、ナマコキングの身体を何度も斬りつけた。
「ま、惑わしているつもりはないけど……」
 動揺させるつもりは……あった。
 その隙をついて、ボコボコにするつもりも。
 だが、そのすべてが、裏目に出た。
「とりあえず、殴ってアク抜き? じゃなかった毒抜きをするんだっけ? まあ、いいや。とにかく、殴るね!」
 百地・モユル(ももも・f03218)が、拳をギュッと握り締めた。
「まさか、ボクの肉を柔らかくするつもりじゃないよね? それって、食べる気満々じゃん! いくらボクが美味しいからって!」
 ナマコキングが身の危険を感じて、100度以上の熱気を纏い、モユルにボディプレスを繰り出した。
「そうだね。そのためにも、食べやすくしないと。……あ、でもボクは食べないよ?」
 それに合わせて、モユルがリミッターを解除して、自らの限界を突破し、【ブレイブ‪☆フォーム】で全ユーベルコードを威力1.5倍で使えるブレイブ☆フォームに変身した後、捨て身の音響攻撃で、ナマコキングの身体から毒素を抜いた。
「た、食べないのに……そこまで、やるの!?」
 その言葉にショックを受けたナマコキングが、宙を舞いながら涙した。
「これは美味しい、最高っす!」
 それをガッチリとキャッチした後、飯綱・杏子(悪食の飯テロリスト・f32261)が頭からガブッと噛みついた。
「ぎゃああああああああああ、本当に食べたぁ~!」
 ナマコキングが激しくショックを受け、辺りに悲鳴を響かせた。
「当たり前っす! こんなに美味しいナマコは食べた事がないっす! ポン酢も酢醤油もいらないっす! このケモノ臭さが、特にっ!」
 その間も、杏子は止められない、止まらない。
 食べれば食べるほど旨味が溢れ、胃袋の中が大喜び。
「や、やめ、やめろぉぉぉぉ!」
 次の瞬間、ナマコキングが海洋投棄されたプラフォークとナイフで斬りつけ、必死になって逃げようとした。
「無駄っすよ。踊り食いっす!」
 杏子が【フードファイト・食道楽モード(フードファイト・グルメモード)】で、かつて喰らったオブリビオンの魂を纏い、2倍ダメージ・2回攻撃・自動反撃を有した食道楽オーラを装備し、ナマコキングを捕食しまくった。
「ぎゃああああ、やめて、やめて、痛いよぉ~」
 ナマコキングが弱気になって、ぎゃあぎゃあと悲鳴を上げた。
「何だか、見てられないだわさ」
 轟・やゆよ(あにそん伝道師・f06396)が、ドン引きした様子で視線を逸らした。
「むむむ、もう許さないよ、絶対に……!」
 それと同時に、ナマコキングが雄叫びを響かせ、リミッターを解除する事で、肉体改造を施して限界突破した後、杏子の拘束から抜け出し、100度以上の熱気を纏ったボディプレスで、やゆよを押し潰そうとした。
「そんな攻撃、効かないだわさ」
 やゆよが破魔の力を宿した全力魔法をブチ当て、ナマコキングを弾き飛ばした。
「な、なんで!」
 その一撃を食らったナマコキングが、ぐはっと血反吐を吐いた。
「まだまだ、いくだわさ」
 それに合わせて、やゆよが【サウンド・オブ・パワー】で歌声を響かせ、戦闘力を増強させた後、ナマコキングに破魔の声を届けて、ダメージを与えた。
「うぐ……、くうっ! まさか、ボクがここまで追い詰められるなんて……。最強最悪の存在であるはずのボクが……」
 ナマコキングが怯えた様子で、瞬時に後退した。
「油断しましたね。背後は既に通行止めです」
 その間に、鈴乃宮・影華(暗がりにて咲く影の華・f35699)が、リミッターを解除して限界突破し、肉体改造して、充填したエネルギーを弾に変えて発射した。
「……ぐはっ! し、しまった!」
 それをモロに食らったナマコキングが吹っ飛んで血の泡を吐き、真っ黒な煙をブスブスと上げた。
「まさに……食べ頃ですね」
 思わず本音が出た。
 おそらく、美味い。
 食べたら、美味い。
 美味しさ爆発、飛び上がってしまう程の味わい。
 そう確信してしまうほど、ジューシーなニオイが、辺りに漂っていた。
「た、食べ頃とか言うなっ! ボクは美味しくない! 美味しい訳がない!」
 ナマコキングが全身に鳥肌っぽいモノを立たせ、激しくブンブンと首を横に振った。
「そう言われても、困るのですが……。安心してください。私も食べません」
 影華が【黒燐装攻・護神剥離(アームドカース・エンチャントピーラー)】で黒燐蟲の呪詛を黒の葬華(魔剣)を纏わせ、ナマコキングを斬りつけ、防御力と状態異常耐性も削減させた。
「うわああああ、このままだと、本当に食べられちゃう! 嫌だよ、そんなの、絶対に……!」
 ナマコキングが香ばしいニオイを漂わせ、禍々しいオーラを展開した。
「さあ、覚悟してもらうわよ。食べられるためじゃなく、倒される覚悟を、ね」
 それに合わせて、早乙女・カリン(PREDATOR Ⅵ・f37832)がリミッターを解除し、エネルギー弾で零距離射撃を仕掛け、ナマコキングの身体を吹っ飛ばした。
「ひ、ひぃっ! ボクの身体が食べきりサイズに!」
 その一撃を食らったナマコキングが、逃げるようにしてスルスルと床を張った。
「そ、それは単なる偶然だけど……。粘液が出なくなった分、食べやすくなった事は間違いないけど……」
 カリンが複雑な気持ちになりつつ、【カ式超電磁砲(カリンシキバトロワレールガン)】で攻撃力・命中率・必殺率が上昇させ、電磁気力に基づく極超高圧電流をバトロワ式ショットガン・KARIN Editionに充填し続け、エネルギー弾をブチ当てた。
「……きゅう」
 次の瞬間、ナマコキングの身体が宙を舞い、床に落ちて息絶えた。
 そして、ナマコキングは一部の猟兵達に持ち帰られ、美味しく戴かれるのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2025年11月10日


挿絵イラスト