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シャングリラ☆クライシス⑩~無敵の侵略神

#アイドル☆フロンティア #シャングリラ☆クライシス #第二戦線 #侵略神『ヴァラケウス』

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#侵略神『ヴァラケウス』


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●アイドル☆フロンティア
「大変、大変なんだよ」
 ガジル・コリアンダー(キマイラのスカイダンサー・f00907)が慌てた様子で、今回の依頼を説明した。
「竜化した自身の外殻を纏った侵略神『ヴァラケウス』が、光の道(アイドルロード)を進む猟兵達の前に立ちはだかろうとしているようだよ! 外殻を纏ったヴァラケウスは、凄く強い。どのくらい使って言うと、ボク百人分くらい? もしかすると、八人くらい誤差があるかも知れないけど、とにかく強くてヤバイんだよ」
 ガジルが興奮気味に、ヴァラケウスのヤバさを語った。
 外殻を纏ったヴァラケウスのユーベルコード『侵略機動』は、蹂躙突撃と精神侵食の2種類の効果を持っており、この状態では、ほぼ無敵っ!
「もしかすると、ボク千人分くらい強いかも」
 ガジルが気まずい様子で汗を流す。
 どうやら、無敵状態のヴァラケウスは、ありとあらゆる武器や魔法、ユーベルコードを防ぎ、ほとんどダメージを受けないようである。
「でも、ヴァラケウスの体内……右目の奥……だったかな。そこにある『戦槌』を破壊すれば、倒す事が出来る……はず」
 ガジルが手元の紙を読みながら、不安そうに呟いた。
 ただし、そのためにはヴァラケウスに近づかなければならないため、かなり難易度が高いようである。
 それでも、誰か一人でも戦槌に近づく事が出来れば、勝機があるという事だった。
「ある意味、『俺の屍を乗り越えていけっ!』って感じだけど、まあ……何とかなるよね」
 そう言ってガジルが、ヴァラケウスの撃破を、猟兵達に依頼した。


ゆうきつかさ
 基本的にノリと勢いで何とかなるので、ガンガン行きましょう。
 なるべく早めに完成させますので、よろしくおねがいします。

 プレイングボーナス:ヴァラケウスの『戦槌』に攻撃を届かせる手段を講じる。
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第1章 ボス戦 『侵略神『ヴァラケウス』』

POW   :    ヴァラケウス・ブレイク
自身の【竜炎の放射】でレベル×100km/hで飛翔し、射程無限・直線上の全てを切断貫通する【漆黒の衝撃】を放つ。
SPD   :    侵略機動・蹂躙突撃
【全身】から【漆黒の破壊オーラ】を噴出しながら、レベル×5km/hで直進突撃する。2回まで方向転換可能。
WIZ   :    侵略機動・精神侵食
【漆黒のドラゴン界を纏う姿】に変身する。隠密力・速度・【竜炎】の攻撃力が上昇し、自身を目撃した全員に【絶望】の感情を与える。

イラスト:hina

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ベルト・ラムバルド
アドリブ上等

クロムキャバリア出身のスゴ腕パイロットのハイカラさんです。
騎士道物語に憧れ騎士道を目指しています。腕は確かですがお調子者です。俗にいう残念なイケメンです。

キャバリアに乗って闘ったりします。キャバリアに乗らなくても戦いますが生身ではそんなに強くないですがそこは知恵を振り絞って頑張ります。

口調 (私、君、呼び捨て、だ、だな、だろう、なのか?)



●我は神
「わざわざ、死にに来るとは、愚かな奴め。何をやっても、無駄、無駄、無駄ァ! 我は不死身っ! 何をやっても無駄だっ!」
 侵略神『ヴァラケウス』が自信に満ちた表情を浮かべ、キッパリと言い放った。
「無駄か、どうかは試してみないと分からないだろ? 少なくとも、私と戦っていないんだから……」
 その間に、ベルト・ラムバルド(自称、光明の暗黒騎士・f36452)がキャバリア『パロメデス』に搭乗し、ヴァラケウスの前に陣取った。
「ハハハッ、それは寝言か。もう結果は分かっている……はずだ!」
 ヴァラケウスが全身から漆黒の破壊オーラを噴出させ、怒涛の如く勢いで特攻を仕掛けてきた。
「いや、分からんな」
 それと同時に、ベルトが【超銀河☆暗黒騎士参上(スーパーギャラクシアン・ダークナイトフォーム)】で己のカリスマと存在感と騎士道を披露し、光輝く超銀河☆暗黒騎士姿のキャバリアに変身した後、星のように輝くカリスマオーラを大量に降らせ、ヴァラケウスを牽制し、RXカリブルヌスソードを握り締め、ヴァラケウスの右目を斬りつけた。
「ぐっ……、があ……、よくも、やったな」
 ヴァラケウスが右目を押さえ、恨めしそうに吐き捨てた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

政木・朱鞠(サポート)
ふーん、やっと、ボスのお出ましか…。
もし、貴方が恨みを晴らすためでなく悦に入るために人達を手にかけているのなら、不安撒き散らした貴方の咎はキッチリと清算してから骸の海に帰って貰うよ。

SPDで戦闘
代償のリスクは有るけど『降魔化身法』を使用してちょっと強化状態で攻撃を受けて、自分の一手の足掛かりにしようかな。
ボス側の弐の太刀までの隙が生まれればラッキーだけど…それに頼らずにこちらも全力で削り切るつもりで相対する覚悟で行かないとね。
得物は拷問具『荊野鎖』をチョイスして【鎧砕き】や【鎧無視攻撃】の技能を使いつつ【傷口をえぐる】【生命力吸収】の合わせで間を置かないダメージを与えたいね。

アドリブ連帯歓迎


子豚・オーロラ(サポート)
人間の妖剣士×寵姫、22歳の女です。
普段の口調は「豚房流の女(私、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」、リラックス中は「子豚家の女(わたし、あなた、呼び捨て、ねぇ、ねぇん、でしょお、なのぉ?)」です。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません

五刀流と一刀流を使い分け、相手のや依頼のタイプに合わせお色気行動と剣士としての真剣な動きを使い分けます

武人タイプには敵でも敬意を払いますが、騙し討ち等の戦術を嫌っているわけではありません

あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


シン・クレスケンス(サポート)
◆人物像
落ち着いた雰囲気を持つ穏やかな青年。
窮地でも動じず冷静な状況判断で切り抜ける。

◆戦闘
射撃(愛用は詠唱銃だが、様々な銃器を使い分けている)と魔術による広範囲攻撃が主。
魔力の操作に長け、射撃の腕も確か。
作戦次第では、闇色の武器を召喚(UC【異界の剣の召喚】)して前衛を務めることもある。

◆特技
・情報収集
・機械の扱いにも魔術知識にも精通している

◆UDC『ツキ』
闇色の狼の姿をしており、魂や魔力の匂いを嗅ぎ分けての追跡や索敵が得意。
戦闘は鋭い牙や爪で敵を引き裂き、喰らう。

◆口調
・シン→ステータス参照
(※使役は呼び捨て)
・ツキ→俺/お前、呼び捨て
だぜ、だろ、じゃないか?等男性的な話し方


飯綱・杏子(サポート)
狩った獲物は持ち帰ってもいいっすか?

|食材《オブリビオン》がヒト型でなければ料理して喰らうっす
ヒト型の食材を料理するときはこちらがヒト型を辞めるのが|マナー《マイルール》っす

リビングアーマーや宇宙船の類だってきっと貝類みたいに美味しい可食部があるし、食器としても活用するっす

悪魔だから|毒は利かない《【毒耐性】持ち》っす。酔うけど。腐敗も発酵もわたしには一緒っす。|熟成肉《リビングデッド》うまうま

|八つ裂きにされても死なない《【切断部位の接続】持ち》っす

同行者の都合で、ヒト型を性的な意味で食い散らかしてもいいっすよ
白子もミルクも大好きっす


仇死原・アンナ(サポート)
鉄塊剣『錆色の乙女』,妖刀『アサエモン・サーベル』、戦闘用処刑道具『赤錆びた拷問器具』、『鎖の鞭』等装備してる物を使います

UCは指定した物をどれでも使用

普段の口調は(私、あなた、呼び捨て、ね、よ、なの、なの?)
戦闘中は(ワタシ、お前、呼び捨て、言い捨て)

処刑人として敵と戦います
同行者がいれば協力
メインは鉄塊剣で攻撃
鉄塊剣の使用が不向きな相手・場所では刀剣をメインにして相手をします。
拷問具や鞭を使い敵の行動を阻害、鉄塊剣や刀剣で敵を攻撃します。影朧にはできる限り説得しますが説得不能と判断すれば容赦なく屠ります
キャバリアを操縦したり生身でも戦います


九段下・鈴音(サポート)
『この力を使ってくりゃれ』
『妾が護ってやる。安心せい』

 自分よりも他者を優先する性格。
 ユーベルコードや技能はどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
 性格上他の猟兵をかばうことはあっても、迷惑をかける行為はしません。
 また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 エログロはNGです。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


諏訪野・啓太郎(サポート)
『唯のろくでなしの旅烏ですよ。』
 スペースノイドのスターライダー×電脳魔術士、34歳の男です。
 普段の口調は「男性的(俺、呼び捨て、だ、だぜ、だな、だよな?)」、負傷した仲間には「元気に(俺、~くん、~さん、だね、だよ、~かい?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


鈴乃宮・影華(サポート)
「どうも、銀誓館の方から助っ人に来ました」
銀誓館学園所属の能力者……もとい、猟兵の鈴乃宮です

かつての様にイグニッションカードを掲げ
「――|起動《イグニッション》!」で各種装備を展開
友人から教わった剣術や
体内に棲む黒燐蟲を使役するユーベルコードを主に使用

TPO次第では
キャバリアの制御AIである『E.N.M.A』が主体となるユーベルコードを使用したり
『轟蘭華』や乗り物に搭載した重火器をブッ放したり
「|神機召喚《アクセス》――|起動《イグニッション》!」からのキャバリア召喚で暴れます

例え依頼の成功の為でも、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
不明な点はお任せします


轟・やゆよ(サポート)
語尾に「だわさ」なのよさ」がつく熱いアニソン好きな女の子
元気で正義感が強い

あたしも駆けつけてきたのよさ!
その場で必要なUCや技能を使って攻撃や支援をするだわさ
説得の通じる相手なら説得を試みるしワケありの相手には思わず情を口にするだわさ

もちろん公序良俗に反することや他人の迷惑になることはしないのよさ!

アドリブ絡み歓迎


数宮・多喜(サポート)
『アタシの力が入用かい?』
一人称:アタシ
三人称:通常は「○○さん」、素が出ると「○○(呼び捨て)」

基本は宇宙カブによる機動力を生かして行動します。
誰を同乗させても構いません。
なお、屋内などのカブが同行できない場所では機動力が落ちます。

探索ではテレパスを活用して周囲を探ります。

情報収集および戦闘ではたとえ敵が相手だとしても、
『コミュ力』を活用してコンタクトを取ろうとします。
そうして相手の行動原理を理解してから、
はじめて次の行動に入ります。
行動指針は、「事件を解決する」です。

戦闘では『グラップル』による接近戦も行いますが、
基本的には電撃の『マヒ攻撃』や『衝撃波』による
『援護射撃』を行います。


ティティス・ティファーナ(サポート)
 召喚獣「幽魔月精(アストラル・エレメント)」の鎧装騎兵➡サイバーニンジャ(機幽忍)にしてアーチャー➡ブラスト(レーザー)ガンナー、9歳の女性です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、年下には「無口(わたくし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



●怒り
「はあはあ……、よくも、やったな。やりやがったな! お前等、全員死刑だ!」
 ヴァラケウスが右目を押さえながら、恨めしそうに吐き捨てた。
「まあ、そうなるだろうね。この状況は……。でも、気にしないで。こっちも、そのつもりだから……」
 政木・朱鞠(狐龍の姫忍・f00521)が、ヴァラケウスに対して言い放った。
「……ほう。なら、都合がいいな、お互いに……」
 ヴァラケウスが漆黒のドラゴン界を纏い、隠密力・速度・竜炎の攻撃力が上昇させ、その場にいた全員に絶望の感情を与えた。
「……でしょ?」
 それに合わせて、朱鞠がリミッターを解除し、【忍法・酔桃香(ニンポウ・スイトウコウ)】で桃の香りの香を放出し、仲間達を治癒しながら、ヴァラケウスを酩酊状態にした後、生命力を吸収した。
「あ、頭が……。テ、テメェ! よくも、やりやがったなァ! 絶対に、許さねぇ!」
 ヴァラケウスが頭を押さえて、恨めしそうに吐き捨てた。
「それは、こっちのセリフよ。絶対に……、許さない!」
 子豚・オーロラ(豚房流剣士・f02440)が、ヴァラケウスの前に陣取った。
「クク、クククッ! 馬鹿にするなっ! いくら傷ついても、我は無敵ッ! 先程の傷は、単なる偶然だ」
 ヴァラケウスがケモノのような咆哮を上げ、竜炎の放射で飛翔しながら、すべてを切断貫通する漆黒の衝撃を解き放った。
「……だったら、これも単なる偶然。おそらく、あなたはそう思うでしょうね」
 オーロラが自らの肉体に改造を施し、残像を身代わりにして、漆黒の衝撃を避けた後、【菊花美刃(キッカビジン)】で身体能力が増大させ、陰剣・菊一門によるカウンターでヴァラケウスを斬り捨てた。
「避けた……だと!?」
 ヴァラケウスが信じられない様子で、禍々しいオーラを展開し、チィッと舌打ちをした。
「安心して。単なる偶然だから……」
 そこに追い打ちを掛けるようにして、オーロラが破魔の力を宿した呪殺弾を撃ち込んだ。
「……言ったはずだ。我は無敵だと!」
 ヴァラケウスが禍々しいオーラを展開し、吐き捨てるように呟いた。
「だったら、右目は……って、そこを指摘するのは、野暮ですね」
 シン・クレスケンス(真理を探求する眼・f09866)が色々察した様子で、さらりと流した。
「ああ、野暮だ。そして、この状況で恥じらう事無く、生きているのも……野暮だ!」
 ヴァラケウスが不気味な笑みを浮かべ、激しい唸り声を響かせ、竜炎を吐き捨てた。
「それは……どうでしょうね」
 それに合わせて、シンが瞬間思考力を働かせ、早業で精神を得線して焼却した。
「ぐ、ぐぐっ! 内側から我を始末する気か!」
 その事に危機感を覚えたヴァラケウスが、警戒した様子で後退した。
「いえ……、別に争いは望みません」
 それと同時に、シンが【どこでもキャンプ】で、この場所をキャンプ地に変え、ダメージを伴わない全ての行動を強化し、ダメージを与える全ての行動を弱体化した。
「……と言う訳で、食べちゃっていいっすか? あ、でも、さっきのユーベルコードって、ユーベルコードを与える全ての行動を弱体化するんでしたっけ? それは困りましたっすね。あ、あの……さっきの解除してもらえるっすか?」
 飯綱・杏子(悪食の飯テロリスト・f32261)が、期待に満ちた表情を浮かべた。
 そのおかげで、キャンプ状態は解消されたが、それはヴァラケウスにとっても、都合がいい状況であった。
「ハハハハッ、愚かな。わざわざ、自分の死期を早めるとはなっ!」
 ヴァラケウスが怪しく瞳を輝かせ、躊躇う事無く竜炎を吐いた。
「……えっ? それって自己紹介っすか? つまり、食べ放題って事っすね」
 杏子が自らの欲望を解放し、【フードファイト・狩猟モード(フードファイト・ハンティングモード)】を発動させ、猟理鋏でおいしそうな部位に攻撃を仕掛け、傷口をえぐって広げ、ヴァラケウスの右目を、ちゅるんとすすった。
「ぐ、がああああっ! お、お前……、よくも」
 ヴァラケウスが再び右目を押さえ、イラついた様子で身体をフラつかせた。
「さっきから、本気が多くない? あなただって、覚悟をしていたはず。それに、無敵なんでしょ? それとも、不死身? まあ、どちらでもいいんだけど……」
 その間に、仇死原・アンナ(処刑人、炎の花嫁、魔女、屠る騎士、そしてあいどる☆・f09978)がオーラ防御を展開しながら、赤錆びた拷問器具を巨大化させた。
「ほお……、それで我を始末するつもりか。随分と強気に出たな。……無駄な事を!」
 ヴァラケウスがフンと鼻を鳴らした後、再び漆黒の破壊オーラを噴出させ、躊躇う事なく突っ込んできた。
「それを決めるのは……お前じゃない」
 アンナが自らの封印を解いて、瞬間強化で鉄壁の守りを維持しつつ、激痛体勢でダメージを軽減しながら、血液攻撃でヴァラケウスを発火させ、【赤錆びた鉄の爪牙(ラスティ・ネイル・ファング)】で、166個の赤錆びた拷問器具をブチ当てた。
 それと同時に、赤錆びた拷問器具が血肉の味と匂いを覚え、命中力と威力を増強させた状態で、再びヴァラケウスの身体を傷つけた。
「戦槌が傷つけられた影響か。まさか、右目だけ傷つけられたとは思っていないじゃろ?」
 九段下・鈴音(黒桔梗・f01929)が、含みのある笑みを浮かべた。
「うぐぐ……。だから、どうしたっ! 我は不死身っ! 誰にも負けない、怯まない……!」
 ヴァラケウスが鈴音の言葉を遮るようにして、竜炎を放射しながら、漆黒の衝撃を放って、一瞬にして地面を切断した。
「一体、何処を狙っておるのじゃ? それでは、蚊が止まってしまうぞ?」
 鈴音が漆黒の衝撃を見切って受け流し、オーラ防御を展開しながら、【九段下式抜刀術(クダンシタシキバットウジュツ)】で竜胆(妖刀)を自身の鞘に納め、自動反撃で回復阻害攻撃を繰り出した。
「うぐ……、ぐぐぐっ! 小賢しい真似を!」
 その一撃を食らったヴァラケウスが、左肩を押さえて後退した。
「さっきと比べて、随分と顔色が悪くなっているようじゃな? ……どうする? そろそろ、命乞いをしておくか」
 鈴音が軽く皮肉しながら、ヴァラケウスの感情を逆撫でした。
「おいおい、これ以上、面倒事は勘弁してくれ。ただでさえ、厄介な相手なんだから……」
 諏訪野・啓太郎(さすらいのライダー・f20403)がブツブツと愚痴をこぼしながら、ヴァラケウスに視線を送った。
「好きなだけ吠えておけ。その言葉が、すべて絶望に代わるのだから……。さあ、聞かせてくれ! 断末魔の叫びを……!」
 ヴァラケウスが上から目線で、キッパリと言い放った。
「そうかい、そうかい。なら、いいか。これでも、気を使ったつもりなんだけどな」
 啓太郎が深い溜息を洩らしながら、リミッターを解除し、オーラ防御を展開した。
「無駄だ、そんな事をしても……。我の前に敵はナシ。我の後方にも敵はナシ」
 ヴァラケウスが禍々しいオーラを解き放ち、竜炎の放射で飛翔し、漆黒の衝撃を解き放った。
「いや、まわりにいるのは、敵だけだろ」
 啓太郎が呆れた様子でフェイントしながら、【スーパーフィニッシュ】で全武装の一斉発射で反撃した。
「おそらく、まわりが見えていないのでしょうね」
 その間に、鈴乃宮・影華(暗がりにて咲く影の華・f35699)がイグニッションカードを掲げ、『――起動!』の掛け声と共に各種装備を展開し、リミッターを解除する事で、自らの限界を突破した。
「いや、見えているぞ。ハッキリと、な。だが、どいつも、こいつも、いずれ消滅してしまうもの。ある意味、存在していないのも同じじゃないか!」
 ヴァラケウスが小馬鹿にした様子で、フンと鼻を鳴らしながら、再び漆黒の衝撃を解き放った。
「いえ、違います。……と言うか、勝手に殺さないでください。まだ戦ってもいないのに……」
 影華が瞬間思考力を働かせ、漆黒の衝撃を見切った後、ドーピングで肉体改造をしつつ、【黒燐奏甲・砕枷遊戯(イマジンドレス・アンチェインワームズ)】で黒燐蟲を纏わせ、頑丈にした自身の手足で超高速かつ大威力の一撃を放った。
「ぐ、ぐぐっ! 確かに、強いな。……言うだけの事はある」
 その一撃を国ったヴァラケウスが、激しく身体を震わせた。
「ここで終わりだわさ!」
 轟・やゆよ(あにそん伝道師・f06396)が、ヴァラケウスの逃げ道を塞いだ。
「ク、ククッ、笑わせるなっ! 何が終わりだ。始まっても、いないのに……。我も何も恐れない。いかなる時も迷わない。……正義は我にありっ!」
 ヴァラケウスが咆哮と共に、禍々しいオーラを膨らませ、やゆよに絶望の感情を与えた。
「う、うう……。こ、怖くなんてないだわさ」
 その感情に心を支配されそうになりながら、やゆよが唇をグッと噛み締めた。
「ク、ククッ! それで、いい! もっと恐怖しろ! 絶望しろ! それが我の糧になるっ!」
 ヴァラケウスが高笑いを響かせながら、さらに絶望の感情を膨らませようとした。
「ま、負けない……だわさ」
 それと同時に、やゆよが【プロジェクト・リトルウィッシュ】で、皆を救いたいという願いを叶えるため、キマイラフューチャーのネットを使う人々に呼びかけ、絶望の感情を消し飛ばし、自らを鼓舞して、破魔の歌唱で範囲攻撃を仕掛けた。
「う、ぐぐぐっ! ……畜生、これも戦槌が傷つけられた影響か。だが、ほんのかすり傷。致命傷を受けた訳ではない」
 ヴァラケウスが破魔の力で、肉体と精神にダメージを受けながら、荒々しく息を吐き捨てた。
「いや……、瀕死だろ。とっくの昔に、虫の息じゃないか。それとも、アレかい。『苦戦する、我カッコイイ!』って事か?」
 数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)が呆れた様子で、生暖かい視線を送った。
「ふ、ふざけるなっ! 我は、苦戦していない。苦戦している訳が……ないだろ!」
 ヴァラケウスが漆黒の破壊オーラを纏い、怒りを原動力にして加速し、多喜に捨て身の特攻を仕掛けてきた。
「……って、そう言うの、いいから!」
 多喜が【熱線銃作成(メーザークラフト)】で宇宙カブのパーツを媒介にしてメーザー銃を作って、ヴァラケウスの戦槌を狙い撃った。
「させるかっ!」
 即座に、ヴァラケウスが禍々しいオーラを集中させ、戦槌が喰らうはずだったダメージを軽減させた。
「さすがに、それを破壊されるとマズイようね。まあ、弱点なんだから、当然かもしれないけど……」
 ティティス・ティファーナ(召喚獣「アストラル・エレメント(幽魔月精)」・f35555)が、ヴァラケウスの顔色を窺った。
 ヴァラケウスは戦槌を守るため、右目に禍々しいオーラを集中させていた。
「……弱点? 我に弱点など、存在しない」
 ヴァラケウスが躊躇う事なく、堂々と嘘をついた。
 あまりにも自信に満ちていたため、本当にそれが真実のように思えてきたものの、戦槌が弱点である事に変わりはなかった。
「本当に嘘が下手ね。それこそ、狙ってくださいと言っているような物だけど……」
 ティティスがオーラ防御を展開しながら、【アテネ・ニケ・パルスフラッシュ(ヘスティアー・パルス・レーザー)】で総ての武装と砲門からパルス・レーザービームを放ち、ヴァラケウスの戦槌にダメージを与え、消えないパルスフラッシュの状態異常を与えるのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

メニス・ソルタ
うわあ、言ってた通りすっごい強そう…。
でも、弱点があるっていうなら、なんとかできる…はず!

世界を大変なコトにしようとしてる侵略神、ここで絶対やっつけるんだから!
覚悟ー!

バタフライブーツで【空中機動】して戦うよ。
【幻影使い】で分身をたくさん作って狙いを撹乱しつつ、分身から【エネルギー弾】を放って牽制攻撃、敵の突撃の狙いを頑張って逸らすよ。

敵が二回方向転換して再び向かってきたところが攻撃チャンス。
巨人殺しの一投を発動、不思議な石ころを【投擲】、ヴァラケウスの右目を【スナイパー】するよ!
これで撃ち抜ければ、ボクにだって…!



●ヴァラケウスの最後
「うわあ、言ってた通り、すっごい強そう……。と言うか、弱点も攻撃されてる? それなら、何とか出来る……はず!」
 そんな中、メニス・ソルタ(リトルヴィジランテ・f19811)が覚悟を決めた様子で、拳をギュッと握り締めた。
「はあはあ……、ほんの少し戦槌を傷つけたくらいで調子に乗るなよっ! お前は八つ裂きだっ! 容赦はしない!」
 ヴァラケウスが殺気立った様子で、全身から漆黒の破壊オーラを噴出し、雄叫びを上げて体当たりを仕掛けてきた。
「そ、そんな事を言われても、困るんだけど……。で、でも、これで撃ち抜ければ、ボクにだって……!」
 それに合わせて、メニスがヴァラケウスの注意を引き、再び向かってきたところで、【巨人殺しの一投(ゴライアス・スレイヤー)】を発動させ、投擲、スナイパー、鎧無視攻撃の技能レベルを1320に変更した後、不思議な石ころを投擲し、ヴァラケウスの右目を狙い撃った。
「ぐっ、があああああ! 貴様、最初から!」
 その一撃を食らったヴァラケウスが、右目を押さえて膝をついた。
「世界を大変なコトにしようとしてる侵略神、ここで絶対やっつけるんだから! 覚悟ー!」
 そこに追い打ちを掛けるようにして、メニスがバタフライブーツで空中を移動し、幻影使いで分身をたくさん作ってヴァラケウスを撹乱しつつ、エネルギー弾を炸裂させた。
「う、嘘だろ……!?」
 その一撃を食らったヴァラケウスが、断末魔を響かせて消し飛んだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2025年09月13日


挿絵イラスト