筋肉で、あなたに笑顔を届けたい☆
私は、アスリートアイドルになりたかった。
この世界はアイドルが氾濫している。歌って踊れるアイドル……キラキラしてて眩しかった。
しかし、私は歌がどうしても上達できなかった。
だから思い立った……長所を、伸ばせと……ッ!
プロ野球選手やサッカー選手を代表とするスポーツ選手。彼らもまたアイドル活動をこなしている。それはスポンサー企業の広告塔としての役割が強いものの、健全な肉体から繰り出されるダイナミックなパフォーマンスは、歌やダンスに引けをとらないほそ魅力的だ。なにより、どんなに汗をかいても爽やかな笑みを湛える姿がかっこいい!
幸い、私は運動に自信があったので、陸上競技の選手としてトレーニングを積み重ねた。2年の月日が流れ、とうとうその日……決勝の大舞台まで私は上り詰めた。多くのスポンサーの期待を一身に背負い、全力でゴールまで駆け出した栄光の100m……しかし……。
「おい! なにボーっとしてやがんだ!? 言われた仕事、まだ出来ねぇのかよ!?」
「あ、はい、もう少しで出来ます! あと5分くらいあれば……」
「馬鹿野郎! オレがやれって言ったら3秒以内に終わらせろクソが!! 使えねぇな!?」
「申し訳ありません……!」
「口を動かす暇があったら手を動かせ! 死ね!!」
あの日、決勝の舞台で惨敗を喫した私は、今やブラック企業の社畜サラリーマン……こんなはずじゃなかったのに……!
ああ、アスリートアイドルになりたいなぁ……!
「うーん、これは言い訳できないパワハラだね……っ!」
グリモア猟兵の蛇塚・レモン(白鱗蛇神憑きのシャーマンクイーン・f05152)が、自分の予知に思わず真顔になってしまう。消臭に応じてくれた猟兵達も、これには絶句してしまう。
「……というわけで、夢破れて挫折した後に、ブラック企業勤務で心を壊しちゃったサラリーマン中年男性のおじ様の心から骸の海が流れ出ちゃう予知だよっ! 本当はこのおじ様、まだアスリートアイドルとしての才覚があるにも関わらず、日々浴びせられる人格否定の言葉とひどい罵声によって可能性を信じられない鬱屈とした日々を過ごした結果がこのザマだよっ!」
レモン曰く、本来ならば鍛えた肉体と爽やかイケメンなルックスを武器に、教育番組の体操のお兄さん的ポジションとして世の中の奥様達から絶大な支持を得るはずだったらしい。
「現場はおじ様が勤務するブラック企業の社屋だよ! 漆黒のマッスル☆アイドルステージが具現化したことで、ブラック企業の社屋はしめやかに爆発四散済みだけど、今はそこは気にしないでねっ! ともかく、今はパワハラ上司の怒りが具現化した低級オブリビオンの群れがステージ上で増殖し続けているから、溢れかえる前に殲滅してほしいなっ! よろしくねっ!」
とにかく、筋肉で誰も傷付けてはいけないことだけは理解できた。猟兵達はパワハラサラリーマンめいたオブリビオンの群れを駆逐するべく、急いでグリモアの光の中へと帯びこんでいった。
七転 十五起
コンプライアンスの取り決めが出来ても、未だにパワハラはあります!
オープニングの会話は、かつて実際にわしが浴びせられた罵声をそのまま採用してます☆
なぎてん はねおきです。
●概要
第1章集団戦。社畜サラリーマンのおじ様の強いストレスが、サラリーマン型の下級オブリビオンを引き寄せてしまいました。全部やっつけよう!
第2章冒険、下級オブリビオンの群れを殲滅すると、アイドルステージが今回の事件を起こしたサラリーマンのおじ様の運命のターニングポイント……「あの日の決勝戦」へ移り変わります。
ここでは何度も100m走の決勝が行われ、何度もサラリーマンのおじ様は負け続けています。
彼がもしこの不思議空間で勝つことが出来たのなら……次の章で戦うおじ様が弱体化するかもしれません!
第3章ボス戦、挫折とストレスが極限に達した結果、心の隙間から流れ出た骸の海によって返信したサラリーマンのおじ様(オブリビオンのすがた)です。そのまま戦うと熟練の猟兵でもワンパンで再起不能になるほどの破壊力を持ち合わせていますが、前章でうまくアプローとを果たせていれば、弱体化のデバフが入って戦いやすくなるはずです!
同時に、おじ様の未だに鍛え続けている筋肉を褒め称えると、隙が生まれるかも……?
どうか、おじ様がアイドルとして再起を果たせるように、皆様のお力添えを。
ご参加をお待ちしてます!!
第1章 集団戦
『ブレイブ・リーマン』
|
POW : パワー☆ハラスメント(物理)
単純で重い【相手を傷付けるパワーハラスメント(物理)】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD : オールタイム☆ビジネスマン
1日8時間以上【長時間労働(日付が変わるまで)】を行うと、次の日の[長時間労働(日付が変わるまで)]の成功率・効率・芸術性が3倍になる。
WIZ : ダーク☆カンパニー
レベルm半径内を幻の【自身の勤める漆黒の労働環境が蔓延る会社】で包む。これは遮蔽や攻撃効果を与え、術者より知恵の低い者には破壊されない。
イラスト:mosu
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
|
種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
カシム・ディーン
事前
ハラスメントに関する法律諸々と録音機器やカメラにスマホ用意
「ご主人ザマぁあぁぁ!悲しい…悲しすぎるよぉ…!」(嗚咽
馬鹿野郎!泣いてんじゃねぇよ!僕まで悲しくなるだろぉがぁ!なぎてん様ぁ…!!(慟哭
というかよぉ…ストレスで呼んだのがパワハラ野郎共とか救いが無さすぎだろぉ!?
「ご主人サマ!この人達をやっつければおじ様の心が晴れるんじゃないかな?」
…それだ!
【情報収集・視力】
このクソブラック会社の状況と問題点とシメれるネタを徹底解析
UC発動
皆散々なパワハラセクハラモラハラを食らいつつ証拠をばっちり押さえ
「「労基行きます☆」」(爆破?
「ユニオン行きます☆」
なんか暴力で解決しようとされたら?
それぞれ記録媒体を閉じて隠滅し
「「ひゃっはー☆」」
【念動力・二回攻撃・属性攻撃・弾幕】
もう色々と口撃から暴力から火やら水やら存分にボコしつつもうとてもとても酷い事をする
「ねぇねぇどんな気持ち?そんな事言う時どんな気持ちだったの☆」
「当然やり返されるの覚悟してるよね☆」
【盗み・盗み攻撃】
金目の物は根こそぎ強奪
カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)はグリモアベースで涙を流していた。
「なんてひどい話だぁー!」
「ご主人ザマぁあぁぁ!悲しい…悲しすぎるよぉ…!」
相棒のメルシーも嗚咽を漏らす。
「馬鹿野郎! 泣いてんじゃねぇよ! 僕まで悲しくなるだろぉがぁ!」
パワハラ社員の積年の恨みと無念を知った2人は、録音機材やら何やらを用意しだす。
「この会社を徹底的に潰すぞ……おいメルシー! ドラグナーガールのアレで分身しろ! 今すぐこの会社の実体を暴いて証拠を掴め……!」
「ラジャったよ☆」
メルシーはすぐさま165人のオリエンタルな踊り子風の衣装に身に包んだ姿に分裂すると、グリモアの輝きの中へと飛び込んでいった。
「労基への証拠集めだぞ☆」
「ユニオンをナメるなよ☆」
散り散りになった分身メルシー、その僅かの人数を引き連れてカシムはオブリビオン化したサラリーマンことブレイブ・リーマンのマジカル☆アイドルステージへ上がる。
「おい、やめろ! お前の会社のブラックな証拠を今集めてやる! だから今すぐ正気に戻れ!」
「今は筋肉タレントはウケがいいし、動画配信者になれば人気になれるぞ☆」
だが二人の忠告に一切耳を貸すことなく、オブリビオンは自らの肉体を鍛え上げることだけに集中している。そんなオブリビオンに引かれて、下級のオブリビオンの群れ……パワハラでしか仕事で自我を保てなくなった悲しきサラリーマン達の怨念の化身達が行く手を阻む!
「なんでストレスで引き寄せられたのがパワハラ野郎共なんだよ!? 救いが無さすぎだろぉ!?」
「ご主人サマ! この人達をやっつければおじ様の心が晴れるんじゃないかな?」
「それだ!」
30人ほどのメルシー分身体がオブリビオン「ブレイブ・リーマン」達へ突っ込んでゆく。
「「ひゃっはー☆」」
魔砲カドゥケウスとビーム鎌剣ハルペーで次々と薙ぎ払うメルシー達。しかし調査に大人数を向かわせてしまったためか、いつものように楽勝ムードとは言い難い。
「この無能の給料泥棒がー!!」
「お前の代わりなんていくらでもいるんだよ!!」
「てめー! 自分の責任を投げ出して逃げる気か!?」
「無責任なやつは何処行っても通用しねえよカス!!」
罵声とともに出現するブラック企業社屋の数々! これらは過酷な労働環境アトモスフィアと同調圧力ビームによる攻撃と社会への体裁シールドという卑怯な防御で身を守る攻防一体のユーベルコード!
「うわー! 辞めたいけど辞められないよー!」
「仕事しなきゃ! 仕事しなきゃ!」
一部のメルシー達が洗脳されてゆく!
「うわー! あのユーベルコード、なんか強くない!?」
「いや、やっぱ全員で束にならないと不利なんだ!」
カシムは最初から全戦力を殲滅へ注力するべきだった。
「ちぃ! 僕に労働をさせたこと……後悔させてやる!」
雷を迸る打刀を鞘走れば、メルシー達が手を焼く敵集団をまとめて斬り捨ててみせた。
「雷の呼吸……なんてな?」
「ううう、ごめんねご主人サマ……!」
カシムの参戦によって、ようやく勢いを盛り返したメルシー達。調査に向かった120人ほどはまだ戻ってこない……。
成功
🔵🔵🔴
中村・裕美(サポート)
副人格のシルヴァーナで行動します
『貴方はどんな血を流すのかしら』
多重人格者の殺人鬼× 竜騎士
外見 赤の瞳 白の髪
口調 (わたくし、~さん、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)
裕美のもう一つの人格で近接戦闘特化。お嬢様口調だけどアグレッシブで享楽的
戦闘では【残像】が残るような優雅ステップで敵に近づき、惨殺ナイフによる【切断】
槍を使うことがあれば、相手を【串刺し】にします
その他使えそうな技能があれば適宜使用する感じで
【瞬きの殺人鬼】使用後の昏睡状態はもう一つの人格に切り替えカバー
電脳魔術が使えないので裕美の能力が必要な場合は【オルタナティブ・ダブル】で呼び出します
あと、虫が苦手
「救援に駆けつけてみましたが……なんともむさ苦しいステージですわね」
中村・裕美(捻じくれクラッカー・f01705)のもうひとつの人格『シルヴァーナ』は、魔法のアイドルステージ上で群がるパワハラサラリーマンのオブリビオン達に顔をしかめる。
「しかもずっと仕事をしてますの? 会社から離れても社畜根性が染み付いてらっしゃるのね?」
シルヴァーナがスマホ片手に怒鳴りつけるオブリビオン達に呆れ返った。
「何度言えば理解るんだバカヤロー!」
「そんな簡単なことをいちいち聞きに来るんじゃねぇーよ!」
「体調が悪くて早退させてくれだと? じゃあ家に仕事持ち帰れよ! 朝にはまとめて出社しろ!」
見るも無惨なパワハラ具合に嫌気が差したシルヴァーナは、一気にユーベルコードで仕留めにかかる。
「……終末の吐息ですべてを滅ぼせ」
手にしているドラゴンランスを巨大な竜に変化させると、眼の前のオブリビオンの群れへ強烈なドラゴンブレスを解き放った。
「|覇空竜覚醒《スカイフォールブレス》!」
爆裂する空気の奔流がパワハラサラリーマン達を天の彼方までまとめてふっとばしてゆく!
「……骸の海ではきちんと休みなさいな、心に余裕がないから他人を傷付けるのですわ」
あまりのマッポーめいた労働環境が強いられる現実を前に、シルヴァーナはゲンナリしてしまうのだった。
成功
🔵🔵🔴
サハリエ・ステーロ
フーハッハッハッハッ!
僕は今、何となくおまかせでリプレイが読みたい気分である!
というわけで全体リクエストだ!
サブジョブをスターライト☆アイドルにジョブチェンジした事もあって世界をアイドル☆フロンティアにはしてみたが演出などは何も考えいない。
つまり好きに使え!
必要ならば選択以外のユーベルコードを使ってもいいし、配下を召喚してもいい。
僕は僕であるだけで輝いているのだ!
フーハッハッハッハッ!!!!!
「フーハッハッハッハッ! 荒んだ現代社会の憐れな加害者であり被害者たちよ! 僕が来た!」
高らかにマジカルアイドルステージに降臨するは、時計ウサギの魔王にしてスターライト☆アイドル、サハリエ・ステーロ(時計ウサギの魔王・f37256)!
華々しい登壇に、ブラック企業の幻影の中でパワハラ三昧しているブレイブ・リーマン達はしばらくサハリエを注視してしまう。兎の魔王は満足げに頷く。
「そうかそうか! 僕が神々しすぎて仕事も手が止まっちゃうか! 致し方ないことだね! 君達は少々働きすぎだよ、僕のステエジを観て、しばしの間は仕事を忘れるがいい!」
暗澹たるブラック企業の幻影の中に飲まれることなく、サハリエは戦場内をスタアラヰトステエジを再現した世界に交換する。この世界は「想像力と表現力の続く限り戦闘力強化の法則」を持ち、違反者は行動成功率が低下する。
「再演にして新規公演の時間だ、準備を頼むビームスプリッター君。見せてやろう、僕らの『スタアラヰトステエジ』を!」
サクラミラージュにて従えたビームスプリッターとの契約の証であるダイモンデバイスにして、高性能通信機をポチッとすればアラ不思議! アイドルステージ上はいつの間にか大正浪漫溢れるサクラミラージュの世界観へ早変わり!
「さあリーマン達? ショウタイムだ!」
きらびやかな花火が打ち上がり、色とりどりの色彩がステージを彩る。クリエイティブな表現を繰り出すサハリエの戦闘力は右肩上がりで青天井のまま成長してゆく。
一方、パワハラリーマン達は眼の前の仕事にかじりつき、創造性も芸術性も全く見い出せない。
「グワー! 仕事が終わらねぇえぇ!」
「家に帰らせてくれぇぇえ!」
「誰かに仕事を押し付けなければ!」
「おいお前、コレやっとけ!」
「お前こそコレ手伝えよ!」
「んだと!?」
「ヤンノカワレー!」
険悪なムードは爆発し、遂に同士討ちへ発展!
「おやおや? 醜い争いだね! バイオレンス溢れる狂ったパレエドもなかなか興味深いけど、僕の今の気分じゃないんだ、消えてくれたまえ!」
兎の魔王笏を掲げてスリーカウント開始。
「3、2、1! ドーン!」
まとめてリーマン達が花火めいてきらびやかに爆発四散!
「皮肉だね、ドス黒い魂ほどきれいな火花を散らしてみせるんだから」
サハリエは残る最後の猟兵がステージに登壇すると、自身は舞台袖へはけてゆくのだった。
大成功
🔵🔵🔵
田中・香織(サポート)
『あたしに任せて』
ヤドリガミの戦場傭兵×鎧装騎兵、22歳の女です。
普段の口調は「明るく元気な女性口調(あたし、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、真剣な時は「勇敢なヒーロー(あたし、あなた、呼び捨て、なの、よ、なのね、なのよね?)」です。
いわゆる熱血ヒーロータイプで一直線に行動する性格です。
戦闘では重火器一斉射撃など火力でごり押し型のシンプルな戦い方をし、ユーベルコードもそういった使い方をします。
描写上のタブーは一切無し、フリー素材やNPC感覚でご自由にお使い下さい。
田中・香織(ヒーローに憧れた人形・f14804)はサポート要員としてアイドル☆フロンティアへ派遣されてきた。
「人手が足りないって? あたしに任せて」
マジカルアイドルステージに登壇した香織は、悪鬼めいたパワハラサラリーマンの怨念が具現化したオブリビオンの群れを見て顔をしかめる。
「これがブラック企業の実体? 誰かを暴力で従わせてまで働かされるなんて理不尽だよ!」
正義感が強い香織は眼の前の酷いやり取りに憤る。そんな彼女にパワハラサラリーマン達が気付いた。
「おいサボってやがるな!?」
「休憩なんて100年早ぇーよカス!」
「さっさと仕事しろゴミが!」
暴言とともに繰り出される暴力の数々!
「痛っ! 一撃が重い!」
殴られた香織はステージに足首がめり込むほどの衝撃を食らってしまう。しかし、これでユーベルコードの発動条件が揃った。
「敵の襲撃を受けた! 援護を乞う!」
ユーベルコード『|援護部隊要請《アーミーメン》』!
無敵の小さな兵隊人形大部隊を想像から創造、無数の小さな緑色の兵隊人形達が、アサルトライフルや迫撃砲、戦車に戦闘ヘリ、更には爆撃機を駆使してパワハラサラリーマン達を強襲開始!
「歩兵小隊は前進、敵の足元を攻撃しつつ戦線を維持! 戦車隊は歩兵小隊の後方から敵の胴体を狙え! 敵が怯んだら航空戦力で敵の顔面を爆撃!」
香織の的確な采配によって、パワハラサラリーマン達はあっという間に爆散してしまう。
「「グワァー!!」」
戦闘ヘリと爆撃機が発射したミサイルが敵の顔面で炸裂! 砕け散る眼鏡!
「これに懲りたら、他人に暴力を振ってまで働かせないでね!」
正義のヒーローはまさに無敵であった。
成功
🔵🔵🔴
皇・銀静
……素晴らしいな?(にたり)
「あ、主?」
僕はな…基本…ムカつく奴はぶちのめすと決めてるんだ(きひっ)
折角だ…奴らの流儀で遊んでやるか
「わ、わぁ…☆」(悪い顔だ☆)
客として乗り込み
おい契約に来たぞ?
なんだその顔は?客を睨むとはどういう態度だ!?
お前住所と電話番号教えろ?
うるせえんだよ!(怒鳴る)
客を不快にさせたんだ…詫び入れろ…土下座しろっていってるんだよ!
(スマホで写真撮り)
ネットにも晒してやるか…(超絶怒涛のカスタマーハラスメント!)
………飽きてきたな
「わ、理不尽☆」
最後は暴力ハラスメントでいくか
(二回攻撃・弾幕・念動力・属性攻撃)
UC発動
槍の神同時発動
武器や火炎纏った拳で敵群ぼこぼこにする
「……素晴らしいな?」
皇・銀静(陰月・f43999)は何かを企んでいる。邪悪めいてつり上がった口角でニタリと笑みを浮かべているのが何よりの証拠だ。
「あ、主?」
押しかけ相棒のグリムニールが思わず身震いした。こういう時、銀静は誰よりも残虐非道になれるのを彼女は知っている。
「僕はな……基本……ムカつく奴はぶちのめすと決めてるんだ。きひひ……っ。折角だ……奴らの流儀で『遊んで』やるか」
「わ、わぁ……☆ 悪い顔だぁ……☆」
グリムニール、恐怖で思わず泣いちゃった。
「邪魔するぞ」
銀静はドカッとアイドルステージに出現したソファーに腰を掛けた。どうやら取引先の顧客と言う設定らしい。そうと走らないパワハラサラリーマンのオブリビオン達は、変な奴が小芝居を始めたくらいにしか認識しておらず、舌打ちや睨むだけで無視をする。予想通りの反応に、銀静は内心喜んだ。
「おい、契約に来たぞ? 担当者に会わせろ。……なんだ、その顔は? 客を睨むとはどういう態度だ!? おいお前、謝罪しろ!」
「何を言ってやがるんだてめぇ!? こっちは小芝居に付き合ってる場合じゃねぇんだよ!」
キレたパワハラサラリーマンが殴りかかってきた。それを銀静は紙一重でかわすと、カウンターの一撃をユーベルコードとともに放った。
「うるせえ! 白虎門、反転……! 砕け散れゴミカスクソボケがぁ!」
顔面に銀静の拳がクリーンヒット! 爆散するオブリビオンの頭部!
この時、パワハラサラリーマン達は思い知った。これは……カスタマーハラスメント、略してカスハラだ!
「お前ら……客である僕を不快にさせたんだ……きっちり詫び入れろ……土下座しろ!」
「おい強要罪だぞ!」
「脅迫罪だ! 通報してやる!」
抗議するオブリビオン達を、銀静は思わずぶん殴った!
「そのコンプラ精神、自分達の行いにも適用しやがれ……!」
怒りの銀静の拳打と蹴撃は真空波を伴ってパワハラサラリーマン達を次々と爆散させてゆく。アイドルステージはいつの間にか血風が吹き荒れて殺伐としてゆく。命の危険を感じたオブリビオン達は、無言で一斉に土下座をし始めた。
「そうだ……最初からそうやって額を地面に擦り付けておけば良かったんだ……」
銀静はスマホでオブリビオン達の土下座姿を撮影すると、そのまま捨てアカウントでSNSに画像投稿してしまう。
「ネットにも晒してやる……ハハッ、早速炎上したぞ? お前らの会社、もうおしまいだな?」
超絶怒涛のカスタマーハラスメント! 絶望するオブリビオン達! そしてあくびする銀静……!
「……飽きてきたな」
「わ、理不尽☆」
「所詮はオブリビオンだ、最終的に全員殺せばいいだけの話だ」
「サツバツ☆」
邪気と炎を全身にまとった銀静が土下座サラリーマン達をボコボコに殴り殺して回る。その姿にグリムニールは恐怖でしめやかに失神するのだった。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 冒険
『筋肉☆ランキング!』
|
POW : 鍛え上げた筋力と体力で打ち破る!
SPD : 磨き抜いた技術と閃きで潜り抜ける!
WIZ : 過酷な挑戦中も観客に笑顔を届ける!
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
|
種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ステージに引き寄せられたパワハラサラリーマン達は消滅した。
だがマジカルアイドルステージは瘴気が蔓延しているようだ。
このステージは『アスリートアイドルになれなかったサラリーマンの悔恨と怨念』が面園している。ならば、ステージ上で筋肉を見せつけたり、スポーツで汗を流せば瘴気を晴らすことが出来るのでは?
瘴気を晴らせば、元凶のオブリビオンの弱体化も可能だ!
こうなったら、レッツ、マッスル! 筋肉を魅せつけろ! スポーツで汗を流そう!
柳・依月(サポート)
俺は柳依月、UDCアースの大学生だ。……だが、実は人間じゃない。妖怪だ。それでも俺は人間が好きで人間と共にある。彼らの日常を守る為、てのが俺の戦う理由になるのかな。
戦闘時は基本仕込み番傘での近接戦だが、中長距離や支援に回る時などは呪髪糸や禍魂による呪いなんかも使用する。
非戦闘なら情報収集が得意だ。主にネットだが、聞き込みとかもする。【化術】も得意だからな。
以下PL
ギャグ系の状況でもノリはいい方です。
UCは指定した物をどれでも使用し(詠唱ご自由に)、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
鈴乃宮・影華(サポート)
「どうも、銀誓館の方から助っ人に来ました」
銀誓館学園所属の能力者……もとい、猟兵の鈴乃宮です。よろしく
学生時代の経験から、大概の状況は冷静に対応できます
体内に棲む黒燐蟲を使役するユーベルコードを主に使用
シルバーレイン世界の技術レベル程度ならハイテク機器も扱えますが
それ以上だとキャバリアの制御AI『E.N.M.A』に頼ります
例え依頼の成功の為でも、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
あとえっちなのは絶対にNG
なお、コメディ色が強い等のネタ依頼の場合は
「これ、真面目にやると負けなのでは……?」と考え
姉の『鈴乃宮・光華』の演技で語尾を「にゃ」にする等全体的にきゃる~ん☆とした言動に変わります
百地・モユル(サポート)
熱血で好奇心旺盛
本が好きな小学生
正義感が強く困っている人は見過ごせない
UDCアース出身
技能の世界知識でほかの世界のこともわかるかも
あとボクが持ってる技能で
使えるのは…
情報収集、コミュ力、時間稼ぎ、救助活動、学習力、暗視、聞き耳あたりかな?
それに勇気と覚悟と気合い!
ほかにも持ってる技能を使って調べられることは調べたいし
もし力仕事とかで必要ならトリニティエンハンスやストロンゲストモードなどのパワーアップ系UCも使うよ
今日はここの世界か…どの世界も、ボクたちがちょっとずつ良くしていければいいね
アドリブ絡み歓迎
印旛院・ラビニア(サポート)
・境遇的なものもあり、思考や嗜好は成人男性のものです(恥ずかしい境遇なので自分からは喋らない)
・基本的にはヘタレで気弱、慎重な面がありますが、物事がうまくいったり周りに煽てられるとイキって墓穴を掘ることもあります
・なんだかんだで人がいい
・やり込みゲーマーで現状を学ぶ【学習力】と自分のプレイに【チューニング】できる応用力が武器
・キャバリア・劫禍との関係はUCの秘密設定あたりで察してください
・何か役立つ素材があれば【何でも工房】でアイテムや建造物の合成を短時間で行えます
UCは活性化した物をどれでも使用し、例え依頼のためでも、公序良俗に反する行動はしません。えっちな展開はコメディ目であれば許容
政木・朱鞠(サポート)
とりあえず、感覚共有した『忍法・繰り飯綱』を放ち【追跡】や【情報収集】で周囲を探って敵の分布や地形の情報を把握しておきたいね。
邪魔をする敵が湧くのなら、武器は拷問具『荊野鎖』をチョイスして【鎧砕き】や【鎧無視攻撃】の技能を使い【傷口をえぐる】でダメージを与えたいね。
アドリブも連携もOK
アイドルステージを浄化するべく、スポーツで汗を流すことになった5人の猟兵達。
「いきなりスポーツをしろと言われても……」
困惑する柳・依月(ただのオカルト好きの大学生・f43523)は周りの反応を伺う。猟兵とはいえ依月は文化系活動を得意とする身、専攻は民俗学のオカルト好きにとってスポーツなんて馴染みが浅い。
目が泳ぐ依月の前で、最初に口を開いたのは鈴乃宮・影華(暗がりにて咲く影の華・f35699)であった。
「どうも、銀誓館の方から助っ人に来ました。銀誓館学園所属の能力者……もとい、猟兵の鈴乃宮です。よろしく」
さて、と彼女は眼鏡絵のブリッジを中指を押し上げると、他の4人へ提案した。
「ひとまず、どんな種目をするかを話し合いましょう。準備や器具が要らない上に、勝敗ははっきり判る競技……うってつけのものは何かありませんか?」
「案外ノリノリで話を進めようとしてる……!?」
依月の困惑が深まる。しかし、建設的な話し合いをしなければ一向に自体は好転しないことだけは間違いない。
ここで元気よく挙手した百地・モユル(ももも・f03218)が大声で意見を述べた。
「はいはいはい! かけっこしようぜ!」
「わー! まさに小学生男児らしい回答〜! いいと思うよ〜?」
印旛院・ラビニア(エタらない人(仮)・f42058)は半笑いながらもモユルの意見に賛同する。
「私も賛成! 距離は猟兵の身体能力を考えると……400m走くらいでいいよね? 準備が不要でそのまま始められて、勝敗がはっきり付く競技……うん、いいじゃん、徒競走!」
政木・朱鞠(狐龍の姫忍・f00521)もまた、自慢のモフモフ尻尾を左右に揺らしながら、モユルの意見に賛成した。影華の眼鏡のレンズがキラッと輝く。
「では、400m走でみなさんと勝負しましょう。やるからには勝たせていただきます。準備運動をするので、また後ほど……」
影華は会話の輪から外れると、入念なストレッチを開始した。
「ぷぷぷ! 一応、僕ウサギなんですけど? この姿でユーベルコードも使える状況で負けるとか、どちらかっていうとないよねー?」
ここぞとばかりにイキリウサギモードを発動するラビニア。実際、俊敏性には自信がある。本性はビビリのオタク気質だが、この時ばかりは自分のアバターがウサギ獣人であることを感謝した。
朱鞠は周囲がやる気に満ち溢れる様子に感化されたのか、不敵な笑みを浮かべながら忍者ブーツのメンテナンスに勤しむ。
「流石に拷問具は外しておくね。仲間を攻撃するのは反則だし」
「そうだぜ! 己の脚力だけを信じて最速を競う! うおお! 熱血だぜ!!」
モユルは早くも闘志をみなぎらせている。
「……これは、参加しないと駄目っぽいなぁ」
観念した依月は、とりあえず怪我をしないように気を付けようと心に誓った。
そして数分後、5人の猟兵達がスタートラインに立ち並ぶ。距離は400m。空間がバグっているのか、アイドルステージが直線のトラックに早変わりしている。
第1コースは依月。彼はどろんバケラーである。
「誰でもあって誰でもない。“柳 依月”も所詮仮の姿でね?」
自前の脚力に自信がないならば、最速の生物へ化ければ問題ない。彼はそう結論づけた。
第2コースは影華。ユーベルコード使用可能という特殊ルールに、最も目を輝かせる猟兵だ。
「彼の力を以て世界に請う――来て、私の軍団!」
彼女の周りに漆黒の蟲の群れが出現した。はたしてこの群れをどう利用するのだろうか?
第3コース、モユル。彼の身体の大半は義体化している。ユーベルコードで換装することで、有利な展開へ持ち込む腹積もりらしい。
「絶対! 1位になってやる!」
第4コース、ラビニアは自身に付きまとう巨大ロボ『劫禍』をユーベルコードで呼び出していた。
「ねぇ『劫禍』? 応援、してくれるよね?」
その気はまったくないが、ラビニアは自我のあるオブリビオンマシンのすべての技能を一時的にLv.100まで高めるべく、あざとさ全開で願い出た。
『うおおおお! ラビニアしか勝たぁぁぁん!』
興奮する漆黒のオブリビオンマシンの技能が高まると、その一部がラビニアへフィードバックされてゆく。つまり間接的に自己強化を果たすのだ。ラビニアは勝利を確信した。
第5コース、朱鞠は最初からイカサマする気満々だ。
(正々堂々、とはいったけど……「事故」なら仕方ないよね?)
不敵な笑みを浮かべる彼女の真意やいかに?
オンユアマーク! 号砲一発、5人が一斉に400m走のスタートを切った。
「ちょっとの間だけ、大人しくしていてくれるかな……なるべく痛くしないから」
しかし、すかさず朱鞠がユーベルコードを0.3秒だけ発動させ、他の4人の足を金属鎖形状の触手で絡め取らせて出遅らせた。
「お先に〜♪」
スタートダッシュを切った朱鞠が一気に10m付近を通過。
だが、その後ろをラビニアが猛追!
(いきなりやってくれたね!? でも全技能Lv.100の僕は慌てない!)
研ぎ澄まされた瞬間思考力と跳躍力が、触手を掻い潜って出遅れた分を即座にカバー!
その後ろをぴったりマークするのは、意外や意外、依月だ。その姿はなんとチーターだ!
(足を絡めてくるなんて、さすが忍者、忍者汚い!)
地上最速の肉食獣に化けたことで、一気に後続から差しにかかる。
だがモユルも義腕をバスターフレイムへ瞬時に換装することで、移動速度5倍で追い上げてくる。
「ヒーローはどんな罠にも屈しないんだぜ!」
そして不気味にコースを『滑走』する影華! 蟲達の足場に、ローラーキャタピラの要領で加速中だ!
(私の軍団は無敵です! 踏みつけても潰れませんし、摩擦を軽減して地面を滑ってみせます!)
300mを過ぎたあたりで、朱鞠は依月とラビニアの競り合いに負けて後続集団に沈んでゆく。それを見たモユルがここでスパートを掛けて追い上げ態勢に入ると、影華も姿勢を低くしてスピードスケーターめいてトップスピードへ到達。モユルの背中にぴったりと食らいついてゆく。
それでも、チーターは強かった。地上最強の肉食獣の加速は最大で時速130kmまで到達する。チーター速い、誰も寄せ付けない。ラビニアも追い比べに負けて依月との距離が開いてゆく。しかし、ラビニアは応援する『劫禍』の声を聞くと、不思議と足に力がみなぎってくる。
(ウサギがチーターに勝つって、エモいシチュだよね!?)
ユーベルコードは埒外の異能力、通常では起こり得ないラビニアの二段加速が炸裂! なんとそのままチーターを追い抜く!
一方でチーターはスタミナ切れが早い生物であり、もとより文化系の依月の体力は変化しても変わらない。故に、ゴールを目前にして失速……!
(勝った! ウサギがチーターに勝った!)
そのままゴールラインを万感の思いで踏みしめたラビニア。刹那、その両サイドから、蟲とロケットがほぼ同時に素通りしていった。
「……は?」
ラビニアは呆然とゴールを切ってから呆けてしまう。ほぼ3人が同時ゴール……!
当然、映像判定にもつれ込む。ラビニア、影華、モユル。3人の1着争いは……?
なんと、ハナ差でモユルが1着!
「よっしゃぁぁー!! 勝ったぜ!!」
「嘘だー!?」
愕然とするラビニアは2着。惜しくも影華はクビ差で3位であった。
「蟲達に非はありません。他の猟兵のお二人が一枚上手だったのです……」
「いや、忍者でも『チーター』には勝てる気がしないわよ……ダブルミーニングでね……」
結局、先頭集団から1秒ほど遅れて朱鞠が最下位でゴールイン。依月とのタイム差は0.8秒とコンマの世界での競り合いだった。
「……もう少し体力、付けたほうがいいのか?」
人間の姿へ戻った依月は、水をがぶ飲みしながら体力増強すべきか思案するのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
皇・銀静
神機
UC発動中
「主ー☆腐れ叡智皇がいるよ☆〆ちゃおうよ☆」
…腐れクズ小僧…お前までいるのかよ
…上等だ…お前にはプロレスで全身の骨をへし折ってやろうか…(と、構えた処で
……これってスポーツか…?
……汗じゃなく…血を流し合うのは楽しいものだが…
「…瘴気が晴らせない…か?」(心底悔しげ
仕方ない…卓球でいくぞ(コートを脱ぎ上半身裸に)
…確か筋肉を魅せるんだったか?
ふん…クズ小僧…これなら堂々とお前をぶちのめせるな?
超次元卓球開始
技能と功夫の技も駆使してアクロバティックに撃ち抜く
クズ小僧…この僕も灼滅者としてあらゆるダークネスを叩き潰してきた…お前もその中に入れてやる…!
(なんて言ってるけど卓球!しかしどんな体制でも打ち返しつつ追い込まれながらの怒涛の死闘!
グリム
メルシーと卓球死闘!
「おうおう☆ガンダ〇ウィングのモブ機体が調子乗るなよ☆スパロボでもモブ機体だったよね☆やーいモビル〇ールー☆って…他のF〇じゃ強キャラだっての!ふざけんなよ!?」
気にしてたので激切れ…此方も汗迸る卓球死闘開始!
カシム・ディーン
神機
UC発動中
…げぇ…陰キャ野郎…おめーかよ
「斬〇剣返しされて無様にずんばらりされた雑魚召喚獣もいるぞ☆やっちゃおうぜ☆」
確かスポーツで汗を流すんだったな?なら喧嘩バトルで…いやこれスポーツか?
……タイマンでやれるスポーツらしいのってなんだ?
「……卓球?」
ある意味対等…か?
という訳で
という訳で卓球勝負!
クソが…野郎相手にカシムさんの身体見せねーといけねぇとか…(上着脱いで…細身だけどしっかりついてる
超次元卓球開始
最初は手探りだが…身体能力や技能全てを尽した卓球死闘開始!
陰キャの癖して調子乗ってるんじゃねぇぞゴラァっ!
尚メルシーは
「これで堂々と…グリムちゃんを処せるね☆つか…今なんつった?斬鉄〇返しで無様に真っ二つになってギルガメッ〇ュ交換券と化した雑魚召喚獣が何言ってるの?」(びきぃ)
此方も卓球死闘開始!あらゆる空間を利用し身体能力を駆使した激闘!なんか卓球の技も駆使しつつ激突!
凄まじい殺気だがまさしく相手に打ち勝とうという激しい意志と執念を燃やした死闘であり汗も煌めき筋肉も躍動!
皇・銀静(陰月・f43999)とカシムディーンが偶然アイドルステージの上で鉢合わせする。
「主ー☆ 腐れ叡智皇がいるよ☆ 〆ちゃおうよ☆」
銀静の相棒こと金髪少女グリムがカシムへ中指を立てながら銀静を煽る」
「……腐れクズ小僧……なんでお前がいるんだ?」
「……げぇ……陰キャ野郎……おめーこそなんでいんだよ、アイドルなんておめーみてーなナメクジと対極の存在だろうが・」
「ご主人サマー☆ 格好よくイキっておきながら無様にずんばらりされたファッキン雑魚召喚獣もいるぞ☆ やっちゃおうぜ☆」
「あ゛? それグリムちゃんのことかなぁ!?」
カシムの相棒であるメルシーの挑発にグリムが武器を具現化させて突っかかる。もうめちゃくちゃである。
しかしカシムは僅かな理性をもってして、相手へ殴りかかるのをグッと堪えた。
「おい待て、確かスポーツで汗を流すんだったな? なら喧嘩バトルで…いやこれスポーツか?」
「喧嘩は違うだろ……というか……上等だ……お前にはプロレスで全身の骨をへし折ってやろうか?」
身構える銀静。しかし彼も逡巡すると、急に冷静になった。
「……いや、スポーツとはいえないなこれは。ただの殺し合いになりかねない……汗じゃなく…血を流し合うのは楽しいものだが」
「珍しく意見があったな? つかサシで公平に競い合えるスポーツってなんだ?」
カシムの問いにメルシーが即答した。
「世界陸上開催も近いし……卓球とか?」
「チッ、この怨嗟と瘴気を武力で晴らせないなんて……まあいいや☆ 卓球で勝負だオラァン!?」
グリムもノリノリでどこからともなく卓球のラケットを持ち出してきた。
というわけで2組は卓球対決に発展。しかも男性陣は筋肉を披露しなくてはならない縛りがステージ上に発生!
「クソが……野郎相手にカシムさんの身体見せねーといけねぇとかサイアクだな!」
カシムが上着を脱ぎ捨てると、細身の引き締まった上裸があらわになる。
「ご主人、細マッチョ♥ しゅきしゅき♥ ペロペロペロペロ♥」
メルシーは自分の主の肉体美にめろめろになっている。
一方、銀静もシャツを脱ぎ捨てれば、武闘家の鋼柄の筋肉が披露される。
「ヌカプィホゥ☆ あ〜〜ドスケベすぎるよ主の筋肉ぅぅぅ! 濡れるッ!」
よだれを垂らすグリムはバッキバキの筋肉美に釘付けだ。
「すぐに決着を付けてやる……」
銀静はユーベルコードをいきなり発動させる。
「四門解放……!」
身体能力を超強化させると、巧みな武術から繰り出される超絶サーブが放たれた。
「陰キャの癖して調子乗ってるんじゃねぇぞゴラァっ!」
空気の摩擦熱で燃え上がるピンポン玉を、カシムもユーベルコードで強化した念動障壁バリアをまとわせたラケットで打ち返す。ナイスレシーブ!
「クズ小僧……この僕も灼滅者としてあらゆるダークネスを叩き潰してきた……お前もその中に入れてやる……!」
「おい卓球で殺意を持ち出すんじゃねーよ!?」
「ご主人サマ! メルシーの力を使って!」
メルシーの権能がカシムの魔力回路から逆流してくる。するとカシムの身体が時速825kmでの移動が可能になった!
「さんきゅーメルシー! おらぁ! おめーの打球は重いが……おせーんだよ!!」
残像で却ってカシムの身体がスローモーションに見えるほどのスマッシュ!
これを銀静はフィジカルで受け止めてどうにかレシーブする。
「早ければいいってもんじゃない……相手を打ち倒すのは……いつだって重い一撃だ……!」
まさに静と動の攻防! ラリーは永遠に続いてゆく。筋肉が躍動する度に、アイドルステージの観客達のペンライトの数が増えてゆく!
「ご主人サマはやっぱ最強だぞ☆ さてと、これで堂々と……グリムちゃんを処せるね☆ 斬鉄〇返しで無様に真っ二つになってギルガメッ〇ュ交換券と化した雑魚召喚獣がメルシーに勝てるの?」
グリムはこの発言にとうとう堪忍袋の緒が切れた。
「おうおう☆ ガンダ〇ウィングのモブ機体が調子乗るなよ☆ スパロボでもモブ機体だったよね☆ やーいモビル〇ールー☆って……他のF〇じゃ強キャラだっての! ふざけんなよ!?」
もはや何の話をしているか全くわからないまま、こちらも卓球のラリーが始まる。
終わりの見えないラリー合戦は、観客達を大いに沸かせてみせた。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『ブチギレサラリーマン』
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POW : ブチギレブラッドレイジ
自身に【無数のサラリーマンの怒り】を憑依させ、戦闘力と近接攻撃射程を3倍にする。ただし毎秒血液を消費し、枯渇すると死ぬ。
SPD : 怒りの超連続パンチ
【真っ赤に染まった己の肉体】を最大駆動させ、【超連打拳】で対象の【顔面】を攻撃する。既にダメージを受けている対象には威力2倍。
WIZ : 憤怒の化身
全身を【ドス黒いオーラ】で覆い、自身の【敵への怒り】に比例した戦闘力増強と、最大でレベル×100km/hに達する飛翔能力を得る。
イラスト:モツ煮缶
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
猟兵達の筋肉の共演は最高潮まで達し、オブリビオン『ブチギレサラリーマン』は慌ててステージの中央へ突っ込んできた。
「おいやめろ! ここは私のステージだぞ!!」
猟兵達の活躍に、自分のお株が奪われると思って襲いかかってくる!
「いつもそうだ! 私が頑張っても、ずっと上に輝く存在がいて邪魔をするんだ!! もう許せない! 全員ぶち壊してやる!!」
怒り狂ったサラリーマンの怨嗟が、アイドルステージで荒れ狂う……!
カシム・ディーン
銀盗
よしボスが出てきたな!
ぶちのめして…(その言葉に凍る
「そういえばこの人人格否定とか色々されて…(ぶわ」
ちっ…同情なんぞするか!
だが…アイドルバトルっつーのなら流儀に乗ってやる(半裸のまま
【情報収集・視力・戦闘知識】
サラリーマンの筋肉をつぶさに観察
本当は野郎の筋肉なんぞ見る気はしねーんだが
……よく鍛えられてる
テレビとかでよく見るがむきむき筋肉ってのは簡単に出来るもんじゃねぇ
此処まで至るのにどれだけ頑張ったかは判るぜ
「かっこいいぞ☆」
つー訳で筋肉を鍛える為の体操だ!
身体の各部分を鍛える為の動きを一緒にやりながらも戦う
基本敵を中心にミュージカルを展開して
それじゃ…再び起ちあがってもらう為に殴る
皇・銀静
銀盗
うん…僕らの邪魔を
「主ー☆目的の相手はこのおじさんだよ☆」
…そういえばそうだったな
このままぶちのめせば…
此奴…普通のスポーツマンで…このクソブラック企業に壊されたんだったか
ふん…それだけ鍛えているならその拳で粉砕してやればいいものを
「それは難しいんじゃないかな☆戦う為の筋肉と運動の為の筋肉は違うでしょ?」
…ち…その通りだ
だがそれでも…お前がどれだけ鍛えたかは理解できる
それでも…持ち得たもの…それに努力を重ねれば負ける事もある…(心底忌々し気
この僕だって婚約者に破棄される事はあるんだ(びきぃ
忌々しいが奴らと合わせるぞ
筋肉体操を敵達と共に行い
さて…浄化の時間だ
後は技能を駆使した技を叩き込む
「よし、ボスが出てきたな! ぶちのめすぞ!」
カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)がブチギレサラリーマンを雷が迸る打刀を抜き祓って身構える。皇・銀静(陰月・f43999)も敵を見据えて拳を握り込む。
「うん……僕らの邪魔をする奴は排除する……」
漆黒の殺意をみなぎらせる銀静に、カシムの相棒であるメルシーがボソッと呟いた。
「そういえばこの人、会社で人格否定とか色々されて……」
「……ああ、忘れていたな。此奴……本来は普通のスポーツマンで……このクソブラック企業に心身を壊されたんだったか」
「主ー☆ 目的の相手はこのおじだよ☆」
「分かっている……だが、そのままぶちのめすというわけにはいかなそうだ」
銀静は戦闘狂じみた戦闘知識と判断力を持つ猟兵だ。故に、ここがアイドルステージならばアイドルらしい戦い方が求められると言うことを直感で理解した。
一方、カシムはグリムから目の前のサラリーマンの過酷な仕打ちの詳細を教えられて涙をこぼしていた。
「15連勤のあとに一時帰宅という名の『休憩時間』で寝ようとしても、先方の急な仕様変更で叩き起こされ、会社から『サビ残で明日までに納品しろ』と無茶振りされてまた会社に戻る日常とか……エトセトラエトセトラ……」
「うおおお……なんて可哀想なんだ……! だが……同情なんぞするか! アイドルバトルっつーのなら流儀に乗ってやる!」
カシムはメルシーへ何やら耳打ち。
「おけまる☆ んじゃ、いっくよー!」
メルシーが魔力を解放すると、アイドルステージがなんと国立競技場に早変わり!
「世界一の運動会がちょうど開催中だぞ☆ なので陸上競技で勝負だぞ☆」
カシムは相手の筋肉をよく観察する。男の身体を眺めるのは趣味ではないが、やむなくだ。
「……仕事が苛烈な中、よく鍛え上げられているじゃねーか」
「筋トレは欠かしていないんだ、それだけが心の安寧の時間だった。
「ふん……それだけ鍛えているなら、その拳で会社の上司を粉砕してやればいいものを」
「それは難しいんじゃないかな☆ 戦う為の筋肉と運動の為の筋肉は違うでしょ?」
グリムの言葉に舌打ちをする銀静。
「……ち、その通りだ。だがそれでも……お前がどれだけ鍛えたかは理解できる。それでも……持ち得たもの……それに努力を重ねれば負ける事もある……この僕だって婚約者に破棄される事はあるんだ!」
苛立ちながら言葉を吐き出す銀静。今でも相当引きずっているようだ。
「忌々しいが奴らと合わせるぞ。体操だか陸上競技だが知らないが……とにかくスポーツだ」
銀静はウォーミングアップをしながらステージ上で飛んだり跳ねたり。カシムもダンスをするように体をほぐしてゆく。カシムは銀静へ助言した。
「漫画原作のミュージカルってスポーツものが多いだろ? テニスにサッカー、バスケにバレーボール……」
「弱虫な自転車もあるぞ☆」
メルシーもいつの間にかアスリート風の衣装に着替えを済ませている。
「そーゆーこった。おいそこのサラリーマン! ステージの上で筋肉体操すっぞ!」
カシムがミュージカル調で走り幅跳びをおこない、どの筋肉の部位が躍動しているかをセリフとして歌い上げる。
「僕のハムストリングスならまだまだ限界を超えられる〜♪ 世界記録も更新さ〜♪」
後ろでは銀静が100m走に参加して、並み居る敵の幻影をぶっちぎって1位になる。
「早くなるためには全身の筋肉が必要だ……」
自分達の主の活躍に、メルシーとグリムは黄色い声援を送る。
「ご主人サマー! カッコいいぞー☆」
「主ー! 素敵だよー☆」
そしてサラリーマンはバーベル上げを観客へ披露すると、3人はペンライトの海に迎えられた。
「よし、浄化の時間だ……」
「カラテだ! ジュードーだ! 未来を生きるために、今からおめーをボコる!」
最後は試合形式という体で合法的にサラリーマンオブリビオンをボコボコに殴るカシムと銀静であった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
熊ヶ谷・咲幸
解釈違いが起きますので、プレイングにない田舎言葉の使用は避けてください
戦闘時など、コンパクトを力技で【こじ開け】て変身します。そのせいかリボンが絡まるなど不完全な変身も
変身時に出現したキラキラエフェクトはしばらく物質化しており、攻撃を防いだり掴んで投げたり出来ます
がむしゃらに頑張るタイプで【怪力】による正面突破や力技がメインですが、力をコントロールできなかったり等でドジをすることもしばしば。【奇跡のドジ】でいい方向に向かうことも
ユーベルコードは指定した物や公開されている物をどれでも使用します。また、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
熊ヶ谷・咲幸(チアフル☆クレッシェンド・f45195)は筋肉で語るサラリーマンオブリビオン相手に、自身の怪力で立ち向かう。
「パワーを示すために、コンパクトをこじ開けて……変身!」
変身アイテムのコンパクトを怪力でこじ開けると、周囲にキラキラエフェクトが出現して全身をリボンで覆い包む……そしてそのまま絡まった。
「ちょっと!? ドローミってば!? ええい、仕切り直して変身ッ!」
絡まったリボンを強引に解くと、キラキラエフェクトが咲幸の衣装を魔法少女めいたアイドル姿へ変身させた。
「ふう、おまたせしました! サラリーマンさん、あなたの事情はお察ししますが、だからといってあなたが誰かを傷つけていい理由になりません! あたしがここで止めてみせます!」
これにサラリーマンオブリビオンは己の怒りを身に宿して無敵化を図る。
「黙れ! 社会が誰かを傷付けていいなら、私だって誰かを傷付けて憂さ晴らしして何が悪い!?」
鋼鉄のように固くなった右腕から繰り出されるタックルが咲幸を襲う!
しかし咲幸は華麗なステップをステージ上で踏みながらこれを回避すると、すれ違いざまにプリティリボン『ドローミ』を放った。それはサラリーマンの足首に絡みつき、相手を派手に転倒させた。
「捕まえた! もう浄化するまで離しません!」
浄化と希望の力を込めたリボンは、たとえ無敵化したサラリーマンオブリビオンといえども徐々に両足に絡みついて動きを封じてゆく。ついでに相手の関節を可動域を遥かに超えた角度まで折り曲げていった。
「あだだだだだだ!? 無理! それ以上は無敵とはいえ人の形を保ってられないから無理!!」
サラリーマンの無敵化ユーベルコードには出血が伴うようで、このまま長期戦に持ち込めばサラリーマンが出血多量で自滅することは明白だった。故に咲幸はただ相手の動きを封じるだけで事足りると判断したのだ。しかしそれだけではなかった。
「あの、あたしでよければサラリーマンさんのお話、聞いてあげられますよ? ……辛いこと、この際だからここで吐き出してみませんか?」
咲幸は相手へリボンによる関節技を決めつつ、心の淀みを言語化して吐き出させようとしていた。サラリーマンは身体がへし折られそうになる苦痛に悶絶しながらも、咲幸へ会社への愚痴をしばらく吐露し続けるのだった。
「人間には睡眠時間が必要なんだ! 3日で3時間未満は却って仕事ん効率が下がるとなんで分からないんだ、あの会社はって、あだだだだだだ! 今、肩の関節から人体が発したらいけない音がしたんだが!?」
「体も心もほぐれている証拠ですよ? 気にしないで、どんどん愚痴ってください!」
なお、この新手の拷問系お悩み相談会は166秒間続いたという……。
大成功
🔵🔵🔵
サハリエ・ステーロ
少々演劇調の口調で、彼へ問いたい事、言いたい事を
ふむ、全員ぶち壊すか。逆に問おう、君はそれほど上を見上げておいて、劣る自分をぶち壊したいと思ったことはないのかい?
僕はあるとも。周りには力も心根も遥か上の存在ばかり、基本スペックから違いを埋めようと魔法の研鑽してもその分野でも上が沢山。
今でこそ周りと並べられたが、その最後のキッカケはただただ偶然の猟兵への覚醒だ。
級友や配下達の事は嫌いではない、むしろ大好きだが、それでもこの劣等感は消えない。笑って隠しながら僕の力に焚べるだけさ。
それに比べて君はなんだ。他者を助けようとするだけで悪魔とも劣らないアイドルへとなれるこの羨ましい世界に産まれておいて、なぜアイドルにならずにオブリビオンなんかに堕ちている!
目を覚ませ!その劣等感を正しく燃やせ!そのついでに人助けでもして上に輝いてた存在すら己のファンに変えろ!
それが出来ないならこの兎魔王には一生届かないと思え!
言いたい事を言いながら、流星魔法で攻撃。
※アレンジ歓迎
サハリエ・ステーロ(時計ウサギの魔王・f37256)はサラリーマンの言い分に、己の美麗な目元を細めて嘆息を吐いた。
「ふむ、全員ぶち壊すか。逆に問おう、君はそれほど上を見上げておいて、劣る自分をぶち壊したいと思ったことはないのかい?」
「なんだって……?」
サラリーマンはそんな事を考えたこともなかったと言いたげに面食らっている。サハリエはやはりか、と呟く。
「他責思考に凝り固まって、自分自身を磨くことを忘れてしまったのかい? ちなみに僕はあるとも。周りには力も心根も遥か上の存在ばかり、基本スペックから違いを埋めようと魔法の研鑽してもその分野でも上が沢山。今でこそ周りと並べられたが、その最後のキッカケはただただ偶然――猟兵への覚醒だ」
サハリエはステージの上でミュージカル調に歌って演技をしながら観客へ訴えかける。
「それでも、級友や配下達の事は嫌いではない、むしろ大好きだ。だが、それでもこの劣等感は消えない。笑って隠しながら僕の力に焚べるだけさ」
観客は圧倒される。サハリエの苦悩と孤独がダンスと歌で遺憾無く表現されており、見るものすべての心を震わせて涙を誘う。
ここでサハリエはサラリーマンへ向き直る。
「それに比べて君はなんだ。他者を助けようとするだけで悪魔とも劣らないアイドルへとなれる、この素晴らしく羨ましい世界に産まれておいて。なぜ君は、アイドルにならずにオブリビオンなんかに堕ちている!?」
「だ、だまれ! 人には適性ってもんがあるだろう!?」
ブチギレサラリーマンは自身に無数のサラリーマンの怒りを憑依させ、戦闘力と近接攻撃射程を3倍にする。ただし怒りすぎて血管から血が流れ出す。
「偶然才能に目覚めたやつはいいよなぁ!? そうだよ! 俺は! 何も出来なかった!!」
ムキムキとなった左腕でタックルを仕掛けてくるサラリーマン!
だがこれを片手でなんと押し留めてしまうサハリエ!
これは彼女のユーベルコード、兎魔王流:占星魔法『Libra』の恩恵だ。演説や説得を行い、同意した全ての対象の戦闘力を増加させるてんびん座の加護を与えるのだ。つまり、サハリエ自身が自分の主張に同意すれば、自己強化が可能なのだ!
「目を覚ませ! その劣等感を正しく燃やせ! 今いる会社は君に相応しくない! そのついでに人助けでもして、上に輝いてた存在すら己のファンに変えろ! このステージを観ている観客達なら、君を応援してくれるさ!」
観客はいつしか、オブリビオンのサラリーマンも応援をしてみせた。これもサハリエの演説の効果で、応援という名の戦闘力が増加した結果だ。
「もう一度言おう、今すぐ会社を辞めて、今まで馬鹿にしてきた輩を見返すために正しく心を燃やせ! それが出来ないなら、この兎魔王には一生届かないと思え!」
サハリエはビームスプリッター由来の光線銃を天井へ向けて発射した。光線はステージの上の天を貫き、次第に流星魔法となってサラリーマンの頭上へ流れ落ちる!
「ぐわぁぁぁぁー! リフレーェェッシュ!!」
流星魔法に貫かれたサラリーマンの骸の海が浄化され、もとの人間の姿へ戻ってゆく。そしてステージは割れんばかりの拍手で包まれた。
「はい、もうこの瞬間から退職しますんで! はぁ? うるせぇーな人間のクズ共!! 私はお前たちの道具じゃないんだ!! 今に見ていろ!!」
サラリーマンは会社から支給されたスマートフォンから退職の旨を伝えると、そのスマホを地面に叩きつけた。スマホがバラバラに粉砕されるほどの憎しみが込められた、魂の一投であった。
「あとで自分の携帯から、退職代行サービスに連絡します! そして体を鍛え直して、まずは子供達に好かれる体操のお兄さん系アイドルを目指します!」
目を輝かせる元サラリーマンの男性は見違えるように生き生きとしている。
「フフ、君の人生に栄光があらんことを!」
最後まで芝居じみた言動で、元サラリーマンの男性だけでなく周囲の野次馬達の心を鷲掴みにしてしまうサハリエ。
「さて……なにやらこの世界がきな臭いね。つまり、僕の輝かしいステエジはまだまだ続くということさ!」
こうしてサハリエは新たな|演目《たたかい》を求めて、アイドル☆フロンティアを闊歩するのであった。
<了>
大成功
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