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【サポート優先】即死とバグと地下迷宮

#ゴッドゲームオンライン

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 これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)



「砂漠エリアの地下|迷宮《ダンジョン》にね、砂で埋もれた廃墟の街があるんだって!」
 集まった猟兵たちに布都御魂・アヤメが切り出すのは、ゴッドゲームオンラインのとあるダンジョンと、そこにまつわるクエストの話だ。
 曰く、砂漠にはかつて滅びを辿ったひとつの王国があったという。廃墟となった王国は年月と共に砂に埋もれ、人々に忘れ去られてしまった。けれど王国の首都であった街は今も尚地下にその姿を残しており、そこには行く当てのない住人たちの魂がさ迷っている…そんなありふれた|昔話《テンプレ》を解きほぐすクエストだ。

「なんかこう、冒険って感じのロマンがあるよね!」
 ワクワクする気持ちを隠し切れず笑顔を浮かべていたアヤメはけれど顔を俯ける。けれどここはゴッドゲームオンライン…バグプロコトルという脅威に晒されている世界だ。

「バグプロコトルの影響を受けて『即死バグ』だらけになっちゃったんだ…。
 冒険して探索して、廃墟の謎を解くぞー!ってクエストがある筈だったのに!」
 唇を尖らせたアヤメはすぐさま頭を振って猟兵たちへと向き直る。理不尽に汚染されるダンジョンが、クエストがあるならば。被害が拡大する前に駆けつけ解決するのが猟兵たちの仕事だ。

「気をつけてね!ここで遭遇するバグプロコトルの攻撃は抵抗不能の即死攻撃になってるよ!
 猟兵だったら遺伝子番号を焼却されることはないけど、それでも『一撃喰らえば即死扱いでクエストから退場』になっちゃうよ!」
 今回の戦闘では『うまく回避する事』が最も重要になってくるだろう。もちろんバグプロコトルでの戦闘だけでなく、道中でもそうやすやすと油断はできない。ボス部屋までの道のりでは廃墟となったエリアに差し掛かるが、そこでも『触れると極大ダメージを食らうバグ』や『奈落の底へ突然落下するバグ』など思いもよらない『バグトラップ』が複数紛れている。これらの即死バグオブジェクトを避けつつ、ボス部屋までの冒険を乗り越えなければならない。

「廃墟を抜けた先には王宮跡があって、そこではボスが待ち受けているよ!
 やっぱり理不尽な即死バグで攻撃してくるんだけど…えーと、目の前で『捧げものをするエモート』をしたら即死攻撃が一時的に効かなくなるみたいなんだ」
 言いながらアヤメは首を傾げる。恐らく本来のクエストやボスに対する何らかのトリガーをバグプロコトルが踏んでいる影響なのだろう。だがこれは猟兵たちにとっては幸運の抜け穴であることに間違いはない。

「とにかく即死バグに気を付けて、なんとかバグプロコトルを倒してね!皆なら大丈夫だよ!」
 そういって笑顔を浮かべるアヤメは握りこぶしを突き出した。猟兵たちはアヤメのその拳にひとりひとりゴツンと拳を合わせ、グリモアの輝きに飛び込んでゆく。
 待ち受けるのは古に滅びた砂の|王国《ダンジョン》──。


後ノ塵
 後ノ塵です。はじめまして、あるいはこんにちは。
 こちらはサポート優先シナリオとなります。通常のプレイングも受け付けております。執筆タイミングによってはプレイングの内容を問わず、採用できない場合もございます。ご了承ください。

 とにかく即死攻撃、トラップに気をつけて切り抜けて行くシナリオとなっています。
 一章は『トカゲ兵』との集団戦です。一撃も食らわずにうまく回避しながら戦ってください。
 二章は冒険です。あらゆるところに即死のトリガーがばら撒かれています。気をつけて潜り抜けて進んでください。
 三章は『クイーン・ゴブ子』とのボス戦です。エモートを駆使して一時的に即死を無効化して戦ってください。
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第1章 集団戦 『トカゲ兵』

POW   :    ハイパワーバッシュ
【トカゲ兵の大戦斧】で敵を近接攻撃し、【恐るべき腕力に物を言わせた斬撃】で装甲を破壊する。敵の攻撃を受けた直後に当てればダメージ7倍。
SPD   :    ソートゥースブレイド
【トカゲ兵の鋸刃刀】が命中した部位にレベル×1個の【鋸刃により大きく抉れた傷】を刻み、その部位の使用と回復が困難な状態にする。
WIZ   :    ビッグゲームハンター
【トカゲ兵の大弓】からレベルmまでの直線上に「神殺しの【人間の槍に匹敵する大型の矢】」を放つ。自身よりレベルが高い敵には2倍ダメージ。

イラスト:草間たかと

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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

アス・ブリューゲルト(サポート)
「手が足りないなら、力を貸すぞ……」
いつもクールに、事件に参加する流れになります。
戦いや判定では、POWメインで、状況に応じてSPD等クリアしやすい能力を使用します。
「隙を見せるとは……そこだ!」
UCも状況によって、使いやすいものを使います。
主に銃撃UCやヴァリアブル~をメインに使います。剣術は相手が幽霊っぽい相手に使います。
相手が巨大な敵またはキャバリアの場合は、こちらもキャバリアに騎乗して戦います。
戦いにも慣れてきて、同じ猟兵には親しみを覚え始めました。
息を合わせて攻撃したり、庇うようなこともします。
特に女性は家族の事もあり、守ろうとする意欲が高いです。
※アドリブ・絡み大歓迎、18禁NG。


数宮・多喜(サポート)
『アタシの力が入用かい?』
一人称:アタシ
三人称:通常は「○○さん」、素が出ると「○○(呼び捨て)」

基本は宇宙カブによる機動力を生かして行動します。
誰を同乗させても構いません。
なお、屋内などのカブが同行できない場所では機動力が落ちます。

探索ではテレパスを活用して周囲を探ります。

情報収集および戦闘ではたとえ敵が相手だとしても、
『コミュ力』を活用してコンタクトを取ろうとします。
そうして相手の行動原理を理解してから、
はじめて次の行動に入ります。
行動指針は、「事件を解決する」です。

戦闘では『グラップル』による接近戦も行いますが、
基本的には電撃の『マヒ攻撃』や『衝撃波』による
『援護射撃』を行います。


鈴乃宮・影華(サポート)
「どうも、銀誓館の方から助っ人に来ました」
銀誓館学園所属の能力者……もとい、猟兵の鈴乃宮です

かつての様にイグニッションカードを掲げ
「――|起動《イグニッション》!」で各種装備を展開
友人から教わった剣術や
体内に棲む黒燐蟲を使役するユーベルコードを主に使用

TPO次第では
キャバリアの制御AIである『E.N.M.A』が主体となるユーベルコードを使用したり
『轟蘭華』や乗り物に搭載した重火器をブッ放したり
「|神機召喚《アクセス》――|起動《イグニッション》!」からのキャバリア召喚で暴れます

例え依頼の成功の為でも、他の猟兵に迷惑をかけるような行為はしません
不明な点はお任せします


熊ヶ谷・咲幸(サポート)
お騒がせ☆アイドル×力持ちの女の子です。

戦闘時など、アイドル⭐︎フロンティア以外ではコンパクトを力技で【こじ開け】て変身します。そのせいかリボンが絡まるなど不完全な変身も
がむしゃらに頑張るタイプで【怪力】による正面突破や力技がメインですが、力をコントロールできなかったり等でドジをすることもしばしば。【奇跡のドジ】でいい方向に向かうことも

マスコットのクマリンは「咲幸ちゃん、〜リン、〜だリン」みたいな感じで喋りツッコミ等サポートも兼ねます

UCは指定した物や公開されている物をどれでも使用し、公序良俗に反する行動はしません。

あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



 砂漠エリアの地下深く──。砂に埋もれた地下迷宮の探索を進める猟兵たちを、さっそく出迎えてくれるのはバグプロコトル、トカゲ兵の群れだ。

「これじゃアタシの宇宙カブを走らせるってわけにはいかないねえ」
 数宮・多喜はどこか手持ち無沙汰に宇宙カブのハンドルを握りながら、通路へと警戒の目を光らせる。広い通路にはそこかしこから半端に壁が隆起しており、おまけに所々が崩れ天井から砂が溢れ落ちていた。ここがゲームのダンジョン故に跡形もなく崩壊することはなくても、バグの影響を考えると宇宙カブの機動力でトカゲ兵の群れを振り切るには、リスクのほうが気になるところだった。

「うぐっ!アタシが壁も壊しちゃったから…」
 居心地悪そうに肩をすくめ、冷や汗をかくのは熊ヶ谷・咲幸だ。持ち前のドジで罠を作動させてしまった上から、怪力で罠ごと壁を破壊してしまった張本人だ。壁を破壊した影響で即死罠は正常に起動せず済んだが、その代わりに騒音で周囲に潜んでいたトカゲ兵の群れを集めてしまったのだった。

「いえ、むしろ…これだけの数です。早く遭遇できたのは幸運でしょう」
 鈴乃宮・影華は隆起した壁に身を潜めながら、群れを一瞥する。なにせトカゲ兵は即死バグの影響で、ユーベルコードから通常攻撃に至るまで全てが抵抗不能の即死攻撃。猟兵であれば遺伝子番号を焼却されることはないといっても、クエストから即退場となってしまえばこれまでの道のりは『やり直し』だ。

「そうそう、今回は不意打ちなんてのが一番怖いからね」
「咲幸ちゃんの怪力のお陰だリン!」
「よ、良かった〜」
 影華に続く多喜とマスコットのクマリンの言葉に、咲幸はホッと胸を撫で下ろす。遮蔽物のない広い場所では多喜の機動力は発揮できてもどうしても負担は偏りかねない。明らかに数で勝る群れが相手では、防ぎきれない攻撃の弾幕のほうがリスクになろう。咲幸のドジは幸運に転じる奇跡のドジだった。警戒は怠らないものの、女性陣とマスコットにはどこか和やかで穏やかな空気が流れていた。

「……くるぞ!」
 だが、そんなひと時も突如終わりを告げる。アス・ブリューゲルトが鋭い警告を発した直後、猟兵たちを襲うのはビッグゲームハンター、トカゲ兵たちの大弓から発射される神殺しの大型の矢だ。
 凄まじい威力の攻撃は直撃はもちろん掠るだけでも即死。猟兵たちは隆起した壁に潜み一波を防ぐも、この壁も長くは保たないだろう。猟兵たちは視線を交わせ大きく頷く。バグプロコトルを前にして逃げることはない…一撃も食らえないならば、一気に攻め立てるまでだ!

「彼の力を以て世界に請う――来て、私の軍団!」
「気合入れてくぜ相棒……アタシたちの全力サイキック、見せてやろうじゃねぇか!」
 黒燐弾・常勝群。影華は無敵の黒い蟲の群れを想像から創造し、トカゲ兵の群れを包みこむように奔らせる。突如広がる黒いカーテンに、トカゲ兵が怯んだ一瞬の隙に多喜は人機一体・雷で飛び出した。宇宙カブをパワードアーマーとして身に纏い、強化された念動力により弓の追いつかぬ速度で飛翔する。
 大弓兵が多喜へ狙いをつけるが、黒燐蟲により視界も行動も阻害される中では、多喜の機動力にトカゲ兵はなかなか追いつけない。更にはアズの蒼い二丁拳銃、ブルーブラスターによる援護射撃はトカゲ兵の群れから自由を奪う。

「ガラ空きだよッ!」
 攻撃の手が止んだ瞬間、多喜はサイキックナックルを叩き込む。増強された電撃の衝撃波の一撃で、群れをまとめて吹っ飛ばしていけば、トカゲ兵たちの眼が怪しく光った。快進撃を続ける猟兵たちの姿──だがそれは、トカゲ兵たちにとって絶好のカウンターの機会でもあった。
 トカゲ兵たちは陣を組むと、複数体で身を挺して多喜のサイキックナックルと、ブルーブラスターの熱線を受け止める。直後多喜をパワードアーマーの装甲ごと吹き飛ばさんと、大戦斧を振り上げる。トカゲ兵のその恐るべき腕力で放つ斬撃はハイパワーバッシュ。

「隙を見せるとは……そこだ!」
 だがその瞬間、アズのサイコキネシスがトカゲ兵たちの大戦斧を掴み取る。振り下ろそうとする力にサイキックエナジーで反発するが、綱引きは必要ない──ここには黒燐蟲のカーテンに隠れ潜みながら、サプライズを待っていた奇跡のアイドルがいるのだから。
 トカゲ兵の背後に飛び出した咲幸はそのまま尻尾をむんずと掴む。あとは怪力任せに──振り回すだけ!

「びったんびったんです!」
 思いっ切りぐるんぐるん!周囲のトカゲ兵を諸共巻き込みながら叩き付けて、猟兵たちはトカゲ兵の群れを一掃していった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

中村・裕美(サポート)
副人格のシルヴァーナで行動します
『貴方はどんな血を流すのかしら』
多重人格者の殺人鬼× 竜騎士
外見 赤の瞳 白の髪
口調 (わたくし、~さん、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)

裕美のもう一つの人格で近接戦闘特化。お嬢様口調だけどアグレッシブで享楽的
戦闘では【残像】が残るような優雅ステップで敵に近づき、惨殺ナイフによる【切断】
槍を使うことがあれば、相手を【串刺し】にします
その他使えそうな技能があれば適宜使用する感じで
【瞬きの殺人鬼】使用後の昏睡状態はもう一つの人格に切り替えカバー
電脳魔術が使えないので裕美の能力が必要な場合は【オルタナティブ・ダブル】で呼び出します

あと、虫が苦手



 砂に埋もれた王国があるという、冒険とロマンの地下迷宮。そんなダンジョンは今、バグプロコトルの血に染まっていた。

「アッハハハ!貴方はどんな血を流すのかしら!」
 兎のように赤い瞳と白い髪。中村・裕美…その副人格、シルヴァーナは享楽に溺れるようにトカゲ兵へ惨殺ナイフを振りかざす。
 いくら即死バグがあると言っても、シルヴァーナには死なない即死攻撃など怖くはないし当たらなければ意味はない。
 いくらトカゲ兵がハイパワーバッシュを繰り出そうとしても、優美なステップで近付きヴォーパルスラッシュで切断すれば、トカゲ兵は腕ごと大戦斧を落としてしまう。恐るべき腕力に物を言わせた斬撃なんて当たらなければ、腕が落ちてしまえば意味がない。

「うーさぎうさぎ、何見て刎ねる♪」
 切断し尽くされ崩れ落ちるトカゲ兵に、シルヴァーナは楽しげに口ずさむ。まだどこも切り落とされていないトカゲ兵が大戦斧を振るうが、それはシルヴァーナの優美なステップに作り出された残像だ。

「十五夜?いいえ?血を見て刎ねる♪」
 そうして享楽の血の跡は、迷宮を進む足跡のように──幾つも幾つも、刻まれていった。

成功 🔵​🔵​🔴​

クリスティナ・バイエンス(サポート)
火の神の名を持つキャバリアに選ばれたサイキックキャバリア乗り
水着みたいな格好なのは、コックピットが蒸し風呂みたいに熱いから仕方なくだからね

正直キャバリアを降りての戦闘はあまり得意じゃないのよ
でもキャバリアを使っての戦いは任せてね、みんな炎で薙ぎ払ってやるわ
とはいえ、必要ないところで炎を使うつもりはないの危ないもんね
使わなくても私の〔炎神機カグツチ〕は十分強いもの

よろしくね!


ネッド・アロナックス(サポート)
めずらしい そざいはある?
なければ じょうほうを しいれて かえろうかな!
(※セリフはひらがな+カタカナ+空白で話します)

探し物や調べ物は楽しくて得意だよ
"くらげほうき"や"ゆきソリ"で空を飛んだり泳いだりしてヒトや物も運ぶよ

戦闘はサポートに回ることが多いかな
手強い敵は基本隠れながら隙を作って逃げる!
"クリーピングコイン"で物をひっかけて飛ばしたり
"しろくじら"の歌で余所見をさせたりね

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
また例え依頼の成功のためでも公序良俗に反する行動はしません
あとはおまかせ
よろしくおねがいします!


響納・リズ(サポート)
「ごきげんよう、皆様。どうぞ、よろしくお願いいたしますわ」
おしとやかな雰囲気で、敵であろうとも相手を想い、寄り添うような考えを持っています(ただし、相手が極悪人であれば、問答無用で倒します)。
基本、判定や戦いにおいてはWIZを使用し、その時の状況によって、スキルを使用します。
戦いでは、主に白薔薇の嵐を使い、救援がメインの時は回復系のUCを使用します。
自分よりも年下の子や可愛らしい動物には、保護したい意欲が高く、綺麗なモノやぬいぐるみを見ると、ついつい、そっちに向かってしまうことも。
どちらかというと、そっと陰で皆さんを支える立場を取ろうとします。
アドリブ、絡みは大歓迎で、エッチなのはNGです



「正直キャバリアを降りての戦闘はあまり得意じゃないのよね」
 そう言いながら、クリスティナ・バイエンスは神器焔ノ剣を手元でくるりと回した。火の神の名を持つキャバリアに選ばれたクリスティナにとって、この地下迷宮での──細い迷路のように入り組んだ迷宮は、不得手な戦場だった。

「広い場所があれば良いのですが…」
 クリスティナの言葉に響納・リズは細い眉を下げて思案を巡らせる。トカゲ兵はなにせ多勢、キャバリアを主軸に戦うならば広い場所は欲しいもの。だがここではどんな攻撃でも一撃を食らえば即死だ。猟兵にとってはクエストの退場に過ぎないとしても、時間を無駄にするわけにはいかない。
 そんな中、二人の前へふわりと舞い戻ってきたのはネッド・アロナックス。

「ただいま! すこし しらべて きたよ」
「おかえりなさいませ。ご無事で何よりですわ」
「ちょっとてきが おおかったけど なんとか ふりきって きたよ」
「ありがとう。それじゃあ作戦会議としましょうか」
 さっそくマップを広げて、ネッドは調べてきた情報を二人に共有する。

「ひろいへやは もっと とおくかな? こべやは あったよ」
「おびき寄せるならここしかない、かな」
「もうすこし さがして こようか?」
「いえ…これ以上は危険が伴いますわ。ネッド様に無理をして頂くわけにもゆきませんし、あまり長く留まってはいられません」
 ネッドの言葉にリズは静かに首を振り、クリスティナも静かに頷いた。そうネッドにばかり危険は強いれはしないし、この場もいつまで安全かも怪しいのだ。危険を賭して獲得してもらったこの情報で行動しなければ。

「うん。ここで決めちゃおう」
「わかったよ! ゆうどうは おれに まかせて」
「私はサポートを致しますわ。どうか皆様に戦神のご加護がありますように……」
 そうしてリズがユーベルコードを発動すれば、猟兵たちは戦闘力を増加する戦神の光のオーラに包まれる。猟兵たちが力を合わせれば必ず切り抜けられるだろう。

「こっち こっち!」
 サソリザのつるはしを担いで、ネッドは通路を逃げ回る。コインを飛ばして気を引きあっちこっち。集まるトカゲ兵の群れはされど、細い通路ではお行儀よく一列に並ぶしかない。
 いよいよ辿り着いた小部屋に飛び込んで、ネッドは勢い良くつるはしを振り下ろす。解き放った星座の重力は、部屋に入ってきたトカゲ兵たちに大きな重量を与え足止めする。
 だがトカゲ兵たちは怯むことなくハイパワーバッシュを繰り出す。恐るべき腕力に物を言わせた大戦斧の斬撃に、すかさずリズは全力魔法の援護射撃を合わせて防御する。

「誰も傷付けさせはしませんわ」
 リズの役目は繋ぐこと。ネッドが調べ作ってくれたこのチャンスを──クリスティナへと。猟兵たちの光のオーラが強く瞬く。

「念動集中……発射っ!」
 戦神の加護により増幅した戦闘力は、クリスティナの念動能力をよりいっそう増幅する。多少の不利も不得意も、共に力を合わせる事で全力を振るえるのだから。クリスティナから放たれるのは念動破砕砲。衝撃波はトカゲ兵の群れを一掃したのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第2章 冒険 『廃墟街探索』

POW   :    徘徊するモンスターを倒す

SPD   :    設置された宝箱を探す

WIZ   :    廃墟となった原因を探る

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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

仲佐・衣吹(サポート)
キレイなもの、カワイイもの、ぶち壊そうなんて許さないんだから
バトルだって芸術よ。美しく戦いなさい!

お相手するはアタシことネイル
美術好きな女性人格よ

口調はいわゆる女言葉かしら
身のこなしが一番軽いみたいで
接近戦より距離をとってダガーで戦うのが好きよ

よく使う手は
外套を投げつけて囮や目暗ましからの一撃
ルーンソードで戦ってる途中で手放して虚を突き、袖口から隠し武器としてダガー
光属性を付けたルーンカルテを落としといて、タイミングを見て目潰しフラッシュ
こんなところかしらね

アイテムやユーベルコードはお好きに選んでくれていいわ
使えるものは全部使って、華麗に美しく戦いましょ!


納花・ピンチン(サポート)
ブギーモンスターの勇者×殺人鬼
布を被ってから11年が経ちましたわ
普段はお嬢様口調で、時々関西弁がちょこっと
……って、勉強中なんですわ!

あくまでお仕置きをしに来ているから
あまり殺伐とした戦い方はしませんわ
武器も直前で刃を返して叩いたり
その光景はギャグになることが多いですわ

商人街出身、お話しや交渉なんかも好きです
小さなスイーツや飴ちゃんを渡して一緒に食べると
色々話してくれるんですわ

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し
多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
また例え依頼の成功の為でも
公序良俗に反する行動はしません

あとはおまかせ
ほないっちょ、よろしくおねがいします


鈴乃宮・影華(サポート)
「どうも、銀誓館の方から助っ人に来ました」
銀誓館学園所属の能力者……もとい、猟兵の鈴乃宮です。よろしく

学生時代の経験から、大概の状況は冷静に対応できます
体内に棲む黒燐蟲を使役するユーベルコードを主に使用
シルバーレイン世界の技術レベル程度ならハイテク機器も扱えますが
それ以上だとキャバリアの制御AI『E.N.M.A』に頼ります

例え依頼の成功の為でも、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
あとえっちなのは絶対にNG

なお、コメディ色が強い等のネタ依頼の場合は
「これ、真面目にやると負けなのでは……?」と考え
姉の『鈴乃宮・光華』の演技で語尾を「にゃ」にする等全体的にきゃる~ん☆とした言動に変わります



「ここが古に滅びた王国ですか…」
「地下だから当たり前だけど…辛気臭いわね〜」
 鈴乃宮・影華の淡々とした感想に、残念な声をあげるのは仲佐・衣吹の女性人格、ネイルだ。

「何にも残ってないのねぇ…」
 キレイなグラフィックを期待していたものだが、ここで重視されている設定は『かつて滅びた王国』という部分なのだろう。滅んだ王国だという場所は建造物の形を残してはいても、見渡す限りが荒廃した街の跡でしかなく、美術的要素を期待していたネイルは肩を落とす。

「ん〜そんなら掘ったら何か出てくるかもですわ」
「やぁよ、汚れちゃうじゃない。なんだか嫌な感じもするし…アタシはパス」
 納花・ピンチンの提案にネイルは素気なくひらひらと手を振った。いくらキレイなものが好きでも、戦闘以外で汚れるのはまっぴらゴメンだ。
 それに今回の目的はバグプロコトルの討伐だ。討伐目標の居場所も判明している以上、何かが埋まっているとしても猟兵たちは長く留まってはいられない。

「そんな時間もありませんからね」
「ちょっと残念ですわ〜。せめて宝箱くらい見つけたいですわ」
「そういうのはきっと分かりやすいとこにあるわよ」
「ほんまでっか!」
 一行は他愛もない雑談を交えながら着実に廃墟街を進んでゆく。どこか和やかな歩みであっても、その間も警戒は怠れない。なにせここは即死バグのトリガーが散らばる迷宮なのだから。

「止まってください」
 影華の鋭い警告に足を止める。十字路の奥から冷気が漂い始め皆は物陰に身を隠した。声を潜めた三人の目の前を通り過ぎて行ったのは亡霊型モンスターだ。

「…彼らの攻撃を食らっても即死でしょうか」
「試す勇気はないわね」
 先程まで姿を見せていたバグプロコトルのトカゲ兵とは違い、亡霊のグラフィックは見るからに正規のモンスター。一撃も食らわずに戦闘しなければならないのは猟兵であっても消耗を強いられる事もあるだろう。この後のボス戦を考えればこのまま遭遇せずにすり抜けたいところだが──影華は静かに首を振った。

「駄目ですね。この辺りを徘徊しているようです」
 ボスが待つエリアの手前では一定間隔で複数体が徘徊している。ここまでも幾つもの罠があった事を考えれば、すり抜けた先でも即死の罠が散らばっているだろう。ならば、亡霊を倒しきった上で安全に進むべきだ。

「速攻で華麗に美しく蹴散らしちゃいましょ」
 そう言ってネイルはトリニティ・エンハンスをユーベルコード☆ミルフィーユと共に発動する。味方全員を攻撃力を高める三色の魔力で強化した。

「ほないっちょ、やったりますわ!」
 近づく亡霊に瞳を輝かせたピンチンが飛び出すと同時に、影華は黒燐装攻・封動噴流を発動すると黒い霧で己を包む。

「彼の力を以て世界を固定する――風よ、暫しその自由な心を忘れ、彼の空へ舞い上がれ」
 亡霊を指差せば、強烈な上昇気流が吹き飛ばし空中に固定する。動けぬ亡霊を襲うのは黒燐蟲の気流だけではなく、花とリボンでデコられた殺戮刃物の連続攻撃。
 空中ハメコンボでどつき回していけば、徘徊する亡霊たちは何もできずに次々ノックアウトされていった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

響納・リズ(サポート)
「皆様のお役に立てるよう、頑張りますわね」

移動時には、急ぐ要素があれば、サモン・アーティアを使って移動します。
洞窟など罠が予想される場所では、慎重に進み、万が一、けが人が出た場合は、回復UCにてすぐに癒します。
調査の際は、タロットを使っての失せもの探しや、礼儀作法を使っての交渉。聞き耳等を駆使して、情報を得ようとします。
交渉時は相手の機嫌を損ねないよう気遣いながら、気持ちよく話してくれるように進めます。

共同で進む際は、足手まといにならないよう、相手を補佐する形で参加したいと思います。

アドリブ、絡みは大歓迎で、エッチなのはNGです。


熊ヶ谷・咲幸(サポート)
お騒がせ☆アイドル×力持ち、12歳の女の子です。
憧れのアイドルになって人々の心に希望を灯せるようになる事を目指しています

がむしゃらに頑張るタイプで【怪力】による正面突破や力技がメインですが、力をコントロールできなかったり等でドジをすることもしばしば。【奇跡のドジ】でいい方向に向かうことも
野生児の過去があり、動物の言葉などもなんとなく分かる時があります。

マスコットのクマリンは「咲幸ちゃん、〜リン、〜だリン」みたいな感じで喋りツッコミ等サポートも兼ねます

UCは公開されている物をどれでも使用し、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。

あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


水心子・真峰(サポート)
水心子真峰、推参
さて、真剣勝負といこうか

太刀のヤドリガミだ
本体は佩いているが抜刀することはない
戦うときは錬成カミヤドリの一振りか
脇差静柄(抜かない/鞘が超硬質)や茶室刀を使うぞ

正面きっての勝負が好みだが、試合ではないからな
乱舞させた複製刀で撹乱、目や足を斬り付け隙ができたところを死角から貫く、束にしたものを周囲で高速回転させ近付いてきた者から殴りつける
相手の頭上や後ろに密かに回り込ませた複製刀で奇襲、残像で目眩まし背後から斬る、なんて手を使う
まあ最後は大体直接斬るがな

それと外来語が苦手だ
氏名や猟兵用語以外は大体平仮名表記になってしまうらしい
なうでやんぐな最近の文化も勉強中だ



 遠く古に滅びたという設定の廃墟街。壁に描かれる祭壇の画を猟兵たちは眺める。砂埃を払えば残った彩りはかつての王国を描いているようで、大きな姿が何かを齎している様子と、捧げられる人の姿が描かれている。

「人身供犠…でしょうか」
「じんし…えっと?」
「生贄のことだ。人身御供ともいう」
 響納・リズがポツリと呟けば、聞きなれない言葉に首を傾げる熊ヶ谷・咲幸に、水心子・真峰が言葉を返した。

「捧げるというと、今回のボスの対策にまつわる部分とも重なりますし…王国が滅びた原因の一端かも知れませんね」
「げえむの中にも世知辛い世があるのだな。…むっ」
 廃墟に散らばるキーワードを解いてゆけば見える|設定《ストーリー》もあるのだろう。そんな折にもモンスターの気配は容赦なくやってきて、真峰は口元に人差し指を立てた。素早く隠れ潜む猟兵たちの前を過ぎてゆくのはミイラ型のモンスター。どうやら廃墟を巡回しているようだった。

「…今ならおどろかすこともできようが、どうする」
「わかりました。補佐いたしますわ」
「わ、私も一生懸命がんばります!」
「承知した。往くぞ!」
 水心子真峰の複製と共に飛び出す真峰に二人が続けば、猟兵たちは反撃の隙を与えぬままにモンスターを倒してゆく。だが──。

「いっ、いつまで出てくんだべ!?」
 大部屋に差し掛かった途端、ひっきりなしに現れるミイラに咲幸は悲鳴を上げる。知らずのうちにモンスタートラップの罠を作動してしまったせいで、倒しても倒しても湧いてくる。

「是非も無し。私が道を斬り開く。そちらの橋へ向かうぞ!」
「咲幸様、こちらへ!」
「ひええっ」
 下手に散るのも即死攻撃のマグレ当たりが恐ろしいともなれば、各個撃破しやすい一本道に追い込みたい。無数の複製刀で強引にミイラの群れを割いて、リズのサポートの中くぐり抜ければ猟兵たちは無事に石の橋へと辿り着いた。ここならば各個撃破も容易く敵の落下も狙えるだろう。
 だが猟兵たちが橋の中腹に辿り着いたその時、咲幸はつんのめって柱に手を付いた。その瞬間、カチリと響く大きな音。
 あっと声をあげたその瞬間にはミイラが迫る橋向こうが崩れ落ちはじめ──猟兵たちは大急ぎで走り出した!

「ごめんなさいごめんなさいー!」
「ははは!だんじょん、は刺激的だな!」
 幸か不幸か、背後に迫ってきていたモンスターは残らず落下トラップに巻き込まれた。しかし滑り落ちる地面の速度はあまりにも早く、対岸は遠く。猟兵たちまで落ちてしまうのは時間の問題。

「私の可愛いアーティア、少し手伝ってくれると助かりますわ。さあ、来てくださいませ……!」
 急いでリズが呼び寄せるのはグリフォンのアーティア。大きな背中に飛び乗って、リズは二人に手を伸ばす。

「皆様、捕まってくださいませ!」
「かたじけない!」
「はひいぃ!!」
 真峰がアーティアの背に飛び乗り、咲幸がリズの手に捕まったと同時に足元は落下する。咲幸の爪先の先にあるのは、光も届かぬ深い奈落だ。

「た、助かった〜…」
「皆様のお役に立てて、光栄ですわ」
 滑らかに空を滑りながら対岸に向かうアーティアの背で、リズはふわりと微笑んだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『クイーン・ゴブ子』

POW   :    女王ゴブリンの愛心
【身体全体(主に胸)】で触れた対象に「制約:【一生の慈愛】」を宣告する。制約を破るたび、激痛を与える【毒属性のハート】が対象に降り注ぐ。
SPD   :    ゴブリンズペット白虎
自身の身長の2倍の【マジックホワイトタイガー】を召喚し騎乗する。互いの戦闘力を強化し、生命力を共有する。
WIZ   :    サイクロン
空中に描いた【魔法陣】から【嵐】を出現させ、命中した対象の【機動力】を奪う。

イラスト:綾智

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠グーグー・グリルンです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

飯綱・杏子(サポート)
狩った獲物は持ち帰ってもいいっすか?

|食材《オブリビオン》がヒト型でなければ料理して喰らうっす
ヒト型の食材を料理するときはこちらがヒト型を辞めるのが|マナー《マイルール》っす

リビングアーマーや宇宙船の類だってきっと貝類みたいに美味しい可食部があるし、食器としても活用するっす

悪魔だから|毒は利かない《【毒耐性】持ち》っす。酔うけど。腐敗も発酵もわたしには一緒っす。|熟成肉《リビングデッド》うまうま

|八つ裂きにされても死なない《【切断部位の接続】持ち》っす

同行者の都合で、ヒト型を性的な意味で食い散らかしてもいいっすよ
白子もミルクも大好きっす


熊ヶ谷・咲幸(サポート)
お騒がせ☆アイドル×力持ち、12歳の女の子です。

戦闘時など、アイドル⭐︎フロンティア以外ではコンパクトを力技で【こじ開け】て変身します。そのせいかリボンが絡まるなど不完全な変身も
がむしゃらに頑張るタイプで【怪力】による正面突破や力技がメインですが、力をコントロールできなかったり等でドジをすることもしばしば。【奇跡のドジ】でいい方向に向かうことも

ユーベルコードは指定した物や公開されている物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。

あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


クローネ・マックローネ(サポート)
普段の口調は「クローネちゃん(自分の名前+ちゃん、相手の名前+ちゃん、だね♪、だよ!、だよね★、なのかな?)」
真剣な時は「クローネ(ワタシ、相手の名前+ちゃん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」
強調したい時は「★」を、それ以外の時は「♪」を語尾につけるよ♪

基本は一般人の安全を優先で♪
多少の怪我は厭わず積極的に動くね♪
シリアスな場面では状況の解決を優先するよ
コメディ色が強い場合はその場のノリを楽しむ方向で動くね♪
えっち系・状態変化系もばっちこいだよ♪
絡みOK、NG無しだよ★

UCは少人数を召喚する系か単体攻撃系を優先して使うよ♪
状況に応じてMS様が好きなのを使ってね★

後はMS様におまかせするね♪


仇死原・アンナ(サポート)
鉄塊剣『錆色の乙女』,妖刀『アサエモン・サーベル』、戦闘用処刑道具『赤錆びた拷問器具』、『鎖の鞭』等装備してる物を使います

UCは指定した物をどれでも使用

普段の口調は(私、あなた、呼び捨て、ね、よ、なの、なの?)
戦闘中は(ワタシ、お前、呼び捨て、言い捨て)

処刑人として敵と戦います
同行者がいれば協力
メインは鉄塊剣で攻撃
鉄塊剣の使用が不向きな相手・場所では刀剣をメインにして相手をします。
拷問具や鞭を使い敵の行動を阻害、鉄塊剣や刀剣で敵を攻撃します。影朧にはできる限り説得しますが説得不能と判断すれば容赦なく屠ります
キャバリアを操縦したり生身でも戦います



 猟兵たちは地下迷宮の最奥へといよいよ足を踏み入れる。かつて繁栄を誇った痕跡だけが残るその砂の玉座へ、鼻歌交じりに座するのは『クイーン・ゴブ子』──このダンジョンを乗っ取った|張本人《バグプロコトル》だ。

「おろ?なんじゃきさまら、即死でやられんかったのじゃ?」
 猟兵たちに気付いたゴブ子は数多の即死バグを乗り越えた猟兵たちの姿に驚きをみせるもすぐさま邪悪に笑う。

「仕方がないのう。ならばわらわが直々に一瞬で倒してあげるのじゃ。
 でもでも〜跪き足を舐めるならば、特別に|奴隷《ペット》にしてやらんでもないのじゃ〜!ほ〜れほれ」
 どんな一撃でも即死を齎す攻撃の前では、始めから勝ち目はないようなもの。ゴブ子は露骨に即死バグに胡座をかいて、わかりやすく猟兵を侮る。

「ば、バカにされてる…!」
「絶妙にピキッとくるっすね」
 熊ヶ谷・咲幸と飯綱・杏子はあまりの態度に声を荒らげ一触即発。しかし猟兵たちは鋭い警戒だけをゴブ子に向ける。

「即死バグの前では…簡単には手が出ないな…」
 仇死原・アンナはポツリと呟く。怒りのままに突っ込んでは即死攻撃によってこの場から『即退場』だ。いくら図に乗った相手だとしても相手はボス。侮ることはできない。

「ここは皆で『捧げもの』だよ★」
 ならば即死バグを無効化するまで。クローネ・マックローネはウィンクをすると愛嬌たっぷりの笑顔でゴブ子の前へと一歩進む。

「奴隷になれるなんて光栄だよ♪でもクローネちゃんたちは猟兵だし…まずは、クイーンちゃんに誠意をみせるね♪」
「ほほう、誠意とな。殊勝な心がけじゃ!」
 滑らかな演技で膝を付くクローネの姿にゴブ子はすっかり上機嫌。警戒を緩めてふんぞり返る今ならば猟兵たちの『動き』はその目に自然なものに映ろう。

「クローネちゃんからはこのネクロオーブ♪ほら皆もクイーンちゃんに何か『捧げ』て★」
「それなら私はクマリンを…こう…」
「リン!?」
「えっと…エモート…こうだな…」
「仕方ないっすね〜。私からは特別な料理っす!温かいうちにたんと召し上がれっす」
 猟兵たちは揃って膝をつき両手をかかげる。それはまさしく何か『捧げものをする|動き《エモート》』だ。

「…って何か変なの捧げとるのもいるし、何も捧げとらんのもいるのじゃ!わらわを馬鹿にしとんのか!」
 機嫌を損ねてゴブ子は地団駄を踏むと槍を手にし立ち上がる。だが今更もう遅い…猟兵たちの準備は整った!

「ごめんね。だってワタシがクイーンちゃんに捧げるのは、人型チョコちゃんたちだから」
「ちょこざいな事をっ!」
 笑顔を冷徹に染めたクローネのオーブが怪しく輝けば、出現するのは165体もの人型チョコレート集団。ゴブ子が槍を振れど即死攻撃はもはや通用しない。人型チョコ軍は即死することなくゴブ子に押し寄せその体に触れる部位をチョコレートで固めてゆく。

「貴様に捧げるのは死だけだ…!いざ行かん…私は処刑人…!」
 アンナはチョコで動きの鈍くなったゴブ子に向かって拷問具を躍らせると、防御の隙を与えぬまま鉄塊剣で切りかかる。大きくHPを減らしたゴブ子は激昂すると白虎を呼び寄せる。

「このっわらわに向かってっ!許さんのじゃ!ゆくぞホワイトタイガー!」
 巨体の白虎はゴブ子を素早く咥えると距離を取る。槍先を宙へ掲げ白虎と共に描くのは魔法陣。吹き荒ぶ嵐は猟兵たちの機動力を奪うもの。しかし嵐を解き放とうとしたその瞬間、ゴブ子は盛大な音を鳴らす腹を抱えて蹲った。

「な、なんじゃ…腹が減った…腹が痛い…!?」
「あーあ。温かいうちにたんと召し上がらなかったからっすよ〜」
 杏子が捧げたのは失われた料理。その香りに触れたのにも関わらず、杏子の制約を無視したゴブ子へのペナルティ。激痛を齎す空腹に動きを止めるゴブ子にすかさず杏子の猟理鋏が光る。ゴブ子を庇った白虎の肉をキッチンバサミはしっかり刈り取り削ぎ落す。HPを共有している今、白虎のダメージもゴブ子もの。度重なるダメージに苦しむゴブ子の背後にはさらに咲幸のチアフル⭐︎エンブレイスが迫る。

「もう逃がしません! 力いっぱい…うおおおおおお!!」
「ぐうっなんて怪力じゃ…!」
 咲幸は希望の力と共に怪力をありったけ。行動不能に陥ったゴブ子に物理ダメージと浄化が襲いみるみるうちにHPを減らしていく。ゴブ子の危機に白虎はすかさず飛び回り吠えて魔法を広げるも、猟兵たちは一人ではない。

「行かせないよ白虎ちゃん」
「狩った獲物は持ち帰っていいっすよね!」
 猟兵たちはゴブ子と白虎を分断していけば、このまま即死無効の効果時間をフルに使ってHPを削り落とすまで。だがどれほど優位でも相手はボス。劣勢に陥ったゴブ子は本気を見せる。

「わらわに触れたな、不届き者よ…ならば誓え、一生の慈愛を!」
「くぅっ!?しまった!」
「フフン油断したな!」
 慈愛を齎さぬ咲幸に降り注ぐのは激痛を与える毒属性のハートの雨。可愛い見た目とは裏腹の激痛に思わず拘束を解いてしまえば、白虎は猟兵たちの牽制を振り切り女王の元へ。即死無効の効果時間はもう残り僅か…ならば最後は大技でダメージを狙うまで。

「邪悪な女王よ…白虎諸共、圧し潰してやろう…!」
 巨女化身を解放し巨大化するアンナの全長はなんと36メートル!それはもはや迷宮の天井に引っ掛かるほどの大きさだが、だからこそ敵を容易く圧し潰せる!

「ななななっなんじゃあー!?」
 地獄の炎を纏ったアンナの一撃は、文字通りゴブ子と白虎を圧し潰した。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

ネッド・アロナックス(サポート)
めずらしい そざいはある?
なければ じょうほうを しいれて かえろうかな!
(※セリフはひらがな+カタカナ+空白で話します)

探し物や調べ物は楽しくて得意だよ
"くらげほうき"や"ゆきソリ"で空を飛んだり泳いだりしてヒトや物も運ぶよ

戦闘はサポートに回ることが多いかな
手強い敵は基本隠れながら隙を作って逃げる!
"クリーピングコイン"で物をひっかけて飛ばしたり
"しろくじら"の歌で余所見をさせたりね

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
また例え依頼の成功のためでも公序良俗に反する行動はしません
あとはおまかせ
よろしくおねがいします!


納花・ピンチン(サポート)
ブギーモンスターの勇者×殺人鬼
布を被ってから11年が経ちましたわ
普段はお嬢様口調で、時々関西弁がちょこっと
……って、勉強中なんですわ!

あくまでお仕置きをしに来ているから
あまり殺伐とした戦い方はしませんわ
武器も直前で刃を返して叩いたり
その光景はギャグになることが多いですわ

商人街出身、お話しや交渉なんかも好きです
小さなスイーツや飴ちゃんを渡して一緒に食べると
色々話してくれるんですわ

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し
多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
また例え依頼の成功の為でも
公序良俗に反する行動はしません

あとはおまかせ
ほないっちょ、よろしくおねがいします


アリス・セカンドカラー(サポート)
お任せプレ、汝が為したいように為すがよい♥

それはまるでチートのような、とんでもない才能であると便利な|舞台装置《デウス・エクス・マーキナー》役な|狂言回し《サポート》。

瞬間的に|主観の世界観を切り替える魔術的パラダイムシフト《高速詠唱早業先制攻撃多重詠唱拠点構築化術結界術》で妄想を魔力具現化する|混沌魔術《欲望開放》で|戦闘、諜報、輜重《多重詠唱×各種技能》とマルチに活動可能。
|大概のことは高水準でこなせるわ《高性能を駆使する、応用力》

依頼の成功を大前提に、あわよくば己の欲望を満たそうとするかも?
大食い×魔力供給×料理で|えっちなのうみそおいしいです♥《感情エネルギーをエナジードレイン》


カグヤ・モンデンキント(サポート)
モンデンキント級要塞艦に宿ったヤドリガミですわ。
女性に年齢を聞くものではなくてよ。

道具を由来とするヤドリガミの例に漏れず、私もまた、誰かに使ってほしいという願望を業として持っております
なので、他の猟兵の方と共にシナリオに参加いたしますわね

猟兵の方々はオブリビオンを殲滅することを目的としているご様子
ならばオブリビオンが発生した惑星を破壊すべく、地球型惑星を破壊できる規模の主砲であるユーベルコード「ジャッジメント・クセイド」を放ちますわ

止められたら、地殻を割らない程度に威力を抑えますが、近隣の津波や火山活動の活性化などにはお目こぼしくださいね
さもなくば別のユーベルコードを使いますわね



「ヒドいのじゃ!あんまりなのじゃあ!」
 猟兵たちの策略にまんまとハマり、すっかりボコられたクイーン・ゴブ子はHPも残すところもうあと僅か。となればなりふり構ってはいられない。
 あからさまにメソメソ泣いて…チラッチラッ。女王の威厳などなんのその、油断を誘おうとしてみせるものだが、残念ながら下手すぎるせいで効果は薄い。

「ハァ…浅慮なオブリビオンね」
「あらあら。|女王《クイーン》の名が泣くわよ?」
「嘘泣きはアカンわ!おイタはしっかりお仕置きですわ!」
「にげるなら おいかけない けど」
 カグヤ・モンデンキントはため息を零し、アリス・セカンドカラーはあきれを滲ませて。納花・ピンチンはすかさずビシリとツッコミ。ネッド・アロナックスだけは眉を下げて困った様子を見せるが、バグプロコトルであり女王であるゴブ子は、こんなところでむざむざ逃げるわけにはいかない。

「ぐぬぬっ!ならばこの胸に抱擁し一生の慈愛を誓わせてやるのじゃっ」
 嘘泣きを拭ってゴブ子は槍を取ると素早く猟兵たちへと飛びかかる。その攻撃は抵抗不能の即死を齎すもの、一撃とて食らうわけにはいかない。

「みんな ゆきソリに のって!」
 危険を承知でネッドはくらげほうきを握り前へ出ると皆を乗せたゆきソリを滑らせる。困っている人の為ならどんな不利の前でもネッドの力は百人力。あっという間にゴブ子の攻撃を振り切り空中へと退避する。

「なんとすばしっこいのじゃ!ならばその足を狙うまでじゃ!」
 ゴブ子が槍先を宙に掲げ魔法陣を描けば、いくつもの飛び出す|嵐《サイクロン》は機動力を削ぎ落とそうと襲いかかる。

「|便利な舞台装置《デウス・エクス・マーキナー》役
なら任せなさいな」
 だが近付く嵐にすかさずアリスが指を鳴らせば、|それはまるでチートのような、とんでもない才能《エレメンタル・ファンタジア》は氷の竜巻を呼び起こす。嵐を凍えさせ相殺すれば時間稼ぎには充分だ。

「何かを捧げるエモートでしたわね」
「そう、こうやってね」
「えっと こう だね」
「キー!ずるいのじゃっ!」
 この隙に即死を無効化するトリガーである『何かを捧げるエモート』をしっかりこなし、即死攻撃が無効化されればいよいよ猟兵たちに反撃のチャンスが訪れる。

「ハハーッとしたら…バッチリですわ!ほな行くでっ!」
 ピンチンは勇者の剣と殺戮刃物を鋏のように頭上に構えると、ゆきソリを飛び降りてゴブ子に切りかかる、と思えば刃を返して急所を狙う峰打ち。
 猟兵たちの絶え間のない援護の中で繰り出されるヒットアンドアウェイの遊撃には、ゴブ子の獲物である槍の射程はなかなか活かせぬもの。劣勢に追いやられたゴブ子がたまらず距離を取れば、ピンチンの瞳がキラリと光る。

「隙ありですわ!こんくらい痛かったんやでー!」
「ふぎゃーっ!」
 勇者の武器から放たれる光の斬撃は猟兵たちがこれまで受けた痛みの証。残ったHPを大きく削られ後方にすっ飛ばされてしまえば、カグヤは留めの一撃に指先を天高く掲げる。

「惑星を破壊する一撃、受けていただきますわ」
「ゲームの中だけど、一応地殻は割らないようにね?」
「あら。では、ここの破壊はお目こぼしくださいね」
 剣呑な言葉と共に放たれるのは、手加減された|惑星破壊レーダー《ジャッジメント・クセイド》。

「こっ、降参なのじゃあー!」
「遅いですわ」
 指先を向けたと同時に天高く、世界も次元も飛び越えて。亜空間からモンデンキント級要塞艦の主砲が唸る。 
 眩い輝きと遅れて聞こえる爆発音はクイーン・ゴブ子の悲鳴すら飲み込んで。

「だっしゅつ するよ!」
 崩れ落ちる天井と砂塵の中から、猟兵たちの乗ったゆきソリが飛び出し滑りゆく。
 バグプロコトルの即死バグに染まった地下迷宮は、それを齎した者と共に再び砂の中に埋もれてゆく──。
 けれどプレイヤーを害するバグは無事に取り除かれたのだ。またいずれ、どこかのドラゴンプロコトルがこの場所に訪れて──プレイヤーを楽しませる、安全で楽しい地下迷宮として、新たに生まれ変わるだろう。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2025年08月10日


挿絵イラスト