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避難民キャンプ防衛戦

#クロムキャバリア #カメリア大陸 #サクール帝国 #敵エース参戦

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 ここはカメリア大陸のカメリア合衆国に存在するカメリア中央平原。現在、そこには多くの避難民キャンプが存在しており、オールズヨークやダージニアから避難してきた一般市民達によって構成されていた。総勢を合わせれば数十万人以上にも及ぶ。そんな拠点をオールズヨーク占領後、進軍してきたサクール帝国軍が何度も部隊をけしかけていたが、合衆国が守備隊として派遣した精鋭部隊が幾度も撃退していた。

「いやぁ、エイハム中佐。ここを守っている合衆国軍は中々しぶといね。エヴォルグ部隊を何度か送ってみたけど、全くビクともしないや」
「えぇ、そうですね。というか、アーキル将軍。貴方、本気で攻めていませんよね?」
「アッハッハッハ、やっぱりバレてる? エイハム中佐には敵わないな~」
 サクール帝国軍陣営拠点にて和やかに話す2人の男性。1人は銀髪のセミロングヘアーで眼の色は緑、見た目は10代後半~20代前半くらいで魔術師が着るようなローブを着用している。もう1人は黒髪でショートヘアとポニーテールが合わさったもので、眼の色は碧眼、見た目は20代後半くらいで白いビジネススーツとシルクハットを着用している。銀髪の青年がこの部隊を統率するアーキル中将で黒髪の男性が副官であるエイハム中佐であった。
「流石は北方面軍から派遣されてきた第3師団ですね。率いているのはシルヴィア・ホーク少将。北方面軍では名の知れた将官ですよ」
「確か異名は『北の獅子女王』だったかな? 女性の将軍だというのに前線では普通にバリバリ先陣切って戦える程、強いって聞いているよ。戦っている様子を遠くから眺めた事があるけど…噂以上の強さだったね、アレは」
「はい。ですので、そろそろ私が出ようと思っています」
「おや、行くのかい? だったら、僕も付いて行っていいかな? 大丈夫、自分の身くらいは守れるからさ」
 アーキルの言葉にエイハムは困った表情になる。
「いや、貴方が戦うと敵味方問わず、ここの戦場全域が消えかねないですから勘弁して下さいよ…」
「アッハッハッハ、そんなに心配しなくてもいいよ。猟兵みたいな強い連中が僕に攻撃を仕掛けてこない限りは、僕は動かないから。それに僕は後方で眺めているだけに留めておくし」
「…なら、別に構いません。なるべく将軍の方に攻撃がいかないように善処します」
「ああ、頼むよ。ま、もし猟兵達が来たら、僕を放っておくかは分からないけどね…」
 そう言ってどこか不気味そうにアーキルは微笑むのであった…。

「…そろそろサクール帝国軍の連中が動き出す頃だな」
 合衆国守備隊陣営拠点にて、双眼鏡で敵軍の動きを観察しながらそう言う軍服を纏った金髪ロングヘアーの女性。見た目は20代後半~30代前半くらいで凛々しくも鋭く碧眼を光らせる。この女性こそ守備隊を率いるシルヴィア・ホーク少将である。
「将軍、皆が命令を待っております」
 側に控えていたガタイの良い男性軍人がシルヴィアにそう言う。
「うむ。直ちに部隊を守備陣形に展開させろ。敵部隊をキャンプへ1機も入れるな。私も出るぞ」
「ハッ!」
 命令を聞いた男性軍人はすぐに行動を始める。指示を出したシルヴィアは改めて敵軍の方を見る。
「私がいる限り、ここをやすやすと抜けると思うなよ」
 そう言ってシルヴィアは踵を返し、自身も出撃準備へと移るのであった…。

「よし、早速ブリーフィングを始めるぞ。今回は強敵がいるから気を引き締めていけよ」
 集まった猟兵達にアルバート・マクスウェル(TF(タスクフォース)101司令官・f29495)はそう言いながら手に持ったタブレット端末を操作して、中央に置いてある透明な机に今回の舞台の3Dモデルを表示する。
「今回の舞台はクロムキャバリア世界にあるカメリア合衆国のカメリア中央平原という、カメリア合衆国の中央部に広がる平原だ。前のカメリア戦争で戦場にもなった場所だな。時間は昼で天気は晴れ。その時と同じように、軍が作った野戦用の陣地以外に障害物は無い。注意してくれ。だが、違いは合衆国軍側陣営拠点の後方には多数の一般市民達が避難しているキャンプがある。戦闘で巻き込まないように注意してくれ。今回の目的はキャンプを攻撃しようとしているサクール帝国軍の撃退だ。帝国軍を撃退する為に合衆国軍は既に展開している。合衆国軍側の指揮官はシルヴィア・ホーク少将だ。金髪ロングヘアーでスタイル抜群の美人姉ちゃんらしいぞ。だが、口説かない事を俺は推奨しておくぞ。と、話が逸れてしまった。とりあえず合衆国軍と協力しながら帝国軍を撃退してくれ。次は敵情報だ」
 次に彼は敵の3Dモデルを表示する。
「今回の敵は『エヴォルグ量産機』、機動殲龍『空翔』、SKE-000『デストロイヤー・ゼロ』だ。エヴォルグと空翔は無人機だそうだから、パイロットの生死は気にしなくていいし、歴戦の皆なら特に苦戦する事も無いだろう。けど、包囲殲滅されないように気を付けろよ。さて、問題のデストロイヤー・ゼロだが…今回は2機いるそうだ。その内、1機を撃破もしくは撃退すればこちらの勝利だ。で、敵のパイロットだが…1人はエイハム中佐。こいつが主に皆が戦う事になるパイロットだ。情報によればかなりの手練れで何やら爆破する魔術を使ってくるそうだ。魔術以外にも武術も長けている。十分に注意してくれ。もう1人はアーキル中将。こいつは今回の帝国軍の指揮官で後方から戦場の様子を観察しているだけで、皆から手を出す事が無ければ攻撃してくる事は無い。因みにこいつの実力だが…『大将候補官』の1人でとんでもなく強いらしい。前のカメリア戦争で強かった大総統以上かもしれん。現時点では手を出さない事を推奨する。つまり、エイハム中佐が搭乗するデストロイヤー・ゼロを撃破もしくは撃退すれば俺達の勝利だ。それだけは覚えておいてくれ」
 そう言って、アルバートは猟兵たちを見回す。
「なお、自前のキャバリアが無ければ合衆国軍の方で用意してくれるそうだから、必要な人は要請してくれ。ブリーフィングは以上だ。それでは、諸君の健闘を祈る」
 最後に彼は敬礼し、グリモアを起動するのであった。


メガネペンギン
 強敵が来るぞ、気を付けろ!(デス・ク〇ムゾン風)
 さて、お世話になっている方はどうも。初めての方は初めまして。メガネペンギンです。クロムキャバリアにてとある帝国軍を撃退して避難民キャンプを防衛するシナリオです。
 今回の大まかな流れは、『エヴォルグ量産機』との集団戦→機動殲龍『空翔』との集団戦→SKE-000『デストロイヤー・ゼロ』とのボス戦 という流れになっております。
 珍しく敵の全容が明らかになっておりますが、油断大敵です。
 なお、今回はクロムキャバリア世界ということで、キャバリアを借りて乗ることができます。ユーベルコードはキャバリアの武器からも放つこともできます。そのまま戦うのもOKですし、自前のキャバリアで戦うのもアリです。そこら辺はプレイングに書き記して下さい。
 さて、今回はボスがエースパイロットです。下が強さを表しているので、参考にして下さい。
 エイハム中佐(超マジで強い)<?<アーキル中将(異次元に強い) …ってな感じです。アーキル中将と戦っても構いませんが、忠告は聞いておいた方が吉だとワイトはそう思います。後、エイハム中佐の事を放置しないでね…。(汗)
 皆さんが楽しめるように精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。
 皆さんのプレイング、お待ちしておりますよ!
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第1章 集団戦 『エヴォルグ量産機』

POW   :    ヴォイドレーザー
【口内から無作為に分岐するレーザー】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
SPD   :    リボルティックスピア
レベルm半径内の敵全てを、幾何学模様を描き複雑に飛翔する、レベル×10本の【自身から分離した触腕】で包囲攻撃する。
WIZ   :    EATエンジン
自身の【エネルギー補給機能を起動。自身】が捕食した対象のユーベルコードをコピーし、レベル秒後まで、[エネルギー補給機能を起動。自身]から何度でも発動できる。

イラスト:えな

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 グリモア猟兵によって現場に転送された猟兵達。転送先は合衆国軍の陣地であり、合衆国軍が守備陣形を整えていた。そこへ猟兵達の無線に通信が入る。
「ほう、まさか本当に来るとはな。少しは使えるようだな、あの白髪の猟兵。いや、こちらの話だ。気にするな。さて、自己紹介しよう。私はシルヴィア・ホーク少将。ここを守る守備隊の指揮官を務めている。手始めに敵はエヴォルグ量産型の部隊を送ってくるはずだ。現地の兵士達と協力しつつ、敵部隊を粉砕しろ。猟兵の力とやらを私に見せて欲しい。以上だ、健闘を祈る」
シルヴィアからそう説明を受けた猟兵達。既に現地で敵部隊の進軍が始まったとの声が上がり、合衆国軍は迎撃態勢に入る。かくして、避難民キャンプを守る戦いが開戦したのであった…。

※貸し出されるキャバリアは量産型キャバリアのマイティ・ストライカーです。トータルバランスに優れた機体であり、その性能はマイティ・スナイパーⅡを凌ぎます。通常の高機動型ならビームライフル、ビームサーベル、頭部バルカンというオーソドックスな装備で、バックパック換装によって装備を変える事が出来ます。今回は射撃戦特化と白兵戦特化の2種類のパックが用意されています。必要ならば、要請して借りて下さいませ。
ヴィリー・フランツ
心情:ハァ〜⋯中央連邦の連中といい、帝国軍も弱い物イジメが好きなこって、クソ野郎が!
手段:「敵は何のつもりだ?言っちゃアレだが避難民を攻撃した所で割り振った戦力の無駄しかねぇ」
ヘヴィタイフーンで出撃だ、防衛戦ならこれ以外はねえだろ。
俺は敵正面でも良い、一番面倒な場所に配備してくれ。

【迎撃態勢完了】、待ち構えた状態なら前提条件は楽で良い、FCS動作確認、距離があるうちに潰せるだけ潰す!RS-S連装ショルダーAAガンを水平発射、弾幕を張ってエヴォルグの侵攻を留める。
弾が切れたら、付近のカメリア軍に連絡してカバーと給弾作業を要請する、手持ちのRS一六式自動騎兵歩槍でも迎撃、少しでも抑える事を試みる



「(ハァ〜⋯中央連邦の連中といい、帝国軍も弱い物イジメが好きなこって、クソ野郎が!)」
 現場に到着し、『迎撃態勢完了』を発動しながら陣地にて迎撃態勢をとるヴィリー・フランツ(スペースノイドの傭兵・f27848)。彼は内心で敵の事をそう吐き捨てる。
「しかし…敵は何のつもりだ? 言っちゃアレだが、避難民を攻撃した所で割り振った戦力の無駄しかねぇ」
「ああ、兄ちゃんの疑問はごもっともだな。けど、何か意味があるのはうちの司令官も考えているよ」
彼の言葉を無線で聞いた1人の合衆国軍兵士がそう答える。
「何か知っているのか?」
「これは情報部から聞いた話なんだがな…オールズヨーク近海とダージニア近海に展開していた巨大潜水空母艦隊が、両都市の占領後から数日経過したところで姿を消したんだってよ。その情報から軍の上層部は巨大潜水空母艦隊によるどこかの奇襲を狙っているのではと読んでいるんだ。多分、その奇襲を成功させる為の時間稼ぎと陽動じゃないかってうちの司令官は考えている」
「ふ~ん…それがどこかって絞れているのか?」
「ある程度は絞っているらしい。該当都市の市民達はもうとっくに避難させて守備隊を展開したそうだ」
「なるほどな。っと、敵さんが来たようだな」
兵士と話している内に、エヴォルグ量産型の群れが陣地へと迫り、ヴィリーは合衆国軍と共に迎撃を開始する。
「こいつでも喰らいな!」
ヴィリーは愛機『HL-T10 ヘヴィタイフーンMk.Ⅹ』が装備している『RS-S連装ショルダーAAガン』を水平射撃で発射し、エヴォルグ量産型達へ弾幕を張っていく。エヴォルグ量産型達は弾幕で多くが倒れながらも、仲間の屍を盾にしつつ突破を試みる個体も複数いた。
「ちっ、厄介な奴もいるようだな…」
ヴィリーがそう言ったところで、ショルダーAAガンの弾が切れる。
「誰かカバーと給弾を頼む!」
「OK、カバーに入る。2-4、給弾してやれ」
「2-4、了解」
ヴィリーの要請に付近にいた合衆国軍兵士達が対応し、3機のマイティ・ストライカーがカバーに入り、1機のマイティ・ストライカーが給弾作業を行っていく。
「給弾作業、完了しました」
「サンクス。これでまたぶっ放してやるぜ!」
合衆国軍兵士達に礼を言ったヴィリーは給弾を終えたショルダーAAガンで再び弾幕を張っていくのであった…。

大成功 🔵​🔵​🔵​

リズ・ヴィアル
ども…旦那様から言われてきました…
あ…ランベール侯爵家のセルジュ様です…はい…
防人様の力になるようにと…
でも…状況とか全然わかんないんですけど…ただのメイドですんで…

あ…出ます…
シールドファンダー…貰いましたんで…

とりあえず…パルスシールド…レーザー防ぎます…はい…
これ…盾象砲嵐っていうらしいです…
ユーベルコードの…
ガトリングとか…ビームとか…撃ちます…はい…
近寄らせないです…近寄られたくないんで…
大型ミサイル…撃つと吹っ飛びますよ…敵がいっぺんに…
私は鬱で飛べもしないんですけどね…でゅふ…

けど…保たないんですよ…10秒くらいしか…
私猟兵になったばかりなんで…
撃てるだけ撃ちますから…はい…



「あ…ここが現場ですね…」
 ずしんと音を鳴らして現場に転送された重装甲の大型キャバリア『シールドファンダー』とそれに搭乗するリズ・ヴィアル(コミュ障根暗陰キャメイド・f45322)。彼女にとって今回の依頼が猟兵としての初陣であった。
「ん? 何かデカい機体が来たな。パイロットは誰だ?」
そこへシルヴィアがリズへ無線を繋ぐ。
「ども…リズ・ヴィアルって申します…。旦那様から言われてきました…。あ…ランベール侯爵家のセルジュ様です…はい…。防人様の力になるようにと…。でも…状況とか全然わかんないんですけど…ただのメイドですんで…」
コミュ障と根暗な性格が丸出しな話し方でリズはそう答える。
「…ランベール家の事は知らんが、防人ってのはここにはいないあの白髪だな。状況はとりあえず陣地に迫る敵機の群れを倒せばいい。以上だ。早速取り掛かってくれ」
シルヴィアはリズにそう説明する。
「あ…はい…じゃあ、戦いますね…」
リズはそう言って陣地に迫り来るエヴォルグ量産型の群れをモニター画面に捉えて、ロックオンする。
「…発射」
彼女は『盾象砲嵐』を発動し、パルスシールドを展開して全火器をエヴォルグ量産型達へ向けて連射する。エヴォルグ量産型達の攻撃をシールドへ防ぎつつ、『BSRX-B二連装ノーズビームキャノン』や『RS-Bガトリングキャノン』、『RS-B8連装ミサイルランチャー』などを一斉射撃で掃討していく。
「ふへ……撃つのって気持ちいい…」
笑みを浮かべながらエヴォルグ量産型達を次々とスクラップにしていく。だが、その連射も長くは続かず、10秒で終了する。
「あ…時間切れ…。私、猟兵になったばかりなんで…」
無線で申し訳なさそうにリズは謝罪する。しかし、彼女が掃討した場所には数多くのエヴォルグ量産型だった物が散乱していた。
「いや、十分だ。新兵にしてはよくやった。次も頼むぞ」
「…はい、ありがとうございます…」
シルヴィアから褒められて、リズはホッとしたように笑みを浮かべるのであった…。

大成功 🔵​🔵​🔵​

イザリス・アルセイン
素晴らしい戦況だ
対集団戦におけるギガス・ゴライアのデータ収集に役立たせて貰おうか

こちらの機体は大柄
格好の的にされるのは必定だ
ハイパーパルスシールドを展開しよう
装甲の守りもあるがね

しかし…この地形にこの敵の布陣
まるでデストラクションバスターで薙ぎ払ってくださいと言わんばかりだね?

私のギガス・ゴライアは研究のために用意したリダクトモデルでね
皇王陛下専用機と比較して、コアユニットの凶暴性が抑制された事で、戦闘能力は著しく低下している
だが、搭載している火器は同じものだ

勿論、デストラクションバスターもね

蹂躙烈光を拡散モードで使う
|暴虐の竜帝《ヴリトラ》のジェノサイドバスターを凌駕する威力
皆にご覧頂こう



「ふむ、素晴らしい戦況だ。対集団戦におけるギガス・ゴライアのデータ収集に役立たせて貰おうか」
 現場に到着し、巨大キャバリア『ギガス・ゴライア・リダクト』のコックピット内でモニター画面に映るエヴォルグ量産型達を眺めて、イザリス・アルセイン(機械神への反逆者・f44962)は微笑む。イザリス機の存在に気付いたエヴォルグ量産型達は次々とビームを発射していくが、イザリスはすぐに『EPハイパーパルスシールドジェネレーター』を起動し、球状のハイパーパルスシールドを展開してビームを防ぐ。
「しかし…この地形にこの敵の布陣。まるでデストラクションバスターで薙ぎ払ってくださいと言わんばかりだね? まぁ、データを収集するこちらの立場としては有難いがね」
イザリスはそう言いつつ『蹂躙烈光』を発動し、自機の正面に展開する敵部隊へ『BS-Bデストラクションバスター』を向ける。
「さぁ、この機体の恐ろしさの片鱗を見せてあげよう」
そう言ってイザリスはデストラクションバスターを拡散モードで発射し、広範囲に幾つものビームが放たれて、エヴォルグ量産型達を蹂躙するが如く破壊していく。
「障害を正面から強行突破し、蹂躙する事で敵の戦術を破綻させ、戦域を支配するという野心的な設計思想。それがギガス・ゴライアという機体なのだよ。まぁ、これは輸出用のリダクトモデルだがね」
そう誇らしげにイザリスは自機の事を語るのであった…。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ダビング・レコーズ
当機は水之江博士の命令により本作戦に参加します

作戦目標を確認
敵勢力の殲滅、ないし撃退
及び非戦闘員の保護

アークレイズ、ミドガルズオルムとのドッキングシークエンス完了
これより戦闘行動を開始します

ミドガルズオルムは現位置で低高度の滞空を維持
敵の攻撃を引き付け、後方の非戦闘員を保護

エイジスシールド起動
パルスシールド展開
敵のレーザーを遮断

接近戦闘の射程内の敵機はオーバールナで対処実行

オーシャンカレントの発射準備を開始
機体を10時の方向へ回頭
オーシャンカレントをユーベルコードの触媒とし、ジェノサイダーラインを発射
機体の位置は固定した状態で、10時から2時の方角にかけて高速旋回照射
地上の敵勢力を掃討します



「作戦目標を確認。敵勢力の殲滅、ないし撃退。及び非戦闘員の保護。アークレイズ、ミドガルズオルムとのドッキングシークエンス開始」
 現場に到着して早々、搭乗機である『アークレイズ』のコックピット内のモニター画面を操作しながら、ダビング・レコーズ(RS01・f12341)は低空でキャバリア用超大型アームドフォートである『ミドガルズオルム』とのドッキングシークエンスを淡々と進めていく。
「ドッキングシークエンス完了。これより戦闘行動を開始します」
敵の攻撃を遮断する為にダビングは『EPエイジスシールド』と『パルスフィールド』を展開し、それと同時に『ジェノサイダーライン』を発動して『BSオーシャンカレント』を敵部隊が存在する10時の方向へと向ける。エヴォルグ量産型達は攻撃を阻止せんとビームを放つがバリアに阻まれ、近くにいた機体達はダビングからの反撃として『BXオーバールナ』で薙ぎ払われていく。
「照準完了。ファイア!」
そう言ってダビングは引き金を引き、オーシャンカレントからプラズマビームが発射され、左から右へ薙ぎ払うよう自機を高速旋回させてビームを照射する。射程圏内にいたエヴォルグ量産型達はビームに焼き尽くされ、戦場から消滅していくのであった…。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ジェラルド・エルネイジェ
いかにも防衛戦らしい防衛戦だな
守る対象が明確なのは悪い事ではない
それも市民となれば、カメリアの兵達の士気も燃え上がるだろう
俺とサラマンダーの血も熱に滾っている

凄まじいと言うべき敵の数だな
レーザーの弾幕も苛烈であろう
躱しきるのは容易ではない
だがそれが熱線であるならば、サラマンダーが纏う装甲で吸収できるだろう

時間を掛けるつもりは無い
戦火の炎
そして兵士達の内で燃える闘志の炎
それらを我が炎とする

友軍の前に出るぞ
シュトゥルムイオンブースターで最大加速だ
道を阻む敵はストライクバックラーで弾き飛ばし、ヒートエッジクローで薙ぎ倒す

視界の中に友軍はいないな?
サラマンダー!炎竜焼滅波だ!
深緑の津波を焼き払え!



「いかにも防衛戦らしい防衛戦だな。守る対象が明確なのは悪い事ではない。それも市民となれば、カメリアの兵達の士気も燃え上がるだろう。俺とサラマンダーの血も熱に滾っている」
 現場に到着し、愛機である『サラマンダー』のコックピット内にてモニター画面で状況を確認ながら闘志を燃やすジェラルド・エルネイジェ(炎竜皇子・f42257)。彼の心に反応してサラマンダーの『EP-B炎竜装甲』も高熱を纏って燃え上っていた。
「それにしてもあれだけ殲滅しても、まだ群れが存在しているのか。凄まじい数としか言いようが無い。レーザーの弾幕を躱すのも困難であろう。だが、今回はそれを利用させてもらおう」
そう言ってジェラルドは『炎竜焼滅波』を発動させながら『EP-Bシュトゥルムイオンブースター』を起動し、最大加速で噴射しながらエヴォルグ量産型達の群れへと突撃していく。ジェラルドに気付いたエヴォルグ量産型達はレーザーの弾幕を張るが、先に発動したユーベルコードの効果によりレーザーが吸収されていく。それでも何機かのエヴォルグ量産型達はジェラルドの行く手を阻もうとするが、サラマンダーの『EP-Aストライクバックラー』で弾き飛ばされ、『RX-Aヒートエッジクロー』で薙ぎ倒されていく。そして群れの中央に到達したジェラルドは自機の足を地につけて、友軍が近くにいないかを確認する。
「攻撃範囲内に友軍の反応は無し。よし、サラマンダー! 炎竜焼滅波だ! 深緑の津波を焼き払え!」
ジェラルドの指示を聞いたサラマンダーは咆哮を上げながら炎を全身に纏って炎の化身となり、周囲へ高熱の熱波を放つ。熱波をもろに喰らったエヴォルグ量産型達は次々と炎で燃えていき、焼き尽くされていくのであった…。

大成功 🔵​🔵​🔵​

シャリス・ルミエール
戦う力を持たない人々を襲う…
その理由は何なのですか?
百獣族のように、怨恨を元とする戦いなのでしょうか?

鋼の咎を背負う者として、私は知らなければならない
この戦いに根差した意味を
彼らが戦う理由を

これほどの数を一度に相手取った経験はありません
でも今の私とアリコーンなら!

味方をも巻き込む光線!?
乗る者無きキャバリアだからこそ出来る所業なのでしょうか?
ですがこれでは自ら数を減らしてしまうのでは…

しかし威力は侮れませんね
ナイトシールドで受け止めましょう
この盾にはビームコーティング?なる守りの祝福が施されています

聖杯の流星よ!
迫る敵を退けて!

流星を抜け出た敵は槍で薙ぎ払い、蹄で蹴りつけて打ち倒しましょう



「(戦う力を持たない人々を襲う…その理由は何なのですか? 百獣族のように、怨恨を元とする戦いなのでしょうか?)」
 現場に転送されていく最中、愛機の『アリコーン・パラディン』のコックピット内でシャリス・ルミエール(聖杯の乙女・f44837)は思案していた。彼女の出身であるバハムートキャバリア世界では遥か昔、人類が百獣族を無差別殺戮で皆殺しにした歴史があり、百獣族はその無念を晴らす為にオブリビオンとして蘇り、人類を断罪すべく事件を起こしているのだ。
「(鋼の咎を背負う者として、私は知らなければならない。この戦いに根差した意味を。彼らが戦う理由を)」
思案した答えを知る為、シャリスはこの依頼に参加した。彼女は現場に到着後、すぐに状況を把握する。
「これほどの数を一度に相手取った経験はありません。でも今の私とアリコーンなら!」
そう言って彼女は『聖杯の流星』を発動し、『聖杯』から黄金の流星を次々と放ってエヴォルグ量産型達を駆逐していく。それに対してエヴォルグ量産型達はレーザーで応戦するが、シャリスは『竜騎用ナイトシールド』でそれを防ぎ、接近してきた敵機達には『竜騎用ホワイトランス』で薙ぎ払い、『竜騎用ルミナスシュー』で蹴り倒していく。
「まだ続きそうですね…。気を抜かずに戦わないと…!」
シャリスは包囲殲滅されないように敵部隊の動きに注意しつつ、攻撃を続けていくのであった…。

大成功 🔵​🔵​🔵​

皇・銀静
機神搭乗
そしてギガス・ゴライア騎乗
よぉ…途中までだが邪魔させて貰うぞ?
「わーい☆金髪ロン毛のお姉さんだよ☆どぉ?全部終わったらグリムちゃんと百合の花を咲かせないかな♥」
お前はあの爺さんの話を聞いてなかったのか?
「Grrroooo!」(ぼくがんばる!

【戦闘知識】
此奴らは無人機だったか
ならサリア…容赦する必要はなさそうだな
敵の陣形や性能と動きを解析
神機と魔王竜の糸発動
【念動力・二回攻撃・蹂躙・串刺し】
近くの敵は食らいついて薙ぎ払い蹂躙し
上のグリムは槍で串刺しにして始末
念動障壁を展開して敵の動きを封殺し
【砲撃・属性攻撃・弾幕】
念動光弾で敵を蹂躙後
UC発動
味方に被害が及ばぬ方向で敵陣を薙ぎ払う!



「よぉ…途中までだが邪魔させて貰うぞ?」
「わーい☆ 金髪ロン毛のお姉さんだよ☆ どぉ? 全部終わったらグリムちゃんと百合の花を咲かせないかな♥」
「…お前はあの爺さんの話を聞いてなかったのか?」
「Grrroooo!(ぼくがんばる!)」
 現場に大型キャバリアのギガス・ゴライア『サリア』の背中に相棒である絶対神機『グリームニル』ことグリムと共に参上する皇・銀静(陰月・f43999)。到着して早々、とんでもない事を言い出すグリムに銀静はツッコミを入れる。
「…生憎、私にはそんな趣味は無い。私を口説こうとするのなら、うちの弟を乗り越えてからにするんだな」
無線を聞いていたシルヴィアはそう返答する。
「弟? 誰なんだ、そいつは?」
少し興味が湧いた銀静はシルヴィアにそう質問する。
「今はヴァンガ共和国の方で戦っているからここにはいないが、ラリー・ホークという奴が私の弟だ。階級は私よりずっと下だが、実力はある奴だ。会えたら私の事を聞いてみるといい」
「ラリー…ホーク? 何かどこかで聞いた事があるような気が…」
「主、それよりも敵部隊が迫ってきているよ☆」
シルヴィアから聞いた名前を思い出そうとした銀静だが、グリムからの呼び掛けで思い出すのを中断し、戦闘へと頭を切り替える。
「確か情報では此奴らは無人機だったか。ならサリア…容赦する必要はなさそうだな。思いっきり暴れてやれ」
「Grrroooo!(分かった!)」
銀静は『神機と魔王竜の糸』を発動しつつサリアへそう指示を出し、サリアは近くのエヴォルグ量産型達を口で嚙み砕き、尻尾で薙ぎ払う。サリアに騎乗しているグリムはRX万能近接兵装『グングニール』でエヴォルグ量産型達を串刺しにしつつ、念動障壁を展開して敵の動きを封殺し、念動光弾で敵を蹂躙していく。
「そろそろアレを使うぞ。グリム、サリア!」
「畏まりだよ主☆」
「Grrroooo!(了解!)」
味方が射線上にいない事を確認しつつ、銀静は『神・デストラクションバスター』を発動。サリアが敵部隊へ『BS-Bデストラクションバスター』を向け、グリームニルとサリアが魔力リンクを行う事で強化された戦略級荷電粒子砲が発射される。射線上にいたエヴォルグ量産型達は何も出来る事無く、ビームに焼き尽くされて跡形も無く消滅する。
「敵の反応は後僅かか。なら、残りも片付けるぞ」
銀静がそう言った時であった。突然、生き残ったエヴォルグ量産型達は何かを感じ取ったかのように、一斉にある方向へと顔を向ける。その方向は帝国軍陣営拠点であった。すると、エヴォルグ量産型達は一斉に撤退を始めたのだ。
「ん? 何だ、撤退していくぞ此奴ら…」
「トイレでも行きたくなったのかな?」
「…そもそもエヴォルグはトイレに行くとは思えないんだが…」
グリムにツッコミを入れつつ、撤退していくエヴォルグ量産型達を銀静は不思議そうに眺めるのであった…。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『機動殲龍『空翔』』

POW   :    ブリッツウィング
レベル×100km/hで飛翔しながら、自身の【キャバリア】から【ミサイルと機銃による追尾攻撃】を放つ。
SPD   :    オーバーブーストマキシマイズ
レベル×100km/hで飛翔しながら、自身の【キャバリアを更に加速。敵に近づき翼】から【敵機を吹き飛ばす衝撃波】を放つ。
WIZ   :    ダブルバレルカノン
レベル×100km/hで飛翔しながら、自身の【キャバリア】から【鋼鉄をも貫くビームカノンによる連続攻撃】を放つ。

イラスト:イプシロン

👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 猟兵達の活躍によりあっという間に蹴散らされたエヴォルグ量産型の大部隊。生き残った機体は僅かであり、帝国軍陣営拠点へと何とか辿り着く。普通なら猟兵達の圧倒的な力にビビッたり恐れをなして逃げても無理はないだろう。だが、アーキル達は違った。
「拠点から様子を見ていたけど…合衆国軍側に間違いなく猟兵達が参戦したみたいだね。それならこの損害も頷けるな」
「ええ。大火力を有する奴も参戦してきているようですし、これは将軍が狙われる可能性が十分にありますよ」
「別に僕は構わないけどさ…中佐は結構大変じゃない? クロリダにいるハイダル大佐だったら十分対応できるだろうけど…」
「ハハハ…ご心配どうも。確かに大変ですけど、不可能ではありません。ただ…ここの戦場を消し飛ばすぐらいの気持ちでやらせて頂きますよ」
アーキルに不敵な笑みを浮かべながら、エイハムはそう答える。
「おっと、これは中佐のやる気スイッチが入ったかな? 中佐が戦う時が楽しみだなぁ」
「ええ、ご期待下さい。それでは私は準備に掛かります。その間は空翔部隊を飛ばして下さい」
「OK。猟兵達にエヴォルグ量産型との戦闘は準備運動にもならなかっただろうし、丁度いいかな」
そう話したアーキル達は各々の準備に掛かり、空翔部隊を合衆国軍陣地へ飛ばすのであった…。

「こちらシルヴィアだ。補給・換装が必要な者は直ちに済ませて、陣地へ戻れ。敵部隊のおかわりが来たぞ」
 合衆国軍の全体無線でシルヴィアからそう通達され、猟兵達は陣地がある方向を見る。すると、上空から黒い点々の群れが大勢迫ってきているのが見えた。機動殲龍『空翔』の大部隊である。猟兵達は迎撃の為、すぐに必要な事を済ませて陣地へと戻るのであった…。
ヴィリー・フランツ
※引き続きヘヴィタイフーンで出撃
心情:お、選手交代か?その為に対空砲を持ってきたんだぜ、舐めてかかってきた分熨斗を付けて返してやるよ。

手段:「カイゼル1から2と3へ、準備は出来たか?」
【海兵降下装甲小隊第46機動部隊ヘルウォールズ】を2機召喚、性能は二分の一だが対空弾幕はそれなりに濃くなるぞ。
空翔部隊が射程に入り次第、ヘルウォールと共にショルダーAAガンでの対空戦闘を開始、敵が反撃してきた?その為の増加装甲にサブジェネレーターで強化したフォートレスアーマーだ、兎に角耐えて反撃で撃ち落とす、その繰り返しだ。

弾が切れたらまた友軍にカバーに入ってからの給弾作業だ、今回は僚機が居るから手伝ってもらう。



「おっ、来やがったな。事前情報で飛行タイプのキャバリアが出て来るって聞いて、その為に対空砲を持ってきたんだぜ。舐めてかかってきた分、熨斗を付けて返してやるよ」
 空翔の部隊を確認して、『RS-S連装ショルダーAAガン』を準備したヴィリーは『海兵降下装甲小隊第46機動部隊ヘルウォールズ』を発動。2機の対空砲装備ヘヴィタイフーンMkⅩを召喚し、自機の左右に配置する。
「カイゼル1から2と3へ。準備は出来たか?」
「カイゼル2、システムオールグリーン。いつでも行けます」
「カイゼル3、こちらもOKです。ご命令を」
「よし、ならば空のお客さんを対空砲で盛大に歓迎してやれ!」
空翔の部隊が射程に入った瞬間、ヴィリー達はショルダーAAガンの弾幕を上空へ展開する。召喚した機体の性能はユーベルコードの効果によって2分の1になってしまっているが、対空砲火の弾幕は濃くなっており、迫り来る空翔達を次々と蜂の巣にしていく。しかし、空翔も黙ってやられる訳ではない。ビームカノンやミサイル、機銃などでヴィリー達を攻撃する。ヴィリー達の機体にはEPフォートレスアーマーとEP増加装甲が付いており、ある程度は耐える事が出来る。激しい攻防が繰り広げられる中、遂にヴィリー達のショルダーAAガンの弾が切れてしまう。
「ちっ、弾が切れたか…!」
その時であった。空翔達はヴィリーではなく、左右のカイゼル2と3へ攻撃を集中する。複数の空翔達が接近し、翼から衝撃波を飛ばし、カイゼル2と3の態勢を崩す。その隙を見逃さず空翔達はビームカノンやミサイルで追い打ちを掛けて行く。
「しまった…!」
ヴィリーは救援しようと動こうとした時、複数のビームが空翔達を撃ち抜く。更に複数のマイティ・ストライカーが空翔達にビームサーベルで斬り掛かり、撃破していく。合衆国軍が救援に来たのだ。
「大丈夫か、カイゼル1?」
「すまん、助かった。ついでに俺達の給弾作業を手伝ってくれ」
「了解した。2-6、7、8。給弾作業を手伝ってやれ。残りはここのカバーに移るぞ」
「了解」
その後、ヴィリー達は合衆国軍の援護で無事に給弾作業を終え、戦線に復帰して再び空翔達へ対空砲火の弾幕を展開していくのであった…。

大成功 🔵​🔵​🔵​

リズ・ヴィアル
来ましたね…ストームイーグルみたいなの…
空翔っていうんでしたっけ…
また大勢…
後ろに行かれるとまずいですよね…
やれる事はやりますけど…あんまり期待しないでほしいなって…
私メイドですんで…

また盾象砲嵐…さっきより長く撃てるようになった気がする…
猟兵ってすぐ強くなるんですね…
ちょっと戦っただけなのに…

ノーズビームキャノンで狙う…センサー付いてますから…
きっと当てやすい…
ガトリングで弾幕を張ります…近寄らせたくないんで…
ミサイルも受けたくないし…
パルスシールド…ちゃんと構えますよ

こっちには8連装ミサイルもありましたね…
でも撃ち過ぎたらセルジュ旦那様に怒られますかね…
ほどほどにしてこう…



「来ましたね…ストームイーグルみたいなの…」
 自機の補給を終えたリズは陣地に戻り、モニター画面に映る空翔の部隊を確認する。
「空翔っていうんでしたっけ…。後ろに行かれるとまずいですよね…。やれる事はやりますけど…あんまり期待しないでほしいなって…。私メイドですんで…」
ぼそぼそと喋りながら彼女は先程と同じように『盾象砲嵐』を発動し、パルスシールドを展開して自機の全火器を連射し、空翔達に向けて弾幕を展開していく。
「(さっきより長く撃てるようになった気がする…。猟兵ってすぐ強くなるんですね…ちょっと戦っただけなのに…)」
一度、猟兵として戦場に出て経験を積んだおかげか、先程よりも長く連射出来ている事を実感するリズ。そのおかげか多数の空翔達を撃墜していく。
「(あ、そういえばこっちには8連装ミサイルもありましたね…。でも撃ち過ぎたらセルジュ旦那様に怒られますかね…ほどほどにしてこう…)」
リズはそう思って一瞬ミサイルを止めた時であった。少数の空翔達が弾幕が少し弱くなったのを見計らって、弾幕を強行突破してリズの上を通過していく。
「あっ…!?」
動きが遅いシールドファンダーでは振り返るのが間に合わず、キャンプの方へと通過した空翔達が飛んで行く。
「(一瞬、気を抜いてしまった…だから、突破を許しちゃった…!)」
リズが己の油断を悔いた時、通過した空翔達が次々とビームで撃ち抜かれて全機が撃墜される。
「えっ…!?」
リズは一瞬、何が起こったか理解出来なかったが、彼女の近くに数機のマイティ・ストライカーが現れる。合衆国軍が援護してくれたのだ。
「嬢ちゃん、戦場では一瞬の隙が命取りになるし、作戦失敗に繋がる時がある。今回の失敗でそれを良く学んでおきな」
援護した合衆国軍のパイロットの1人がリズにそう教える。
「…はい。…覚えておきます」
リズはその言葉をしかと胸に刻み、再度迎撃に移るのであった…。

大成功 🔵​🔵​🔵​

中小路・楓椛
(連携等自由)
ごきげんよう、ダゴン焼き屋です。
私の将来の顧客の皆様に「また」手出しがあるとの事、到着が遅れましたケド積極的に妨害しに来ました。

【ばーざい】全技能行使、【神罰・呪詛・封印を解く・限界突破】併用にてUC【にとくりす】起動。神話由来にてショゴス軍勢大召喚。その辺に落ちてる残骸を捕食しつつ適度に巨大化したショゴスの皆さんで難民キャンプ側に広域攻性防壁を展開。
【クロさん】は自律稼働にて【谺】を狙撃砲形態にて召喚貸与、適時対空狙撃を。
私はそこから離れた場所から敵操縦中枢に【うぉーでんくりふ】にて直接煽り実況をお届けしておきますね。

猟兵の皆様、後ろは気にせずに適当に蹴散らして下さいませ。



「皆さん、ごきげんよう。ダゴン焼き屋です。私の将来の顧客の皆様に『また』手出しがあるとの事、到着が遅れましたケド積極的に敵を妨害しに来ました」
 現場に転送され、早々に中小路・楓椛(contradictio in adjecto・f29038)は無線でそう名乗りを上げる。
「ダゴン焼き屋…? 聞いた事無いな…」
「あ、良かったら後で食べてみますか? 美味しいですよ、ダゴン焼き。さて、皆様に食べてもらう為にも、敵にはお帰り願いましょうか」
呟いた合衆国軍兵士に返答しつつ、楓花は『焜鉾「ばーざい」』を用いて『認知調律術式:にとくりす』を発動し、神話由来にてショゴス軍勢を大召喚する。謎のスライムみたいな生物達がテケリと鳴きながら蠢きながら、先程の猟兵達が撃墜した空翔達の残骸を捕食し、巨大化していく。その後、ショゴス達は難民キャンプ側へと移動し、キャンプを守るように広域攻性防壁を展開していく。
 一方、楓花は『クロさん』を自律稼働させて狙撃砲形態に変化した『対神霊絶滅神器「谺」』で空翔達を撃墜させながら、離れた場所で『覚声器「うぉーでんくりふ」』を使用する。
「サクール帝国軍の皆さんはこの程度ですかぁ~? この程度だったら、私達はおろか合衆国軍にも勝てませんよぉ~?」
そう言って彼女は敵を煽っていくのであった…。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ダビング・レコーズ
新たな敵反応を多数検知
迎撃体制を維持
ミドガルズオルムは現在位置で固定

エイジスシールド正常に稼働中
パルスフィールドの整波率安定

敵の高速機動を確認
ただし殲禍炎剣の高度制限により、機動に制約があるものと推定
これに面制圧での戦術対処を実行

左右ウェポンコンテナ解放
ベクターボックス、1番から16番まで順次射出
ユーベルコード、高機動分裂ミサイルを発動
コンテナから射出されるマイクロミサイルの総数は723,120発

敵目標は機体特性から非装甲目標と推定
炸薬量が少ないマイクロミサイルでも十分な破壊効果が見込まれる

ミサイルコンテナは質量弾として敵陣地へ投射
オーシャンカレントでの砲撃と合わせて敵後方部隊への牽制を実行



「新たな敵反応を多数検知。各装備チェック……正常を確認。ミドガルズオルム、現在位置で固定しつつ迎撃態勢を維持。敵部隊の情報、分析開始」
 空翔の部隊を確認したダビングは情報分析を開始し、敵部隊に対する最適な迎撃方法を導き出す。
「…分析完了。機体特性から装甲は薄いと推定。よって、マイクロミサイルによる面制圧が最適と判断。これより迎撃を実行する。ウェポンコンテナ解放。ベクターボックス、スタンバイ」
ダビングの操作によりミドガルズオルムの左右にあるウェポンコンテナが開き、『高機動分裂ミサイル』の発動準備が手早く進められていく。その間にも空翔達からミサイルやビームカノンなどの攻撃を受けるも、エイジスシールドによる超大型パルスフィールドによって攻撃を防いでいく。
「ロックオン完了。|発射《ファイア》」
準備を終えた瞬間、『高機動分裂ミサイル』が発動して、16個の『RSベクターボックス』が射出される。それらから大量のマイクロミサイルが放出し、更にユーベルコードの効果により分裂して空翔の部隊を覆いつくす程の数になる。ミサイル個々の威力は低下しているものの、空翔達は大量のミサイルを耐えれる手段など無く、マイクロミサイルの餌食となり、撃墜されていく。
「ミサイルコンテナの軌道修正、完了。敵陣営拠点へ投下。オーシャンカレント、照準完了」
空翔達を殲滅後、ダビングは続けて帝国軍陣営拠点への牽制攻撃に移る。オーシャンカレントを帝国軍陣営拠点へと照準を合わせ、空になった16個のベクターボックスが帝国軍陣営拠点へと投射していく。それを既にデストロイヤー・ゼロに搭乗していたエイハム中佐が目撃する。
「やれやれ…フライングはいけませんよ」
そう言ったエイハムは自機の両手を合わせた後、両手を地面につけて、何かしらの魔法陣を地面に発現させる。すると、地面の魔法陣から16羽のツバメの形をした白い物がベクターボックスへ飛翔する。ツバメ達は正確に全てのベクターボックスへ激突し、爆発して破壊する。
「…!? ならば、これならどうですか。オーシャンカレント、|発射《ファイア》」
ベクターボックスが全部破壊された事に若干驚きつつも、ダビングはオーシャンカレントで帝国軍陣営拠点を砲撃する。超大型荷電粒子ビームが帝国軍陣営拠点へと飛んで行く。
「将軍、これはお任せしますよ」
エイハムはそう言って姿を一瞬で消し、アーキル中将が搭乗するデストロイヤー・ゼロが姿を現す。その機体が術印を両手で素早く結ぶと、帝国軍陣営拠点全体に球状のバリアが展開されて、ビームをいとも簡単に弾き返す。
「なっ…!?」
「じゃあ、返礼はよろしくね、中佐」
アーキルに攻撃を簡単に防がれた事に驚くダビングの側面に、エイハムが搭乗するデストロイヤー・ゼロが一瞬で姿を現す。
「これが先程の攻撃の返礼です」
エイハムは回し蹴りをパルスシールドの上から食らわせ、ダビングは錐揉み状態で落下しながら地上へと墜落する。
「ぐっ…!!」
大きな衝撃が自身の身体を襲い、ダビングは呻き声を上げてしまう。エイハムのベクターボックスを正確に破壊できる魔術と巨大なミドガルズオルムをいとも簡単に蹴り飛ばせる程の格闘技。アーキルの超大型荷電粒子ビームを防げる強力な魔術。彼らの力をダビングは身をもって知ったのであった…。

成功 🔵​🔵​🔴​

ジェラルド・エルネイジェ
またも数で攻めるか
こちらの戦力を削る算段と見た
だが、上手く行くものかな?
我ら猟兵はともかくとして、カメリアの軍はまさに不退転の覚悟であろう
敵将よ、この守りは生半に突破できるものでは無いぞ?

生憎だがサラマンダーは多数を相手取るに向く機体ではない
しかしユーベルコードで覆せる

サラマンダーよ、炎嵐火翔だ
戦場を駆け抜ける炎となり、嵐を呼べ

空翔の大きな翼は飾りではあるまい?
風を受けて揚力を操るならば、嵐によって激しく乱れた暴風の中で、果たして優雅に飛び続けられるものだろうかな
ましてや炎の嵐だ
生じた上昇気流は不測の機動を強いる
制御を失い墜落する事もあれば、急激な上昇で殲禍炎剣の審判を受ける事もあるだろうな



「またも数で攻めるか。こちらの戦力を削る算段と見た。だが、上手く行くものかな? 我ら猟兵はともかくとして、カメリアの軍はまさに不退転の覚悟であろう。敵将よ、この守りは生半に突破できるものでは無いぞ?」
 空翔の部隊を自機のモニター画面で確認し、ジェラルドは不敵な笑みを浮かべてそう言う。
「生憎だが、サラマンダーは多数を相手取るに向く機体ではない。しかし、そんな不利はユーベルコードで覆せる。サラマンダーよ、炎嵐火翔だ。戦場を駆け抜ける炎となり、嵐を呼べ」
彼はそう言って『炎嵐火翔』を発動し、サラマンダーは咆哮を上げて全身に炎を纏い、自機の周囲に炎の嵐を巻き起こしていく。その後、シュトゥルムイオンブースターを噴射して上空へと飛び立ち、空翔の部隊へ突撃していく。空翔達はミサイルやビームカノンなどで迎撃するが、それらはサラマンダーが纏う炎の嵐が飲み込んでいき、無効化していく。
「獄炎の嵐に焼かれよ!」
ジェラルドはそう言って炎の嵐を空翔達にぶつける。炎の嵐は空翔達の全身を焼き尽くしながら、生じた上昇気流で空翔達の機動を乱しつつ、次々と燃やしたまま撃墜していくのであった…。

大成功 🔵​🔵​🔵​

イザリス・アルセイン
ほう?空翔かい?
よくこれだけの数を揃えたものだね

グレイグ陛下なら真っ先に敵陣に飛び込んで行く状況だが…
私にはそんな勇気も才能も無いよ

さて、ギガス・ゴライアは空を自由に飛び回るれるように作ってはいない
そういったカテゴリーのキャバリアではないからね
だがイコール対空手段が無いという結論にはならない

火砲はハイパーパルスシールドで防がせてもらおう
対艦兵器でもないならシールドを使うまでもないがね

こちらからは荷電粒子弾幕で反撃するよ
二本の腕は自在に動き回る砲塔でもある
標準的な武器とはいえ、機体に合わせた大型化によって通常のキャバリアのビームライフルを遥かに上回る
攻撃を扇状に広げ、敵の侵攻を阻止しよう



「ほう? 空翔かい? よくこれだけの数を揃えたものだね」
 空翔の部隊を自機のモニター画面で確認し、イザリスはそう言う。
「(グレイグ陛下なら真っ先に敵陣に飛び込んで行く状況だが…私にはそんな勇気も才能も無いよ。という訳で、私のやり方でやらせてもらうよ)」
イザリスは心の中でそう呟きつつ、ハイパーパルスシールドを展開し、『BS-Aアームビームキャノン』を構える。
「先程のデストラクションバスターに比べたら、このアームビームキャノンは威力が劣るだろうが、あの程度のキャバリアならこれで十分過ぎるくらいだ。標準的な武器とはいえ、機体に合わせた大型化によって通常のキャバリアのビームライフルを遥かに上回る威力だ。それに速射性もある。故に瞬間火力と面制圧力を満たした優れ物なのだよ」
そう解説しつつ、イザリスは『荷電粒子弾幕』を発動して、アームビームキャノンの連射による弾幕を展開していく。空翔達はそれに対抗してミサイルやビームカノンなどで応戦するが、ハイパーパルスシールドによって防がれてしまい、逆にアームビームキャノンの弾幕の餌食になっていく。
「やれやれ…戦闘データは集まるが、もっと強い相手が来ないものか…」
あまりにもあっけなく撃墜されていく空翔達を眺めながら、イザリスは思わずそう呟くのであった…。

大成功 🔵​🔵​🔵​

皇・銀静
機神搭乗
ギガスゴライア出撃発動中
シールドファンダ―の乗り手については一応情報は確認
他はお任せ
サリア…お前は援護射撃と難民キャンプの護衛を頼む
「Grrroooo!!」(任せて!此処の人達は僕が守るよ!

【戦闘知識】
敵機の陣形や能力把握
随分と飛ぶのが好きなようだな
ではお前達の流儀に合わせてやる

【空中戦・念動力・属性攻撃・弾幕】
UC発動
槍の神も発動
飛び回り先ずは念動光弾と火炎弾による弾幕での迎撃開始
「君達がどれだけ早くてもグリムちゃんの眼からは逃れられないよ☆」
【二回攻撃・切断・リミットブレイク・串刺し】
飛び回り直接襲いかかり槍で突き刺し魔剣で切り裂き蹂躙の限りを尽くし

…時間か
では僕は此処までだ(離脱



「次は空の敵か…。そういえばシルヴィア少将。シールドファンダーの乗り手について、何か聞いてないか?」
 上空に展開する空翔の部隊を自機のモニター画面で確認しつつ、銀静はシルヴィアに無線でそう質問する。
「ふむ。分かっている事はリズ・ヴィアルという女性で、ランベール侯爵家のセルジュという奴に仕えているメイドだそうだ。あの白髪准将を助けてこいと主に指示を受けたらしい。これで十分か?」
「ああ、ありがとう。情報の礼は戦果でお返しする」
「うむ、それでいい。頼んだぞ」
シルヴィアとそう話し、銀静は無線を切る。
「さて、始めるぞ。サリア…お前は援護射撃と難民キャンプの護衛を頼む」
「Grrroooo!!(任せて!此処の人達は僕が守るよ!)」
「グリム、俺達は空で戦うぞ。あいつらの流儀に合わせてやる」
「畏まりだよ主☆」
銀静はグリム達にそう指示を出し、『四門開門・凶』、『ギガスゴライア出撃』、絶対必中機構『槍の神』を発動し、周囲の敵の生命力やエネルギーを奪う邪気を纏った自機を上空へと舞い上がらせる。
「さぁ、全てを蹂躙してやる!」
そう言って銀静は飛び回りながら、念動光弾と火炎弾による弾幕を展開し、空翔達を牽制する。空翔達も負けじとミサイルやビームカノンなどで応戦し、銀静の機体に攻撃を命中させていくが、賢者の石による再生能力で装甲が修復されてしまう。
「君達がどれだけ早くても、グリムちゃんの眼からは逃れられないよ☆」
続けて銀静は空翔達にRX万能近接兵装『グングニール』と魔剣『Durandal MardyLord』で近接戦闘を仕掛け、グングニールで突き刺し、魔剣で斬り裂いて空翔達を撃墜していく。やがて、一帯の空翔達を殲滅し終えた後、銀静はモニター画面の時刻を確認する。
「…時間か。では、僕は此処までだ。戦友との約束があるのでな」
そう言って銀静達はここの戦場を後にするのであった…。

大成功 🔵​🔵​🔵​

シャリス・ルミエール
あの姿はまるで獣騎のよう…
キャバリアには多種多様な姿があるのですね

先ほどにも引けを取らない敵の数
全ての侵攻を退けるのはとても困難でしょう
私は私に出来る精一杯の事を果たします

殲禍炎剣に砲撃されてしまう高さと速度は、水之江様がアリコーンに|教えて《インストール》くださいました
それに注意し、角を戴く天馬(ユニコーンモード)で空を翔けます

あれはミサイルと呼ばれる必中の槍!?
狙われたら最後、逃れる事はとても困難…ですが!
フレアディスペンサーで必中の槍を惑わします
ブライトフェザーも光の幻惑として役立つはず

機銃程度でナイトシールドは貫けません!
ホワイトランスの突進を繰り返し、翼竜を地に伏せさせます!
貫いて!



「あの姿はまるで獣騎のよう…キャバリアには多種多様な姿があるのですね」
 自機のモニター画面に映る空翔達を珍しそうに眺めながら、シャリスはそう言う。
「(先ほどにも引けを取らない敵の数…全ての侵攻を退けるのはとても困難でしょう。私は私に出来る精一杯の事を果たします。後は殲禍炎剣に砲撃されてしまう高さと速度は、水之江様がアリコーンに|教えて《インストール》くださいました。それに注意して戦いましょう)」
シャリスは心の中でそう言いながら『角を戴く天馬』を発動し、ユニコーン形態に変形して上空へと飛翔する。シャリスの機体を確認した空翔達はミサイルやビームカノンなどで迎え撃つ。
「あれはミサイルと呼ばれる必中の槍!? 狙われたら最後、逃れる事はとても困難…。ですが!」
ミサイルを見たシャリスは驚きつつも『EP-Bマルチフレアディスペンサー』を起動し、フレアを放出してミサイルを撹乱しつつ、ナイトシールドでビームや攪乱出来ずに飛んできたミサイルを防いでいく。
「行って、アリコーン!」
攻撃を凌いだシャリスはホワイトランスを構えて突撃し、ユーベルコードの効果を生かして複数の空翔達を槍で貫いて撃墜していく。
「まだまだ行けます!」
そう言ってシャリスが再び、突撃を仕掛けようとした時であった。突然、空翔達が一斉に帝国軍陣営拠点へ向かって撤退していく。
「…退いていく。これで第2波は終わったという事でしょうか…」
グリモア猟兵の情報が正しければ、次はエイハム中佐が操るデストロイヤー・ゼロと戦う事になる。相手は強敵のエースだと言う。果たしてどんな強さなのだろうか。シャリスはそんな事を思いながら、撤退していく空翔達を見つめるのであった…。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『SKE-000『デストロイヤー・ゼロ』』

POW   :    トレース・オブ・テクニック
【機体サイズに強化した搭乗者の武術・魔術】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    アンチ・ユーベルコード・オーラ
全身を【敵のユーベルコードの効果を受けないオーラ】で覆い、自身が敵から受けた【通常ダメージとユーベルコードの威力や効果】に比例した戦闘力増強と、生命力吸収能力を得る。
WIZ   :    トレース・オブ・ユーベルコード
【あらゆるユーベルコードを無効化するオーラ】で受け止めたユーベルコードをコピーし、レベル秒後まで、あらゆるユーベルコードを無効化するオーラから何度でも発動できる。

イラスト:右ねじ

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠防人・拓也です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「アッハッハッハ、やっぱり空翔の部隊でも無理だったね。ところで中佐。機体の方はどうだい?」
「既にアンダーフレームの交換を済ませました。先程、デカブツを蹴った時に軽くアレをしましたが、軽くではダメでしたね。やはり損傷しました」
「ちょっと中佐~、ちゃんとやらないとダメだよ~。僕達のような佐官以上の上級士官であれば、アレは基本的な技の1つなんだから」
「そうですね。これからはしっかりとやるとしましょう」
 空翔の部隊が撤退を完了し、遂に帝国軍陣営拠点からエイハムが搭乗するデストロイヤー・ゼロが前線へと出る。
「さて、猟兵諸君と合衆国軍諸君。私がエイハム中佐だ。これから君達の相手をさせてもらう。今までの敵と違って、そう簡単に倒せると思わないで欲しい」
そう言ったエイハムは自機の両手を合わせた後、片手を地面につけて巨大な魔法陣みたいなものを出現させる。そこから巨大な白いサイのような形をした物が召喚される。
「で、デケェ…! 全高だけでも20mくらいはあるんじゃないか!?」
「全長も400mぐらいあるように見えるぞ!?」
召喚された物を目撃した合衆国軍兵士達に動揺が広がる。
「おお、出た! 中佐の十八番、クリーチャーボム『ライノボム』!」
エイハムが召喚した物を見たアーキルは喜ぶ。
「私はこのように生き物をかたどった爆弾『クリーチャーボム』を扱うのが得意です。無論、普通の爆弾も作れますがね。このライノボムの威力は凄いですよ。ここの戦場全体が吹き飛ぶ程です。勿論、避難民キャンプも…って、ああ、そういえば何らかの障壁が張られたので、一度ぐらいは耐えるでしょうね。ですが、合衆国軍は間違いなく壊滅でしょう。あ、そうそう。普通なら突進させるところですが、今回は動かさないでおきます。どのみち起爆すればここは吹き飛びますので。因みに言っておきますが、このライノボムに傷をつけたり、機械や魔術で解除しようとしたらすぐ爆発します。どうすればいいかって? 簡単な事ですよ。私を撃退するか撃破するか、いずれかを満たせば自動的に解除するように仕込んでおきましたから。実に単純かつ明快でしょう」
エイハムは丁寧にそう説明する。
「へっ、だったらすぐに倒してやるぜ!」
そう言った1人の合衆国軍兵士が自機のマイティ・ストライカーを操って、エイハムのデストロイヤー・ゼロへと突撃し、ビームライフルを撃つ。
「帝国式武術・瞬走」
エイハムがそう言った瞬間、一瞬で姿を消してすぐに合衆国軍兵士の側面をとる。
「なっ…!?」
「帝国式武術・魔鉄武装」
そう言ったエイハムが搭乗するデストロイヤー・ゼロの片腕が黒くなり、貫手の構えをとる。
「帝国式武術・鉄貫」
素早く放った貫手がマイティ・ストライカーの胴体を捉え、まるで障子に穴をあけるように装甲を貫く。貫いた場所はコックピットブロックであり、エイハムが手を抜いた瞬間、マイティ・ストライカーは地面へと崩れ落ちる。
「う、嘘だろ…?! 至近距離で38cm砲の砲弾を弾けるマイティ・ストライカーの装甲をいとも簡単に貫いたぞ、アイツ…!?」
敵の恐ろしく強い様子に合衆国軍に恐怖が広がり始め、その恐怖を更に広げるかのように合衆国軍の陣地へエイハムは瞬走を使い、一瞬で移動してみせる。
「帝国式武術・鉄貫・乱」
そう言って自機の両腕を黒くし、次々と貫手を合衆国軍のキャバリア達に放ち、撃破していく。
「将軍、このままでは左翼の陣地が壊滅します!」
「分かっている、私も出る! 猟兵達も出てもらうぞ!」
「えっ…あっ、将軍!?」
部下達がやられていく様を見ていられなくなったシルヴィアが自身の専用マイティ・ストライカーに搭乗し、出撃する。その様子を見ていた猟兵達もすぐに補給などを終えて将軍の後を追う。だが、将軍と猟兵達が到着した頃には左翼の陣地は壊滅状態になっていた。
「おや? まさか猟兵達だけでなく、シルヴィア将軍までもがお越しになりましたか。ですが、一足遅かったですね。ここにいた貴方の部下は全て、私が葬って差し上げましたよ」
シルヴィアと猟兵達に気付いたエイハムは始末していた合衆国軍のキャバリアから手を抜き、振り向く。
「…猟兵諸君。今、我々の目の前にいるエイハム中佐という男はかなりの強敵だ。私もできる限りの援護はするが、お前達の力がこの戦いの勝敗のカギを握っている。心して掛かれ」
シルヴィアは猟兵達にそう言い、武器を構える。猟兵達も各々戦闘態勢をとる。
「さぁ、始めましょうか。私達の戦いを」
遂にここでの最後の戦いの火蓋が切られる。果たして、勝者はどちらになるのか…。

※注意
ここでのボス戦では2機のデストロイヤー・ゼロがいます。エイハム中佐が搭乗するデストロイヤー・ゼロ、アーキル中将が搭乗するデストロイヤー・ゼロの2機です。今回の勝利条件はエイハム中佐が搭乗するデストロイヤー・ゼロを撃退又は撃破です。アーキル中将を相手にしなくてもこの戦いは勝てます。
アーキル中将は後方の帝国軍陣営拠点にて待機していますので、こちらから攻撃しない限りは何もしてきません。攻撃しても構いませんが、戦ったらかなり苦戦しますので覚悟しておいて下さい。念の為、強さの目安を示しておきます。
エイハム中佐(超マジで強い)<?<アーキル中将(異次元に強い)
それでは皆様のプレイングをお待ちしております。
ジェラルド・エルネイジェ
●聖竜騎士団
エイハム中佐といったか
確かに並大抵では無い
全機、エイハム機に攻撃を集中させよ
そこのシールドファンダーも合わせろ

サラマンダー、罪刃業却だ
これはユーベルコードを滅却する力を滅却でな
その機体の情報は事前に調査させて貰った
故に用意した技だ

模倣するか?
俺もサラマンダーも不滅となるだけだがな

帝国式武術か
見事だ
身体と機体で味わってみたいものだが…
生憎正面からの攻撃は無意味だ

合衆国軍にしたように横から殴っても構わんぞ?
バックラーで受けてやろう
代償に、お前は二度とこの世界に戻れなくなるがな

そして、お前の力が強烈であるほど、我が報復の炎も勢いを増す
サラマンダー、バーニングバスターだ
正面から焼き尽くせ


ダビング・レコーズ
●聖竜騎士団
エイハム機のデストロイヤー・ゼロを確認
作戦に従いこれを排除します

封魔領域波動を放出
目標の魔法を使用不能化
ライノボムを“吸収”し、威力をパルスバーストに転換
放射は敵と正対状態となってから実行する
これはユーベルコードであるため、魔法や機械的手段に分類されない
された場合、爆発自体も魔法であるため、吸収可能

なお、ウォーマシンである当機は機体のセンサーを介し、全天周の視界を有する
そのため、視界外が存在しない
よって全周が攻撃範囲である
ただし攻撃は正対時に限定

敵は近接格闘戦を積極的に行うと推定
クローアームでの反撃を実行

敵機が正面以外から攻撃を行った場合、ペナルティ条件が発動
敵は異世界に放逐される


シャリス・ルミエール
●聖竜騎士団
この威圧感…!
バハムートキャバリアの騎士にも、そうそういるものではありません
ですが、私達は決して臆する事は許されません
参ります!

絶対正対決闘!
これよりこの場にいる全軍に、正面から向かい合っての戦闘以外を禁止とします
違反者には投獄の罰を!

背後を取る
横槍を刺す
そのような不遜な戦いをする者は、異界のバハムートキャバリアにある、キャメロット城の牢屋に転送されます!

私とアリコーンは騎士道を語る者として、正々堂々と相対するのみ
恐れる必要はありません
こちらには、正面に対する大いなる守護があります!

手数と精度に優れた技にはナイトシールドの守りを
貫手には長さで明らかに勝る槍で受け流しつつ反撃を!


イザリス・アルセイン
●聖竜騎士団
ほう?
グレイグ陛下を思い出させる戦い振りだ
いや、陛下よりも上品だね
陛下が嵐ならあちらは疾風だ

私は前に出ないよ
友軍を視界に収めておかないといけないからね

後方から全体付与を行う
付与するのはパルスシールド限界駆動
対象は友軍全体

さて、これで38cm砲を弾ける装甲を貫く拳も、正面限定で通用しなくなった
ユーベルコードの無効化も、ジェラルド皇子に無効化されている

ともすれば敵は正面以外から打つ他無い
だが一撃でも打てばシャリスくんの裁きが降る

異世界へ放逐されたら終わりだ
異界渡りの手段は限定されているからね

横や後ろから攻撃した場合、バリアと装甲がそれを阻む
貫通しても、大型機が相手ではリーチが足りないよ


リズ・ヴィアル
●聖竜騎士団
雰囲気違うの出てきましたね…
こういうのご勘弁願いたいんですけど…
私ただのメイドですんで…
逃げたら追いかけてきますよね…
セルジュ旦那様にも叱られそうですし…

さっきからいますね…
サラマンダー…ジェラルド殿下の…
ギガス・ゴライアまで…
グレイグ陛下も来てるんですか…?

とりあえず近くに居よう…こっそり…
敵の狙いがそっち行くかも知れないし…

敵のユーベルコード無効は無効?

魔法は吸収される?

味方は正面からの攻撃に無敵?

正面以外から攻撃したら異世界の牢屋に送られる?

よく分かんないんですけど…
攻撃は敵と向かい合った時だけ…

殴られそうになったら…
盾象振払…これで先制攻撃…
敵…パンチが凄い威力らしいんで…



「エイハム中佐といったか。確かに並大抵では無い。全機、エイハム機に攻撃を集中させよ。そこのシールドファンダーも合わせろ」
 エイハムという強敵を前にして、単独で戦うのは困難だと判断したジェラルドは自身が指揮を執ってダビング、シャリス、イザリス、リズを率いて戦う事を選択する。
「おや、これは豪勢に来ましたね…」
「お前を効率的に葬る手段を取ったまでだ」
そう言ってジェラルドは『罪刃業却』を発動し、戦場全体にユーベルコード無効化を無効化する火の海を展開する。
「では私達の力も発動しましょう!」
「やれやれ…我々を敵に回した事を後悔するがいい」
続けてシャリスが『絶対正対決闘』を、イザリスが『パルスシールド限界駆動』と『全体付与』を発動する。戦場全体に『正面から向かい合っての戦闘以外禁止』というルールが制定され、もし破った場合は異世界のキャメロット城の牢獄行きというペナルティを受ける。更にイザリスが発動したユーベルコードによって、友軍全機に正面からの全ての攻撃を無効化するパルスシールドが付与される。
「後はあのライノボムを無効化致しましょうか」
ダビングはそう言い、『封魔領域波動』を発動し、ライノボムを吸収する。
「あっ、中佐のライノボムが!?」
「ふぅ…やはりそうしてきますか」
ダビングのユーベルコードによってライノボムが吸収されていく様をエイハムは溜め息をつきながら、アーキルは少しガッカリしたようにそれを見守る。やがてライノボムは消失し、ダビングの攻撃の為の魔法エネルギーへと変換される。
「(何か凄い事になってる…。ジェラルド殿下のサラマンダーにギガス・ゴライアまで…。とりあえず近くに居よう…こっそり…。敵の狙いがそっち行くかも知れないし…)」
そんな中、リズは自分に攻撃が行かないように空気になりきっていた。
「う~ん…困りましたねぇ…。どう戦えば良いのやら…」
一方、エイハムは顎に片手を当て、首を傾げながら考えていた。
「どうした? 我々は既に準備が出来たぞ。早く掛かってくるがいい」
ジェラルドはエイハムにそう言う。
「…はは~ん、なるほど。貴方がそう言ってくるのなら…決めました。私からは仕掛けない事にします!」
「………何?」
エイハムの言葉にジェラルド達は呆然とする。
「いや、だって貴方達の行動は明らかにガン防御でカウンター狙いなのが見え見えなんですよ。被害を最小限に抑えるのであれば、こちらから攻撃をしなければいいだけなんですよ。違いますか?」
「………」
まさかそんな決断をあっさりしてくるとは予想していなかった。確かにこちらは敵が攻撃してくる事を前提に考えた戦術であった。しかし、敵が攻撃してこないのであれば、戦術は成り立たない。
「…どうするんだい、ジェラルド皇子?」
敵の想定外の行動にイザリスはジェラルドに指示を仰ぐ。
「…仕方あるまい。こちらから攻撃を仕掛ける。ダビングの攻撃後、私とシャリスが突撃する。イザリスはシールドを維持。ダビングは攻撃後、リズと共に後方から援護しろ」
ジェラルドがそう指示し、まずダビングがユーベルコードの効果で魔法属性のパルスバーストをエイハムに向けて展開する。
「おっと!?」
それを見たエイハムは機体全身を魔鉄武装で黒くさせて、吹き飛ばされて機体が損傷しながらもこれを凌ぐ。また、パルスバーストは帝国軍陣営拠点まで及ぶ。
「全くもう…!」
アーキルは先程と同じようにシールドを張り、帝国軍陣営拠点の破壊を防ぐ。
「ちょっと中佐! こっちも攻撃受けたからさ…僕も参戦してもいいよね!?」
アーキルは少々怒りながら、エイハムにそう尋ねる。
「いえ、将軍はそのままで。また、拠点に攻撃が及ぶ可能性が…っと!?」
全身の魔鉄武装を解きながらエイハムが返答している最中、ジェラルドとシャリスが正面から攻撃を仕掛ける。ジェラルドは『RX-Aヒートエッジクロー』や『RX-Bスマッシャーテイルエッジ』で、シャリスは『竜騎用ホワイトランス』で攻撃を仕掛けていくが、エイハムはそれらの攻撃を全て見切って避けたり、機体の腕か足を魔鉄武装で黒くさせて防いでいく。
「くっ…ちょこまかとすばしっこい…! ならば、これならどうだ!」
ジェラルドは『BS-Bバーニングバスター』で火炎をエイハムの正面に向けて広範囲に放射する。すると、エイハムは大きくジャンプして、ジェラルドとシャリスに背を向けたまま彼らの後方に着地する。
「…!!」
ジェラルドとシャリスは背中を向けたエイハムを攻撃しようとしなかった。正面以外から攻撃したら、自分達にもペナルティが発生するからだ。
「おや、攻撃しないのですか? 背を向けた敵は隙が大ありだと思いますがね?」
「………」
「なるほど。何か事情があるようですね」
そんなエイハムに今度はダビングとリズの射撃攻撃が降り注ぐ。ダビングは『RSベクターボックス』、リズは『RS-B8連装ミサイルランチャー』でのミサイルによる広範囲攻撃である。
「おっと、ミサイルですか!」
ミサイルが着弾する前にエイハムは魔鉄武装で機体全身を黒くして、攻撃を耐える。その間にジェラルドとシャリスはエイハムの正面に回るが、それを読んでいたエイハムは背中を向けてジェラルド達の攻撃を封じる。
「パルスバーストと多数のミサイルによる攻撃…私の魔鉄武装では機体の損傷を抑えるのが限界でしたか。いやはや…猟兵達の強さに恐れ入りますね…」
ジェラルド達に背中を見せながらそう言うエイハム。彼の機体は言葉通り、所々損傷している箇所が見受けられ、黒煙が見受けられる部分もあった。
「(こちらの戦術が見破られたとはいえ、確かにダメージを与える事は出来た。やはり無敵ではないという事だな)」
ジェラルドは自分達の攻撃が敵に通じた事に確かな手応えを感じたのであった…。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

中小路・楓椛
(連携等自由 第二章の選択UCや行動を継続)
皆さん良い仕事してます。これなら「私」が何もしなくても大丈夫そうで何よりです。
ショゴスの皆さんが後ろに何も通さないように防御し続けます。必要であれば装備品を召喚貸与したクロさんが独自に迎撃します。瞬間移動で貫手とか言ってますけどそれって必ず相手に接触しますよね?クロさんなら肉斬骨断マインドで貫通状態で相手を補足して腕一本脚一本を再生不能に破壊する位は普通にやりますよ。

非戦闘員への脅威が消滅した辺りで黙って撤収します。
暴動対策と今後の営業の布石として自分の持ち出しでキャンプで炊き出しでもやりましょうか。何、後々元は「確実に取れます」ので、ええ。



「ふむ、皆さんいい仕事をしてくれますね。これなら私は何もしなくても大丈夫そうで何よりです」
 避難民キャンプへ被害が及ぶかもしれないライノボムが先程の猟兵達の攻撃によって無力化され、楓花はホッと一安心する。彼女は引き続きショゴス達をキャンプを防衛するように指示を出す。
「いやぁ、見事に無力化されてしまいましたよ。猟兵達は本当に凄いですね。私の想像を優に超えた強さです」
猟兵達の力の凄さにエイハムは拍手して称賛する。
「では、降参しますか?」
「いえ、まだ機体も私も動けますから戦いますよ。帝国式武術・斬脚!」
エイハムは楓花の勧告を拒否しつつ、片足を勢いよく蹴り上げ、飛ぶ斬撃を放つ。
「何と、足から飛ぶ斬撃ですか?!」
楓花はエイハムの技に驚きつつも、『対神霊絶滅神器「谺」』から弾を放って斬撃と相殺させる。
「(帝国式武術の攻撃は瞬間移動で接近しての貫手だけかと思いましたが、こんな技もありましたか…。ちょっと予想外でしたね…)」
「まだ行きますよ。帝国式武術・斬脚・連!」
今度は両足を交互に素早く蹴り上げ、エイハムは飛ぶ斬撃を連続で放つ。これに対して楓花は『対神霊絶滅神器「谺」』で相殺させるの精一杯であり、反撃する余裕はなかったのであった…。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

ヴィリー・フランツ
※連携・アドリブはご自由に。
※補給時にヘヴィタイフーンの装備を換装
心情:チート野郎が、正攻法じゃ奴に対抗出来んぞ!

手段:「カイゼル2と3は後退しろ、最早ヘヴィタイフーンのアドバンテージは無いに等しい、急げ」
昔の俺なら命の方が大事と言って逃げてた⋯逃げ時を逃すなんざ俺も老けたなぁ。
シルヴィア中将だったか?一つ賭けに乗らんか?チップは俺の命だから安心してくれ。先ず俺が肩のミサイルで攻撃して奴のヘイトを此方に向ける、さっきと同じなら此方の死角にワープしてコアを一突き。
その直前に騎兵歩槍を乱射する、上手くいけば奴の機体や足元に着弾すれば動きを止める可能性が出てくる、あとは俺の機体共々攻撃しろ。
俺は他の猟兵と比べると派手な高威力の技も使えん、その代わりに【指向性EMP発振弾頭】、ナイトゴーゴンが使う様な特殊弾を目立たず撃てる。
もし失敗したら?一応脱出ハンドルは何時でも引けるようにするが、もしもの時は白髪の准将に言っておいてくれ、『先に行ってる、60年後に向こうで会おう』とな。



「おいおい…貫手だけじゃなくて足から飛ぶ斬撃を放てるのかよ?! とんだチート野郎だな、サクール帝国軍のエースって奴はよぉ!?」
 先程のエイハムの攻撃を目の当たりにしたヴィリーはそう叫ぶ。
「(こりゃ正攻法じゃ勝てんな…。搦め手で倒すしかないか)」
そう決めた彼は先程の戦闘で召喚したヘヴィタイフーン2機に無線を繋ぐ。
「カイゼル2と3は後退しろ。最早ヘヴィタイフーンのアドバンテージは無いに等しい。急げ」
彼の指示に従い、2機のヘヴィタイフーンは後方へと退く。それを確認したヴィリーは心を落ち着ける為に、一度深呼吸する。
「(昔の俺なら命の方が大事と言って逃げてた⋯逃げ時を逃すなんざ俺も老けたなぁ。けど、ここでいっちょ腹を括るか。死ぬつもりはねぇがな)」
心の中で覚悟を決めた彼はシルヴィアに無線を繋ぐ。
「シルヴィア少将だったか? 一つ賭けに乗らんか? チップは俺の命だから安心してくれ。先ず俺が肩のミサイルで攻撃して奴のヘイトを此方に向ける。さっきと同じなら此方の死角にワープしてコアを一突き。その直前に騎兵歩槍を乱射する。上手くいけば、奴の機体や足元に着弾して動きを止める可能性が出てくる。あとは俺の機体共々攻撃しろ。俺は他の猟兵と比べると派手な高威力の技も使えん。その代わりに指向性EMP発振弾頭という対象の動きを止められる特殊弾を目立たず撃てる。動きを止めさえすれば、奴の機体に一撃を加える事ぐらいは出来るだろう」
「…残念だが、その賭けには乗れないな。奴は既に損傷しているし、接近戦は奴にとってリスクもある。主に飛ぶ斬撃を利用してくるだろう。因みに奴の『帝国式武術・瞬走』だが、アレはワープではない。超高速で地面を何度も蹴り、その反動を利用して移動する技だ。純粋な体術だ」
「はぁ!? 嘘だろ?! アレ、体術なのかよ!? というか、そういう重要な情報はもっと早く言って欲しかったぞ!」
「いや、猟兵達の諸君ならとうに見切っていたと思っていたが…」
「んな訳あるか! それよりもどうやって奴にダメージを与えるんだよ?!」
ヴィリーは文句を言いつつ、シルヴィアとそう話す。
「お前が奴に近付いて、指向性EMP発振弾頭とやらを奴の機体か足元に撃ち込めれば良いのだろう? ならば、私が部下を率いて撃ち込む隙を作ってやる。お前はミサイルで牽制し、私達が突撃した後に続け。私達が隙を作ったら特殊弾頭を撃て。そちらの方がさっきよりも確率は高いだろう」
「おい、いいのかよ? あんたは将軍だろ?」
「構わん。前線に出れば私も1人の兵士だ。戦う覚悟はいつでも出来ている。行くぞ」
「…分かった。その策に乗ってやるよ」
そう話して作戦を決めたヴィリー達はエイハムと対峙する。
「覚悟は決まりましたか? 私はいつでも大丈夫ですよ」
どうやらエイハムはこちらを待っていてくれたようだ。
「ああ。ここでお前を倒させてもらうぜ!」
そう言ってヴィリーは自機の肩部から『RS-Sピラニアミサイル』を発射し、それと同時にシルヴィア達がスラスターを噴射させて突撃を開始する。
「なるほど、ミサイルは牽制ですか。帝国式武術・斬脚・薙!」
そう言ったエイハムは片足で回し蹴りして、横に広い飛ぶ斬撃を放ち、斬撃はミサイルを破壊するのと同時にシルヴィア達の方へ向かう。だが、シルヴィア達はジャンプして回避し、後に続くヴィリーもシルヴィア達の動きを見て同じように回避する。
「やはりかわしますか! 帝国式武術・魔鉄武装!」
エイハムは接近戦になると読み、機体の両腕を黒くさせて構える。
「行くぞ、エイハム中佐! 北方面軍の強さをとくと見るがいい!」
まず2機のマイティ・ストライカーが突撃しながら、ビームライフルを連続射撃し、エイハムの左右の動きを封じる。次にシルヴィアが搭乗するマイティ・ストライカーがビームサーベルを構えて突撃する。
「来ますか!」
エイハムは自機の両腕を胸の前でクロスさせて防御態勢をとるが、シルヴィアはそのまま攻撃せずジャンプしながら宙返りして、エイハムの背中を取り、背中をキックしてエイハムの態勢を崩す。
「なっ…!?」
「今だ、やれ!」
「待ってたぜ!」
接近していたヴィリーは特殊弾頭を装填した『RS一六式自動騎兵歩槍』を発射する。エイハムは咄嗟に魔鉄武装を全身に展開するが、発射された特殊弾頭の一部は機体に命中してしまい、弾は指向性EMP発生機に変形してEMPを発生させて、機能障害を引き起こす。
「くっ…しまった!」
機能障害が起こったエイハムのデストロイヤー・ゼロは地面に膝をついてしまい、大きな隙が出来る。それを見逃すヴィリーとシルヴィア達ではなかった。
「おらぁぁぁ!!」
ヴィリーは『RXバーンマチェーテ』を、シルヴィア達はビームサーベルでエイハムに斬り掛かる。エイハムは再び魔鉄武装を全身に展開しようとするが、機能障害と機体の損傷の為か胴体しか黒くならず、胴体への攻撃は防げても両腕を斬り落とされてしまう。
「ふっ…潮時ですかね…! 帝国式武術・瞬走!」
エイハムはこれ以上の戦闘は不可能と悟り、ヴィリー達から素早く離れて帝国軍陣営拠点へと撤退していく。それを見たシルヴィアの部下達は追撃しようとするが、シルヴィアは制止する。
「…ヴィリーと言ったか。賭けには勝ったようだな」
「…ああ。とりあえず今は一服したい気分だぜ」
ホッと一安心したかのようにヴィリーは思わずそう呟く。こうしてここでの戦いは猟兵達と合衆国軍が勝利を収めたのであった…。

 一方、帝国軍陣営拠点では撤退の準備が進められており、エイハムはアーキルの所に戻っていた。
「申し訳ございません、将軍。最後は不覚を取りました。この戦いの敗北の責任は私にあります。どうか処罰を下しなさいませ」
地面に膝をつき、首を垂れながらエイハムはアーキルに謝罪する。
「いやいや、処罰だなんてとんでもない。猟兵達との貴重な戦闘データを得られたのだから、こちらとしては大収穫だよ。それに敗北前提の戦いだったんだ。という事で、処罰は無しだよ、中佐。よく生きて帰ってくれたね、お疲れ様」
アーキルは笑顔でそう話しながら、エイハムの肩を優しく叩いて苦労を労う。
「それにしても…本当に猟兵達は強かったね。大総統と総指揮官のアラム様は本気で合衆国を滅ぼすつもりみたいだけど…今回のように猟兵達が大勢参戦してきたら、合衆国を滅ぼすのは難しいかもね」
「こちらも何か対策を考えねば、帝国を猟兵達が滅ぼしかねません」
「そうだね。中佐の言う通りだと思う。とりあえず今はここから引き揚げよう。話の続きはその後でね」
「了解しました」
アーキルとエイハムはそう話し、撤退を進めていくのであった…。

 避難民キャンプの防衛を果たし、サクール帝国の進撃を猟兵達と共に阻止した合衆国。この先、合衆国と戦争の行方はどうなっていくのか。それはまだ誰にも分からなかった…。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2025年06月29日


挿絵イラスト