Shout Moon! 高校ロックンロール
タイクツな日常を吹っ飛ばせ。
仲間が居れば私たちは無敵だ。
魂は永遠のジュブナイル……。
青臭くて、馬鹿馬鹿しくて、それでも大好きだった、ロックンロール。放課後競い合うように教室から駆け出して、徒歩15分もある小さなスタジオに、バカでかい楽器を担いで。何時間も練習したのを、昨日のように思い出せる。
誰にはばかる事もなく声を上げ、これこそが自由だと信じていた――。
「っ!」
また、そんな悪夢を見た。
ロックンロール。私たちの夢。私たちの存在そのもの。だけどいつからか、声を出せなくなっていた。口を開いて魂を解放させようとするたび、心臓を直接掴まれるような恐怖を感じる。
震える声をなんとか絞り出して、嫌な汗を拭いながらバンドメンバーたちの方を振り返ると……そこには赤い血、血、血、ロックとはほど遠い静寂に、スポットライトには暗すぎる月明かり……。
悲鳴すら上げずに目を覚ます。もうこれで何度目だろう。机から落ちた拍子でホーム画面を映し出したスマホが、仲間からの心配のメッセージを伝えていた。もうすぐ学園祭、これまでその日のために練習してきた。それなのに。
もう、声を出せない。家の窓からこちらをのぞき込む満月の眼差しから逃れるように、布団をかぶり直した。決して声を漏らさぬよう、心の中で嗚咽をあげながら。
「ビビビッ、と来たのです! 予知のお時間ですよ!」
サクラミラージュの女学生、月見里見月(幼き彼女の悩み・f27016)は、まるで演説者のように演台で手を振り振り、集まった猟兵たちに状況を伝える。
「場所はUDCアース! 見ゆるは青春の総決算、學園祭! 歓声とファンファアレが彩るべきこの場を静寂に圧し包もうとする影、あり!」
きゅぴーん、と意味不明なポーズをキめ、騒がしいジェスチャーはようやく一区切りした。
「祭のメーンイベントで歌う予定だった"ロックスタァ"の歌い手さんが、邪神……憑依型UDCの影響下にあるようです。ある日突然声を出せなくなり、家からも出なくなってしまいましたが、これはかの邪神が表に出るのを、無意識に避けているため……それなるもののトリガァはズバリ「声」なのです。しかしこのままでは、彼女は祭のラスト、自分が歌う筈だった演奏と共に絶望の声をあげ、最悪の形で邪神が顕現してしまいます!」
「それを避けるべく、皆さんに与えられた任務。それは教師や生徒、用務員や臨時の業者に扮して祭に潜り込み……飛び込み可能、参加自由の歌唱ステェジで、彼女に絶望ではなく再び反逆の叫びを上げさせることです! さすれば邪神は望まぬ形でその姿を出さざるを得なくなり……あとは皆様の独壇場、というわけで!」
パンパン、と手拍子を打って、彼女は伝達を締めくくった。
「さぁ、閉じ込められたロックスタァの魂に、再び解放を!」
眠る世界史教師
学園祭を舞台として、ハイスクールミュージックに興じていただきます。
●第一章
何は無くとも学園祭に参加しなければなりません。メインステージの催しが始まるまで、思い思いの形で会場に溶け込んでください。
●第二章
邪神に憑依された対象はこっそりと学園祭を訪れています。ジャンルは問いません、彼女の心を揺さぶる歌や演奏で、その音楽への愛と情熱を取り戻してください。また、事態が進むほど邪神の顕現が進行し、周囲の生徒に危害が及んだり、一般の演奏者が妨害される事が予想されます。そちらに対処するロールも可です。
●第三章
無事ターゲットの音楽への情熱に火を灯し、叫びをあげることが出来れば邪神が顕現します。ステージや宿主の影響を受けているのか、演奏や音楽に対しては特別な反応を見せるようです。
第1章 冒険
『高校潜入調査』
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POW : 放課後、運動系の部活動に励む学生を対象に調査
SPD : 学外、バイトをしたり遊んでいる学生を対象に調査
WIZ : 校内、生徒会活動や勉学に励む学生を対象に調査
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●ハコガワ高校学園祭会場
長期休みを利用して設営された学園祭の会場は、幕を開けたばかりにも関わらず目を回すほどの賑わいようだ。屋台からは美味しそうな煙が立ち上り、出店の客引きがひっきりなしに声を上げる。今回の舞台となる中央ステージでも、既にバンド演奏やトークショー、ミスコンなどの催しが繰り広げられている。スケジュールの最後に書かれた『Moon Lighter vo.夜亘キョウコ』の上に貼られた『中止可能性アリ』のテープだけが、酷く虚しい。
まずはこの場に溶け込んで、地盤を固めがてら標的の到着を待つとしよう。ある程度の楽しみは役得というものだ。
ミーガン・クイン(サポート)
はぁい♪
サキュバスの魔女、ミーガン・クインよ。
私のユーベルコードの拡大魔法や縮小魔法、
アイテムの巨大化薬や縮小薬で色んなものを大きくしたり小さくしたり。
きっと楽しいことが出来るわね♪
ミュールフォンは無口で無表情だけど従順で私を守ってくれる、
剣と盾で戦う天使ちゃん。
戦闘面はこの子にお任せ♪
サポートに不思議な魔法の力はいかがかしらぁ?
私のことを好きに使ってみてね♡
「ふうぅ~ん……」
ミーガン・クイン(規格外の魔女・f36759)は学園祭を歩き回りながら、何とも付かない感情と共に息を漏らす。
焼きそば、かき氷、メイド喫茶に女装メイド喫茶……かなり大きな学校であるようで、数多くの出し物が軒を連ねているが、どれも高校生の出し物の域を超えるようなものではない。大きく、大きく、もっと大きく! 二つ名の通り規格外のものを好む彼女にとって、この待機時間はいささか退屈なものであった。無柳のままに校庭へと足を延ばし、何かないかとぶらついて回る。
「だめだだめだ! ぜんッッッッぜん迫力がない!」
とそこに、学園祭の雑踏のなかでも一際大きい声が響き渡った。
「こりゃなぁ、我ら映画研究会の総力を挙げて作成した稼働怪獣着ぐるみ『メッチャくん』のお披露目の場なんだよ! それなのに君の戦いと来たら、メッチャ君の前に立つにふさわしい覇気を感じない!」「勘弁して下さいよ、自分バスケ部の演習断ってこっち来てるんすよ」
各部活が持ち回りで使用している校庭の中央で、緑色に塗られた怪獣の着ぐるみと一人の男子生徒が取っ組み合っていた。どうやら特撮の撮影風景を再現しているらしい。
が、特撮とはカメラ越しに見るから巨大で迫力があるものになるのであって、傍目から見ても子供のお遊戯以上の何者でもなかった。折り畳み椅子に腰掛けてサングラスとハンチング帽を揃えた、かなり形から入るタイプの監督生徒がメガホン越しに怒鳴る。
「折角ジオラマも用意したのになんてザマだ! こうなったらお前、ホラ、でかくなれ。10mくらい」「無茶言わんといて下さいよ、カントク」
監督はだいぶ参っているようだ。だが、これを聞いて内心ほくそ笑む者が一人いた……言わずと知れた彼女である。
口の中で小さく呪文を唱え、魔方陣を展開……どんなものでも大きくし、大きくし、更に大きくする、規格外の魔女の十八番が着ぐるみと演者に向けて放たれた。
「おおおおおおおおおおお」
一人と一体はぐいぐいと巨大化し、あっという間に校舎の高さを超え、会場のどこからでもその姿を視認できるほどになってしまった。
「松田ァ! やればできるやんけ!」「なんでもやってみるもんっすね!!!」
「映研マジか! 半端な過ぎる!」「これが特撮の未来なのか!」
着ぐるみと巨人との戦闘シーンが幕を開き、しらけていた会場はにわかに大盛り上がりの場となった。ミーガンはしばし、それを満足そうに眺めるのであった……勿論、全て終わったら戻すのは忘れずに。
成功
🔵🔵🔴
多環和・ひゃんたん
※アドリブ大歓迎
※人懐っこくめげずにグイグイ行く
ひゃーん、普段はドサ周りだから学園祭でライブって憧れひゃん♥
露店で買い食い
一緒に撮影大歓迎。たっくさんファンサしちゃうよ
実行委員に「飛び入りライブしたい」ってお願い
音源はカセットテープ、アンプもあるよ
え?音響設備貸してくれるの?壊しても怒らないひゃん??
持ち歌は『電波寄りアイドルソング』『怪談モチーフの曲』
実は10年以上…げふんげふん
え、お断りかぁ
せめて歌を聞いてから判断して欲しいひゃーん☆
聞いて下さい、最新曲の『きさらぎ駅で死にかけた』
♪ドキドキ☆ハートの丑三つドキ 迷い込んだLABYRINTH☆
オートでUC発動
また聞きたいって?嬉しいひゃーん
「焼きそばにわたあめ、フランクフルトにフライドチキン!」
多環和・ひゃんたん(ひゃんひゃんひゃんひゃん・f44628)が校舎を練り歩く。片手に買い食いの品、もう片手にカメラを持って、学園祭を満喫しつくす姿勢だ。
「え、記念撮影? おっけおっけー、何枚でも撮っちゃいますぅ」
ファンへのサービスも欠かさない。プライベートを謳歌していてもどう見られているかを意識する、まさに完璧なアイドルの姿だ。
そして、彼女の足は校舎中央に設けられたステージへと辿り着いた。
「学園祭のライブ……普段とは熱気が全然違う! 憧れてたひゃん♥」
ライブのスケジュール帳には、『現在飛び入り歓迎!』という文字がでかでかと刻まれている。実際はその時間帯を担当させられるバンドが見つからなかっただけの苦肉の策だとしても、文化祭の熱に浮かされた生徒と観客たちはそれで盛り上がるから結果オーライなのだ。
"長いキャリア"をドサ周りで繋いできた彼女としては、この機会に便乗しない手はない。彼女が文化祭実行委員のテントに近づき始めた段階から、委員会の生徒たちはその全身からほとばしる「ライブやりにきましたよオーラ」に期待の眼差しを向けていた。
「ひゃんたん、ここで歌いたいですぅー♥」
そう一声かけると、即座にマイクやら、諸々の音響設備が差し出された。本職のアイドルが飛び入りというのは、彼らにとって渡りに船、降って湧いた幸運だったのだ。
「わはぁ~い、ありがとぉ~♥ それじゃ歌はね、『四谷ダッシュラブラビリンス』に『口裂けルージュのラブマーク』、そして最新曲の『きさらぎ駅で死にかけた』……」
「あの……古くないっスか?」「ちょっと文化祭には……」「え、駄目ェ?」
ここで流石に実行委員からの待ったが入る。彼女が挙げた曲目は、最新のものですらどれも非常に"年季の入った"代物であった。
文化祭という場所、ひゃんたんというアイドル、そして子供は知らない歌……どれもが全方面に噛み合っていないという判断が入った。実行委員は少しずつ冷静さを取り戻していたのかもしれない。
「……でもせめて一曲、聞いて行ってから判断して欲しいひゃーん♡」
そう叫ぶや否や、管理テントの中で音響設備を繋いで熱唱し始める。"恋"とか"ずっきゅん"とか"はちみつ"とか、糖分の高い歌詞をふんだんに盛り込んだジャンクソングだ。
「♪ドキドキ☆ハートの丑三つドキ 迷い込んだLABYRINTH☆」「「「ラビラビ!!」」」
管理テントは大盛り上がりだった。普通にライブを待っている観客たちからは困惑のざわめきが上がっているが、そんなことにはお構いなしだ。
天性のアイドルであるひゃんたんにとって、歌と踊りで観客の心を掴むことはおちゃのこさいさいなのだ。断じて彼女の別の側面、淫魔とか七不思議とか、そっち方面の力によるものではない。恐らくは。
「また聴きたい? それじゃ、今度はおっきなステージで歌ってくるひゃーん♡」
そして、彼女は管理テントの天幕を捲って、ステージへと躍り出るのだった。
大成功
🔵🔵🔵
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※トミーウォーカーからのお知らせ
ここからはトミーウォーカーの「相原きさ」が代筆します。完成までハイペースで執筆しますので、どうぞご参加をお願いします!
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マキナ・インテール
※アドリブ・絡みOK
※マキナはいわゆる男の娘
おお〜これが学園祭ですか〜。
UDCの職員さんの本で読んだ通り、楽しそうな場所ですね!
まずは……あそこの柔道部って人たちに聞き込みを……
えっ?僕も男子ですけど……。
ううん、女の子みたいだからって話聞いてくれません。
そうだ!こういう時は勝負を挑んで、それに勝つことができれば話を聞いてくれるはず!本で読みましたから、きっとそうなるはずです!
サイボーグの底力、舐めないでくださいね〜!
「おお~これが学園祭ですか~。UDCの職員さんの本で読んだ通り、楽しそうな場所ですね!」
物珍しそうに学園祭に、観客として潜入しているマキナ・インテール(鋼鉄の心臓・f45583)は、見る者皆、新鮮に映っていた。
無理もない。この力に目覚めるまで、マキナは、UDCの施設内で過ごしていたのだから。
それに、これはマキナにとっても初めての依頼。
しっかり任務を果たそうと、不器用ながらも頑張ろうとする姿が見える。
「まずは……あそこの柔道部って人たちに聞き込みを……」
目に入ったのは、『男だけの柔道部体験!』の文字。ちなみに、女性のような姿をしているが、マキナはれっきとした男である。間違えの無いように。
「あのーすみません! ちょっとお話を……」
「ここは女人禁制であるっ!! 帰った帰ったっ!!」
屈強な男達が、マキナを追い出しにかかる。
「えっ? 僕も男子ですけど……ああっ!!」
とうとう、追い出されてしまった。けれど、マキナもはいそうですかと引き下がれない。
「ううん、女の子みたいだからって話聞いてくれません。そうだ! こういう時は勝負を挑んで、それに勝つことができれば話を聞いてくれるはず! 本で読みましたから、きっとそうなるはずです!」
ぐっと拳を握り、もう一度、その門をくぐる。
「それなら……勝負です!! 僕はこれでも男ですからね!! もし僕が勝ったら、お話聞かせてくださいっ!!!」
「いいだろう。ならば、勝負だっ!!」
「サイボーグの底力、舐めないでくださいね~!」
どっかーーんっ!! 数秒後、哀れ柔道部員は床に倒され、学園祭の中央ステージ、最後のライブが夜亘キョウコのライブだということを、マキナは知るのだった。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 冒険
『『邪神スクール』恋悩みし少年少女たち』
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POW : 学生と意見交換し、告白現場に向かう
SPD : 自分の足で歩き、学校内の生徒に聞く
WIZ : 知識や魔法を使って、裏サイトを探し出す
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
学園祭の中に、深々とフードを被った少女が、隠れるように会場の中を歩いていた。
様々な展示や催し物に興味があるようで、手を伸ばそうとして……何度もやめているように見える。
「……皆も、来てるのかな……?」
これからのことを思うと、悪夢の事を思うと、やはり、ステージには向かえない。
最後にしてもらったよと、携帯に届いたメッセージが、彼女を苦しめるようだった。
「本当は、来ちゃいけなかったのに……」
長いコートの下には、既にステージで着る衣装を身に着けている。
でも、それでも……やはり、彼女は行けない。
辛く苦しくとも……あの悪夢を現実にしては、いけない……と。
百地・モユル(サポート)
熱血で好奇心旺盛
本が好きな小学生
正義感が強く困っている人は見過ごせない
UDCアース出身
技能の世界知識でほかの世界のこともわかるかも
あとボクが持ってる技能で
使えるのは…
情報収集、コミュ力、時間稼ぎ、救助活動、学習力、暗視、聞き耳あたりかな?
それに勇気と覚悟と気合い!
ほかにも持ってる技能を使って調べられることは調べたいし
もし力仕事とかで必要ならトリニティエンハンスやストロンゲストモードなどのパワーアップ系UCも使うよ
今日はここの世界か…どの世界も、ボクたちがちょっとずつ良くしていければいいね
アドリブ絡み歓迎
「なにが、来ちゃいけなかったんだ?」
そう声をかけるのは、百地・モユル(ももも・f03218)。その少女……いや、夜亘キョウコは、驚いていた。
突然出てきたモユルは、事件の事を知り、対象者へと接触を果たした。
「そ、そんなんじゃ……」
言い淀むキョウコを見て、モユルは何かを感じる。
きっと言えない、何かがあったのだ。それをキョウコは怖がっている。そんな気がした。
「まあ、言いたくないならそれでいいけどさ。せっかく、楽しい学園祭に来たんだから、何か食うとかしない?」
「えっ……」
「ほら、こっちっ!!」
差し伸べられたモユルの手に引っ張られて、キョウコはモユルと共に移動していく。
そして、モユルは目についた店で、焼きそばやチョコバナナを買っていった。
「ほらよ。何か食べたら、元気も出るぜ? だろ?」
買ったものは、そのまま、キョウコへと手渡す。そのモユルの笑顔に、キョウコは困ったように俯きながらも。
「……ありがと」
礼を述べて、そのモユルが買ってくれたものを、ようやく口にした。
「美味しい……」
「だろっ! ほら、もっと食べてさ、元気出せよ!!」
そのモユルの言葉に、キョウコは久しぶりに笑みを見せたのだった。
成功
🔵🔵🔴
鈴乃宮・影華(サポート)
「どうも、銀誓館の方から助っ人に来ました」
銀誓館学園所属の能力者……もとい、猟兵の鈴乃宮です。よろしく
学生時代の経験から、大概の状況は冷静に対応できます
体内に棲む黒燐蟲を使役するユーベルコードを主に使用
シルバーレイン世界の技術レベル程度ならハイテク機器も扱えますが
それ以上だとキャバリアの制御AI『E.N.M.A』に頼ります
例え依頼の成功の為でも、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
あとえっちなのは絶対にNG
なお、コメディ色が強い等のネタ依頼の場合は
「これ、真面目にやると負けなのでは……?」と考え
姉の『鈴乃宮・光華』の演技で語尾を「にゃ」にする等全体的にきゃる~ん☆とした言動に変わります
「すみません、少し宜しいでしょうか?」
そう前置きして、鈴乃宮・影華(暗がりにて咲く影の華・f35699)は、学園祭の運営側となる学生達に声をかけてた。
「中央ステージの最後のライブを行う、Moon Lighter vo.夜亘キョウコさんについて、お聞きしたいのですが……」
「キョウコのこと? 最初はノリノリで練習してたみたいだけど……」
「なんか、その途中で具合が悪くなっちゃったみたいだよね?」
学生達は口々に言いだした。
「歌はかなり上手いんだけど……ね」
「それで、今、数日休んじゃってるんだよね……このまま学校来ないのかな?」
どうやら、彼女は最近、学校を休みがちなようだ。
「その原因は、ご存じですか?」
「さあ……同じグループにいた子達なら知ってるかもしれないけれど……」
「ねぇ……?」
流石にこれ以上は聞けないようだ。礼を述べて、さっさと退散する影華。
「でも……彼女には、歌ってもらわないといけないんですが……」
原因は恐らく、毎夜見る悪夢の事だろう。
しかし、それを指摘しては、いけないような気がする。
「さて……これからどうしましょうか」
影華は、ふうっと息を吐きながら、キョウコの姿を探すのだった。
成功
🔵🔵🔴
シン・クレスケンス(サポート)
◆人物像
落ち着いた雰囲気を持つ穏やかな青年。
窮地でも動じず冷静な状況判断で切り抜ける。
◆行動
探究心や知識欲が旺盛(どの分野でも)。
魔術の研究者でもあり、魔術とそれに通じる学問や技術に特に目がなく、それらの品や事象の情報を仕入れてはUDC『ツキ』と精霊『ノクス』を伴い、各世界を飛び回っている。
ツキ曰く、ワーカホリック。
意外とアクティブで運動能力も高く、スポーツや野外活動をしている姿も。
コンピュータを使っての情報収集の他、柔和な雰囲気と人当たりの良さで対人の情報収集や説得に回ることも。
◆口調
・シン→ステータス参照
(※使役は呼び捨て)
・ツキ→俺/お前、呼び捨て
だぜ、だろ、じゃないか?等男性的な話し方
「さて……どうやって彼らと話をしましょうか……」
相手はどうやら、自身の事を知られたくない様子。
できれば、秘密裏に調べていきたいところだが……と、ステージの楽屋で話し声が聞こえた。シン・クレスケンス(真理を探求する眼・f09866)は、そっと近づき、その声に耳を傾ける。
「……やっぱりキョウコ、来ないのかな?」
「最初はかなりノリノリで練習してくれたのに……」
「どうして途中で辞めちゃったのかな?」
「もしかして、俺達の事、嫌いになったんじゃ……!!」
どうやら、話をしているのは、キョウコと組んでいるバンドメンバーのようだ。シンはこれ幸いと、そのまま静かに聞くことにした。
「なら、わざわざ私達のメッセに返信してくれないでしょ? あの子はちゃんと返信してくれてる。……数は少ないけどさ」
「心配かけたくない……のかな?」
「言ってくれりゃ、俺達だって協力するのにな……」
キョウコは、メンバーと喧嘩をしたというわけではなさそうだ。では、やはり、キョウコが来れないのは、あの悪夢のせいだろう。
バンド仲間との仲は、良好であるのならば、ここに来れば、すぐにでもステージに立てるだろう。
問題は……キョウコ自身。彼女の心の問題だ。
「これはちょっと……厄介かもしれませんね」
シンは、ふうっとため息を零すと、キョウコがこの楽屋に来るまで、待つことにするのだった。
成功
🔵🔵🔴
納花・ピンチン(サポート)
ブギーモンスターの勇者×殺人鬼
布を被ってから11年が経ちましたわ
普段はお嬢様口調で、時々関西弁がちょこっと
……って、勉強中なんですわ!
あくまでお仕置きをしに来ているから
あまり殺伐とした戦い方はしませんわ
武器も直前で刃を返して叩いたり
その光景はギャグになることが多いですわ
商人街出身、お話しや交渉なんかも好きです
小さなスイーツや飴ちゃんを渡して一緒に食べると
色々話してくれるんですわ
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し
多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
また例え依頼の成功の為でも
公序良俗に反する行動はしません
あとはおまかせ
ほないっちょ、よろしくおねがいします
モユルと別れて、キョウコは少し、元気を取り戻していた。
だが、なかなか、ステージの方へは行きづらい。練習もさぼってしまったし、合わせる顔もない。
ちょっとだけ、歌って気分転換。ライブで歌わない歌ならば、こうして歌える。でも、ライブで歌う予定の歌は……どうしても、歌えない。
はあっと、キョウコは何度目かのため息を零した、そのときだった。
「そんなにため息を零すと、良い運気も逃しますわよ?」
そう声をかけたのは、納花・ピンチン(ブギーモンスターの勇者・f31878)だ。
「えっと……あなたは?」
「アタシは……そう、通りがかりのシーツを被ったお嬢様ですわ!」
その言葉にきょとんとするキョウコ。
「それよりも!! あなたの歌、素晴らしいですわ!! あなた、この後、ステージで歌うんでしょう? ぜひ聞かせていただきたいですわ!」
「それは無理よ。歌えない……ライブで歌う歌は……歌えないの」
「でも、それ以外の歌ならば、歌えますわよね?」
ピンチンの指摘に、キョウコは思わず、俯く。
「何を恐れていますの?」
「……えっ?」
「まあ、怖いことはたくさんありますわ。歌えなければ、他の歌を歌えばいいのです。無理にとは言いませんわ」
「でも、あの歌は……歌いたい……。皆で練習して、がんばったもの、だから……」
「なら、歌えばいいじゃないですの」
そういうピンチンにキョウコは、怒りをぶつける。
「それは、あんたがあの絶望を知らないからだっ!! どんだけ、何度も……嫌だって言っても、何度も見ちゃうんだ。これはきっと正夢で……怖くて……」
最後に涙目になるキョウコに、ピンチンはそっと手を握る。
「そうですわね……普通の方は怖いかと思いますわ。アタシも時々、怖くなる時がありますの。でもそんなときは……」
キョウコの手を広げさせ、そこに美味しい飴ちゃんを乗せる。いちごみるく味の優しい飴を。
「おまじないですわ。それを舐めれば、あなたは歌えますの。最後のオオトリでも、なんでもですわ」
「そんな風に言われたの……初めて……」
ピンチンから渡された飴を口に含み、キョウコは立ち上がる。
「私、行って来る。みんなが、待ってるから……」
そういうキョウコを嬉しそうにピンチンは、大きく手を振り。
「いってらっしゃーい! ステージで見てますわー」
優しく見守るのだった。
成功
🔵🔵🔴
第3章 ボス戦
『月蝕』
|
POW : 静かの海
【ナイフ】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
SPD : 熱の入江
【身体を腐食させる劇物】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ : 善良の湖
技能名「【見切り】」の技能レベルを「自分のレベル×10」に変更して使用する。
イラスト:香
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠ショコラッタ・ハロー」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
そして、彼女は……キョウコは、楽屋に向かった。
「ご、ごめん、なさい……」
素直に謝ると、仲間達は優しく迎えてくれた。
ああ、大丈夫だ……。いつもよりも、元気だし。なによりおまじないの飴も舐めた。
だから、大丈夫だと、キョウコは思っていた。
「ああああああああああっ!!!!?」
この衝動はなに? こんなこと、したくない。
私は、私は……ただ、歌いたいだけなのに……。
みんなと、歌いたい……だけ、なのに……。
否。だからこそ、私は歌いたい。
「私は……私、はっ……!!!」
助けてくれた人達を、陰ながら支えてくれた……|あの人達《猟兵達》へと救いの手を伸ばした。
諏訪野・みすず(サポート)
とにかく突撃して、ボスをぶっ飛ばします。「みすずちゃんにはパパ以外は、勝てないよー!」「このままじゃマズいよね」アドリブ、共闘歓迎です。
「どっせいっ!!」
襲い掛かろうとするキョウコを……否、オブリビオンとなりかけている月蝕を、諏訪野・みすず(不思議系ダンサー・f00636)は、蒸気エンジンを搭載したレガリアスシューズでもって、蹴り上げた。
「かはっ!!」
だが、月蝕はホッとしたような表情を浮かべたことに、みすずは、にこっと笑みを浮かべる。
「みすずちゃんはパパ以外には、勝てないよー!」
「それって……」
「つまりは、キョウコさん、あなたを必ず止める!!」
再び、レガリアシューズに蒸気エンジンを搭載して、物凄い勢いでもって、今度は踵落としを……というところで、見切られてしまった。
「くっ……相手は見切りするんだったっけ……」
そんな話を聞いていたが、目の当たりにすると、ちょっと悔しい。
さっき、上手く当てれたのは恐らく、不意打ちの一撃だったからだ。ならば、みすずのやるべきことは一つ。
「何度も挑戦あるのみっ!!!」
かなりの力技なのは、目をつぶってもらいたい。なぜなら、みすずは頭脳派ではないのだから。
成功
🔵🔵🔴
シェーラ・ミレディ(サポート)
※OK:シリアス
※NG:エロ、ネタ、コメディ、心情系
※傭兵的なスポット参戦
称号通り、僕の身体を維持するための金儲けと、弱者をいたぶる醜い行いが許せぬ義侠心が行動指針だ。
美しいものは愛でるべきだが、恋愛には結びつかないなぁ。
性格ブスは醜い。見るに堪えん。
複数の精霊銃をジャグリングのように駆使する、彩色銃技という技(UC)を使って、敵を攻撃しようか。
敵からの攻撃は基本的に回避する。が、護衛対象がいるならかばうのも検討しよう。
……嗚呼、僕を傷付けたなら、代償は高くつくぞ!
「その戦い方、嫌いではないぞ、みすず!」
更に追い込むようにシェーラ・ミレディ(金と正義と・f00296)は、突然、月蝕の前に現れ。
「恋する乙女は強かろう?」
4丁の銃から矢継ぎ早に弾丸を放ち、一途に一点を集中攻撃することにより対象の動きを一時的に封じてみせる。それが、シェーラの|彩色銃技・純情一途《アトラクティブガンアーツ・ピンポイントショット》だ。
これも上手く当たったのは、みすずが戦って……いや、囮となっているお陰だ。ちなみにみすずは、一切、そのつもりがなく攻撃しているのはここだけの話。
「がふっ……だ、だが……この女はもう……絶望しているぞ……くくく」
「それがどうしたというのだ」
冷たい声色でシェーラは言う。
「僕はただ、お前を倒したいだけだ。そして、報酬を得るのみ。それ以上でもそれ以下でもない。忘れるな」
そしてまた、シェーラは再び、愛用している精霊銃をジャグリングのように駆使するように、再び|彩色銃技・純情一途《アトラクティブガンアーツ・ピンポイントショット》を放って、更なる追い込みを行うのであった。
成功
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田中・香織(サポート)
『あたしに任せて』
ヤドリガミの戦場傭兵×鎧装騎兵、22歳の女です。
普段の口調は「明るく元気な女性口調(あたし、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、真剣な時は「勇敢なヒーロー(あたし、あなた、呼び捨て、なの、よ、なのね、なのよね?)」です。
いわゆる熱血ヒーロータイプで一直線に行動する性格です。
戦闘では重火器一斉射撃など火力でごり押し型のシンプルな戦い方をし、ユーベルコードもそういった使い方をします。
描写上のタブーは一切無し、フリー素材やNPC感覚でご自由にお使い下さい。
「これはちょっと厄介……」
「奇遇だね。僕もそう思ってたところだ」
敵である月蝕が善良の湖を使い、見切りを強化したところで、なかなか相手に攻撃が通らなくなってきている。みすずもシェーラも不意打ちを狙うものの、やはり見切りで致命傷を避けられてしまうので、なかなかに追い詰めるのは難しい。
「それなら……あたしに任せて!!」
そこに現れたのは、縦ロールにしたピンク色の髪と、赤を基調にしたフィルムスーツがトレードマークな田中・香織(ヒーローに憧れた人形・f14804)だ。その体には、身体に装備する、携行型の固定砲台、アームドフォートが取り付けられている。
「ほらほら、行くわよ!!」
そして、雨あられと言わんばかりに砲台からいくつもの弾丸が放たれる。
「ぐあっ!!」
だが、月蝕も負けじと手に持っていたナイフを、香織へと放つ。
「残念だけど……それ、撃ち落とさせてもらうわ!」
その宣言通り、香織は敵を撃ち貫き、更なるダメージを与えることに成功したのだった。
成功
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九段下・鈴音(サポート)
『この力を使ってくりゃれ』
『妾が護ってやる。安心せい』
自分よりも他者を優先する性格。
ユーベルコードや技能はどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
性格上他の猟兵をかばうことはあっても、迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
エログロはNGです。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
――止めて、止めて……。
――あの悲劇を、回避できるのなら……私を……。
みすず、シェーラに、香織が加わり、徐々に月蝕のダメージが通るようになった。
しかし、みすずとシェーラの攻撃には依然として、見切りが使われており、さほど威力が上がらない。香織も何かを発動しているようだが、ピンチにならないと発動しないようだ。
「なれば、この力を使ってくりゃれ」
そう声を掛けたのは、九段下・鈴音(黒桔梗・f01929)。連発はできないが、ここぞという場所で威力を発する力。
「行くのじゃ!!」
鈴音が発動させたのは、妖剣解放。自身に妖刀の怨念をまとい、高速移動と斬撃による衝撃波の放射を可能とする。
「ち、近寄るなっ!!」
熱の入江を……身体を腐食させる劇物を放ち、周囲の猟兵へと高威力で無差別攻撃を仕掛けてくる。
「じゃが……それは喰らわぬ」
高速移動できる鈴音に、それは相性が悪い。更に衝撃波でもって、劇物を散らせるのも良い。
「妖刀の威力……お前にも味あわせてやろう」
再び放った妖剣解放で、月蝕はもろにそれを受けて、軽く飛ばされたのだった。
成功
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轟・やゆよ(サポート)
語尾に「だわさ」なのよさ」がつく熱いアニソン好きな女の子
元気で正義感が強い
あたしも駆けつけてきたのよさ!
その場で必要なUCや技能を使って攻撃や支援をするだわさ
説得の通じる相手なら説得を試みるしワケありの相手には思わず情を口にするだわさ
もちろん公序良俗に反することや他人の迷惑になることはしないのよさ!
アドリブ絡み歓迎
「あたしも駆けつけてきたのよさ!」
轟・やゆよ(あにそん伝道師・f06396)も、マイク片手にやってきた。可愛らしいアイドルドレスを身に纏って。
吹き飛ばされて、壁に打ち付けられた月蝕が、ゆっくりと体を起こしていく。
「ねえ、キョウコちゃんは、何をしたいのだわさ」
「ふふふ、決まってるわ……私は……私は……」
上手く声が出ない、と……キョウコは感じた。その一番言いたい言葉が紡げない。それは、これから歌いたい歌も同様に。
だから、言葉にしないで、口にした。
――『た・す・け・て』と。
「良く言えたのだわさ。なら、それを……叶えるのだわさ」
にっと笑みを浮かべ、やゆよは胸いっぱいに息を吸い込んだ。
「熱いアイドルってのもアリだわさ!」
やゆよが歌い上げるのは、熱き魂を燃やすような、物凄い熱いアニソン。この戦いにはぴったりなバトルが似合うアニメのオープニング曲。
それに乗せて、月蝕の胸を射抜いた灼熱の爆発で攻撃し、更に周囲にいた仲間を希望の爆発で回復していく。
「さあ、キョウコちゃん、あんたも最後に歌うのだわさ」
既にそのためのマイクは、ここにある。
成功
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百地・モユル(サポート)
熱血で好奇心旺盛
本が好きな小学生
正義感が強く困っている人は見過ごせない
UCは業火の一撃、灼熱の束縛などを使っていきたい
攻撃には怪力、属性攻撃、2回攻撃、グラップルなどの技能をのせる
逆に敵の攻撃をからみんなをかばう、耐えるために
武器受け、挑発、おびき寄せ、時間稼ぎ、激痛耐性なども使用
敵に一撃入れられそうなら咄嗟の一撃や捨て身の一撃、カウンター
こいつがボスか…
みんな大丈夫?助けにきたよ!
そんなの許せない、ボクの炎で焼き払ってやる!
技能の勇気、覚悟、気合いは常に発動状態
アドリブ絡み歓迎
説得できる場合は説得したい
同情の余地がある敵には情を漏らすことも
ほかの技能も状況に合わせて使うよ
「待たせたな、キョウコ!!」
そこに現れたのは、バッチリ武装した百地・モユル(ももも・f03218)だった。
「……君は……さっき、いろいろと食べさせてくれた……」
「お、覚えてくれてたんだ。嬉しいぜ! さーて、そろそろ、仕上げの時だよな!」
飛び切りの笑顔でモユルは、月蝕へと続ける。
「元気も出てきたみたいだしさ……後でキョウコの歌、聞かせてくれよ」
待ってるからなと付け加えて、モユルは更なる炎で更なる変身を重ねる。
「勇気の力でパワーアップだぜ!」
ごおっと、炎が抜けた先にあったのは、強さを増した武装、装甲。ブレイブ☆フォームだ。
「ボクの炎で、全て焼き払ってやる!」
そして月蝕は滅ぼされ、元のキョウコへと戻ったのであった。
今、ステージでは楽しげにライブを楽しむキョウコの姿があった。
それを猟兵達が満足げな笑みで見守っている。
少々、練習不足な部分も見えるが、今は何より、仲間と共にこの時間を楽しむのみ。
黄昏色に染まる空に、薄く輝く月は、彼らを照らすように。
『ありがとう、悪夢を消してくれて……』
キョウコはその気持ちを込めて、更にライブを盛り上げていくのであった。
成功
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