【サポート優先】Walk
ほらまた覚えて以下の一言――。
これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。
グリモアベースの片隅で。
「……そうですね」
逆さに女が浮いて居る。
「今回はコンパクトに終わらせましょう」
そう述べた東・よるはが知って居る、
「ケルベロスディバイドで次なる侵略を企む動きをトリスメギストスなるものがしています」
十二剣神が一角の御力の一端を知って居る。
「デウスエクスの中でも人型機体へのボディパーツ換装や人体への侵略寄生を含む方法で人間に近くなれるものにグラビティ・チェインとセットで情報を集めさせ、人々をそうして殺める、そんな動きです。データの内容には想像がつきます――先程の|景色《・・》はお祭りのそれでした」
ある街、現代よろしく栄えた街、しかして決戦の為に動ける街。
「ですが|位置《ポジション》に着くことは最初は避けてくださいね。恐怖を抱かぬ夢喰いでして、感情が簡単に崩れぬと察した瞬間機嫌を損ねて人々に永遠の恐怖を刻みつけるやも知れません」
そう述べる|女子《おなご》の顔、おっかないものを思い浮かべるような苦笑い。
「あくまでお祭りの時を十分に過ごして、夢喰いが人々から距離を取ったと確信してから、人々をこっそり逃がしてあげてくださいね」
恐怖させぬことそのものが鍵になるならば、
「夢喰いですから実際に行けば判別は難しくないはず。一般人らしい服で胸の上から鎖骨にかけての大きな欠落のモザイクを隠しているもので、わたくしたちが見れば一目でわかるものですから」
目にもの見せるなり一泡吹かせるなり自由自在。
「さあ、持ち帰らせずに――旅は道連れ」
左手くるり。
川内主将
お世話になっております、サポート優先の為取り急ぎ以下の情報のみ。
通常プレイングも同様に受付しておりますが、リハビリの為今回は爆速で終わる見込みです。
ドリームイーターを見抜きつつお祭りを過ごし、ある程度過ごしてから人々の避難を開始し、誘導完了後ドリームイーターを倒す流れとなる見込みです。
以上、よろしくお願い致します。
第1章 日常
『お祭りへ行こう』
|
POW : 食べ物屋台巡りをしてみる
SPD : 金魚すくいや射的に挑戦
WIZ : 祭囃子を見守る
|
種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
仇死原・アンナ(サポート)
普段はぼんやりですが敵前では獄炎操る処刑人と化します
鉄塊剣『錆色の乙女』,妖刀『アサエモン・サーベル』、戦闘用処刑道具『赤錆びた拷問器具』、『鎖の鞭』等装備してる物を使います
UCは指定した物どれでも使用
普段の口調は(私、あなた、呼び捨て、ね、よ、なの、なの?)
戦闘中は(ワタシ、お前、呼び捨て、言い捨て)
ぼんやりしつつ日常を楽しみます。一人で楽しむ事も苦じゃないみたいです
ダークセイヴァー出身なので複雑な機械の操作はかなり苦手ですがキャバリアの操縦はそこそこ(本職に比べたら劣る)
流行には疎いけどまぁそんなモノもあるんだと認識する感じです
実際モザイクというのは曖昧でして。
「……あれが、そうなの」
隠すもの全てをふわっふわ、恣意的に匿名的に不明するのだよ。塗り潰すというべきか、かくも容易に見つかると思わなんだから仇死原・アンナも確認出来て居る。じいっ、見て居るのだ。
「……」
見つめ続けて数刻、もしやぼうっとしてはいないか?
実に宜しいことだ。ここは日中賑やかしお祭りの景色、時に揺蕩う者あらば是を誰も咎める事が無い。まして獄炎の花嫁でさえこの時に安らぐことが叶うのだから不思議も無い、急ぐ事だってありやしない。
「……他の食べ物など、気になることは色々あるのだけど」
まあ取り敢えず目を離さずそっと見ていることにしようか、絶えず響く祭囃子、人々が跳ねる中をどうして夢喰いが胸元にモザイクなんぞかけたまま自然に居られるんですか。探している様なのに妙にチグハグなものだから、それが気になり出すとまあ永久機関:ぼうっとするままにぼぉんやり。生まれがあまりに過酷ながら、一人で楽しむ事が苦になり得ぬのだ。それもう少し、もう少しだけ見ていよう。あの夢喰いがどんな心のままに悠々として居るかを想像する余地は――|予知《はなし》は聞いた通り。であれば向こうも心待ちにしていると考えるのが自然なもの、刺激を無いものとするのだよ。亡き者なぞ無いのだと導くこと、猟兵の楽しみならば叶えられよう。
離れる。
夢喰い、離れ、遠ざかる。
「……向こう側に消えたわね」
暫く大きく動いても大丈夫そうなものだが、どれ、もう少しばかりお祭り事の空気に浸るのも悪くはないと思わぬか。
ちら、周りを見てみれば近くにあるではないか屋台共。ケルベロスディバイドらしく記憶に刻まれるような美味しい物、たくさんあるのがそのぼうっとした心を更に日常に導いていくのだと知るが良い。
「せっかくだし、もう少し楽しんでいくのも」
悪くはないわね――さあさ、そう思ったなら味わってみよう。
Which one?
成功
🔵🔵🔴
中床・ミミミ(サポート)
「わたしも参加しま〜す!よろしくお願いします! ……えへへ、楽しみだなぁ〜」
ミミックのブレイズキャリバー×どろんバケラー
箱を開けると、色んな中身が飛び出します。
普段はミミックとしての本来の姿ですが、ちょくちょくミミミを持った女の子の姿やミミミを背負ったオルトロスの姿に化けて(?)います。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
箱の中身はさあなんだ。
「わっ」
ぱかり。
ひょい。
長い黒髪に青い瞳、宝石よりも尊くカワイイを凝縮した|内容物《おんなのこ》。
「えへへ、わたしもたくさんがんばるぞ!」
楽しみだなぁ〜、って言葉に滲む希望の|声《おと》。
Yeah, it is her.
「お祭りとっても楽しそう〜!」
宝箱じみた|自分《はこ》を持って、あーちらこちらをてくてくてく。左行けば人、右行けば人。其処彼処から美味しい食べ物の匂いはするし、それで気分くすぐられたらもっと楽しくなるしで、そうれ。
「どれにしようか迷っちゃう!」
スキップスキップらんらんらん。
|落とさぬ《・・・・》ようにだけ気を付けて、中床・ミミミが夢喰いの認識内にあってバレてはいけないのだよ。ほら見て、わりかし大胆な格好こ女子が見えはしないか、気付かれていないなら大丈夫。かたや祭囃子に合わせ漂う、かたや楽しみの内容を迷いながら歩く。刺激しなければ酷いことにはなり得ないのだよ。トリプルどろんチェンジの出番はおやすみになりそうだが。
Oh、there are some cotton candies.
「美味しそう!」
「おっ、嬢ちゃんこれが気に入ったかい!」
ぐるぐる作られし甘い綿雲、ふわっふわな仕上がりで。女児アニメモチーフの絵柄でパッケージしてやれば女の子たちにも人気だというそれ、|完成品《できたて》が既にずらり。
「わたあめ一つください!」
「あいよ! ありがとうね嬢ちゃん!」
箱を置いてから器用にお代を払うのだよ、それでパッケージを載せてさあご一緒に、お礼をして歩けばほら、さっきよりも気分が弾んでいる、雲の上に居る気分なのだよ。たのしいな、たのしいな――見れば当の夢喰いは既に人混みを行く、遠ざかっているその様子、何か機会を探して居たような感覚。人々を離れるなら大丈夫、避難を始める流れを待てば宜しい。
まあ、少し疲れてはいないか? 適当な場所を見つけたので一休み、箱の隣でわたあめを一口食べる時間。
「おいしいっ!」
ふわふわ甘い祭り事。
成功
🔵🔵🔴
シン・クレスケンス(サポート)
◆人物像
落ち着いた雰囲気を持つ穏やかな青年。
窮地でも動じず冷静な状況判断で切り抜ける。
◆行動
探究心や知識欲が旺盛(どの分野でも)。
遠い世界の美しい風景を見たり、変わった体験をするのも好き。
UDC『ツキ』や精霊『ノクス』を伴って出掛けている。
意外とアクティブで、スポーツやキャンプをする姿も。
魔術研究のフィールドワークも兼ねている時も。
料理が得意な為、そういった場面でも活躍出来るかと。
家庭料理、フルコースからお菓子作りも。和洋中から多国籍まで幅広い。
食いしん坊でグルメなツキも納得の味。
◆口調
・シン→ステータス参照
(※使役は呼び捨て)
・ツキ→俺/お前、呼び捨て
だぜ、だろ、じゃないか?等男性的な話し方
人生はそのものがフィールドワークである様なものなのだよ。
「……ケルベロスディバイド、か」
シン・クレスケンスという男、実に探求に満ち溢れし人生であったのだ。この様にお祭り事で満たされしその場を歩いてみても、其処彼処で見る食べ物出し物屋台事……実に興味が尽きないものであったのだよ。人が行き交うのだってそう、いつだってその心を楽しませてくれるのであるから、気だって散らさずに済むというのが現状であったのだ――この世には何度か訪れたことがあるのだけれど、その全てが依頼だったもので……休まる時こそ今に他ならぬもの。
はて、今日は如何してもう一つ視野に入れているものがあるのだったか……嗚呼そうそう、夢喰いに気をつけないといけないのだったか、胸元にモザイクなんぞがかかっているものだから見るだけで一目瞭然。実に簡単な問題であったことよ、見つからずにその様子を見ている事は。側から見ているのみで問題無いものだ、ユーベルコードを人々の為に使える隙間もあっただろうが、大きく事を起こすことをするものかは。行動パターンをよく見るのだ、それとなく見つけた屋台でたこ焼きでも買おうじゃないか。一個口に運ぶ熱々な美味しさが思い出させてくれるのだよ、実に冷静な気分で居ようじゃないかと。あれが人々を襲ったりでもしたならば……しかしてそのような心配はもうすぐで杞憂に終わる、暫し決着に時間が必要なのだ。誰もが自分を邪魔しない、そう思わせることが重要で、実際そう思わせることが叶ったことで、|その女《・・・》がこのお祭りの場を少し離れていくことが重要なのだよ。離れる、人々を離れる、それを目視できる、すると次に何が出来る、人々を逃がす余裕が出来る、その為に出来ることを漸く始められるのだと思い口を開く、UDCに精霊が、ツキとノクスが何処ぞより顔を出すことも出来る――、
「――潮時ですね」
祭り事護る為に仕込む事。
成功
🔵🔵🔴
第2章 冒険
『一般人を救出せよ』
|
POW : 瓦礫や建造物を壊し、閉じ込められていた人を引っ張り出す
SPD : 死角になりやすい場所を重点的に探す
WIZ : 救出した人々に応急処置を施す
イラスト:yakiNAShU
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
離れる、離れる、離れていく。
もうかの夢喰いが人々をどうしようなどと、考えることなど叶うまい。
だって全て、自分の思い通りだと思い込んで、それで少しお暇を取ろうだなんて考えてしまったらしいのだから。
そんな日に出来ること。
人々を導き逃がすこと。
極論声のみでも良い――静かにこっそり離して仕舞えば宜しい。
さあ、急いで。
今日はコンパクトに、カタがつくのだから。
中村・裕美(サポート)
副人格・シルヴァーナ
『さてと、よろしくお願いいたしますわ』
多重人格者の殺人鬼× 竜騎士
外見 赤の瞳 白の髪
口調 (わたくし、~さん、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)
裕美のもう一つの人格で社交性と近接戦闘特化。柔らかな物腰や【優雅なるご令嬢】で対人系は得意な方。楽しいこと大好き。
【情報収集】も得意です。基本的にお嬢様然とし態度は崩しません
探索系であれば、ドラゴンランスを竜形態に変えて偵察に出したりなども可能。
シルヴァーナは電脳魔術が使えないので裕美のハッキング能力等が必要な場合は【オルタナティブ・ダブル】で呼び出します。裕美は頼れていじりがいのある妹みたいな存在
あと、虫が苦手
風雷堂・顕吉(サポート)
アドリブ連携可
約100年前、ダークセイヴァーの人類敗北以来、ヴァンパイアとの死闘を細々と繰り広げてきたダンピール、それが俺だ。
ヴァンパイアを狩るため、あるいは次に狩るべきヴァンパイアの手掛かりを得るためにここにいる。
【世界知識】ダークセイヴァー世界の大抵のヴァンパイア相手ならそれがどのような血族かは知っているし、知らなくとも【情報収集】の伝手はある。
それ以外の世界については物珍しそうに振る舞うことになる。すぐに慣れるだろう。
ダークセイヴァーとスペースシップワールド以外の世界は日差しが強すぎるので、サングラスを着用する。
次に参加する猟兵が戦いやすい状況を作ることも多い。
納花・ピンチン(サポート)
ブギーモンスターの勇者×殺人鬼
布を被ってから11年が経ちましたわ
普段はお嬢様口調で、時々関西弁がちょこっと
……って、勉強中なんですわ!
あくまでお仕置きをしに来ているから
あまり殺伐とした戦い方はしませんわ
武器も直前で刃を返して叩いたり
その光景はギャグになることが多いですわ
商人街出身、お話しや交渉なんかも好きです
小さなスイーツや飴ちゃんを渡して一緒に食べると
色々話してくれるんですわ
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し
多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
また例え依頼の成功の為でも
公序良俗に反する行動はしません
あとはおまかせ
ほないっちょ、よろしくおねがいします
シン・クレスケンス(サポート)
◆人物像
落ち着いた雰囲気を持つ穏やかな青年。
窮地でも動じず冷静な状況判断で切り抜ける。
◆行動
探究心や知識欲が旺盛(どの分野でも)。
魔術の研究者でもあり、魔術とそれに通じる学問や技術に特に目がなく、それらの品や事象の情報を仕入れてはUDC『ツキ』と精霊『ノクス』を伴い、各世界を飛び回っている。
ツキ曰く、ワーカホリック。
意外とアクティブで運動能力も高く、スポーツや野外活動をしている姿も。
コンピュータを使っての情報収集の他、柔和な雰囲気と人当たりの良さで対人の情報収集や説得に回ることも。
◆口調
・シン→ステータス参照
(※使役は呼び捨て)
・ツキ→俺/お前、呼び捨て
だぜ、だろ、じゃないか?等男性的な話し方
「始めましょう」
彼の一声であったのだよ――シンの真に伝えたい一声。
「皆さん――少し聞いていただきたいことがあります」
祭りを楽しむ者たちの、少しだけ静まる様な声。なんだろう、なんだろうと気になる様な声。注目の、集まっていくところ。
誰もがシンの言葉に、耳を傾けていらして。
「ここはもう直ぐで、危険な場所になります」
予想通り、少しどよめく者ども。落ち着いて、落ち着いて。広がる不安があるのは分かるところ、だけれど直ぐに静まると知るが良い。
「但し、一時的にです。僕たち猟兵が――いや、ケルベロスも――その危険を速やかに解決します」
必ず自分たちが人々を護るのだと、その事実をしっかりと認識させて。
嗚呼、でも裏付ける必要もありそうだ。人も居る。
「聞くところによれば――、」
おや、|猟兵《おまえ》もお祭り事をお楽しみか――|中村・裕美《シルヴァーナ》。捻じくれクラッカーの中に生まれてはめんどくさい系少女のめんどくささを多少どうにか出来たのか――、
「一般人らしいお洋服に、何かモザイク……というものが胸元にかかった様な女子がいた様ですわね」
知っているな、捉えていたな。流石は目の付け所が実に良いもの、情報収集技能の賜物よ。その通る声のままに「何方かお心辺りは?」と聞いてもみれば、
「……ん? 言われてみれば確かに」
「おいおい、俺もそれ見たぞ!」
「ってことは、あの女の人が……?」
「でも、なんで?」
ご尤もな疑問ばかり。如何して今まで気づかなかったんだろうだとか、わかりやすい様で分かりにくかった様だとか、色々入ってこなさそうな事柄はあるものだけれど。
「あれはお前たちの生命を、夢を喰らう存在……だと聞いた」
この男も混じって来るならば、その声がひんやりと、情報染み込ませ人々の心に納得を与えるのだろう――風雷堂・顕吉の参上。夢喰いが牙を剥けない今、こうして密かに教えてやることそのものが救いとなるのだよ。続く声、話される真実……グリモア猟兵の割り出した情報の方が多いものだけど。
「恐怖を知りたいのだろう、侵略をしたいのだろう……向こう側にその意思があることで、集まったお前たちを一気に……という事を狙っている、というわけだ」
然し――とも続けたのだよ。
「まあ、吸血鬼を狩ってきた俺が居るのだ、それにこの様に、向こう側の企みを阻止しに動く者たちだっている」
お前たちが死ぬ事など、無いだろうがな――有無を言わさぬ安心感。嗚呼育てるのです、人々が恐れぬその意志を。
「ええ、わたくしたちがやるべきことは、人々を救い、恐怖の根源を未然に絶つこと……ですから、是非とも協力していただきたいのですわ」
お話を聞いて欲しいとも、そう話したのであったが――さあ、もう一人も加わりましたよ。
「あのあの……」
布を被って11年は経ちましたよ、納花・ピンチンの言葉までもが同様に人々に聞き入れられるのは、自然な事であったのだから。
「今から、アタシたちの言うことと、指示に従って欲しいですわ」
偶に別方向のですわが出るのは関西弁が混じるからか。
「悪いのは、アタシたちがぺちっとお仕置きしますから、決して危ない事はせずに、ここを一度離れて欲しいんですわ」
誰一人として、民たちの柔肌に傷を付ける事など許してはいないのだから。
「今からアタシたちが、分担してちゃんと誘導しますわ。出来るだけこっそりと逃げて、悪いのに見られない様にですわ!」
全部が終わったら、またここでみんなでお祭りが出来るんですわ――と、それさえもが彼女の願うところ。
「……うん」
「痛いの、嫌だしなあ」
「わかった。みんなで、悪いのが吹き飛ぶ様に祈ろう」
素直に誰もが受け入れて。
「決まりましたね。では、大きな声を出さずに、ゆっくりと行きますよ。|彼女《・・》はいつ戻って来るか、どうやって戻って来るか、といったところですからね!」
その場面を見られない様に――と、スムーズに進む避難誘導。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
第3章 ボス戦
『ノットスケアリー』
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POW : Fear
【心を抉る鍵】が命中した敵に、「【デウスエクスが怖い、戦いたくない】」という激しい衝動を付与する。
SPD : Terror
【前方に展開した巨大モザイク】に映し出された【己の辛い過去や手と顔だけの巨大な怪物の姿】を見た対象全てに【耐え難いレベルの恐怖】を与え、行動を阻害する。
WIZ : Phobia
【胸元のモザイク】から、戦場全体に「敵味方を識別する【モザイクの霧】」を放ち、ダメージと【デウスエクス恐怖症】の状態異常を与える。
イラスト:しらゆき
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「クローネ・マックローネ」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
そんなこんなで、すんなりと全員が危機の外側。
伽藍とした祭りの場所というのは寂しいものだけれど……皆が後で必ず戻ってくる場所だからこそ、怖くは無いと知るのだよ。
心はここに、全部ある。
盗れるものなら盗ってみて、ドリームイーター。
「……あれ?」
気づいた時には全て――、
「あんなにあった人混み、何処にも無いんだけど!」
――As you scheduled.
数宮・多喜(サポート)
『アタシの力が入用かい?』
一人称:アタシ
三人称:通常は「○○さん」、素が出ると「○○(呼び捨て)」
基本は宇宙カブによる機動力を生かして行動します。
誰を同乗させても構いません。
なお、屋内などのカブが同行できない場所では機動力が落ちます。
探索ではテレパスを活用して周囲を探ります。
情報収集および戦闘ではたとえ敵が相手だとしても、
『コミュ力』を活用してコンタクトを取ろうとします。
そうして相手の行動原理を理解してから、
はじめて次の行動に入ります。
行動指針は、「事件を解決する」です。
戦闘では『グラップル』による接近戦も行いますが、
基本的には電撃の『マヒ攻撃』や『衝撃波』による
『援護射撃』を行います。
そりゃ確認も必要でしょう。
「……んだ?」
数宮・多喜とは今を生き抜く一般人であるから。
「そこのあなた、探し物かい?」
そこに来てしまったからには、彼女を理解する必要があるのだろう。
「探し物よ! たくさんいた人が居なくなってたの!」
人がもうほぼ避難し終わった後に来たものだから。
「ああ、祭りがどうとか、ってやつか……一つ聞いて良いか?」
気になるのだろうよ――、
「どうするつもりだった?」
「抜き取りたかったのよ、情報を! もらいたかったの!」
その方が、恐怖を取り出せて、すごく――嗚呼ダメです、碌でも無い気がした。
「……ああ、そうして、殺す為に、奪う為に、なんだな」
理解してからが、早いもので。
実に赤ずきんめいたその女子の、モザイクに何かが映し出される前に――ぶち抜けていくJD-1725――どんなモザイクよりも多彩に、極限までぶち抜けて轢いていく、突き壊したのは希望だ、どんな絶望よりも詳細なスケールで、
「皆の願いを踏み躙るんじゃ、ダメだね」
象られているので。
成功
🔵🔵🔴
仲佐・衣吹(サポート)
キレイなもの、カワイイもの、ぶち壊そうなんて許さないんだから
バトルだって芸術よ。美しく戦いなさい!
お相手するはアタシことネイル
美術好きな女性人格よ
口調はいわゆる女言葉かしら
身のこなしが一番軽いみたいで
接近戦より距離をとってダガーで戦うのが好きよ
よく使う手は
外套を投げつけて囮や目暗ましからの一撃
ルーンソードで戦ってる途中で手放して虚を突き、袖口から隠し武器としてダガー
光属性を付けたルーンカルテを落としといて、タイミングを見て目潰しフラッシュ
こんなところかしらね
アイテムやユーベルコードはお好きに選んでくれていいわ
使えるものは全部使って、華麗に美しく戦いましょ!
「――んでッ、」
直ぐに身を起こそうとしたところ――被さる布だ、前がよく見えないな、
「お祭り。とてもキレイよねぇ」
仲佐・衣吹が実に鮮やかな言葉を並べ立てていたので――嗚呼、今日はネイルですか。可愛らしく弧を描く口元。
「そんなお祭りを、壊そうっていうのね?」
「そんなお祭りより、いっぱいの人に合わせて欲しいわっ!」
だぁめ――外套が払い除けられた次の瞬間に届かせるルーンソード、一つ刃が入り女子の柔肌に紅く血を描く、切り口がまことに計算されたものであるなら巨大なモザイクの向こう側の恐怖は如何なるものか――Sorry, 時間が無いんですよ。一気に駆け抜けるが夢喰いの懐。
「は――!」
「辛いのも怖いのも、ここには似合わないわよ」
そのままに風の力をお借りするのです、竜巻をこんな至近距離で纏ったのなら――、
「どこにっ、逃げ――うっ!?」
見失った果てにネイルがダガー一つ刺し入れるのも仕方が無い。脇腹、確実に伝え切ったダメージ。
成功
🔵🔵🔴
数宮・多喜(サポート)
『アタシの力が入用かい?』
一人称:アタシ
三人称:通常は「○○さん」、素が出ると「○○(呼び捨て)」
基本は宇宙カブによる機動力を生かして行動します。
誰を同乗させても構いません。
なお、屋内などのカブが同行できない場所では機動力が落ちます。
探索ではテレパスを活用して周囲を探ります。
情報収集および戦闘ではたとえ敵が相手だとしても、
『コミュ力』を活用してコンタクトを取ろうとします。
そうして相手の行動原理を理解してから、
はじめて次の行動に入ります。
行動指針は、「事件を解決する」です。
戦闘では『グラップル』による接近戦も行いますが、
基本的には電撃の『マヒ攻撃』や『衝撃波』による
『援護射撃』を行います。
あら、まだ足りませんか撃走サイキックライダー。
「さぁて、また走りだそうかぁ!」
ではおかわりをどうぞ、今度は眼前に躍り出てすぐ叩き込む右ストレート。
「ぐっ……このっ、まだ来るわけ!?」
「そりゃそうだろ――放っておけるわけ、無えからなッ!」
嗚呼、拳闘があまりにも経験値の積まれたトップレベル、裏打ちされし技術が確実にノットスケアリーに消えないダメージを叩き込んでいく様な――おっといけない、
「もう、一度!」
懲りずに広がる|恐怖《モザイク》、手と顔だけの巨大な怪物と共にかの友の姿を映し出して迫るそれが、
「放って置けない、って言ったろ!!」
災い拒む掌――恐怖すら拒んでみせて。いつの間にかそこにある次元の点が、次元特異点というやつが、恐怖を否定しては複製してノットスケアリーに雪崩の如く迫り返して、
「お返しだぁッ!!」
欠落することがドリームイーターの定めだというのに。
女子、一歩も動けずに、そのままくず折れてまあ大変――。
成功
🔵🔵🔴
熊ヶ谷・咲幸(サポート)
お騒がせ☆アイドル×力持ち、12歳の女の子です。
戦闘時など、アイドル⭐︎フロンティア以外ではコンパクトを力技で【こじ開け】て変身します。そのせいかリボンが絡まるなど不完全な変身も
がむしゃらに頑張るタイプで【怪力】による正面突破や力技がメインですが、力をコントロールできなかったり等でドジをすることもしばしば。【奇跡のドジ】でいい方向に向かうことも
ユーベルコードは指定した物や公開されている物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
その次をどうしようかと、嗚呼、
「ふんにゅ〜〜〜〜〜っ!!」
何かをこじ開けた音がして。星の光。
「話は全て、聞かせてもらいましたっ!」
「……んだって……!?」
立ち直ったばかりなのに強烈にもいきなり怪力パンチが飛んでくるというのだからノットスケアリーも不運なものです、しかしそれ程に“満ち溢れて”居たのです熊ヶ谷・咲幸。
「情報が欲しいからって、人々を怖がらせて殺すだなんてそんなの……」
――絶対に、許せませんっ!
ご尤もな叫びであることよ、ぎゅうっと抱きしめてしまえ。思いっきり何か骨が割れるような音がするが悪いことはいけないんです、思いっきり心の鍵に手をかけるノットスケアリーだけれどいかんせん恐怖よりもこの子、希望があまりに強過ぎて。
「も……なんな、っ、この子はぁ!?」
「貴方の骸の海、私が浄化しますっ……〜〜〜っ!」
思いっきりかかってくるその力が、浄化が、また満たしあげていくのだよ。
とびっきりのダメージ。
成功
🔵🔵🔴
水心子・真峰(サポート)
水心子真峰、推参
さて、真剣勝負といこうか
太刀のヤドリガミだ
本体は佩いているが抜刀することはない
戦うときは錬成カミヤドリの一振りか
脇差静柄(抜かない/鞘が超硬質)や茶室刀を使うぞ
正面きっての勝負が好みだが、試合ではないからな
乱舞させた複製刀で撹乱、目や足を斬り付け隙ができたところを死角から貫く、束にしたものを周囲で高速回転させ近付いてきた者から殴りつける
相手の頭上や後ろに密かに回り込ませた複製刀で奇襲、残像で目眩まし背後から斬る、なんて手を使う
まあ最後は大体直接斬るがな
それと外来語が苦手だ
氏名や猟兵用語以外は大体平仮名表記になってしまうらしい
なうでやんぐな最近の文化も勉強中だ
それでガハッゴホッと咳き込んでいたらいたで、
「さて、真剣勝負といこうか」
水心子真峰、推参。
本当に今日、人々は幸運に愛されているのだよ。こんなにも多くの猟兵が世を護ってくださっているのだから。
「……ああっ、もう! 本当に今日は、」
不運な日――碌に恐怖も吸えないまま幾つもの器物を見ることになっていたのだ。錬成カミヤドリ、その数の暴力が瞬時に彼女を取り巻いては撹乱の技術に捉えていくのだ。心を抉る鍵にて凌ごうとするノットスケアリーだけれど、全部を捉え切れるわけが無くて、気づけばその身に幾つも刻まれる切り傷――血さえもう止まらぬもの、明らかに猟兵の進ませる進捗が形になっていることだ、さて次に。
「――っ!?」
「試合ではないからな。そこまで手段は選べない」
嗚呼目を斬りつけていたのですね複製の一つが――十分か。数歩一気に踏み出し詰める距離。
これが決定打だと言わんばかりの――吹き抜ける風の様な、真っ直ぐで強烈な一振りを、夢喰いに。
実に、効いて居る。
成功
🔵🔵🔴
響納・リズ(サポート)
「ごきげんよう、皆様。どうぞ、よろしくお願いいたしますわ」
おしとやかな雰囲気で、敵であろうとも相手を想い、寄り添うような考えを持っています(ただし、相手が極悪人であれば、問答無用で倒します)。
基本、判定や戦いにおいてはWIZを使用し、その時の状況によって、スキルを使用します。
戦いでは、主に白薔薇の嵐を使い、救援がメインの時は回復系のUCを使用します。
自分よりも年下の子や可愛らしい動物には、保護したい意欲が高く、綺麗なモノやぬいぐるみを見ると、ついつい、そっちに向かってしまうことも。
どちらかというと、そっと陰で皆さんを支える立場を取ろうとします。
アドリブ、絡みは大歓迎で、エッチなのはNGです
嗚呼――貴婦人様が来る。
魔導杖をその手に――向けるはただ、恐怖を与えんと動く女子の方。
「次から次へと! グラビティ・チェインに生命に――奪う邪魔をしないでよ!」
必死に吐き捨てるその御身に、棘はきついはず。
幾度も傷を享受したその身体に。
ましてそれが薔薇の棘ともなれば。
「……それは出来ませんわ。そもそれを奪おうとすることこそ」
――余りにも、酷いことではありませんの?
見よ、彼女の手を。白薔薇が咲き誇って居る。
大いに、広く、杖が転じたように――嗚呼、棘どころでなく、全てを白く滅ぼす白薔薇の嵐だったというのだ。花びら一つ一つが、いつの間にか女子の発していたモザイクの霧など吹き消すかの様、
「――うぁ だめ よ そんな」
傷に染みる白い罰。
「わたしから わたしを う、ぁぁ」
奪おうとした者よ、潔く辞めて眠るが良い。
「……人に近づく為に、人を殺めないで」
寄り添う隙間すら塗りつぶすのがモザイクなのかと、嗚呼難儀なことであったのだよ。
――ごきげんよう。
成功
🔵🔵🔴