これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。
●サイキックハーツ
かつて世界を脅かしていた強大なダークネスの一人『絞首卿ボスコウ』が、オブリビオンとして蘇った。
絞首卿ボスコウは『奴隷の首輪(嵌められた者を首輪の持ち主に従属させる)』を使って、多数のエスパーを支配下に置き、自分の手足として使っているらしい。
既に多数のエスパーが首輪に囚われ、オブリビオンの奴隷として、一般人に襲い掛かっているらしい。
幸いな事に多数のエスパーが囚われている収容所の場所が分かったため、救出を優先してほしいと言う事だった。
ただし、収容所のまわりには首輪の支配下にある多数のエスパーがいるため、彼らを傷つける事なく、首輪だけを破壊して無力化した上で、収容者を救出してほしい。
例え、多数のエスパーを無力化する事が出来たとしても、『喰龍王』の群れが襲い掛かってくるようので注意が必要だ。
この時点で首輪を破壊していなかった場合は、多数のエスパーも相手にしなければならないため、なるべく殺さないようにして対処してほしい。
喰龍王の群れを無力化する事さえ出来れば、絞首卿ボスコウと戦う事になるため、首輪に注意しながラ戦う必要があるだろう。
場合によっては、首輪の支配下にある多数のエスパーも、相手にしなければならなくなってしまうため、その事も踏まえた上で絞首卿ボスコウを撃破してほしいと言う事だった。
第1章 冒険
『囚われた人々を救え』
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POW : 体力に任せ、くまなく捜索を行う
SPD : 人目に付きにくい場所や、誘拐に利用されたと思しきルートを探る
WIZ : 誘拐事件に繋がりそうな情報を集め、人々の居場所を推理する
イラスト:del
👑7
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
数宮・多喜(サポート)
『アタシの力が入用かい?』
一人称:アタシ
三人称:通常は「○○さん」、素が出ると「○○(呼び捨て)」
基本は宇宙カブによる機動力を生かして行動します。
誰を同乗させても構いません。
なお、屋内などのカブが同行できない場所では機動力が落ちます。
探索ではテレパスを活用して周囲を探ります。
情報収集および戦闘ではたとえ敵が相手だとしても、
『コミュ力』を活用してコンタクトを取ろうとします。
そうして相手の行動原理を理解してから、
はじめて次の行動に入ります。
行動指針は、「事件を解決する」です。
戦闘では『グラップル』による接近戦も行いますが、
基本的には電撃の『マヒ攻撃』や『衝撃波』による
『援護射撃』を行います。
ティエン・ファン(サポート)
シルバーレイン出身の除霊建築士です。
明るく善良な性格で、できることがあるならば、できる限りを全うしようとします。
除霊建築士というジョブに拘りがあるため、その知識や技術が活かせそうな場面では、積極的にそれらを使って問題解決に取り組みます。
戦闘時は主武器のT定規と副武器の浄銭貫を用いて、近距離戦も遠距離戦も行います。
キャバリアが有効な場面では、『蚩尤』を使用します。
『蚩尤』は普段イグニッションカードに収納しています。
ユーベルコードは『蚩尤』搭乗時は”蚩尤”とついたものを、そうでないときはその他のものを状況に応じて使用します。
以上を基本として、シナリオに合わせて思うままに動かして頂ければと思います。
仇死原・アンナ(サポート)
普段はぼんやりですが敵前では獄炎操る処刑人と化します
鉄塊剣『錆色の乙女』,妖刀『アサエモン・サーベル』、戦闘用処刑道具『赤錆びた拷問器具』、『鎖の鞭』等装備してる物を使います
UCは指定した物をどれでも使用
普段の口調は(私、あなた、呼び捨て、ね、よ、なの、なの?)
戦闘中は(ワタシ、お前、呼び捨て、言い捨て)
捜索・探索時はぼんやりですが真面目に仕事をします
敵の出現や危険が迫ると処刑人になります
同行者とは出来る限り協力をします
一般人や病人子供には優しく接しますが悪党には容赦なし
機械の操作は苦手ですがキャバリアの操縦はそこそこ(本職に比べたら劣る)
エドゥアルト・ルーデル(サポート)
『ヒャッハー!頭ねじ切ってオモチャにしてやるでござる!!』
口調:拙者、名字+氏、~でござる、~ですぞ
属性:混沌・悪
弱きを困惑させ強きを嫌がらせの果に弄り倒す正義なんてどこ吹く風なゴーイング・マイ・ヒャッハー系
シリアスな空気だと破壊するか自分が爆発する
可愛い女の子を見れば興奮する変態
エンジョイ&エキサイティングをモットーに好きなように生きて好きなように死ぬギャグキャラ
オタクらしく戦闘中でも状況に有ったセリフやパロ技を適当にぶっ込みながら戦う様はイカレポンチすぎて敵味方問わず困惑と驚愕させることに定評がある
公言しないが空軍のパイロット
東・御星(サポート)
御星「さあ、美結行こうか!遅れないでついてきて!」
「今日を明日に変える事さえ欲望だよ?」
美結「はい、御星さん!ふふ、大好きです。」
「空間把握と電脳であれば私の分野です」
御星と美結、2人で1人の猟兵です。婚約しています。
元々美結は統制機構の一般人でしたが御星によって猟兵となりました。
欲望は生きるエネルギーと概ね肯定する姿勢を持ち、強敵に対し窮鼠即ち猫を噛むという戦闘スタンスです.
基本は全射撃装備による三次元一斉射撃が主戦術で、近接戦もこなせます。電装と名のついた等身大でも使用できる装備にデータ化して2人で乗り込みます。
UCは選択したものを使用します。
あとはおまかせです。
赤星・緋色(サポート)
なんやかんやで事件を解決に導こうとします
フリーダムかつアグレッシブなアドリブも可
合わせ等も自由にどうぞ
不破・静武(サポート)
年齢イコール彼女イナイ歴なので基本的な行動原理は「リア充爆発しろ」です。オブリビオンは彼の中では全員リア充です。リア充に見えそうにない相手に対しても無理やり理屈をつけてリア充と決めつけます。
一般人がいる場合、恋人や配偶者がいないなら同士と決めつけて喜んで協力し、いる場合は敵とみなしますが一応事態を前進させる意思はあるので嫌々ながら爆破は我慢して助力はします。
元ヒキコモリで堕落しているので猟兵として身体能力上がってるにも関わらず(リア充を爆発させる事を除いて)体を動かす事は非常に嫌がりますが一応事態を前進させる意思はあるので嫌々ながら動きます。
飯綱・杏子(サポート)
ジビエ|食材《オブリビオン》がヒト型でなければ料理して喰らうっす
ヒト型の|食材《オブリビオン》を料理するときはこちらがヒト型を辞めるのが|マナー《マイルール》っす
リビングアーマーや宇宙船の類だってきっと貝類みたいに美味しい可食部があるし、食器としても活用するっす
どんなに癖のある|肉《ジビエ》でも濃い味付けにすれば食えない肉はないっす
悪魔だから|毒は利かない《【毒耐性】持ち》っす。酔うけど。腐敗も発酵もわたしには一緒っす
あと|八つ裂きにされても死なない《【切断部位の接続】持ち》っす
シナリオの傾向によっては、ヒト型を性的な意味で食い散らかしてもいいっすよ
白子もミルクも大好きっす
ラムダ・ツァオ(サポート)
ラムダよ、よろしく。
内容にもよるけど、行動指針となる確実な情報を得るのが有意義だと思うわ。
着替えるなり変装するなり色仕掛けなり、手段は状況に寄りけりかしら。
それとどんなときも落ち着いて行動ね。
あと、物証とか何かを集める必要があればうまく詰め込んで、
効率よく運びたいわね。
行動指針としては以下の3通りが主。
1.潜入・変装・誘惑等で確実な情報一つの入手を試みる
(または情報の裏を取る)
2.斥候・探索役として周囲を探り、情報収集を行う。
3.戦闘にて囮役または攻撃補助に徹する。
台詞回しや立ち位置などは無理のない範囲でご随意に。
ユーベルコードは状況に応じて使い分けます。
アドリブ・連携歓迎
キメリア・モルテスティア(サポート)
キメリアよ。
魔鋼の悪魔で危険地帯の旅人をやってるよ。
武器はこの拳で格闘技や魔法拳での戦いを主にしているよ。
戦闘時は仲間のみんなを守りながら戦うつもりよ。
多少は傷くような行動をしてでも、味方を守って反撃したり、隙あらば攻めていくつもりね。
体がすごく頑丈なのは私の強みだと思っているから、むしろそれを活かせるよう攻撃を食らってからの反撃する展開もほしいかしら。
後、なるべく乗り物には乗らず生身で戦いたいね。
必要に応じてユーベルコードは何でも使って行くよ。
でも、充分に徒手空拳での戦いを行ってからUCを使用する傾向に有るかしら。
あとはおまかせ。よろしくね。
ウルスラ・ロザーノ(サポート)
いつもテンション高いとは言われるなー、確かに誰に対してもフレンドリーな対応しようと心掛けとる
といっても銀誓館の学生時代から能力者をしてきたんでな
救えるもんはできるだけ救う、でも倒すべき敵は必ず討伐すべしっちゅー方針や
戦法はヒット&アウェイ型、戦場全体を広く利用して戦うで
基本は中距離
レーザービット射撃やナイフの蹴り込みで牽制しつつ、
エアシューズで、地上は高速で駆け回り、空中も地形とか足掛かりに利用して軽業のように跳ね回るよ
敵からの攻撃は、すべて見切って受け流したりの回避で凌ぐよ
攻め込む機会を見つけたら奇襲を仕掛けるで
一気に接近して、蹴撃やその斬撃波を叩き込む!
サッカーボールのシュートは必殺技や!
ティティス・ティファーナ(サポート)
召喚獣「幽魔月精(アストラル・エレメント)」の鎧装騎兵➡サイバーニンジャ(機幽忍)にしてアーチャー➡ブラスト(レーザー)ガンナー、9歳の女です。
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、年下には「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
シン・クレスケンス(サポート)
◆人物像
落ち着いた雰囲気を持つ穏やかな青年。
窮地でも動じず冷静な状況判断で切り抜ける。
◆行動
探究心や知識欲が旺盛(どの分野でも)。
魔術の研究者でもあり、魔術とそれに通じる学問や技術に特に目がなく、それらの品や事象の情報を仕入れてはUDC『ツキ』と精霊『ノクス』を伴い、各世界を飛び回っている。
ツキ曰く、ワーカホリック。
意外とアクティブで運動能力も高く、スポーツや野外活動をしている姿も。
コンピュータを使っての情報収集の他、柔和な雰囲気と人当たりの良さで対人の情報収集や説得に回ることも。
◆口調
・シン→ステータス参照
(※使役は呼び捨て)
・ツキ→俺/お前、呼び捨て
だぜ、だろ、じゃないか?等男性的な話し方
日留部・由穏(サポート)
由穏と申します。
これでも太陽神の生まれです。
いかなる世界であれ、オブリビオンの影に未来を曇らされる人々がいるのならば、私が手を出さない道理はありませんね。
太陽は、照らすべき者のために存在するのですから。
好き:芸術全般、各世界の学習、人々の観察
使命:人々の明るい未来を守る
【発言】ご隠居太陽神、敬語、優しい、いつも穏やかな笑み、怒りや恨みや後悔の感情が乏しく時に人を理解しきれないこともある、自らの負傷を気にしない
【戦闘パターン】視力+暗視+マヒ攻撃+光線銃で銃撃戦、アート+式神使い+アイテム折り紙で撹乱、催眠術も併用し折り紙式神を猟兵やターゲットに思わせ誘導などなど
その他何でもさせてどうぞ
小宮・あき(サポート)
お困りの方がいる、と聞いて参りました。
スポット参戦のような形でフラリと。
◆性格・人柄
敬虔な聖職者として猟兵に目覚めた、人間の聖者。
です・ます口調の礼儀正しい女性。
ピンクの髪に、透き通る水色の瞳が特徴的。
ふふ、と微笑み、愛らしい見た目で佇んでいますが、
本業は商人。ホテル経営者。冷静で非情な心も持ち合わせています。
また敬虔な聖職者故、邪教徒や魔女に寛容さが無く、苛烈な面も持ちます。
既婚者。
神と夫に報告できない行動は、絶対に取りません。
◆戦闘
ユーベルコードは指定したもので臨機応変に。
基本は後衛の魔法職。
・範囲魔法(神罰)
・回復(コルセオ)
・拘束(光の鎖)
・人手が必要な作業(戦場のハレム) 等
スリサズ・シグルズ(サポート)
『主基幹機構、戦闘機関起動します』
ウォーマシンの戦場傭兵×鎧装騎兵、21歳の男です。
普段の口調は「普通(私、~殿、言い捨て)」、覚醒時は「秘匿システム権限人格(私、貴様、言い捨て)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
クローネ・マックローネ(サポート)
普段の口調は「クローネちゃん(自分の名前+ちゃん、相手の名前+ちゃん、だね♪、だよ!、だよね★、なのかな?)」
真剣な時は「クローネ(ワタシ、相手の名前+ちゃん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」
強調したい時は「★」を、それ以外の時は「♪」を語尾につけるよ♪
基本は一般人の安全を優先で♪
多少の怪我は厭わず積極的に動くね♪
他の猟兵に迷惑はかけないよ♪
シリアスな場面では状況の解決を優先するよ
コメディ色が強い場合はその場のノリを楽しむ方向で動くね♪
えっち系・状態変化系もばっちこい♪
絡みOK、NG無しだよ★
UCは状況に応じてMS様が好きなのを使ってね★
後はMS様におまかせするね♪
よろしくおねがいします★
試作機・庚(サポート)
はーい呼ばれてなくても参上する庚さんデスよ
サポート参加ってやつデスね
…サポート参加って何書けばいいんデスかね?
とりあえず口調はこれでわかると思うんデスけど…
まぁ私はその時々で色々変わるデスから気にしない気にしない
私が出来ることなら大体の事はするデス
あーけど、基本私はハピエン厨デスからあまりにも酷いことはしないデス
私がされる分には基本何されても別に問題ないデスけど…
私以外の奴…例え敵でもあまりにも可愛そうだと感じたら手を差し伸べる場合があるデス
まぁ必要があればやることやるんデスけどね
仕事デスし
なんでそこの判断は任せるデース
こんなもんでいいデスかね…?
あっ忘れてた『UCの詠唱は自由にどうぞ』デスよ
●エスパー収容所周辺
「猟兵は……殺すゥゥゥゥゥゥゥウ」
奴隷の首輪によって『絞首卿ボスコウ』の支配下に置かれたエスパー達が、荒々しく息を吐きながら、猟兵達の前に姿を現した。
エスパー達は、みんな理性を失っており、猟兵達に対して激しい敵意を向けていた。
「これは随分と手厚い歓迎だねぇ。てか、みんな目がイッちゃっているんだけど、大丈夫かい?」
そんな中、数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)が、エスパー達の前に陣取った。
「猟兵は……殺すゥゥゥゥゥゥゥ!」
次の瞬間、エスパー達がアスフィルトの地面を蹴りつけ、一斉に襲い掛かってきた。
「そう言えば、こいつ等って、なるべく殺さない方がいいんだっけ? だったら、体力が続く限り、逃げ回るしかなさそうだね」
すぐさま、多喜が飛び上がり、オーラ防御を展開しながら、エスパー達の注意を引いた。
「逃げるなぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
その事に苛立ちを覚えたエスパー達が一斉に電撃を放って、多喜を撃ち落とそうとした。
「みんな少しは落ち着いて。いくら操られているからと言って、そんな事をしたら、後で公開する事になるよ」
それと同時に、ティエン・ファン(除霊建築学フィールドワーカー・f36098)がリミッターを解除し、オーラ防御を展開しながら、同じように注意を引いた。
「おのれ、猟兵。絶対……殺す!」
その挑発に乗ったエスパー達が殺気立った様子で、次々と電撃を放ってきた。
「どうやら、みんなリミッターが外れているようだね。倒すだけなら楽そうだけど、生きたまま大人しくさせる事を考えると、これしかないか」
ティエンが【蚩尤異重撃(シユウイジュウゲキ)】を発動させ、グラビティコントローラーを用いた『蚩尤(サイキックキャバリア)』で重力異常を発生させ、エスパー達を引き寄せる。
「うぐぐ……、こんな事をしても無駄だ。既に仲間達を呼んである。そいつらは俺達と比べ物にならないほど強いぞ。ククククク、カーッカッカッカッカッ!」
エスパーのひとりがドヤ顔で、高笑いを響かせた。
「それなら、手加減しなくて済むから、ありがたいな」
仇死原・アンナ(処刑人、獄炎の花嫁、焔の魔女、恐怖の騎士・f09978)が、まったく気にしていない様子で軽く流した。
「しょ、正気か、お前! 俺達が本気を出したら、イチコロだぞ!? 命乞いをするなら、いまのうちだ!」
エスパー達が動揺した様子で、アンナに恐怖を与えようとした。
「どから、どうした。それで、ワタシが動揺すると思っているのか? ならば、このくらいの殺気を放つくらいでないと……」
アンナが悪に対する憎悪を膨らませ、エスパー達に殺気を放ち、恐怖を与えて怯ませた。
「うぐ、ぐぐぐ、なんだ、この殺気は……」
その影響を受けたエスパー達が、間の抜けた声を上げて逃げ惑った。
「一体、何処に行くつもりだ? これから仲間が来るんだろう。お前達がいないと、困るはずだ。もう少し、ここでゆっくりしておけ」
アンナがエスパー達に不意打ちを仕掛け、次々と意識を奪っていった。
「こ、これは一体……。お、お前がやったのか! 仲間達を……よくも!」
それを目の当たりにしたエスパー達が、イラついた様子で電撃を乱れ撃った。
「ヒャッハー! 何処にも逃げ道がないでござるよ」
その行く手を阻むようにして、エドゥアルト・ルーデル(黒髭・f10354)がハイテンションで高笑いを響かせながら、エスパー達の逃げ道を塞いだ。
「うぐぐ……、なんで、こんな事に……!」
エスパー達が悔しそうに、ギチギチと歯を鳴らした。
「さあ、遠慮せず、何処からでも掛かってくるでござるよっ!」
そこに追い打ちを掛けるようにして、エドゥアルトがエスパー達を挑発した。
「イイ度胸だ、死ね、死ね、死ねぇぇぇ!」
その挑発に乗ったエスパー達が、半ばヤケになりつつ、電撃を飛ばしてきた。
「無駄、無駄、無駄ァ! そもそも……」
次の瞬間、エドゥアルトが【めっちゃ数寄やねん(メッチャスキヤネン)】を発動させ、物凄く早口で自らの感情が高まる趣味の話を始め、ありとあらゆる攻撃を遮断した。
「さあ、美結……。いまのうちに、エスパー達を捕獲しよう」
そんな中、東・御星(破断創炎の閃鋼・f41665)が美結に声を掛け、催眠術で動きを止めながら、エスパー達を捕縛した。
「な、なんだ、これは……」
「か、身体が……動かない!」
「……畜生っ! 身体さえ動けば……」
その事に危機感を覚えたエスパー達が、内に秘めた力を爆発させた。
しかし、催眠術に対抗する事が出来なかったため、絶叫にも似た叫び声を上げた。
「無駄よ、そんな事をしても……」
御星がリミッターを解除し、生命力を吸収し、エスパー達を無力化した。
「動け、動け、動けぇぇぇぇぇぇぇぇぇ! 頼む、動いてくれ! ……今だけでいいっ!」
それでも、必死にエスパー達が身体を動かしたものの、生命力をギリギリまで吸収されてしまったため、這っていくのが、やっとのようだった。
そうしているうちに、ひとり……また、ひとりと捕縛されていき、猟兵達を折ってきたエスパー達が無力化した。
●エスパー収容所入口
「まさか、こんなに命知らずが、いたとはな」
「まあ、いい。我等さえいれば、秒で片付く!」
入り口に陣取っていたのは、屈強なエスパーふたりであった。
ふたりとも筋骨隆々で、何も怖いモノがないと言わんばかりに、自信満々であった。
「秒は言い過ぎじゃないか。そもそも、もう過ぎているし……」
赤星・緋色(サンプルキャラクター・f03675)が、生暖かい視線を送った。
「いや、秒って言うのは、これからで……」
「そ、そうだ。いまから、秒で……倒す。……喰らえ!!」
次の瞬間、エスパー達がサイコキネシスを使い、まわりにあるモノを操って、次々と飛ばしてきた。
「……と言うか、秒で倒すつもりなら、もっとデカイモノで攻撃しておかないと……。そんなんじゃ、例え当たったとしても、死ぬほどではないと思うけど……」
すぐさま、緋色が【登場シーン(トウジョウシーン)】を発動させ、カラフルな爆発と共に仲間達のところにテレポートして、エスパー達の攻撃を回避した。
「ところで、お前達……リア充か?」
そんな中、不破・静武(人間の非モテの味方・f37639)が、エスパー達に対して問いかけた。
「そりゃ、もちろん……リア充だ」
「あ、当たり前だろ。見るからにリア充だろ」
その問いに、エスパー達が声を震わせ、キッパリと言い放った。
「それは妙だな。確かに、リア充のように振舞っているが、中身は非モテだ。おそらく、オレ以外の奴なら気付かない。だが、問題はそこじゃない。何故、非モテを隠す! 非モテこそ、完成された存在であるのに、なぜ穢れる道を選ぼうとする!」
静武が信じられない様子で、エスパー達をジロリと睨みつけた。
「うるさい、黙れ!」
「俺達はリア充を超えたリア充……超リア充だ!」
それと同時に、エスパー達が顔を真っ赤にして、炎と氷の弾を放ってきた。
「お前達には失望したぞ。非モテでありながら、それを認めようとしないなんて……」
即座に、静武が炎と氷の弾を爆破し、エスパー達を焼却しようとした。
「黙れと言ったはずだ!」
「それに俺達はリア充だ。例え、誰が何といおうとも……!」
エスパー達が禍々しいオーラを展開し、残像を繰り出して、間合いを取った。
「これは、また(色々な意味で)美味しそうなエスパー達っすね。こういう状況でなければ、ペロリと喰らっているところっすが……。さすがに状況が状況だけに……我慢っすね」
一方、飯綱・杏子(悪食の飯テロリスト・f32261)は誘惑に屈しそうになりながら、ブンブンと首を横に振った。
「なんだよ、喰うって」
「いや、待てよ。その喰うって、まさか」
エスパー達が何やら察した様子で、ほんのり頬を染めた。
「まあ、その前に美味しいモノを食べてリラックスするっす」
杏子が思わせぶりな態度で、【エクストリーム調理道具(エクストリーム・クックウェア)】を発動させ、その場にあるモノで料理を作り始めた。
「……って、この料理……食えるのか?」
「いかにも毒キノコっぽいモノが含まれているんだが……」
その料理を目の当たりにしたエスパー達が、青ざめた表情を浮かべた。
それとは対称的に、杏子は満面の笑みを浮かべて、料理をペロリ。
「さあ、アナタ達も遠慮せず。コレ、栄養満点で美味しいアルヨ」
ラムダ・ツァオ(影・f00001)が物凄くイイ笑顔を浮かべ、エスパー達に料理を薦めた。
「いや、これは間違いなく、罠だろ!」
「顔に毒入り料理だって書いてあるじゃねえか!」
しかし、エスパー達は警戒心をあらわにしており、決して料理を食べようとしなかった。
「それは残念ね。ちょっとでも食べてくれたら、戦わなくて済んだのに……」
ラムダが残念そうに深い溜息を漏らしながら、目の前の料理を片付けた。
「やっぱり、毒か!」
「それで俺達を……うぐぐ」
その事に気づいたエスパー達がムッとした様子で、炎のブレスと、氷のブレスを吐いてきた。
「だからと言って、殺す気はないんだけど……」
ラムダが残像を身代わりにして、ふたりのブレスを見切り、吸血して誘惑した。
「うぐ……、ぐぐぐ……」
「お、落ち着け。こんなもの……気のせいだ!」
エスパー達が激しい眩暈に襲われ、フラフラと身体を揺らした。
「それでも、なるべく傷つけたくないのは事実だから……。ただ、大人しくしてほしいだけ」
キメリア・モルテスティア(白銀の旅行者・f44531)がエスパー達に語り掛けながら、瞬間強化で自らの身体を硬化させ、通常攻撃を無効化すると、足払いをして尻餅をつかせた。
「うがっ!」
「……ぎゃっ!」
その一撃を食らったエスパー達が尻餅をついて、一斉に悲鳴を上げた。
「さあ、どうする? これ以上、抵抗するなら、痛い目に遭う事になるけど……」
キメリアがエスパー達に警告しながら、ジリジリと距離を縮めていった。
「ならば……」
「……実力行使だっ!」
エスパー達が逆切れ気味に、再び炎と氷の塊を飛ばしてきた。
「つまり、痛い目に遭いたいって事ね。なるべく穏便に済ませたかったんだけど……」
キメリアがカウンターを繰り出し、エネルギー弾を発射した。
「「ひぃっ!」」
それと同時に、炎と氷の塊が爆散し、一斉にエスパー達が悲鳴を上げた。
「そろそろ、諦めたら、どうや。ボク等は、その中にいるエスパー達を助けたいだけやから。それに、ふたりとも操られているんやろ? その割には、みょーな点もあるんやけど、まあ……見逃したるわ」
ウルスラ・ロザーノ(鈴振り燕・f35438)が、エスパー達に視線を送った。
「クク、ハハハハハッ! 俺達が操られている……だと!?」
「……そんな訳ないだろ。少なくとも、俺達は操られていねぇ。金だよ、金っ! 世の中、金だろ?」
エスパー達がゲス笑いを浮かべ、ひょっこりと起き上がった。
「金……ねぇ。そんなモンで、命を捨てるなんて、割に合わないと思うんだけど……」
ウルスラが地形を利用して、ダンスを踊るようにしながら、一気に距離を縮め、エスパー達を踏みつけた。
「……悪いが死ぬつもりはないんでね」
「つまり、そう簡単にやられるつもりはないって事だ」
すぐさま、エスパー達が頭上に見えない壁を作り、ギリギリのところで致命傷を避けた。
「残念だったね。どんなに足掻いても、あなた達に勝ち目はないよ」
ティティス・ティファーナ(召喚獣「アストラル・エレメント(幽魔月精)」・f35555)がエスパー達を警告した。
「ふはははははっ! やれるものなら、やってみろ……!」
「俺達は、どんな事があっても、退かない! ……退くつもりはない!」
エスパー達が強気な態度で、炎の塊と氷の塊を続けて発射した。
「それでも、退いてもらわないと……」
ティティスがオーラ防御を展開しながら、弾幕を張って炎の塊と氷の塊を防いだ。
「退く訳がないだろ。何の笑い話だ。……笑わせるなっ!」
「……最後まで足掻いて、足掻いて、足掻きまくってやるっ!」
エスパー達がリミッターを解除し、限界を突破した後、最大火力で炎の塊と氷の塊を発射した。
「でも、そんな事をしたら、体力が尽きてしまうと思うけど……」
それと同時に、ティティスが【アフロディーテ・フューチャーサイト】を発動させ、まるで1分先の未来を見てきたかのように攻撃を予想し、炎の塊と氷の塊を避けた。
「うぐ……」
「うわあ……」
その拍子に、エスパー達の力が尽き、重なり合うようにして、次々と倒れていった。
●エスパー収容所内
室内は迷路のように入り組んでおり、仲間達から連絡を受けたエスパー達が行く手を阻んできた。
「どうやら簡単には進めそうにありませんね」
シン・クレスケンス(真理を探求する眼・f09866)が複雑な気持ちになりつつ、エスパー達に視線を送った。
エスパー達は奴隷の首輪の支配下にあるらしく、リミッターが外れている状態のようである。
そのため、近寄り難い雰囲気が漂っており、命の危険を感じるほど空気がピリついていた。
「お前達が進めるのは、ここまで、だ。ここから先は俺達の領域……。誰も先には行かせない」
エスパーのひとりが荒々しく息を吐きながら、仲間達と連携を取って、エネルギー弾を乱れ撃った。
「確かに、今まで戦ってきた敵とは違うようですね。ならば……」
シンがオーラ防御でエネルギー弾を防ぎ、【魔法薬生成(ウィッチズ・コルドロン)】で、自身の血液を代償に回復や状態異常解除の効果を持つ魔法薬を創造し、仲間達に配っていった。
「それこそ、無駄な足掻きだ。どうせ、死ぬのに、薬を配る事なんて……」
エスパーのひとりが小馬鹿にした様子で、クスクスと笑い始めた。
「本当に、そう思っているのなら、あなた達に勝ち目はありませんね。少なくとも、私達の行動には、すべて意味があるのですから……」
それに合わせて、日留部・由穏(暁天緋転・f16866)がオーラ防御を展開し、エスパー達からシンを守るようにして陣取った。
「言ったはずだ、何をやっても、無駄な足掻きと! それでも、俺達を倒したいのであれば、命がけで向かって来い! 今頃、他のルートを選んだ奴らも、血祭りにあげられている頃だしな!」
エスパーのひとりが周囲のモノをエネルギーの塊に変え、不気味な笑みを浮かべて、次々と飛ばしてきた。
「本当に何も分かっていないようですね。今回の目的は、あなた達の捕縛と救出です。中には、自らの意志で協力している人もいるようですが、選んでいる暇などありませんからね。これ以上、酷い目に遭いたくないのであれば、目を閉じてもらえますか?」
次の瞬間、由穏が【私の光(カミノヒカリ)】を発動させ、エスパー達から視覚を奪った。
「め、目が……」
その影響を受けたエスパー達が、両目を押さえて動揺した。
「これで何とか先に進めるようになりましたが……」
小宮・あき(人間の聖者・f03848)が複雑な気持ちになりつつ、ゆっくりと辺りを見回した。
何処も似たような通路が広がっているため、一見すると見分けがつかないものの、印をつけていけば何となく分かりそうな感じであった。
しかし、その事を敵に気づかれれば、細工をされてしまう可能性が高いため、なるべく目立たないように印をつける必要があった。
「見つけたぞ、猟兵共!」
そんな中、別のエスパーが殺気立った様子で、次々と電撃を飛ばしてきた。
「……って、まだ印をつけていないのですが……。仕方がありませんね」
あきが野生の勘で電撃を見切りながら、なるべくエスパー達が少なそうなルートを選んだ。
それは単なる勘でしかなかったものの、これ以上の数を相手にするのは、自殺行為であると判断したようである。
「……」
そんな中、スリサズ・シグルズ(シグルズシリーズ・f11317)が、エスパー達の行動を分析しながら、最適の手段を考えた。
ただ戦うだけであれば、大した問題ではないのだが、なるべく傷つけず戦えとなると、至難の業。
最悪の場合は、加減を間違えて命を奪ってしまう可能性も高いため、冷静な判断が必要になっていた。
「ぐへへへへ、こんなところにもカモがいやがったぜ!」
一方、エスパー達は奴隷の首輪の影響で強気になっているのか、猟兵達に対してやりたい放題であった。
「……」
そのため、なるべく戦闘を行わず、一定の距離を取りながら、戦力を分散するしかなかった。
それはスリサズにとって難しい事ではなかったものの、迂闊に反撃する事が出来ないため、もどかしく感じているようにも見えた。
「おいおい、どうした、どうした! ひょっとして、俺達が怖いのか!?」
その事で調子に乗ったエスパー達が、スリサズを追いかけ回した。
「……って、いくら、こっちが迂闊に手出しできないからって、調子に乗っていると、痛い目を見るよ?」
それと同時に、クローネ・マックローネ(闇と神を従える者・f05148)がオーラ防御と結界術を展開し、自らを硬化して、鉄壁の守りでエスパー達の攻撃を防ぎ、呪詛を付与したホーミング弾を放ち、魔力を吸収した。
「……畜生っ! 妙な真似をしやがって!」
その事に危機感を覚えたエスパー達が、前面にオーラを展開し、ジリジリと後退していった。
「妙な真似じゃないよ? 弱らせているだけだよ? それとも、思いっきりドカーンとやった方がイイのかな?」
クローネがキョトンとした表情を浮かべ、不思議そうに首を傾げた。
「いや、それも困るが……って、調子に乗るなよ!」
エスパー達がハッとした表情を浮かべ、クローネに対して悪態をついた。
「調子に乗ってないよ★ でも、クローネちゃん達は強いから、手加減しないとダメなんだよ」
クローネがエスパー達に語り掛けながら、今度は生命力を吸収していった。
これにはエスパー達も悲鳴を上げ、次々と意識を失った。
「これで後は、囚われの身になっているエスパー達を救うだけデスね。……とは言え、どうしましょうか。ただ闇雲にうろつき回っても、エスパー達を見つける事は難しそうデスし……。むしろ、好戦的なエスパーばかりが連れてしまうのが現状のようデスし……」
試作機・庚(盾いらず・f30104)が困った様子で、グルグルと考えを巡らせた。
「もしかして、捜しているのは、俺達か?」
そんな中、エスパー達が庚の逃げ道を塞ぐようにして、次々と集まってきた。
「うむむ、何だか嫌な予感がしてきましたね。まさか、何処かに囚われているのではなく、奴隷の首輪の支配下に置く事で、自由を奪っているのでは……」
庚が最悪の事態を想像しながら、エスパー達に視線を送った。
それが事実であっても、事実でなかったとしても、エスパー達と戦わなければならないのが、現実。
「ならば、仕方がありませんね。みんな纏めて相手をして差し上げましょう。もちろん、誰ひとりとして、傷つけるつもりはありまセンが……」
次の瞬間、庚が【到達点(グランド・フィナーレ)】を発動させ、エスパー達を無力化した。
そして、猟兵達は見事エスパー達を救出(?)するのであった。
成功
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第2章 集団戦
『喰龍王』
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POW : スピリットブレス
【胸部のドラゴンブレス】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
SPD : 屍竜幻影翔
【警戒心】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【幻影の屍竜】から、高命中力の【ドラゴンブレス】を飛ばす。
WIZ : 呪力増幅法
【水晶魔法陣】【防御障壁呪法】【自動反撃呪法】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
イラスト:赤信号
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
|
種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
風雷堂・顕吉(サポート)
アドリブ連携可
約100年前、ダークセイヴァーの人類敗北以来、ヴァンパイアとの死闘を細々と繰り広げてきたダンピール、それが俺だ。
ヴァンパイアを狩るため、あるいは次に狩るべきヴァンパイアの手掛かりを得るためにここにいる。
【世界知識】ダークセイヴァー世界の大抵のヴァンパイア相手ならそれがどのような血族かは知っているし、知らなくとも【情報収集】の伝手はある。
それ以外の世界については物珍しそうに振る舞うことになる。すぐに慣れるだろう。
ダークセイヴァーとスペースシップワールド以外の世界は日差しが強すぎるので、サングラスを着用する。
戦闘は剣士の動きだ。
次に参加する猟兵が戦いやすい状況を作ることも多い。
赤星・緋色(サポート)
なんやかんやで事件を解決に導こうとします
フリーダムかつアグレッシブなアドリブも可
合わせ等も自由にどうぞ
大豪傑・麗刃(サポート)
一人称は『わたし』『麗ちゃん』
どんなシリアスでも一度はネタをやりたい。一応敵を倒す意思はあるので状況が悪化する行為はさすがにやらない。一見悪化するけどネタとして許されるならむしろやりたい。
超どシリアスのためギャグ絶対不可ならシリアスオンリーも一応できなくはないがその時は頭痛が痛くなるのだ(強調表現としての二重表現肯定派)
大軍に無策で挑むのは無謀といろいろ策を考えるが結論は「正面から突っ込んで全員やっつければ(斬れば)いいのだ!」
ユーベルコードが
近接系:何も考えずに突っ込んでって無双狙い
集団系:なるべく多数引き付けて一網打尽狙い
ギャグ系:お手数かけますがなんとかお願いします!
それ以外:まー適当に
クローネ・マックローネ(サポート)
普段の口調は「クローネちゃん(自分の名前+ちゃん、相手の名前+ちゃん、だね♪、だよ!、だよね★、なのかな?)」
真剣な時は「クローネ(ワタシ、相手の名前+ちゃん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」
強調したい時は「★」を、それ以外の時は「♪」を語尾につけるよ♪
基本は一般人の安全を優先で♪
多少の怪我は厭わず積極的に動くね♪
シリアスな場面では状況の解決を優先するよ
コメディ色が強い場合はその場のノリを楽しむ方向で動くね♪
えっち系はばっちこい★状態変化もばっちこい♪
絡みOK、NG無しだよ★
UCは集団召喚系か範囲攻撃系を優先して使うよ♪
状況に応じてMS様が好きなのを使ってね★
後はMS様におまかせするね♪
シホ・エーデルワイス(サポート)
助太刀します!
人柄
普段は物静かで儚げな雰囲気ですが
戦闘時は仲間が活躍しやすい様
積極的に支援します
心情
仲間と力を合わせる事で
どんな困難にも乗り越えられると信じています
基本行動
味方や救助対象が危険に晒されたら身の危険を顧みず庇い
疲労を気にせず治療します
一見自殺行為に見える事もあるかもしれませんが
誰も悲しませたくないと思っており
UCや技能を駆使して生き残ろうとします
またUC【贖罪】により楽には死ねません
ですが
心配させない様
苦しくても明るく振る舞います
戦闘
味方がいれば回復と支援に専念します
攻撃は主に聖銃二丁を使用
戦後
オブリビオンに憎悪等は感じず
悪逆非道な敵でも倒したら
命を頂いた事に弔いの祈りを捧げます
筒石・トオル(サポート)
「邪魔をしないでくれるかな」
「油断大敵ってね」
「ここは任せて」
正面切って戦うよりも、敵の動きを封じたり、属性防御を固めて盾や囮となったり、味方が倒し切れなかった敵にトドメを刺して確実に倒すなど、味方の安全性を高めるように動く。
ユーベルコード使用はお任せ。
使用しない場合は、熱線銃での援護射撃を主に行う。
人見知りではあるが人嫌いではないし、味方が傷付くのは凄く嫌。
戦うのも本当は好きではないが、誰かを守る為には戦う。
もふもふに弱い。敵がもふもふだと気が緩みがちになるが、仕事はきちんと行う……ホントだよ?
スリサズ・シグルズ(サポート)
『主基幹機構、戦闘機関起動します』
ウォーマシンの戦場傭兵×鎧装騎兵、21歳の男です。
普段の口調は「普通(私、~殿、言い捨て)」、覚醒時は「秘匿システム権限人格(私、貴様、言い捨て)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
ラムダ・ツァオ(サポート)
ラムダよ、よろしく。
戦闘なら足と手数で勝負するけど、周りに合わせて臨機応変に動くわ。
見切ったり残像を残すように動いたりと、避けるのには多少の自信があるわよ。
集団戦なら死角を減らすために数を減らすのが先決、
あとは一緒に戦う人がいればその人次第かしら。
行動指針としては以下の3通りが主。
1.味方の死角にいる敵を優先して片付ける。
2.範囲攻撃を行なえる味方がいなければ範囲攻撃優先。
3.数を減らすため、止めをさせそうな相手を狙っていく。
台詞回しや立ち位置などは無理のない範囲でご随意に。
ユーベルコードは状況に応じて使い分けます。
アドリブ・連携歓迎
徳川・家光(サポート)
『将軍なんだから、戦わなきゃね』
『この家光、悪は決して許せぬ!』
『一か八か……嫌いな言葉じゃありません!』
サムライエンパイアの将軍ですが、普通の猟兵として描写戴けると嬉しいです。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使いますが、全般的に「悪事を許せない」直情的な傾向と、「負傷を厭わない」捨て身の戦法を得意とします。
嫁が何百人もいるので色仕掛けには反応しません。
よく使う武器は「大天狗正宗・千子村正権現・鎚曇斬剣」です。
普段の一人称は「僕」、真剣な時は「余」です。
あとはおまかせです!
五百崎・零(サポート)
※戦闘中はハイテンション
「死にたくない」と言いつつも、どんな状況でも楽しんで戦う。
武器は主に銃を使用し、近〜中距離で戦う。敵の間合いに入ることに躊躇いがない。
傷つけても傷つけられても「ヒャハハ」「キヒヒ」など、奇声をあげながら笑って戦闘を続行。
ずっと戦っていたいので、相手が自分より強いほど嬉しい。
ユーベルコードは指定のものをどれでも使用。
他の猟兵に迷惑をかけるような行動はしません。
その他おまかせします。
ティエン・ファン(サポート)
シルバーレイン出身の除霊建築士です。
明るく善良な性格で、できることがあるならば、できる限りを全うしようとします。
除霊建築士というジョブに拘りがあるため、その知識や技術が活かせそうな場面では、積極的にそれらを使って問題解決に取り組みます。
戦闘時は主武器のT定規と副武器の浄銭貫を用いて、近距離戦も遠距離戦も行います。
キャバリアが有効な場面では、『蚩尤』を使用します。
『蚩尤』は普段イグニッションカードに収納しています。
ユーベルコードは『蚩尤』搭乗時は”蚩尤”とついたものを、そうでないときはその他のものを状況に応じて使用します。
以上を基本として、シナリオに合わせて思うままに動かして頂ければと思います。
九段下・鈴音(サポート)
『この力を使ってくりゃれ』
『妾が護ってやる。安心せい』
自分よりも他者を優先する性格。
ユーベルコードや技能はどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
性格上他の猟兵をかばうことはあっても、迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
エログロはNGです。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●喰龍王の群れ
「おいおい、マジか、マジか。……なんだよ、使えねえな。もう少し、やると思っていたのによぉ」
そんな中、喰龍王のリーダーが悪態をつきながら、猟兵達の前に姿をあらわした。
「最初から捨て駒にするつもりじゃなかったのか? 少なくとも、同列に扱ってはいなかっただろう?」
風雷堂・顕吉(吸血鬼狩人・f03119)が、喰龍王のリーダーに対して問いかけた。
「まあ……、確かにな。あんな奴らと一緒にされたら困る。そもそも、実力の差があり過ぎる。それこそ、アリとゾウを同列に扱うようなモノだ」
喰龍王のリーダーが勝ち誇った様子で、豪快な笑い声を響かせた。
「……そうか」
顕吉が【血統覚醒】で真紅の瞳に覚醒して、ヴァンパイアに変身し、戦闘能力が爆発的に増大させ、喰龍王のリーダーのリーダーに吸血する事で、生命力を吸収した。
「うぐっ、さすがに近づき過ぎたか。や、やれぇ!」
その事に危機感を覚えた喰龍王のリーダーが、傷口を押さえて後退した。
「……任せろ!」
「楽勝、楽勝っ!」
「俺達が秒で片付けておる!」
それに合わせて、喰龍王の群れが、次々と猟兵達に襲い掛かった。
「秒で片付けるって。随分と甘く見られたものだね」
赤星・緋色(サンプルキャラクター・f03675)が喰龍王の群れに空中戦を仕掛け、次々と攻撃を見切って避けていき、誘導弾で範囲攻撃を仕掛けて蹴散らしていった。
「やるじゃねえか。だが、これは……ほんの序の口だ!」
それに合わせて、喰龍王のリーダーが幻影の屍竜を召喚し、ドラゴンブレスを飛ばした。
「……だろうね。さすがに、これで全力だったら、話にならないから……。でも、まずはこっちを先に倒しておかないとね」
緋色がオーラ防御で身を守りながら、【ガジェットショータイム】で変な形のガジェットを召喚し、属性攻撃で牽制した。
「グルルルルゥ」
「……ふざけやがって!」
「これでも喰らえぇぇぇぇ!」
喰龍王の群れがイラついた様子で、次々と衝撃波を飛ばしていった。
「ぬわはははははっ! そんな攻撃……、き、き、効き過ぎなのだっ! ちょ、ちょ、ちょっと待つのだ! これ以上は、笑い事で済まなくなってしまうのだ!」
大豪傑・麗刃(26歳児・f01156)が衝撃波を続けざまに喰らって、全身血まみれになりながら、喰龍王にツッコミを入れた。
「おお、コイツは済まなかったな。イイ的だったから、つい……。まあ、イイだろ? イイ感じで穴が開いて、軽量化されたみたいだしさ」
喰龍王のリーダーが、罪悪感の欠片もなく、キッパリと言い放った。
「本当なのだ、軽い、軽い……って、魂がピョコピョコしているだけなのだ! むむむ……、許さんのだ!」
それと同時に、麗刃が【自爆スイッチ(オヤクソク)】で大爆発を起こして、喰龍王の群れを吹き飛ばし、自身が受けたダメージ分、仲間全体の戦闘力を鬼神の如く増強した後、飛翔能力を得て飛び上がった。
「ふ、ふざけやがって! まずはアイツから、やっちまえ!」
喰龍王のリーダーがイラついた様子で、ビシィッと麗刃を指差した。
「そんな事をして、大丈夫……? ここにはクローネちゃんもいるのに★」
クローネ・マックローネ(闇と神を従える者・f05148)がキョトンとした表情を浮かべ、不思議そうに首を傾げた。
「お前ひとりで、何が出来る」
喰龍王のリーダーが、フンと鼻を鳴らした。
「えーっとね、こんな事とか、こんな事とか、出来るよ♪」
クローネがニコッと笑って、オーラ防御を展開し、回復阻害攻撃を付与したホーミング誘導弾を発射し、ドスソード改で2回攻撃を仕掛け、喰龍王のリーダーの生命力を吸収した。
「マ、マジか。思ったよりも……いや、予想以上に強いな、お前……」
喰龍王のリーダーが血反吐を吐き、ユラユラと頭を揺らした。
「西園寺ちゃん……アナタの力、ちょっと使わせてもらうね♪」
そこに追い打ちをかけるようにして、クローネが【クローネちゃんの巨大化ご当地怪人変身★(ブラック・ビッグ・ゴトウチ・モンスター・チェンジ)】を発動させ、擬似巨大化フード】を使用する事で、ご当地の名産品を生やし、巨大化ご当地怪人に変身した。
「ちょ、ちょ、ちょっと待て! お、おい! 作戦変更だ、みんな戻って来い!」
喰龍王のリーダーが涙目になりながら、慌てて仲間達を呼び戻した。
「……間に合うといいですね」
その隙をつくようにして、シホ・エーデルワイス(捧げるもの・f03442)がオーラ防御を展開し、残像を繰り出しながら、『聖銃』ピア(Pea)_甲WSで、喰龍王のリーダーに零距離射撃を仕掛けた。
「うぐぐ、仕方ねぇ……! こうなったら……!」
喰龍王のリーダーが半ばヤケになりつつ、水晶魔法陣、防御障壁呪法、自動反撃呪法で自身を強化し、防御力を重視した。
それに合わせて、喰龍王の群れがリーダーを守るようにして、まわりに陣取った。
「生きとし生けるこの世界の皆様。この苦難を乗り越え、明日を迎える為にどうか力をお貸しください」
次の瞬間、シホが【輝喘】明日を迎えるための一押し(キセキ・アスヲムカエルタメノイノリ)を発動させ、困っている人の力となる奇跡が起きて欲しいという願いをテレパシーで今いる世界の人々に呼びかけ、再び『聖銃』ピア(Pea)_甲WSで攻撃を仕掛けた。
「……畜生、ふざけやがって! 殺せ、殺せ、皆殺しだ!」
喰龍王のリーダーが舌打ちしながら、禍々しくオーラを展開し、喰龍王の群れを嗾けた。
「これ以上、邪魔しないでくれるかな?」
筒石・トオル(多重人格者のマジックナイト・f04677)が限界突破した後、残像を繰り出しながら、激痛耐性で耐えながら、ルーンソードで喰龍王の群れに斬りかかり、傷口をえぐって生命力を吸収した。
「それは、こっちのセリフだ。お前達さえいなければ、ぜんぶ上手く行っていたのに……」
喰龍王のリーダーが幻影の屍竜を召喚し、ドラゴンブレスを飛ばして牽制した。
「本当に、そうかな? どのみち、上手く行かなかったと思うけど……」
トオルが残像を身代わりにして、ドラゴンブレスを回避した後、呪殺弾で範囲攻撃を仕掛け、喰龍王の群れを攻撃した。
その影響で、喰龍王の群れが悲鳴にも似た鳴き声を響かせ、傷口がドロドロに溶けて、辺りに腐臭を漂わせた。
「主基幹機構、戦闘機関起動します」
そんな中、スリサズ・シグルズ(シグルズシリーズ・f11317)が戦闘態勢を整え、夕凪重工57mm砲で零距離一斉範囲射撃を仕掛け、喰龍王の群れを蹴散らしていった。
「うぐぐ……、これはヤベェな」
喰龍王のリーダーが、気まずい様子で汗を流した。
「グルルルルゥ……!」
だが、喰龍王の群れは怯んでおらず、殺気だった様子で唸り声を響かせた。
「……」
次の瞬間、スリサズが【3点バースト射撃(サンテンバーストシャゲキ)】を発動させ、手持ちの連射機能付火器で、喰龍王の群れに攻撃を仕掛けた。
「お、俺達は……負けねぇ!」
喰龍王の群れが一斉に胸部のドラゴンブレスを放ち、高威力で無差別攻撃を猟兵達に仕掛けた。
「そ、そうだ! 撃て、撃て、撃て! 撃ちまくれ!」
喰龍王のリーダーが気持ちを切り替え、大声を上げて指示を出した。
その指示に従って、喰龍王の群れが咆哮を響かせ、再びドラゴンブレスを放った。
「そんなヤケになって撃っても、当たらないと思うけど……」
すぐさま、ラムダ・ツァオ(影・f00001)がリミッターを解除し、残像を繰り出しながら、ドラゴンブレスを見切って、黒刃(黒い短剣)で咄嗟の一撃を放って、喰龍王の群れの傷口をえぐって吸血した。
「うぐぐ……」
「コイツ、強ぇぞ!」
「それでも、俺達は負けねぇ!」
喰龍王の群れが激しく唸り声を響かせながら、幻影の屍竜の群れを召喚し、一斉にドラゴンブレスを吐かせた。
「だから、当たらないから……」
ラムダが【オール・ワークス!】で、焦げた服を着替え、残像を犠牲にして、ドラゴンブレスの攻撃を防いだ。
「い、いや、当たって……ねぇのか?」
「いや、さっきまで、そこに……って残像か?」
「でも、服が焦げていたから、多少は当たっているはず」
喰龍王の群れの間で、意見が分かれた。
「まあ、かすってはいるけどね。……と言うか、問題視するところは、そこじゃないでしょ」
ラムダが呆れた様子で、喰龍王の群れに答えを返した。
「「「た、確かに……」」」
喰龍王の群れが、何となく納得した。
「納得しているところ、悪いのですが、まだ戦いの途中ですよ?」
徳川・家光(江戸幕府将軍・f04430)が覚悟を決めた様子で、オーラ防御を展開した後、大天狗正宗(名刀)で鎧砕きを仕掛け、喰龍王の群れに斬りかかった。
「し、しまった!」
「こんな事をしている場合じゃねえ!」
「いくぞ、お前等! 俺達の本気を見せる時だっ!」
喰龍王の群れが力を合わせ、胸部からドラゴンブレスを放ち、家光の身体を包み込んだ。
「確かに、凄い威力ですね。……ですが、僕も、ここで倒されるつもりはなので」
家光が激痛耐性で耐えながら、【羅刹大伽藍(ラセツダイガラン)】で無機物と合体し、自身の身長の2倍ほどあるロボに変形し、喰龍王の群れにカウンターを仕掛けた。
「あ、あの状況で動けるとは……」
「それよりも、なんだ、あのロボは……!」
「う、嘘だろ!? 俺達の攻撃が、まったく効かねぇ!」
喰龍王の群れが信じられない様子で、間の抜けた声を響かせた。
「おいおい、マジかよ。ここが実力の見せ所だろ。それに、いま本気を出さなくて、いつ本気を出すって言うんだよ。つーか、泣き言を言っている暇があったら、みんな纏めて掛かって来いよ」
五百崎・零(死にたくない死人・f28909)が呆れた様子で、喰龍王の群れを叱りつけた。
「何だかガツンと来たぜ!」
「確かに、そうだ。その通りだ」
「お前の言葉……、心の奥まで響いたぜ! だから、死ねえええええええ!」
次の瞬間、喰龍王の群れが幻影の屍竜から、一斉にドラゴンブレスを飛ばした。
「ヒャハハッ! そうでなくちゃ面白くねぇ」
零が激痛耐性で耐えながら【第二悪魔式「憤怒する狼」(サタン)】を発動させ、自身の活力を代償に狼の姿をした悪魔を12体召喚し、喰龍王の群れから生命力を吸収した。
「し、しまった!」
「ええい、離せ! 離しやがれ!」
「……畜生、ふざけやがって……!」
喰龍王の群れがイラついた様子で、両目をギラギラさせた。
「いまさら気づいたところで手遅れよ」
そこに追い打ちを掛けるようにして、ティエン・ファン(除霊建築学フィールドワーカー・f36098)がリミッターを解除した後、オーラ防御を展開し、喰龍王の群れに空中戦を仕掛けると、重量貫通攻撃を仕掛け、次々と浄化していった。
「う、嘘だろ! なんで、そんな事が……!」
それを目の当たりにした喰龍王の群れが、信じられない様子で悲鳴を上げた。
「うぐぐ……」
「お頭は逃げてくだせぇ!」
「ここは俺達で、何とかします」
喰龍王の群れが覚悟を決めた様子で、水晶魔法陣、防御障壁呪法、自動反撃呪法で自身を強化し、攻撃力を重視して、捨て身の特効を仕掛けてきた。
「……逃がす訳がないでしょ」
ティエンがオーラ防御で身を守りながら、喰龍王の群れの間を擦り抜け、【潘家詠唱定規術・雷(ファンケエイショウジョウギジュツ・イカヅチ)】で詠唱定規を向け、目にも留まらぬ詠唱定規での一撃で、喰龍王のリーダーを斬りつけた。
「ち、畜生! まさか、俺を狙ってくるとは……」
喰龍王のリーダーが、傷口を押さえて、チィッと舌打ちした。
「当たり前じゃ。この状況で、いくらザコを倒したところで、何の解決にもならないからのう」
九段下・鈴音(黒桔梗・f01929)がオーラ防御を展開し、充填したエネルギーを飛ばして、連続コンボを繰り出し、喰龍王のリーダーを追い詰めていった。
その巻き添えを喰らって、喰龍王の群れが血反吐を吐き、次々と息絶えた。
「よくも、仲間を……!」
喰龍王のリーダーがリミッターを解除し、限界突破した後、肉体改造を施して、胸部からドラゴンブレスを放った。
「そんな事より、自分の心配をしたら、どうじゃ? 妖刀はこういう使い方もできるのう」
それと同時に、鈴音がドラゴンブレスを見切って受け流し、【妖力操作(ヨウリョクソウサ)】を発動させ、目には見えない妖刀の怨念で2回攻撃を仕掛けて、喰龍王のリーダーを串刺しにした。
「うぐ……、ぐはっ! まさか、こんなところで……」
そう言って喰龍王のリーダーが血反吐を吐き、血溜まりの中に崩れ落ちた。
成功
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第3章 ボス戦
『絞首卿ボスコウ』
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POW : 連座式絞首刑
【敵を目掛けて自動的に飛ぶ『棘つき首輪』】でダメージを与えた対象を【敵の首に出現する『懲罰首輪』】で捕縛し、レベル秒間、締め付けによる継続ダメージを与える。
SPD : 高貴なる血
【貴族の血のオーラを纏った姿】に変身する。隠密力・速度・【吸血牙】の攻撃力が上昇し、自身を目撃した全員に【服従】の感情を与える。
WIZ : 奴隷化首輪
【敵を目掛けて自動的に飛ぶ『奴隷化首輪』】が命中した部位に【ボスコウの命令】を流し込み、部位を爆破、もしくはレベル秒間操作する(抵抗は可能)。
イラスト:sasai
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ラムダ・ツァオ(サポート)
ラムダよ、よろしく。
相手が強いのなら、削れる機会は逃さず、相手に隙は見せず、
長期戦を覚悟して着実に狙うのがいいわね。
勿論、隙があれば見逃したくないけど。
見切ったり足には自信があるけど、過信せずに落ち着いて戦況を見極めるわ。
行動指針としては以下の3通りが主。
1.囮役としてボスの注意を引き付け、味方の攻撃を当てやすくする。
2.ボスの移動手段→攻撃手段の優先順で奪っていく。
3.仕留められそうな場合は積極的に仕留めに行く。
(他に仕留めたい人がいればその手助け)
台詞回しや立ち位置などは無理のない範囲でご随意に。
ユーベルコードは状況に応じて使い分けます。
アドリブ・連携歓迎
鈴乃宮・影華(サポート)
「どうも、銀誓館の方から助っ人に来ました」
銀誓館学園所属の能力者……もとい、猟兵の鈴乃宮です
かつての様にイグニッションカードを掲げ
「――|起動《イグニッション》!」で各種装備を展開
友人から教わった剣術や
体内に棲む黒燐蟲を使役するユーベルコードを主に使用
TPO次第では
キャバリアの制御AIである『E.N.M.A』が主体となるユーベルコードを使用したり
『轟蘭華』や乗り物に搭載した重火器をブッ放したり
「|神機召喚《アクセス》――|起動《イグニッション》!」からのキャバリア召喚で暴れます
例え依頼の成功の為でも、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
不明な点はお任せします
キメリア・モルテスティア(サポート)
キメリアよ。
魔鋼の悪魔で危険地帯の旅人をやってるよ。
武器はこの拳で格闘技や魔法拳での戦いを主にしているよ。
戦闘時は仲間のみんなを守りながら戦うつもりよ。
多少は傷くような行動をしてでも、味方を守って反撃したり、隙あらば攻めていくつもりね。
体がすごく頑丈なのは私の強みだと思っているから、むしろそれを活かせるよう攻撃を食らってからの反撃する展開もほしいかしら。
後、なるべく乗り物には乗らず生身で戦いたいね。
必要に応じてユーベルコードは何でも使って行くよ。
でも、充分に徒手空拳での戦いを行ってからUCを使用する傾向に有るかしら。
あとはおまかせ。よろしくね。
大豪傑・麗刃(サポート)
一人称『わたし』『麗ちゃん』
どんなシリアスでも一度はネタをやりたいのだ!ダジャレ、奇怪な言動、一発ギャグ、パロ、メタ等何でもよい。状況が悪化する行為はやらない(変態的衝動時等必要な場合を除く)
超シリアスのためギャグ絶対ダメというならシリアスオンリーもできなくはないがその時は頭痛が痛くなるのだ(強調表現としての二重表現肯定派)
一応根は武人なので強敵相手の戦いには心昂る一面もある。ユーベルコードによってはそうならない場合もあるが。
ユーベルコードが
近接系:何も考えず正面から真っ向勝負挑む
遠距離系:射程距離ギリギリから一方的に攻撃狙い
ギャグ系:お手数かけますがなんとかお願いします!
それ以外:まー適当に
ティティス・ティファーナ(サポート)
召喚獣「幽魔月精(アストラル・エレメント)」の鎧装騎兵➡サイバーニンジャ(機幽忍)にしてアーチャー➡ブラスト(レーザー)ガンナー、9歳の女です。
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、年下には「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
スリサズ・シグルズ(サポート)
『主基幹機構、戦闘機関起動します』
ウォーマシンの戦場傭兵×鎧装騎兵、21歳の男です。
普段の口調は「普通(私、~殿、言い捨て)」、覚醒時は「秘匿システム権限人格(私、貴様、言い捨て)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
日留部・由穏(サポート)
由穏と申します。
これでも太陽神の生まれです。
いかなる世界であれ、オブリビオンの影に未来を曇らされる人々がいるのならば、私が手を出さない道理はありませんね。
太陽は、照らすべき者のために存在するのですから。
好き:芸術全般、各世界の学習、人々の観察
使命:人々の明るい未来を守る
【発言】ご隠居太陽神、敬語、優しい、いつも穏やかな笑み、怒りや恨みや後悔の感情が乏しく時に人を理解しきれないこともある、自らの負傷を気にしない
【戦闘パターン】視力+暗視+マヒ攻撃+光線銃で銃撃戦、アート+式神使い+アイテム折り紙で撹乱、催眠術も併用し折り紙式神を猟兵やターゲットに思わせ誘導などなど
その他何でもさせてどうぞ
バジル・サラザール(サポート)
『毒を盛って毒で制す、なんてね』
『大丈夫!?』
『あまり無理はしないでね』
年齢 32歳 女 7月25日生まれ
外見 167.6cm 青い瞳 緑髪 普通の肌
特徴 手足が長い 長髪 面倒見がいい 爬虫類が好き 胸が小さい
口調 女性的 私、相手の名前+ちゃん、ね、よ、なの、かしら?
下半身が蛇とのキマイラな闇医者×UDCエージェント
いわゆるラミア
バジリスク型UDCを宿しているらしい
表の顔は薬剤師、本人曰く薬剤師が本業
その割には大抵変な薬を作っている
毒の扱いに長け、毒を扱う戦闘を得意とする
医術の心得で簡単な治療も可能
マッドサイエンティストだが、怪我した人をほおっておけない一面も
アドリブ、連携歓迎
赤星・緋色(サポート)
なんやかんやで事件を解決に導こうとします
フリーダムかつアグレッシブなアドリブも可
合わせ等も自由にどうぞ
北条・優希斗(サポート)
『敵か』
『アンタの言う事は理解できる。だから俺は、殺してでも、アンタを止めるよ』
『遅いな』
左手に『蒼月』、右手に『月下美人』と言う二刀流を好んで戦う剣士です。
自らの過去を夢に見ることがあり、それを自身の罪の証と考えているため、過去に拘りと敬意を持っております。その為オブリビオンに思想や理想があればそれを聞き、自分なりの回答をしてから斬ります。
又、『夕顔』と呼ばれる糸で敵の同士討ちを誘ったり『月桂樹』による騙し討ちを行なったりと絡め手も使います。
一人称は『俺』、口調は年上には『敬語』、それ以外は『男性口調』です。
見切り、残像、ダッシュ等の機動性重視の回避型の戦い方をします。
ギュスターヴ・ベルトラン(サポート)
よう、お出ましだな?
…ソレが怨嗟による存在であっても、殺す事に歓びを得る存在であっても
人の間に悲しみと苦しみが広がる以上は…神敵必滅、躯の海に叩き返す
■行動
柄が悪くとも信心深いため、戦う前に【祈り】を捧げる事は忘れない
敵の主義主張は聞き、それを受けて行動する。行動原理を理解しないままの行動はしない
連携相手がいるならば相手のフォローに、居ないなら全力で敵をシバきに行く
戦場によっては屋内でも空が飛べるタイプの魔導バイクを乗り回す
「公序良俗に反することはしてねえぞ」と言うし実際にそうするタイプ
■攻撃
主武器:リングスラッシャーと影業
近距離攻撃が不得意なので敵とは距離を取って戦う
アドリブ連帯歓迎
東・御星(サポート)
御星「さあ、美結行こうか!遅れないでついてきて!」
「今日を明日に変える事さえ欲望だよ?」
美結「はい、御星さん!ふふ、大好きです。」
「空間把握と電脳であれば私の分野です」
御星と美結、2人で1人の猟兵です。婚約しています。
元々美結は統制機構の一般人でしたが御星によって猟兵となりました。
欲望は生きるエネルギーと概ね肯定する姿勢を持ち、強敵に対し窮鼠即ち猫を噛むという戦闘スタンスです.
基本は全射撃装備による三次元一斉射撃が主戦術で、近接戦もこなせます。電装と名のついた等身大でも使用できる装備にデータ化して2人で乗り込みます。
UCは選択したものを使用します。
あとはおまかせです。
●支配する者
「よく、ここまで来た、と褒めるべきか。それとも、口汚く罵るべきか」
物陰から姿をあらわにしたのは、絞首卿ボスコウであった。
絞首卿ボスコウは変わり果てた姿の配下を見下ろし、深い溜息を洩らした。
「そこで悩む必要はないと思うけど……。どちらを選んでも、私達を殺すつもりなんでしょ?」
即座に、ラムダ・ツァオ(影・f00001)がリミッターを解除し、残像を繰り出しながら、黒刃(黒い短剣)で咄嗟の一撃を繰り出し、絞首卿ボスコウの傷口をえぐった。
「ああ、その通りだ。ただ、最後の言葉くらいかけてもバチは当たらないだろ?」
絞首卿ボスコウが貴族の血のオーラを纏った姿に変身し、隠密力・速度・吸血牙の攻撃力を上昇させ、自身を目撃した全員に服従の感情を与えた。
「確かにね。でも、ここで倒されるつもりはないから……」
ラムダが服従の感情に耐えながら、【三千世界千変万化(パ・リ・コレ)】を発動させ、全身全霊の力を籠めるのに適した装い、神速の技を十二分に活かせる装い、冴えわたる叡智を発揮できる装いを組み合わせ、絞首卿ボスコウに連続攻撃を仕掛けた。
「それでも、服従の感情を抑える事は出来なかったようだな? だいぶ威力が弱まっているぞ?」
絞首卿ボスコウが禍々しいオーラを展開し、その場から飛び退いた。
「どうやら、ハッタリではないようですね。服従したい気持ちがある反面、殴り飛ばしたいと言う気持ちもあるんですが……」
鈴乃宮・影華(暗がりにて咲く影の華・f35699)が落ち着いた様子で、自分の中に存在する感情の説明を始めた。
おそらく、ユーベルコードの影響と、絞首卿ボスコウを倒さねばならないという使命感が戦っているだろう。
「ほお……、これは面白い。まさか、耐える事が出来るとは……。だが、完璧ではない。それでは思うように身体を動かす事は不可能だろう」
絞首卿ボスコウがニヤリと笑い、充填したエネルギーを弾に変え、猟兵達めがけて乱れ撃った。
「その事なら、問題ありません。いまのところ、貴方を殴りたいと言う気持ちの方が勝っていますので……」
影華が残像を身代わりにして、【黒燐憑依法(摘食)(ファントムカンパニー・スナックタイム)】を発動させ、利き腕を無数の黒燐蟲の頭部に変形し、噛みつき攻撃で絞首卿ボスコウの生命力を奪い、自身を治療した。
「うぐぐ……、思ったよりも、精神力が強そうだな。しかし、それだけだ。お前達が勝った訳じゃない」
絞首卿ボスコウが頭をフラフラさせ、悔しそうに唇を噛んだ。
「何か誤解をしているようね。既に、結果は出ているのよ。私達を敵に回した時点でね。それでも、納得できないのであれば、掛かってきなさい。戦う事で、現実を理解する事が出来ると思うから……」
キメリア・モルテスティア(白銀の旅行者・f44531)が躊躇う事なく、絞首卿ボスコウを挑発した。
「クク、クククククッ! まさか、ここまで愚かだとは、な。ならば、犬になれ。この状況で現実を見るのは、お前達の方だ」
次の瞬間、棘つき首輪が出現し、キメリアの首めがけて飛んでいった。
「それは、お断りよ」
すぐさま、キメリアがリミッターを解除し、瞬間強化で怪力を得た後、【オリハルコンカウンター】を発動させ、電撃を纏ったパンチで棘付き首輪を破壊した。
「ほぉ……、何から何まで、驚く事ばかりだな、今日は……。しかし、調子に乗ってもらっては困る。お前達が犬になる事に変わりはないのだから……」
絞首卿ボスコウがフンと鼻を鳴らし、再び棘つき首輪を飛ばした。
「お、おお……、これは! 本当に犬になってしまったのだ!」
そんな中、大豪傑・麗刃(26歳児・f01156)が犬の着ぐるみを着て、大袈裟に驚いてワンと鳴いた。
「ぐ、ぐぬぬっ! ふざけた真似を! そんな事をして、私が喜ぶと思っていたのか? この私がっ!」
絞首卿ボスコウが殺気立った様子で、奴隷化首輪を取り出した。
「せっかく、忠犬になったというのに、その反応は酷いのだ! せめて、ハリセンでツッコミを入れるくらいのユーモアがなければ、一流のお笑い芸人にはなれないのだ! ……って、部長! どうして、こんな時にいるのだ!」
麗刃がムッとした表情を浮かべ、絞首卿ボスコウに駄目出しをした後、【もっと愉快に追いかけっこ(アノオオバカモンハドコダ)】が発動し、怒り心頭の部長に同僚や後輩、その他の面々(154人が)が大声、団体行動、運転、追跡、殺気、恫喝を使った支援をし始めた。
だが、それは麗刃にとって喜ばしい事ではなく、逃げ出したくなるほど、恐ろしい事だった。
「ははは、これは滑稽。最高のショーだ」
そんな麗刃を眺めながら、絞首卿ボスコウが高笑いを響かせた。
「……本当に悪趣味ね。まあ、それだから、こんな事をしたんでしょうけど……」
ティティス・ティファーナ(召喚獣「アストラル・エレメント(幽魔月精)」・f35555)が、絞首卿ボスコウを見つめて皮肉混じりに呟いた。
「本当に何も分かっていないな。いや、理解する事が出来ないのか。ならば、これで支配してやろう」
絞首卿ボスコウが奴隷化首輪を握り締め、ティティスめがけて投げ飛ばした。
「……馬鹿にされたものね。それで私を支配できると思うなんて……」
すぐさま、ティティスがオーラ防御を展開し、弾幕を張って奴隷化首輪を防ぎつつ、レーザーを一斉射撃して、絞首卿ボスコウを牽制した。
「ああ、出来るさ。だから、そんな事をしているんだろ? それこそ、無駄な足掻きだ。それに、支配するのは、お前じゃなくても、いいんだから……!」
絞首卿ボスコウがニヤリと笑って、奴隷化首輪を再び飛ばしてきた。
「それで、標的にしたのが、この私か」
スリサズ・シグルズ(シグルズシリーズ・f11317)が夕凪重工12.7mm機関銃で一斉範囲攻撃を仕掛け、奴隷化首輪を木っ端微塵に破壊した。
「ぐぬぬ、またしても……。だが、コツは覚えた。今度は、しくじらない。お前も、一度くらい首輪をはめてみたら、どうだ? 自分に自信があるのなら、何も怖いモノなどないだろ? それとも、私が怖いのか? そうでなければ、絶対に……避けるな」
絞首卿ボスコウがスリサズにプレッシャーを与えながら、今度は棘つき首輪を飛ばしてきた。
「……悪いが挑発に乗る気はない」
スリサズが零距離射撃で棘つき首輪を破壊した後、【フルバースト・マキシマム】で絞首卿ボスコウの身体にいくつもの風穴を開けた。
「ぐ、ぐぬう……、愚か者め! 素直に喰らっていれば良いモノを……」
その一撃を食らった絞首卿ボスコウが悪態をつきながら、禍々しいオーラを展開し、恨めしそうにスリサズを睨みつけた。
「そんな偏った考えの相手に、命を差し出す愚か者は、ここにいないと思いますが……。そもそも、命を奪うつもりの相手を前にして、無抵抗でいる訳がないでしょう」
日留部・由穏(暁天緋転・f16866)がオーラ防御を展開しながら、折り紙の式神を飛ばして絞首卿ボスコウを牽制した。
「……身分を、わきまえろ。奴隷に選択権などないのだから……」
絞首卿ボスコウがリミッターを解除し、限界を突破した後、奴隷化首輪を飛ばして、由穏の利き腕を支配下に置いた。
「なるほど、これで私の動きを封じた……という訳ですね。……ですが、封じられたのは、利き腕だけ。もう片方の手でも、式神なら飛ばす事が出来ますよ?」
由穏が【私の加護(カミノゴカゴ)】で、折り紙を祝福された神器に変え、暴走気味の利き腕ではなく、もう片方の手で式神として飛ばし、絞首卿ボスコウの身体を切り裂いた。
「ぐぬぬ、言ったはずだ。立場をわきまえろ、と」
絞首卿ボスコウが傷口を押さえながら、恨めしそうに吐き捨てた。
「だから言う通りにしろって言うの? それこそ、傲慢だと思うけど……」
バジル・サラザール(猛毒系女史・f01544)が深い溜息を洩らした後、絞首卿ボスコウをジロリと睨みつけた。
「どうやら、お前達には躾が必要のようだな。……安心しろ。何も怖がる事はない。ただ、本来あるべき姿に戻すだけなのだから……!」
絞首卿ボスコウが邪悪な笑みを浮かべ、奴隷化首輪をバジルにはめ、利き腕を自分の支配下に置いた。
「また同じ手を使うなんて、芸がないのね。でも、何度やっても、同じ事よ。相手が違ったからと、上手く行くと思わないで」
バジルが【睡魔を誘う蛇の果実(スイマヲイザナウヘビノカジツ)】を発動させ、即効性のある催眠ガス】を放ち、絞首卿ボスコウを眠らせようとした。
「こ、こんなモノで、眠ると思ったら、大間違い……だ!」
絞首卿ボスコウが睡魔と戦いながら、荒々しく息を吐き捨てた。
それとは対照的に仲間達は眠りにつき、次々と負傷を回復させた。
「残念だったらね。このまま眠っていれば、傷を回復させる事が出来たのに……」
赤星・緋色(サンプルキャラクター・f03675)が軽く皮肉を言いながら、地形を利用して空中戦を仕掛け、絞首卿ボスコウに誘導弾を撃ち込んだ。
「フハハハハッ、心配ご無用。傷を癒す手段なら、いくらでもあるからなっ!」
絞首卿ボスコウが高笑いを響かせながら、空を飛んで間合いを詰め、緋色の顔面を鷲掴みにしたまま、生命力と魔力を吸収した。
「勝手な事をしないでくれるかな? そう言う事をされると困るんだけど……」
緋色がムッとした表情を浮かべ、【薔薇の剣戟】を発動させ、空中ステップで間合いに踏み込み、薔薇の花弁を放ちながら4回攻撃を繰り出した。
「あれだけ吸収したのに、随分と威勢がいいじゃないか。ならば、もう少しいただくとするか」
絞首卿ボスコウが貴族の血のオーラを纏ったまま、再び緋色の生命力と魔力を吸収した。
「フハ、ハハハハッ! 力が漲る……漲るぞおおおお!」
その感覚に酔いしれながら、絞首卿ボスコウが勝ち誇った様子で高笑いを響かせた。
「随分と機嫌がいいようだけど、全部返してもらうよ。元々アンタのものじゃないからね」
北条・優希斗(人間の妖剣士・f02283)が落ち着いた様子で、残像を繰り出しながら、蒼月・零式(魔刀)と月下美人(白銀の妖刀)で斬りつけ、傷口をえぐった。
「返してもらう……だと!? 奪い取っただけじゃないか! 私の許可なく、身勝手に……」
絞首卿ボスコウが恨めしそうな表情を浮かべ、貴族のオーラを纏って、服従の感情を与え、優希斗に襲い掛かって吸血し、再び生命力と魔力を吸収した。
「それはアンタも一緒だろ。でも、奪ったものは、すべて返してもらうよ。それはアンタが持っていて、いいものじゃないからね」
優希斗が覚悟を決めてカウンターを繰り出し、【真技・蒼燕十文字斬(シンギ・ソウエンジュウモンジギリ)】を発動させ、マッハ5.0以上の速度で、蒼月と月下美人による連続コンボの鎧無視斬撃を繰り出し、傷口をえぐって後退した。
「うぐ……ぐぐぐ、まさか服従の感情を退け、私に斬りかかってくるとは……。いや、頭で考える前に動いた……という訳か」
絞首卿ボスコウが冷静に分析しながら、悔しそうに傷口を押さえた。
「よぉ、何をブツブツと言っているんだ? ひょっとして、骸の海から迎えが来たのか? だったら、早くに決着をつけておかないとな」
ギュスターヴ・ベルトラン(我が信仰、依然揺るぎなく・f44004)が戦う前に祈りを捧げ、ロザリオから浄化の閃光を放って、絞首卿ボスコウを牽制した。
「寝言は寝てから言うんだな。……いいだろう。それじゃ、いまから……お前に囀ってもらおうか」
絞首卿ボスコウが奴隷化首輪を飛ばし、ギュスターヴの口を支配した。
「ピヨピヨ……って、これ……意味が……ピヨ……」
その攻撃に違和感を覚えつつ、ギュスターヴが複雑な気持ちになった。
「ハハハハハッ、これは面白い。ほら、もっと囀るんだっ! 私を満足させろ!」
絞首卿ボスコウが上機嫌な様子で、笑い声を響かせた。
「まさか、この状況で笑いを取るとはな。やっぱり、骸の海から迎えが来ているようだな」
ギュスターヴがゲンナリとした様子で、【人類進化:到達(サイキックハーツ)】を発動させ、聖なる光で絞首卿ボスコウを包み込み、ユーベルコードを封じ込めた。
「な、な、なんて事をしてくれたんだ! ただ笑っただけで、この仕打ち……」
その事に気づいた絞首卿ボスコウが、悔しそうに拳を震わせた。
だが、どんなに悪態をついても、ユーベルコードを使う事が出来ず、屈辱と怒りで爆発寸前になっていた。
「いや、当然の結果だと思うけど……」
東・御星(破断創炎の閃鋼・f41665)が、絞首卿ボスコウに生暖かい視線を送った。
「……ふざけるなっ! ただ囀らせただけで、こんな仕打ち……許される訳がない!」
絞首卿ボスコウが殺気を解き放つ事で、自らの肉体を改造し、御星に空中戦を仕掛けると、怒りに身を任せて、衝撃波を乱れ撃った。
「それじゃ、麗さん、参りましょうか。ちょっと痛いですよ!」
次の瞬間、御星が結界術とオーラ防御で身を守りながら、中空に文字を書き、【氷炎龍参ノ型・「麗」(サラマンドラサンノカタ・ウララ)】で巴月麗が変異した氷炎龍を召喚し、それが用いる無数の炎の鎖や、氷で作られた鋭利な無数の蛇腹鞭を組み合わせ、157回連続攻撃を仕掛けて、トドメをさした。
成功
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