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ハイウェイ・オブ・ザ・デッド

#サイキックハーツ

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#サイキックハーツ


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「エンドレス、エンドレス、エンドレス……ノット!
 エンドレス・ノット、躯体再稼働に成功せり。
 エンドレス・ノット、「海老名市密室」の状況を報告する。
 密室内にエスパー多数、通達命令を確認。実戦へと移行する」
 その刃の先には、自動車が川のように流れる高速道路があるのだった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「グリモア、か……まさか私がエクスブレインの真似事をする様になるとはね。
 さて、今回見た予知を伝えよう」
 どこか感慨深げな様子を少しばかり見せた後、ゲイル・ライトウィンド(灼滅者のエクソシスト・f43866)は事の仔細を話し始める。
「六六六人衆『エンドレス・ノット』、その復活ダークネス……ああ、猟兵の方々にはオブリビオンと言った方が馴染みが良かったかな。
 ともあれ、そいつが高速道路を走る車を標的に大量殺戮を繰り広げる様子が見えた。現場へは送るので、急いで向かって欲しい」
 猟兵達を送り出す段で、ゲイルは何かを思い出した様に呼び止める。
「ああ……どうやら、現場周辺は巨大な密室と化している様だ、『エンドレス・ノット』自体も密室には関わっていたし、あり得ない話ではないのだけれど……どうにもきな臭い。『エンドレス・ノット』を倒せたとしても、気は抜かないで欲しい。まあ、私の杞憂で済めばそれで構わないのだが」
 引き止めて申し訳ない、と小さく告げると、ゲイルはテレポートにて猟兵達を送り出した。


神夜将比古
 初めまして、あるいはご無沙汰しています。
 神夜です。
 今回はエスパー達を相手に大量虐殺を行う殺人鬼のオブリビオンに対処して頂きます。
 2章以降の状況は断章にて。

 それでは、皆さんのプレイングをお待ちしております。
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第1章 ボス戦 『エンドレス・ノット』

POW   :    エンドレスエッジ
自分の体を【装甲に仕込んだ刃を展開しながら回転】させる攻撃で、近接範囲内の全員にダメージと【大量出血】の状態異常を与える。
SPD   :    無限刃
【腕または足装甲に仕込んだカミソリ刃】を手または足で射出する。任意の箇所でレベル×1個に分裂でき、そこからレベルm半径内に降り注ぐ。
WIZ   :    超高速密室殺人
【超高速殺人装甲】を纏いレベル×100km/hで疾走する。疾走中は攻撃力・回避力・受けるダメージが4倍になる。

イラスト:させぼのまり

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

七里・奈々
久しぶりの戦場、ですね。
灼滅者を引退してから随分とたちますが…。
相手は六六六人衆。
油断せず、無理をせずに、逝きましょうか。
しかし、この年になって武蔵坂学園制服を着ることになるとは。
残っていた装備がこれしかありませんでしたし、仕方のないことですが、やはり少し、恥ずかしいものです、ね。

七里・奈々はかつて賑やかな性格をしておりました。
が、今では色々とあり、だいぶ落ち着いた性格・口調になっております。

◆攻撃方法◆
ユーベルコード「サバト・オブ・フリージングデス」を使用し攻撃を行います。
現在のレベルですと、10m以内半径内、となるでしょうか。
気配を消すようにし、なるべく敵の視界内に入らないように、高速道路を走る車の影に隠れるようにしながら接近し、射程圏内に入り次第発動します。
見つからない限りは発動し続けて、敵の消耗を待ちながら、他の味方の援護となれば幸いですが、果たしてどうなることやら、ですね。

現場を去ってから長い年月がたちました。
今の私にどこまで出来るのかはわかりませんが、お役に立てれば幸いです。


クローネ・マックローネ
NGなし、絡みOK、アドリブ歓迎
【SPD判定】
今回は真剣口調で話すよ

ダークネスについては武蔵坂学園が保有するのと同レベルの知識があるよ
エンドレス・ノット自身が密室を作り出した事は無い筈なので、彼とは別の六六六人衆が絡んでいると見ているよ

やあ、エンドレス・ノット
黄金闘技大会以来だね
…ところで、この密室を作ったのはアナタ?
まあ、誰だろうと|灼滅する《殺す》けどね

ランキング上位の六六六人衆相手に守りながらの戦いは厳しいかな
【誘惑/存在感】でワタシとの殺し合いに集中させるよ

UCは「ワタシのソロモンの悪魔変身」
物理攻撃無効のこの姿なら斬り殺される事は無いはず
稲妻の魔法とドスソードによる斬撃で攻撃するね


アス・ブリューゲルト(サポート)
「手が足りないなら、力を貸すぞ……」
いつもクールに、事件に参加する流れになります。
戦いや判定では、POWメインで、状況に応じてSPD等クリアしやすい能力を使用します。
「隙を見せるとは……そこだ!」
UCも状況によって、使いやすいものを使います。
主に銃撃UCやヴァリアブル~をメインに使います。剣術は相手が幽霊っぽい相手に使います。
相手が巨大な敵またはキャバリアの場合は、こちらもキャバリアに騎乗して戦います。
戦いにも慣れてきて、同じ猟兵には親しみを覚え始めました。
息を合わせて攻撃したり、庇うようなこともします。
特に女性は家族の事もあり、守ろうとする意欲が高いです。
※アドリブ・絡み大歓迎、18禁NG。


ミスティ・ストレルカ(サポート)
基本方針は専守防衛・他者フォローです
サポート故、連携重視のお任せ

知らない人にはどうにも気後れしてしまうけど
それでも他の人が怪我するのも嫌なので押すところは押すのですよ
主にサモン・シープ等攻撃系のUCで他者行動の隙を消す様に立ち回るのです
中遠距離をとり全体を掴む感じですね

防御系の技能で時間稼ぎも行けますので
生まれながらの光での前線維持、魔力性防御障壁の囮役も…ちょっと怖いけど
でもでも、みんなの居場所を守るのですよー

そうそう、えっちなのはいけないと思います。
興味がない…訳ではないですがひつじさんが怖い雰囲気纏って凄い勢いで止めにツッコんでくるのです
年齢制限がどうとか、らしいです


シェーラ・ミレディ(サポート)
※OK:シリアス
※NG:エロ、ネタ、コメディ、心情系
※傭兵的なスポット参戦

称号通り、僕の身体を維持するための金儲けと、弱者をいたぶる醜い行いが許せぬ義侠心が行動指針だ。
美しいものは愛でるべきだが、恋愛には結びつかないなぁ。
性格ブスは醜い。見るに堪えん。

複数の精霊銃をジャグリングのように駆使する、彩色銃技という技(UC)を使って、敵を攻撃しようか。
敵からの攻撃は基本的に回避する。が、護衛対象がいるならかばうのも検討しよう。
……嗚呼、僕を傷付けたなら、代償は高くつくぞ!


ルドルフ・ヴァルザック(サポート)
「フゥーハハハ!(こ、この場は笑ってごまかすしか……)」
◆口調
・一人称は我輩、二人称はキサマ
・傲岸不遜にして大言壮語
◆性質・特技
・楽天家で虚栄心が強く、旗色次第で敵前逃亡も辞さない臆病な性格
・報復が怖いので他人を貶める発言は決してしない
◆行動傾向
・己の威信を世に広めるべく、無根拠の自信を頼りに戦地を渡り歩く無責任騎士(混沌/悪)
・何をやらせてもダメなヘタレ冒険者だが、類まれな「幸運」に恵まれている。矢が自ら彼を避け、剣先が届く前に毀れ、災難は紆余曲折で免れる
・臆病な性質も見方次第では生存本能と言えなくも……ないよね?
・コミックリリーフ役にお困りならば、彼が引き受けます(但し公序良俗の範囲内で)



●竜を屠る者
「エンドレス、エンドレス、エンドレス……ノット!」
 高速道路の上を走る車にエンドレス・ノットが標的を定めたその時……その男は現れた。
「わが名は、ルドルフ・フォン=ヴァルザック……竜を屠る者也!」
 男……ルドルフ・ヴァルザック(自称・竜を屠る者・f35115)のその名乗りは、実に堂に入ったものであった。
「われを敬い、拝み、奉れいッ!! たのむ、お願ーい!!!」
 続いた言葉は彼の願い……誰よりも強くなって皆からちやほやされたいというそれ。
 根底にあるのは無根拠の自信、しかし、その大言壮語にして傲岸不遜な振る舞いに、周囲の猟兵達も頼もしさを感じる。やがてエンドレス・ノットに気付き浮き足だっていたエスパー達にもその空気は伝播していく。
「灼滅者か、助かったぞ!!」
「おいたんがんばえー」
 湧き上がる人々の声援。
「状況を確認、標的を変更。対象の闇堕ちの促進へ移行する」
 ルドルフへと向かう刃。
「フゥーハハハ!(こ、この場は笑ってごまかすしか……あっ、これ逃げたい、でもまだちやほやされたい)」
 恐怖と虚栄心の狭間で揺れ動く彼に、しかして超高速殺人装甲を纏い、疾走するエンドレス・ノットより放たれたその刃の届く事は無かった。

●白羽の聖者と美しき人形
 エンドレス・ノットの意識が他の猟兵へと向かう中、エスパー達の避難に尽力する猟兵達も存在した。
「私は、確かにここに在る」
 避難の混乱の中、焦燥するエスパー達を癒していくのは、ミスティ・ストレルカ(白羽に願う・f10486)。
(知らない人にはどうにも気後れしてしまうけど、それでも他の人が怪我するのも嫌なのですよ)
 自身の花と翼から溢れさせる生命力より発生させた、強く輝くも優しい雰囲気の光を放ち、人々の惑いや憂い、恐怖を癒し、再び立ち上がる意志を与えていく。
「さ、ここはこれから危なくなるのです。慌てず、でも急いでここから逃げるのですよ」
「助かったわ、お嬢さん。出来る事があれば言ってちょうだい」
 人々に活力が戻り、避難する流れが出来上がっていく。しかし、ようやく立て直されたその流れに、降り注ぐカミソリ刃が迫っていく。
「僕のために咲け。舞い散る花弁は諸君に捧ぐ」
 よく通る声と幾つかの連続した銃声と共に放たれたのは、700体を超えるメイド達の姿。降り注ぐ刃をいなし、そこかしこに残る無人の車を一切合切片付けていき、人々の避難する道を作り出していく。
「弱者をいたぶる醜い行いは許せん。見るに耐えない」
 そのメイド達の奥には、無数の精霊銃をジャグリングの要領で扱うシェーラ・ミレディ(金と正義と・f00296)の姿があった。
「さあ、流れ弾は彼女らに任せたらいい。道は作った、速やかにここを後にしろ」
 精霊銃より放った無数のメイド達に護衛を命じると、慇懃無礼な物言いの中にも義侠心を滲ませながら、シェーラは人々に避難を促した。

●再起する意思
 人々が避難するのと逆の方向、残された車の陰では、七里・奈々(引退した灼滅者・f43917)が身を隠していた。
(久しぶりの戦場、ですね。
 灼滅者を引退してから随分とたちますが…。
 相手は六六六人衆。油断せず、無理をせずに、逝きましょうか。
 しかし……)
 過去へと想いを馳せ、少しばかり感傷に浸った後、自身の身体へと視線を落とす。
(この年になって武蔵坂学園制服を着ることになるとは。……残っていた装備がこれしかありませんでしたし、仕方のないことですが、やはり少し、恥ずかしいものです、ね)
 一度は灼滅者としての生き方を畳んだのだ。まさかまた必要となる道が出来ようとは、当時では思い至る筈もなく。
(さて、人々の避難は順調に進んでいるようですね。この様子であれば無関係な人々を巻き込んでしまうという事もないでしょう)
 周囲の状況を確認しつつ、対象……エンドレス・ノットの様子を視認する。すると、1人の猟兵がその注意を惹きつけている様だった。道理で安全の確保がスムーズな訳である。
(恐らく気付かれる事はないでしょうが……細心の注意は払っておきましょう)
 気配を消す様にし、敵の視界内へと入らぬように、置き去りにされた車の影を伝いながら近づいて行く。ユーベルコードの射程圏内はもうすぐ。
 奈々の視線の先では新たに2人の猟兵が、エンドレス・ノットと注意を惹きつけていた猟兵の間に割って入る様に対峙していた。

●蒼き彗星と仄暗い闇
「手が足りないなら、力を貸すぞ……。
 あとは引き継ごう、よく時間を稼いでくれた」
 竜を屠る者を自称する男との間に割って入り、手にしたフォースセイバーでエンドレス・ノットの刃を受け止めたのは、アス・ブリューゲルト(蒼銀の騎士・f13168)だった。
「やあ、エンドレス・ノット
 黄金闘技大会以来だね」
 深い闇のような黒が形作った女……クローネ・マックローネ(|闇《ダークネス》と|神《デウスエクス》を従える者・f0514)は、知己に会ったような軽い口調で、しかし、凍て付くような、刺すような声色で語りかける。
「……ところで、この密室を作ったのはアナタ?
 まあ、誰だろうと|灼滅する《殺す》けどね」
 答えが返ってくると期待はしていない。
 だが、少なくともクローネ自身は、エンドレス・ノット自身が密室を作り出した事があるという情報は持っていないし、それであれば、彼とは別の六六六人衆が絡んでいるという見立てに行き着くのは自明であった。であるからして……
「どうせ次が控えているんだよね。だったら、ワタシも真剣に行くよ」
 己の中の|闇《ダークネス》を引き出す。ダークネス『ソロモンの悪魔』、自身の肉体をそれに再構築していく。状況から懸念していた守りながらの戦いも、スムーズに進んだ避難のおかげで考えなくていい……思い切り、やれる。
「なるほど、魔には魔を、か。それも戦い方の一つだろうが……魔に惑わされたその心! 破邪の刃で断ってみせる! 退魔念導破邪斬!!」
 変貌していくクローネの様子を横目に、アスがフォースの刃を切り返し、エンドレス・ノットへとその念動力を籠めた一撃を振り下ろす。
「敵、脅威度更新、モード、エンドレスエッジに移行。敵殲滅を継続する」
 装甲に仕込んだ刃を展開し、回転の姿勢に入る。……が、速度が上がって行かない。

(射程圏内です。起点となる地点を味方を巻き込まない様にして……)
 息を潜めつつ接近していた奈々の展開した死の悪魔の遊戯場が、エンドレス・ノットを捉えたのだ。
(目の前には2人……恐らく私に気づく事はないでしょう。お役に立てたなら幸いです)

 思う様に動けず、しかして他には道もないエンドレス・ノットは、己の身体を回転させながら、対峙した猟兵達へと向かって行く。
「どうせまた会う事にはなるのだろうけれど……今は、さようならだ」
 物理攻撃無効の能力を備えた悪魔の身体でクローネはエンドレス・ノットの刃の身体を抑え込むと、至近距離での稲妻の一撃を叩き込んだ後、抜き放ったドスソードの斬撃にて、敵の姿を断ち切ったのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​




第2章 集団戦 『量産型殺人鬼』

POW   :    量産型マシンガン
レベル分の1秒で【量産型マシンガン】を発射できる。
SPD   :    量産型ネイルアート
【ありがちなネイルアート】からレベル×1個の【殺人マスコット】を召喚する。[殺人マスコット]に触れた対象は【魅了】の状態異常を受ける。
WIZ   :    量産型地雷系
【デコったスマホ】を使い、予め設置しておいた【地雷】を起爆する。同時に何個でも、どんな遠距離からでも起爆可能。

イラスト:雑草サキ

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


ーーエンドレス・ノット撃破と同時刻・戦いの見渡せる高地ーー
「……シャシャシャ、まずは第一段階。思惑通り集まってくれましたねぇ、灼滅者が。あとは、猟兵とやらも。
 これは、強力な贄として充分、あとは囲んで畳んでしまいましょう……シャシャシャ。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 向けられるのは殺意。
 良くも悪くも個性的な存在の揃いがちな灼滅者、或いは猟兵達へ射抜く様な視線を向けるのは、マシンガンを片手に同じ様な服装を身に纏った没個性的な六六六人衆達であった。
クローネ・マックローネ
NGなし、絡みOK、アドリブ歓迎
【SPD判定】
今回も真剣口調で話すよ

…密室は解除されないか
予想通りだね…当たって欲しくはなかったけど
|量産型殺人鬼《この子達》がこれだけ巨大な密室を作り出す事は不可能だろうし…
アツシの『完全密室』なら、こちらが入り込む事自体が困難
となれば…ヤツか…

密室内にいるだろう"ヤツ"を灼滅する為にも、まずは目の前の量産型殺人鬼を始末するよ

UCは『ワタシの縫村委員会』
|六六六人衆《縫村・針子》の殺人技芸の不完全模倣だけど、この子達を葬るには十分だね
鋏と縫い針と糸による【切断】攻撃で戦場全体を攻撃しつつ、味方を回復するよ



●針子の精彩
(……密室は解除されない、か)
「予想通りだね…当たって欲しくはなかったけど」
 クローネはそう溢すと、猟兵達を囲む様に現れた画一的な殺人鬼達を眺めて思考を巡らせる。
(|量産型殺人鬼《この子達》がこれだけ巨大な密室を作り出す事は不可能だろうし……
 アツシの『完全密室』なら、こちらが入り込む事自体が困難
 となれば……ヤツか……)
 どうやら今回の首謀者の当たりは付いた様だ。となれば……自ずと動きは決まってくる。
(密室内にいるだろう"ヤツ"を灼滅する為にも、まずは目の前の|量産型殺人鬼《この子達》から始末していこう)
 戦場全体に糸を放つ……そして、放たれた糸で空間そのものを縫い合わせ、その場にいる全てを飲み込むように張り巡らせていく。
「|六六六人衆《縫村・針子》の殺人技芸の模倣…。正直思った程上手くはいかなかったけど、アナタ達を葬るには十分だよ」
 敵には傷を、味方には癒しを……クローネの作り上げた空間では、傷ついた仲間の傷口を糸が滑ると、丁寧に傷跡を縫い止め、敵には鋭い勢いで全身を貫き切り刻む鋏と縫い針と糸が襲いかかっていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

エリー・マイヤー(サポート)
フラスコチャイルドのサイキッカー × 寵姫です。
常に丁寧語で、あまり感情を乗せずに淡々と話します。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、目的達成のために全力を尽くします。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。

***
ごきげんよう。
掃除が必要と聞いて手伝いに来ました、エリーです。
念動力が通用する相手なら、お任せください。
防御も攻撃も概ね念動力でなんとかします。
敵の攻撃を念動力で止めたり逸らしたり。
念動力で敵を掴んだり潰したり叩きつけたり斬ったり突いたり撃ったり殴ったり潰したり。
まぁ、状況に応じてそれっぽく対応しますよ。



「これは……掃除のし甲斐がありそうですね」
 殊更告げるべき特徴を持たないマシンガンを構える、これまた殊更目立った個性も見られない判を押したような風貌の殺人鬼の群れの只中へと降り立つと、淡々とエリー・マイヤー(被造物・f29376)は言ってのけた。
 当然、そのような場に降り立ったとなれば、次に起こるのは銃弾の嵐であるし、蜂の巣のように貫かれた遺体が出来上がるだけだ。……普通であれば。
 エリーを襲う筈であった鉛の雨は、一部は不自然に弾道が逸れていき、一部は標的に届く前に何かに阻まれた後、ひしゃげて地へと転がっていく。
「得意なんですよ。止めたり、逸らしたり、掴んだり、潰したり」
 彼女の磨き上げられたその念動力は、もはやユーベルコードと区別がつかない程の技量へと達していた。
「落ち着きましたか……それでは、スパッと行きましょう」
 その言葉と共に、無数の殺人鬼の胴が分たれた……圧縮された念動力は無慈悲な刃として機能する。それを用いて彼女は掃除を続けていくのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

バルタン・ノーヴェ
全員リクエストによる、各シナリオへの救援プレイングです。
長らく滞っていたり人手が足りてない時など、ご自由にご利用ください。
台詞のアレンジ、行動のアドリブ、他猟兵との連携歓迎。自作PBWも採用歓迎です。 
ユーベルコードも指定外の、公開中から適当なものを使用してもらって構いません。

HAHAHA!
グリモア猟兵殿の要請に応じて参上デース!
お困りのようデスネー? ドントウォーリー! ワタシが手伝いマスヨー!
アタック、ディフェンス、他の方への支援! おまかせくだサーイ!

白兵戦、射撃戦、集団戦もボス戦もオーライ!
冒険の踏破や日常への奉仕活動も得意であります!
臨機応変に対処可能デース、よろしくお願いしマース!



「ンー、確かに数が多いデス。 お困りのようデスネー? ドントウォーリー! ワタシが手伝いマスヨー!」
 朗らかに現れたバルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)もまた、マシンガンを構えた無数の殺人鬼に囲まれる事となった。
「手荒い歓迎デスネー。おもてなしはされるよりする方が得意なのデスが……」
 などと言っていると、殺人鬼達がマシンガンの引き金に手を掛け始める。
「礼には礼を尽くさなければなりマセンネ。ワタシのご奉仕も受けて欲しいデス」
 バルタンに迫る銃弾が巨大な鎖付き鉄球により端から薙ぎ払われた後、幾人かの殺人鬼を投げられた片刃の刀剣が貫き、腕から放たれた巨大な杭が穿っていく。
「HAHAHA!真心フルバーストデース!」
 搭載された全武装の一斉発射……その体に内臓されたグレネードランチャーにガトリングガン、火炎放射器により、じわじわと広がるように殺人鬼達は倒されていったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

七里・奈々
さて…。
いつの間にやら囲まれましたか。
私の存在が気づかれていないと良いのですが。
ともあれ、いずれにしても、引き続き灼行動を続けるのみ、ですね。

前回からの流れで、私の存在が敵に気づかれているかどうかはわからないので。
気づかれていない場合はそのまま潜伏しつつ攻撃を行っていき。
気づかれている場合は、再度潜伏に専念しつつ。
潜伏状態となってから、ユーベルコード「殺戮流儀」を使用し攻撃を行っていきます。
文字通り、一人づつ確実に、「暗殺」していきます。
武器は「虚空のナイフ」。
攻撃する瞬間に、虚空より取り出した漆黒のナイフで攻撃を試みます。
没個性な方々には早々にご退場願いましょう。

一人灼滅したら、また次へと。
淡々と攻撃を続けていく感じです。

ちなみに今回も引き続き「武蔵坂学園制服」高校女子夏服を纏っています。
戦闘のためとはいえ、やはり恥ずかしさはありますね。
表情には出しませんが。

ところで前回から思っていたのですが、やはり誰かに見られているような気配を感じます。
今回敵撃破後に直に囲まれていますし。
怪しいです



「さて…。いつの間にやら囲まれましたか。私の存在が気づかれていないと良いのですが」
 変わらず車の影に潜み、奈々は周囲の様子を伺う。他の猟兵達の働きにより、没個性的な殺人鬼達は確実に数を減らしていっていた。彼らが派手に動いてくれたおかげか、殺人鬼達はいまだに奈々に気付いている様子は見られない。
「ともあれ、いずれにしても、引き続き灼行動を続けるのみ、ですね」
 潜んでいた車の影より飛び出し、虚空へと手を伸ばす。
 そうした奈々の様子に気づいた一体の殺人鬼が、ありがちなネイルアートの施されたその指先から次々と殺人マスコットを喚び出していく。
(見つかりましたか……)
 伸ばした手の先より漆黒のナイフを引き抜き、強く地を蹴る。手にしたナイフを逆手に構え、その切先をマスコットの首へと滑らせていく。その起点までの道筋は身体が教えてくれる。
(没個性な方々には早々にご退場願いましょう)
 マスコットの群れに触れるのは抜き身の刃だけ、己の身体に触れさせる事無く一体の殺人鬼の首を刈り、刎ねる。
 ユーベルコード「殺戮流儀」……狙った敵を断つまで死なず、その鋭く澄んだ刃は決して標的を逃す事は無い。
 一体を狩ればまた次へ、道路へ点在する車の影へと潜り込み、時には背後から一太刀で、時には再びマスコットの群れの合間を縫うように、奈々は定めた標的を堅実に、そして淡々と切り裂き、屠っていく。
 最後の一体の首を刎ね、手にしたナイフを払う。……やはりだ。
 どうやらこの場に来てから、終始誰かに見られているような気配を感じる。思えばエンドレス・ノットを撃破した途端に無数の殺人鬼に囲まれる形となっていたのだ。偶然として片付けてしまうにはあまりにも状況が出来過ぎている。
(確か……きな臭いと言っていましたね。杞憂で済めばそれで構わないとも……)
 自らを送り出した男の言葉を思い出し、奈々は警戒を切らす事無く、再び意識を周囲へと向けていくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『トリプルクエスチョン』

POW   :    クエスチョンキル
質問と共に【ククリ刀による斬撃】を放ち、命中した対象が真実を言えば解除、それ以外はダメージ。簡単な質問ほど威力上昇。
SPD   :    謎に満ちた死
【密室殺人鬼の殺意】を宿し戦場全体に「【六六六人衆のために死んでください】」と命じる。従う人数に応じ自身の戦闘力を上昇、逆らう者は【喉元へのククリ刀】で攻擊。
WIZ   :    ハンドレッド・コルドロン
【血の雨】を降らせる事で、戦場全体が【六六六人衆であふれる巨大密室】と同じ環境に変化する。[六六六人衆であふれる巨大密室]に適応した者の行動成功率が上昇する。

イラスト:オリヤ

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「……シャシャシャ、数で潰れてしまえば楽だったのですが、やはりそうはなりませんか……まあ、それはそれでワタシの楽しみも増えるので構わないのですがね。
 さて、お気づきの方もいらっしゃるようなので、もったいぶるのもよしておきましょうか。
 ああ、灼滅者の方々以外は恐らく顔を合わせるのは初めてでしょうから、自己紹介をしておきましょう。ワタシはトリプルクエスチョン、今回皆さんをこの密室へとご招待させて頂いた者です」
 現れたのは、コートを纏いククリ刀を手にした黒い人影。周囲へと放つ殺意は先程の量産型殺人鬼達とは比べるべくもない。
「では……六六六人衆のために死んでください。シャシャシャ」
 
ギュスターヴ・ベルトラン(サポート)
よう、お出ましだな?
…ソレが怨嗟による存在であっても、殺す事に歓びを得る存在であっても
人の間に悲しみと苦しみが広がる以上は…神敵必滅、躯の海に叩き返す

■行動
ガラが悪くとも信心深いため戦う前に【祈り】を捧げる事を忘れない
敵の主義主張は聞き、それを受けて行動する。行動原理を理解しないまま行動はしない
連携相手がいるならば相手のフォローへ、居ないなら全力で敵をシバきに行く
戦場によっては屋内でも空が飛べるタイプの魔導バイクを乗り回す
「公序良俗に反することはしてねえぞ」と言うし実際にそうするタイプ

■攻撃
主武器:リングスラッシャーと影業、魔導書
近距離攻撃が不得意なので敵とは距離を取って戦う

アドリブ連帯歓迎



「よう、お出ましだな?」
 魔導バイクに跨り、宙で祈りを捧げる男が1人。
「お祈り、ですか。死ぬ前の覚悟、と言ったところでしょうか。シャシャシャ、敬虔な事です」
 人影……トリプルクエスチョンが嗤う。男……ギュスターヴ・ベルトラン(我が信仰、依然揺るぎなく・f44004)は答える。
「いいや……奪われた命に冥福を、踏み躙られた祈りに救いを」
 ギュスターヴは、この戦場で奪われた命に対し、祈っていた。相手の行動原理は、一目瞭然だった。
「――天にいますわれらの父よ、御名があがめられますように。御国がきますように」
「シャシャシャ、祈りの間に刈り取って差し上げますよ」
 トリプルクエスチョンは血の雨を降らせ、姿勢を低くしククリ刀でギュスターヴへと斬りかかる。
「――愛が全ての咎を覆う」
 ギュスターヴの扱うリングスラッシャーから、神の愛に満ちた茨が具現化され、トリプルクエスチョンの斬撃を受け止める。
「茨も薊も、主の愛を証明するものだぜ」
 次いで、光り輝く薊が具現化し、トリプルクエスチョンを貫いた。

成功 🔵​🔵​🔴​

仇死原・アンナ(サポート)
鉄塊剣『錆色の乙女』,妖刀『アサエモン・サーベル』、戦闘用処刑道具『赤錆びた拷問器具』、『鎖の鞭』等装備してる物を使います

UCは指定した物をどれでも使用

普段の口調は(私、あなた、呼び捨て、ね、よ、なの、なの?)
戦闘中は(ワタシ、お前、呼び捨て、言い捨て)

処刑人として敵と戦います
同行者がいれば協力
メインは鉄塊剣で攻撃
鉄塊剣の使用が不向きな相手・場所では刀剣をメインにして相手をします。
拷問具や鞭を使い敵の行動を阻害、鉄塊剣や刀剣で敵を攻撃します。影朧にはできる限り説得しますが説得不能と判断すれば容赦なく屠ります
キャバリアを操縦したり生身でも戦います



「ぐっ……なかなかやりますね、猟兵というのも。ですが……」
 続く言葉の前に、トリプルクエスチョンへと巨大な鉄塊剣が振り下ろされ、ククリ刀で受ける。血の雨の降る戦場……擬似的に作られた六六六人衆であふれる巨大密室に適応した彼の動きはスムーズだった。
「醜悪なる殺人鬼……我が身に宿る呪われし力で救済を齎そうぞ…!」
 鉄塊剣を振るう女……仇死原・アンナ(処刑人、獄炎の花嫁、焔の魔女、恐怖の騎士・f09978)は告げ、その身体から地獄の炎を噴き出す超高温の血の海を放出する。己が身は処刑人、目の前にいる罪深き存在には、炎獄を以って罰を執行しなければならない。
「……なかなか厄介な力をお持ちで。ですが……」
 トリプルクエスチョンが反撃に移ろうと動く。……が、高熱の血の海により勢い付いたアンナによって、押さえ込まれる。
「我が血で此の地を洗い流してやろう…!」
 ククリ刀と競り合う鉄塊剣へと地獄の炎を纏い振り上げ、反動を利用して振り下ろす。黒い人影は地獄の業火へと飲まれ、その身を燃やす事となった。

成功 🔵​🔵​🔴​

鈴乃宮・影華(サポート)
「どうも、銀誓館の方から助っ人に来ました」
銀誓館学園所属の能力者……もとい、猟兵の鈴乃宮です

かつての様にイグニッションカードを掲げ
「――|起動《イグニッション》!」で各種装備を展開
友人から教わった剣術や
体内に棲む黒燐蟲を使役するユーベルコードを主に使用

TPO次第では
キャバリアの制御AIである『E.N.M.A』が主体となるユーベルコードを使用したり
『轟蘭華』や乗り物に搭載した重火器をブッ放したり
「|神機召喚《アクセス》――|起動《イグニッション》!」からのキャバリア召喚で暴れます

例え依頼の成功の為でも、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
不明な点はお任せします



「……少しばかり旗色が悪い。仕切り直しましょう」
 戦場に降る血の雨により、行動の成功率の増しているトリプルクエスチョンは、猟兵の攻撃からかろうじて逃れる。
「|――起動《イグニッション》!」
「……猟兵というのは、色々な能力を扱うのですね」
 辟易したように振り返るトリプルクエスチョンの目には、黒き長剣を携えた女ーー鈴乃宮・影華(暗がりにて咲く影の華・f35699)が立っていた。
「どうも、銀誓館の方から助っ人に来ました。銀誓館学園所属の能力者……もとい、猟兵の鈴乃宮です」
「シャシャシャ、ご丁寧にどうも。ーーそれでは、死んでください」
 トリプルクエスチョンがククリ刀を構え直し、影華へと斬りかかる。
「彼の力を以て世界を包む――此処に集いし全ての生命よ、『起動』せよ!」
 言うと、影華の周囲を飛び交う黒燐蟲の群れが、彼女の身体を戦闘に適した物へと作り変えていく。彼女の振るった剣閃が、トリプルクエスチョンのククリ刀を払い、その身体に一閃を刻んだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

クローネ・マックローネ
NGなし、絡みOK、アドリブ歓迎
【WIZ判定】
今回も真剣口調で話すよ

やっぱり、この密室を作ったのはアナタだったか
ああ、アナタの事はよく知っているよ
ワタシが取り込んだ|死者《灼滅者/ダークネス》の魂が、よぉぉく知ってるんだ
アナタが何をしてきたかをね
巨大密室『ハンドレッド・コルドロン』…また破壊させてもらうよ

UCは『ワタシの六六六人衆模倣』
|六六六人衆第1位パラベラム・バレット《戦略級殺人鬼『グラン・ギニョール』のトンカチの方がトンカチじゃなかった頃》の姿と殺人技芸を模倣する事で、【六六六人衆であふれる巨大密室】に適応しようとするよ
密室内に溢れる六六六人衆は両手の拳銃を使い、【弾幕/貫通攻撃/範囲攻撃/2回攻撃】による射撃で早急に始末するね
トリプルクエスチョンには射撃と【怪力/功夫/カウンター】による体術を使い分けて戦うよ
敵の攻撃は【鉄壁/硬化/回復力】で耐えるね

骸の海に帰りなよ、トリプルクエスチョン
アナタが諦めるか、出直す方法を失うその時まで
何度でも、|灼滅《ころ》してやる


七里・奈々
引き続き、赤いリボンのツインテールの髪型に、武蔵坂高校女子夏服の制服姿での参戦。
敵はトリプルクエスチョン。
見慣れた敵ですね。
私も殺人鬼らしく、彼を速やかに殺すこととしましょう。

これまで同様、障害物の物陰に隠れ、気配を消し、現場が夜だった場合は【暗視】等も使用し、接近。
射程距離に入ったら、ユーベルコード【殺戮流儀】を使用し攻撃。
【武装召喚】で虚空よりナイフを取り出し、【解体】の知識を参考に、【首狩り】で【暗殺】を実行。
その攻撃が成功でも失敗でも、また闇に溶け込むように逃げ、戦場全体に満ちる【密室殺人鬼の殺意】にあたらぬよう、気配を感じ取りながら物陰等に隠れて隙を伺う。
その繰り返し。

しかし何かあるとは思いましたが。
トリプルクエスチョンが全てを操っていたようですね。
ともあれ、これで成敗です。
長かった今日も漸く終わりを迎えることでしょう。
皆さん、お疲れ様でした。

味方との連携重視。
絡み歓迎。
アドリブ歓迎。

七里・奈々は、淡々とした口調で何時如何なる時も冷静。
例えそれが、自らが死の淵にあったとしても。



「やっぱり、この密室を作ったのはアナタだったか」
 猟兵と距離を取り、仕切り直しを図ったトリプルクエスチョンへ、クローネ・マックローネ(|闇《ダークネス》と|神《デウスエクス》を従える者・f05148)は声をかける。
「貴方は気付いていた様ですね。それにしても解せない……ダークネスの頃の私と出会いましたか?それとも、オブリビオンとして他の私と?」
 時間を稼ぐためか、トリプルクエスチョンが会話へと応じる。
「いいや。……でも、アナタの事はよく知っているよ。ワタシが取り込んだ|死者《灼滅者/ダークネス》の魂が、よぉぉく知ってるんだ。……アナタが何をしてきたかをね。……巨大密室『ハンドレッド・コルドロン』、また破壊させてもらうよ」
「シャシャシャ、それはそれは……」
 トリプルクエスチョンが飄々と返し、ククリ刀を構え直す。

 クローネの対峙する裏で、七里・奈々(引退した灼滅者・f43917)は再度、放置された車等の障害物の陰へと潜み、気配を殺していた。
(トリプルクエスチョン。見慣れた敵ですね)
 2人のやりとりを伺い、トリプルクエスチョンの意識がクローネへ向いている間に、物陰を伝い距離を詰めていく。
(ともあれ、私も殺人鬼らしく、彼を速やかに殺すこととしましょう)

 戦場に血の雨が降り、多数の六六六人衆で埋め尽くされる。
「シャシャシャ、この密室は私のフィールド。六六六人衆でもない者が、適応できるはずもないのです」
 そう嗤うトリプルクエスチョンの目の前で、クローネはその姿を変えていく。
 ユーベルコード『|ワタシの六六六人衆模倣《ブラック・マーダー・モーフィング》』。自身の姿を変え、オブリビオンへの殺意や憎悪、嫌悪の感情に比例した強さを使用者に与える。
「……アナタも知っているよね」
 彼女が模したのは、二丁拳銃を扱う六六六人衆の姿。両手に収まる拳銃を扱い、周囲の六六六人衆を掃射していく。
「シャシャシャ……なるほど、面白い姿を取りますね。ですが……所詮模倣だ。本物には敵わぬと教えて差し上げます」
 真っ直ぐに向かってくるトリプルクエスチョンに、クローネは二丁の拳銃で弾幕を張り、勢いを殺していく。模倣とはいえ、六六六人衆の力を手にしたクローネは、この密室へと適応をはじめていた。

 1人の猟兵がトリプルクエスチョンと戦う中、奈々はその背後を取る事に成功した。虚空よりナイフを取り出し、構える。ユーベルコード『殺戮流儀』。狙った対象を殺すか、凶器であるナイフを手放すまで、己の不死を約束するもの。とはいえ、手痛い反撃を喰らえば、効果の切れた段階で死んでしまわないとも限らない。
 奈々はトリプルクエスチョンの首を狙い、飛び出し刈り取る瞬間を狙い、息を潜めていた。

 クローネがトリプルクエスチョンとの距離を詰め、体術を使い互角の戦いを繰り広げている。トリプルクエスチョンは、意識をクローネへと割かざるを得なかった。
 瞬間、物陰から人影が飛び出す。奈々だ。好機とみて飛び出し、トリプルクエスチョンの首を狙う。
「六六六人衆のために死んでください」
 トリプルクエスチョンの反応は一瞬遅れるが、密室殺人鬼の殺意を宿した命令を行い、当然の如く拒絶を示した奈々の首元を狙い、ククリ刀を振るう。
「骸の海に帰りなよ、トリプルクエスチョン」
 声が響き、放たれた弾丸がククリ刀の軌道を逸らす。トリプルクエスチョンへの殺意、それがクローネの動きを最適化していた。
 生まれた隙を逃さず、奈々がトリプルクエスチョンの懐へと飛び込み、その首をナイフで刈り取った。
「アナタが諦めるか、出直す方法を失うその時まで何度でも、|灼滅《ころ》してやる」
 奈々の振るったナイフで、一息に狩られ宙を舞うトリプルクエスチョンの頭を見つめ、クローネはそう吐き捨てた。
「何かあるとは思いましたが、トリプルクエスチョンが全てを操っていたようですね」
 手にしたナイフに付いた血を払い、奈々が言う。
「ともあれ、これで成敗です。
 長かった今日も漸く終わりを迎えることでしょう。
 皆さん、お疲れ様でした」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2024年12月16日


挿絵イラスト