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【サポート優先】3D D????DanceDance?

#UDCアース #グリモアエフェクト #UDC-P #ROOT:DanceDanceDance?

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#UDC-P
#ROOT:DanceDanceDance?


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 これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。


「松樹さん」
 覚えてる? 或いは、聞いている?
 カレル・レグロリエン(緑の夢に星を灯す・f36720)が、首を傾げて問う。
「以前、UDC-Pに変貌してしまった、人間だよ」
 UDC-P――『|HUMAN《ヒト》』であることすら剥奪された、哀れな青年。それが、|松樹《まつき》・|朔真《さくま》だ。
 魔導書の写本に宿ったUDCと同化してしまい、現在では病院、もとい施設預かりとなっている。施設での研究や実験にも協力的で、積極的に参加しているようだ。
 戻れるものなら戻りたいだろうし、それが叶わなくとも自分のような人を増やしたくない、という思いからだろう。
「……いい人、なんだよね。……だから、」
 カレルは痛みを堪えるように微苦笑を湛えて。
 それから。

「――助けてあげて」


「あ゛、あぁあ゛あぁぁあああ゛あぁぁッ!! うわああぁぁあ゛あぁあ゛あ゛ぁぁぁぁッ!!」
 硝子窓の向こうの部屋に収容された朔真が、頭を抱えて暴れている。
 狂ったように頭を抱えて振り回し、時折壁にぶつかり、ふらつきながらもなお絶叫し、部屋の中をよたよたと歩き回っている。
「先日からずっとこの調子なんです。幸いにして、今のところ死者は出ていませんが……安定剤を投与する為に入室した職員に怪我人が数名……」
 彼を担当している職員の一人が、上司と思しき男女に報告を行っている。
「……うん。よく報告してくれた。どうする、リーフ? このまま続くようなら処分も検討しないとならないぞ」
「出来る限りそれは最終手段にしたいんだけどなあ……お前だってそうだろ、マツリ?」
「そりゃあ俺だって、UDCとはいえ理性的で協力的な相手をどうこうはしたくないさ。だが、お前や職員達が危険に晒されるようなら、そうも言ってられないだろ」
「……兎に角、今は連絡を待とう。彼を保護した猟兵達の仲間に、もう知らせてはあるんだろ?」
「まあね」


絵琥れあ
 お世話になっております、絵琥れあと申します。
 ひっそりとサポート優先シナリオを運営させていただきます。
 勿論、通常参加も望外の喜びですので歓迎いたします。
 (但し通常参加はタイミングによっては流れる可能性があります。同章受付中の再送は歓迎です)

 流れと詳細は以下の通りになります。

 第1章:冒険『UDC-Pの特性を更に調べよう』
 第2章:集団戦『写本・魂喰らいの魔導書』
 第3章:日常『彩の庭園』

 第1章では、何が朔真を発狂させているのか、どうすれば落ち着くのかなどを見極めつつ、彼を落ち着かせていただきます。
 ヒントはありません。思いついたことはやってみる、くらいの総当たりで行くのがいいかも知れません。
 (メタ的に言うとその都度判断となります。発想力の勝負です)

 第2章では、落ち着きを取り戻した朔真(写本・魂喰らいの魔導書)を安定させる為に彼と向き合っていただきます。
 落ち着きの程度は第1章でどれくらい朔真に有効的な対処が出来たかに左右されます。
 彼の攻撃は全て猟兵ではなく、彼自身に向きます。自滅しないようにも気を配ってあげましょう。

 第3章では、彼のメンタルケアも兼ねて組織の運営する病院の中庭で、外の空気を吸いながらのんびりしましょう。
 日本庭園風の植物園となっており、朔真も施設内ではここを好み、時折上がってきているようです。お弁当持ち込み可。
 また、朔真は半日程度であれば、人間だった頃の姿に擬態出来るようになったようです。一般の患者とすれ違っても大丈夫。

 サポート優先シナリオのため、調子や現行シナリオの進捗と相談しながら自分のペースで執筆していくことになるかと思います。
 それでは、どうぞよろしくお願いいたします。

 ※オマケ:朔真ってどういう人?
 (確認必須ではありませんが、第1章の予測が少し立てやすくなるかも)
 『https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=52809』
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第1章 冒険 『UDC-Pの特性を更に調べよう』

POW   :    頑丈な肉体で危険に耐えつつ、UDC-Pの身体を調べる。

SPD   :    UDC-Pの危険な性質を安全に調査する方法を編み出す。

WIZ   :    危険な性質が発現する、より詳細な条件を考察する。

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

四条・眠斗(サポート)
ぅゅ……くぅ……あらぁ?
いつの間にか始まってましたかぁ?
さっさと事件を解決しないとぉ、安心してもうひと眠りできませんからねぇ。
ユーベルコードは出し惜しみしても仕方ありませんからぁ、
一気に片づけるつもりでやっちゃいましょう。
こう見えてもぉ、腕には少し自信があるのですよぉ。
それにぃ、様子を見てる間にまた眠くなっちゃっても困っちゃいますしぃ。
荒事じゃなくてぇ、楽しいことならめいっぱい楽しんじゃいましょう。
のんびりできるところとかぁ、動物さんがたくさんいるところなんか素敵ですよねぇ。
でもぉ、身体を動かすのも好きですよぉ。
お互いに納得の上で全力が出せると一番良いですよねぇ。
※アドリブ・絡み歓迎




「失礼しますねぇ〜」
「ああ゛あああ゛ああ゛あ゛ッ!!」
「あらぁ〜……大変そうですねぇ〜」
 絶叫に出迎えられた四条・眠斗(白雪の眠り姫・f37257)は、成程これはなかなかに大変な目に遭っているなと察する。
 原因や理由は不明だが、彼――朔真は今、絶えず何かに苛まれていて、猟兵や職員の出入りすら認識出来ない状態のようだ。それに全く眠れていなさそうで、眠りを愛する(?)彼女にとっては物凄く辛そうだと感じた。
 というわけで、眠斗がやることはひとつ。
「取り敢えず〜、ゆっくり休みましょう〜?」
「あああ゛ああ゛あ、ぁ、う……ッ!?」
 癒しを与える雪だるまの妖精達が、朔真の心身を癒していく。
 朔真の動きと絶叫が、束の間止まった。
 だが、すぐに。
「……うぅああ゛ああぁぁ゛ぁぁ……ッ!!」
「あらまぁ〜、だめですかぁ〜」
 再び絶叫し、ふらふらとよろめきたたらを踏む朔真。
 しかし、少しだけ声量が落ち、動きも鈍った、ようには見える。

成功 🔵​🔵​🔴​

春霞・遙(サポート)
UDC組織に所属して、UDC関連の一般病院に勤務している小児科医です。
行動の基本方針は困っている人が居るなら助けたい、人に害をなす存在があるなら退けたい。
戦う力はあまりないですけど、自分が傷を負うとしてもみなさんのお手伝いができれば嬉しいです。

基本的に補助に徹します。
「医術」「援護射撃」「情報収集」から、【仕掛け折り紙】【葬送花】での目くらましや演出、【生まれながらの光】【悪霊祓いのまじない】で照明や目印を付けるなども行えるかと思います。
攻撃は拳銃による射撃か杖術が基本で、その他はUCを使用します。
【悔恨の射手】【未来へ捧ぐ無償の愛】は基本的に使用しません。

シリアス以外ならいたずら好きの面も。




「失礼します、松樹さん。入りますね」
 入れ替わりで入室したのは、春霞・遙(子供のお医者さん・f09880)だ。現役の医者でもある。
 小児科医ではあるが、子供しか診られないというわけでは決してない。寧ろ医者というのは大抵の場合、様々な科の知識や技術を習得している必要があるのだ。大学の医学部や卒業後の初期臨床研修なども、その前提でシステムが成り立っている。
 UDCに人間の医学がどの程度通用するかは不明だが、幸いにして遙は猟兵でもある。医学的観点だけでなく、そちらの力も役に立てるのではないだろうか。
「うあ゛あああああ゛……ッ」
「松樹さん、大丈夫ですよ。落ち着いて、リラックスして……ゆっくり、ゆっくり呼吸をしてくださいね」
「ハァッ……ハァッ……ハァッ……」
 先に入ってくれた猟兵のお陰で、少し朔真に話を聞く余裕が出来たようだ。尤も、対話はまだ難しそうだが。
 聖なる光で少しずつ、癒しを与えていく。顔色は悪いままだったが、更に少し落ち着いてきた、ように見えた。

成功 🔵​🔵​🔴​

キノ・コバルトリュフ
マーツータケ、キノコセラピーはいかがかな?
かぐわしいキノコは香りマツタケ、味シメジ!!
美味しそうなキノコ香りはみんなを元気にさせちゃうよ!
ナメコ!?なんだか、目が血走ってるね。
キノは食べても……おいしいけど食べちゃダメだからー。




「マーツータケ、キノコセラピーのお届けに来たよー」
 キノ・コバルトリュフ(|キノコつむり《🍄🍄🍄🍄🍄》の星霊術士・f39074)が朗らかな笑顔でやってきた。
「美味しそうなキノコの香りには癒し効果もあるんだよ」
「う……あ……あ……?」
 見たところ、朔真は伝え聞いていた話よりだいぶ落ち着きつつあるようだ。先に駆けつけてくれた猟兵達のお陰だろう。
 彼女達は朔真へと癒しを与える方向で進めていたから、ならば自分も、と言うわけで。こういう場合、キノのやることはひとつである。
「香りマツタケ、味シメジ〜! 他にも色んなキノコがあるよ、好きなキノコは何かな〜?」
 食欲をそそる香りが部屋に充満する。サービスでスピちゃんも朔真の頬や手を舐めている。
「あ……あ……」
「マイタケ、言ってくれたら再現するよ。何がいい〜?」
 なんて、笑顔で問いかけるキノに対し。
 朔真は。
「……え、と……シイタケ、のバターホイル焼き、が好きです」
「シイタケ! 美味しいよね〜!」
 律儀。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『写本・魂喰らいの魔導書』

POW   :    其方の魂を喰らってやろう
【複製された古代の魔術師】の霊を召喚する。これは【触れた者の絶望の記憶を呼び起こす影】や【見た者の精神を揺さぶる揺らめく光】で攻撃する能力を持つ。
SPD   :    その喉で鳴いてみせよ
【思わず絶叫をせずにはいられないような幻覚】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ   :    魂の味、これぞ愉悦
自身の肉体を【触れる者の魂を吸い脱力させる黒い粘液】に変え、レベルmまで伸びる強い伸縮性と、任意の速度で戻る弾力性を付与する。

イラスト:oio

👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



「……うう、……う、ぁ、あ……」
 その時だった。
 一度は落ち着いたと思われた朔真に、再び異変が起きる。
「……あああああああああッ!!」
 朔真の周囲を、黒い靄のようなものが覆う。
 靄に包まれた朔真は、絶叫を上げて頭を抱えたり、何かを押し退け振り払おうとしたりしている。
 彼はUDCに変貌した一件で、視力を失っている筈だが、それでも何かが見えているらしかった。
 このままでは、処分を下されるまでもなく、彼は死ぬ。
 猟兵達は、そう直感する――。
百地・モユル(サポート)
熱血で好奇心旺盛
本が好きな小学生

正義感が強く困っている人は見過ごせない

UCは業火の一撃や灼熱の束縛を中心に使用
攻撃には怪力、属性攻撃、2回攻撃、グラップルなどの技能をのせる

逆に敵の攻撃をからみんなをかばう、耐えるために
武器受け、挑発、おびき寄せ、時間稼ぎ、激痛耐性なども使用
敵に一撃入れられそうなら咄嗟の一撃や捨て身の一撃、カウンター

みんな大丈夫?助けにきたよ!

そんなの許せない、ボクの炎で焼き払ってやる!

技能の勇気、覚悟、気合いは常に発動状態

アドリブ絡み歓迎

サクラミラージュの影朧などの場合は説得もしたい




「朔真さん!!」
 収容室に、百地・モユル(ももも・f03218)が飛び込んだ。
「くっ!!」
 朔真の身体から出て、その身体に絡みつこうとする黒く悍しい粘液を、モユルは咄嗟に両掌から放った炎の熱によって抑える。
 そのまま、正気を失っている朔真へと声を掛け続けた。
「朔真さん! ボクだよ! また助けに来たんだ! ボクがついてる! だから負けちゃダメだ! 朔真さん!」
「あ、ぁっ、あ……!!」
 先に入ってくれた猟兵達の尽力のお陰か、思っていたよりも声は届いている、ような気がする。
 絶えず呼びかけ続けなければと、モユルは直感した。朔真が猟兵達からの働きかけに、一瞬でもいい、何でもいい。気づいてくれれば。
 その為には、声を上げるのをやめるわけにはいかないのだ。粘液を抑えながらも、何度も名前を呼んだ。
「朔真さん! 朔真さん!」
「……っあ、あ、……ああぁぁッ!!」
「朔真さん!!」
 呼びかけ続ける。何度でも。
 諦めない。絶対に。

成功 🔵​🔵​🔴​

春霞・遙(サポート)
UDC組織に所属して、UDC関連の一般病院に勤務している小児科医です。
行動の基本方針は困っている人が居るなら助けたい、人に害をなす存在があるなら退けたい。
戦う力はあまりないですけど、自分が傷を負うとしてもみなさんのお手伝いができれば嬉しいです。

基本的に補助に徹します。
「医術」「援護射撃」「情報収集」から、【仕掛け折り紙】【葬送花】での目くらましや演出、【生まれながらの光】【悪霊祓いのまじない】で照明や目印を付けるなども行えるかと思います。
攻撃は拳銃による射撃か杖術が基本で、その他はUCを使用します。
【悔恨の射手】【未来へ捧ぐ無償の愛】は基本的に使用しません。

シリアス以外ならいたずら好きの面も。




「折角安定してきたのに……このスライム? には、落ち着いて貰わないといけませんね」
 引き続き、春霞・遙(子供のお医者さん・f09880)も対応に回る。
 セイヨウハシバミの枝を振るい、朔真に纏わりついている粘液を絡め取り、引き剥がそうとするが……粘液はしつこく朔真のもとへ戻ろうとするので。
「やはりユーベルコードには、ユーベルコードで対応しないといけないようですね」
 ハシバミの枝に、聖なる篝火が灯る。
 悪しき存在を祓い、水にも似た力の流れを探り取るまじないだ。
 炎に触れた粘液が、シュウシュウと嫌な音を立てながらも、溶けるようにして消えていく。
「うああッ、あ、が、ぐあ……ッ」
「松樹さん、松樹さん。思い出してくださいね、ゆっくりでいいんですよ。深呼吸、深呼吸……」
「がッ、はッ……はァッ……は……」
「その調子です。もう少し、頑張ってください」
「ハァッ……ハァッ……」
 遙は確信した。朔真も今なお戦っているのだ。
 暴走しながらも、必死に抗っているのだ。
 死なせるわけにはいかない。

成功 🔵​🔵​🔴​

鈴乃宮・影華(サポート)
「どうも、銀誓館の方から助っ人に来ました」
銀誓館学園所属の能力者……もとい、猟兵の鈴乃宮です

かつての様にイグニッションカードを掲げ
「――|起動《イグニッション》!」で各種装備を展開
友人から教わった剣術や
体内に棲む黒燐蟲を使役するユーベルコードを主に使用

TPO次第では
キャバリアの制御AIである『E.N.M.A』が主体となるユーベルコードを使用したり
『轟蘭華』や乗り物に搭載した重火器をブッ放したり
「|神機召喚《アクセス》――|起動《イグニッション》!」からのキャバリア召喚で暴れます

例え依頼の成功の為でも、他の猟兵に迷惑をかけるような行為はしません
不明な点はお任せします




「おおお……凄いことになってますねえ」
 鈴乃宮・影華(暗がりにて咲く影の華・f35699)が、目をぱちくりと瞬かせた。
「あッ、が……あ、あっ」
 彼女の前には、未だ呻き声を上げて苦しむ朔真の姿がある。
「これでも少しは落ち着いた……んですよね? それでもまだこんなことになっているのは、纏わりついてる霊やら粘液やらの仕業である、と」
 ふむ、と影華はひとつ思案し。
「つまり彼を苦しめている存在のみを取り除けばいい……と。任せてください、そういうのは得意分野なので――|起動《イグニッション》!」
 驚きはすれど恐怖など皆無。
 カードから武装を展開し、臨戦態勢に移行する。
 但し相手は目の前の男ではなく、それに取り憑く悪しき存在。
「彼の力を以て世界を侵す――さあ皆、遠慮せずに食べてしまっていいからね」
 喚ぶは友。無数の黒。
 輝きさえ纏う、煙にも似た夥しい数の蟲の群れ。
 彼らは|影華《とも》の喚び声に応えて喰らう。目の前の男を苦しめる、同じ顔した魔術師の霊のみを。
 絶叫が増えていく。それでも影華は静かに見守るだけ。

成功 🔵​🔵​🔴​

ニコリネ・ユーリカ(サポート)
あらあら、盛り上がってるわねぇ
お忙しい所、お邪魔しまーす!
新しい販路を求めてやってきた花屋です
宜しくお願いしまーす(ぺこりんこ)

どんな事態も「そっかぁ」くらいで受け入れる胆力の持ち主
商魂たくましく、がめつい

参考科白
んンッ、あなたって手強いのねぇ
えっあっヤダヤダ圧し潰……ギャー!
私も気合入れて働くわよー!
悪い子にはお仕置きしないとねぇ
さぁお尻出しなさい!

乗り物を召喚して切り抜けるサポート派
技能は「運転、操縦、運搬」を駆使します

広域では移動販売車に乗ってドリフト系UCを使用
狭域では歌唱と魔法、シャッター棒をブンブンして戦います
NG無し、お好きなように自由に動かして下さい




「あらー、大変なことになってるのねー……これはマーケティングどころじゃないわねえ」
「ハアッ……ハ……ぐううううっ」
 ニコリネ・ユーリカ(花屋・f02123)もまた、朔真の状況を前に思わず目を丸くした。
 猟兵としては経験値も多く、またニコリネ自身のメンタルも相当強靭なものである為、驚きこそすれ嫌悪や恐怖を抱くようなことは決してないのだが。
「まーでも確かにあのスライムちゃん? はちょっと気持ち悪いかも? 大人しくしてて貰わないとねぇ」
 さて、荒ぶる存在を落ち着ける為には何をすればいいか。
 手段は色々とあるだろうが……ニコリネの場合は。
「ニコリネ、歌いまーす!」
 はいっと勢いよく手を上げて。
 しかし、その唇から紡がれる詩は、それを乗せて広がる声は、どこまでも澄んで柔らかく、穏やかで優しい。
 有機物も無機物も、等しく存在するものに捧ぐ子守唄。心無き者の心すら響き、その根源を揺さぶり鎮める。
 『本当の愛』を紡ぐ詩。それはユーベルコードすら、包み込んで。
「……うう……ああ……」
 安らぎの眠りへ、そして静寂へと、誘う。

成功 🔵​🔵​🔴​

クロト・ラトキエ(サポート)
基本、戦闘中は無口。
静かに、密やかに、確実に…
鋼糸やワイヤーを張り巡らせ、陸空構わず足場とし、武器として、
他に、毒にナイフ…と多彩な暗器で敵を討つ。

物心ついた時から戦場に在り、
仮令、相手が誰であっても、如何なる強者や数だろうと、
ふわり、いつも通りの微笑みを絶やさない、生粋の戦場傭兵。
かわいい小動物から猛獣まで、生き物には避けられがち。
かなしみ。

常に周囲を視。
敵の動きや特性を見切り、回避や攻撃へと繋げる、
距離・範囲拘らずの攻撃orサポートタイプ。
温かな癖に、凍れる感情。
特に色仕掛けは効かない。

状況に合わせ、動きやUCはご自由に。
物語にとって良い様に、上手いことサポートさせて頂ければ幸いです。


リカルド・マスケラス(サポート)
『正義のヒーローの登場っすよ~』
装着者の外見 オレンジの瞳 藍色の髪
基本は宇宙バイクに乗ったお面だが、現地のNPCから身体を借りることもある
NPCに憑依(ダメージはリカルドが請け負う)して戦わせたりも可能

接近戦で戦う場合は鎖鎌の【薙ぎ払い】と鎖分銅の【ロープワーク】による攻撃がメイン
遠距離戦では宇宙バイク内臓の武装で【薙ぎ払い】や【一斉発射】。キャバリアもあります
その他状況によって魔術的な【属性攻撃】や【破魔】等使用

猟兵や戦闘力のあるNPCには【跳梁白狐】で無敵状態を付与できる
また、無力なNPCが大人数いる場所での戦闘も彼らを【仮面憑きの舞闘会】で強化して戦わせつつ身を守らせることも可能。




「おわ……こんなことになってたんすねえ」
 自らも情報収集という形で関わった事件のその後が、こんなことになっているとは。
 流石のリカルド・マスケラス(希望の|仮面《マスカレイド》・f12160)も、僅かながら驚きを禁じ得なかったようで。
 ただ、驚けば解決する事態ではないということも、とうの昔に分かり切っている。
「ダメージを肩代わりしてあげることは出来るっすけど。問題は彼の合意が取れるかっすねえ……」
 リカルドの跳梁白狐は、装備されることで主導権を明け渡すことを代償に、装備者をほぼ無敵の|存在《ヒーロー》に変えることが出来る。ただ、今の朔真は錯乱している為、合意どころか意思の疎通が取れるかどうかすら怪しい。
「仕方ないっすねえ。今は緊急時ということで許して欲しいっすよ!」
 やむを得ず、リカルドはそのまま朔真の頭に取り憑いた。
「うああ、……あ、え……あ……?」
 突如、苦痛を感じなくなった朔真はきょとんと瞬く。
『おっ正気に戻ったっすねえ。説明は後っす、今は取り憑いて防御させて貰ってるっすよ〜』
 代わりにリカルドが、朔真を苦しめる幻影を見ているが。
 あくまで|朔真にとって《・・・・・・》苦痛となる幻影であるようで、リカルドの追体験ではない為、それによるダメージはほぼない。光の方は多少クラっとするが。
『まあでも、この状態で彼に戦わせるのは酷っすねえ。と言うか自分の攻撃に反撃って出来るのかビミョーっすし。というわけで後は頼んだっすよ〜』
 リカルドの、そして朔真の視線の先にいたのはクロト・ラトキエ(TTX・f00472)だ。
 彼は静かに頷き、きらりと鋭く光る刃を取り出す。
 投擲用のナイフ。三本。それは影すら縛る為の楔。
「羈束」
 朔真の影を縫い留めれば、その力を奪う。
 即ち、今や無敵の存在となった彼から奪うのは、暴走するその力。
 陰の楔は地へと縫い留め、削弱の魔力で抑え込む。
 やがて彼を苦しめる全ての力が、跡形も残さず消え失せた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第3章 日常 『彩の庭園』

POW   :    庭園を散策し、四季折々の風景を楽しむ

SPD   :    茶屋で美味しいものを食べる

WIZ   :    美しい景色を眺めてのんびりと過ごす

イラスト:シロタマゴ

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ニコリネ・ユーリカ(サポート)
あらあら、盛り上がってるわねぇ
お忙しい所、お邪魔しまーす!
新しい販路を求めてやってきた花屋です
宜しくお願いしまーす(ぺこりんこ)

~なの、~なのねぇ、~かしら? そっかぁ
時々語尾がユルくなる柔かい口調
商魂たくましく、がめつい

セリフ例:
まぁ綺麗なところ
折角ご縁を頂戴したんだもの、寄っていっても良いかしら?
えっこれ何……ひゃっ!
んンッ、おーいしー!
頂いたご縁に感謝しましょ

瞳に映るもの全てに頬笑み
日常の景色を視て、触れて、遊んで、楽しみます
情景の説明役、褒め役として使って頂ければ幸いです




「はいっ、どうぞ!」
 ニコリネ・ユーリカ(花屋・f02123)は、朔真へと花束を差し出した。
 青々と瑞々しく、爽やかな緑に溢れた風情ある夏の庭園だ。そこで渡される花束――それは男女の愛の営みのように見えないこともなかったが。
「今回は初回大サービス! 気に入ってくれたら今後も組織を通してご連絡いただけたら嬉しいわぁ」
 実際のところはこのように販促である。
 だが、朔真は気分を害した様子もなく、ふふと微笑み。
「花か……いいですね。今の俺は目が見えませんが……香りが心を癒してくれます」
「そうそう!」
 好意的な反応に、ニコリネも満足げだ。
 実際、今回の花束は精神的に不安定だという朔真の為、ハーブの花をメインにしたものである。時期でもあるラベンダーとカモミール、そして緑にレモンバームの葉を添えて。
 朔真はその香りを胸に満たし、ふと微笑む。
「職員の皆さんに相談してみますね」
「やったあ、今後ともご贔屓に♡」
 どうやらお得意様が増えそうである。

成功 🔵​🔵​🔴​

キノ・コバルトリュフ
エリンギ!今日は楽しくハイキング!!
シメジ、なんだか周りが騒がしいね。
でも、キノたちは気にしなーい。
キノ?スピちゃんどこに行ったのかな?
シイタケ、おいしいお菓子とか用意したのに。
帰ってきた、どこに行ってたの?
軽く運動でもしてきたのかな?
マイタケ、それじゃあ、いただきます。




「キノキノ、お待たせ! シイタケのバターホイル焼きを刻んで挟んだキノコサンド!」
「……あ、ありがとうございます。本当に作ってきてくれたんですね」
「お菓子もあるよー」
 先程は一時離脱していたキノ・コバルトリュフ(|キノコつむり《🍄🍄🍄🍄🍄》の星霊術士・f39074)は、どうやらその為にいなくなっていたらしい。
 変異前の姿、すなわち人間に擬態した朔真が、受け取ったサンドウィッチをおずおずと口にする。と、彼は驚いたようにパチパチと数度瞬いた。
「本当に美味しいです」
「シイタケ! よかった!」
 ニコニコと笑うキノに、朔真もつられて微笑む。
「シメジ、そう言えば結構キレイなんだね? おうちにずっといたって聞いたけど」
「ああ、清潔感がある……ということでしょうか? 外には出られませんでしたが、掃除や入浴は欠かしませんでしたし、トレーニングも独学で続けていたので」
 ……そこは擬態で何とかしたわけじゃないのか。
 しかし、引きこもりだった割に意外と健康的な生活はしていたようだ。これなら、施設暮らしでも案外苦労はしていないのかも知れない。
 ……まだ精神的に不安定であろうという事実を除いては、だが。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2024年06月25日


挿絵イラスト