【サポート優先】賑わう迷宮
これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。
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「……戦争、まだ終わっていない……けれど。行って欲しい……ところが、あるの」
封神武侠界の、ある人界の街に向かって欲しいと胡・麟星(きりん座・f36862)は言う。
「……石化して死んで、僵尸になったのか……僵尸になってから、石化したのか……解らないけれど。ともあれ……石化した僵尸、ストーンキョンシーズの軍団が……街を、襲おうとしているの」
これを止めるのが、今回の仕事だ。
「街には、大きめの……市場が、あってね。広くて、賑やかだけど……迷路のように、入り組んでいて……観光客は、迷いやすい……でも……」
これは、いざという時の防衛機能としての側面を有しているからだと言う。
周囲の殆どを水場や切り立った崖などに囲まれたこの街の、唯一平地に面した地点にこの市場を開き、旅人や観光客をもてなす反面、有事の際には侵攻してくる敵をここで足止めし、迎撃すると。
「皆には、ここに敵を誘い込んで……一網打尽に、して欲しいの。尤も……水や崖を、越えられない侵略者は……この市場に入るしかないし……人を見れば、仲間にしようと……向かってくるみたい、だから……誘い出す、方法とかは……わざわざ、考えなくても大丈夫よ」
なので、まず現地で猟兵達がすべきことは、市場の人々に事情を話し、避難勧告や店の補強、市場の地形把握に努めること。
敵が来るまでに時間はあるので、少しくらい買い物をしていくのも、街の経済を回す上では悪くないだろうか。
準備が終われば、いよいよ敵との戦いだ。硬さと石化能力は厄介だが、知性はそう高くない。油断さえしなければ負けることはないだろう。
「……戦争で……忙しい中では、あるけれど……どうか、よろしくね」
絵琥れあ
お世話になっております、絵琥れあと申します。
ひっそりとサポート優先シナリオを運営させていただきます。
勿論、通常参加も望外の喜びですので歓迎いたします。
(但し通常参加はタイミングによっては流れる可能性があります。同章受付中の再送は歓迎です)
流れと詳細は以下の通りになります。
第1章:日常『市場で買い物』
第2章:集団戦『動く石の屍『ストーンキョンシーズ』』
第1章では、戦場予定の市場の人々へ避難誘導したり、店への被害を減らす為の補強作業などを行います。
襲撃までは時間があるので、買い物も出来ます。中国系の屋台で売っていそうな食べ物の他、パンダ、シノワズリ、パワーストーン系の雑貨があるようです。
(通常参加の方がいない場合は買い物なしで終わる予定です。勿論通常参加の方が迎撃準備に専念しても大丈夫です)
第2章では、やってきた『ストーンキョンシーズ』との戦いです。
市場への誘導は確定で成功しますので、通常参加の方が誘導プレイングをかける必要はありません。
つまり純戦。さくっと倒してしまいましょう!
サポート優先シナリオのため、調子と相談しながら自分のペースで執筆していくことになるかと思います。
それでは、どうぞよろしくお願いいたします。
第1章 日常
『市場で買い物』
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POW : 食べ物の屋台を覗く。
SPD : 道具や日用品の店を見る。
WIZ : 装飾品や書物、芸術品を扱うお店を訪問。
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ミスティ・ストレルカ(サポート)
基本方針は専守防衛・他者フォローです
サポート故、連携重視のお任せ
知らない人にはどうにも気後れしてしまうけど
それでも他の人が怪我するのも嫌なので押すところは押すのですよ
主にサモン・シープ等攻撃系のUCで他者行動の隙を消す様に立ち回るのです
中遠距離をとり全体を掴む感じですね
防御系の技能で時間稼ぎも行けますので
生まれながらの光での前線維持、魔力性防御障壁の囮役も…ちょっと怖いけど
でもでも、みんなの居場所を守るのですよー
そうそう、えっちなのはいけないと思います。
興味がない…訳ではないですがひつじさんが怖い雰囲気纏って凄い勢いで止めにツッコんでくるのです
年齢制限がどうとか、らしいです
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「パンダさん……かわいいのです……」
つい、菫色の大きな瞳をきらきらと年相応に輝かせるミスティ・ストレルカ(白羽に願う・f10486)である。その視線はパンダ雑貨に向けられている。
「ありがとね、お嬢ちゃんもひとつどうだい? 安くしとくよ、小さいやつなら元の値段もそんなにしないし」
「はっ。あ、ありがとうございます。でも、今はそれよりも聞いてほしいのです」
店のおばちゃんの言葉にちょっと心が揺らぐも。
ミスティは当初の目的である、コンキスタドール……つまりはオブリビオンの襲撃があることを伝えた。一応、ここに向かう途中で見た怪しい人影が、街を襲うようなことを話していたのを聞いた、という体にしてある。
「何とかしますので、避難をお願いしたいのです」
突然のことにおばちゃんは驚いて目を瞬かせていたが、ミスティが嘘を吐いているわけではなさそうだと、案外あっさり了承してくれた。基本的にこの街の住民は人がいいのかも知れない。
ともあれ、おばちゃんが市場の皆にミスティの話を知らせ、皆で街の中へ避難してくれることになった。
さあ、後は敵を迎え撃つ為の準備に掛かろう。
成功
🔵🔵🔴
筒石・トオル(サポート)
「邪魔をしないでくれるかな」
「油断大敵ってね」
「ここは任せて」
正面切って戦うよりも、敵の動きを封じたり、属性防御を固めて盾や囮となったり、味方が倒し切れなかった敵にトドメを刺して確実に倒すなど、味方の安全性を高めるように動く。
ユーベルコード使用はお任せ。
使用しない場合は、熱線銃での援護射撃を主に行う。
人見知りではあるが人嫌いではないし、味方が傷付くのは凄く嫌。
戦うのも本当は好きではないが、誰かを守る為には戦う。
もふもふに弱い。敵がもふもふだと気が緩みがちになるが、仕事はきちんと行う……ホントだよ?
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避難誘導はほぼ恙無く進んでいるが、残っている人々もいる。
と言うのも、商品は各自で回収して貰っているが、大きいものだと気軽に動かせなかったりもするので。
或いは、店そのものの補強の為にも残っていたりする人はいる。
彼らが少しでも早く作業を終えて逃げられるよう、筒石・トオル(多重人格者のマジックナイト・f04677)は手伝いを買って出ていた。
「……そうだ、逆に壊れても大丈夫なものとかある? 木材の余りとか」
「ん? あるけど……何に使うんだ?」
芸術品としての刀剣類を扱う店のおじさんが、首を傾げる。
トオルは淡々と、作業の手を止めずに続けた。
「簡単な罠とかなら作れるかと思って。街中で破壊工作なんかはするわけにいかないけど、足止めくらいなら出来るかも」
「はぁあ、器用だなあ」
と言うわけで。
トオルは補強作業の手伝いを終えると、資材の余りなんかを分けて貰って。
更に簡単な罠などを色々と作り、設置して、襲撃に備えるのだった。
成功
🔵🔵🔴
クロト・ラトキエ(サポート)
基本、戦闘中は無口。
静かに、密やかに、確実に…
鋼糸やワイヤーを張り巡らせ、陸空構わず足場とし、武器として、
他に、毒にナイフ…と多彩な暗器で敵を討つ。
物心ついた時から戦場に在り、
仮令、相手が誰であっても、如何なる強者や数だろうと、
ふわり、いつも通りの微笑みを絶やさない、生粋の戦場傭兵。
かわいい小動物から猛獣まで、生き物には避けられがち。
かなしみ。
常に周囲を視。
敵の動きや特性を見切り、回避や攻撃へと繋げる、
距離・範囲拘らずの攻撃orサポートタイプ。
温かな癖に、凍れる感情。
特に色仕掛けは効かない。
状況に合わせ、動きやUCはご自由に。
物語にとって良い様に、上手いことサポートさせて頂ければ幸いです。
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(「この道は……こっちに繋がっている、と」)
クロト・ラトキエ(TTX・f00472)は自らの足で市場を巡り、マッピングを行っていた。
確かに入り組んでいて、迷路のようだ。初めて入る者は、意識して道を覚えておかないと、迷い込むのは必須だろう。
勿論、のんびり過ごすのであれば多少迷ったところで問題はないかも知れないが。
ともあれ、時々ワイヤーを張って上空からも確認しながら、クロトはマッピングを進めていく。時間は多少かかるが、より正確な地図が出来そうだ。
極論、敵が迷っている間に街の入り口に陣取ってしまえば、それ以上の侵攻は防げる。無理に市場を破壊して強行突破しようものなら、それはそれで破壊音で敵の居場所を察知出来るし。
(「ここを抜ければ……ここに戻ってこれる。あとはもう一度、上から最終確認して……終わりでしょうか」)
市場野中の様子は一通り頭に叩き込み、地図も完成した。後はこれを他の猟兵にも共有して、敵を待つだけだ。
さあ、目にものを見せてやろう。
成功
🔵🔵🔴
第2章 集団戦
『動く石の屍『ストーンキョンシーズ』』
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POW : 重石重撃
【重い石の拳】が命中した敵をレベル×10m吹き飛ばす。
SPD : 同族支援
【もう一体の同族】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
WIZ : 石化閃光
【両瞳】から【赤い閃光】を放ち、【石化状態】により対象の動きを一時的に封じる。
イラスト:V-7
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
雫石・凛香(サポート)
アドリブ・MSの解釈による下記に沿わない動きも歓迎
貴方の書く雫石凛香が見たいです
オブリビオンへの恐怖で眠れなくなった姉のため戦う妹キャラ
性格はクール枠。冷静に物事を見て、必要そうな行動をとれます
敵への態度は苛烈。相手にどんな事情があろうと容赦はなし
魔剣【鞘】という凛香の意思に従い姿を変える剣を持っており、形状変化による攻め手の多さとスピードと手数で勝負するタイプ。逆に相手の攻撃を剣で受けるような行為は(子供なので)パワー不足、ほぼできないです
UCは基本的に妖剣解放のみ
高い機動力で相手をかく乱し、衝撃波でまとめて敵を薙いでいくのが主な動き方
動きを封じることで先の展開が有利になれば剣戟結界も使用
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(「向こうからわざわざ来てくれるなんて。探す手間が省けるというものだわ」)
鞘を本体とする、変幻自在の魔剣【鞘】の柄へと手を添えて、雫石・凛香(鞘の少女・f02364)はのたのたと市場を行進する敵の集団を見据えた。
『あれ』もまた、大切な|片割れ《あね》の安息を脅かす者。その存在そのものが、恐怖の種となることを自分は知っている。
「! エモノ、イタ!!」
「ツカマエロ!!」
凛香の存在に気づいた敵が、どこからともなく仲間を呼んだ。
だが、何体増えようと、凛香にとっては何も変わらない!
(「纏めて斬り捨てればいいだけ」)
遍く全てのオブリビオンを、世界も超えて滅ぼすと決めた。
だから、全て滅ぼす!
「【鞘】、応えて――奴らを全て、排除する為の力を!」
苛烈に、しかし淡々と。
振るう剣技に容赦はなく、敵に一切の慈悲もなく。
重量を感じさせる巨大な鉈を思わせる刀身へと変化した【鞘】を、見た目に反して軽々振るい――叩き割るように、石の兵隊を瞬く間に斬り伏せていく。
元より速さで翻弄する戦いを得意とする凛香、動きの遅い石の兵隊は、数を増やそうともついていくのでやっとの様子だ。
また一体、二体と、その一閃で倒れる。
「斬ると言うより砕く感じね。……まあ、いいわ」
これが【鞘】の出した最適解だと言うのなら、凛香に文句などあろうはずもない。
憎き敵を、この力で根絶やしに出来るのならば!
成功
🔵🔵🔴
百地・モユル(サポート)
熱血で好奇心旺盛
本が好きな小学生
正義感が強く困っている人は見過ごせない
UCは業火の一撃や灼熱の束縛を中心に使用
攻撃には怪力、属性攻撃、2回攻撃、グラップルなどの技能をのせる
逆に敵の攻撃をからみんなをかばう、耐えるために
武器受け、挑発、おびき寄せ、時間稼ぎ、激痛耐性なども使用
敵に一撃入れられそうなら咄嗟の一撃や捨て身の一撃、カウンター
みんな大丈夫?助けにきたよ!
そんなの許せない、ボクの炎で焼き払ってやる!
技能の勇気、覚悟、気合いは常に発動状態
アドリブ絡み歓迎
サクラミラージュの影朧などの場合は説得もしたい
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「そこまでだ!!」
百地・モユル(ももも・f03218)は、露店の屋根の上に立っていた。
「たくさんの人が暮らす街を襲おうだなんて、許せない! ボクの炎で焼き払ってやる!」
とうっと跳躍、そして着地。
すぐにしゅたっと立ち上がり、臨戦態勢。
敵は新たな獲物が来たと、モユルに釘付けになっている。じりじりと距離を詰めてくる。
だが、正義の心に燃えるモユルが、臆することはない!
「食らえっ! ボクの燃ゆる心の炎の剣の包囲網を!!」
具現化した剣が炎を纏い、結界を展開するかのように石の兵隊を包囲する。
そして、その宣言通りに炎を纏って飛来する刃で、石の身体をも容易く燃やし、溶かしていく!
「グ……ヌ……!?」
まさかマグマでもない炎で、身体が溶かされるとは石の兵隊も想像すらしていなかっただろう。
だが、ユーベルコードは通常の物理法則に因われない、超常の力。その上、モユルの心はどんな炎にも負けないほどに熱い!
敵もモユルを睨んで石に変えてしまおうと試みるが、刀身をかざすことで視線を切り、石化を防ぎ。
モユルはこの場を完全に制圧したのだった。
成功
🔵🔵🔴
アス・ブリューゲルト(サポート)
「手が足りないなら、力を貸すぞ……」
いつもクールに、事件に参加する流れになります。
戦いや判定では、POWメインで、状況に応じてSPD等クリアしやすい能力を使用します。
「隙を見せるとは……そこだ!」
UCも状況によって、使いやすいものを使います。
主に銃撃UCやヴァリアブル~をメインに使います。剣術は相手が幽霊っぽい相手に使います。
相手が巨大な敵またはキャバリアの場合は、こちらもキャバリアに騎乗して戦います。
戦いにも慣れてきて、同じ猟兵には親しみを覚え始めました。
息を合わせて攻撃したり、庇うようなこともします。
特に女性は家族の事もあり、守ろうとする意欲が高いです。
※アドリブ・絡み大歓迎、18禁NG。
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(「敵の数が多いな」)
そう思って遊撃に回り、索敵を行なっていたアス・ブリューゲルト(蒼銀の騎士・f13168)は袋小路に迷い込んだ敵の一団を見つけた。
敵は不思議がって、その場に立ち尽くしているようだ。当然、背中ががら空きである。これは好機だ。
「纏めて一掃する……!」
脚部が開かれ、格納・内蔵された無数のミサイルと弾丸が、雨霰と石の兵隊に襲い掛かる。
「!?」
極力屋台を傷つけないようにしつつ、的確に敵だけを爆発させていく。拳での反撃が飛んでこようとするが、アスは物量で接近させないよう、絶え間なく銃撃、砲撃を続けて敵の転身を押し留めた。
「ギギギ……!」
命中さえすれば、石の拳から放たれる攻撃は重たい一撃に間違いはなかっただろうが。
流石に拳を飛ばすということは出来ないようで、吹き飛ぶほどのその一撃をアスは味わうことなく。
「これで終わりだ!」
最後のミサイルを撃ち込み、敵の一段を壊滅させる。
それを認めて、アスはすぐに残りの敵を探し始めたのだった。
成功
🔵🔵🔴
鈴乃宮・影華(サポート)
「どうも、銀誓館の方から助っ人に来ました」
銀誓館学園所属の能力者……もとい、猟兵の鈴乃宮です
かつての様にイグニッションカードを掲げ
「――|起動《イグニッション》!」で各種装備を展開
友人から教わった剣術や
体内に棲む黒燐蟲を使役するユーベルコードを主に使用
TPO次第では
キャバリアの制御AIである『E.N.M.A』が主体となるユーベルコードを使用したり
『轟蘭華』や乗り物に搭載した重火器をブッ放したり
「|神機召喚《アクセス》――|起動《イグニッション》!」からのキャバリア召喚で暴れます
例え依頼の成功の為でも、他の猟兵に迷惑をかけるような行為はしません
不明な点はお任せします
●
「こちらを石化させてくるゴーストや、敵対来訪者に覚えはありますが……自分自身が石になってるタイプですか」
鈴乃宮・影華(暗がりにて咲く影の華・f35699)は、猟兵となる前から能力者としての戦闘経験がある。今回も冷静だった。
「とは言え、私の友達には関係のないこと。|起動《イグニッション》――さあ皆、今日も出番よ」
武装を展開し、友である黒燐蟲を呼ぶ。最早、数え切れない数で群れる彼らないし彼女らは、目の前の敵の集団などでは比べ物にならないほど。
そして、影華の言う通り、|影華《とも》の敵を食らうのに、硬さなどは一切関係なく。
「欠片も残さず、食らい尽くして!」
影華に応えて集った黒燐蟲が、ひとつの塊になる。
それは石の兵隊を捕らえる網のように、着弾地点で広がる。石の兵隊がどれだけもがいても、虚しく黒の中に呑み込まれていく。
石の身体が、いとも容易く食われていく。
その拳が、影華に到達する前に、彼女の眼前に立っていた筈の石の兵隊は、残らず蟲の腹の中へ。
成功
🔵🔵🔴
響納・リズ(サポート)
「ごきげんよう、皆様。どうぞ、よろしくお願いいたしますわ」
おしとやかな雰囲気で、敵であろうとも相手を想い、寄り添うような考えを持っています(ただし、相手が極悪人であれば、問答無用で倒します)。
基本、判定や戦いにおいてはWIZを使用し、その時の状況によって、スキルを使用します。
戦いでは、主に白薔薇の嵐を使い、救援がメインの時は回復系のUCを使用します。
自分よりも年下の子や可愛らしい動物には、保護したい意欲が高く、綺麗なモノやぬいぐるみを見ると、ついつい、そっちに向かってしまうことも。
どちらかというと、そっと陰で皆さんを支える立場を取ろうとします。
アドリブ、絡みは大歓迎で、エッチなのはNGです
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「あら、出遅れてしまいました……是非ともお買い物したかったのですが。残念ですわ」
パンダ雑貨、可愛かっただろうに……と本心から残念そうにする響納・リズ(オルテンシアの貴婦人・f13175)。
仕方がない。平和になって機会があればまた来よう、と決めて。その為にも今は目の前の敵をどうにかしなければ。
「幸いにして路地に詰まっているようですわね。それならば、私の演奏がお役に立てるはず……」
リズは袋小路でまごついている敵の一団に向かい、青く透き通るガラスのフルートへと、唇で触れて。
「白薔薇の如く清く、美しく。そして嵐の如く、狂しく――滅して差し上げましょう」
奏でる調べは清麗たる響きを持って、聖なる純白が邪を祓う。
花に巻かれて石の兵隊は完全に動きを縛られた。
さあ、その邪心ごと骸の海へと還るがいい。
石の体が路の上に傾ぎ、倒れ、崩れゆく。
それを認めて、調べは止んだ。
訪れる静寂は、穏やかに。
成功
🔵🔵🔴
クロト・ラトキエ(サポート)
基本、戦闘中は無口。
静かに、密やかに、確実に…
鋼糸やワイヤーを張り巡らせ、陸空構わず足場とし、武器として、
他に、毒にナイフ…と多彩な暗器で敵を討つ。
物心ついた時から戦場に在り、
仮令、相手が誰であっても、如何なる強者や数だろうと、
ふわり、いつも通りの微笑みを絶やさない、生粋の戦場傭兵。
かわいい小動物から猛獣まで、生き物には避けられがち。
かなしみ。
常に周囲を視。
敵の動きや特性を見切り、回避や攻撃へと繋げる、
距離・範囲拘らずの攻撃orサポートタイプ。
温かな癖に、凍れる感情。
特に色仕掛けは効かない。
状況に合わせ、動きやUCはご自由に。
物語にとって良い様に、上手いことサポートさせて頂ければ幸いです。
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クロト・ラトキエ(TTX・f00472)はマッピングを頼りに、比較的しっかりしている露店の屋根の上から遊撃を行っていた。
群れから逸れた個体や、他の猟兵の討ち漏らしなどを残さず刈り取っていたのだ。時に鋼糸で、時に暗器で。
そしていよいよ、最後の一団と思しき数体の石兵に出くわす。とは言え、一団と言うには数も少ない上に獲物にも出会えず、士気の下がり切った烏合の衆だ。
滅するのは容易いだろう。しかし窮鼠猫を噛むという言葉もある。油断は大敵だ。
クロトはそれをよく知っている。故に慢心せず、手は抜かず。
「飛燕」
一団へと突撃。
迎撃のある前に、結界を展開。
即ち、糸と刃の包囲網。刻も道理も捩って歪め、触れ囚われれば全ての獲物を斬り刻む。
十三の業、内の四――|肆式《フィーア》。
堅固な石の身体をも、容易く裂いた。
鮮血の赫に変わって、黒澱の破片が散る。
悲鳴はなかった。微塵となった残骸のみ転がり落ちる。
かくしてここは静なる迷宮となり果てる。
しかし賑わいは、すぐに戻るだろう。
あるべき姿へ。
成功
🔵🔵🔴