20
邪神大欲情~混浴

#UDCアース #呪詛型UDC

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#UDCアース
🔒
#呪詛型UDC


0




●神学論争~あるいはただのオタク談義~
「神様への捧げ物だから、清く美しい男性の純愛がいいのよ! BLこそ神饌!」
「それ言うなら、女子同士の尊い百合の花咲く組み合わせにすべきだわ! 百合の花は神のみが手折っていいものよ!」
「同性愛は非生産的よ! ここは清らかな男女カプ推し!」
 窓とカーテンを締め切った部屋で、激論を戦わせる女が3人。
 内容は、同人アンソロジーの編集会議のようなカオスさだが、女たちの正体は邪神教徒である。
 ……ただ、ちょっと己の欲望に忠実なだけで。
 なお、部屋が暗いのは、特に宗教的な理由ではなく、単純に激論を戦わせるあまりに忘れているだけ、という辺りからも、その残念さを窺い知ることができよう。
「……じゃ、こうしましょう!」
 1人が、手をパンパンと叩き、不毛極まりない神学論争(ある意味間違っていない)を打ち切った。
「折角、この宿にはおあつらえ向きの場が3つあるんだから、それぞれ思う手段で神をお招きするの。最も善き信徒の祭壇に、神は顕れるはず!」
「……言ってみればコンペね。いいわ。薔薇こそ神の意志だと教えてあげる!」
「百合の清らかさこそ、神の与えたもうた尊み……!」
 邪教徒たちは、再び不毛な神学論争に興じるのだった。

●グリモア猟兵の憂鬱
「ボクね、時々グリモア猟兵の力なんてなかった方がいいんじゃないかなって思うんだ……」
 集まった猟兵達を前に、いきなりそんなことを言ってため息をつくメリッサ・ウェルズ(翡翠の吸血姫・f14800)である。
「ほら、グリモア猟兵になると、予知という事でこれから起こる事件とか見ちゃうじゃない?
 それで見ちゃいけないような大人の……えっちな姿とかも見ちゃうわけで。
 ボクまだ12歳なのに」
 ある意味これは由々しき問題かもしれない。

「まぁ、とりあえずその話は置いといて。
 うん、まぁ、要するにえっちなUDC事件の発生を予知しちゃったってわけだよ」
 メリッサはそう言って詳しく語り始めた。

 要約するとこうだ。
 場所は、とある山奥に存在する秘境の温泉宿。
 山の斜面を削って建てられているためかあまり大きな建物は建設できず、その結果、本館、別館、新館の3棟が、それぞれ少しだけ離れた位置に存在している。そして、この宿にはあるコンセプトがあった。広い本館は誰でも、そして別館と新館はそれぞれ男、女がわけられて宿泊するというものだ。カプセルホテルなどでよく見かけるシステムである。
 なので本館には混浴が、別館には男湯、新館には女湯のみが存在している。
 メリッサが見たのはそのうちの混浴での出来事。
 混浴で仲睦まじく楽しんでいたカップルがUDCに襲われているところだった。

「ボクの見た場所は本館にある混浴の温泉の中。そこで楽しんでいたカップルに対してお湯がスライム状になって襲い掛かり……その、いろいろとえっちなことになった挙句、大量に発生したUDCに溶かされて養分にされてしまうっていうね」
 いろいろとえっちなことに関しては、メリッサは何も語らない。12歳の少女にそれを語らせるのは酷というものだろう。少々顔が赤かった。

「最終的に現れるUDCがどんなのかは正直よくわからない。ただ、仲睦まじいカップルにさらにほかの人影が割って入ったような感じだった、かな?」
 詳しくはわからないが、とにかく混浴の温泉を異性同士でいちゃついていると、襲われてしまうらしい。
「そこで! みんなにまずやってもらうことは、混浴の温泉を目いっぱい堪能してほしい。うん、これから敵が現れるとかそんなことは全く考えずに、ただひたすら楽しんでほしいということだよ。要は皆が囮になって、事件を発生させちゃおうってこと」
 温泉を楽しめば楽しむほど、そして温泉に浸かりながらいちゃついたり乳繰り合ったりすればするほど、それに引き寄せられて猟兵の前に怪異が現れるはず。
 そうして現れたら、怪異の発生源を突き止めて、もとになっているUDCを倒してもらいたい。
「他のお客さんが巻き添えにならないように、現地組織と協力して団体貸切客ってことにさせてもらってるから、あとは現地に行くみんな次第。
 一応料理とかも楽しめる場所ではあるけれど、今回はあくまでも温泉の怪異だから、それ以外の場所を楽しんでもUDCにはつながらないとは思う、かな。
 あと確実にえっちなことにはなると思うので、そこは覚悟してね?」

 そうまとめるとメリッサは転移の準備を始めた。
 あとは現地についたら、まずは温泉を堪能してほしい。


雅瑠璃
 こんにちは。またはこんばんは。雅です。

 今回はピンク☆フラッシュMSと西野都MSとのコラボシナリオでお届けします。
 といっても、舞台となる旅館が共通というくらいなので、シナリオそのものは独立しています。なので、同時に参加等されても全然問題はありません。……まぁ、他2つのシナリオには性別で条件かかっていますけどね。

 さて、今回のシナリオの構造ですが。
 1章では日常として、混浴温泉を堪能していただきます。
 この後の事は気にせずにただのんびり楽しんでいただければと思います。
 オープニングではメリッサが温泉で事件が起こるといっていましたが、1章の間は起こりません。ただし、基本的に温泉以外での、例えば料理とかサウナとかで楽しみたい場合は、ほぼ描写されないと思います。ご了承ください。
 また、一応日常ではありますが、今回はこの後で戦いがあるのはわかっていますし、メリッサへのお誘いはお断りさせていただきますので、ご了承ください。

 その後。
 2章では現れる怪異についての調査。
 3章で現れたUDCとの対決という事になります。

 さて、温泉ですが、雅のシナリオでは混浴となっています。
 なので男子も女子も男の娘もトランスジェンダーも気にせずウェルカムです。
 ただし温泉そのものは裸での入浴となりますので、異性に肌を晒したくないという方には厳しいと思います。その点はご了承ください。というかその場合は男湯編か女湯編に行くといいと思います(笑)

 また、裸で混浴という関係上、ほぼ間違いなく、異性キャラクターに肌を見られることあると思います。なにせオープニングで語った通り、混浴で異性同士がいちゃついているのが怪異出現のトリガーですので。
 ただ、そのあたりでの事故は避けたく思いますので、プレイングのどこかにでも以下の記号を書いていてくれれば幸いです。
 また、合わせ相手がいる方、もしくはグループでの参加の際は、相手のIDやグループタグを忘れずにお願いします。

●他者との絡み基準
 H  :合わせ相手以外とはNG。
 HH :行きずりの相手に肌を晒してもOK。
 HHH:行きずりの相手と肌を重ねてもOK。

 その他特記したい事とかあればプレイングに記載あると助かります。

 なお、第六猟兵は全年齢対象のゲームですのでお忘れなく。
 犯罪行為は描写しません。
 それではプレイングお待ちしています。
224




第1章 日常 『山奥秘境隠れ家的温泉宿』

POW   :    美味しい料理に御満悦コース

SPD   :    卓球に遊具にアクティビティコース

WIZ   :    温泉にサウナ、岩盤浴のリフレッシュコース

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●ノマカプこそ神の求めるもの
「え?  団体のお客様?」
 邪教の信徒が驚くのも無理はない。
 普段は知る人ぞ知る秘湯ゆえに、客もまばらなのだから。
 混浴にもぞろぞろと客が来ている。
 このチャンスを逃す手はない、信徒は思った。
 この信徒は、オブリビオンでもなんでもないただの一般人である。ただ邪教に傾倒しちゃってるだけなのだ。
「さあ、この機会に私に見せて!
 男女の睦事こそ! 真に神に捧げるべき至高の愛だということを!」

 いやまあ、男女のノーマルラブを嗜好すること自体はなにもおかしくはないのですけどね……。

「百合とか薔薇とか、そんなのに神ははいないって証明するのよ!」

 やはりなにか残念な信徒だった。
川内・岬
ンフハハハ!私の出番!

●HHH
肌を重ねるってあれだよね、お触りスキンシップまでだよね。
R18な展開になりそうなら笑顔でかわすんだけど!
でないと私が通りすがりの妖狐なのに邪神認定されちゃうし!

そんなわけで、混浴温泉を堪能。極楽。
男性女性、その他の裸体を眼福堪能。鼻血。
ついでに引き締まった筋肉やなめらかな白磁の肌、
あとなんかこう…異種族系のもふもふやスライム系のぷにぷにを堪能。密着。
「かゆい所はー?よーしよしよしここか、ここがええのんかー!」(わしゃわしゃと洗ったり触ったり)



録画機材?
持ち込もうとして完膚なきまでに破壊されたよ?
高かったのにぃー!


ひどい目歓迎
扱いは苦戦でいいんじゃないかなコイツ。


アイ・リスパー
HH

「百合とか薔薇とか、今回は花に関する邪神なのでしょうか……?」(よく分かっていない)

とにかく、邪神を復活させるわけにはいきませんっ!

「えっと、女性専用の任務はこちらですね。
男性とお風呂なんて恥ずかしくて無理ですからっ」

グリモア猟兵の方に転移させてもらいます。

が転移した先には、混浴の看板が。

「ええっ、こ、混浴ですかっ?!
受ける任務を間違えましたー!」

け、けど、任務を受けたからには完遂しなければ!

「は、恥ずかしいですけど、仕方ありません……」

顔が真っ赤になるのを感じながらも、混浴温泉に浸かります。

「ううっ、裸の男の人が、こんなに近くに……」

男性を直視しないように両手で自分の目を覆うのでした。


心象創造・空蝉
...たまには、こういう所で羽を伸ばしてみるか。【WIZ】を選択しよう。(混浴と知らず)
※ブラックタールは液状だが、特に温泉に混ざってしまうということはない。
疲れをとるなら、やはり温泉だな。旅団にもあるが、こういうところも悪くは...んん?何故女性が入っている?間違えたか?いや、男性も何人か居るな...まさか...混浴なのかここは!?(カッと目を開き水饅頭化する)なるほど、混浴ならば仕方ないな、うむ。皆も疲れを取りに来ているんだろう。オレもゆっくりと堪能するか。もし見知った者が居れば、会話も交える。(絡み、アドリブ歓迎です)


レンズ・リンド
「あ~たまには広いお風呂も良いなぁ、こんだけ広けりゃペットたちも湯に浸かれそうだ~。......たまには湯浴みさせてやるか。」
とUCを発動して普段酷使しているUDCペットたち(の触手や手足などの部位)を召喚します。
他の猟兵が驚いたら
「おっと...大丈夫、襲ったりしませんよ。可愛い私のペットですから。そういえば、ここで異性とイチャつくんでしたよね?ひひひ...私が相手なら、この子たちも一緒ですからね?」
と意地の悪い笑みを浮かべて温泉を楽しみます。

アドリブ、他猟兵との絡み大歓迎です。
ペットたちは好きに描写してください。他人を傷つけはしませんが、それ以外で襲うかもしれません。
絡み基準(HHH)


国包・梅花
SPD

何やら不埒な企みが
一お風呂好きとしては看過できませぬゆえ
ここは文字通り一肌脱ぎまする

とはいえ、女湯にてお湯に浸かり、仲良うしたら良いのでしょう?
それならばさほど難しくないことゆえ…あ、でも湯巻も無しでしたか…うぅ
この世界の人はなんと解放的なのでしょう
でも女同士であればなんとか…! 入りまする!

…あら殿方が…え?
ここ、混浴でしたか…ご親切にどうも

あああ見、見ないでください…
そういえば…ああ!
い、いちゃいちゃしなければならぬと…?
でで、では近くのお一人の殿方を探して
「お、お背中お流ししましょうか?」と

あ、いえ私のほうは自分で…あの…あ、はいそれではよろしう…

HH(貞操が無事なら大体OKです)


エルネスト・ポラリス
【HH】
こんよく。
ええ、ええ。素晴らしい。
のんびり温泉に浸かりながら目の保養までできるなんて、オブリビオンめ中々やりおる。

まーあ? 品行方正な猟兵としては気は進みませんが、これもオブリビオン退治には必要ですし??
恥を忍んで、いざ入浴……!?

こ、これは……!
眼鏡が曇って!!!何も見えない!!!!

そんな、私に眼鏡か女体、どちらかを諦めろというのか……!
眼鏡キャラとして、眼鏡を外すことは許されないというのに!

おのれ、やはりオブリビオンは悪! 今に見てろよ、この失望をユーベルコードに込めて、叩きつけてやるからなぁ……!


杜鬼・クロウ
HH
アドリブ◎

「最近、依頼続きでのんびり出来てなかったからなァ。
ひとっ風呂浴びてくっか」

欠伸しながら秘蔵の日本酒瓶とタオル持参
男湯へ行くつもりが誤って混浴の方に

「?!ァ?なンで女が?ってココ混浴じゃねェかよ!」
(男やガキはともかく女は見られてもイイってのか?……フーン。
イヤ別に見たいとかそういうンじゃねェが、不可抗力なら仕方ねェよなって思っただけで)

深い事は気にせず女子とは少し離れて湯に浸かる
良い湯加減にほっこり
化粧とピアス外して普段より童顔
髪が濡れると片側の前髪と後髪がへにょり
鍛えられた程良い筋肉(細マッチョ)と逞しい背中
他愛ない会話出来れば尚良し
温泉入って酒飲む
相手が成人なら一杯勧めてみる



●これは混浴任務なんですよ?
「百合とか薔薇とか、今回は花に関する邪神なのでしょうか……?」
 と、よく分かっていない表情でやってきたのは、アイ・リスパー(電脳の妖精・f07909)である。
「とにかく、邪神を復活させるわけにはいきませんっ!」
 アイはとにかく意気揚々に使命感に燃えつつ、てきぱきと衣服を脱いでいく。
 服を脱ぎ、下着もすっりと足から抜くと、そこに現れるのは、長い白髪の中から見え隠れする白い裸体。胸は決して大きくないが、少女らしい可愛らしい裸体である。
「えっと、これは女性専用の任務ですよね? 男性とお風呂なんて恥ずかしくて無理ですからっ」
 残念ながら彼女は絶望的なまでに勘違いをしている。
 受ける任務を間違えていた。彼女がそれを知るのはもう少しだけ先の話。
 ちなみに勘違いをしていたものはアイだけではない。
 国包・梅花(妖刀乱花を舞わす・f15283)もである。
「何やら不埒な企みが……。一お風呂好きとしては看過できませぬゆえ、ここは文字通り一肌脱ぎまする」
 梅花もまた強い使命感に動かされつつ、着物の帯を解き、袴を脱いでいく。
「女湯にてお湯に浸かり、仲良うしたら良いのでしょう?
 それならばさほど難しくないことゆえ……」
 女湯ではないのだが、それを彼女が知るのはもう少し先の話。
 着物の上からでもわかるほどに豊満な胸を晒し、湯あみ着を手にしようとしたところで、ここにはそれが用意されていないことに気付いて少し狼狽える梅花である。
「あ、湯巻も無しでしたか……うぅ、この世界の人はなんと解放的なのでしょう。
 でも女同士であればなんとか…! 入りまする!」
 肌を晒す覚悟を決め、アイと梅花は湯船へと向かっていく。
 もちろん、混浴であっても脱衣所は男女別ゆえに、ここまでは問題なかった。
 だが、湯船に行くという事は、そこで男性用の脱衣所から出てくる男性猟兵と鉢合わせるという事でもあった。

 ちょうどそのタイミングで出てきた男性が2人。
「……たまには、こういう所で羽を伸ばしてみるか」
 伸びをしながらゆったりと出てきたのは、ブラックタールではあるが、完全に人型に擬態していて見た目には褐色肌の男性にしか見えない心象創造・空蝉(接触者・f05647)である。
「最近、依頼続きでのんびり出来てなかったからなァ。ひとっ風呂浴びてくっか」
 もう1人は、欠伸しながら日本酒のビンを持ってやってきた細マッチョの杜鬼・クロウ(風雲児・f04599)だ。
「疲れをとるなら、やはり温泉だな。旅団にもあるが、こういうところも悪くは……んん? 何故女性が入っている? 間違えたか? いや、男性も居るしな……」
「?! ァ? なンで女が? ってココ混浴じゃねェかよ!」
 空蝉とクロウの2人と、アイと梅花の2人は、タイミングよくばったりとここで出くわしたのであった。
 というか男2人、貴方たちもグリモア猟兵の話聞いていなかったんですかい。
 とにかく、ここが混浴だという事実をまず飲み込んだのは、男2人の方だった。
「……あら殿方が……え?」
「ええっ、こ、混浴ですかっ?! 受ける任務を間違えましたー!」
 男2人に言われて、梅花とアイも状況が飲み込めた様子。完全に真っ赤になって狼狽しているアイと違って梅花の方はもう少しだけ落ち着いた感じだった。
「ここ、混浴でしたか……ご親切にどうも」
(「見られてもイイってのか? ……フーン。
 イヤ別に見たいとかそういうンじゃねェが、不可抗力なら仕方ねェよなって思っただけで」)
 2人の方を眺めながら、そんなことを思うクロウだが、梅花が落ち着いて見えるのは残念ながら最初の一瞬だけだった。単に状況認識が遅くなってしまっただけかもしれない。
「あああ、見、見ないでください……」
 やはり恥ずかしがる梅花だが、試練はまだ終わっていないのだった。

「こんよく。ええ、ええ。素晴らしい。
 のんびり温泉に浸かりながら目の保養までできるなんて、オブリビオンめ中々やりおる」
 4人が入り口で戸惑っている所に、さらに男性側からもう1人の声が聞こえてきた。人狼の眼鏡青年、エルネスト・ポラリス(いつか満月の下で・f00066)の声である。
「まーあ? 品行方正な猟兵としては気は進みませんが、これもオブリビオン退治には必要ですし??
 恥を忍んで、いざ入浴……!?」
 やたらとひとりごとが多いのは、罪悪感というほどでもないそんな後ろめたさを誤魔化しているのだろうか?
 だが、残念ながら意気揚々とやってきたエルネストには、一つの罠が待ち構えていたのだった。
「こ、これは……!
 眼鏡が曇って!!!何も見えない!!!!」
 露天風呂を覆う湯気が、あっという間に眼鏡を曇らせてしまったのだった。
「そんな、私に眼鏡か女体、どちらかを諦めろというのか……!
 眼鏡キャラとして、眼鏡を外すことは許されないというのに!」
 いや、入浴の時は邪魔なので、眼鏡外すべきだと思いますよ?
 眼鏡外したらまともに見えないでしょうけどね!
「おのれ、やはりオブリビオンは悪! 今に見てろよ、この失望をユーベルコードに込めて、叩きつけてやるからなぁ……!」
 それでも眼鏡をはずさずに一人小芝居を続けるエルネストである。
 いきなり現れてこの小芝居だ。4人は完全に毒気を抜かれてしまっていた。
 この何とも言えない空気をぶち壊したのは、女性の脱衣所からさらにやってきた2人の声だった。
「ンフハハハ! 私の出番!」
「あ~、たまには広いお風呂も良いなぁ、こんだけ広けりゃペットたちも湯に浸かれそうだ~。……たまには湯浴みさせてやるか」
 高笑いとともに現れたのは、黒髪褐色で巨乳の妖狐、川内・岬(妖狐のメイドラゴン聖忍者戦巫女・f07682)と、黒髪白い肌で少々目つきの悪いフェアリーのレンズ・リンド(陰鬱なフェアリーのUDCエージェント・f05600)の2人だ。もちろん裸。あ、高笑いしたのは岬だけです、念のため。
 ちなみにレンズのペットというのは……それは後述しよう。
「持ってきた録画機材は取り上げられちゃったから、しっかり心のフィルムに記憶しないとねー! むっはー、引き締まった筋肉! なめらかな白磁の肌! 眼福眼福!」
 欲望全開で周りの裸をジロジロ眺めまくる岬の狼藉が、完全に固まっていた空気をぶち壊してしまう。
「なるほど、混浴ならば仕方ないな、うむ。皆も疲れを取りに来ているんだろう。オレもゆっくりと堪能するか」
 ぽんっと水饅頭のような姿になったブラックタールの空蝉が、マイペースにそんなことを言って湯船に向かっていくと、皆もそれにつられるかのようにぞろぞろと湯船の方へと向かっていくのだった。

 湯船にぷかぷかと浮かぶブラックタールの黒い水饅頭。
 その傍には身長25㎝程度のフェアリーのレンズがのんびりと湯に浸かっていた。
 この2人、雑談溜まり部屋『沼の中』という同じ旅団にいる顔見知りの友人同士である。見知った者同士という事で、他の者たちよりは簡単に打ち解け、混浴を堪能していた。
「そういえば、アンタのペットは?」
「あ、出していい?」
「騒ぎにならないならな」
「大丈夫、襲ったりしませんよ。可愛い私のペットですから」
 ひひひと笑いながら、レンズはペット……自らの内に飼っているUDCの触手的な神話生物を出して、一緒に湯に浸からせるのだった。
 本人たちはとてものんびりと温泉を堪能しているのだが、スライムとフェアリーと触手の入浴シーンはなかなかシュールではある……。
「そういえば、ここで異性とイチャつくんでしたよね? ひひひ……私が相手なら、この子たちも一緒ですからね?」
「オレ相手にそれやっても、誰も喜ばないんじゃないのか?」
 とりあえずそれなりに楽しそうではある。

 さて一方、流れのまま一団としてやってきてしまっていた、梅花とアイであるが。
「は、恥ずかしいですけど、仕方ありません……」
 任務として受けた以上は完遂しなければと、顔が真っ赤のままアイは、クロウやエルネストと一緒に湯船に浸かっている。
「ううっ、裸の男の人が、こんなに近くに……」
 なるべく直視しないとようにと、手で目を覆いつつも、指の隙間からチラチラと様子をうかがっているのでした。
「なーにやってるのアイちゃん! せっかく傍に筋肉とかもふもふとかあるのに、堪能しなくちゃ!」
「そういえば……ああ! い、いちゃいちゃしなければならぬと……?」
「あああああっ?! そ、そうでしたー?!」
 岬の声に、やるべきことを思いだした梅花とアイは、更に狼狽えてしまう。
「ふふー♪ いちゃいちゃとか肌を重ねるってあれだよね、お触りスキンシップまでだよね! でないと私が通りすがりの妖狐なのに邪神認定されちゃうし!」
 エルンストの狼耳をもふもふしつつ、そんなことを言う岬である。もっとも、R18な展開になりそうなら笑顔でかわすつもりだった岬だが、幸か不幸か、この一団にはそこまで考えるようなものはいない。
「ああっ、声で推定するに裸の元気系美女が私の耳をもふっていて、目の前には清楚な大人の裸の美女と恥ずかしがる裸の美少女がいるはずなのに、眼鏡が曇ってて何も見えないっっ」
 そのエルンストは結局、眼鏡キャラを保つことを選択したようで、3人の裸を見ることはできていない。血の涙を流しそうな勢いであった。
「何をしているんだか……?」
 それからは少しだけ離れたところで、といっても一団といえる程度の距離でクロウは酒を飲みながら様子をうかがっていた。
 ちなみに先ほどまで彼の細マッチョな程よい筋肉が、岬に狙われていたことは付け加えておこう。
「酒が飲めるやつがいればよかったんだが……」
 アイは10代、梅花も実年齢はともかく見た目は10代、あと岬は20歳だけどのんびり酒を飲むにはちょっとアレ、という事でイマイチ手持無沙汰のクロウである。
 そこに、意を決した梅花が近づいてきた。
「お、お背中お流ししましょうか?」
「ン、あァ、頼む」
 2人はそのまま連れ添って湯船から出て、洗い場の方へと。
 梅花は丁寧な手つきで、クロウの逞しい背中を、ゆっくりと泡立てて洗い流していく。湯船から出てしまっている今、己の身体を隠すものは何もない。今背後を振り向かれたらと思うと赤面は抑えられないが、それでもまるで熟年の夫婦のように優しい時間を過ごしていた。
「なかなか気持ちイイじゃねェか。それじゃ、次は俺が洗ってやッか?」
「あ、いえ私のほうは自分で……あの……」
 背中を水で流したあと、振り向いたクロウにそう言われた梅花は、しばし逡巡の後……。
「あ、はいそれではよろしう……」
 真っ赤になって己の背中を晒すのだった。

「あ、あの、本当に見えないんです、よね……?」
「残念ですっ、せっかくアイさんが見せてくれているのにっ」
「見せているといわれると何か語弊がーー?!」
 クロウと梅花があがった後の湯船では、アイとエルンストがそんな感じで仲良くなっていた。アイにとっては、眼鏡が曇っているおかげで自分の肌かが見られないという事もあって、少しずつ落ち着いて話ができるようになったようだ。もっとも、エルンストの肌を見てしまうので、視線はそらしっぱなしではあったが。

 ところで、さっきまでエルンストをもふもふしていた岬はというと。
「おー、ぷにぷにー。かゆい所はー? よーしよしよしここか、ここがええのんかー!」
 いつの間にか空蝉とレンズの所に移動していて、水饅頭状態の空蝉をわしゃわしゃと堪能していたりする。
「むむ……」
「意外とそれ、嬉しかったりするのか?」
「なんというかくすぐったい」
「ふーん。じゃ、次はオレのペットもそうやってかまってやってよ」
「えっ?!」
 自分の玩具を取られた的な感覚だったのだろうか、空蝉水饅頭を堪能していた岬に、ペット……すなわちUDCの触手をけしかけるレンズであった。
「わきゃーーーーー?!
 そんなところに絡んだらダメーーーー?! R18になっちゃうーーーーーー?!」
 そしてやっぱり、いつものオチ担当な岬であったとさ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

イデアール・モラクス
【HHH】
※アドリブ、エロ、大歓迎
※NG一切無し
※相手がいなかったらUCで下僕を呼び出して乱行してます

クク…要は温泉で色欲の限りを尽くせば敵を誘き出せるのだろう?
私に任せろ、魔女の異名は伊達ではないと魅せてやる。

・行動
全裸で堂々と入浴、煉獄の大鎌を相手にポールダンスを披露して誰彼構わず『誘惑』して肌を重ねる。
「さぁ、誰ぞ相手をしてくれぬか…疼いて仕方がないぞ?」
もちろん私は乙女ではない、もはや数をも忘れた程の艶夜を過ごした魔女…男も女も大好きだ。
「ンッ…そうだ…どうせ魔力になる…遠慮はいらん、私に欲をぶち撒けろ」
精や色欲は全て我が魔術刻印が魔力に変換してくれる、何も気にせず情を交わせるのだ。


原宮・早月
【HHH】
温泉に浸かって、のんびりしようかなと…。

…男の人が入ってくるかもしれないお風呂に、裸で浸かる…
もし見られたら、凄く恥ずかしいのに…ううん、恥ずかしいから、とってもどきどきしちゃう…
(羞恥心が性的興奮に直結する性癖糯持ち)

…だから、もし男の人が入ってきたら、恥ずかしそうにはしつつも近づいてっちゃうと思う。
大きすぎるおっぱいも、その先っぽも見られて…どきどきして、恥ずかしそうな、物欲しそうな目で相手を見つめちゃって。

相手が手を出してくるなら、その好きにされて。
出してこないなら、擦り寄ったり、その手を胸に導いたりして誘惑しちゃう。
「ね…ボクと、しよ…?」


仙洞寺・高菜
やっぱり温泉はたまりませんねぇ…
それもお仕事で!無礼講で!
最高じゃないですか!

・入浴
温泉ですから、ねえ?
裸で当然と堂々としています、見られても構いませんし、むしろこちらから見定めるつもりで見つめ返したり手を振ったりとかしますね

「ふふ、見られてますねえ…さてさて、お仕事(役得)ですし、可愛い子とかたくましい人とかいればいいなっと」
「はぁい、ご一緒しても構いません?」

・絡み
HHH
誰が相手でも構わないし何をしてもされても大丈夫です
相手が受け希望なら優しくいじめてあげますし攻め希望ならなんでもしていいですよ?
痛いのはダメですけど

アドリブに表現の限界に挑戦とか溢れた人を纏めて引き受けるのもオッケーでーす


新道・当夜
面白そうなUDCもいるんだね?とはいえ…被害が出る前に討伐したいとは思うんだよっ。
何はともあれ先ずは楽しんでおびき出すんだね?じゃあ…温泉でまったり気持ちよくなってようかな。誘い出すため演技にも協力しないとね。
混浴みたいだし、腰にタオルだけはして…うん、絡みに行こうっと。
HHH


ロート・カニーンヒェン
「いやー、極楽極楽。贅沢だな~♪」(WIZ)温泉やサウナでリフレッシュするよ。温泉大好き♪貰えるものは怪我や病気や嫌なもの以外はもらわなきゃ損だよね。とはいえ、異性といちゃつくと出るらしいけど、私は相手いないんだよね。誰かナンパしてくれたらホイホイついていって楽しめばいいのかな?それはそれで良いけどね。(HHH、アドリブ、お色気歓迎です)


フランチェスカ・ヴァレンタイン
あまり気は進みませんけれど……これもオシゴトのうち、ですかね?
まあ取り立てて同性嗜好というわけでもありませんしねー…
裸の方も殿方に見られたからといって今更どうというものでもありませんし、事態の解決に”そういうコト”が条件として必要なのでしたら是非もなし、と
とはいえ、憚りながら選り好みはさせて戴きますが――

言い寄ってくる異性に対しては口ではセメント対応しながらも無自覚に艶かしい仕草を見せ、顔が良かったり雄臭かったりすると口説かれ続ければ何だかんだでずるずる流されて唇でも身体でも好きにされ放題になってしまいます?

※HHH(複数相手でも可)、アドリブ歓迎
※わりとがっつりめでもOKです、ご自由にどうぞ


アイル・コーウィン
【アドリブOK、HHH】
さて、温泉に浸かってゆっくり日々の疲れを取って、ついでにストレス発散もしちゃいましょうか。

初めはバスタオルを巻いて浴場へと入り、普通に温泉を楽しむわ。
男達からの視線が凄いけど、まずはゆっくり浸かってリラックス。
そしてある程度ゆったり出来たら少しだけ湯船から出て裸を晒して、視線を向ける男性へと声をかけてみるわ。

少し話をした後に始まる、ボディータッチからの軽いスキンシップ。
相手の緊張を解すためにも、こちらから積極的にいかないとね。
お互いを知るためにはより深く繋がる必要があると思うし、全てを受け止める勢いで絡む事にするわ。


慈道・永染
温泉…温泉ですか。
良いものです。
怪異さえなければ本当に良いものなのですが。
えぇ、えぇ、俺は一応僧侶ですし煩悩などから来た訳ではありませんよ?
ちゃんとタオルも用意しましたし、えぇ。
決して女体に胸を踊らせたりなど。
いやしかし、体が温まって良い。
美しい女性がいらっしゃったら尚…こほん。
仏様が見ておりますから、いけませんね。
お湯にのぼせる前に愛らしい女性にのぼせるなど断じて。
いえ、いえ。
怪異は色香に釣られるものと聞きます。
多少仏様にも目を瞑っていただけたら。
ちょっとだけなら、見ても……触れても構いませんか…?
いえ、触れるといっても髪や肩に
→あ、ダメですか(しょぼん)
→良いのですか(ぱぁぁ)

絡み…HHH


カシム・ディーン
HHH

なんという素晴らしいではなく大変な依頼でしょうか!

でもノリノリで参加です!

と言うか混浴とはよい文化ですね!

一応温泉の周囲も女性の裸体も見つつ確認

後は避難経路や侵入路なつあても可能な限り把握しておく

なんらかの干渉の気配の察知も心掛ける

基本女性の裸身を眺め堪能

積極的に大丈夫な人とこの一時を楽しみましょう

ええ、僕は悪い盗賊なのです

尚思うまま堪能と言うか快楽には弱いしお胸にダイブも堪能しちゃう

襲ったりしちゃうけど甘々で気持ちよい逆襲されると弱い子でした


もうすっかり溺れ貪り堪能し尽くすでしょう

それこそ体力の限り!

体力つきた後もお胸や肌を堪能して余韻に浸って安らいでいる盗賊であった


アリス・セカンドカラー
HHH

自作の薄い本を、第六感と野生の勘に従い今回のキーパーソンが拾いそうなとこにうっかり落としておく。男女逆転異性装カップルとか、一見百合(薔薇)だけど片方は男の娘(男装女子)とか、ノマカプだけどノーマルじゃない内容よ☆

温泉でいちゃらぶ☆相手はわたしの誘惑技能があれば現地調達も可能☆
ま、見つからなければタルパでTS男の娘なわたしを想造具現化してイチャイチャすればいいわよね♪
洗いっこしたり、手を繋いだり、軽くちゅっとしてみたり健全な範囲のいちゃらぶを……我慢できるかしら?
ま、我慢できなくなったら念動力による知覚のハッキング、属性攻撃、盗み攻撃、目潰し、目立たないで認識阻害を施して以下自主規制


ロメオ・ヴェランテナート
混浴、ねェ…… ま、これも役得ってコトでいいんかね?
見知った顔も居るよーだが、あっちはあっちでまあ好きにやンだろ
……選り好みしすぎて相手が見付かンねーようなら相手してやってもいいけどよ?

ともあれさすがにツガイに手ェ出すほど野暮じゃねーしなあ
フリーの女連中も居るだろーから手ェ付けンならそっちかねェ、っと

……テキトーに摘まみ食いしたとして、どっかの誰かみてーに責任云々言って迫ってくるよーなメンドくせーのはこんなトコに来ねェよな?

○HHH(アウトロー系の女誑し的な)、アドリブ歓迎
○フランチェスカ(f04189)は身内ですがお互い軽口を言い合う程度の絡みでもOKです、男優としてご自由にお使い下さい(


氷月・白夜
小桜ひまりと温泉に入るがHHH歓迎です
面白ければ何でもいけます

【WIZ】
ひまり…緊張していないかい?
と気遣ってみるが全然そんなことはなかったね
僕の方が気圧されそうだよ!胸でっかいなー

ひまりは極上の血の持ち主だ
血が欲しい…できるならばエクスタシーを感じた彼女の血を吸いたい。それにしても人が多いな…美味しそうな匂いの血も沢山…。
ひまりのフリーダムな行動を眺めつつ、相手が見つかれば、うっとりと肌を重ね首筋を吸い上げる

指先を、舌を用いて目の前の相手を優しく愛する。
徐々に沸き上がる感情の高ぶりに身を委ねながら、流れに身を任せる。血は吸えなくてもいい。こうしているだけで、満たされる…


小桜・ひまり
アドリブ歓迎

氷月白夜と温泉へ
ですが【HHH】希望なので相手は誰でもOKです

これが、温泉!ずっと軟禁されていたから、来るのは初めてなんです。とっても素敵…♪

1人で寂しそうにしてる人がいれば声を掛けましょう
あなたも温泉を楽しみに来たんですか?とっても気持ちいいですよね…♪
(裸であることは気にせず、たわわな胸にお湯をかけたりマッサージをし始め)

…?どうしたんですか?そんなに見つめて。私の胸、気になります…?
よかったら…お好きなだけ、触ってみます?
その代わり、私にも触らせてくださいね♪
(その後は相手の方と全身でスキンシップを楽しみます)

氷月さんや他の人はどうでしょう?
…ふふ、あっちも楽しそうですね♪



●混浴を堪能するカップル(?)
 さて、比較的穏やかでおとなしかった方からカメラを移動させて、前述の7人が(一部除いて)和やかに過ごしている間、すでに露天風呂の奥の方ではより深く愛し合う者達がいた。
 そちらにカメラを向けてみよう。

 まず画面に映ったのは、他から出遅れてこの場にやってきたらしい1組のカップル、氷月・白夜(ダンピールの黒騎士・f15513)と小桜・ひまり(ヘリオトロープの蕾・f15517)であった。
「ひまり……緊張していないかい?」
「これが、温泉! ずっと軟禁されていたから、来るのは初めてなんです。とっても素敵……♪」
 白夜は傍らのひまりを気遣ってみせるが、ひまり自身はそんな気遣いなど必要もないくらいにはしゃいで、大きな胸をぶるんと揺らしていた。
「やれやれ、気遣う必要なんかなかったね。僕の方が気圧されそうだよ!
 胸でっかいなー」
 最後の一言が色々と台無しのような気もする。
 ともあれこのカップルはそのまま、温泉の片隅にて愛し合う……なんてことはなく。
「あなたも温泉を楽しみに来たんですか? とっても気持ちいいですよね……♪」
 速攻でひまりは、自分を見ていた別の男性へと声をかけるのだった。
 白夜もそのひまりのフリーダムさを気にすることもなく、自分は自分で楽しもうと更に奥へと進んでいく。
 あれー?
 この2人、カップルじゃなかったんですかー?

●倫理の国のアリス
「被害が出る前に討伐したいとは思うんだよっ」
 そう真面目には考えつつも、面白そうなUDCもいるものだとは思ってしまう新道・当夜(電子のバトルアイドル・f14670)である。
 とりあえず温泉で楽しまなければいけないという事で、腰にタオルだけ巻いて、誰かと絡もうかと湯船の中を歩いていった。

「温泉でいちゃらぶね☆ 相手はわたしの誘惑技能があれば現地調達も可能☆」
 そんな気軽さで湯船を歩いているのは、アリス・セカンドカラー(不可思議な腐海の笛吹きの魔少女・f05202)である。まだ幼い容姿ながらも、小悪魔な雰囲気を漂わせていた。
 相手が見つからなければ、ユーベルコードで男の娘になった自分という妄想でも具現化してセルフでいちゃつこうかなんて考えていたアリスだが、幸いにも、誰かいないかと伺っている当夜に無事遭遇していた。
「あは☆ ちょうどいいわ。わたしといちゃついていく?」
 当夜に向かって握手を求めるように手を伸ばすアリスに対し、当夜も笑顔でその手を握り返す。互いに裸ではあるものの、ともに容姿が幼めであるせいか、淫猥な雰囲気はなく実に和やかである。ここまでは。
「うん。よろしくお願いするよ」
 ちょうどいい組み合わせだと意気投合した2人は、そのまま手を繋いで湯船を出て、互いの身体の洗いっこをすることにしたのだった。
「はーい☆ 当夜の背中はこれでオッケーかな? じゃ、次はわたしを洗ってー」
「う、うん。それじゃ……」
 互いに体を流したりしつつ、時々アリスが当夜の頬にチュッとキスをしたり、健全ないちゃつきでありながら、どこか小悪魔なアリスが性的に挑発していっている。
(「……我慢できるかしら?」)
 ま、我慢できなくなったなら、騎乗して串刺しからの零距離射撃を武器受けして以下自主規制すればいいわよねーとかなんとか。倫理的には周りの近くをハッキングして目潰しして目立たないようにすればいいし、とかなんとか。アリスはそんな事を考えながら、当夜を誘惑するようにいちゃついていた。
 実は快楽主義者である当夜がその挑発に乗ってアリスと結ばれるまでは、そう時間がかからないかもしれない。

●悟りへの道は遠く
「……男の人が入ってくるかもしれないお風呂に、裸で浸かる……。
 もし見られたら、凄く恥ずかしいのに……ううん、恥ずかしいから、とってもどきどきしちゃう……」
 といった感じで、これから起こることを想像しているのは、原宮・早月(ルードリーム・レイヤード・f14983)だった。彼女は実は羞恥心が性的興奮に直結する性癖の持ち主である。実はというか、冒頭の独り言だけでわかってしまう感じではあるが。
「さてさて。温泉に浸かってゆっくり日々の疲れを取って、ついでにストレス発散もしちゃいましょうか」
 その傍らには、猫耳のヤドリガミであるアイル・コーウィン(猫耳トレジャーハンター・f02316)もいた。
 早月もアイルも、わざわざ湯の浅いところで浸かっていて、その豊満な胸を空気に晒しているのを全く隠そうとしていない。大きな胸も、その先端の桜色も、通りがかる男性に見てもらおうと隠さずに、のんびり湯に浸かりながら待っているのだった。
 
「温泉……温泉ですか。良いものです。
 怪異さえなければ本当に良いものなのですが」
 そんな2人の近くに通りがかる男性。慈道・永染(宿り草・f01232)という名の僧侶であった。
「えぇ、えぇ、俺は一応僧侶ですし煩悩などから来た訳ではありませんよ?
 ちゃんとタオルも用意しましたし、えぇ。決して女体に胸を踊らせたりなど」
 誰に言い訳しているのか、そんなことを呟きながら、湯に浸かって、そして人を探すかのように広い浴場の中を歩いてここまでやってきていた。
「いやしかし、体が温まって良い。
 美しい女性がいらっしゃったら尚……こほん」
 ついこぼれた言葉を咳払いで打ち消す永染。
「仏様が見ておりますから、いけませんね。
 お湯にのぼせる前に愛らしい女性にのぼせるなど断じて」
 このあたりは実に僧侶らしいのだが、問題は今回の依頼内容であって。
「いえ、いえ。怪異は色香に釣られるものと聞きます」
 そう、問題は男女がいちゃつくことがトリガーになるという事なので。
「多少仏様にも目を瞑っていただけたら。
 ちょっとだけなら、見ても……」
 なので、見事に言い訳が立ってしまうのだった。
 なお、ここまでの流れはすべてある意味茶番ではある。なぜなら彼は結局のところは年相応の男子なのであるし、ついでにいうと僧侶といってもジョブは破戒僧なので……。

 そんなわけで、彼が視線を向けた先には、早月とアイルの2人がいたのであった。
「ん、見てもいいわよ?」
 すべての独り言が聞こえたわけではないのだろうが、少なくとも最後は聞こえていたらしい。アイルはそう言って永染に応えるのだった。もちろん言葉だけでなく、その胸を晒しながらゆっくりと近づいていく。
 アイルだけではない。早月もだ。恥ずかしそうな態度ながらも、全く隠すことなく永染のもとへと近づいていく。見られてドキドキして、恥ずかしそうな、物欲しそうな目で見つめながら。
「せっかくだもの、仲良くしましょ。まずはお話からかしら?」
「あ、はい。そうですね」
 という事で、湯船の端の浅いあたりに腰を落とし、上半身が湯の外に出ている半身浴状態のまま自己紹介を始める3人。
 ただ、そうやってお互いの事を話している間にも、永染の両脇には、触れるか触れないかという距離まで擦り寄っている2人がいて両手の花状態である。もちろん2人の豊満な胸は隠れることなく晒されている。
 やがて、永染は理性の限界に来たのか、ポロリと言葉をこぼしてしまった。
「触れても構いませんか……?」
 行ってしまってからハッとし、すぐに慌てて、触れるといっても髪とか肩とかにと言い訳じみたことを言い出す永染に対し、早月は彼の手を取って自分の胸に触れさせるのだった。
「あ、え……良いのですか……?」
「うん、ね、ボクたちと、しよ……?」
 理性が蕩けそうな笑みを浮かべ、誘惑するようにそう言って、彼の手で自分の胸を揉ませる早月。
「そうそう。お互いを知るためにはより深く繋がる必要があると思うし、ね?」
 反対側からは、アイルもまた彼に寄り掛かるようにその体に触れ、同時に自分の胸を彼の肌に押し付けていくのだった。
「そう、より深く、ね?」
 アイルの手はそのまま永染の股間へと伸びていく。彼のものは既に膨張しており、もう彼は僧侶ではなく一介の年頃の少年だった。
「は、はい……!」
 2人に魅了された永染は、ぱぁぁと笑顔を浮かべると、そのまま2人に身を任せていくのだった。
「その気になったなら、ボクを好きにしていいんだよ……?」
「最後まで全部受け止めてあげるから……♪」
 そうして3人はそのまま、深く繋がっていくのだった。

●大人の女に溺れるとはこういう事だ
「さぁ、誰ぞ相手をしてくれぬか……疼いて仕方がないぞ?」
 さて場面を変えると、『煉獄の大鎌』という自身の身の丈ほどもあるポールウェポンを使ってポールダンスを披露している女の姿が見えた。イデアール・モラクス(暴虐の魔女・f04845)である。
 もちろん全裸だ。
 豊満なバストはおろか、もはや数をも忘れた程の艶夜を過ごし、数多の男性の精を吸ってきた下のお口もぱっくりと広がすほどに脚を広げて、自らのすべてを見せつけるような情熱的なポールダンスを踊っていた。 
 ……何やってるんですか。
「クク……要は温泉で色欲の限りを尽くせば敵を誘き出せるのだろう?
 私に任せろ、魔女の異名は伊達ではないと魅せてやる」
 という言い分のもと、イデアールは裸身を大胆に魅せていく。
「ふふ、見られてますねえ……さてさて、お仕事ですし、可愛い子とかたくましい人とかいればいいなっと」
 その傍らには、同じように全裸で佇んでいる仙洞寺・高菜(人間のシーフ・f03129)もいた。こちらももちろん裸で堂々と。見られてもかまわないと何も隠さずに。
「やっぱり温泉はたまりませんねぇ……それもお仕事で! 無礼講で! 最高じゃないですか!」
 内心そう歓喜しながら、男を見定めるかのように周りを見て、気付いた男には、見定めるつもりで見つめ返したり手を振ったりとかしているのだった。
 ちなみに高菜さんは人妻らしいのですが、いいんですかね、ほんと。
 そんな30代の豊満な熟女2人に惹かれてやってきた少年が1人。

「なんという素晴らしいではなく大変な依頼でしょうか!
 と言うか混浴とはよい文化ですね!」
 そんな感じでノリノリでこの場にやってきた少年、カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)である。
 ここに来るまでにも、通りがかった女性の裸体を眺めて堪能してきた彼は、一応は仕事だからと温泉の状況を確かめたりもしてはいたのだが、結局はやっぱり女性の裸体ばかり見ていたりする。
 本人曰く、悪い盗賊だそうなので。
 とにかく積極的に大丈夫そうな人との一時を楽しもうとここにやってきて、そして2人の美女の裸体を遠慮なく見ているカシムに、もちろん美女たちが気付かないわけはない。
「はぁい、ご一緒しません?」
 そんな彼を見つけた高菜は、にこり笑顔で誘うのだった。
「いいんですか? いいんですね!」
「ああ、来るがいい。全てを私にぶちまけてかまわないぞ」
 もちろん、カシムはあっさりとその誘いに乗って、2人の豊満な胸へひゃっほーぅとダイブしていった。

 むにゅん。
 少年の手には余るほどの巨大な質量が、柔らかくその指を飲み込んでいく。
 高菜とイデアールの暴力的なほど巨大なおっぱいを、カシムは両手に花とばかりに揉み比べていた。揉み揉み揉み揉みと執拗に。
「あんっ……ねぇ、おっぱいだけでいいのかしらぁ?」
「ンッ……そうだ……遠慮はいらん、私に欲をぶち撒けろ」
「ええ、なんでもしていいですよ? 痛いのはダメですけど」
 ごくり。少年の喉がなった音がした。
 そして大人の女2人は、少年の股間に手を伸ばし、そこで屹立するまだまだ少年らしいモノを、こすこすとさするように撫で上げながら、耳元で囁いていく。
 どちらから先に入れる?と。
「ああ、もぅ、どっちも……!」
 最初は2人を襲っていたかのようなカシムだったが、百戦錬磨な熟女の手練手管にはかなうはずもなく、次第に2人の肉の海におぼれていくのだった。
「じゃあ、まずは私から……♪」
 高菜はカシムの顔に手を当てると、さっと唇を重ね、味わうように舌を絡めていく。甘く蕩けるような高菜の攻撃にすでに完全に屈してしまっているカシムは、そのまま自らの腰に跨ってくる高菜に身を任せていくのだった、
「ああ、ずるいそ先に」
「大丈夫、若いんですもの。まだまだ行けますよね?」
「もちろん! それこそ体力の限り!」
 力強く言うカシムは、そのまま最初の精を高菜の中へと注ぎ込み、入れ替わりに跨るイデアールの中も堪能していくのだった。
「いいぞ、そのまま私の中に……どうせ魔力になるから遠慮はいらん」
「ああああっ」
 イデアールの求めるままに、中に精を吐き出していくカシム。
 その後も、本当に体力が尽きるまで2人を交互に貪りつくしていく。
 なお、これからしばらくの後、カシムは体力が尽き果てて、2人の身体の余韻に浸るように抱き着いたまま湯に使って安らかに寝ているのだが、力尽きている彼に対し、2人はまだ余裕があったことは付け加えておこう。

●つまみ食いもほどほどに
「混浴、ねェ…… ま、これも役得ってコトでいいんかね?」
 そう言いながら辺りをきょろきょろと見まわしているのは、色黒なダンピールの兄ちゃんことロメオ・ヴェランテナート(アドミラル・ヴェランテナート・f06320)だった。
 あたりを見回していると、彼は知り合いの姿を見かけた。
「ほう? 見知った顔も居るよーだ」
「あら、貴方も来たのかしら?
 まぁ、あまり気は進みませんけれど……これもオシゴトのうち、ですしね?」
 その知り合いというのは彼女、フランチェスカ・ヴァレンタイン(九天華めき舞い穿つもの・f04189)である。
 というか知り合いなどとあっさり言ってしまったが、この2人、航宙戦艦「エアール・レオフリック」の艦長と副長だったりするので、ただの顔見知りというわけではないのだが……。
「そっちはそっちでまぁ好きにやンだろ?」
「まぁ、事態の解決に“そういうコト”が条件として必要なのでしたら是非もなし、ですけれども。とはいえ、憚りながら選り好みはさせて戴きますが……」
「……選り好みしすぎて相手が見付かンねーようなら相手してやってもいいけどよ?」
「選り好みはしますので、お断りですわ」
 ……2人の関係といえばこんな感じだ。割とセメント。お互い軽口を言い合う感じであって、このまま2人でいちゃつくような雰囲気ではないのだった。

 結局2人はそれぞれ別れ、お互い出会いを求めて湯船へと入っていく。
「さて、といってもどうすっかねぇ?
 さすがにツガイに手ェ出すほど野暮じゃねーしなあ……。
 フリーの女連中も居るだろーから手ェ付けンならそっちかねェ、っと」
 ロメオはさっそくきょろきょろと手空きの女子がいないか周りを見ていく。
「お?」
 どうやら誰か見つけたらしい。

「いやー、極楽極楽。贅沢だな~♪」
 ロート・カニーンヒェン(グリーディー・ファントム・f00141)は1人で湯船を歩いていた。褐色肌で胸もお尻も大きな豊満なボディの持ち主である。
 温泉大好きな彼女はご機嫌で温泉を楽しんでリフレッシュしていたのだが、とはいえ、このままではお仕事にならないこともわかっていた。
「異性といちゃつくと出るらしいけど、私は相手いないんだよね……」
 誰かナンパしてくれたら、ホイホイついて行って楽しめばいいのかなーなんて言う考えが顔に出ていたのか、まさにそうやってナンパしてくるロメオに見つかったのだった。
「よォ、アンタひとりかい?」
「私? うん、相手はいないかなー」
「それなら、俺と楽しんでいかねぇか?」
「それもいいかなー」
 もう、そういうことをするという認識が共にあるためなのか、気軽な感じで声をかけOKをもらい、さっそくロメオはロートの肩に手をかけ、そのまま抱きしめていった。ロートの豊満な身体の柔らかさがロメオの逞しい腕ごしに感じられる。
「ひゃうっ」
「なんだ、強くされるのは苦手か?」
 ロメオの手はさっそく湯の中にあるロートの豊満な尻を揉んでいた。指先がロートの菊の蕾に触れるほど深く強く。そしてさらにその奥まで。
「だいじょうぶ……んっっ」
「そのようだな、ずいぶんと滑らかだ」
 下半身は湯の中にあるので、股間が湿っているのも当たり前で。
「お腹も、あっついのが……」
 繰り返すが下半身は温泉の湯の中にあるので、ロメオの下腹部がロートの下腹部に押し付けられて熱いというのも当たり前で。
「もう準備はいらなさそうだな……」
 そのまま熱い部分が湿った部分とごっつんこしてにゅるんと潜り込んでも、ええ、これはもう仕方ない事ですよね、はい。
 そのまま2人はしばらくの間、互いの身体を求めあうのだった。

●シャッフルタイム
「ふぅ……」
 しばらく後、ロートは快感に疲れたのか、湯船に浸かってポーっとしていた。
「やれやれ、と」
 ロメオの方も、多少の倦怠感はあるものの、こちらは既に立ち上がって周りを見渡している。
「さて、もう少し誰か探してみるか。……って、テキトーに摘まみ食いしたとして、どっかの誰かみてーに責任云々言って迫ってくるよーなメンドくせーのはこんなトコに来ねェよな?」
 満足して休んでいるロートと違い、こちらは困ったことにまだ満足していないらしい。ざぶざぶと湯をかき分け、別の場所へと歩んでいく。
 そんなロメオの目が、通りすがった女子の目とあった。
「あなたも温泉を楽しみに来たんですか?とっても気持ちいいですよね……♪」
 ロメオと目が合ったのは、一緒に来たパートナーであるはずの白夜と別れて、1人で他の男を探していたひまりである。
「……? どうしたんですか? そんなに見つめて。私の胸、気になります…?」
 ひまりは、白夜と別れた後、当然のように裸であることは気にせず、湯船に半身浸かりながら、湯の上に露出しているたわわな胸にお湯をかけたりマッサージをしたりと弄っていたところだった。
「ああ、自分でマッサージする辛いなら、手伝ってやろうかと思ってな?」
「あら、それではよかったら……お好きなだけ、触ってみます?
 その代わり、私にも触らせてくださいね♪」
「ああ、もちろんいいぜ」
 にやりと笑ったロメオは、そのままひまりに近付き、その胸に手を伸ばして揉み始める。
「あんっ」
 ひまりっまたロメオの股間に手を伸ばし、まだまだ元気なモノに手を触れてゆっくり上下に動かしていくのだった。
 2人がこのまま重なり合い、全身でスキンシップを楽しむまで、もうあまり時間は必要なかった。
(「氷月さんや他の人はどうでしょう?」)
 ロメオと肌を重ねながら、別れてきたパートナーの事を思い出すひまりだが……。
(「……ふふ、あっちも楽しそうですね♪」)
 遠目に見えた彼がよろしくやっているのを見て、特に気にするのはやめて、自分自身の行為を楽しむことにしたのだった。

 さて、ひまりが遠目に見たパートナーの白夜であるが、彼が何をしているのかというと……。
「どうかな、僕と……?」
「あら、そんな……。私でいいのかしら? 他にも人はいるのに」
「今はあなたがいい」
 こちらも先程ロメオと別れていたフランチェスカと遭遇して積極的に口説き押していた。
 期せずしてロメオはひまりと。白夜はフランチェスカと。という感じで丁度シャッフルされた格好になっていたのだが、お互いはとりあえずそのことは知らない。
「あら……どうしようかしら……?」
 フランチェスカは、言い寄ってくる白夜に言葉を濁しつつも、だんだんとその勢いに押され、そのままずるずると流されていくのだった。
 いつはっきりとYESの返事をしたのかは定かではないが、しかし白夜の手はフランチェスカの大きな胸へと伸び、その指で優しく揉みほぐしていく。
「ああっ……♪」
「ああ、美味しそうだ……」
 彼が極上の血の持ち主だと考える暇里ほどではないが、フランチェスカの血の香りもとてもおいしそうに感じているのだろう。白夜は彼女にキスをした後、唇をそのまま首筋まで下げ、噛みついて血を吸う事はしないまでも、首筋を舌で愛撫していく。
 流されるまま身体を愛されていくフランチェスカと、その体を存分に味わっていく白夜。
 やがて2人は、徐々に高ぶっていく感情の高まりに身を任せるまま、互いの身体を重ね合い、そして白夜のモノがフランチェスカの中へと潜り込んでいく。
「ああああっっ♪」
「んんっ……ああ……こうしていると満たされる……」
 2人はこのまましばし愛し合い、互いを貪っていくのだった……。
(「ああ、血が欲しい……できるならばエクスタシーを感じた彼女の血を吸いたい」)
 身体を重ねる中、そんなことを思う白夜である。この場合の彼女がどちらなのかは定かではなかった。

●愛し合う湯船の中で
 こうして猟兵達は、積極的にいちゃつき愛し合っていった。
 むろん、そうすれば怪異が起こるとのグリモア猟兵の予言通りである。

 次第に、猟兵達が愛し合っていた露天風呂のお湯が少しずつ濁りだして粘性を増していっているのだが……まだそれはごくわずかな予兆でしかないのだった……。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 冒険 『温泉で邪神召喚』

POW   :    従業員に突撃!教団の人なら締め上げよう

SPD   :    怪しい場所に突撃!お風呂とか怪しいよね?

WIZ   :    潜入調査だ!宿で働いてみよう!

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●かくして邪教の儀式は発動した……?
 結局、混浴露天風呂の中では、猟兵達が思い思いにいちゃいちゃ愛し合っているのだった。
 まちがいなく、グリモア猟兵の求め通りの結果ではある。
 いずれ事件が起きる前に、猟兵達が囮になって事件を発生させてしまおうと。

 だが、この人数と、この愛の量は予想外だったかもしれない。
 確実にグリモア猟兵の予想よりも、儀式を敢行した一般人な邪教の信徒の想像よりも、激しく行われていたような気がしないでもない!

 これにより、ここ本館の露天風呂の湯がじわじわと濁りだし、粘性を帯びていく。
 怪異が、じわじわと湯を浸蝕していっているのだ。

 そう、ここからが本番。
 猟兵達の目的は、あくまでも事件の捜査と解決なのだから。

 もはや怪異……邪神召喚の儀式の起る場所ははっきりしていた。
 それはもうこの混浴露天風呂の中でしかありえない。

 さぁ、猟兵達よ。ここで何が起こっているのか、調査してほしい。
 粘性を増し、まるでスライムの様になり始めたお湯によってひどい目にあう前に……!
エルネスト・ポラリス
ふう……さて、真面目な私は真面目に調査をしましょう。
女体がどうとかほざいてたのはエルンスト君だから。アイアムエルネスト、誰がどう見ても無関係!

予知によれば今回の儀式を取り仕切る邪教徒はノマカプ信者。
そして、今この温泉で繰り広げられているのはまさしくノーマルな……ノーマルかこれ?
とりあえず、男女の大人な絡み。

な ら 覗 く だ ろ。
相手は邪教徒、覗き穴の10や20作ってるに決まってます。
この完璧で健全な推理に基づき、ユーベルコードで近くにいるであろう邪教徒を探りましょう。
その様子で、UDCの出現位置やタイミングも分かるかも。

万一覗き穴が無い場合は、狼くんに宿中探してもらいます、がんばれ。


心象創造・空蝉
SPDを選択
怪しい場所か...話に聞く限りでは、敵はスライム系、襲われる現場は温泉だったな。問題は"どの温泉か"ということだ。いくつか種類があるなら、一人では調べきれん。ここは...山藍、手を貸してくれ。
(ユーベルコードを発動、不定形少女【山藍】を召喚し、調査に協力させる)

確か、イチャついていると現れる、だったか。…山藍、体を洗ってやろう。…逃げようとするな。安心しろ、痛みはない。全身で体の汚れや老廃物を吸収し、排出するだけだ。
これで敵が現れたら、すぐに距離を取り、召喚紋から魔弾拳銃を取り出し、氷結狙いで"氷属性の弾丸"で牽制する。
(協力、アドリブ歓迎です)・絡みHHH


レンズ・リンド
「さて、こちらのギャグ枠みたいな7人とあちらの...エロエロした方々で、大分賑やかになりましたが儀式は進んでるんですかね?なんとなくお湯がヌルヌルしてきたような...ウチのペットに粘液出す子はいなかったよな?」
「私以外の温泉に入ってる方で、お湯の変化を感じる人は...いませんか?」
とお湯の変化に気づきつつもペットの影響も考えられるので、他人にも確認してもらおうとします。
1章では心象創造・空蝉(接触者・f05647)との絡み、ありがとうございました。また彼が参加していましたら、よろしくお願いします。

【HHH】
ちなみに、私みたいな小型種族に欲情する人間はいないだろうって感じで温泉堪能してます


川内・岬
●HHH
なんか湯気の向こうであれな展開が起きてる気がするけどそこはそれ!
猟兵は健全な、KENZENなお仕事なので!
「だからペットの触手君ステイ!ステイだってばー!」
お風呂の中だから粘液は出さない!ほらしまってしまって…!
って違うわこれーーーーーー!怪異!怪異だーーーー!

・SPD
「で、なんなのコレ」
まぁあれよね、なんかこームラムラしてアレな感じになるやつか、毒かの2択。
とりあえず指先にちょびっとだけ付けて舐めて…「まっず!」
いやこれもう一杯!とかやる気はないなー。

周囲を観察・撮影(2台目)しながら警戒し…足を滑らせる。ドボン。
「アッー!」

※ひどい目・その他諸々歓迎。いいぞもっとやれ。


アイ・リスパー
HHH(胸や色々なところを触られる程度)

「なっ、お湯の粘性が高くなってきてますっ!?」

男性の前で裸なことに気をとられていたら、いつの間にか湯船のお湯に異変が起こっていました。

「これは邪神復活の前兆っ!?」

と、とにかく、これが何なのか調査する必要があります!

【チューリングの神託機械】を発動し、万能コンピューターを宿らせて自身の情報処理能力を向上。
お湯の組成を分析します。

ですが、あっという間に身動きすら取れない状態になり、スライム状のお湯に身体を這い回られ……

「ひゃあんっ、そ、そんなとこ撫でちゃダメですっ」

さらに周囲の男性も巻き込まれてきて、身体を触られてしまうのでした。

アドリブ、絡み大歓迎



●ここからは調査のターン
「ふう……さて、真面目な私は真面目に調査をしましょう」
 怪異がじわじわと温泉の湯を浸蝕し始めていることに気付いた猟兵達は、めいめいに調査活動を開始した。混浴の露天風呂の中で、裸のままで。
 今そういって立ち上がったのは、先ほどまで湯気で眼鏡が曇って、せっかく仲良くお話していた裸の女の子の姿が見えないと嘆いていたエルンスト君……ではなく。
「女体がどうとかほざいてたのはエルンスト君だから。アイアムエルネスト、誰がどう見ても無関係!」
 エルネスト・ポラリス(いつか満月の下で・f00066)である。
 初登場の所ではちゃんと書いていたのに、再登場したときに母音のEが抜けてしまったまま変換し、それに気づかずそのままずっとエルンストと綴ってしまったようだ。
 正直すまんかった。
 エルネストです、エルネスト。よし、これ以上は間違わないぞ。
「あ、あの、誰に向かって喋ってるんでしょうか……?」
 いきなり目の前で立ち上がったエルネストの身体を見てしまい、赤面して顔を手で覆うアイ・リスパー(電脳の妖精・f07909)である。指の隙間がちょっと開いていることは描写しないのが優しさだろうか。
「いえ、とにかくそれは言っておかなければいけない気がしましてね。
 それより異変が起き始めているんです。調査しましょう」
「はっ、そうでした!
 いつの間にか、お湯の粘性が高くなってきてますっ!?」
 立ち上がったエルネストの身体にもぬらぁりと粘性を増したお湯が這っているのが見える。
 もちろんアイ自身の身体にもぬめりと……。
「なるほど、こちらのギャグ枠みたいな面々とあちらの……エロエロした方々で、大分賑やかになりましたが、つまり儀式は進んでるんですかね?
 言われてみれば確かに、なんとなくお湯がヌルヌルしてきたような……」
 エルネストとアイの近くで、そんなことを言っているのは、どうせ小柄なフェアリーの自分の体見たって興奮する人はいないだろうと、もう完全に身体も隠さずにのんびり温泉を堪能していたレンズ・リンド(陰鬱なフェアリーのUDCエージェント・f05600)だ。
「だからペットの触手君ステイ! ステイだってばー!
 お風呂の中だから粘液は出さない! ほらしまってしまって……!」
 そのレンズのペット……すなわちUDCの神話的触手生物は、先ほどから川内・岬(妖狐のメイドラゴン聖忍者戦巫女・f07682)にじゃれついているのか、豊かな褐色ボディに絡みついてうねうねと蠢いていたりする。
「なんか湯気の向こうであれな展開が起きてる気がするけどそこはそれ!
 猟兵は健全な、KENZENなお仕事なので!
 だからステイしてーーーー! 粘液出さないでノーーーーーウ!!」
 お湯が粘ついてきているのは、レンズの触手生物のせいだと思った岬は、そう言って懇願するわけなのだが、当のレンズは首をかしげるばかり。
「……いや、ウチのペットに粘液出す子はいなかったよな?
 じゃあ、これはアンタが湯に溶けだしたりしてる?」
 レンズのペットの中にこういう事をする者はいなかったはずと、それならば別の心当たりはという事で傍らの黒い水饅頭を見る。
 黒い水饅頭というか、もちろんそれは心象創造・空蝉(接触者・f05647)の事だ。
「確かにブラックタールは液状だが、特に温泉に混ざってしまうということはないぞ」
 言われるまでもなく、水饅頭状態の空蝉は、完全にその形を保っていて、どこも溶けたり漏れたりはしていない。そもそも湯が濁り始めたといっても、一気にそんな黒色が広がっているわけでもないので、ブラックタールでないことは明らかだ。
「ふむふむ。私以外の人も、お湯の変化は感じている……よね?」
 レンズはそうやって周りに問う。
 もちろんアイもエルネストも、ペットの触手に絡まれたままの岬もこくこくと頷く。
「ふむ……やっぱり私のペットとかの影響ではなさそうだ」
「ということは、つまり、これは邪神復活の前兆っ!?」
 アイがそう言って驚いたように立ち上がった。立ち上がったことによって華奢で瑞々しい体が丸見えで晒されているが、今はそのことを指摘している場合でもないだろう。
「そうだな。要するに敵はスライム系ということだろう」
 ここからは真面目なシーンになると察したためか、水饅頭状態だった空蝉は、ポンっと人型に姿を変えた。褐色で逞しい男性の姿。もちろん裸。
「温泉のどこから現れているのか、調査しないといけないな」
「現れているのもそうですが、予知によれば今回の儀式を取り仕切る邪教徒はノマカプ信者。そして、今この温泉で繰り広げられているのはまさしくノーマルな……」
 そこまで言ってエルネストは言葉に詰まる。
 奥の状況……見えていたわけではないが、聞こえてきた喘ぎ声で何となく察せられる。
「ノーマルかこれ?」
 率直な感想が出た。
「猟兵は健全な、KENZENなお仕事なので!」
 岬がもう一度繰り返した。
「……とりあえず、男女の大人な絡み。
 なら覗くだろ。覗いてるだろ?」
 そう力説するエルネストだが……そうかなぁ?
「なるほど、つまり覗いている邪教徒を探し出せということか」
「相手は邪教徒、覗き穴の10や20作ってるに決まってます」
 地の文……もとい、周りの女性陣の戸惑いもよそに、空蝉もエルネストに賛同して推理を続けていた。
「問題はどこに覗き穴があるかということだ。いくつも数があるなら、1人では調べきれん」
「ユーベルコードを使えばいいんです。ここは狼君に頼みましょう」
「そうだな。山藍、手を貸してくれ」
 狼君というのは、エルネストの【狼なんて居なかった(ライアーズハウル)】で呼び出される影の狼の事であり、山藍というのは、空蝉の【親愛なる我が眷属(ディア・ムナガラ)】によって呼び出される捕獲したUDCの不定形少女の事だ。
 2人は邪教徒を、あるいは温泉の変異の源を探ろうとそれぞれのユーベルコードを起動させ、それぞれに召喚をしようとする。
 だが、まさにその召喚をしようとしたときに、温泉のお湯の変異……スライム状に粘つく湯が蠢きだしたのだった。まるでユーベルコードの力を感知したかのように。

 話を少し戻す。
 男たちが推理で盛り上がってる間、女性陣が何もしていなかったわけはない。
「で、なんなのコレ」
「そうですね、まずはこれが何なのか調査する必要があります」
 岬の疑問に答えるように、アイは粘つくお湯そのものを調べようとして、【チューリングの神託機械】を発動させた。万能コンピューターを自らに宿らせて情報処理能力を向上させ、お湯の組成を分析しようとしたのだ。
「まぁあれよね、なんかこームラムラしてアレな感じになるやつか、毒かの二択よね」
 アイの調査を待たずして、岬はそう予測すると、指先をお湯につけ、それで拭った粘液をペロッと舐めた。
「まっず!
 いやこれもう一杯!とかやる気はないなー」
「何してるんですか、岬さん。そんなことしなくても今調べますから……」
 岬の行動に苦笑しつつも、ユーベルコードを発動させた間が、そこにレンズからの警告の声が上がる。
「お、おい、何かお湯が動いているぞ……?」
「えっ?!」
 奇しくも、男たちがユーベルコードで召喚を行おうとしたのが、ちょうどこの時だった。

「来たか、山藍。
 それじゃどうするか。改めていちゃついてみれば動きがあるか……いやまて、山藍、だよな?」
 召喚のタイミングでお湯が盛り上がり、何らかの形をとろうとしたため、それが自らの召喚しようとした山藍だと思った空蝉は、不用意にそれに近づいてしまった。
 それは自らの眷族ではなく、まさに今回の怪異そのもの。スライム状に粘り気を増したお湯そのものだったのだ。
 盛り上がったスライム状のお湯は、そのまま津波のように空蝉を飲み込んでいった。
「くっ……?! これじゃ覗き穴を探すどころじゃない……?
 しまった、もう狼君を放って宿中探してもらおうとしたところですよ」
 召喚した狼を解き放ったばかりのエルネストもそれに巻き込まれて流されていく。

「ひゃあああ?!」
「や、これ、羽にまで粘りついて、重い、飛べない……っ」
「アッーーー!」
 女性陣も同様だ。
 盛り上がったお湯にあっという間に飲み込まれてしまう。
 同時に流されてきた男2人とも一緒に絡みあう用にお湯に揉まれ……。
「ひゃあんっ、そ、そんなとこ撫でちゃダメですっ」
「ひっ?! 今、私の身体撫でてるの、お湯か? 男じゃないよな?」
 アイとレンズの悲鳴が上がる。
「な、なんですかこれ、柔らかくてふにふにとした感触が手に……これはお湯の感触なんですかっ?!」
「山藍の感触じゃない……呼べてないのか、くそっ」
 エルネストと空蝉も、粘りつくスライム状の温泉に揉まれて、女性陣と共に絡まりあって悶えていた。
「いやーん、そんなとこ触っちゃダメ……って違うわこれーーーーーー!
 怪異! 怪異だーーーー!」
 5人はそのまま縺れ合うように、スライム状のお湯に体を弄られ丁く。
 もはや身体を撫でまわしているのが、お湯なのか、周りの仲間の手や足なのかもよくわからないような状況だが……。
「また私はこんなオチかーーーーーー?!」
 大丈夫ですよ、岬さん。今回のオチ担当は5人全員なのだから……。

苦戦 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

ロート・カニーンヒェン
「怪しいとこ、どーこかな?」(SPD)高次予測システムをお風呂場で使って、そこで事件が起きないか探ってみよう。お風呂で色々楽しんだ続きで、そのままお風呂を念入りに調べよう。襲われたりしても、猟兵だからなんとかなるし、目当ての場所に入り込んでも問題ないでしょ~。混浴会場だし、怪しい人を見かけなかったか男性に聞き回るのもいいかもね。もちろん、ちゃんもお礼はするさ♪(HHH)(アドリブ、お色気歓迎です)


原宮・早月
【HHH】【何してもOKです】

…あれ?
なんだか、お湯が濁ってねばねばしてきたような…?
と、気付いた時にはもう大分お湯がスライム化してて。
慌てて出ようとするけど、粘りに足を取られて転倒。
そのまま、お湯スライムに拘束されちゃう。

身動き取れないまま、スライムが肌の上で流動して。
気持ち悪いはずなのに、全然嫌だと感じられない…むしろ気持ちいい…。
身体を隠すこともできず、おっぱいもお股も、恥ずかしいところが全部丸出しで…興奮して、欲しそうに腰くねらせちゃう。

そこに、スライムが前後の穴両方に押し入ってきて…
お腹が赤ちゃんできたみたいに膨らまされて、その状態で中をかき回されて、何度も何度も絶頂しちゃう…


イデアール・モラクス
【HHH】
フゥ…魔力もタップリと補充出来た、では愉しいお仕事を始めようか!

・調査
スライムのようになった湯に浸かり、全身に粘液を浴びて、下の口から胎内に取り込んで【使われている術式や魔力、呪いを解析する魔法】を『世界知識と全力魔法』の合わせ技で構築して自らに使い、胎内に入った怪異について解析する。
「ンッ…暴れるじゃないか…アンッ」
解析中はまぁ気持ち良くなって喘ぎ声を上げたり絶頂したりするが仕事は仕事だ、文句あるまい。
「この中で繋がったら、もっとナニか分かるかも知れんぞ?」
と、スライムに浸かりながらまぐわう事も提案。

※アドリブ、他の猟兵との絡み、大歓迎
※イデアールに対する行為、表現にNGは一切無し


カシム・ディーン
HHH

復活っ!(若いので回復は早いんですよ!いあ、猟兵パワァですか

むむ…?(温泉の周囲が濁ってきてますね)

肌を堪能しながらも濁り粘性を帯びた温泉の状態を見るようにまず桶などで当ててみたり掬ってみたり

このままいっそ呼んで粉砕という戦術もありでしょうか
お強い方も多いですしね

桶で掬い後は指先で触れて分析しようと

何だかとっても嫌な予感がしますがそれでもやってみるしかないでしょう

その上で色々えっちぃ目に合うならば本望!

他の人にも状態把握の為に可能な限り状況状態解説

朦朧となった場合はより溺れちゃい

でも危険察知は忘れず

本当に危険な時はシーブズギャンビットで他の人を救出

引き続きアドリブ絡みラッキースケベ大歓迎



●一方その頃奥の湯では
「復活っ! 若いので回復は早いんですよ!」
 前章で大人の女2人に搾り取られていた少年ことカシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)が復活したのは、先ほどの5名がスライム状になった湯に飲み込まれる少し前の事だった。
「フゥ……おかげさまで魔力もタップリと補充出来たぞ。
 では愉しいお仕事を始めようか!」
 復活したカシムのそばには、カシムを搾り取った人の1人であるイデアール・モラクス(暴虐の魔女・f04845)もいた。もう1人の方は既に別の所に行ってしまったが、彼女はカシムのおかげでかなり満足できたので、しばしここで佇んでいたのだった。
「ええ、なんだかお湯が濁ってきましたしね……」
 ともあれイデアールの発した仕事という言葉で、カシムも頭を切り替えた様子。だんだんとお湯が濁り、粘り気を増してきたことに気付いて状況を探っている。
 するとそこに。
「怪しいとこ、どーこかな?」
 そんなことを言いながら、【高次予測システム】を使って状況を予測しつつ歩いてきた豊満な女性が通りすがる。
 誰かというと、前章で快感に疲れてポーっとしているうちにまた1人になっていたロート・カニーンヒェン(グリーディー・ファントム・f00141)だ。1人になったので、改めて仕事の事を思い出し、浴場を念入りに調べようとうろついていたのだ。
「あ、ねぇねぇ。何か怪しいヒトとか見なかった?」
 カシムとイデアールに気付くと、ロートはそう言って訪ねた。ついでに教えてくれたらお礼もするさなどと付け加えて。
「怪しい人とかは見ませんでしたけど……」
「怪しい事にはなってきたよな。ほれ、この通り、湯がスライムのように」
 そういって、イデアールは湯をすくって持ち上げる。
「やっぱりこれですよね。このままお湯に浸かってるのも怖いですけれど、調べなくては……」
 カシムもまた粘つく湯を手に巣食って調べようとしてみる。
 3人は裸で向かい合ったまま、粘つくお湯を前に考え込むのだった。
「よし、ここは自らこの湯を取り込んで解析してみるしかあるまい!」
 その沈黙を破ったのは、イデアールのこの一言。
 ……というか何をするつもりですかね?! 
「何だかとっても嫌な予感がしますが……でも何かしないと話は進みませんね?」
「何かあっても猟兵だから何とかなるさー」
 不安そうなカシムと、楽観的なロートが見守る中、イデアールは自らの身に術式や呪いの解析を行う魔術をかける。

 さて、その頃。
「あれ……なんだか、お湯が濁ってねばねばしてきたような……?」
 原宮・早月(ルードリーム・レイヤード・f14983)もまた、お湯の異変には気が付いていた。
 早月は、前章でつながった相手とは別れ、ロート同様に1人でお湯を調査しようとうろついていたところである。そうしてうろついているうちに、イデアール達3人が何かしようとしているのに気が付いた。
「これ、なんでしょうね。もしかして皆さん、これを調べているんですか……?」
 そういって早月はゆっくりと3人のもとへと近づいていく。
 イデアールが魔術を自らにかけたそのタイミングで。

「ふふ、これでよし。さぁ、あとは下の口でこの粘ついた湯を取り込んで解析するだけだ」
 呆気に取られているカシムとロートの前で、イデアールは自らぱっくりと脚を広げると、自ら花弁を開いて中へとスライム状のお湯を飲み込んでいった。
「ンッ……暴れるじゃないか……アンッ……」
 イデアールの中へと取り込まれたお湯は、まるで生きているかのように蠢きだし、イデアールの中を刺激している。それに伴い、イデアールの頬には朱が浮かび、身体もじわじわと熱くなっていった。
「な、なにをしているんです……?」
「えーと……実験、かな?」
 近くにきた早月も、イデアールが嬌声を上げだしたのに驚き、ざぶざぶと粘るお湯をかき分けて急いでこちらへと向かってくる。
 仲間の見ている前でイデアールはさらに悶えだした。
 濁り始めているといっても、元々が透明なお湯ゆえ、イデアールの中がぱっくりと開かれて、穴がスライムによって広げられているのが丸見えになっている。その奥まで。
 もはや解析をしているのか、ただ単に自分で気持ちよくなっているのかわからない状態である。
 だが、幸か不幸か、この解析行為には意味があったのだ。
 ただし、スライム状に粘性を増したお湯の正体がわかるとか、そういう事ではなく。
 魔力を受けて、お湯が活性化するという意味で。

 最初にそれに気づいたのは、3人に近付こうと移動していた早月だった。
「きゃあああ?!」
 お湯のスライム化がかなり進行してお湯をかき分けるのが困難になっていき、慌ててイデアール達のもとへと近づこうとしたのだが、お湯に絡みつかれてしまい、そのまま脚を取られて転倒、スライム状のお湯に完全に身体を拘束される格好になってしまったのだった。
「な、なんですかこれ、動けません……!」
「だ、大丈夫ですか……あ……」
 完全にスライム状になってしまったお湯の上に尻餅をついたような格好で身動きが取れなくなり、身体を隠すこともできず豊満な胸も股間の秘所も、助けようと近付くカシムの前に全て晒されることになった。
「い、今助けますから」
 まだ何とか動けているカシムは、【シーブズ・ギャンビット】で粘りつくお湯を切り裂こうとしたが……そんなカシムの身体にもお湯が絡みついてくる。
「くっ……だめか……」
 もちろん、この2人だけではない。ロートも、そしてスライム活性化の原因となってしまったイデアールも、身体に纏わりつくスライムによってほぼ拘束されてしまっていた。
 身動きが取れないまま、早月の、カシムの、ロートの、イデアールの身体の上をスライムとなったお湯が撫でまわしていく。
「んっ、んんっ……」
 ロートの肉感的な胸が、お湯によって掴まれ、形を変えていく。
「な、なんですかこれ、変な感じが……」
 カシムの身体に纏わりついたお湯が、先程までイデアール達と頑張っていた股間のモノを撫で上げて、再び固くさせていく。
「気持ち悪いはずなのに、全然嫌だと感じられない……むしろ気持ちいい……」
 早月はもう完全にお湯が身体を撫でまわす感覚が快楽になってしまっているようで、物干し層に腰をくねらせていたりする。
 そしてイデアールに至っては……。
「ふむ……これはあれだな! いっそスライムに包まれている中でまぐわうのも手だな。この中で繋がったら、もっとナニか分かるかも知れんぞ?」
 ……と、とんでもないことを提案してきたのだった。
「な、何言ってるんですか?
 いえ、いろいろえっちぃことになるなら本望ですけど!」
 イデアールの提案を聞いて、カシムが驚愕しつつ本音を溢せば。
「あ、……うん、してもいいかなー……?
 お礼するっていったしねー」
 少しずつ蕩け始めたロートは、それもいいかと受け入れ態勢。
「あ、ああっ、前にも後ろにも入ってきてる……もっと、もっと欲しい……♪」
 完全に出来上がっている早月は、お湯スライムが前の穴にも後ろの穴にも潜り込んできていて歓喜しているのだった。というかすでに1回くらい絶頂していそうだ。
「い、いいのかな……いいんですね……?」
 最後にカシムも、3人の女たちの熱気というか色香に当てられて陥落した。

 こうして、スライム化したお湯が4人の身体を包み飲み込んでいく中、カシムと3人の女性たちは身体を重ねていくのでした。
 だいたいこれが、前の5人がお湯に飲み込まれたのと同じくらいのタイミングで起きた出来事である。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

氷月・白夜
小桜・ひまりと捜査
(ひまりの血を常に求めてるが友人関係)

【SPD】温泉
最高の一時を満喫できたよ
血は吸えなかったけど…ッ、身体が妙に火照る
何かが、変だ…お湯が体にまとわりついてくるような…
ひまり、大丈…ッ!?

ひまりの悶える姿や嬌声に思考が麻痺していく
たおやかな肢体、流れる汗、漂う香り…
欲しい。彼女が。彼女の滾る血が…

後ろから拘束し、耳を、首筋を甘く噛み
指で刺激を与えながら、後ろから入れ
技術を尽くし彼女を最高に気持ちよくすることに集中
絶頂を迎える時首筋へ歯を立て血を頂く
吸血行為は吸われた相手も麻薬のように感度が高められる
僕も美味しいし、ひまりもキモチイイ事は好きだし
利害が一致する関係って素敵だね


小桜・ひまり
氷月・白夜さんと一緒に捜査します
(氷月さんは友人、血を提供した仲です)

先程は、とてもお楽しみでしたね…♪
そんな会話をしながら、一緒に捜査します。二人の方が、良い結果が得られそうですしね…。

怪異を知るには、怪異と触れ合う必要があるでしょう…。
湯船の外からも状況を把握できるよう【影の追跡者を召喚】して待機させ、
私は一糸纏わぬ姿で温泉に入ってお湯、を調べます。
普通のお湯とは、明らかに違……あっ、きゃあっ!今、何かが触れたような…。あっ、やだ、そこは…!
あれよあれよとスライムに好きにされ、すっかりイイ気持ちに…。
あっ…氷月さん、気持ちいい…っ!
氷月さんに吸血されると…凄く、イイんです…♡

アドリブ歓迎



●これでもカップルではないんです
 さて、すでに多くの猟兵がスライム状に変異した温泉の湯に飲み込まれていっている中、先程までお互いに別の相手と楽しんでいたカップル……いえ、本人たち曰くあくまでも友人関係だそうですが……ともあれ互いに別のパートナーを見つけて楽しんでいたこの2人、氷月・白夜(ダンピールの黒騎士・f15513)と小桜・ひまり(ヘリオトロープの蕾・f15517)は、改めて合流して調査を開始していた。
 とはいっても……。
「氷月さんも、先程は、とてもお楽しみでしたね……♪」
「いやぁ、さっきは最高の一時を満喫できたよ。血は吸えなかったけど、身体が妙に火照ってくる。ひまりもだろう?」
「ええ、激しくしていただきました♪」
 ……などと、先ほど別の相手とどんな風に愛し合ったのかの感想を言い合いながら、2人で湯船をうろついていただけではあるが。
 というかパートナーが別の相手にどれだけ気持ちよくなったかを聞いてさらに昂ってくるなんて、この2人もなかなかいい趣味をしているといいますか……。
「さて、怪異を知るには、怪異と触れ合う必要があるでしょうね」
「周りがだいぶん騒がしくなってきているし、間違いなくこのお湯が問題だろうな……というか、うん、変だ……お湯が体にまとわりついてくるような……?」
 ひまりが、周りの様子を確認するために【影の追跡者の召喚】を行っていると、だんだんとお湯の粘性が増してきた。
 この前の他の猟兵達もそうだったが、どうやらこのお湯は、魔力とか……なによりユーベルコードに反応して怪異を増していくようだ。
「ひまり、大丈……ッ!?」
 お湯がまとわりついてくるのを感じ、ひまりが無事か慌てて向き直る白夜。
「普通のお湯とは、明らかに違……あっ、きゃあっ! 今、何かが触れたような…。
 あっ、やだ、そこは……!」
 そのひまりは、お湯に体中を弄られて悶えていた。
 抜群のスタイルを持つひまりの、一糸まとわぬ裸。それが粘性を増しスライム状になった濁ったお湯によって、体中が覆われていた。
 蠢くスライム。そのたびに震えるひまりの柔らかな肌。
 スライムがうねり形を変えると、ひまりの胸が、尻が、太ももが、それに合わせて揉まれ形を変えていく。たおやかな肢体を流れる火照った汗が淫靡な香りを放っていく。
「ああっ、いい、気持ち、いい……」
 あっという間に、スライムに好き放題身体を弄られて、その快楽に身を任せてしまったひまりだった。
 そしてそれを見た白夜はというと。
 彼女をスライムから救う……という事もなく、ただ彼女の悶える姿に、嬌声に、思考がマヒしていくのだった。
「欲しい。彼女が。彼女の滾る血が……」
 白夜は、ひまりに近付いていき、助けるのではなく背後から拘束するように抱きしめて、そして首筋に噛みつき、同時に手は豊かな胸にうずめて揉みしだいて刺激を与えていく。
「あっ……氷月さん、気持ちいい……っ!」
 急に襲われることになったひまりだが、決して拒絶することはなく、その行為を受け入れていた。
 白夜もまた、彼女を気持ちよくさせようと、技術を尽くして愛撫を続けていく。
 そして首筋を甘噛みしているまま、下半身は挿入させて動かしていく。
 この段階になるともう、粘液状になったお湯はひまりだけでなく白夜も応用に纏わりついているのだが、もう2人がそれを気にすることはない。
 やがて、白夜の腰の動きが加速して、日葵が絶頂を迎えるとき、首筋をあまがみしていた白夜は、そのまま牙を突き入れた。
「あ、ああっっあああああああっっっっっ♡
 氷月さんに吸血されると……凄く、イイんです……♡」
 愛されて気持ちよくなるひまりと、その血を吸って気持ちよくなる白夜と、互いに気持ちのいい利害が一致しているコンビだった。

 やがて、2人が絶頂を迎えると同時に、彼らを包んでいるスライム状のお湯は、さらに粘性を増して、何やら形が生まれようとしていたのだが……包まれたまま心地よい気分に浸っていた2人がそれに気づくのはまだ先の話である。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

フランチェスカ・ヴァレンタイン
はふ… この程度で何か変化がありますかねー…?
とりあえずはあちこち見て回りましょうか、と

前章の余韻で若干気怠げにしつつ、艶かしい仕草を見せながら露天風呂内の調査を
移動で盛大に揺らしたり、若干の粘性に不審を抱いてお湯の中を調べるのにお尻を突き出して屈んだり

まだ微妙に足りないんでしょうかね…?などと言いつつお湯の調査をしはじめる様は、まるでお尻を振って誘ってるようにも見えるかもしれません?

その様子に誘惑された方から求められれば口では謝絶しつつも結局また流され
そうでなくとも、あるいは然る後にお湯でヒドい目に遭うならどなたかに見られながらでしょうかね?

※HHH、アドリブ歓迎
※引き続きご自由にどうぞー


ミューリ・ベレト
怪しいのは…どう見ても温泉よね?
お湯もどろどろとして気持ちよさs…いえ、怪しいから、猟兵として調べないといけないわ。

衣服を脱いで温泉に進め足取りためらいは無く、異性の視線も意に介さないどころか見せ付けていくかのように。
ドールなのだから鑑賞されるのもまた役割の一つでしょう?もちろん、それ以上の事も……
周囲の熱気に晒され知らずと過去の依頼で邪神に刻み付けられた役割が疼いてしまう。


HHH、アドリブ、絡みご自由にお任せです。


ロメオ・ヴェランテナート
あン…? 何やら妙に背中がピリついてきやがったな……
――ってこたァ、釣り出しは順調ってトコかね?

しっかし、調査とか言われてもな。こちとらンな技能は……って
そーいや上物に湯口が見当たらねェが、どっかで底から湧き出してやがンのか…?
あー…… そーすっと湧き口ってなァどの辺りだ……?

(と、湯船を見渡したところでフランチェスカがお湯の中を調べている様子に気付き)

……。

……ま、囮にゃ誂え向きだァな
とりあえず誰か追加で引っ掛けてダメ押ししてみるかね、と

○HHH、引き続きご自由に、アドリブ歓迎



●まだまだ儀式は物足りない?
「はふ……この程度で何か変化がありますかねー……?
 とりあえずはあちこち見て回りましょうか」
 前章で押し切られるまま身体を重ねた結果、その余韻で若干けだるそうにしているフランチェスカ・ヴァレンタイン(九天華めき舞い穿つもの・f04189)である。
 それでもその行為で艶が増したのか、前章よりもさらに艶めかしい仕草を見せながら、本来の役目である怪異の調査として露天風呂の湯船の中をさまよっていた。
 他の箇所では、すでに何名かがスライム状になり活性化したお湯に飲み込まれるような事態になっていたが。今のところフランチェスカがそれに巻き込まれる様子はない。
 ただそれでも、お湯の粘性は増してきており、フランチェスカを不審に思わせるには十分だった。
「このお湯……どういう事なんでしょうね……?」
 少々かがんで、お湯の中に手を入れるフランチェスカ。
 ただ、まるでその体勢は、お尻を突き出したかのようにも見えて。
「ただ粘ついているだけ……まだ微妙に儀式が足りてないんでしょうかね……?」
 そんなことを呟きながらお湯を調べている姿は、まるで突き出したお尻を振って、誰かを誘っているかのように見えなくもない。

 さて、一方。
 そんなところに通りがかった男がいた。
「あン……? 何やら妙に背中がピリついてきやがったな……。
 ……ってこたァ、釣り出しは順調ってトコかね?」
 先ほどは2人ほど抱いてきたロメオ・ヴェランテナート(アドミラル・ヴェランテナート・f06320)である。複数とかなり楽しんできたというのに、まだまだ元気は有り余っている様子。
 とはいえ、女性の扱いとは違い、調査となると勝手もわからないロメオである。
「しっかし、調査とか言われてもな。こちとらンな技能は……」
 さてどうしようかと頭を悩ませて湯船を見渡していると、フランチェスカがお尻を突き出して揺らしている姿が見えたのだった。
「……ま、囮にゃ誂え向きだァな」
 最初は湯の湧き出し口でも調べてみようかなどと思ていたのだが、誘っているような尻の動きを見て考えを変えた。
「そういや、さっきは結局かまってやらンかったしな?」
 そういってロメオはフランチェスカのもとへと向かっていったのだった。

「怪しいのは…どう見ても温泉よね?
 お湯もどろどろとして気持ちよさs……いえ、怪しいから、猟兵として調べないといけないわ」
 そんなことを呟きながら、このタイミングで新たに露天風呂へとやってきたのは、ミューリ・ベレト(籠を抜けた鳥・f15233)というミレナリィドールの女性だ。
 裸で行動することも、そしてそれが異性含む人の目に映ることも、彼女は意に介していない。それどころかまるで見せつけていくように湯船の中を歩いていく。
 ドールなのだから鑑賞されるのもまた役割の一つでしょう?……というのは彼女の弁だ。もちろんそれ以上のことも求められるならば……と、ついついそんなことも考えてしまう。過去の依頼で邪神に刻みつけられてしまった役割を思い、粘性を増している湯の中を歩くごとに、その熱気に晒されて知らず知らずのうちに求めるように身体が疼いてきているのだった。
 そんなミューリが、何かに導かれるように、フランチェスカとロメオの絡んでいる所へと通りがかったのだった。
 
「や、やめてください……」
「あれだけケツ振って誘ってたくせに、何をいまさら。それともさっきすぐにかまってやらなかったこと根に持ってるのか?」
「そんなわけはありませ……あうっ?!」
 ロメオはフランチェスカの背後から近づくと、その揺れるお尻を揉みしだき、そして特に前戯もないままにすぐ中へと己の分身を突きこんでいた。
「はぁっ、ああっっ……んあああっっ、そんなとこまで……」
 ロメオからの刺激に、フランチェスカは流されるまま快楽を得ていく。
 ただ2人はまだ気が付いていなかった。フランチェスカに与えられていた刺激が、ロメオからのモノだけではないという事に。

 そんな2人の様子を、ミューリはすべて見ていた。
 自らの疼く身体を、自身の手で少しだけ慰めながら……。
「ン? どうした? 突っ立って見ていて、混ざりてェのか?」
 フランチェスカを味わいながら、ロメオはミューリの視線に気づく。
 誘われてごくりと喉を鳴らしたミューリは、ロメオにいわれるまま近付いていくのだった。

 そうしてロメオは2人を纏めて味わっていく。
 フランチェスカとミューリの2人もまた、ロメオから与えられる快楽に身を任せていく。
 ……だが、それでも2人に与えられる快楽は少々度を越していた。
 まるでロメオの手が4本、いや6本くらいあるのではないかというくらいに、全身を撫でられ愛撫されて、ロメオのモノも複数本あるのかというくらい、2人同時に中を蹂躙されていた。
 もちろんロメオがそんな特異な身体をしているわけではない。
 3人がまぐわっている間中、3人の周りのお湯の粘度はどんどん増していき、やがてある程度の形をもって動き始めていたのだった。スライム状になったお湯の一部が、まるで腕のようになって2人を愛撫していっているのだった。
 だが、愛し合い快楽に揉まれている3人は気付かない。
 やがて3人もまた、粘度を増したお湯に包まれていくのだった……。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

国包・梅花
SPD

異変となれば戦う用意はしておかなくては
急ぎ脱衣所に行き愛刀だけでも取って参ります
あっ…うぅ…襦袢だけでも羽織って来ればよかった…

まずは念のため洗い場の蛇口を捻り水を出してみます
もしこちらは普通の水なれば湯船に絞って調べられますゆえ

最も怪しきは湯船のお湯にて、浸食し切る前に調べねば
ただその…奥の方は団体方がおりますゆえ、そちらの調査はお任せしたく…ごゆるりと
例えばお湯の供給源、湯船の底など…あぁ、それにしても裸でこんなにうろうろと恥ずかしう…
このお湯、濁り粘ついておるならば胸に貼り付ければ体を隠せるやも…?
いやこれは怪異…何かあれば剥がせば良いですよね!?

HH(絡み・アドリブ歓迎です)


新道・当夜
SPD
とりあえず儀式はこれで成立になったのかな?
なら、少しでも情報を集めないとね。
そうだなぁ…お風呂の中で静かに歌を歌って「パフォーマンス」してみれば少しくらい注目が集まるかも?そうすれば他の人も動きやすくなりそうだしね。

もし話しかけてきた人がいたら適度に相槌を打って調べている人に注意がいかないようにしてみようっと。



●儀式は順調に進行中……?
「とりあえず儀式はこれで成立になったのかな?
 なら、少しでも情報を集めないとね」
 スライム状にお湯が活性化して各所で猟兵達を襲う少し前、前章での出来事を終えて1人になった新道・当夜(電子のバトルアイドル・f14670)は、湯船の様子をうかがっていた。
 そこに、脱衣所から出てくる女性が1人。
 先ほどの逢瀬を終えて、怪異が現れたのなら武器と取ってこなければと考え、脱衣所にある愛刀を取りに向かってきた国包・梅花(妖刀乱花を舞わす・f15283)だ。
 いうまでもなくお互い裸でばったりなので、互いの身体を見てしまい、ついつい視線を逸らしていた。
「あっ……うぅ……襦袢だけでも羽織って来ればよかった……」
 湯浴み着禁止なのを律義に守り、裸のまま刀片手に出てきた梅花である。
「え、ええと、どうしようか……?」
「そ、そうですね、まずは念のために、洗い場の水に問題ないか、確かめてみようかと……」
 お互い裸を気にして気まずいながらも、何となく流れでそのまま行動を共にする当夜と梅花だった。
(「あぁ、それにしても裸でこんなにうろうろと恥ずかしう……」)
 男の人と裸で一緒に行動していることに羞恥を感じながらも、梅花は当夜と手分けして、洗い場の蛇口をひねって水を調べてみる。
「これが普通の水なら、怪しいのはやっぱり湯船だけだよね……」
「ええ、そこに絞って調べられます……やはり普通の水のようですね」
 2人である程度の蛇口を調べてみるが、そこから出てくる水には全く問題はない。
 湯船のお湯のように、粘つく感覚は全くなかった。
「つまり怪しきは湯船のお湯にて、浸食し切る前に調べねば」
「うん。それじゃ湯船の方へ……どうしたの?」
「いえ、その……奥の方は団体方がおりますゆえ、そちらの調査はお任せしたく……と」
 先程の奥の方で行われていた行為の声は聞こえてきていたため、目撃していない梅花にも察せられていたらしい。
 その奥の方にいた当夜は、苦笑するしかなかった。
 だが、お湯の供給源などを調べに行こうとしたとき、露天風呂の広い湯船のあちこちから、悲鳴や嬌声らしき声が聞こえてくる。
「あっ、もうお湯の浸食が始まって……?!」
「なんだかお湯が濁って……それにあちこちで大変なことに……どうしよう」
 すでに怪異が始まったことで戸惑う2人。
 そんなとき、当夜はひとつ思いついたことがあった。
「……怪異を操る人がいるなら、お風呂の中で歌を歌ってパフォーマンスしてみたら、僕に注目が集まって怪異を引き寄せられるんじゃないかな?」
 思い立ったが吉日とばかりに、当夜は梅花から離れ、1人湯船に入っていった。
 そしてそこで静かに歌いだす。
 静かに、そして綺麗な歌声が、露天風呂の中に優しく響いていく。
 残念ながら、怪異を操るものとかはいない。元の儀式を引き起こした邪教徒も、オブリビオンではない一般人なのだからして、怪異をコントロールなどできてはいないのだ。
 だが、これはサウンドソルジャーである当夜の歌だ。
 という事はつまり、ユーベルコードのような魔力を帯びている。
 当夜の意図とは違うが、怪異を引き寄せることには成功していたのだった。他の所でお湯に包まれてしまった人たちの所からもわずかに引き寄せることができており、これでなんとかその者たちも溺れずにはすむだろう。
「よし、これで他のみんなも……って、何をしてるの、梅花さん?」
 粘つくお湯が自分たちの所に引き寄せられているのを確認した当夜は、いったん歌を中断し、梅花のもとへと戻っていった……のだが、そこで梅花はお湯を掬って自分の身体に塗りたくっていたのを目撃した。
「え、あ、ええと……このお湯、濁り粘ついておるならば胸に貼り付ければ体を隠せるやも……と?」
「そ、そうかなぁ……」
「これは怪異ですけど……何かあれば剥がせば良いですよね!?」
 見られて恥ずかしそうに、慌ててそんなことを言う梅花だった。
 ただ、まぁ、当夜の歌で引き寄せられた怪異ではあるので、当然それはただの濁ってねばりつくお湯ではなく、動くのである。
「はわっ?!」
 胸に塗りたくったお湯が、ジワリと動き出し、まるで梅花の胸を揉むように蠢き始めた。
「だ、大丈夫?!」
「あっ……ふ……んっ……これ、は……」
 胸を這う予期せぬ感覚、初心な梅花には強すぎる刺激が胸の先端からしびれるように梅花を貫いて、そして立っていられなくなりバランスを崩した梅花は、当夜を巻き込んでお湯へと落ちてしまうのだった……。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

慈道・永染
あぁ、いけません……俺としたことが、二人の女性相手に…
お知り合いに幻滅されてしまいます。
ですがいけない事ゆえの背徳感といいますか…こほん
いえ、いえ。これも怪異討伐のためでしたし。

まずは調査ですね。大事です。
そうですね、従業員さんを適当な理由で呼び止めて雑談でも。
そして反応を伺いましょう。
恋バナとかしたら過剰反応するんでしょうか…?
教団員であれば何かが怪しいと思います。
確信が持てれば制裁を。
そうでなければ平和に。

お相手していただいた方と顔を合わせる事があれば、御礼をば。
いやはや、あんな姿を晒してしまった後では、やはり照れてしまいますね…

(アドリブ歓迎 協力できそうなら連携します)


仙洞寺・高菜
ふぅ…
いやぁ幸せですねえ
そして心なしかお湯がヌルヌルしてきたような…?
ああ、これが例のやつですか
ん…でも入ってるだけで気持ちよくなってきて…
あ、ダメですねこれ、力抜けちゃう…♥️

・行動
スライム湯にぬるぬるにされてます
助けて貰えればきちんと解決に向けて頑張りたいとは思いますよ
お互い裸だろうから助けられる時にお湯塗り付けますけど
助けがなかったら…まあいいようにされてますね、あんまり放置すると放送禁止になりますね
抵抗もしないので助けじゃなくていたずらもし放題ですね、調査無視して原因早く出現さる可能性ありますしそれもありかと

HHH、で収まるといいな
好きにヤッてください


アイル・コーウィン
ふうっ、すっきりしたわ。何がとは言わないけど。
とりあえず身体の高ぶりを解消するために、ゆっくりと湯に浸かって洗い流しましょうか……。

って、お湯がスライムみたいにベトベトじゃない!
しかもなんか蠢いてるし、これじゃ逆に余計に高ぶっちゃうわ!
とりあえずこういう時は落ち着くのが大事、という訳でお湯がこうなった原因を調べてみる事にするわ。

お湯が出るところとか、排水溝辺りが怪しいかしら?
でもあっちこっち調べている最中に大事な部分を刺激されると、やっぱりどうしても火照ってきちゃう……。
まあ、ちょっとくらい身体を委ねて刺激を堪能しちゃっても、問題ないわよね?



●仏道において煩悩とは堕落であって
 さて、湯船の方がいろいろ慌ただしくなっている頃、そこから外れた脱衣所の方面にて、1人の青年が悩んでいるのでした。
「あぁ、いけません……俺としたことが、二人の女性相手に……。
 お知り合いに幻滅されてしまいます」
 前章での出来事を反省している慈道・永染(宿り草・f01232)である。
 とはいえ、結局のところ彼も年相応の男子なので……。
「ですがいけない事ゆえの背徳感といいますか……こほん。
 いえ、いえ。これも怪異討伐のためでしたし」
 こうして、やってしまったこととは折り合いをつけていたのだった。

 さて、そんな彼が脱衣所に戻って何をしていたかというと、真面目に事件調査である。今回の事態を巻き起こしたものと接触できないかと、従業員に話を聞こうとした。
「すみません、ちょっといいですか?」
「あら、どうなさいました、お客様」
 雑談やコイバナを振ってみて反応を伺おうとする永染だが……さすがに中で起こった出来事についてまでは話せなかった。自身の恥でもあるし、一緒になった女性の恥でもあるし……あとこの従業員が無関係なら、あまりやりすぎを報告して自分たちが追い出されても困る。
 なので結局は当り障りのない事しか言えず、従業員も仕事があるのでとそこそこで会話を打ち切って去っていく。
 そこに怪しい事は何もなかった。
 結論から言えば、今回の事件を引き起こしたのは、邪教の信徒ではあるにしても、組織的な教団員とかではない一般人であり、この旅館自体は邪教団とは特に関係はないので、1人2人話を聞いてもそうそう仕掛け人とは遭遇しないのだった。
「むぅ……仕方ありませんね。いったん浴場に戻りましょうか」

 さて、一方で浴場では、というと。多少は時間を巻き戻してお届けします。
「ふぅ……いやぁ幸せですねえ……」
 先ほどの一幕を思い出し、艶々した表情でのんびりしている仙洞寺・高菜(人間のシーフ・f03129)と。
「ふうっ、すっきりしたわ。とりあえず身体の昂ぶりを解消するために、ゆっくりと湯に浸かって洗い流しましょうか……」
 何がとは言わないが、すっきりした表情でゆったり湯に使っているアイル・コーウィン(猫耳トレジャーハンター・f02316)がいた。
 いろいろあちらこちらでひどいことになりはじめているものの、この2人のいるあたりはまだ特にお湯も活性化はしておらず、なのでゆっくり前章の情事を思い出してのんびりしていられるのだった。
 お互いに何があったのかは語り合うようなことは、まだしていないが、でもお互いいい時間を過ごしたのは察していた様子で、笑顔を向けあってのんびりしていた。
「そちらも随分お楽しみだったようで……♪」
「ええ、なんだかこうして思い出してお風呂に浸かってるだけでも、気持ちよくなってきて……あ、ダメですねこれ、力抜けちゃう……♥️」
「え、あれ、もしかして力抜けるのって……お湯がスライムみたいにベトベトじゃない!」
 湯に浸かっているだけで蕩け顔の高菜を見て、まだちょっとだけ冷静だったアイルは異変に気が付いたのだった。ようやくというか。まぁ、だいたい他の場所で猟兵達が大変になっているのがこのタイミングだと思ってください。
「言われてみれば心なしかお湯がヌルヌルしてきたような……?
 ああ、これが例の怪異というやつですか」
 高菜はそれでものんびりしていて……というかすでにスライム状になった湯に身体を這われて気持ちよくなっていた。
「なんか蠢いてるし、これじゃ逆に余計に昂ぶっちゃうわ!」
 アイルも身体を這う感覚にゾクゾクと感じてくるのだった。
「……大事な部分を刺激されると、やっぱりどうしても火照ってきちゃう……」
 なので陥落するのも早かったのである。

 と、そんな場面に戻ってきた永染であった。
「あ、ええと……大丈夫、でしょうか……?」
 浴場に戻ってきてみると、2人の女性がお湯に浸かったまま、ぬめぬめと蠢くお湯に愛撫されて身体を火照らせている所に遭遇したのだから、戸惑うのも無理はない。
 しかもそのうち片方は、先ほど肌を重ねた相手なのだし……。
「あら、さっきの永染さん……」
「あ、あの、先ほどはどうも……」
 そんな場合ではないと思いつつも、やはり顔を合わせてしまえば照れてしまう永染である。
「いいのよ……それより、ここ気持ちいし、またするー?」
 照れて戸惑いが先に立つ永染に対し、アイルは再び彼を誘えば。
「あら……♥ そちらの方が相手でしたの? またするのなら、今度は私も一緒にどうです?」
 高菜もそれを見て混ざろうかと提案してくるのだった。
「え、あ、あのその……」
 先ほどの事を思い出して狼狽える永染の手を、アイルと高菜は湯船から身体を伸ばしてつかみ、2人がかりで引きずり込もうとする。
「お互い裸ですし、今更遠慮はいりませんよ?」
「そうそう。ちょっとくらい身体を委ねて刺激を堪能しちゃっても、問題ないわよね?」
「い、いえ、そう言う場合じゃ……あああっ?!」
 さすがにもうそんな場合じゃないのと、先ほどの醜態を繰り返すのはどうかという思いで、まだ理性を保っている永染は抵抗するのだが、2人がかりには力ではかなわずそのままお湯に引きずり込まれてしまうのだった。

 そして、結局理性総動員した永染が、2人を湯から助け出してあがらせるまで、しばらく時間がかかったのだった。なお、その間彼が何を触って2人がどう反応したかとかは、割愛しておく。

「あん、もぉ……いいようにしてくれてもよかったですのに。
 まぁ助けて貰ったのですし、それならきちんと解決に向けて頑張りたいとは思いますよ」
「そうね、とりあえず落ち着いたわ。こういう時は落ち着くのが大事……」
 高菜もアイルも、湯から引き離すことでなんとか正気に戻ったので、ほっとした永染であった。
「とりあえずよかったです。それじゃ、あとはこうなった原因の調査を……」
「する暇はないかもですよ?」
 だが、真面目に調査を再開しようとした永染を遮る等に、高菜は露天風呂の中を指さした。
 この頃にはもう、様々な場所で猟兵達がスライム状になったお湯に巻き込まれていたり、あるところでは歌声によってそれが集められ活性化していたりしていた。
 そして高菜が指摘したのもそれ。
「なにあれ、お湯が盛り上がっていく……?」
「お湯が……人型になって?!」
 驚愕する3人の前で、スライム状だったお湯は次々と人のような姿を取って動き出すのだった……。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第3章 集団戦 『不定形少女』

POW   :    あたまはこっちにもあるよ
自身の身体部位ひとつを【自分が擬態している少女】の頭部に変形し、噛みつき攻撃で対象の生命力を奪い、自身を治療する。
SPD   :    みんなとかしちゃうよ
【触手状に伸ばした腕】が命中した対象に対し、高威力高命中の【衣服を溶かす溶解液】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
WIZ   :    いっしょになろうよ
【全身を不定形に変形させて】から【相手に抱きつくために伸ばした身体】を放ち、【少しずつ溶解させていくこと】により対象の動きを一時的に封じる。

イラスト:透人

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●かくして儀式は完遂されて…?
 男女のノーマルラブを邪神に捧げるという邪教徒の目論見は、かくして成就された。
 ノーマルラブなのかこれは、乱交めいた何か違うものじゃないのか、という疑問はあれど、それが邪神に捧げる儀式というならば納得するしかない。

 ただ、教団等の組織の力もない一般人の教徒が引き起こした儀式では、邪神そのものは呼べない。
 こうして呼び出されたのはあくまでも眷族。
 不定形少女と呼ばれている、スライムが人型を取った邪なる生命体にすぎない。
 だが、このまま不定形少女を放っておけば、眷属の活動によってさらにその上の邪神が呼び出されないとも限らない。

 なお、不定形少女という名称で呼ばれているように、ほとんどは粘液でできた体を少女に擬態させているのだが……あくまでも擬態ゆえに、少女以外の姿にもなりうるという事は付け加えておこう。
 そして、この不定形生命の目的は、相手の望む姿となって体を重ね、淫靡なる儀式……ありていに言えばえっちなことによって相手の身も心も蕩けさせて……それを溶かし喰らい邪神に捧げる糧とすることである。
 猟兵ならば溶かされるまではいかないものの、相手の望む姿になって身体を求めに来ることは変わりない。

 このような危険な存在が解き放たれればどうなるかは、想像に難くない。
 なので、ここでこの眷族を全て撃ち滅ぼして、全てを終わらせる必要がある。

 猟兵達の戦いは、ここからが本番だった。
ロート・カニーンヒェン
「どんな姿になっても、私は絶対誘惑になんか負けない!」(POW)トリプルフラグ・オーバードーズで身体機能を強化して、いざ最終決戦!しかし、相手の望む姿になって蕩けさせる・・・私の望む姿?オーク担ったりゴブリンになったりするのかな?まあ、ぬるぬるにされようがなにされようがそんなに簡単に負けたりなんかしないからね!!(HHH)(アドリブ、お色気歓迎です)


原宮・早月
【HHH】【好きなようにヤっちゃってください】

お湯スライムが気持ちよすぎて、カラダも頭の中も完全にとろっとろになっちゃった…
けど、邪神の眷属が出てきたなら、戦わないと…!

…忍び寄る侵蝕者で触手を呼び出すけど、敵だけじゃなくてボクにも襲い掛かってきて…
拘束されて、胸を搾られてお乳が出ちゃう。

そこに、敵も身体の一部を触手に…それも太いしイボだらけの凶悪な形にしてきて、ボクの中に…前と後ろ両方から入ってくる…!
上のお口には、少女の顔のままでキスしてきて…でも舌が触手と同じ形と太さになって喉の奥まで抉ってきて。
呼び出した触手は一応戦うけど、ボクはそのまま何度も何度もイカされて、トロトロにされちゃう。


イデアール・モラクス
クク…スライム型か、なかなか愉しめそうなヤツが出てきたな!

・行動
「私の思考を読めるならば、望む姿になってみるがいい」
私が体を重ねたい姿…少女の姿のまま下半身に逞しいモノを生やしてみせるなら、我が蜜壺に迎え入れてやるのも吝かではない。
「さぁ私のナカへ来い…」
そして私が逆に『誘惑』し蜜壺で『生命力吸収』してやろう。
「そら、出せ、お前の力…命…全てを搾りとってやる」
我が名器でタップリと搾ったら、UC【ウィザードミサイル】を『全力魔法』と『属性攻撃』で威力を増した上で『高速詠唱』を用い一瞬で行使し『範囲攻撃』で広範囲に放ち、スライム共を焼き尽くす。
「ふぅ、気持ちよかった」

※アドリブ、エロ歓迎、NG無し


アイ・リスパー
HHH

「とにかく計画通り儀式を不完全にできましたね。
あとは邪神の眷属を倒すだけですっ!
……って、きゃあっ」

【チューリングの神託機械】で情報処理能力を向上させますが
自分が全裸なのに気付いて慌てて両手で隠します。いろいろと!

他の人と一緒に眷属に絡みつかれてしまい……
身体を触られたり這い回られたり、色々なところを刺激される感覚。
それが強化された情報処理能力によって通常の何倍もの刺激に増幅されます。
頭がぼーっとしてきて、身体が熱くなり……

気がつけば男性の姿をした眷属が迫っていて
不定形で柔らかなソレに初めての場所を貫かれるのでした。

「ス、スライムだからノーカン、ですよね?」
戦闘後、自分に言い聞かせます。


氷月・白夜
小桜・ひまりと連携
アドリブ他の絡みも歓迎

はぁー美味しかった。満足できたよ!
じゃあ帰ろうか…じゃなかった、何するんだっけ
あぁスライム!これを倒せばいいんだね

血も十分頂いたし、【血統覚醒】で
ひまりや周囲を取り巻くスライムをバッタバッタとなぎ倒すよ
手当ても有難う…元気がでるなと思いつつ
目の前のひまりの肢体が色っぽくてもっと快楽が欲しくなってくる
勿論だよ…もう1回どころか、君となら何度でも…

欲望のままにひまりの身体を抱え込み貫く
ん?ひまりの後ろに人型のスライムが…これって3P?
(自身に群がるスライムははったおしつつ
ひまりに触れるスライムは放置し痴態を楽しむ)
まぁいいか、ひまりが気持ちいいなら、それで…


小桜・ひまり
氷月・白夜さんと協力します
(アドリブ、他の人との絡みも歓迎)

…ふぅ…とても良い時間が過ごせました…♡
あら、何かが呼び出されてしまったのですか…?
これは早急に対処せねば、ですね。

スライムに対して攻撃を…きゃあっ!
足に力が入らず転んでしまい、あっという間に逞しい男性スライムに包まれて……あ、ダメっ…!

…氷月さんに助けていただけました…。
ありがとうございます、氷月さん…。今、【生れながらの光】で手当てをしますね…。
あっ、やぁん…っ!ふふ、元気になりすぎちゃいました…?
では、もう一回しましょうか…♡

(触れ合うのって、気持ちいい…♪でも、背中が寂しい…。
スライムでもいい。抱きしめて欲しい…あぁっ…♡)



●姿を変える眷族の宴
「とにかく計画通り儀式を不完全にできましたね。
 あとは邪神の眷属を倒すだけですっ!」
 果たしてこれを計画通りといっていいのかは割と疑問ではあるが、とにかくアイ・リスパー(電脳の妖精・f07909)はそういって気合を入れていた。すぐさまユーベルコード【チューリングの神託機械(チューリング・オラクル・マシン)】を使用して自らの情報処理能力を向上させ、戦闘準備にかかっている。
 ただし……。
「……って、きゃあっ」
 周りに男性がいて、かつ自身が全裸であることを思い出して慌てて身体を隠していたりする。今更という気もするのだが、やはり異性の前に裸を晒すのは慣れるものではないのだろう。
 で、ここにいるその男性というのは……。
「はぁー美味しかった。満足できたよ!
 じゃあ帰ろうか……じゃなかった、何するんだっけ?」
「……ふぅ……とても良い時間が過ごせました…♡
 ああ、何かが呼び出されてしまったのですね……?
 これは早急に対処せねば、ですね」
「あぁスライム! これを倒せばいいんだね」
 と、先ほどまでたっぷり愛し合い、血を喰らっていた氷月・白夜(ダンピールの黒騎士・f15513)の事であり、彼は裸のまま何も隠さず立って、傍らの小桜・ひまり(ヘリオトロープの蕾・f15517)といちゃついていた。
 裸が見られると身体を隠したアイではあるが、大丈夫、アイの事は視界に入っていないと思われます。
「お湯スライムが気持ちよすぎて、カラダも頭の中も完全にとろっとろになっちゃった……けど、邪神の眷属が出てきたなら、戦わないと……!」
 先ほどまでといえば、原宮・早月(ルードリーム・レイヤード・f14983)も先程までは、まだ眷族として具現化する前のスライム状のお湯に全身を弄ばれていろいろ絶頂していたのだった。
 このあたりの面々は、先ほどお湯に襲われていたころは別々の場所にいたのだが、お湯に飲み込まれてしまったことで近くの場所に流されたのだろう。
「クク……スライム型か、なかなか愉しめそうなヤツが出てきたな!」
 イデアール・モラクス(暴虐の魔女・f04845)もその1人。とはいえ、イデアールは、早月達と一緒にかなりイロイロ弄ばれていた気がするのだが、全然平気そうである。ある意味バケモノだろうか……?
 そしてもう1人。
「どんな姿になっても、私は絶対誘惑になんか負けない!」
 と、フラグ満載のセリフと共に立ち上がったのは、ロート・カニーンヒェン(グリーディー・ファントム・f00141)だ。彼女は立ち上がると同時に【トリプルフラグ・オーバードーズ】を使用して身体機能を強化している。……いるのだが、それにしてもこのユーベルコード自体負けフラグの過積載ではありませんかね?それで身体強化されたところで大丈夫なのだろうかという気がするのですが。
 ともあれ、こんな6人が今近くにいて、そして顕現した不定形少女の群れに囲まれているという状況であった。

「さて、こいつは少女のような姿を取るのか……ん? 女形だけではないな、どうも我らに合わせて姿を変えているようだぞ?」
 最初にこの眷族、不定形少女の特性に気付いたのはイデアールだった。
「本当ですね、少女ばかりでは……きゃぁっ?!」
 同じくそれに気づいて、不定形に攻撃を仕掛けようとしたひまりだが、先ほどまでの快楽の影響が足に残っていたのか、力が入らずによろけてしまう。
 そこを逞しい男性のような腕に支えられ……。
「あ、氷月さんですか、ありがとうございま……って、違う、これ男性型になったスライム?!」
 あっという間にひまりはその不定形少女ならぬ不定形男性に包まれてしまう。
「あ、ダメっ……!」
 ひまりの白い肌の上を緑色に濁った不定形の腕が這い、豊かな胸を揉みしだいていく。
 襲われているのはひまりだけではない。
 早月は【忍び寄る侵蝕者(ナイトメア・クリーパーズ)】で触手を呼び出して不定形に攻撃を仕掛けていたが、どうも召喚された触手というのは制御が難しいものなのだろうか、不定形だけではなく早月自身にも襲い掛かり、不定形ごと早月をも拘束してしまうのだった。
 自らの触手に胸を搾るように拘束され、その先端からは母乳が漏れ出ていた。
 さらに、早月が触手を欲していると認識したのか、不定形はその腕を触手のように変化させて早月を襲い始めていた。太くてイボの様な凸凹が目立つ悍ましい形の触手となり、早月に絡みついてくる。本来ならば不定形少女の腕が変形した触手は、溶解液を出し服を溶かしたりもするのだが……今回は全員がすでに裸であるためそのあたりの効果の意味はない。ただの触手として彼女を襲っている。前から、後ろから、彼女の穴へと潜り込もうと蠢いている。
「ああぅっっ……だめ……ボクの中に、入って……んんむっっ?!」
 さらに、今だ少女のままの不定形の顔は早月の唇を奪い、さらに舌に当たる部分がまるで触手のように伸びて喉の奥まで蹂躙していた。

 なお、早月の召喚した触手に巻き込まれたのは早月本人だけではなかった。困ったことに。
「きゃあああ?! な、なんですかこれはっ?!」
 アイは裸を見られないように手で身体を隠した窮屈な恰好ながらも、不定形と向き合っていたのだが、そんなアイの背後から、早月の召喚した触手が襲い掛かって、アイを捕らえてしまう。
「くぅっ、スライムが触手になったの……?
 これが私に合わせた姿……? オークとかゴブリンとかじゃなく……?」
 ロートもだ。フラグ過積載で身体強化はしていたのだが、フラグはやっぱり回収される運命にあった。制御を外れた触手はロートをも飲み込んだのだった。さらに、ロートはその際余計なことを考えてしまって、それを受けたからか、不定形少女がグネグネと姿を変えていく。不定形のオークやゴブリンに。
 緑色のスライムでできた不定形のゴブリンやオークは、そのまま触手に絡まれたロートとアイを襲い始めた。
「くぅぅぅぅっっ……ぬるぬるにされようが、なにされようが……そんなに簡単に負けたりなんかしない、から……」
 すでにフラグが成就しまくっているロートは、全く説得力のないことを言いながら、不定形オークや不定形ゴブリンに前後からその豊満な体を弄られて揉みまくられ、穴という穴を貫かれていた。
「ああっ、ああ……この感覚は何ですかっ?!」
 アイもまた、不定形オークや不定形ゴブリンによって体中を触られている。
 しかも運の悪い事に、先ほどアイは自らの情報処理能力を強化していた。という事はつまり、彼女に与えられる情報の精度と量が増すという事でもある。不定形によって体を弄られる感覚が、何倍もの刺激に増幅されてくる。
 まだ経験もなく、このような刺激にも感覚にも縁のなかったアイだったが、次第に押し寄せる感覚の波に流され、頭がぼーっとしてきて、身体が熱くなってくる。
 そして、やがて抵抗する力も弱くなり、不定形オークに捕まってしまっていた。
「えっ、やだ、待って、そこは私、初め、て……あああああっっっ?!」
 そしてついに、不定形オークの下半身に屹立した少しだけ固くなった触手のようなモノに貫かれてしまう。
「そんな、こんなこと、って……」
 下腹部を貫く初めての痛みがアイを襲い、緑色に濁った不定形の身体の上を少しだけ赤い雫が染めていた。

 こうして、ひまり、早月、ロート、アイの4人が不定形の集団に蹂躙されていたが、他の2人はというと何もしていないわけはない。
「すまない、遅くなった!」
 自らを襲ってきていた不定形少女を片付け、【血統覚醒】で自らを強化した白夜が、ようやく4人を救出にやってきたのだった。
 正確には4人をというか、ひまりを救出に来たついでに、その周りにいた不定形をなぎ倒したことで他の3人を救出できたともいうが。あと多少不定形の数が減ったことで、早月の召喚した触手もようやく本来の働き……不定形への攻撃を果たせるようになり、早月、ロート、アイも何とか解放されるのだった。
「……ありがとうございます、氷月さん。今、手当てをしますね……」
 助けられ、白夜に抱きかかえられたひまりは、【生れながらの光】を使い、ダメージを受けていた自分たち4人と、血統覚醒により自らの寿命を削って披露している白夜を癒す。
「手当ても有難う……元気がでるな」
「あっ、やぁん……っ! ふふ、元気になりすぎちゃいました……?
 では、もう一回しましょうか♡」
 白夜が元気になったのは、体力回復だけではないらしく、股間もらしい。
「勿論だよ……もう1回どころか、君となら何度でも……」
 そのまま白夜は、欲望のままにひまりの身体を抱え込み貫くのだった。
 ついでにまだ動ける不定形が日葵の背後から襲おうとしていたのだが……。
「まぁいいか、ひまりが気持ちいいなら、それで……」
 それで済ませて、まるで3Pのように楽しむのだった。この2人ってばもう……。

 さて、もう1人のイデアールであるが……。
「私の思考を読めるならば、望む姿になってみるがいい」
 と逆に不定形少女を挑発して、1人で4人に群がっているくらいの不定形を引き付けていたのだった。
 そしてそんな挑発に対し不定形少女はというと、少女の様な姿はそのままに、股間から触手を、まるで半陰陽……俗にいうふたなりのように生やした姿となって、イデアールを襲っている。
「さぁ私のナカへ来い……」
 もっともそれはイデアール自身が望んでいたことのようで、自らその半陰陽の触手を受け入れると、それを喰らって生命力吸収を仕掛けていたりする。
「そら、出せ、お前の力……命……全てを搾りとってやる」
 自らの身体を使って不定形から生命力を搾りとるイデアール……もはやどちらが舞ものなのかよくわからないくらいである。
 ともかくそうしてたっぷりと搾り取ったら、それを魔力に変換して全力の【ウィザードミサイル】として放ち、不定形を焼き尽くすのだった。
「ふぅ、気持ちよかった」
 ……この人に関しては何も心配はいらないらしい。

 ダメージを受け蹂躙されていたロートとアイも、白夜の乱入で救出された後は、残りの不定形と戦い倒していた。
「う、うっ……ス、スライムだからノーカン、ですよね?」
 戦闘がひと段落した後、必死に自分にそう言い聞かせている涙目のアイであった……。

 なお、早月はどうしたかというと、不定形に何度もイかされてトロトロになったまま意識を失い温泉の中を漂っていたのでした。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

心象創造・空蝉
WIZを選択
潜んでいたのは、山藍と同じタイプのオブリビオンだったのか…山藍が出なかったのは、同族だからか…すまなかった、山藍。
とにかく、このままでは皆身動きがとれんな。アイテム:UDCドライバーで、絡まった部分だけでも取り込んで、皆を解放する。だが、今は皆丸腰、装備を取りに戻らなければならない者もいるだろう。オレはその間の時間稼ぎをするとしようか。
召喚紋から脱衣所にあるナノマシンドリンクボトル、ペイン・レリーヴバンド、餓喰剣を召喚する。(すぐに使用出来る物)これで超再生力と痛み等の耐性を獲得し、皆が装備を整えるまで応戦する。捕まりそうになった場合は、ユーベルコードで回避をする。(アドリブ歓迎)


新道・当夜
とうとう出てきたみたいだね。
相手の望む姿になる…なかなか強烈な能力を持っているみたい。
僕は直接戦うのは苦手だから後ろで【サウンド・オブ・パワー】を使って仲間の支援に徹するんだよっ。

自分が少し溶かされようとも、身体機能に異常が出そうになるまではひたすら歌い続けるよ…自分の体が解ける感覚も少し気になるしね
HHH


川内・岬
・HHH
ただし守備範囲からは外れるので戦闘自体は普通。


「えっ。物理的に溶けるの?比喩ではなく?マジで?」
……流石にちょっとそこまで極めてはないなー。
お姉ちゃんは普通のスキンシップを普通に楽しみたいだけだし……。
「んーむ。仕方がない、燃やしちゃおう!」

※ここまでなんか適当に簀巻きとか全裸で逆さづりとかそんな雑な感じ

じゃあそんなわーけーでー…フォックスファイア!
雑な扱いのままキメ顔で周囲を燃やし、適当なタイミングで脱出して自由の身に。なお全裸。
粘液でも邪神の眷属でも、燃えるまで燃やせば燃えるのよ!!!フゥーハーハー!(高笑い)


イケメンや美少女の裸体とかに見惚れてイイのを食らえばいいと思うよ!よ!


エルネスト・ポラリス
【HH】
スライム。そう、えっちなことねぇ。

……舐めるなよオブリビオン!
このエルネスト、R-15くらいのすけべぇを貫く覚悟を持ってこの地にやってきた! 我が健全っぷりを破りたくばボス連れて来いボス!
我が健全な剣の錆びにしてくれるわ!!

あ、剣無い。ていうかお風呂入ってたから丸腰じゃん私。

…………。
真の姿解放! 巨狼の姿で蹴散らしてやりましょう!!
【野生の勘】で敵の攻撃を【見切り】つつ、危ない味方がいれば【かばい】ます!
望む姿とかなんだとか知りませんが、一気に敵の殲滅を……。
なぜ、雌狼の姿……?

普通に人型でおっぱいついてるのが好きだわふざけてんのか!!
もう許さん、【人狼咆哮】で蹴散らしてやります!


国包・梅花
これが此度の騒ぎの元凶にて…まだ眷属の内なれど
なぜか苦戦の予感がします…油断なくいかねば

闇雲に斬って倒せる相手ではなきようですゆえ
まずは慎重に観察し、弱点を探りまする
様々な姿に形を変えるようですが、人生経験の薄い私相手には恐らく擬態のままでしょう
刀を「月世界」にて鋭利な花びらへと変え、少しずつ斬る作戦でいきますれば

そうなると私のほうは無刀ゆえ相手の攻撃はどうにかしのいで…
なんとも面妖な不定形、対応が難しう…もしも触手に拘束されたとて
【念動力】さえ使えれば攻撃は…あ、どこを触って…
そんな身体が嬲られようとも私は決して堕ち…堕ち…

HH(貞操さえ無事なら何でもOKです)


アイル・コーウィン
お湯がベトベトのスライムみたいになっちゃった理由は、それ自体がオブリビオンだったって事ね。
それなら、遠慮せずに討伐させて貰うわよ!

スライムなんて所詮は弱小モンスター、私のダガーで簡単に斬ってにゃあああああっ!?
あっ、んんっ、全身包んでの愛撫は駄目ぇっ!
というか、卑猥なモノまで生やしてっ……ひゃっ、今入れられたらっ、やっ、んにゃあああああっ!

……うん、これもう駄目ね。
気持ち良過ぎてもう止まらない、だったらそれを逆手に取って例の技を発動するわ。
UC「羞恥心の限界突破」にて自身を強化して、スライム少女を逆に襲うわ。
やる側だけじゃなくてやられる側の快楽も、しっかりとその身に刻んであげるわ!

【HHH】


カシム・ディーン
確かに魅惑的です
そしてえっちぃのはとても素晴らしい
でも…でもっ
やっぱり他のお姉さん達と美味しく楽しく遊びたいのですよ!

属性攻撃
炎をダガーに付与

シーブズギャンビット発動

加速してダガーで切り刻む

一応何かコアか素材は持ってないかを確認する為に【盗み攻撃】

可能な限り敵の動きを見て回避に努め力溜めで強化してから切り刻む

闘いながらも陣形や状態を情報収集

更に観察してピンチの女性も手助け

戦闘後
周囲の状態と粘液や痕跡の調査
は程ほどにして
未だ欲望が尽きていないお姉さん達居たら遊びましょう
此処からはゆったり気にせず温泉タイムですね

一応ですが犯人らしき存在の痕跡とか何か無いかは調べておきますよ
色々楽しみ終えた後にね


レンズ・リンド
【HHH】
「後手に回るのは...予知情報を聞いた時点で察していました。私は不定形対策はまだできていませんので...先手と後手の差を縮めるとします。全力で光を届けて回復しますので、攻撃はお願いします。」
とUC「生まれながらの光」で傷ついている猟兵たちを回復します。
「ほんっとうに不定形に弱いなぁ...新しいペット探さなきゃ。あぁ、恥らってる人は...光るといっても局部を都合よく隠せたりはしませんのであしからず。」

スライムに捕まっていても光が届きますように。
アドリブなど歓迎です。


ロメオ・ヴェランテナート
やべェ、やりすぎた。ちぃっと興がノりすぎたわ…

意識を飛ばしてヒクついているフランチェスカ達の様子に若干冷や汗をかきつつ
状況の変化を踏まえて丸腰はまずいと得物の確保に一旦退避を

おーおー。不定形生物のわりにずいぶんとサカってんなぁオイ

得物の回収に少々手間取り、戻って目にした光景は乱交めいた有様で
とりあえずはとフランチェスカの身体に群がっているスライムをUCの連射で排除

はッ、そのぐれェでへばるよーなタマじゃねーだろ? おら、受け取れッ!

と、ついでに確保してきたフランチェスカの斧槍を投げ渡す

…ま、あとはアイツの討ち漏らしを撃ち抜くだけの簡単なお仕事です、ってか?

○HHH、引き続きご自由に、アドリブ歓迎


フランチェスカ・ヴァレンタイン
こんな状況で意識が飛ぶまでするなんて、あの方はホントにもう……
……まずはコレを切り抜けないことには、ですねえ

気が付くと細マッチョなイケメンや筋骨隆々の雄臭い姿へと何故か擬態したスライム達に囲まれていて深いため息などを
丸腰のため跳躍と蹴りで応戦するものの、多勢に無勢でやがて捕まってしまい、1対多数の乱交めいた有様に

突かれたり奉仕させられたりで好き放題されることしばし、身体に群がっていた個体が吹き飛ばされ、聞き覚えのある声と共に斧槍を投げ渡されます
得物さえあればこの程度、どうということはありません。UCを発動しての光刃でなぎ払うと致しましょう…!

※HHH、アドリブ歓迎
※引き続きご自由にどうぞー



●飲み込まれていく猟兵達
 別の所で猟兵達がひどい目にあったり純潔にダメージを受けたり逆に不定形少女をひどい目にあわせていたりする頃、こちらでも猟兵達が不定形少女の群れに囲まれていた。
 というかすでに1人は不定形少女の群れに捕まって、全身スライムまみれの上にほとんど逆さ吊りのような状況になっていた。
「えっ。物理的に溶けるの? 比喩ではなく? マジで?」
 不定形に捕まれている脚にじわじわと何か焼かれているようなダメージを感じて、そんなことを言っているのは川内・岬(妖狐のメイドラゴン聖忍者戦巫女・f07682)である。
 裸のまま不定形に捕まって逆さ吊りとか、かなり雑なピンチ状態にあるのだが……。
「……流石にちょっとそこまで極めてはないなー。
 お姉ちゃんは普通のスキンシップを普通に楽しみたいだけだし……」
 割とこんな感じで余裕の岬であった。

 ともあれ雑なことになっているのは岬だけで、他の猟兵たちは真剣な顔で不定形と向き合っていた。
「お湯がベトベトのスライムみたいになっちゃった理由は、それ自体がオブリビオンだったって事ね」
「なるほど。呼び出された眷族は、山藍と同じタイプのオブリビオンだったのか……山藍が出なかったのは、同族だからか……すまなかった、山藍」
 アイル・コーウィン(猫耳トレジャーハンター・f02316)の言葉に、なるほどと頷いた心象創造・空蝉(接触者・f05647)は、自身で召喚する不定形少女の山藍に詫びる。前章にて調査のために召喚しようとした際に失敗したのは、同種の存在が干渉しあったからなのだろう。今回もそれは呼べそうになかった。
「後手に回るのは……予知情報を聞いた時点で察していました。
 不定形対策はまだできていません……新しいペット探さなきゃ……」
 そう言いつつ、空蝉のそばで小さな身体に絡みつく不定形少女と格闘しているレンズ・リンド(陰鬱なフェアリーのUDCエージェント・f05600)である。彼女のペット……取り込んだUDCの中には、不定形少女に対抗できるようなものはいないらしい。
「とうとう出てきたみたいだね」
 自分たちを取り囲んでいる不定形少女を前に、少々興味深そうに視線を向ける新道・当夜(電子のバトルアイドル・f14670)である。
「厄介な能力を持っているみたいだけど……」
 警戒はするものの、当夜自身は直接戦う力は持たないため、この直前に一緒に行動していた彼女の背後に下がり、歌声で支援をしようと身構えた。
 その彼女……国包・梅花(妖刀乱花を舞わす・f15283)は当夜を庇うように油断なく構えている。
「これが此度の騒ぎの元凶にて……まだ眷属の内なれど、なぜか苦戦の予感がします……油断なくいかねば」
 梅花は、前章にて武器だけは確保してきていたのだ。だが、闇雲に斬って倒せる相手ではなさそうと、じっと不定形の動きを観察している。
 そして最後にもう1人。
「スライム。そう、えっちなことねぇ。
 ……舐めるなよオブリビオン!
 このエルネスト、R-15くらいのすけべぇを貫く覚悟を持ってこの地にやってきた! 我が健全っぷりを破りたくばボス連れて来いボス!」
 と、吠えているのは、エルンスト君ではなくエルネスト・ポラリス(いつか満月の下で・f00066)である。ちなみに今回のシナリオにボスはいない。一般信者のやる儀式程度では眷族が呼べただけでもすごいのだ。儀式そのものもこんなのでいいのか?って感じでしたしね。
「とにかく! 我が健全な剣の錆びにしてくれるわ!!
 ……あ、剣無い。ていうかお風呂入ってたから丸腰じゃん私」
 カッコつけようとしてそこでようやく手ぶらだという事を思い出したエルネストであった。
「とにかく、このままでは皆身動きがとれんな」
 空蝉はそういうと、UDCドライバーにて自身を拘束している不定形の一部を取り込んで自由を得ると、召喚紋から自らの装備を呼び出す。
「武器を取りに戻らなければいけないものもいるだろう?
 その間は俺が時間稼ぎをするさ」
 そういって応戦を開始した。
 ただ、ここには武器を取りに行くものはとりあえずいなさそうだ。梅花は既に武器を手にしているし、アイルもいつの間にかダガーを手にしている。レンズや当夜は武器をとりあえず必要とはしていない。岬はさておき。
 そしてエルネストも……。
「…………。いえ、大丈夫です。
 真の姿解放! 巨狼の姿で蹴散らしてやりましょう!!」
 狼の姿に変化することで武器によらない戦闘が可能になった。
「そうか。ならこのまま蹴散らすとしようか」
 と、空蝉が言ったのが、戦闘開始の合図となった。
 約1名まだ雑につかまったままですけどね。

「僕は直接戦うのは苦手だから……」
 そう呟く当夜は、梅花の後ろで庇われながら、歌いだす。
 歌う曲は、ユーベルコード。【サウンド・オブ・パワー】によりこの歌を聞いて共感した仲間の猟兵達に更なる力を与える強化の歌。
 もちろん歌っている最中にも、歌への共感などとは程遠い不定形が当夜にも迫ってくる。長く伸ばした触手状の腕が、当夜を溶かそうと溶解液を纏って叩きつけられる。
 だが当夜は、自分が多少溶かされダメージを受けようとも、身体に異常がない限りは変わらずに歌い続ける。それが自分にできる唯一の事だからと。
(「あと……自分の体が解ける感覚も少し気になるしね?」)
 内心ちょっとだけそんなことも思う当夜だった。
 そして当夜を庇うように前に出ている梅花は、愛刀をユーベルコード【月世界】にて数多の梅の花びらへと変化させる。
「これこそ妖刀の念、妖かしの花。触れるならばご用心を。……良う斬れますゆえ」
 そういって静かに花びらを舞わせ、不定形少女を少しずつ削っていく。
 しかし不定形少女は痛みは感じないのだろう、その身体が削られて行っても気にした様子もなくじわじわと梅花と当夜に迫る。2人ともまだそういう経験に薄いためか、擬態の姿は不定形少女のままではあるが、その腕を触手に変えるなどして、2人に攻撃を仕掛けていった。
「大丈夫、梅花さん?」
「なんとも面妖な不定形、対応が難しう……」
 愛刀を花びらに変えて攻撃はし続けているものの、それと引き換えに無手になった梅花は、何とか攻撃を避けてしのごうとするが、歌を続ける当夜を庇いながらでは限界もある。
「いえ、月世界の花びらもあれば、念動力も使えるのです、攻撃は、でき……」
 何とか攻撃を仕掛けようとするのだが、しかし次第に梅花の身体に、不定形少女の触手が巻き付いていくのだった。
「……あ、どこを触って……」
 触手に絡みつかれた梅花の豊かな胸が、まるで嬲られているかのように形を変えていく。胸を激しく揉まれる感覚、それは梅花にとっては経験のないものだった。
「そんな身体が嬲られようとも私は決して堕ち……堕ち……」
 抵抗する声も少しずつ小さくなってしまう梅花は、次第にその未知の間隔に流されていく。
「梅花さーーん?! うわ、こっちにも来たっ?!」
 当夜もまた、不定形少女に群がられて、歌もとうとう中断させられ、飲み込まれていくのだった。

「スライムなんて所詮は弱小モンスター、私のダガーで簡単に斬ってにゃあああああっ!?」
 同じ頃アイルもまた不定形少女と斬りあっていた。
 が、即落ち2コマもかくやというペースで一気に不定形少女がアイルを蹂躙しようと群がっていく。
「あっ、んんっ、全身包んでの愛撫は駄目ぇっ!」
 不定形の身体がアイルを包み、そのまま中にいる彼女の豊満な肢体を撫でて揉んで嬲っていく。しかも、先の2人と違って、そっち方面の経験も豊富なアイルの場合は……。
「にゃあああ?! 卑猥なモノまで生やしてっ……ひゃっ、今入れられたらっ、やっ、んにゃあああああっ!」
 一部の姿を変えた不定形にさらに蹂躙されてしまうアイルだった……。

「全力で光を届けて回復しますので、攻撃はお願いします」
 小さなフェアリーのレンズは、空蝉とエルネスト共に、まともなバトルを繰り広げていた。
 ある意味ここが最後の砦のようなものである。
 レンズは【生まれながらの光】を使い、全線で不定形少女と対峙している2人や、あるいはスライムに飲み込まれていった他の4人を回復させようと頑張っていた。
「光るといっても局部を都合よく隠せたりはしませんのであしからず」
 誰に説明しているのかわからないような事を言うレンズだが、安心してほしい、謎の光や湯気がいろいろ隠してくれているはずなので。
「しかしこのままだときりがないな……」
 自らの身体を【バウンドボディ】に変えて、不定形の攻撃を受け流している空蝉だが、守ること避けることはできても、なかなか攻撃には転じられずにいた。
「他のみんなを開放しなきゃとても……んんっっ?! こっちにも来たっ?!」
 空蝉とそんな会話をしていたレンズだが、そのレンズに向けて不定形少女の腕が変形した触手が伸びてくる。いや、それどころか、その触手の先端が変形して、フェアリーのレンズと同じくらいのサイズの人型に変わり、レンズを襲いに来るのだった。
「ちょ……こんな小さな私にまでそういう事する?!」
 触手の先端の人型から伸びたフェアリーサイズの腕がレンズを捕まえ、その体を撫でまわし愛撫する。
「や、あ、やめ……んくぅっ……」
 次第に声に艶が入ってきてしまうレンズである。
「こいつら、種族に合わせた姿に変形して襲おうとしてくるんですね……。
 だからって、なぜ、雌狼の姿……?」
 一方でエルネストの前にいた不定形少女は、真の姿で巨狼になったエルネストに合わせてか、狼のような姿になってエルネストを襲っていた。
「くっ、この……」
 エルネストはそのまま4つ足の獣の姿になった不定形にのしかかられてしまう。

 こうして猟兵達がピンチに陥っている頃、少しだけ離れた場所では、とある男女も戦いを始めていた。
 その前に少しだけ時間を巻き戻そう。
 不定形少女が具現化してくる少し前。
「こんな状況で意識が飛ぶまでするなんて、あなたはホントにもう……」
「やべェ、やりすぎた。ちぃっと興がノりすぎたわ……」
 息も絶え絶えで意識も半ば朦朧としているフランチェスカ・ヴァレンタイン(九天華めき舞い穿つもの・f04189)を見て、さすがのロメオ・ヴェランテナート(アドミラル・ヴェランテナート・f06320)もさすがに冷や汗をかいていた。
 とはいえ、2人ともさすがに周りを不定形少女に囲まれている現状は認識している。
 一応は、空蝉たちの集団がある程度引き付けてくれているため、2人の周りはそれほどでもなかったのだが……。
「さすがに丸腰はまずいな。得物取ってくるわ」
 と、ロメオはあっさりと、足腰の立たないフランチェスカをその場に残して武器を取りに行ったん脱衣所へと引き上げてしまう。
「あ、もぉ……勝手な人。
 仕方ありません……まずはコレを切り抜けないことには、ですねえ」
 そして1人残されたフランチェスカは、いつの間にか少女の姿から細マッチョなイケメンや筋骨隆々の雄臭い姿へと何故か擬態した不定形に囲まれていたのだった。
 深いため息をつきながらも、フランチェスカは丸腰のまま、蹴りで応戦をする。
 しかし先程までの影響で足腰が震えており、また多勢に無勢であっさりと捕まってしまうのだった。
「あ、っ……く……ああっっっ」
 そしてまるで集団の男にマワされているかの如く嬲られ、身体のいたるところを揉まれ、固くなった触手に穴を貫かれ、と、さんざんな状況に陥ってしまう。
 ロメオがようやく2人分の武器を手に戻ってきたときには、フランチェスカは群がる不定形に蹂躙されて視線も虚ろになってしまっていた。

 かくして猟兵達は、不定形少女の群れに飲み込まれ、誰も助からないバッドエンドに……。

●猟兵達の反撃
 ……は、ならなかった。
「いや、いつまでもこれってどうなのよ?」
 雑な扱いで宙づりにされていた岬は、さすがにそろそろそんな扱いにも飽きてきたらしい。
「んーむ。仕方がない、燃やしちゃおう!」
 と、脱出方法も雑に、【フォックスファイア】で自分を捕まえて居た不定形を燃やして拘束を解いたのだった。
「とうっ! ……すちゃっ」
 セルフ効果音とともに、湯船に着地を決め、全裸で仁王立ちしてどや顔で決める岬である。
「粘液でも邪神の眷属でも、燃えるまで燃やせば燃えるのよ!!!
 フゥーハーハー!」
 そのまま一切隠さないままに仁王立ちで高笑いを続けるので、周りの不定形少女も岬には近寄りがたくなっているのだった。狐火のせいだとは思いたい。

 さらに別の所からも反撃ののろしというか叫びが上がる。
「普通に人型でおっぱいついてるのが好きだわふざけてんのか!!」
 怒りの叫びは、4つ足の獣型になった不定形にのしかかられていたエルネストからだ。こればかりは逆効果だった様子。エスネストは怒りの【人狼咆哮】で、メス狼になった不定形の獣を、近くにいたほかの不定形もまとめて一瞬で吹き飛ばすのだった。
「ふざけやがってもう許さん……」
「お、おう……」
 低い声でつぶやくエルネストに、思わず引いてしまう空蝉だった。
「っと、それより大丈夫か?」
「ああ、助かりました……」
 とはいえ、エルネストの怒りの人狼咆哮で均衡が崩れたのか、空蝉もまたその間にレンズの救出に成功していた。

 さて、自由になった岬は周りを見渡すと。
「むっはーーー! ええのうええのう」
 梅花と当夜が不定形に嬲られ飲み込まれているのを見て、思わず興奮した声をあげてしまうのだった。
 もちろん本当は2人を助けようとしたわけなのだが、ついついそれを見る方に気が取られてしまい……そんなことをしているともちろん。
「ふぇ?! うひゃーーー?!」
 岬自身もまたもや不定形に飲み込まれてしまうのだった。
「あ、ちょ、そこはシャレにならないってーーー?!」
 不定形のスライム状の身体によって全身嬲られてしまうのだが……まぁ、ある意味自業自得で、岬の平常運転ではある。
 が、そこに通りかかるものがいた。
 独りで武器を取りに行っていたために出遅れていたカシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)である。
 炎を纏らせたダガーを使った【シーブズ・ギャンビット】により、岬を捕らえていた不定形は切られ燃やされていく。
「確かにこの不定形少女は魅惑的です。そしてえっちぃのはとても素晴らしい。
 でも……でもっ、やっぱり生身のお姉さん達と美味しく楽しく遊びたいのですよ!」
 口に出した言葉は残念だが、彼の振るうダガーの攻撃は、生身のお姉さん(岬)を救出するには十分だった。
 ついでに不定形のコアか何かはないかと中を探ってはみたが、特にそういうものはないらしい。斬って燃やしていけば、やがてその形を維持できなくなり倒せるようだ。
 不定形が切り刻まれ、中から解放された岬を、抱きかかえて支えるカシム。もちろんどちらもまだ裸のままなので、少年には少々刺激が強いかもしれないが、そこはそれ。
「大丈夫ですか?」
「ぷっはーーーーー! 溺れるかと思ったーーーー!
 あんがと、少年!」
「いえいえ、助けられて何よりです。それじゃ他の敵も倒しに行きましょう」
 まだ戦闘中という事もあり、2人は特にそれ以上はなく行動を再開するのだった。

 また、それと時を同じくしてアイルの方でも動きがあった。
 先ほど不定形に蹂躙されて堕ちていったと思われた彼女だが……。
「……うん、これもう駄目ね。
 気持ち良過ぎてもう止まらない、だったらそれを逆手に取って例の技を発動するわ!」
 逆にその堕ちた快楽を利用し、【羞恥心の限界突破(エクスタシー・リバース)】によって自身を強化していた。
「やる側だけじゃなくてやられる側の快楽も、しっかりとその身に刻んであげるわ!」
 そして、受けた快楽の分だけ強化されたアイルは、逆に不定形少女を捕まえて襲い掛かっていた。
 それは自分を飲み込んだものに飽き足らず、梅花や当夜を飲み込んでいた不定形をも含まれていて。
「このような感覚に翻弄されるとは、修行が足りませぬ……」
「助かったよ、ありがとう。ここからはもう一度歌ってみんなの力になるね!」
 アイルによって助けられた2人もまた戦線に復帰していく。
 なおアイルは、2人のお礼もそこそこに、再び不定形少女を襲っているのだった。

 そして、ロメオも。
「おーおー。不定形生物のわりにずいぶんとサカってんなぁオイ」
 戻ってくるなりフランチェスカを飲み込んで嬲っている男性の姿となった不定形に対してそう言い放つと、取ってきた熱戦銃を使った【クイックドロウ】で次々と撃ち抜いていく。
「おい、そのぐれェでへばるよーなタマじゃねーだろ? おら、受け取れッ!」
 そしてフランチェスカに向かって、持ってきた巨大な斧槍を投げ渡した。
「ああ、得物さえあればこの程度、どうということはありません」
 先ほどまで嬲られ貫かれて虚ろな目になっていたフランチェスカだが、投げ渡された愛用の武器を手にすると同時に瞳に力が戻り、【九天遍く 裂き断つもの(ヴァルフレイア・イディアスブレイザー)】、すなわち斧槍から発せられる光の刃にて、自らに群がる不定形をことごとく一刀で薙ぎ払ってみせるのだった。

 かくしてそれぞれにピンチを脱出した猟兵達にとって、あとの戦闘はオマケのようなものだった。
 湧き出る不定形を順次駆逐していき、そしてやがて温泉には静寂が戻ってくる。
 これ以上の眷属の顕現は行われることもなく、邪神降臨の儀式は完全に崩壊したのだった。

「やれやれです。犯人らしき存在の痕跡とか何か無いでしょうかね?」
 カシムはそう思い静かになった湯船を調べてはみるものの……取り立てて痕跡らしきものはなかった。
 この事態を巻きおこした邪教徒についても、あとは現地の組織に任せて大丈夫だろう。
「……どうやらこれで終わったみたいですね?」
 そういってカシムは、そして他の猟兵達も、改めて温泉をもう少しだけ楽しむことにするのだった。
(「未だ欲望が尽きていないお姉さん達いたら遊びましょう」)
 なんて考えていたカシムが、それを満たされたかどうかはまた別の話。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年03月19日


挿絵イラスト