バトル・オブ・オリンピア①~スケートとメガリス
――一年中雪に覆われ、ひとりでにゴンドラが稼働し続ける謎の霊山……『ウインタートライアスロン山』。
他の世界の住民から見れば極めて怪奇な山だが、アスリートアースの人々は特に気にせず『スキージャンプ・スキー大回転バトル・スピードスケート』の三種目からなる「冬季トライアスロン」を考案し、技量を競い合っている。
そこに『バトル・オブ・オリンピア』の開催を宣言した『新生フィールド・オブ・ナイン』の一人トライアスロン・フォーミュラ『時宮・朱鷺子』はここを制圧。
自身の支援戦場として『六番目の猟兵』を推し量る試金石としていた――
「という訳で、皆様には『冬季トライアスロン』の内『スピードスケート』に挑んでもらいますわよ!」
そう言って『異世界のケルベロス』の一人であるグリモア猟兵、アンジェリカ・ディマンシュ(ケルベロスブレイド命名者・f40793)は『ウインタートライアスロン山』前にて猟兵達にブリーフィングを開始。
「冬季トライアスロンの第三競技は「スピードスケート」ですわ――山の麓に存在する『超自然の存在』によって鏡の如く磨き抜かれた「永久凍土のスケートリンク」を舞台として、他の猟兵やダークリーガー軍団と一斉にスタートするのですわ」
1周400mのトラックを誰よりも早く16周した者が勝利となる――当然、選手同士はユーベルコードも含めたあらゆる攻撃が認められている。
「そこでなのですが、わたくしは銀誓館学園から『雪女』に由来する冷気のメガリスを借り受けましたわ。これを使ってスケートレースに活用して下さいな」
勿論頼らず正々堂々と戦っても良し。
そんな風にアンジェリカは猟兵達を見送るのであった――
黒代朝希
ここからは、支援戦場を集中的に制圧するターンとなります。
皆様、『バトル・オブ・オリンピア』の勝利の為にお付き合い下さい。
プレイングボーナス……ダークリーガー軍団の妨害に対抗する/リンクを回りながらユーベルコードを撃ち合う。
に加えて、
プレイングボーナス……雪女のメガリスを活用する。
『新生フィールド・オブ・ナイン』との戦いの為、完結数が揃って執筆可能な状態なら即座に完結させます。
それでは、皆様の素晴らしいプレイングをお待ちしております。
第1章 集団戦
『ダークデュエリストの少年ギャング』
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POW : 降りてこい!
【カードに描かれたクリーチャーの特質】を纏った真の姿に変身する。変身中は負傷・疲労・致命傷の影響を一切受けず、効果終了後に受ける。
SPD : 集え!
レベル体の【カードに描かれたクリーチャー(受肉済み)】を召喚する。[カードに描かれたクリーチャー(受肉済み)]はレベル×5km/hで飛翔し【元々のクリーチャーが備えていた能力】で攻撃する。
WIZ : 狂え!
【カードをシャッフルしたり投げたりした】姿勢のまま、レベルkm/hで移動できる。移動中は、攻擊が命中した敵に【使用したカードに書かれていた内容】の状態異常を与える。
イラスト:田口 マサチヨ
👑11
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
仇死原・アンナ
ダークセイヴァー出身の処刑人です。
普段はぼんやりですが敵には冷酷な処刑人と化します。
鉄塊剣振るい怪力で攻撃したり妖刀で斬り付け串刺したりします。
鎖の鞭や拷問具で敵の行動を阻害し、肉体より生じる地獄の炎を操り範囲攻撃で敵を燃したりします。
口調(私、あなた、呼び捨て、ね、よ、なの、なの?)
敵には(ワタシ、お前、呼び捨て、言い捨て)
リカルド・マスケラス
戦争シナリオで現地のNPCや居合わせた猟兵と協力して戦うっす
「ちょっと力を貸して欲しいっすよ」
【コミュ力】で協力を取り付けた相手に憑依して、リカルドの能力値と技能を追加してもらって戦う。【怪力】でのゴリ押しや【属性攻撃】【破魔】で相手の弱点を突いた戦いも可能。鎖鎌を使った【ロープワーク】で捕縛、宇宙バイクの【操縦】、【念動力】で道具の遠隔操作もできる
【シークレットポテンシャル】を使用すれば、憑依した相手の所持している技能のLvを1490まで引き上げ、高い技能Lvでゴリ押しすることも可能
高い能力でのバトルを体験する事で憑依した相手にとっていい経験になってくれるといいっすね
「これがスピードスケートの会場……」
仇死原・アンナ(処刑人、地獄の炎の花嫁、焔の騎士・f09978)はそう言ってスピードスケートの衣装に身を包み、レースの準備を整えている。
「ま、準備万端っす!」
リカルド・マスケラス(希望の|仮面《マスカレイド》・f12160)もスピードスケートのアスリートに憑依し、発動しているユーベルコード『シークレットポテンシャル』の効果によって憑依対象のスピードスケートのアスリートが眠らせているポテンシャルを引き出している。
「そろそろ開始か」
「さーて、始めるっすよ!」
二人がそう呟いた瞬間、スピードスケートのレースが開幕する。
一斉に走り出すスケート選手達。
彼らは1周400mのトラックを誰よりも早く16周する事に全身全霊を注ぎ込み、そのまま加速していく。
リカルドは憑依したアスリートのポテンシャル――スピードスケート選手が『使用できるであろう技能』の全てを、軽く|異能《ユーベルコード》の域を超えて強化し圧倒的に他の選手を引き離してトップに。
アンナも、技能を強化――既存の技能同士を組み合わせ、独自の技能を創造して強化するユーベルコードの内『怪力』と『恐怖を与える』を組み合わせて創造し強化された|技能《ユーベルコード》である『怪物』を以て、莫大な『怪物』の如き膂力と覇気による進撃を繰り出しリカルドの隣へと並び立つ。
「さて、今度は競争するっすか?」
「そうしましょうか」
更にそこへ『雪女のメガリス』を使用するアンナとリカルド――二人の周囲には極寒の冷気が渦巻き、彼らを強化していく。
周囲が凍り付き、摩擦も死す様な極低温の中を二人は滑走――いよいよ400mの15週を終えて最終コーナーに入っていく。
そのまま、一斉に最後の加速に入っていくアンナとリカルド。
アンナは『怪物』という技能を活用する事で。
リカルドは憑依しているアスリートの|技能《ポテンシャル》を強化する事で、相手と競い合っていくのであった――
大成功
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ヴィオレッタ・エーデルシュタイン
他の猟兵たちと協力して参加するわね。
まずはスケートだけど、[悪路走破]と[地形耐性]を活かして滑りやすい氷面をクリアしていくわ。
コーナーのような厳しい所は[念動力]で無理やりクリア。
一応体を沈めたりしてそれっぽくはしておくわね。
そして相手のカードだけど…ユーベルコード【クォンタム・ハンド】で相手のカードを量子結合の手で引っこ抜いてぽいよ。
引き抜けないようならカードを引きちぎってしまいましょう。
「カードに依存した能力なら、カードそのものをダメにしてしまえばいいのよ」
五十川・静華
アドリブ/連携可
フィギュアスケート用のスケート靴を履いてリンクに降り立つ。
「スケートリンクと聞いてきたのに、今度はスピードスケートなんて」(ガッカリ)
とは言え、気を取り直してスタートラインに立つ。ただしその構えはスピードスケートにしては独特。そう、UC発動である。
号砲が鳴ると同時に滑り出す。スタートダッシュは上々。
飛んでくるカードをダンスするが如く回避、時に吹き飛ばし耐性で耐える。
適時結晶輪を早業で敵に放って攻撃。
「『雪女のメガリス』なんて私にピッタリね!」
メガリス発動。吹雪が追い風となり加速。
「氷の上では負けたくない!」
闘争心を漲らせ、さらに加速する。
「まずはスケートだけど、滑りやすい氷面をクリアしていくことが重要ね」
冷静にスケート場の状態を確認しながら一周400mのスピードスケート場を滑って行くのは、ヴィオレッタ・エーデルシュタイン(幸福証明・f03706)。
彼女はスケート場という地形を理解した上で、このまま走破していく。
「スケートリンクと聞いてきたのに、今度はスピードスケートなんて」
がっかりした様子で五十川・静華(雪女の「フィギュアスケート」アスリート・f42400)……銀誓館学園に所属する雪女にして『フィギュアスケート』のアスリートだ。
今回は『スピードスケート』である為、彼女の専門とする『フィギュアスケート』ではない……その事にがっかりしながらも、しかしまだ彼女のポテンシャルは活かす事が出来る――『雪女のメガリス』、だ。
「そう、正に私の様な雪女のスケートアスリートにピッタリの戦場ね!」
メガリスを発動し、吹雪が追い風となり加速していく静華。
また、ダークリーガーから飛んでくるカードのユーベルコードをダンスするが如くアクセルして回避し、適時『結晶輪』を即座に敵に放つ事で反撃していく所にヴィオレッタも追いついていく。
「相手のカードに由来するユーベルコードだけど……こちらのユーベルコード『クォンタム・ハンド』で相手のカードを量子結合の手で引っこ抜いてぽいよ」
不可視の『量子結合の手』を操作するユーベルコードを用いて相手のダークリーガー『ダークデュエリストの少年ギャング』のカードに由来したユーベルコードを不発に追いやるヴィオレッタ。
「カードに依存した能力なら、カードそのものをダメにしてしまえばいいのよ」
冷徹にそう宣言する彼女は、静華とは別ベクトルで雪女とも言えるだろう――
スピードスケート自体も、コーナーのような厳しい所は念動力で無理やりクリア。
一応体を沈めたりするなどしてヴィオレッタは走破していく。
「氷の上では……負けたくない!」
そこに闘争心を漲らせ、更に加速していく静華。
専攻は違うとはいえ、スケートのアスリートとしてその走りは誰よりも華麗でスピーディーなものだ。
ヴィオレッタもダークリーガーに対処し、静華の走りに追いついてみせる。
このまま二人が一気に他の選手を抜いて最終コーナーを同時に突破――そのまま静華とヴィオレッタの最終決戦となる。
効率的に最適な走破を試みるヴィオレッタに、雪女として――『フィギュアスケート』のアスリートとして己の持てる全てを用いて加速していく静華。
やがて最終コーナーを先にゴールしたのは……静華であった。
こうして、またもや猟兵は『冬季トライアスロン』における第三種目『スピードスケート』の戦場を踏破――
トライアスロン・フォーミュラに近づいていくのであった。
大成功
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