|☆コ・キ・ド☆韓信《🌕韓信大将軍決戦》
●|南蛮界《封神武侠界》
「天運、いよいよ尽きたるか……。
これだけの時を用いても、私は主君とすべき英傑を見出す事ができなかった。
つまりは、全ての人仙を封印する究極神器『封人台ほうじんだい』の起動も叶わぬという事。
されど、これを猟兵に渡す訳にはいかぬ」
「【Q】『南蛮来往道なんばんらいおうどう』……!
南蛮門を開き、封人台を何処かの世界へと飛ばす!
私はこれを扱えぬが、何処かのオブリビオン・フォーミュラならば、封人台を有効に扱うだろう。
この儀式が完了する刻限は、12月27日の満月昇りし時。
それまでの間、南蛮の魔物達よ、溢れ出でて大地を騒乱せしめよ!」
…………。
「南蛮の魔物達よ、溢れ出でて大地を騒乱せしめよ!」
……。
「南蛮の魔物達よ、溢れ出でて大地を騒乱せしめよ!」
韓信が何度も叫ぶが南蛮の魔物たちは一向に出てこない。
それ以前に南蛮門が開いてすらいなかったのだ。
「あー、韓信ちゃん、南蛮門の手入れ全然してないから、草ボーボーになってるぅ」
突然少女の声が響き渡った。
その少女の言うように南蛮門は南蛮の奥地にあったかのように苔が生え、蔦が絡み開きそうもなかった。
「いや、私は南蛮門をここに固定しただけで持ち主では……」
「でも、今使おうとしているのは韓信ちゃんでしょ?」
「まあ、そうではあるが……」
そこまで言いかけて韓信は気付く。
韓信は自身の主君に成り得る程の英傑を探してはいたが、ただの一兵卒ではない。
大将軍の名を冠する程の武人であった。
その韓信をここまで言いくるめ、
ましてやここは人界と南蛮界の境界、このような場所に平気で立っている少女など只物ではなかった。
「其方はいったい……?」
韓信は思わず聞いてしまった。
「あたしはね……劉備よ」
その名を聞いた瞬間から韓信の運命が――転がり落ちていくのであった。
●グリモアベース
「キノキノ、封神武侠界が人手不足らしいからお手伝い頼まれちゃった」
キノ・コバルトリュフ(|キノコつむり《🍄🍄🍄🍄🍄》の星霊術士・f39074)は事情を話す。
猟兵達はどうにかキノの説明を解読し大まかな流れは理解した。
猟兵達の検閲に追い詰められた韓信が人界に固定した南蛮門を通じてどこかの世界に封人台を不法投棄しようとしていると、そして開いた南蛮門から封じられていた南蛮王が溢れ出し封神武侠界を蹂躙してしまうと、それを阻止するのが猟兵達の役目ということだった。
「トリュフ!みんな理解が速くてすごいね。
それじゃ、みんなよろしくね」
キノはそそくさと猟兵達を現地に送り出していくのであった。
劉備と名乗る少女やタイトルはこの先に押し付けて。
トルシ
最終決戦「韓信大将軍」2本目になります。
何でこうなった?
キノの超絶猛毒胞子に触れておかしくなったのでしょうか?
詳しくは1章の断章にて。
この決戦シナリオを合計「20回」成功すれば、完全に韓信大将軍を滅ぼすことができます。
「12月27日(水)」までに韓信を撃破できなかった場合、韓信は【Q】『|南蛮来往道《なんばんらいおうどう》』によって「どこか他世界のオブリビオン・フォーミュラに『封人台』を渡してしまいます」。
第1章ボス敵『🌗劉備・オルケストリス』
劉備は劉備でも実は偽物のコンキスタドールです。
ちゃっかり、韓信から『水銀の渦』をいただいてしまいます。
『水銀の渦』
戦場全体に水銀の渦を発生させる。水銀の渦が存在する間、
敵には内臓破壊ダメージを与え続け、自身は水銀を纏って戦闘力強化。
第2章『『南蛮王』を撃退せよ』
かつて、諸葛孔明の策略によって討伐され、南蛮門ごと封印された南蛮王たちが溢れ出てきます。
彼らの勢いに呑まれず、南蛮門に押し戻しましょう。
第3章『韓信大将軍』
卓越した軍略によって「必ず先制攻撃してくる」上に、何か隠し玉を持っているようです。
とりあえず、タイトル通りな雰囲気になるかと思います。
とはいえ、元ネタを読んでも見てもいないのですが、頑張っていきたいと思います。
第1章 ボス戦
『🌗劉備・オルケストリス』
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POW : 真滅獣身
自身の【理性 】を代償に【猟兵絶対殺す魔導鎧】を創造する。[猟兵絶対殺す魔導鎧]の効果や威力は、代償により自身が負うリスクに比例する。
SPD : 超・桃園の誓い
非戦闘行為に没頭している間、自身の【開催する宴の参加者 】が【自分の同志になる事を受け入れない限り】、外部からの攻撃を遮断し、生命維持も不要になる。
WIZ : 超・三国志
【三国英雄っぽいなにかの怨霊 】と合体し、攻撃力を増加する【神の加護を受けたダイナマイト】と、レベルm以内の敵を自動追尾する【聖なる手榴弾】が使用可能になる。
イラスト:たけ姫
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠白石・明日香」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●
「あたしはね……劉備よ」
少女の名前を聞いた瞬間、韓信は驚きの表情を浮かべる。
「おお、其方が劉備殿であったか。
お噂はかねがね伺っております。
しかし、女性の方であったとは……」
韓信は少し残念な表情を浮かべる。
劉備玄徳ほどの英傑であれば使えるべき主君に相応しいのではと考えていたが、まさかの女性であったことに残念に思ったようだ。
「そう、劉備・オルケストリス」
「お、オルケストリス?」
韓信は困惑する。
劉備の名を劉備玄徳と聞いていたが、まさかの横文字が来るとは韓信は夢にも思っていなかった。
だが、劉備の口からその困惑は取り除かれ……いや、より悪化するのであった。
「芸名よ!
韓信ちゃん!あなた、|仕えるべき《雇ってくれる》|主君《オーナー》を探しているんですってね?」
「あ、いやそれはもう……」
諦めたと韓信が言いかけた瞬間、劉備は畳みかける。
「どうせ、一人で探していたんでしょ!」
「いや、忠実な配下と共に探していたのだが」
「配下なんて!|雑兵《バックダンサー》と同じよ!!
あなたと同じレベルの子はいないの?」
劉備にそう言われた韓信は一人の顔を思い浮かべる。
だが、それは……。
「一人いたが、昨年の春節の頃に猟兵に討たれた」
それは韓信と同じく大将軍に就任していた王翦であった。
昨年の1月に行なわれた殲神封神大戦で猟兵達に討ち取られていた。
韓信はその頃、張角の『異門同胞』を破り『三国英雄探しの旅』に出ていた。
その旅路の果てにこうして猟兵達に追い詰められているのだが。
「イイですね!その|武勇伝《バックグラウンド》!
始めはデュオで活動していた二人が相方の突然の死でソロに!
だけど、ソロでは思ったような実力を出せずに挫折の日々!
人生の崖っぷちで運命の出会いを果たしチームとして花開かせる!!」
「は、はぁ?」
「あたし、昔トリオで活動してたんだけど」
「と、トリオ?」
「3人組よ!3人組!
曹操ちゃんと孫権ちゃんよ、知ってるでしょ」
「其方ら!覇を競い合っていたのではないのか!!」
「全員が|覇王《ボーカル》の座を奪おうとしてあの手この手で足を引っ張っていたのが、逆に|主君《フォーミュラ》にウケて人気爆発だったのよ」
「張角も物好きな、いや其方らは殲神封神大戦に出陣してはいなかったのでは?
其方ら程の英傑を張角が起用せぬはずもあるまい」
「どこの馬の骨よ、あたし達の|主君《フォーミュラ》様はまだ生きてるわよ。
ちょっと話がそれちゃったけど、あたし訳あって今ひとりなのよ。
特にすることもなかったんだけど、韓信ちゃんがまだ主君探しを諦めてないのなら手伝ってあげる!」
劉備の言葉に韓信は空を仰ぎ見た。
「そうだな、よくよく考えてみれば私はこの封人台を他世界のオブリビオン・フォーミュラに託そうとしていた。
それはこの究極神器を使いこなせる程の英傑がこの世界にはおらぬと薄々感じていたからかもしれぬ。
それなら、私自身も外の世界に主君探しの旅を向けてもよいのかもしれぬな」
韓信は心のつっかえが取れたかのような爽やかな笑顔を浮かべ、劉備に右手を差し出す。
劉備はその手を握り返し、
「よろしくね!韓信ちゃん!!」
二人は固く握手を握り交わしたのであった。
固く手を握り交わした劉備はすっと人界の方に振り向く。
「さてと、それじゃああたしはメンバー集めに行ってくるよ」
「私と其方がいれば十分ではないのか?」
韓信の質問に劉備は首を振る。
「今時、男女のカップルじゃインパクトが足りないのよ。
王道を貫くのもいいけど、それは茨の道よ。
韓信ちゃん、世界を甘く見過ぎてない?
言っておくけど、あたしの|主君《フォーミュラ》だって、神から|王《フォーミュラ》の座を奪い取り、神が猟兵に滅ぼされても、暗躍し続けている程のインパクトの持ち主なのよ。
韓信ちゃんの評価がどんなだか知ってるの?」
それに関しては何故か韓信の心にぐさりぐさりと刺さる物を感じた。
「だから、あたしは|猟兵《強敵》を倒しに行ってくるのよ」
「そうか!猟兵を捕虜にするのだな!!」
「いいえ、|猟兵《強敵》は倒すだけよ。
だけど、倒した強敵はあたし達の|危機《ピンチ》に|仲間《オブリビオン》となって駆け付けるのよ」
「な、なんと、そこまで考えておったとは!!」
「さて、あたしはそろそろ行くけど。
韓信ちゃんは|儀式《草むしり》を進めておいてね。
南蛮門が開かなかったら意味が無いからね。
それと、この【水銀の渦】も貰っていくね」
「ああ、構わぬ。
其方に良き|戦場《いくさば》を」
「ええ、サイコーの|戦場《ステージ》にしてくるわ」
劉備は猟兵が待ち受ける戦場へと駆けていった。
手にした神器【水銀の渦】はまるで彼女の世界の神の|御業《オーシャンボール》のように戦場を水銀で埋め尽くす。
それはまるで|腹の奥底《内蔵》に衝撃を与えるかのように|響き渡って《侵食して》いくのであった。
フィア・フルミネ
考え得る限り最悪の取り合わせ。韓信に劉備……? うん。名の通った英傑ばかり。それが無名の魂人に倒されたとなれば、さぞ屈辱だと思う。二人がかりで来なかったことを後悔するといい
元々話が通じるタイプの敵ではなさそう? 加えて魂人という種族は心臓が最初からない。内臓破壊ダメージが致命傷になることはあまりないと思う。どうしても耐えられないダメージを負う時には、ユーベルコードを起動して無理やり動かそう。どうせ壊れるなら有効活用してみせる
絶対殺すと息巻いていた割には、言葉に酔うばかりでそこまででもない。うん。せっかくの勇名が泣いているよ
●
「考え得る限り最悪の取り合わせ。
韓信に劉備……?
うん。名の通った英傑ばかり」
消え入りそうな声でフィア・フルミネ(|麻痿悲鳴《まいひめ》・f37659)は呟き、
ガタガタと震える体を抱きしめる。
本来なら共に居合わせる筈のない二人が、揃って自身の敵として立ち塞がる。
普通に歴史を知る者なら当然の反応――の筈だった。
だが、フィアが体を震わせていたのは、名立たる英傑に恐怖してからではなく――。
「それが無名の魂人に倒されたとなれば、さぞ屈辱だと思う。
二人がかりで来なかったことを後悔するといい」
ダークセイヴァーの下層で処刑され、魂人化し猟兵となった元・闘士の武者震いであったのだ。
そうとは知らず、
「あ、第一猟兵はっけーん!
キミ!あたし達の強敵になってよ!」
劉備は友達を誘うかのように手を振りながら駆け寄ってきた。
「ごふっ」
すると、突然フィアは血を吐き出した。
劉備の持つ【水銀の渦】がフィアの内臓を侵蝕したのだろう。
(魂人は心臓が最初からない。内臓破壊ダメージが致命傷になることはあまりない)
そう思っていたが、内臓は心臓だけではない。
人は胃や腸、肝臓など心臓以外にも多数の臓器を持っている。
元々が人である魂人には当然それらの臓器はある。
その内の心臓が『緋き苦痛の刻印』に置き換わっているだけなのだ。
だが、フィアは何も考えていなかった訳ではない。
いや、寧ろ何も考えていなかった方がよかったのかもしれない。
「どうせ、壊れるなら有効活用してみせる」
この狂気じみた思考はダークセイヴァーで地獄を見てきたからなのだろうか?
死すら許されない魂人にとっては、自身の身体であろうが使えなくなるぐらいなら切り捨てて武器にでもなんにでもしてしまえと考えるようだ。
フィアの内臓を【磁雷矢】が駆け巡る。
そして、フィアは大きく息を吸い込む!
そう、これも内臓なのだ。
人が空気中から酸素を取り込み、二酸化炭素を吐き出す臓器。
――肺。
「わあああああああああああああっ」
凄まじい怒号と共にフィアに吸い込まれた空気は吐き出される。
【磁雷矢】によって、肺を始めた各種内臓の機能は3倍にまで膨れ上がり、吐き出された息はまさしくブレスと言って過言ではなかった。
咄嗟に劉備は『猟兵絶対殺す魔導鎧』を装着するが、フィアのブレスの勢いには敵わず吹き飛ばされてしまう。
「いったーい!
やるね!でも次はこっちの番だよ!」
劉備は起き上がり、フィアに駆け寄ってくる。
その度にフィアは劉備を吹き飛ばす。
『猟兵絶対殺す魔導鎧』に理性を代償としたからなのか、はたまた元からそうなのか?
劉備は本能に従い何度でも駆け寄ってくる。
少しは考えればいいものを何度も何度も繰り返していった。
だが、それも終わりが来る。
代償を支払うのは劉備だけではない。
フィアも3分という時間制限を過ぎれば、酷使した代償を支払わなければならない。
肺を始めとした内臓が無残にもはじけ飛び、フィアは大量の吐血をする。
夥しい量の吐血にフィアは倒れ伏していた。
あわやフィアのピンチかと思われたが、起き上がれないのは劉備も同じであった。
「絶対殺すと息巻いていた割には、言葉に酔うばかりでそこまででもない。
うん。せっかくの勇名が泣いているよ」
肺を失い声にならない吐息でフィアは呟く。
内臓を失ってはいるが、フィアは殺されていない。
何度も何度も劉備を吹き飛ばしたブレスに籠められていたフィアの属性――電撃。
蓄積されてきた電撃によって感電し動けなくなった劉備にフィアの止めを刺すことができない。
『猟兵絶対殺す』など過言であるとフィアは証明したのだ。
痛み分けではあるが、フィアが劉備に与えたダメージは多大なものであった。
大成功
🔵🔵🔵
御堂・伽藍
アドリブ、即席連携歓迎
さんごく? ぱりぴ?
中身を探す器か…面白い
足場習熟悪路走破残像陽動フェイント忍び足でゆるゆると接敵
射程に入り次第念動怪力破魔雷属性鎧無視衝撃波UC
フェイント二回攻撃追撃を交え範囲ごと薙ぎ払う
敵の攻撃を落ち着いて見切り
カウンター念動破魔雷属性衝撃波誘導弾UC
咄嗟の早業ですてぜにを放ち敵の攻撃を先んじて迎撃
窮地の仲間は積極的にかばい援護射撃
すいぎん がらんどう
注げ注げ!空の器に!
うたう おどる
晴れ舞台なれば、華麗なる幕引きを♪
(ダンスしつつ)
カーテンコールは ありません
鎮め沈め骸の海へ
さようなら
さようなら
御然らば
御然らば
●
「さんごく? ぱりぴ?
中身を探す器か…面白い」
抜き足差し足忍び足で劉備に接近を考えていた御堂・伽藍(がらんどう・f33020)であったが、
「パリピ?
違うわよ!私達は☆コ・キ・ド☆!
コンキスタドールよ!!」
劉備が猛烈ダッシュで伽藍の元に飛び込んできた。
「これはこれは 器は器でも 異色の器であったか
和洋折衷 いな 洋中折衷とはいえ 盛る器が違えば…いや器を書き換えるつもりなのか」
「ちょっと!聞いてる?
何を言ってるのかサッパリなんだけど?」
「何であれ 骨董品の器は 叩き割るのみ」
「うーん、不思議ちゃんなのかしら?
これから☆コ・キ・ド☆になっても、上手くやっていける自信がないわね。
そういえばキミ、始皇帝ちゃんはどうしちゃったのよ!
もう内臓がボロボロになっててもおかしくないんだけど?」
「始皇帝? ああこの水銀のことか
このがらんどうの器に 中身などない
すいぎん がらんどう
注げ注げ!空の器に!」
話がうまくかみ合わない二人であったが、周囲を取り囲む【水銀の渦】による内臓破壊ダメージについて劉備が訊ねれば……伽藍の回答はより理解不能となっていた。
伽藍は『がらんどう』のからだを劉備に見せつける。
空っぽのからだには水銀がたぷんたぷんと揺れていた。
そもそも破壊する内臓が伽藍にはなかった。
「八柱の死神、我等の守護に降り臨む!やくもたつ、いずも…」
伽藍は水銀の揺れる『がらんどう』のからだから8本の紫電の剣を射出する。
「ちょっと!危ないじゃないの!!」
劉備は咄嗟に飛び退き紫電の剣を回避する。
躱された紫電の剣は宙を舞い、伽藍を中心に同心円状に大地へと突き刺さる。
突き刺さった紫電の剣は小さな円を描き、伽藍を中心とした九曜紋を描き出した。
「うたう おどる
晴れ舞台なれば、華麗なる幕引きを♪」
「こうなったら、【超・三国志】で仕返しよ!
って、いたっ!
ちょっと!何するのよ!
アタシがカッコよく憑装しようとしているのに!!」
まるで九曜紋の舞台で舞うかのように『すてぜに』を撃ち放つ。
劉備が三国英雄っぽいなにかの怨霊を呼び出そうとするのを妨害するように。
「カーテンコールは ありません
鎮め沈め骸の海へ
さようなら
さようなら
御然らば
御然らば」
「ちょっと!何勝手に殺してるのよ!!
アタシはまだ生きてるってば!!!」
劉備の魂からの叫びが響き渡っていた。
大成功
🔵🔵🔵
神城・瞬
義父の律(f 38364)と参加
韓信に劉備の組み合わせと。劉備はこの世界に詳しくない僕でも良く分かりますよ。何故に危険な小悪魔風の女性になったんだのか首を傾げますが。
まあ、厄介極まる敵である事は確かです。正直水銀の渦の性質で長く戦えません。お父さん、即効で痛打を与えましょう。
【高速詠唱】【全力魔法】【限界突破】で疾風閃を発動。無敵鎧の効果を少しでも削ぐ為、【鎧無視攻撃】【マヒ攻撃】【部位破壊】【部位破壊】の効果を合わせましょう。渦の内蔵破壊ダメージは自前の【回復力】でなんとかなればいいんですが。
正直、お父さんより僕が先に倒れる可能性が高いです。でも、必ず大丈夫と信じてます。後は頼みましたよ。
真宮・律
義理の息子の瞬(f06558)と参加
まあ、大事な戦いに強大な戦力を援軍に呼ぶのは戦力としてありだが過去の猛者を慎みなく呼び出すのは首を傾げるな。劉備は良く知らないんだが、少なくともこの戦場に違和感ありまくりなのは感じるな。
全く、内蔵破壊ダメージなんて洒落にならないぞ。速攻で行くか。傭兵の知恵で攻撃力上昇、【残像】【心眼】で敵の攻撃を回避して全力の【切断】【急所突き】の大剣の一撃を叩きこみ、追撃の【電撃】を叩き込む。
瞬が倒れ込む姿を見て一瞬戸惑うが、俺を信じてくれている事はわかる。大事な息子だからな。攻撃を続行するぜ。少しでも一撃を。
●
「まあ、大事な戦いに強大な戦力を援軍に呼ぶのは戦力としてありだが過去の猛者を慎みなく呼び出すのは首を傾げるな」
韓信の目的は封人台を他世界のオブリビオン・フォーミュラに託すことであったが、その際に南蛮門からかつて諸葛孔明が封じた南蛮王たちを呼び出し戦力とすることを予知されていた。
そのことを真宮・律(黄昏の雷鳴・f38364)は指摘していたのだが、何をどう間違えたのかここの韓信はまだ南蛮門をひらけていなかった。
どこかの奥地の遺跡にように草がボーボー生えた南蛮門を韓信は絶賛草刈り中なのだ。
だがそれでも。
「韓信に劉備の組み合わせと。
劉備はこの世界に詳しくない僕でも良く分かりますよ。
何故に危険な小悪魔風の女性になったんだのか首を傾げますが」
他の猟兵も言っていたが、韓信と劉備が手を組む。
本来なら生きた時代が異なる二人が相まみえる事すら不可能なのだが、オブリビオンとして過去から滲み出ることで、本来ありえないタッグが成立していた。
義理の息子である神城・瞬(清光の月・f06558)の言葉に律は続ける。
「劉備は良く知らないんだが、少なくともこの戦場に違和感ありまくりなのは感じるな」
瞬も指摘していたが、今二人の目の前にいる劉備はどこかおかしい。
二人が知る劉備玄徳の姿とかけ離れていた。
それもその筈、彼女は『劉備・オルケストリス』。
劉備の名前を勝手に語るコンキスタドール、☆コ・キ・ド☆なのらしい。
二人が武器を構え心境を語っている間、劉備は品定めをしていた。
(う~ん、この二人、血は繋がってないけど親子みたいね。
普通なら男性4人組で組むけど、ここはあえて紅一点のあたしを取り合うチームもいいかもしれないわね。
親子でメインボーカルのあたしを奪い合うのはカルロス様は好きそうだけど、
肝心の韓信ちゃんがうまく合わせられるか心配よね。
それに韓信ちゃんを取り立てる筈があたしがボーカルじゃ意味がないよね)
劉備は勝手に二人を倒しオブリビオンとして蘇りチームを組んだ時のことを考えていた。
捕らぬ狸の皮算用である。
「とりあえずは、あの二人を倒してからよね!」
劉備は『猟兵絶対殺す魔導鎧』を纏い駆け出した。
「お父さん!来ますよ!」
「ああ、わかってる!」
瞬と律は劉備の初撃を躱す。
特に大地を粉砕したり、地を割る程の威力ではないが猟兵としての本能が危機感を感じさせる。
『猟兵を絶対殺す』即ち対猟兵に特化した鎧なのだろう。
迂闊に一撃を喰らってしまうのは避けたいところだ。
それに……。
「全く、内蔵破壊ダメージなんて洒落にならないぞ。
速攻で行くか」
劉備の持つ【水銀の渦】が二人の内臓をじわじわと侵蝕していく。
時間を掛けていられないと律は気を高め黒のオーラを纏う。
「まあ、生き延びるには必要って事だ」
この戦いを生き延びる為にと【傭兵の知恵】が今必要な力は|黒のオーラ《攻撃力》だと判断し纏った。
それは義理とはいえ親子である瞬にも伝わっていたようで、
「お父さん、即効で痛打を与えましょう!
疾風よ、奔れ!!」
瞬は手に持った『六花の杖』を振るい、【疾風閃】を放つ。
放たれた衝撃波は劉備の纏う『猟兵絶対殺す魔導鎧』を切り裂く。
これで律を阻む障害は取り除かれた。
「後は頼みましたよ、お父さん」
その瞬間、瞬は血を吐き出し倒れた。
「瞬!!!」
律は振り返り、瞬に駆け寄ろうとした足をぐっと堪えた。
瞬の吐き出した血が煙をあげ焼かれていたのだ。
それは瞬の種族がダンピールであることが起因している。
瞬にはヴァンパイアの血も流れているのだ。
ヴァンパイアにとって水『銀』は魔を祓い身を焼く猛毒なのだ。
その為、通常の人より水銀の侵蝕は早く、それを持ち前の回復力で引き延ばしていたのだ。
それは、
「俺を信じてくれている事はわかる。
大事な息子だからな。
攻撃を続行するぜ!
少しでも一撃を!!」
息子が命を懸けて切り開いた道を無駄にするわけにはいかない。
父なら劉備を倒してくると信じた想いに応える為に律は駆け出した。
『猟兵を絶対殺す』という脅威を取り払い無防備となった劉備に『クレプスキュル』で叩き切り、追撃の雷撃を撃ち込むのであった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
カシム・ディーン
フィアが活躍してるなら僕も出張らねーといけねーな
「メルシーも参上だぞ☆」
後で治療しねーと…
UC常時
此奴なんかやたら重要な事言ってねーか…?
だがそれは今はどうでもいい
おめー…アイドルか
本来なら枕営業してやりたい所だが
「フィアちゃんの治療しないとね☆」
【情報収集・視力・戦闘知識】
劉備の能力と周辺状況と水銀の性質を分析
対水銀
【属性攻撃・浄化】
生命属性を付与
内臓ダメージの軽減と毒を浄化
【空中戦・念動力・弾幕】
念動光弾を乱射して水銀を吹っ飛ばし
【二回攻撃・切断・盗み攻撃・盗み】
おめーの主君…もしかしてイ◎ーク見たいな頭の彼奴か?
「散々やったよね☆」
鎌剣と太刀で切り刻み金目の物は強奪ぅ!!
●
「フィアが活躍してるなら僕も出張らねーといけねーな」
カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)は先に劉備と戦った妻の身を案じ駆け付けた。
『メルシーも参上だぞ☆』
界導神機『メルクリウス』も一緒のようだ。
【|対人戦術機構『詩文の神』《メルシーマホーショウジョモード》】によってサイキックキャバリアである『メルクリウス』も魔法少女『メルシー』に変身している。
「後で治療しねーと…」
カシムはぼそりと呟いていた。
それだけ先に戦っていた妻の無茶な戦いで負った代償が心配なのだ。
突如現れたカシムとメルシーに劉備は思案していた。
(う~ん、今度は男の子と女の子のペアか。
あたしと韓信ちゃんとのペアにして、お互いに彼氏自慢風にして……。
いやいや、それならあたしがあの男の子にちょっかいを出す方がウケはよさそうよね。
やっぱり、韓信ちゃんが全然目立たないよね。
どうしよっか?)
またしても捕らぬ狸の皮算用であった。
「おめー…アイドルか
本来なら枕営業してやりたい所だが」
『フィアちゃんの治療しないとね☆
それとご主人サマ、フィアちゃん、そこにいるからね☆』
カシムがよからぬことを口走るが、今はそれどころではないと愛機が止めていた。
「アイドル?惜しいかな。
あたし達は☆コ・キ・ド☆!
コンキスタドールよ!!」
劉備はカシムの質問に真面目に答えていた。
正体を隠すとか全然考えていないようであった。
「ってこったあ、おめーの主君…もしかしてイ◎ーク見たいな頭の彼奴か?」
「イ◎ーク??
岩の蛇姿でリーゼントはしたことはなかったと思うけど?」
「イ●ークじゃねえ!イ◎ークだ!!」
『ご主人サマ!伏字は相手が履修してないと、伝わらないし検索もかけられないから注意が必要だぞ☆
でも、あのおかっぱ頭はアタリみたいだよ☆』
因みにそのまま検索をかけたら、別の意味で伏字にしないといけない単語に行き着いてしまった。
「メルシー!
水銀の中和は大丈夫なんだよな?」
『もちろん!大丈夫だよ☆」
カシムは『メルクリウス』の賢者の石から中和剤を精製し念動バリアに展開する。
【水銀の渦】の中を念動バリアによって防護し、『メルクリウス』から放たれる念動光弾が劉備の纏う水銀の強化を弾き飛ばしていく。
その隙に劉備に接近したカシムは『BX鎌剣『ハルペー』』と『打刀 |魔禍祓霆裏《まかふっていうら》『|神雷《じんらい》』』で劉備をクロスで袈裟斬りにした。
その後、カシムは劉備からみぐるみを剝……。
『ご主人サマ、フィアちゃん、そこにいるからねー』
『メルシー』からのジト目にカシムは渋々その手を止めるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 冒険
『『南蛮王』を撃退せよ』
|
POW : 苛烈に攻め立て、南蛮王の軍勢を後退させる
SPD : 超強大な魔獣の僅かな隙や弱点を突く
WIZ : 計略で敵の動きを誘導する
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●|南蛮門(三国時代末期)《封神武侠界》
名立たる南蛮王たちは一人の軍師の軍略によって南蛮門に追い詰められていた。
「くっ、やりおったな!」
「まさか、我ら南蛮王が!」
「たった一人にこうも追い詰められるとは!」
まさに南蛮王たち崖っぷちに立たされているかのように追い詰められていた。
南蛮王たちの後ろには色鮮やかな色彩豊かな南蛮門が扉を開いていた。
破れかぶれに正面突破を狙おうにも周囲に控えた弓兵からの一斉攻撃に遭うだけ、
南蛮王たちの退路は既にそこしかなかったのだ。
南蛮王たちを追い詰めた軍の中から、その軍師は現れる。
「如何に力を持つ南蛮王と言えど、計略によっていくらでも崩し落とすことは可能。
あとはこの一扇ぎで、この戦も終わろう」
軍師は手に持った羽扇でそっと扇げば、巻き起こった突風に南蛮王たちは南蛮門へと押し込まれるのであった。
「「「おのれ!!!謀ったな孔明!!!!!!」」」
●|南蛮門(現在)《封神武侠界》
「ふぅ、こんなものであろうか?」
韓信は南蛮門に鬱蒼と生い茂っていた草を切り払い、苔も見事に落としていた。
草が生い茂りよく見えなかった南蛮門を韓信は見上げていた。
「こんなにも色鮮やかな門であったのか。
劉備が怒り出すのも無理はなかったな」
南蛮門を放置していたのは韓信ではないのだが、申し訳ない気持ちになっていた韓信。
「さて、では改めて始めよう!
【Q】『|南蛮来往道《なんばんらいおうどう》』……!
南蛮の魔物達よ、溢れ出でて大地を騒乱せしめよ!」
ゴゴゴゴゴゴゴと轟音と共に南蛮門の扉が動き始めた。
「これで封人台を異世界のオブリビオン・フォーミュラに託すことができる。
そして、私も良き主君と相まみえることができるとよいのだが……」
韓信がそこまで言いかけた途端、南蛮門は奇妙に光り輝きだした。
南蛮門に描かれていた色鮮やかな色彩は波打つかのように移り変わり光を発する。
「いったい、何なのだこの奇妙奇天烈な光は!!」
韓信いや一般の封神武侠界の民であるのなら、この光は韓信が言うように奇妙奇天烈な光と表現するしかない光であった。
だが、この光り輝く南蛮門を見た猟兵なら口を揃えて言うだろう。
『ゲーミング南蛮門』と。
扉が開かれた南蛮門から遥か昔に諸葛孔明によって封じられた魔物――南蛮王たちが解き放たれる。
「いやーひさびさのシャバの空気はいいっすね」
「これは我々の|再出発《リスタート》!アゲアゲでいくしかないっしょ!」
「気分はハーイ!テ・ン・ショーン!!
イ・ク・サを盛り上げるZE!!」
南蛮王たちはなんと!
☆コ・キ・ド☆化していたのだった!!!!!!
●|南蛮門(三国時代末期)《封神武侠界》
「「「おのれ!!!謀ったな孔明!!!!!!
孔明・アリストロオロス!!!!!!!!!」」」
ギギギ、バタン!
現代と同じく光り輝く南蛮門を背に孔明は言う。
「これで彼らもまた立派な☆コ・キ・ド☆となるでしょう。
さて、私達も租界に帰って豪遊と参りましょうか」
孔明の持つ羽扇がゲーミングカラーで光り輝いているのであった。
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ゲーミング南蛮門から溢れ出てきた☆コ・キ・ド☆南蛮王たちを南蛮門に押し返してください。
元々暴れん坊の南蛮王たちが☆コ・キ・ド☆化によって手が付けられない状態になっています。
すべてを倒すことは無理ではありませんが、時間がかかりすぎる事と元々の南蛮王自体がとても強いのでお勧めしません。
いかに南蛮門へと押し返すかをポイントとします。
それでは頑張っていきましょう!
神城・瞬
父の律(f 38364)と参加
ゲホゲホ、大丈夫です。まだ行けます。それに倒れてる暇なさそうです!!
なんか目の前に異世界の風景が存在してますが、ただでさえ凶暴な軍勢がテンション上がって更に危険になってます。明らかに勢いのまま外に出そうですので、なんとかしましょう!!
下準備してる余裕なさそうですので、月読の傭兵団発動!!数の差で圧倒しつつ、【高速詠唱】【全力魔法】【限界突破】で【範囲攻撃】化した【電撃】!!容赦無く吹っ飛ばします!!
一応【オーラ防御】【心眼】で回避の準備しときますが回避の暇すら与えてくれなそうです。お父さん、負担かけてごめんなさい。せめて一部は押し返したいですね。
真宮・律
息子の瞬(f06558)と参加
瞬、大丈夫か?ああ、地に伏せている暇なさそうだ。見た目はふざけてるが、テンション高いまま勢いで押し切られる可能性高いぞ。切り札切るか。
ゴーレムマテリアイズ発動!!回避考えてる余裕なさそうだ。【限界突破】した【怪力】【グラップル】で押し返すと共に【衝撃波】で門の向こうに吹っ飛ばす!!背後は頼むぞ瞬!!はっきり言って押し返すのに精一杯だ!1
色々不憫な色が見えるが、際限なく呼び出せば妙な奴にも引っかかるな。本当に迷惑なので、門の向こうに帰ってもらうぞ!!
●
「瞬、大丈夫か?」
「ゲホゲホ、大丈夫です」
咳き込みながらも立ち上がる義理の息子の神城・瞬(清光の月・f06558)気に掛ける真宮・律(黄昏の雷鳴・f38364)。
だが、事態は二人をゆっくりと休ませてはくれない。
「レッツ!フィーバー!!」
「盛り上げていくZE!!!」
「アゲアゲっしょ!!」
ゲーミング南蛮門から溢れ出してきた☆コ・キ・ド☆南蛮王たちがハイテンションで戦場を覆いつくしていく。
☆コ・キ・ド☆南蛮王たちの溢れ出す勢いを抑えるためにも、
「まだ行けます。それに倒れてる暇なさそうです!!」
「ああ、地に伏せている暇なさそうだ。
見た目はふざけてるが、テンション高いまま勢いで押し切られる可能性高いぞ!!」
二人は倒れているわけにもいかなかった。
「切り札切るか」
一瞬の思案のうちに律の傭兵としての勘が告げる。
ここは出し惜しみをしている場合でないと。
「【ゴーレムマテリアライズ】発動!!回避考えてる余裕なさそうだ。
背後は頼むぞ瞬!!はっきり言って押し返すのに精一杯だ!!」
律の全身をオリハルコンの装甲が覆い、身長5mもの守護巨神へと変身した。
「おらぁぁぁっ!!!」
律は☆コ・キ・ド☆南蛮王たちの押し寄せる波を全力で南蛮門へと押し戻していく。
「下準備してる余裕なさそうですので、【月読の傭兵団】発動!!
数の差で圧倒しつつ、容赦無く吹っ飛ばします!!」
瞬は月読の紋を付けた傭兵団を呼び出し、律の取りこぼしの☆コ・キ・ド☆南蛮王の対処に回させる。
南蛮王たちを抑え込む為、完全に回避を捨てざるをえない律へのアシストだ。
「なんか目の前に異世界の風景が存在してますが、ただでさえ凶暴な軍勢がテンション上がって更に危険になってます。
明らかに勢いのまま外に出そうですので、なんとかしましょう!!」
「色々不憫な色が見えるが、際限なく呼び出せば妙な奴にも引っかかるな。
本当に迷惑なので、門の向こうに帰ってもらうぞ!!」
二人は限界突破した衝撃波などを駆使し、☆コ・キ・ド☆南蛮王の軍勢を南蛮門の奥へと押し戻していくのであった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
フィア・フルミネ
ケバい。みにくい。うん。コンキスタドール侮れない。そういう時こそ気圧されず、力づくでも攻め立てることが必要。守ったら負ける
《磁雷矢》で身体能力を強化する。目で見てその光を見破り、必ずこの軍団の弱点を見抜いてみせる。この輝きはきっとまやかし、光っていることに深い意味はない、あるいは込められた意味を見破るだけの眼力が今の私にはある
もちろん全てを見通し押し返すのは無理。目にダメージを負う前に致命的な部分に打撃を与えるのが今の私の役目。本当、忘れられない戦いになる。キミたち眩しすぎる
●
「ケバい。みにくい。うん。コンキスタドール侮れない。
そういう時こそ気圧されず、力づくでも攻め立てることが必要。守ったら負ける」
劉備との戦いで内臓を代償にしてでも戦い続けたフィア・フルミネ(|麻痿悲鳴《まいひめ》・f37659)はゲーミング南蛮門の色鮮やかではあるが目に悪そうな輝きに立ち上がる。
「眩しい……チカチカする」
目に大きな負荷がかかると分かっていてもフィアは目に電撃の刺激を与え、【|磁雷矢《ジライヤ》】の活性を施す。
「この輝きはきっとまやかし、光っていることに深い意味はない、
あるいは込められた意味を見破るだけの眼力が今の私にはある」
ただ見ているだけでも目に悪そうなゲーミング南蛮門の光をフィアは凝視する。
この門にはただ凶暴なだけの南蛮王を☆コ・キ・ド☆にした孔明の秘術が込められている。
それを見破ればこの戦いに何か役立つかもしれない……のかもしれないのだった。
だが、
「この光……ただテンションが上がるだけね」
フィアが落胆するように呟く。
無駄に目立つだけのものは多々ある。
ゲーミング南蛮門は「朱に交われば赤くなる」というように「☆コ・キ・ド☆に交われば☆コ・キ・ド☆になる」といったものだったのだろう。
フィアは目が使えなくなるまでの時間を☆コ・キ・ド☆南蛮王の弱点看破にあて、効率よくダメージを与えていき、ゲーミング南蛮門へと押し返していくのであった。
「本当、忘れられない戦いになる。
キミたち眩しすぎる」
ダークセイヴァーの住民にとっては……いや他の世界の住民にとっても、この輝きは眩しすぎる。
☆コ・キ・ド☆恐るべし!
大成功
🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『韓信大将軍』
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POW : 楽浪郡勇士集結
レベル×1体の【神器で武装した楽浪郡の勇士(異世界人)】を召喚する。[神器で武装した楽浪郡の勇士(異世界人)]は【他世界】属性の戦闘能力を持ち、十分な時間があれば城や街を築く。
SPD : 南蛮魔獣集結
自身の【召喚した、南蛮界の魔獣の軍勢】に【背水の陣】を宿し、攻撃力と吹き飛ばし力を最大9倍まで強化する(敗北や死の危機に比例する)。
WIZ : 三国武将集結
【偉大なる三国時代の武将達】の霊を召喚する。これは【生前に得意とした武器】や【韓信大将軍に与えられた『神器』】で攻撃する能力を持つ。
イラスト:瑞木いとせ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●
「猟兵達がここまで迫ってきているのか。
私の主君探しの旅もここまでのようだ。
究極神器『封人台』を手土産に異世界のオブリビオン・フォーミュラに仕えるのもよいかと思ったが、それもここまでのようだな」
韓信は全てを諦めたかのように呟く。
刻限まで残り20日、いや20日もあれば猟兵達は戦争すら終わらせてしまう埒外たちなのだ。
もう打つ手なしと諦める韓信に声がかけられる。
「韓信ちゃん、もう諦めちゃうの?」
「そ、その声は劉備殿、生きておられたのか?」
韓信は辺りを見渡すが、劉備の姿はない。
辺りにあるのは韓信が南蛮門からむしり取った雑草ぐらいであった。
「いや、幻聴か」
韓信が幻聴かと見渡すのを諦めるが、声は再び聞こえる。
「韓信ちゃんなら、立派な☆コ・キ・ド☆になれると信じていたのに残念だなぁ。
韓信ちゃんがまだ諦めてないのなら、そのマンドラゴラを食べて!
一時的だけど韓信ちゃんにも☆コ・キ・ド☆の力が宿るのよ!
あとは、韓信ちゃんが決めること。
韓信ちゃんが他の|主君《フォーミュラ》を選んでも恨んだりしない。
だから、ここは生き延びてほしいの」
劉備の声が聞こえなくなると共に、韓信は南蛮門に生えていた雑草を握りしめていた。
「劉備殿、其方から受けた恩を私は無駄にしない!」
韓信は雑草の太く大きく実った根をにかじりつく。
韓信から立ち上るオーラが増大する。
「猟兵達よ、私の悲願の為に其方らを滅しよう!
私は!☆コ・キ・ド☆韓信である!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
☆コ・キ・ド☆となった韓信との決戦です。
韓信のユーベルコードは全て☆コ・キ・ド☆テンションになり、我先にとばかりの勢いで先制攻撃をしてきます。
さらに、韓信の周囲には韓信が南蛮門からむしり取った『曼柁茄』が布陣しており、猟兵達を妨害してきます。
POW : 植栽形態
全身を【地中に埋め植栽形態】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
SPD : 猛毒の道草
戦闘中に食べた【自身や仲間の体】の量と質に応じて【対象は猛毒に侵され、麻酔・鎮痛効果により】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
WIZ : 発狂絶叫
近接範囲内の全員を【発狂状態】にする【パニックボイス】を放ち、命中した敵にダメージと麻痺、味方に隠密効果を与える。
『曼柁茄』は以上のユーベルコードを使用します。
また、韓信は猛毒の道草で☆コ・キ・ド☆になっています。
劉備の幻聴は本当に幻聴なので劉備はいません。
それでは☆コ・キ・ド☆韓信との決戦を頑張て下さい。
神城・瞬
父の律(f 38364)と参加
うわ、色々犠牲にしただけあってとんでもない状況になってます。あの韓信さえ妙なテンションに陥らせるとは・・・
ただプライドを捨てただけあって色々厄介です。お父さん、決死の思いで挑みましょう!!
流石のお父さんも接近を躊躇してますね。まずは【オーラ防御】【残像】【第六感】を駆使して敵の攻撃を凌ぎます!!
攻撃の余裕ができたら【高速詠唱】発動!!凍てつく炎に【鎧無視攻撃】【マヒ攻撃】【目潰し】【部位破壊】【武器落とし】【回復阻害攻撃】を併せて韓信諸共【範囲攻撃】で攻撃。ええ、【全力魔法】【限界突破】も併せて容赦無く焼き払います。
色々覚悟ができていると厄介ですね。大変でした・・
真宮・律
義理の息子の瞬(f06558)と参加
おい、韓信の周りになんか生えてきたぞ。それに韓信は何か突き抜けたようなテンションだし・・・本来冷静な知性派が冷静を捨てた時、どこまでも暴走する恐れがある。うん、止めないとな。手遅れになる前に。
流石に不気味な植物に接近する勇気はない。【オーラ防御】【狂気耐性】【残像】【心眼】を駆使して攻撃を凌ぐ。英雄と韓信同時に対応はきついが、凌がないと後が続かない。
攻撃の余裕ができたら、瞬と【連携攻撃】で息を合わせ、黒雷の意志を発動!!【部位破壊】も合わせて確実に痛打を与える!!この技なら英雄や植物、韓信巻き込めるからな!!
まあ、必死だったのは認める。でもここまでだ。
●
「うわ、色々犠牲にしただけあってとんでもない状況になってます。
あの韓信さえ妙なテンションに陥らせるとは・・・」
「韓信は何か突き抜けたようなテンションだし・・・本来冷静な知性派が冷静を捨てた時、どこまでも暴走する恐れがある」
追い詰められた韓信の変貌ぶりに普段は冷静な神城・瞬(清光の月・f06558)も驚きを隠せず、真宮・律(黄昏の雷鳴・f38364)は冷静さを捨て勢いに任せるようになった敵の恐ろしさを語る。
韓信には迷いがこれまであった。
封神武侠界の武将としての誇りが、封神武侠界を捨て他世界の主君に下ることを心のどこかで拒んでいた。
だが、猟兵達に追い詰められたことによって、劉備の幻聴によって、韓信は決意したのだ。
自らも☆コ・キ・ド☆となる道を!
張角のような当てにならないフォーミュラではなく、自ら他世界のフォーミュラと相まみえてみたいと思ったことで、韓信は吹っ切れたのだ。
迷いをなくした韓信は手強い、二人は肌身からそう感じていた。
「三国の英傑たちよ!
☆コ・キ・ド☆となりて、この地へと参られよ!!」
韓信の呼び声に三国時代の英傑たちの霊が天空より現れる。
煌びやかな鎧がゲーミング発光し、明らかに生前の頃の武具より無駄に豪華になっている武将たちが韓信の元にはせ参じていた。
「英雄と韓信同時に対応はきついが、凌がないと後が続かない」
韓信だけでなく呼び出された三国の武将たちまでもが☆コ・キ・ド☆と化していた現状に律は接近に躊躇している。
「流石のお父さんも接近を躊躇してますね。
プライドを捨てただけあって色々厄介です。
お父さん、決死の思いで挑みましょう!!」
「ああ、そうだな!
止めないとな。手遅れになる前に!!」
韓信は全てをなげうってこの戦いに挑んでいる。
その想いに二人は――いや猟兵たちは打ち勝たねばならないのだ。
こんなところでビクついているわけにはいかない。
瞬と律は意を決し駆け出した。
駆け出した二人の前に☆コ・キ・ド☆三国武将が立ちはだかる。
「ここから先には行かせぬわ!ハーハッハ!!」
振り回される鉾を律は見切り、瞬は直感に従い受け流す。
凝縮されたオーラで直撃を避け、負傷を極力減らす。
「これは見た目通りの炎ではないですよ?」
瞬が放った【|凍てつく炎《イテツクホノオ》】が☆コ・キ・ド☆三国武将を凍え焼く。
さらに燃え広がった炎が辺りに生えていた『曼柁茄』をも燃やしていく。
「なんと!やりおるな!!ガーハッハ!!」
ばたりと☆コ・キ・ド☆三国武将が倒れた隙を律が駆け出していく。
「この技なら英雄や植物、韓信巻き込めるからな!!
これをただの雷と思ったら大間違いだ!!」
律は振り上げた『クレプスキュル』から【|黒雷の意志《クロイカヅチノイシ》】を振り下ろす。
律の周囲に降り注がれた黒雷が☆コ・キ・ド☆三国武将、『曼柁茄』を感電させ、
そして、その雷撃は韓信にまで届かせたのだ。
「やはり、猟兵を侮ってはいかぬな!」
膝を折りかがむ韓信はダメージを負いながらも、その覇気に揺らぎはな。。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
フィア・フルミネ
……テンションがおかしい。キミ、トリップしてる? ……いくつか戦場を回って戦ってきたけどここのキミが一番様子がおかしい。あまりに忍びないし可哀想だからここで止める。
といっても煌びやかなそちらと違ってみすぼらしく、まして先手を取られるのがわかりきっているとなると対策は難しいか。魂人が使える《永劫回帰》を使う。先手を取られて死ぬのは仕方ない。でもむざむざ死ぬつもりもない
幻に身を委ねて凶行に及ぶのはもう終わり。諦めてもいい。だからどうか安らかに、その魂が今度こそ眠れますように
●
「……テンションがおかしい。キミ、トリップしてる?
……いくつか戦場を回って戦ってきたけどここのキミが一番様子がおかしい。
あまりに忍びないし可哀想だからここで止める」
明らかに韓信らしからぬ展開にずるずると流されていく状況にフィア・フルミネ(|麻痿悲鳴《まいひめ》・f37659)は韓信に同情していた。
|『曼柁茄』《マンドラゴラ》を口にしてしまっているので、トリップしているのかと聞かれれば、☆コ・キ・ド☆にトリップしている。
そして、ほかの戦場の韓信と異なり彼の大きな不運は――☆コ・キ・ド☆と出会ってしまったことだろう。
それ故に彼はこんなハチャメチャな状況になってしまったのだ。
「そうはいっても煌びやかなそちらと違って私はみすぼらしく、
まして先手を取られるのがわかりきっているとなると対策は難しいか」
フィアは溜息をつき『打刀 |魔禍祓霆《まかふってい》『|白雷《びゃくらい》』を構える。
ぼろぼろの『穢れた白纏套』に包まれたフィアの体は本人の言うようにみすぼらしく、色鮮やかなゲーミングオーラを放つ☆コ・キ・ド☆韓信と比べれば、煌びやかさに雲泥の差であった。
だが、それでもフィアは韓信の前に立ちふさがる。
フィアは真の意味で決死の覚悟を決めたのだ。
「三国の英傑たちよ!
☆コ・キ・ド☆となりて、この地へと参られよ!!」
韓信はゲーミング鎧甲冑に身を包んだ☆コ・キ・ド☆三国武将を呼び寄せる。
☆コ・キ・ド☆三国武将は赤く明滅発光をする☆コ・キ・ド☆馬に跨り、フィアへと迫る。
フィアはただ『打刀 |魔禍祓霆《まかふってい》『|白雷《びゃくらい》』を構え迎えうつのみ。
……これで何度目なのかは覚えていない。
……どんな幸せな記憶が心的外傷に改変されたのかもわからない。
何度も繰り返した【永劫回帰】の末、☆コ・キ・ド☆三国武将や『曼柁茄』の群れを斬り捨て、フィアは韓信の前に立っていた。
「幻に身を委ねて凶行に及ぶのはもう終わり。
諦めてもいい。
だからどうか安らかに、その魂が今度こそ眠れますように」
フィアは『打刀 |魔禍祓霆《まかふってい》『|白雷《びゃくらい》』の一太刀を韓信に浴びせるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
カシム・ディーン
「ご主人サマー☆コギド☆だよ☆イザー◎に使える気満々な韓信君がいるよ☆ もうこれはあれだね☆」
うっがぁぁぁ!!
対先制
【戦闘知識・情報収集・視力・属性攻撃・迷彩】
敵の陣形と己の脱出経路を把握
光水属性を己に付与
光学迷彩で存在を隠し水の障壁で熱源を隠蔽しつつ音による被害遮断
そのまま敵から離れ…
絶望と地獄のUC発動
「「いーやっはぁぁぁぁ☆」」
一部は僕の護衛…後は…突撃…好きにやれ
【空中戦・念動力・弾幕】
無数の飛び回る幼女による念動光弾の大弾幕展開
蹂躙殲滅開始
【二回攻撃・切断・盗み・盗み攻撃】
そこを鎌剣持った幼女軍団が突撃して切り飛ばし
韓信に群がってそれは…それはもう酷い事をする
南無阿弥陀仏!
●
『ご主人サマー☆コギド☆だよ☆
イザー◎に使える気満々な韓信君がいるよ☆
もうこれはあれだね☆』
「うっがぁぁぁ!!」
カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)は『界導神機『メルクリウス』』に根こそぎ魔力を吸い取られるのであった。
「三国の英傑たちよ!
☆コ・キ・ド☆となりて、この地へと参られよ!!」
韓信は三国時代の武将を呼び出す。
対し『界導神機『メルクリウス』』ことメルシーは【|対軍撃滅機構『戦争と死の神』《メルシーハルノヨウジョマツリ》】のジツで対抗する。
1470個師団という圧倒的な数の暴力を前に、いかに一騎当千の猛将と言えど千ぽっちでは全然数が足りなさ過ぎた。
「☆メ・ル・シ・ー☆だぞ!
いーやっはぁぁぁぁ☆」
春の訪れを前に『曼柁茄』は全て毟られ、ゲーミング南蛮門には『メルシー参上』と落書きがなされ、『|過去《オブリビオン》|殺《スレイヤー》と書かれた覆面を付けたメルシーは『BX鎌剣『ハルペー』』を振り回しながら韓信を追い掛け回していた。
1470個師団のメルシーと武器の召喚の代償として魔力を搾り取られたカシムは干からびているのであった。
「南無メルシー機神だぞ☆」
大成功
🔵🔵🔵
真宮・響
娘の奏(f03210)と参加
最後の一押しに駆けつけ・・・まあ、色々大変だな、韓信将軍。名だたる武将の多い世界に他の世界の要素が入るともうパンクするだろう。見た目とても痛いので、終わらせよう、奏。
何か近づくのも怖いので先制攻撃を【オーラ防御】【残像】【心眼】で凌ぐ。奏がしっかり攻撃を受け切ったら、これ以上悪化する前に押し切るよ!!
ただでさえ繰り出してくる植物が厄介だし、あの状態の韓信を止める為に【気合い】を入れて光焔の槍を容赦無くぶっさす!!せめて一思いに消してやるよ。
アンタも大変だったな。韓信将軍。いい加減終戦にしよう。
真宮・奏
お母さん(f00434)と参加
もう少しで倒さそうなのでお母さんと加勢しに・・・ああ、もう韓信将軍がもう向こうの世界に行ってます・・・長い間軍勢を率いていたので限界だったんでしょうね。
同時に将軍の野望の終焉でもあります。止めましょう。
流石に近づきたくない植物がいます・・・【狂気耐性】で精神的ダメージを、同時に襲ってくる物理的な攻撃を【オーラ防御】【盾受け】【武器受け】【鉄壁】【受け流し】で受け切りますよ。あ、【拠点防御】も忘れずに。
ええ、これ以上悪化する前に!!お母さんと息を合わせて煌めく神ほむら!!植物ごと焼き払います。
ここまで戦い抜いたのは見事。他世界のフォーミュラには会えずに終わりです。
●
「最後の一押しに駆けつけ・・・」
「もう少しで倒さそうなのでお母さんと加勢しに・・・」
真宮・響(赫灼の炎・f00434)と真宮・奏(絢爛の星・f03210)の母娘が援軍に駆け付けるも、この戦場の惨状に言葉を失う。
他の猟兵も言っていたが、ここの韓信は明らかにおかしい。
何か混ぜてはいけないものを混ぜてしまったような、そんな感じだ。
「まあ、色々大変だな、韓信将軍。
名だたる武将の多い世界に他の世界の要素が入るともうパンクするだろう。
見た目とても痛いので、終わらせよう、奏」
「ああ、もう韓信将軍がもう向こうの世界に行ってます・・・。
長い間軍勢を率いていたので限界だったんでしょうね。
同時に将軍の野望の終焉でもあります。
止めましょう」
韓信としては新たな一歩を踏み出したような気もしているが、明らかに超えてはいけない一線を越えてしまったかのように憐みの視線が向けられる。
響と奏はそれぞれ武器を構えて駆け出していく、かつての偉人がこれ以上醜態をさらす前に。
「来たれ!
三国の世に馳せし英傑よ!!」
三国時代の武将の霊を韓信は呼び出す。
呼び出された武将も当然のように☆コ・キ・ド☆化しており、七色に輝く矛を振り回しながら、二人に襲い掛かる。
「お母さん、ここは私が!!」
奏は『ブレイズセイバー』と『エレメンタル・シールド』で武将の攻撃を全て受け流した。
攻撃を受け流され体勢を崩した武将に響は『ブレイズブルー』の一槍を突き刺す。
「これ以上悪化する前に押し切るよ!!」
「ええ、これ以上悪化する前に!!」
武将を一突きにした響はそのまま韓信目掛けて駆け出していく。
「この炎が、未来を照らす灯りとなるように」
響の進む道を示すかのように、奏の放った【煌く神炎】が響の道を阻む『曼柁茄』を焼き払う。
「さあ行くよ!!
避けれるものなら避けてみな!!
アンタも大変だったな。韓信将軍。
いい加減終戦にしよう」
「ここまで戦い抜いたのは見事。
他世界のフォーミュラには会えずに終わりです」
響の放った【光焔の槍】が韓信を貫き、韓信は倒れるのであった。
「我が旅路もここまでのようだ。
私が仕えるべき主君との邂逅を果たせぬのは、残念であったが、
最後に良き夢を見させてもらった。
あのように細かい事を何も考えずひたすらに進むのもよかったのだな」
こうして、韓信の長きに渡る旅路は終焉を迎えたのであった。
大成功
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●???
そこは何処とも知れぬ場所。
複数の男女がその場に集っていた。
「韓信の勧誘に失敗したようだな。
韓信ほどの武人であれば、いずれは武勲を立て、我らが主君へのお目通しも叶ったであろう」
残念そうにその男は言った。
「さて、次の地へと向かうとしよう。
我らは☆コ・キ・ド☆!
我らが主の催す宴を大いに盛り上げる者なり!!」
そう言うと彼らは何処へと向かうのであった。