【サポート優先】愛しいあなた
これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。
●
彼方に還るより、此方に帰る方が、彼女にとっても望ましいのだと。
愛し合っていたからこそそう想った。そうであれと、願った。
「――……香世」
女は嘗て、不幸な事故によってこの世を去ってしまった。
男は生前の彼女を愛し、大切に想っていて。女のほうも同じように男へ恋焦がれていたけれど、ふたりが愛を交わし合う前に、確かめ合う前に、その事件は起こってしまったのだという。
想いも告げられることなくこんな風に分かたれるくらいなら、どんな手を使ってでも彼女をこちらへ取り戻してみせる。
執念に似た情は、それでも愛情と呼ぶに足る慈しみを抱いて。
彼は、もう一度、僕の名を呼んでわらってくれと、遺骨へ刃を立てる――。
名もなき送り主から届いた真白の紙、一言書き立てられた「愛しき人の遺骨に突き立てよ」のメッセージが、そのナイフを振り下ろす風に微かに揺らめいた。
●
遺骨を穿ったなら、その愛しき人は生きたあの日と変わらぬ貌を取り戻し、いつかと同じように微笑んでくれると願って。匿名の送り主から受け取った『反魂ナイフ』をその命ずるままに振るった彼は、見事奇跡を勝ち取って、彼女を蘇らせたのだ――。
「……猟兵なら兎も角、常人にそのような奇跡は起こせない。旨い話には裏がある。……無情なれども当然のことと言えるでしょう」
猪野・清次(徒野・f22426)は予知した事件のあらましを顰め面にも口にしつつ、この騒動の根は此度もやはり影朧にあるのだと話す。反魂ナイフによって蘇ったものを再び鎮めるために猟兵が為さねばならぬ仕事は、三つ。
一つ、ナイフによって蘇った『反魂者』の気配に惹かれた低級の影朧を打ち払うこと。
二つ、それらの影朧の行こうとした先を目印としながら蘇った者の噂を追い、『反魂者』を生み出した男を説き伏せてその命を還す旨を認めさせること。
三つ、『反魂者』そのものへ接触し、彼女――香世という名の女性へ取り憑いた影朧を斃してその生命を穏やかな黄泉へ送ること。
清次は片手の親指と小指を曲げて表した三本の指のうち、二つ、三つと指したものにもう一方の手を添えた。
「此処が肝要となるようで。彼を説き伏せ、『反魂者』を黄泉へ還す意志を固めさせなければ、強大な影朧の取り憑いた彼女は本来の己を保つことも叶わず、その力の暴走する儘に此方を迎え撃つでしょう」
そうならぬことを願いたいと言い加えて。グリモアが帝都の桜の風を運ぶ間際、清次は猟兵たちへと最後に呼び掛けた。
「武運を祈ります。……願わくば彼女に、安らかなる死出への旅路を」
影朧兵器が民を取り巻き為す策略に、これ以上、無辜の人々が傷つかぬように。
それから、すでに悲しみにあるものがただしく前を向き、あるいは愛しいものを振り返ることができるように。
桜の花弁がひとひら舞うのをきっかけに、猟兵の視界は帝都へと瞬く間に送られて――命のさだめに抗ったものへと付き遵うべく這いずる、群青の影の匂いがした。
茶菓野
茶菓野です。よろしくお願いいたします。
このシナリオは『サポート優先』シナリオです。
締切などを設定せず、こちらのペースで執筆する予定です。
通常プレイングはいただければなるべく採用するつもりですが、タイミングによりどうしても都合が合わず流れてしまった場合は申し訳ありません……!
送信フォームが開いている間の再送はまったく問題ありません。
第1章 集団戦
『『夜香影』群青』
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POW : 真ニ非ズ
【対象の全身を完全模倣し、適応させた異能 】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【独自に再現した対象のユーベルコード】で攻撃する。
SPD : 真ニ有ラズ
【UC『真ニ非ズ』 】で攻撃する。また、攻撃が命中した敵の【思考、記憶、経験、対象が対象である要素】を覚え、同じ敵に攻撃する際の命中力と威力を増強する。
WIZ : 真ニ在ラズ
合計でレベル㎥までの、実物を模した偽物を作る。造りは荒いが【自らの体を作り替え、対象の完全再現模倣体】を作った場合のみ極めて精巧になる。
イラスト:100
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
千賀・月晴(サポート)
人間の悪魔召喚士×カンパニーマン、26歳の男です。
普段の口調:うさんくさい(僕、~くん、だね、だよ、~かい?)
目は基本糸目ですが、ここぞ!って時には開きます。
基本的には悪魔を召喚したり、武器に憑依させて戦います。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
アドリブ連携◎ エログロ× あとはおまかせ。
よろしくおねがいします!
久遠寺・遥翔(サポート)
UCでフレアライザーや派生形態に変身するか
イグニシオンに【騎乗】して戦う
死角を突いたりといった戦法に躊躇はない
戦いでは取れる手を全力でとる
ただ人質を取ったりなんて義にもとる真似はしないけどな
救助対象がいる場合それ優先で動くぜ
変身・騎乗どちらの場合でも基本的に【空中戦】を仕掛ける
飛行系UCの速度やワイヤーを使った【地形の利用】【ダッシュ】による高速機動戦闘だ
相手の攻撃は【第六感】【視力】を駆使した心眼で【見切り】ながら【残像】でかわし
避けきれない攻撃を【オーラ防御】や【各種耐性】で受け流しながら【カウンター】の
【生命力吸収】する黒焔で対象を【焼却】する【2回攻撃】【範囲攻撃】を叩き込む戦術になる
百地・モユル(サポート)
熱血で好奇心旺盛
本が好きな小学生
正義感が強く困っている人は見過ごせない
UCは業火の一撃や灼熱の束縛を中心に使用
攻撃には怪力、属性攻撃、2回攻撃、グラップルなどの技能をのせる
逆に敵の攻撃をからみんなをかばう、耐えるために
武器受け、挑発、おびき寄せ、時間稼ぎ、激痛耐性なども使用
敵に一撃入れられそうなら咄嗟の一撃や捨て身の一撃、カウンター
みんな大丈夫?助けにきたよ!
そんなの許せない、ボクの炎で焼き払ってやる!
技能の勇気、覚悟、気合いは常に発動状態
アドリブ絡み歓迎
サクラミラージュの影朧などの場合は説得もしたい
陽環・柳火(サポート)
東方妖怪のグールドライバー×戦巫女です。
悪い奴らはぶっ潰す。そんな感じにシンプルに考えています。
戦闘では炎系の属性攻撃を交えた武器や護符による攻撃が多い。
正面からのぶつかり合いを好みますが、護符を化け術で変化させて操作したりなどの小技も使えます。
全力魔法使用後の魔力枯渇はにゃんジュール等の補給で補います
名刀『マタタビ丸』は量産品なので、もしも壊れても予備があります。
ユーベルコードは指定した物を使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動し他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
アイクル・エフジェイコペン(サポート)
猫っぽい舌足らず口調にゃ。こんにゃ感じで、末尾だけじゃにゃくて途中にも入れてほしいにゃ。めんどいならなくてもいいけど。
ちなみに機嫌悪い時は「に゛ゃ」って濁点入る感じにゃ。
正直状況とかよくわかってにゃいけどなんとなく気に入らない顔してるからぶっ殺すに゛ゃ。
パワーイズジャスティス。真正面から行っておもいっきり攻撃するのみにゃ。ユーベルコードは何使ってもいいにゃ。
基本はむちゃくちゃ猫かぶってかわいい子演じてるものだから、なるべくスマートに『せーとーはなれでぃー』的な感じで戦おうとするけど、むちゃくちゃ怒ったら地が出てむちゃくちゃ口が悪くなる。
「ぶっ殺おおおおおおす!●ぁぁぁぁぁぁっく!!」
●アラズの影
遺骨に突き立てたなら、その愛しきひとは息を吹き返し、嘗てのままに蘇るだろう――。
そうしたメッセージに遵い果たされた死者蘇生がひとつ。ここに異端なる魂の気配、同志でありながら強い生への執着を香らせる影朧の存在を感じたのか、サクラミラージュの街道には反魂ナイフによる蘇生者を探して彷徨う影朧の群れが這い寄っていた。
街の人々はその姿を見て逃げ惑い、建物へと逃げ込んで、窓を閉めて。その隙から、怯えた視線で様子をうかがうことしかできず。
しかし影朧が主を見つけ出す前に。帝都の桜を、影色に染めてしまう前に、猟兵の激しい炎が、燃える。
「死んだ人を蘇らせる……かぁ。市井にまでそんな召喚が蔓延っちゃったら、ちょーっと困るね!」
「けどこの場じゃ、正直――……関係ねえな」
千賀・月晴(別に裏切ったりしないタイプの糸目・f39083)が眼鏡のなかに夜色の影朧を認識し、それを集めた元凶となる蘇生者を思っては朗らかな双眸にも微かに苦いものを浮かべ。けれど今ここでは目の前のものを片付けるだけだと、陽環・柳火(突撃爆砕火の玉キャット・f28629)が地獄の業火を宿した脚で敵を薙ぐ。
「こいつら全員、蹴散らせばいいんだろ? 簡単だ!」
泥が如く不定形に、宙に浮き地に沈みを繰り返して揺蕩う夜香影がなんらかの形を模すよりも前に、柳火の脚の一蹴による炎が軌跡を描いて影を灼く。彼女の「ちょっと悪い」脚癖にかかったものが逃れられるわけもなく、身軽に戦場駆ける少女の、火の車がごとき燃え盛る炎を受け止めることしかできない。
光に蟲が寄るように、強大な影朧にも低級の影朧が付き従おうと寄ってくる。彼らはその群れに過ぎなかった。異形の夜が侵食する前にここで戒めてしまおうというとき、そう深いことは考えずとも構わない――その向かう先にさえ、気を留めていれば。
「やっちゃおっか、アスモデウスくん。この場は君との相性が良さそうだ」
月晴の三叉槍が自身と契約する悪魔の力を宿して、その刃はいっそう昏く耀く。影は影。闇に属するもの。悪魔の持つ闇に交わって己の影を保てるはずはなく、夜香影は槍が自身の核を貫けば一体、また一体と崩れ去り――大いなる王、アスモデウスは獄炎を操る悪魔。ダイモンデバイスより招かれたかの者はカンパニーマンたる月晴の応対にならばと応じて、その力を遺憾なく揮った。
暗澹なる影よりも、耀く炎が、情熱が、戦場を支配する。
「ここでの救出対象は――反魂ナイフの実行者か、そうでないなら。蘇ってしまった魂か」
だとすれば、ここで長く足止めされるわけには行かない。久遠寺・遥翔(焔の機神イグニシオン/『黒鋼』の騎士・f01190)が変身する異形の黒は、影朧の禍々しさとは異なる黒鋼の荘厳さと堅固さをもっていて――その姿は騎士、と呼ぶに相応しく。
空中戦が彼の得手、なればその心得など持つはずのない練度の低い影朧もその機動で翻弄するとともに、不意を突くようにして振り翳す剣は混沌の業火を呼び寄せたかのような熾烈な色を宿し。
「悪逆を喰らえ、煉獄の焔――……ッ!!」
焔黒剣より放たれた魔炎が、街の煉瓦道に滴る影朧の夜色までも漆黒に染めて喰らう。黒は黒に、影は混沌に、還る。
――今は主となるべき強大な存在を探し彷徨うだけ、だが猟兵が見逃していればこの影朧たちもきっとそう間もないうちに、街の人々を襲っていた。
「そんなの、放っておけないよ……こいつらの悪行は、ここで終わりだ!」
正義心を滾らせた百地・モユル(ももも・f03218)が拳を握り、ガントレットの宝石が赫々の色に煌めけば、彼が発現させる炎もまた彼だけの色。
群青の影は鈍い動きで自身の体を作り替え、それがかたどろうとしているのは――眼前にいるモユル自身であった。相手を模倣することによってその攻撃をも相殺し、あるいは上回ろうとする影朧の心は、しかしモユルに両掌を向けられれば潰えてしまう。
「偽物なんかにボクの真似はできないよ!」
掌から放たれる灼熱が影朧を包み、捕縛するかのようにして離さず群れの一体ずつを焼き尽くせば、その模倣の精度など研ぎ澄まされぬうちに影はただの群青へと還り、骸の海へ送られた。
「どろどろぐちゃぐちゃしてばっかり、喋りもしにゃいし、人のマネにゃんかしちゃって……気に入らにゃい顔してるにゃ、おまえたち」
アイクル・エフジェイコペン(クロスオーバー三代目・f36327)は愛らしいかんばせに不機嫌な表情を浮かべ、影朧の群れを見遣った。言えども彼らに言葉はなく、彼女が口にしたその通りにアイクルの姿を模倣しようとふたたび影色の姿を変化させてきて――。
「そういうのが、うっとーしーって言ってるに゛ゃあ――……っ!!」
清楚に振る舞おうとしていたアイクルのおもての顔が、剥がれて怒りに駆られてゆく。――おまえのそれ、むちゃくちゃ気に入らない!!
心が感じるが早いか、身体が動くのが早いか。彼女の全霊を籠めた一撃が、影朧がアイクルを形為そうとする前に貫いて。少女の纏う覇気は、か弱い――とは縁遠き頼もしさに満ち満ちていた。
群れを往なす戦いは続くけれど、終わりは着々と近づいていて。影朧を打ち破る中で猟兵たちは、彼らが向かおうとしていた路の先を探っていた。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
ラムダ・ツァオ(サポート)
ラムダよ、よろしく。
戦闘なら足と手数で勝負するけど、周りに合わせて臨機応変に動くわ。
見切ったり残像を残すように動いたりと、避けるのには多少の自信があるわよ。
集団戦なら死角を減らすために数を減らすのが先決、
あとは一緒に戦う人がいればその人次第かしら。
行動指針としては以下の3通りが主。
1.味方の死角にいる敵を優先して片付ける。
2.範囲攻撃を行なえる味方がいなければ範囲攻撃優先。
3.数を減らすため、止めをさせそうな相手を狙っていく。
台詞回しや立ち位置などは無理のない範囲でご随意に。
ユーベルコードは状況に応じて使い分けます。
アドリブ・連携歓迎
城田・紗希(サポート)
基本的には考えるより行動するタイプ。
でもウィザードミサイルや斬撃の軌跡ぐらいは考える。…脳筋じゃナイデスヨ?
暗器は隠しすぎたので、UC発動時にどこから何が出てくるか、術者も把握していない。
戦闘は確実性やオーバーキルより迎撃数を優先するので、全力魔法と範囲攻撃で少し広めに撃ってから時間差で仕留める。
もしくは単体攻撃にカウンターや鎧破壊攻撃を乗せつつ、連続して使って、一撃必殺を繰り返す。
「ここから先は行かせないよ、キリッ」
…ところで、なんでオブリビオン居るの?(前後の説明忘れた)
……防御?なんかこう、勘で!(第六感)
耐性……は、なんか色々!(覚えてない)
四条・眠斗(サポート)
ぅゅ……くぅ~……あらぁ?
いつの間にか始まってましたかぁ~?
さっさと事件を解決しないとぉ、安心してもうひと眠りできませんからねぇ~。
ユーベルコードは出し惜しみしても仕方ありませんからぁ、
一気に片づけるつもりでやっちゃいましょう~。
案ずるより産むがやすしともいいますしぃ、躊躇うよりはいいですよねぇ~?
こう見えてもぉ、腕には少し自信があるのですよぉ~。
それにぃ、様子を見てる間にまた眠くなっちゃっても困っちゃいますしぃ。
荒事じゃなくてぇ、楽しいことならめいっぱい楽しんじゃいましょう~。
のんびりできるところとかぁ、動物さんがたくさんいるところなんか素敵ですよねぇ~。
※アドリブ・絡み歓迎
御梅乃・藍斗(サポート)
一人称:僕
二人称:君、あなた
他人にはさん付け
基本的に敬語(ですます調)、動揺した時など男子っぽい口調になるのも可
まじめで負けず嫌い
積極的に他人と親しくする方ではないが任務に必要であれば協力は惜しまない
必要時サバイバル、捕縛、居合、受け流しなど活用
敵からの攻撃には激痛耐性や狂気耐性で耐える
名家の出であり、力あるものはそうでないものを守る義務があると考えている
サキュバスだが種族ゆえに性的な要素を警戒あるいは期待されることを厭っており、下世話な話題には嫌悪感を示す潔癖な性格
UCは活性化した物をどれでも使用
迷惑行為や公序良俗に反する行動はしない
コノカ・ハギリガワ(サポート)
『やるわ。私に任せなさい!』
サイボーグの鎧装騎兵×戦巫女、18歳の女です。
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」
出身世界:スペースシップワールド
性格:勇敢
戦場では積極的に前線に切り込み、敵の注意や攻撃を引き受けます
・戦闘
勇翠の薙刀を主に使って戦います
また、エメラルドアームから発生させた障壁で仲間を庇います
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●アラズの先
反魂ナイフによって蘇生されたものを信奉しようとするかのように、湧いて出た夜色の影のオブリビオン――サクラミラージュに言う、影朧の群れ。
より強大な影朧に付き遵おうと動く、低級の影朧である彼らは、己自身の姿を持たず。ならばどう戦うのかといえば、眼前に捉えた相手の姿に添うて自身のユーベルコードを得ようとするのだった。
「こちらの技を真似てくる敵ね――それなら、敢えて。師匠直伝の刀、見せてあげる」
コノカ・ハギリガワ(勇を示す翠・f06389)の双眸の翠と同じひかりを持った機械式の薙刀の、そのフォースの刃が戦線へ切り込んでゆく。
『刻み断つ』その攻撃は、今はその手数を増やすことに注力され、けれど鍛えられた熟練の刀捌きによればその命中も威力も抜群のもの。影朧は彼女を追うようにしてその技を模倣しようとするけれど。
「一朝一夕で得られると思わないことね。この場で瞬時にというなら、猶のこと……!」
コノカが戦うための力は、『師匠』の直伝によって育まれたもの。積み重ねがあるからこそ澄んで犀利となる薙刀の一撃は、影朧が為そうとした模倣の完成を待たずしてその夜香影を打ち崩す。
努力を怠らぬ彼女がそのユーベルコードの手を明かしたとて、それだけで敵に技量までを盗まれるはずがない。それを、コノカは知っている。洗練されているのは刃だけでなくその志においても、同じだった。
「市井の人々に害を為すのでしたら、僕が許しません」
御梅乃・藍斗(虚ノ扉・f39274)は、良家に生まれ育った者であるからこその矜持で、護られるべきものを自身が護ろうと誓うからこそ、影朧の泥がごとき夜を追って戦場を駆け。
『藍』の字と対照に紅を宿した瞳が敵を見据え、逃さず捕え、藍斗が放つのは――歪なる力を籠められた妖刀の、ただ一閃、それだけで充分。
己の意思を持たぬ影がこちらを見るその眼差しに正気は見られず、されど藍斗が持つ狂気への耐性があらばその目の奥の闇に引き摺られることもない。戦うために創られた彼を深淵へと沈ませることなど、練度の疎かな影朧には到底叶わず。藍斗を苛むのは他者により齎される闇ではなく己の裡にある罪悪の念、されどそれを表に出すことはなく静かな貌に覚悟を浮かべて。だからこそ、ここで影朧が己を模倣するユーベルコードなどに屈するはずはない。
味方が前線に切り込んで影朧を打ち破る隙、死角から忍び寄る影をラムダ・ツァオ(影・f00001)が見切って、彼女の持つ刃が無数にも増え、念力を源として戦場を舞い、群青を刻んでゆく。
「一体ずつの練度はそうでもないのに、数は多いわね。……不意打ちを補うのと、範囲の広い攻撃は任せて」
仲間の死角を補うようにしてラムダの刃が護り、また複製された剣の群れが影朧たちに迫れば、一体のみならずそこに蠢く幾つもの影が骸の海へと送り還される。
すでに攻撃を受けて攻め手を摩耗しており、なれど未だここにあり続ける影朧の存在をも視界に入れたなら、それらに向けても彼女の持つ剣が振るわれて。
丸い眼鏡の、色のついた硝子の奥でシーフの慧眼が戦線を捉え、補う。準備を怠らず策略を十分に練るラムダだからこその熟練の手捌きは、戦場に蔓延る影朧の闇を一斉に蹴散らした。
「……あらぁ? おねむになってるうちに、もう戦い、はじまってましたかぁ」
眠り姫が目を覚ます。四条・眠斗(白雪の眠り姫・f37257)は白銀の瞳でゆったりと瞬いて、ねむたげな優しい双眸の奥にされども戦況を的確に知る観察眼を備え。
銀誓館に育ったからこその戦慣れか、それとも彼女の性格がゆえかの鷹揚さにて、焦ることなく降らせるコードは、雨。それも、枕の。
眠斗の眠りを妨げるものは、自身の眠りをも妨げられる。白い枕が豪雨のように降り下りて、そのまま影朧を押し潰し、さらには動きを愚鈍にさせる。彼らに睡眠不足の概念があるか否かはさておき、まるで睡眠不足であるかのように、猟兵へと立ち向かう力を失って彷徨うしかできなくなるのだった。
何かを模倣して戦う力を、着実に失いつつある影朧が、夜を這わせるままに、夢遊めいた足取りで路の先へ向かおうとするのを、城田・紗希(人間の探索者・f01927)のウィザード・ミサイルが食い止める。
「行かせないよ! ここで行き止まりにしてあげるからっ」
きりっ、と効果音の出そうな彼女なりの決め顔で言い置いて、瞬時に打ち放たれた全力魔法の火矢が夜香影の足元へと飛んだなら、その炎は燃え広がって影の全身を焼き尽くす。
力いっぱいに魔法を編み出し、幅広くを補って攻撃を行う紗希の手腕はいわば――脳筋、かもしれないけれど。それでも考慮された、火矢が描く軌跡は、決して味方を傷つけることなく敵の影だけを葬り去る。
「なんでここに影朧がいるんだったか忘れちゃったけど……うん、とにかく片付けちゃえば問題なし!」
朗らかに言い切る少女のポジティブな言葉はきっと、味方の側にも希望を分け与えて。
だからこそ、猟兵の攻撃は重なれば重なるほどに強さを増してゆき――最後の一体を、火が、刃が、枕が、打ち倒した。
群青の影はすべて葬られ、ここにもう影朧の香はなく。けれど猟兵たちは、ここではない彼方に別の気配があることを悟っている。影朧の兵器の誘いに乗って愛する人を蘇らせてしまった人、そして蘇ってしまったその当人を探し当てなくてはならない。
彼らが引き寄せられて向かおうとしていた先を辿ればきっと、『反魂者』と、その実行者も見つけることができるだろう。
実行者の執念を説き伏せて、『反魂者』を黄泉へと帰すことに頷いて貰う。言うは易く行うは難く――されど、猟兵ならば。猟兵だからこそ、成し遂げられるはず。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
第2章 日常
『怪奇な噂』
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POW : 歩いて情報収集したり、聞き込みをしたりする。
SPD : 事件に関係ありそうな場所へ行ったり、新聞などで情報を集める。
WIZ : 知恵や魔法を使い、推理する事で犯人を絞り込む。
👑5
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
スピレイル・ナトゥア(サポート)
精霊を信仰する部族の巫女姫です
好奇心旺盛な性格で、世界をオブリビオンのいない平和な状態に戻して、楽しく旅をするために戦っています
自分の生命を危険に晒してでも、被害者の方々の生命を救おうとします
技能は【第六感】と【援護射撃】と【オーラ防御】を主に使用します
精霊印の突撃銃を武器に、弾幕を張ったり、味方を援護したりする専用スタイルです(前衛はみなさんに任せました!)
情報収集や交渉のときには、自前の猫耳をふりふり揺らして【誘惑】を
接近戦の場合は精霊の護身用ナイフで【捨て身の一撃】を繰り出します
マスター様ごとの描写の違いを楽しみにしている改造巫女服娘なので、ぜひサポート参加させてくださると嬉しいです!
エダ・サルファー(サポート)
アックス&ウィザーズ出身の聖職者で冒険者です。
義侠心が強く直情的な傾向があります。
一方で、冒険者としての経験から割り切るのも切り替えるのも早いです。
自分の思想や信条、信仰を押し付けることはしません。
他人のそれも基本的に否定はしません。
聖職者っぽいことはたまにします。
難しいことを考えるのが苦手で、大抵のことは力と祈りで解決できると言って憚りません。
とはいえ、必要とあらば多少は頭を使う努力をします。
戦闘スタイルは格闘で、ユーベルコードは状況とノリで指定のものをどれでも使います。
ただ、ここぞでは必殺聖拳突きを使うことが多いです。
以上を基本の傾向として、状況に応じて適当に動かしていただければ幸いです。
天日・叶恵(サポート)
私なりの、お狐さまの矜持としてささやかなお願いがあればついでで積極的に叶えたいです
例えば、探しものを見つけたり、忘れ物をこっそり届けたり、道をこっそり綺麗にしたり、といったものです
それ以外では、オブリビオン退治に必要であればできるだけ違法ではない範囲でお手伝いしたいと思いまーす
戦闘については、昔は銀誓館学園で能力者として戦っていたので心得はありますー
補助や妨害といった動きが得意ですねぇ
あとは、白燐蟲へ力を与えて体当たりしてもらったり…術扇で妖力を込めたマヒ効果の衝撃波を出したり、でしょうか?
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも公序良俗に反する行為はしません。
星川・杏梨(サポート)
『この剣に、私の誓いを込めて』
人間のスーパーヒーロー×剣豪、女の子です。
普段の口調は「聖なる剣士(私、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」
時々「落ち着いた感じ(私、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
性格はクールで凛とした雰囲気です。
常に冷静さを念頭に置く様に努めており、
取り乱さない様に気を付けています。
戦闘は、剣・銃・魔法と一通りこなせます。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●愛しいあなた、厭わしい、影
猟兵たちは、反魂ナイフによって蘇ってしまった『反魂者』たる彼女――香世、に取り憑いた影朧の気配を求め、街道を探る。恋い焦がれて縋った愛する人であり、その存在が人目に触れては不自然だろうと察すれば恐らく蘇生の実行者も傍にいるはずだ。
「低級の影朧が向かう先、とは言っても帝都は広いもんね。……闇雲に探すより案外、こういうのも役立つかな」
捜索の一助を買って出たエダ・サルファー(格闘聖職者・f05398)の祈りが、猟兵の運命に加護を与える。
格闘術を身に着けた武闘派な面がよく目立つ彼女。その生まれ育ちはといえば故郷に建つ教会で、普段から聖職者たるすがたを見せることはそう多くなくとも、それでいて祈りの所作を忘れることなどなく。
「我らの道行きに、幸いを――」
エダが赤眼鏡の奥の目を瞑り。運命を好転させるコードが呼び覚まされたなら、猟兵の裡に宿る、幸運に引き寄せられる力が見えずとも増幅し――。
「! ……いま。どこかで声が聞こえた気がします……」
その幸運は、天日・叶恵(小さな神社のお狐様・f35376)の身に注がれた。人々のささやかな願いを叶えて暮らす『お狐様』である彼女だからこそ積まれた幸運はいまこのとき豪運へと変化して。狐の耳が捉えた声がどこから聞こえたかといえば、先程の影朧との戦いが終わったと見えて安堵のままに街道へ姿を現した街の人々。
「みんな無事にやり過ごせたのか? 家々を回って近くの人らの安全を確かめた方がいいだろうか」
「そうねえ、けれどこのところ、日頃から返事をしてくれない人もいるじゃない。ほら例の――」
「三丁目の彼だろう? 香世さんが亡くなってから塞ぎ込みがちだからね。しかし構わないさ、こんな状況なのだから後で一度訪ねてみなくては――」
近頃、どこへも顔を見せずに閉じこもっているという話。香世という名前。そこから予想されるのは、反魂の術を手にした者が愛する人を隠して過ごすすがた。
「……向かってみましょう。大丈夫、『探す』のは得意です。きっと見つけられます……!」
失せ者探しの術を得てとする叶恵がそう言い告げて、猟兵たちを導き。街の人々らの言葉を手掛かりに、三丁目と呼ばれる路へゆく。
かくして、猟兵は反魂者とその実行者が住まう家を探し当て。
非常なる事態ならば致し方なしとその屋敷の鍵を破り中へ立ち入ったなら、その家の中には家主である男が焦った様子でこちらに視線を向け――そしてその傍らに美しい女性が佇んでいた。
いる、のではなく佇む、と言う方が正しいというほどに嫋やかで、そして――動ずることもなく落ち着いている。
スピレイル・ナトゥア(蒼色の螺旋の巫女姫・f06014)の蒼いまなざしが、淡く優しくもたしかに、男を見とめた。同時に、スピレイルは『霊』をあやつるその職能が自身に囁くのを知って、やはりとすぐに察知する。この佇む彼女が、反魂を受けた「香世」という女性であり、そして男は反魂の実行者だ。
「そんな。どうして、ここに……香世を、香世を追ってきたんだな? 渡さない! この人は僕の愛しい恋人で……」
「……はい。あなたが香世さんを愛していることは、よくわかります。生死の理に背いてでも、蘇らせたいと思ってしまうほどの気持ち……お辛いのも、伝わってきます」
スピレイルは彼の言葉を否定することなく受け止め、瞳にほのかに苦い色を浮かべて瞬いた。
恐らく彼は、本能的には理解している。反魂によって蘇った彼女の本質が、影朧に苛まれているのだろうと。けれどそれを受け止めて、影朧として受け渡すことは、彼女をもう一度喪うことに等しい。だから信じたくないのだろう――と。状況を見据え、紫の慧眼に男の想いを察する察する星川・杏梨(聖炎の剣士・f17737)は、静かに問い掛ける。
「でも。思い出してみて。あなたの愛する人が、本当に……前と寸分違わず、同じであるか」
「――……そんな……」
男の脳裏によぎるものがあった。きっと、気付きたくなくて、今まで気付かないふりをしていたこと。
男と『香世』はその想いこそ互いに伝え合わずにいたけれど、双方ともに恋い焦がれあっていた。そうであると、双方ともが密かに解り合ってさえいた。
だから意を決して、男は『次に会うときには必ず、この思いを伝えよう』と文を送り――彼女はそれに応える旨を返しというのに。香世はその約束の日を待たずして、事故によって亡くなってしまったのだ。
疑念が浮かぶ。そういえば。彼女は生き返ってから自分に、愛の言葉を返してくれただろうか。
「香世、」
呼び掛ければ香世は、微笑む。嫋やかに。穏やかに。黙って。
そう。蘇らせてからいままでずっと、愛を確かめようと呼びかけても、彼女は何も言わず微笑むだけだ。
きっと今度は愛を交わし合えると思っていた。それなのに。心を同じくしているはずだったのに。
「……香世、君は――僕が見ていた君じゃ、ないのか」
影朧が中に棲まうこの人間の、「香世」としての正気はいまや影朧に支配されていて。魂は呼び寄せられていても、ほんとうの彼女の心のままに動くことなど出来はしなかった。
このまま彼女を、彼女に巣食う影朧を放置していれば――いつしか男のもとを抜け出して、市井で凶行に走ることだろう。
杏梨は男を勇気づけるように再び口を開いた。己の視点だけでなく客観で世界を見る視点に重きを置く彼女だから、同じように、男の抱える情動だけでなく反魂者となった香世のことも思うことができて。きっと、反魂が失敗したからといって何もかもが喪失されるわけではない。
「あなたが心を決めたとき、……きっと香世さんも救われる。それに香世さんの魂に、思いを伝えることはできるわ」
杏梨の言葉にスピレイルが頷く。巫女服の白から伸びる繊細なゆびさきを組み祈るようにして、けれどもその仕草でひとへ縋るのではなく、たしかに己の意思をもって声を紡ぐ。
「私達が、香世さんを正しい道に送り届けられるように戦います。見守っていてくださいますか?」
男は苦渋に葛藤を重ねた表情で涙をこぼす、けれど。
やがては項垂れるように、頷いた。
「そうと決まれば、……片付けなくっちゃ。彼女に取りついた、影朧を」
杏梨が、意を決したように言の葉を重ねる。より良い、死出の旅のために。ヒーローである彼女は、淡々として玲瓏な面持ちを崩すことはなく。されど彼女に宿る矜持をもって、「香世」……に成り代わる、影朧を見据えた。
女の体が、ゆらぐ。輪郭が狂い、ひとのかたちを失って、 そして。
本性、正体たる――影朧の姿に、移り変わりゆくのを。男は、雫に満ちた双眸で見ていた。
成功
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第3章 ボス戦
『黒霞の思念体』
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POW : 黒キ声
【聞き入った者を眷属化する、精神を蝕む言葉】で攻撃する。また、攻撃が命中した敵の【心的外傷や精神的な弱点】を覚え、同じ敵に攻撃する際の命中力と威力を増強する。
SPD : 黒キ顎
自身の【影の口】が捕食した対象のユーベルコードをコピーし、レベル秒後まで、[影の口]から何度でも発動できる。
WIZ : 黒キ波
対象の【心】に【底知れぬ悪意】を生やし、戦闘能力を増加する。また、効果発動中は対象の[心]を自在に操作できる。
イラスト:koharia
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「夜刀神・鏡介」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
マグラ・ユメノミヤ(サポート)
「木戸銭は結構――貴方がたの苦痛と骸さえ頂ければ、十分ですから」
◆口調
・一人称は私、二人称は貴方。持って回ったような物言いで、敵にさえ敬語を用いるものの内容は悪辣
◆癖・習性
・コワモテに反してぬいぐるみや人形を好む
・苦痛を受ける度に気分が高まる性癖
◆行動傾向
・妻と部下をオブリビオンに殺された経験から生命の埒外に到達した悲しみの猟兵。胸中に渦巻くのは、復讐心と愛する者を護れなかった罪悪感……
・見えざる魔力のからくり糸で、凶器を仕込んだ球体関節人形を自在に操ってあらゆる試練に挑む。ダークセイヴァーを出自とするだけあって、そのスタイルは冷徹で老獪
・死霊術士であることから、魔導にもいちおう通暁している
天日・叶恵(サポート)
私なりの、お狐さまの矜持としてささやかなお願いがあればついでで積極的に叶えたいです
例えば、探しものを見つけたり、忘れ物をこっそり届けたり、道をこっそり綺麗にしたり、といったものです
それ以外では、オブリビオン退治に必要であればできるだけ違法ではない範囲でお手伝いしたいと思いまーす
戦闘については、昔は銀誓館学園で能力者として戦っていたので心得はありますー
補助や妨害といった動きが得意ですねぇ
あとは、白燐蟲へ力を与えて体当たりしてもらったり…術扇で妖力を込めたマヒ効果の衝撃波を出したり、でしょうか?
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも公序良俗に反する行為はしません。
ラムダ・ツァオ(サポート)
ラムダよ、よろしく。
相手が強いのなら、削れる機会は逃さず、相手に隙は見せず、
長期戦を覚悟して着実に狙うのがいいわね。
勿論、隙があれば見逃したくないけど。
見切ったり足には自信があるけど、過信せずに落ち着いて戦況を見極めるわ。
行動指針としては以下の3通りが主。
1.囮役としてボスの注意を引き付け、味方の攻撃を当てやすくする。
2.ボスの移動手段→攻撃手段の優先順で奪っていく。
3.仕留められそうな場合は積極的に仕留めに行く。
(他に仕留めたい人がいればその手助け)
台詞回しや立ち位置などは無理のない範囲でご随意に。
ユーベルコードは状況に応じて使い分けます。
アドリブ・連携歓迎
アイクル・エフジェイコペン(サポート)
猫っぽい舌足らず口調にゃ。こんにゃ感じで、可能なら末尾だけじゃにゃくて途中にも入れてほしいにゃ。めんどいならいいけど。
ちなみに機嫌悪い時は「に゛ゃ」って濁点入る感じにゃ。
正直状況とかよくわかってにゃいけどなんとなく気に入らない顔してるからぶっ殺すに゛ゃ。
パワーイズジャスティス。真正面から行っておもいっきり攻撃するのみにゃ。ユーベルコードは何使ってもいいにゃ。
基本はむちゃくちゃ猫かぶってかわいい子演じてるものだから、なるべくスマートに『せーとーはなれでぃー』的な感じで戦おうとするけど、むちゃくちゃ怒ったら地が出てむちゃくちゃ口が悪くなる。
「ぶっ殺おおおおおおす!●ぁぁぁぁぁぁっく!!」
●闇を裂いて
どうか。私を巣食ったあの影朧を、打ち破って。
これ以上あのひとが、いつわりの幸せに浸るのを見ていたく、ない。
猟兵の呼びかけが功を奏したことで、反魂の実行者は『反魂者』たる香世を再び黄泉へ送ることへと頷き――そうして、香世であったものは、その正体を顕した。
黒い霞が、ゆらゆらと立ち上る。意識を朧に屋敷の外へと出でるその思念体を追いかけて猟兵たちが街路へと出たのなら、この帝都に、昏い昏い声が響き渡った。
それは、精神を蝕む呪詛。聴くものの心のやわらかなところを、弱いところを否応なく踏み躙ろうとする言葉。そうして脅かされたものを眷属にする魔の手。
そんな声をドワーフの聡い耳に感じたアイクル・エフジェイコペン(クロスオーバー三代目・f36327)の、
「ごちゃごちゃうるっさいに゛ゃああああーーーーっっ!!」
――憤った叫びで、影朧を討ち果たす戦いは始まる。アイクルの振りかぶった斧が思念体の霧を両断し、無数にも凝視する目と囁きを止めぬ口に刃を斬り込む。
ゆらりゆらり、まともな輪郭を持たぬ黒霞は、けれどその猛攻によってその思念体を刻まれ、千切れさせ、紡ごうとした厭わしい言葉は途切れ途切れになってゆく。
「ちゃんっと斬り捨てさせろに゛ゃ! ぶっ殺してやるにゃ――っ!!」
闇に誘うような呪詛など彼女の闘志が凌駕するから、思念体が精神を蝕もうとして囁く言葉はもう、少女には聞こえない。
霧から生まれた黒い口は邪悪に歯を剥き出して笑い、マグラ・ユメノミヤ(堂巡魔眩の人形師・f35119)の糸と人形を模倣しようとするけれど。
「他者のものを真似たとてそれは紛いものに過ぎず。己の為す業となれば、猶更、解せぬ筈が有りますまい」
マグラは静かに言い置いて、自身の指先から繋がる糸を手繰るそれに――さあ《ルーチェ》、と攻撃を命ずる。
彼の処刑人形《ルーチェ》は、マグラが愛した彼女と、嘗て心を共にした同志の亡骸から作られており――それは集めても一揃いにもならなかったほどのもの。他者には掻き集められもしないそれを源に生まれた人形が、ただ形だけを同じくした影朧の幻影に屈するなど有り得ない。
《ルーチェ》に仕込まれた凶器が思念体に迫り、冷徹にして老獪なるマグラの手繰りによって黒霞を切り刻む。悲しみを糧に覚醒した過去を秘める彼に向けて、今ここで影朧に作り出される模倣の幻影も、そのことで彼の愛した者の尊さが蹂躙されようとしていても。そのような邪念はきっと、彼自身に渦巻く復讐心や罪悪感には敵わない。
ラムダ・ツァオ(影・f00001)はサングラスの奥に黒霞の思念体の闇を見据えて、それがこちらへと向くのを悟れば瞬時に己の外套を脱ぎ去り、身軽な装いを露わにして。
「ふふ。似合う? ――って聞いたら、答えてくれると嬉しいんだけどな」
思念は呪詛を吐く以外の言葉を持たず、狂気に浸された影朧に会話が成り立つことはなく。こんなに幾つも口があるのにね、と笑う余裕を見せたラムダの練度に比例して増大する攻撃の手数を、思念体のひとつの体だけですべてに応じ切り、躱し切るなど到底不可能なこと。
脇差が霞を切り裂いて、本体と見えるヒトガタのそれを短剣が貫いて。三千世界と千変万化は麗しい彼女の見目と飾る装いだけでなく、その戦う手法にとっても同じ。
「反魂ナイフを使ってしまった方にも……これから、もう一度立ち上がってもらうために。ささやかなしあわせを、知ってもらうために……ここで影朧を逃すわけには、行きません」
天日・叶恵(小さな神社のお狐様・f35376)が、銀誓館育ちの洗練された所作で扇をかざせば、冬の気配を宿した妖気に扇がれて、その風の衝撃波を受けた黒霞の思念体は揺らめきつつも、痺れたかのように今までの気ままな動きを妨げられる。
その隙に彼女と共生する白燐蟲が体内からこちら側へと顕現したのなら。
「白燐蟲のみなさん……お願いします!」
群れを成した白き神秘が、うごめいて迫り、動けなくなった思念体の体を攻撃する。
しあわせは、どんな世界の、どんなひとにでも訪れてしかるべきもの。だからこそ叶恵は彼女自身が願う「自然と溢れる笑顔」のためならと力をふるう。悲しみは容易には忘れられなくとも、ささやかな願いごとを叶えてゆけば、いつかそうして笑える日も来るかもしれない。今日がその、幕開け、一歩目となればいい。
闇の思念が揮う呪詛の猛威は、抗う猟兵の救いの手に、掻き消されてゆく。
成功
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四十物・寧々(サポート)
※サポートプレイング
多少の怪我や失敗は厭わず積極的に行動し、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
その上で現在の状況に対応できる人格で行動します。
シナリオ進行に必要な言動など青丸稼ぎに役立てて下さい。
使用ユーベルコードの指定はありません。
「成功」の結果で書けそうなものを一つステータス画面からお選び下さい。フラグメント次第で不使用も可です。
アイテムもご自由にお使い下さい。
服装系は提案の一例として装備せず公開設定としております。
あとはお任せ致します。
宜しくお願い致します。
陽環・柳火(サポート)
東方妖怪のグールドライバー×戦巫女です。
悪い奴らはぶっ潰す。そんな感じにシンプルに考えています。
戦闘では炎系の属性攻撃を交えた武器や護符による攻撃が多い。
正面からのぶつかり合いを好みますが、護符を化け術で変化させて操作したりなどの小技も使えます。
全力魔法使用後の魔力枯渇はにゃんジュール等の補給で補います
名刀『マタタビ丸』は量産品なので、もしも壊れても予備があります。
ユーベルコードは指定した物を使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動し他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
雛里・かすみ(サポート)
バーチャルキャラクターの戦巫女×UDCメカニックの女性です。
普段の口調は「明るく朗らか(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」
寝起きは「元気ない時もある(私、あなた、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
明るく朗らかな性格の為、
男女分け隔てなくフレンドリーに会話を楽しみます。
どんな状況でも、真面目に取り組み
逆境にも屈しない前向きな性格です。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
星川・杏梨(サポート)
『この剣に、私の誓いを込めて』
人間のスーパーヒーロー×剣豪、女の子です。
普段の口調は「聖なる剣士(私、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」
時々「落ち着いた感じ(私、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
性格はクールで凛とした雰囲気です。
常に冷静さを念頭に置く様に努めており、
取り乱さない様に気を付けています。
戦闘は、剣・銃・魔法と一通りこなせます。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●死が分かつ日の先に
『反魂者』から分け離され、正体を出現させた影朧は、猟兵たちの猛攻により消耗しつつもその攻め手を已めることはまだ無い。
自らを斃そうとする猟兵を絡めとらんとして、赤黒い霧から覗いた目が戦うものをあざけるように笑い、ひらいた口が、耳にしたものの心を苛む言葉を紡ごうとするが。
「喧しいな……わかった、いま黙らせてやる」
口々に何事かをこちらへ問いかけ、囁き、踏み躙ろうとする思念体に黒猫の耳が忌々しげに反応すれば、娘の瞳が黒霞の、あまたの目を睨みつけた。
「てめぇが今までん中で一番、ぶっ倒さなきゃならねえ影朧なんだろ? だったら――今まで以上に手加減しねえ!」
勝気に声をあげる陽環・柳火(突撃爆砕火の玉キャット・f28629)の突撃、その駆けた脚が獄焔の激しい炎を纏って思念体を蹴り上げた。彼女が放った炎の軌跡は、揺らめく黒霞を火の地獄へと閉じ込めて離さない。
彼女を闇の側へ陥れようとしていた言葉も、その熱に焼かれて輪郭を失ってゆく。
継いでサクラミラージュの戦地へ降り立った四十物・寧々(あいもの・ねね・f28377)の人格は、帝都の桜舞うここに適応したものへと切り替わり。
「スリー寧々アタック、行きます――……!!」
寧々が自身の人格の揺らぎから、悲しみと怒りのそれぞれを尖鋭化した己を喚び出して。そのそれぞれが、彼女の青髪を彩っているポンポン状の髪飾りに秘匿されていた武器から思念体へと攻撃を齎す。
黒霞から開いた口は彼女にも何事か囁いて、その弱味に付け込んで精神を掌握しようとするけれど。彼女はもとよりその内面の交替が、多重人格者のなかでも特に多様でいて激しい部類で――そして今ここには、三人も居て。そのすべての人格が抱く心の弱さを鷲掴むことなど、影朧には出来はしなかった。
「生きるか死ぬか。人間にとってはその境が、大事なことなのね」
そこに彼女の興味はあるのか否か、バーチャルキャラクターだからこその理解で呟く雛里・かすみ(幻想の案内人・f24096)の中華服の袖と裾が、優雅にふわり翻って。思惑はどうあれ、目の前にいる影朧を逃そうという気は彼女にも無く。
「蓮の花々よ、私に力を貸してね!」
かすみが呼び掛けたなら、彼女の武器がかたちを変えて戦場に舞わせるのは幻想めいた美しき蓮の花々。七色にいろづくそのひとひらずつが、雲のように分かれ漂う黒霞の姿をひとつたりとも逃さず。不定形の異形には、不定形な機動をえがく花の舞でもって攻撃を。
幻想の蓮花が黒霞を戒めれば幾つもある口からは呻くような音が洩れ、それを皮切りに、駆けた少女の緑髪のツインテールが跳ねる。
「――これ以上、死者を弄ぶのを見逃すわけにはいかないの」
星川・杏梨(聖炎の剣士・f17737)の掲げた剣の刃が輝く。星々が齎す聖なる魔力が剣身に満ち満ちて彼女に力を与えたなら、思念体に向けて放たれるは斬撃。剣士としての誓いを籠めたその一閃が、流星の軌跡を纏って黒霞の思念体を穿った。
悪しき囁きを零す黒霞は猟兵によって刻まれ、やがて――力を失って霧散してゆく。
反魂により生まれ出でた影朧との戦いは、そうして猟兵の勝利によって決した。
剣を収めてもその凛とした面持ちを崩すことはなく、けれどヒーローたるその矜持を胸に秘めた杏梨が、反魂を行った男へと静かに呼び掛ける。
「……解放された香世さんに、あなたの気持ちを伝えてあげて。今なら本当の彼女が、応えてくれる」
促された男はよろめくように、香世のすがたを象る魂へと歩み寄った。別れなくてはならない悲しみは、この瞬間にも心に迫り、言葉を紡ごうとしても声が詰まってうまく形にならないけれど。
「香世、――香世。愛している。僕は、君を」
「……私もです。ずっとあなたが好きでした。――これからもずっと」
愛しています。どうにか伝えた言葉は同じかたちで帰ってきて、それは紛れもなく男の愛した、女の声だった。
願わくばこの先もずっと共にありたかった。幸せを共にしたかった。愛し合うふたりならば死した者の方だって当然、そう望まない筈がない。けれど、魂のことわりに逆らってまでその心を叶えることはできなかった。
ならばせめて、これから生きるものに幸いを。香世はそう微笑って、男に今際の別れを告げる。
喪われたものは喪われたままに還るのみ。けれどこれは猟兵が勝ち取り授けた、いっとう穏やかな、死出の旅。
成功
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