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ハロウィン・トレイン

#スペースシップワールド #スペースオペラワールド #お祭り2022 #ハロウィン

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●ハロウィン・トレイン
 スペースオペラワールド――とある星にある古めいた情緒感たっぷりの駅。中に入ればその見た目に反して広く、整った駅は周辺の星々を繋ぐターミナルだった。
 そのとあるホームに沢山のひとびとが、それぞれハロウィンの仮装をして楽しげに列車型のスペースシップの到着を待っていた。
『84番線ホーム~、84番線ホームにハロウィン特別列車が参りま~~す』
 そんなアナウンスと共に楽しげで、しかしどこかおどろおどろしい音楽と共に入ってきたのはハロウィン仕様の特別列車。
 パンプキンヘッドが列車の正面に。しゅぽしゅぽと吐き出される煙からは、不思議なことにコウモリやお化け、かぼちゃなどが飛び出して消えていく。これは本当に吐き出されている煙ではなく、ハロウィンならではのもの。
 そして車体も、オレンジとパープルといった色で飾られているハロウィン仕様のラッピング列車。
 ひとびとはその列車の到着にわぁと歓声あげまっていましたとばかりに迎える。
 この列車にのってハロウィン・ナイトを楽しむためにひとびとはハロウィン特別列車を待っていたのだ。
 ハロウィン特別列車はやがて線路の終わりから宙へと翔けあがり、周辺の星々を眺めるように走る特別運行の列車。
 誰でもはいれるハロウィンスイーツ食べ放題の車両や、大人のムードあふれるバー、一面、すべて周囲の宇宙が見渡せる車両などがあり、チケット取りはなかなか熾烈な所もある。
 特別車両もいくつかあり、個室になっている車両はそれぞれ、ハロウィンディナーやスイーツを運んでもらい窓から宙を見つつ楽しんでいるようだ。また、貸切ってパーティーをする一団もいる様子。
 これから乗客たちが乗ってくる。
 しかしそこへ降り立つひとつの影。
「ふふふ、ここにいるものたちみーんな虐殺! しちゃうんだから!」
 そうしたらこの素敵なハロウィン特別列車は私のもの――スペース・ジェノサイダーは触手おどらせ、人々をなぎ払う。
 そしてハロウィンを楽しみにしているひとびとの阿鼻叫喚が響くのだった。

●ハロウィンを守りに
 スペースオペラワールドへハロウィンを守るべく出動じゃよと終夜・嵐吾(灰青・f05366)は集う者達へと告げる。
 楽しくハロウィンを過ごせる列車。宇宙を翔るそれを我が物にしようとスペース・ジェノサイダーが現れることを告げて。
「しゅばっとスペース・ジェノサイダーを倒したら、このハロウィン・トレインにのってしばし宙の旅を楽しむのもありありじゃと思うんじゃ」
 多分、事件を解決したならちょっと載せてくれると思うと嵐吾は言う。
 特別車両もあり、そこに招かれることもあるだろう。
 すちゃっと素早く事件を解決して、星空の中で過ごすハロウィンはどうじゃろかと嵐吾は言って掌の上でグリモアを輝かせる。
「あ、送ったら目の前にスペース・ジェノサイダーおるじゃろから」
 あとはたのむ!
 その言葉を最後に、猟兵たちはスペースオペラワールドへと送られるのだった。


志羽
 お目通しありがとうございます、志羽です。
 詳細な受付期間については【マスターページ】【シナリオ上部のタグ】で案内しますのでお手数ですが確認お願いいたします。
 オーバーロードでプレイングをいただける場合、いつ送っていただいてもOKです。

●シナリオについて
 第一章:ボス戦『スペース・ジェノサイダー』
 第二章:日常『銀河鉄道に乗って』
 以上の流れとなっております。

 一章はさくっと戦闘となります。
 送られたなら、目の前にいます。問答無用のボス戦です。

 二章は銀河鉄道にのって宙でのひと時です。
 冒頭を追加してからの募集となります。また、受付期間なども改めてご案内します。

 公序良俗に反しない。また他の方に迷惑のかからない内容でしたら問題ありません。
 当然の事ながら、未成年の飲酒喫煙については絶対禁止です。(なお見た目年齢で判断致します)

 グループ参加などの場合は、ご一緒する方がわかるように【グループ名】や【ID】を記入していただけると助かります。また、失効日が同じになるように調整していただけると非常に助かります。

 お声がけあれば志羽のグリモア猟兵も二章のみ遊びに参ります。

 以上です。
 ご参加お待ちしております。
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第1章 ボス戦 『スペース・ジェノサイダー』

POW   :    ジェノサイダー・テンタクル
【背中から伸びる触手】で触れた敵に、【虐殺振動波】による内部破壊ダメージを与える。
SPD   :    ジェノサイド・スクワッド
【宇宙空間もしくは戦場となっている惑星】の龍脈から1〜12体の【虐殺宇宙怪獣】を召喚し、【ジェノサイダー光線】で戦わせる。[ジェノサイダー光線]の威力は召喚数分の1に減衰する。
WIZ   :    ジェノサイド・テレキネシス
自身の【虐殺念力】を籠めた【背中から伸びる触手】を用い、通常移動と同速度で地中を掘り進む事ができる。装甲破壊にも使用可能。

イラスト:せつ

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

アズマ・ムラサメ
せっかくの催しの邪魔とは無粋だな。暴れたいのなら私が相手になろう。ちょうど退屈していたところだ。

「斬る前に一つ問おう。何故この列車を欲しがる。それとも虐殺そのものが目的か?」
突然現れて人を殺めようとする輩からまともな返答があるとも思えんが、奴を斬る手筈は整う。
奴がユーベルコードを使おうと動いた瞬間【透破抜き】で斬る。

不意打ちのようで悪いが、『しゅばっと』倒せと言い付かっていてな。



「死にたくなかったら逃げなさい~! でもあたっちゃうかも!」
 きゃははと楽しそうな声でスペース・ジェノサイダーは蹂躙を続ける。
 しかしその前に、アズマ・ムラサメ(夜叉の剣姫・f38754)はたつ。
「せっかくの催しの邪魔とは無粋だな。暴れたいのなら私が相手になろう」
 ちょうど退屈していたところだとアズマは言って、夜叉刀の柄にその手を置いた。
 しかし戦い仕掛ける前にとアズマは言葉向ける。
「斬る前に一つ問おう。何故この列車を欲しがる。それとも虐殺そのものが目的か?」
 突然現れて人を殺めようとする輩からまともな返答があるとも思えんが――アズマはしかし、それでもいいと思う。奴を斬る手筈は整うのだから。
「目的? 楽しそうな顔してムカつくじゃん? それにたのしーこと独り占めするのって、最高にた~のし~! ってなるし!」
 いかにもな理由とアズマは思う。しかしすでに十分。
 夜叉刀による素早い一撃が――そして、先ほどまでの会話の時間分、それは加速する。
「きゃあ!! な、なによ! きられっ」
「不意打ちのようで悪いが、『しゅばっと』倒せと言い付かっていてな」
 蠢いていた触手の一部が切り落とされてスペース・ジェノサイダーは慌てる。
「やられたらやりかえすだけ!」
 しかし虐殺宇宙怪獣を呼び出してジェノサイダー光線を放つ。それをアズマは身軽に避けて、宇宙怪獣の一体を切り伏せた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

宇津木・絋
……甘味は正義。それの食べ放題とか大正義だと思う。
だからそれを邪魔しようとするお前は悪。倒されるべき輩。OK? 反論は認めないしそもそも聞くつもりとかないから(めっちゃ目が据わってる
スイーツ食べ放題を楽しむ為にもさっさと倒す。眠いなんて言ってられないよね(ふんす

その触手、邪魔だね。
壊される前にこっちから壊しに行ってあげる。
【ミゼリコルディア・スパーダ】で氷属性の魔法剣を召喚。触手に壊されないように動かしながら、触手の【切断】と、斬った時に出る冷気で動きを封じることを試みるよ(【属性攻撃】併用



 スペース・ジェノサイダーは斬られた触手をぴるぴるさせて。
 しかしその前にまた、ひとり。
「……甘味は正義。それの食べ放題とか大正義だと思う」
 宇津木・絋(微睡む野薔薇の揺籃・f31067)は静かに紡ぐ。
「だからそれを邪魔しようとするお前は悪。倒されるべき輩。OK?」
 いつもぼんやり君の雰囲気だが、今の絋の圧は強かった。
「反論は認めないしそもそも聞くつもりとかないから」
 じっとりとその赤い瞳は据わっている。それはもう、いつものぼんやり感はどこへやらとういう程に。
 それは何故かと言うと――このままでは守らねばならぬハロウィン・トレインでのスイーツ食べ放題が奪われてしまうから。
「スイーツ食べ放題を楽しむ為にもさっさと倒す。眠いなんて言ってられないよね」
 ふんす、とやる気はいっぱい。
「ハロウィン・トレインは全部私のものよ! あげないんだから!」
 スイーツを楽しむのは私だけと独り占めする心意気。スペース・ジェノサイダーは背中から触手を新たに生み出し絋へと伸ばす。
「その触手、邪魔だね」
 壊される前にこっちから壊しに行ってあげると絋は、氷属性の魔法剣を召喚し連ねる。
 その魔法剣を捕まえようとする触手。それを躱しながら放たれる冷気に触手の動きは鈍くなる。
 そしてくるり回転した魔法剣は触手を斬りつけ凍らせていく。
 スペース・ジェノサイダーは動きが阻害されると触手ひっこめて、絋から距離をとっていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

リーゼロッテ・ローデンヴァルト
【POW】
※アドリブ等歓迎

やれやれ…
ハロウィン楽しみたいなら素直に言えばいいのさ
Sッ気強すぎて素直じゃない娘なんだから♪

ん?「ついでに殺したいんだもん」?…大丈夫だよ
だってソレは『今日から本意じゃなくなる』からね♡
オペ55番【ロゴスイグニッション・ウィザード】開始

【アギト】の光弾は『悪事の発生源』という概念のみを攻撃
今回の標的は『旺盛な虐殺衝動』と『オブリビオンの在り方』
狙いも《瞬間思考力》を用いた照準補正でバッチリ

上手くイケば彼女は「Sッ気ちょい強めの宇宙海鮮娘」へ変化♪
完全無害化時はアタシが身元引受人になろうかね?
闇医者として治療後、列車旅に連れ回す予定♪
※手遅れの場合は遺伝子サンプル確保



「やれやれ……ハロウィン楽しみたいなら素直に言えばいいのさ」
 触手を伸ばして暴れるスペース・ジェノサイダーの姿を目に、仕方ないと言うように
リーゼロッテ・ローデンヴァルト(|KKS《かわいくかしこくセクシー》なリリー先生・f30386)は笑い零す。
「Sッ気強すぎて素直じゃない娘なんだから♪」
 その言葉をスペース・ジェノサイダーは拾い上げて、素直じゃない~? と呻く。
「素直に楽しく欲望のままに! 虐殺して殺戮して奪って、それが楽しいんだから!」
 しゅるりと触手動かしてスペース・ジェノサイダーは言う。
 けれどリーゼロッテは大丈夫だよと笑むのだ。
「だってソレは『今日から本意じゃなくなる』からね♡」
 オペ55番【ロゴスイグニッション・ウィザード】開始――とリーゼロッテは紡ぐ。
 【アギト】の光弾は『悪事の発生源』という概念のみを攻撃する。
 今回の標的は『旺盛な虐殺衝動』と『オブリビオンの在り方』と指定して。その狙いも瞬間思考力を用いた照準補正でバッチリ、狙いは外さぬように。
「上手くイケば彼女は『Sッ気ちょい強めの宇宙海鮮娘』へ変化♪」
 肉体を傷つけずにその精神を、『悪事』の発生源の身を攻撃するその一撃がスペース・ジェノサイダーへと放たれた。
「完全無害化時はアタシが身元引受人になろうかね?」
 そしたら闇医者として治療後、列車旅に連れ回す予定♪ と思うものの――いったーい! と叫んでスペース・ジェノサイダーはまだ殺意をまき散らす。
 背中から伸ばした触手で殺戮衝動をまき散らして、リーゼロッテはあららと零す。
 これは遺伝子サンプル確保に切り替えかな、と。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ミカエラ・チャーチ
折角だから仮装しようね
黒い鍔広の三角帽子にマントを羽織って魔女めいて
いつもとあんまり変わんない?
いつもよりちょっと可愛げある、それで十分

この列車も可愛いよね
ハロウィン仕様の煙が最高
飛空艇といい列車といい、デカい乗り物が好きみたいって最近気付いた
だからさ、それを堪能出来る機会を壊そうなんて輩は許さないからね

ほら、出番よ。起きな、『Devourer』
あたしに歯向かうもの全て、好きなだけ喰って良い
あたしの血を飲んだお前は誰より強くあれるだろう?
触手だろうが何だろうが触れれば餌食
わざわざ傍へ来てくれるなら、狩る手間が省けるわ

血糊も化粧みたいなもの
真物贋物混ざる日だもの、構いやしない
血の香りさえ只々甘い



 黒い鍔広の三角帽子にマントを羽織って、魔女めいた姿でミカエラ・チャーチ(幻灯窟の獣・f14223)はこの場へ。
 いつもとあまり変わらない――そんな気もするけれど、いつもとは違う。
 いつもよりちょっと可愛げがある、それで十分なのだ。
 そしてこの場に送られて傍らにあるそれにミカエラの視線は向く。
 ハロウィン・トレイン――橙と紫で彩られたハロウィン仕様の列車だ。
 この列車もかわいいと口端が綻ぶ。
 しゅぽぽぽと吐き出される煙の中で踊るオバケや蝙蝠は最高に可愛らしい。
 飛空艇といい列車といい、デカい乗り物が好き――好きみたいだと改めて最近、自分の好みに気付いたミカエラ。
「だからさ、それを堪能出来る機会を壊そうなんて輩は許さないからね」
 漆黒の戦鶴嘴、Devourerへとミカエラは紡ぐ。
「ほら、出番よ。起きな、『Devourer』」
 あたしに歯向かうもの全て、好きなだけ喰って良い。
 あたしの血を飲んだお前は誰より強くあれるだろう?
 ミカエラの地を得て目覚めるDevourerが振るわれる。
 スペース・ジェノサイダーの伸ばす触手――それもまた糧になる。
 触れれば餌食、簡単なことだ。しゅるりと伸ばされる。
「わざわざ傍へ来てくれるなら、狩る手間が省けるわ」
 ミカエラは笑ってDevourerを振るう。伸ばされた触手に少し触れただけでそれは食い散らかされて消えていくのだ。
 飛び散るその血は――赤ではなく青。
 血糊も化粧みたいなもの、それをそのままにミカエラは動く。
 だって今日はハロウィンだ。
 真物贋物混ざる日だもの、構いやしないと口端に笑み乗せて。
 血の香りさえ只々甘い――スペース・ジェノサイダーの触手払ってミカエラはさぁ次はどの触手? なんて笑ってみせた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

カーティス・コールリッジ
ライラ(f01246)と
夢にまで見た外宇宙
おれたちの船でも観測できなかったもの
ねえライラ、これってとってもすごいこと……おわ!

辿り着いたと同時に鼻先を掠めた光線をとっさに仰け反って避ける
そうだ、ついたらすぐいるんだった!

これからあたらしい冒険が始まるんだ
おれには星の民をまもるシメイがある
――でも、おれはひとりじゃない
ライラ、ちからをかして!

自身の制御装置を解除
ライラの放ったけものたちの合間を縫って
虐殺宇宙怪獣もろともThunderstormで撃ち落とす
悪者めがけてレーザー射撃をお見舞いだ!

みんなは|乗車券《Treat》はお持ちかな?
そうでないなら――(見合わせ、ウインク!)こいつをめしあがれ!


ライラック・エアルオウルズ
カーティスさん(f00455)と

未知の宙を駆ける、特別列車
物語から飛び出すようなものに
ほんとうにすごい、なんて
ついと、煌々見つめ返すも

あっ、わ!大丈夫だったかい?
観光も観察も、後の御楽しみに
野暮な来訪者をどうにかしよう

もちろんさ、カーティスさん
貴方みたいな大義名分はない
然れど、好奇心は強いんだ
友の力になりたい気持ちもね

『Trick or Treat?』
ポケットからメモ帳を出し
お決まりな問いかけで獣放ち
答が返れど満たされやしない
貴方たちには何方も要るまい?

たのしい悪戯も、おいしい菓子も
良い子だけの特権なのだから
言いつけを守らない悪い子は
狼さんに囓られるだけさ

瞑る片目に、笑って
どうぞ、召し上がれ?



 夢にまで見た外宇宙――おれたちの船でも観測できなかったもの。
 カーティス・コールリッジ(CC・f00455)はライラック・エアルオウルズ(机上の友人・f01246)を見上げ瞳を輝かせている。
 そして、それは停車しているハロウィン・トレインにも向けられた。
 未知の宙を駆ける、特別列車。
 物語から飛び出すようなものにライラックもまた、瞳を輝かせて。
「ねえライラ、これってとってもすごいこと……おわ!」
 と――ハロウィン・トレインを見つめていたいけれど。
「あっ、わ! 大丈夫だったかい?」
 カーティスの鼻先掠めていく光線。戦闘のからの流れ弾。
 カーティスが仰け反って避けたなら、その背中を受け止めたのはライラックだ。
「あっ、わ! 大丈夫だったかい?」
「そうだ、ついたらすぐいるんだった!」
 大丈夫、ありがとうと言いながらカーティスはスペース・ジェノサイダーの姿を視界にとらえる。それはライラックも同じ。
 あのスペース・ジェノサイダーがいるかぎり、このハロウィン・トレインはここにとまったまま。ひとびとのせて、楽しき宙の旅を迎える事もない。
「観光も観察も、後の御楽しみに。野暮な来訪者をどうにかしよう」
 スペース・ジェノサイダーはふふんと鼻ならして、おまえたちも邪魔するのねと触手躍らせる。
「これからあたらしい冒険が始まるんだ」
 おれには星の民をまもるシメイがあるとカーティスは紡ぐ。
 ――でも、おれはひとりじゃない。
「ライラ、ちからをかして!」
「もちろんさ、カーティスさん」
 カーティスのその姿がなんだか眩しく思える。
 貴方みたいな大義名分はない――然れど、好奇心は強いんだと瞳細める。
 友の力になりたい気持ちも、もちろんここに。
 ライラックはポケットからメモ帳を取り出す。
「Trick or Treat?」
「悪戯はする方が好みよ!」
 それはお決まりな問いかけ。その答に満ちるものは無い。
『好奇心』なる獣たちは、今日はハロウィン仕様のおめかしで飛び出し襲い掛かる。姿はいつもより可愛らしいが、しかし九生をも喰らい尽くす牙はそのままだ。
「貴方たちには何方も要るまい?」
 たのしい悪戯も、おいしい菓子も良い子だけの特権なのだから――けれどあなたはそうではないとその瞳は語る。
「言いつけを守らない悪い子は狼さんに囓られるだけさ」
 触手で払おうとする。その動きの下を駆け、赤い頭巾かぶった狼が飛びつき牙たてる。
「どうぞ、召し上がれ?」
 笑いながらライラックはカーティスへと目配せひとつ。
 スペース・ジェノサイダーは虐殺宇宙怪獣を現して己の周囲に侍らせた。
 その間にもカーティスは自身の制御装置を解除して、ライラックの獣の間を縫って、そのすべてを視界に納める。
 そして雷撃の雨をこの場に招いて撃ち落とした。
「みんなは|乗車券《Treat》はお持ちかな?」
 そうでないなら――とライラックと見合わせウインクひとつ。
 こいつをめしあがれ! と放たれたレーザー射撃はスペース・ジェノサイダーを走り抜けた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

トドゥスク・プライモリ
アドリブ連携歓迎
前々からチケット買って乗る予定だったけど、この依頼でチケ代浮いたでありますよ!やったー!というわけでお前を倒して豪華な旅をさせてもらうであります。覚悟!
エネルダンコズミックキャノンに【エネルギー充填】、バシュバシュ撃つであります。お前なんか、うちの|サブアイズ《第二の瞳》に似た物付けてるでありますな!パクリか!そうなんでありますな!?
うう、しかし武装代をケチってチケットを買ったからキャノンだけじゃ……ハッ!
そうだ、チケット払い戻しで浮いたこれを使うであります!というわけでUC発動、10人ぐらいの雇われ戦闘民族と契約(召喚)!
契約金ならいくらでも払うでありますよ!(硬貨チラチラ)



 ハロウィン・トレイン、とその姿を目にトドゥスク・プライモリ(エネルダンの使徒・f38684)のテンションは上がっていた。
 前々からチケット買って乗る予定だった――けれど。
「この依頼でチケ代浮いたでありますよ! やったー!」
 もろ手をあげて万歳!
 トドゥスクはびしっと、スペース・ジェノサイダーに宣戦布告というように言い放つ。
「というわけでお前を倒して豪華な旅をさせてもらうであります。覚悟!」
 すちゃっとトドゥスクが構えるのはエネルダンコズミックキャノン。
 エネルギー充填し、バシュバシュと撃ちまくる。
 スペース・ジェノサイダーはそれをよけながら虐殺宇宙怪獣を配していき、狙いをトドゥスクへ。
「お前なんか、うちのサブアイズ第二の瞳に似た物付けてるでありますな!」
「は? 知らないわよそんなの!」
「パクリか! そうなんでありますな!?」
 虐殺宇宙怪獣のビーム光線を、柱の陰に入って避けるトドゥスク。そして攻撃重ねて武装の心元のなさを感じていた。
「うう、しかし武装代をケチってチケットを買ったからキャノンだけじゃ……ハッ!」
 しかしトドゥスクは気付いた。
「そうだ、チケット払い戻しで浮いたこれを使うであります!」
 ちゃりーんと払い戻しされるチケット。ハロウィン・トレインのお値段はそこそこ、お高かった。
「契約金ならいくらでも払うでありますよ!」
 いつもなら涙目――でも今日は払い戻して余裕がある。ガルベリオン硬貨チラチラ見せれば、雇われ戦闘民族が手を貸すぜ! と現れる。
 金にならぬことはせぬと静観していたものが報酬を目に飛び出してきたのだ。
 そのまま、虐殺宇宙怪獣がまず倒されて。払い戻しで手元にあった硬貨があっという間に消えていく――

大成功 🔵​🔵​🔵​

メノン・メルヴォルド
【書庫組】

駅のホームも雰囲気がステキなの
皆と行く、列車の旅が楽しみでワクワクしちゃうのよ
ん、一緒に頑張る、ね(ぐっ

ビッグさんのハロウィンパレードは賑やかそう
タイミングの合図はロランくんに任せるの

いつの間にか現れた団体さんに驚きつつも、そっと成り行きを見守り
心の準備と、いつでも発動できるよう構えておく

んっ…
発せられた声に緊張が走る
落ち着いて…大丈夫、と自らに言い聞かせながら

精霊よ、チカラを貸して欲しいの

場を一気に氷点下に変え、氷の津波を召喚
アンさんの子猫達を連れて襲いかかる
触手の動きを凍結させ動きを封じるように

無事終わればホッとして
身体、冷えちゃった、ね
皆で温かいものでも飲んで一休みしましょう?


ビッグ・サン
【書庫組】
ハロウィン列車とか、楽し気でいいじゃあないですか
存分にはしゃぎましょう

(ぞろぞろとゾンビの団体(仮装ではない)を引き連れてビッグが楽しげに言った。)

UDCアースでゾンビがダンスを踊ってる動画を見ましてね
私もやりたかったのですよ

(一緒に来た仲間と話しながら、足取り軽くグリモアに送られる)

みんなで楽しく踊るとしましょう

(ビッグが歌いだすと、歌に合わせてゾンビも踊りだす。敵も踊りだす、セリフもミュージカルのように歌いながらだ
 歌に魔力を込める呪歌の効果だ)

歌から逃れ地面に潜って、足元から出てビッグを倒すことはできるだろう

だが、ビッグは囮だ

踊りながら出てきた敵は仲間に倒されるだろう


アン・カルド
【書庫組】
列車で楽しむ前に厄介ごとを片付けないとね…ま、ビッグ君はすでに随分楽しんでそうだけど。
何はともあれ敵の攻撃がこっちに来ないってのは随分と気楽だ、ゆっくりと反撃の準備を取らせてもらおうじゃあないか。

おいで、【子猫】…今日はアザラシの下半身だ。
踊るのは苦手な脚だけど、観客としてウェーブを作るのはなかなかどうして得意かもしれないよ?
なんってったってこっちには大波がついてるからね、メルヴォルド君、準備はいいかな?
…そろそろ咆哮が来るよ。
凍り付くような大波に子猫達を泳がせて、冷えた触手をバリバリと嚙み砕いてもらう。

…僕も随分と冷え切った、暖かいものが飲みたいなぁ。


ロラン・ヒュッテンブレナー
【書庫組】
ハロウィントレイン、星と星の間を走る列車、すてきなの
ん、気持ちよくはしゃぐためにも、まずはお仕事なの

ビッグさん、楽しそうだけど大丈夫かな?
危ない役割を任せてるし…
ハロウィンにゾンビパレードは、確かに目を引きつけるけど
タイミングが大事なの
みんな、行くよ?

来た、あっち
なんだろ、ビッグさんと似た雰囲気を感じるの?
相手のUC発動タイミングを観察して解析
術式を編んでタイミングを待つの
アンおねえさん、メノンさん、準備いい?

狼の聴覚を存分に活かして地中を掘り進む音を拾うね
ビッグさんの足下から飛び出す瞬間にUC発動
虐殺念力を相殺してダメージを最小に抑えるの
メノンさん、今!

全員に防御結界を展開なの



 送られた場所――そこは宇宙ステーションだが古めかしい駅の雰囲気ももった場所。
 駅のホームも雰囲気がステキなのとメノン・メルヴォルド(wander and wander・f12134)は瞳輝かせる。
 そして共にここに送られた皆へと笑みを。
「皆と行く、列車の旅が楽しみでワクワクしちゃうのよ」
「ハロウィントレイン、星と星の間を走る列車、すてきなの」
 ロラン・ヒュッテンブレナー(人狼の電脳魔術士・f04258)もハロウィン・トレインは気になるけれど今はちゃんと鳴るべきことを。だってこのハロウィン・トレインには乗れるのだから。
 それはこの後の事――スペース・ジェノサイダーを倒してハロウィンを守ったらのご褒美だ。
「列車で楽しむ前に厄介ごとを片付けないとね……ま、ビッグ君はすでに随分楽しんでそうだけど」
「ハロウィン列車とか、楽し気でいいじゃあないですか」
 アン・カルド(銀の魔術師、或いは銀枠の魔術師・f25409)の視線の先、この列車にのるのかとビッグ・サン(|永遠を求める研究者《ナイスガイ》・f06449)は笑み零す。
「存分にはしゃぎましょう」
 ぞろぞろとゾンビの団体つれてビッグは楽し気に。
 ビッグさんのハロウィンパレードは賑やかそうとメノンは紡ぐ。
 その言葉にビッグは。
「UDCアースでゾンビがダンスを踊ってる動画を見ましてね」
 私もやりたかったのですよ――という実感のこもった声。 そして、足取り軽くスペース・ジェノサイダーのほうへ。
 ビッグだけが向かうのは作戦の内だ。
「ビッグさん、楽しそうだけど大丈夫かな?」
 ロランは危ない役割を任せてるし……と零す。
 ハロウィンにゾンビパレードは、確かに目を引き付けるけどタイミングが大事なのと。
「何はともあれ敵の攻撃がこっちに来ないってのは随分と気楽だ、ゆっくりと反撃の準備を取らせてもらおうじゃあないか」
 アンは楽し気に向かうビッグの背を見つつ紡ぐ。
「ん、気持ちよくはしゃぐためにも、まずはお仕事なの」
「ん、一緒に頑張る、ね」
 ぐ、と拳握ってメノンもロランもやる気一杯。
 タイミングはロランくんに任せるの、と続ける。
「みんな、行くよ?」
 そのタイミングを任されて、耳をぴこり動かしながらロランはその時を待つ。
 ビッグは、スペース・ジェノサイダーをしっかりと引き付けていた。
「みんなで楽しく踊るとしましょう」
 と、ビッグは歌いだす。するとゾンビも踊り出し、つられてスペース・ジェノサイダーも踊り出す。
「わ、わ、なんで!?」
 歌に魔力を込めて――ミュージカルのように歌う。
 歌からのがれるためというようにスペース・ジェノサイダーは触手を地面に突きたてて――けれどそれは狙い通り。
 ビッグは囮だ。敵を誘い出すための。
 その時を待って、準備も始まる。
「来た、あっち」
 ロランはなんだろ、と零す。
「ビッグさんと似た雰囲気を感じるの?」
 でも、と相手を観察して。そして術式編んでその時を待つ。
「アンおねえさん、メノンさん、準備いい?」
 アンは頷いて、招く。
「おいで、【子猫】……今日はアザラシの下半身だ」
 アンが導く今日の子猫。アザラシの下半身でにゃあにゃあと。
「踊るのは苦手な脚だけど、観客としてウェーブを作るのはなかなかどうして得意かもしれないよ?」
 いつでもというように子猫たちはスタンバイ。その様にアンは笑み、メノンに視線向ける。
「なんってったってこっちには大波がついてるからね、メルヴォルド君、準備はいいかな?」
 そう告げたのは、アンもまたその時がくると感じたから。
「…そろそろ咆哮が来るよ」
 ロランはビッグの周囲から音を拾う。
 地中を掘り進む音――そしてにやりと弧を描くスペース・ジェノサイダーの口元。
 ビッグの足元から飛び出してくる――
「メノンさん、今!」
 虐殺念力を相殺するように、侵食するようにその瞬間にロランは咆える。
「うぉぉぉおおおおおおぉぉぉぉぉぉん!」
「んっ……」
 その声に緊張が走る。メノンは落ち着いて……大丈夫、と自らに言い聞かせながら紡ぐ。
「精霊よ、チカラを貸して欲しいの」
 この場を一気に氷点下に変え、氷の津波を召喚する。
 その津波の飢えにアンの子猫たち。動く触手を凍結させ封じたならもうこちらのステージ。
 ばりばりと噛み砕きながら子猫たちは進んでいく。
 触手が砕かれ、スペース・ジェノサイダーは歯噛みする。
 攻撃手段を奪われて、このままではやられると思ったのか身を翻して。
「覚えてなさいよ!」
 しゅたっと素早く、四人の傍から離れていった。
 踊りながら倒れておけばいいのにとビッグはスペース・ジェノサイダーを視線で追いかけた。
 その動きは早く、追いかけるのも――いや、その先にも猟兵がいるから逃げられないのはわかっている。
「身体、冷えちゃった、ね」
「……僕も随分と冷え切った、暖かいものが飲みたいなぁ」
 ふる、とアンは自分の身を抱えて。
 その様子に皆で温かいものでも飲んで一休みしましょう? とメノンは笑む。
 スペース・ジェノサイダーの終わりもすぐに訪れるだろうから。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

バルタン・ノーヴェ
【ワンダレイ】POW
アドリブ歓迎!

トリック&トリート!
狼男のような耳と尻尾を付けて、仮装して参加デース!
ハロウィン銀河鉄道、楽しみデース! という訳で邪魔をするようなオブリビオンはジェノサイドであります!
行きマスヨ、夜野殿!

接近戦は夜野殿に任せて、ワタシは遠距離から攻撃しマース!
「六式武装展開、風の番!」 悪さをする前に、風の見えざる手で掴んで隔離デース!
振動波による破壊も、風が相手では空気中に分散されるのみ!

HAHAHA!
夜野殿が抑えている間にワタシがアームドフォートで撃ち、ワタシが抑えている間に夜野殿が遅延式の呪詛をたっぷりと染み込ませる!
これがワタシたちからアナタに届ける悪戯であります!


尾守・夜野
■ワンダレイ
修道女(吸血鬼)コスで女性人格たる私が参ります

「ふふっそうよね
トリート用意出来ないような敵なんて殺戮されても文句は言えないわ
彼女は私達(※人格の意)にとってのトリートにしてしまいましょう
前は任せてくださいな」

波動波ですが恐らく共振に近い物でしょう
辉夜で相殺を狙います
…まぁ最低限威力下がれば、身代わりの宝珠で止められる範囲ですの
止めてる間にUCを発動
本来遅延式で気づかれぬようにですが…此度はわかりやすくして差し上げます
「ふふ、私も触れれば…ねぇ?触れられるものなら触れてみなさいな」
バルタンに向かう攻撃も黒纏でカバー
黒纏私からも血吸ってるの
つまりUCの範疇
「あら余所見なんて寂しいわ」



「なんでっ、こんな強いのがたくさんいるのよ!」
 楽しく虐殺して奪うはずだったのに――スペース・ジェノサイダーはぼやいていた。
 このまま逃げたほうがいいのでは? なんて思っているがしかし、そうはできない。
「トリック&トリート!」
 狼男のような耳と尻尾を付けたバルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)。
 そして修道女な吸血鬼姿の尾守・夜野(|墓守《うせものさがし》・f05352)は、今日は女性人格がその身の主。
「ハロウィン銀河鉄道、楽しみデース! という訳で邪魔をするようなオブリビオンはジェノサイドであります!」
「やっぱり! くっ、倒すからいいわよ!」
「行きマスヨ、夜野殿!」
「彼女は私達にとってのトリートにしてしまいましょう、前は任せてくださいな」
 夜野は前へ。その動きに合わせてバルタンは後方に。
「六式武装展開、風の番!」
 悪さをする前に、風の見えざる手で掴んで隔離デース! とバルタンは圧縮された空気で作られた手を放ち、スペース・ジェノサイダーを攻撃する。
「振動波による破壊も、風が相手では空気中に分散されるのみ!」
 バルタンの風の見えざる手は振動で弾け、何か来ると察したかスペース・ジェノサイダーは再び触手のばしていた。
 そこへ夜野がすぐ迫る。夜野を防ごうと伸ばされた触手は虐殺振動波に満ちていた。
 恐らく共振に近いものでしょうと夜野は思う。
 それならば自动乐器【辉夜】で相殺を――それで防いだ瞬間、威力は下がる。虐殺振動波は僅かながら夜野に届いていたが身代わりの宝珠が受け止める。
 スペース・ジェノサイダーが抑え込まれ呻いたところへ、バルタンが追い打ちを。
「HAHAHA!」
 アームドフォートで撃ちつくし、その身をその場に縫い留める。
 その間に本来遅延式で気づかれぬように使うそれを、わかりやすくして差し上げますと夜野は微笑んだ。
「ふふ、私も触れれば……ねぇ? 触れられるものなら触れてみなさいな」
 接触。それと同時に呪詛と毒がスペース・ジェノサイダーを巡る。
「これがワタシたちからアナタに届ける悪戯であります!」
 そして夜野は黒纏で攻撃もカバーするように。と、それが夜野からも血を吸っているのに気づいて。
「あら余所見なんて寂しいわ」
 そう言って、笑む。
 スペース・ジェノサイダーは追い詰められる。どうにかこうにか攻撃から逃れたが窮地には変わりない。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

朱酉・逢真
逢魔ヶ時】
心情)宇宙を行く電車…ヤ・機関車かな? あンま機械にゃア詳しくなくってね…。旦那は宇宙はじめてかい? なら、あとでのんびり観光しようか。欲しい物を力付くで奪うか。"いのち"としちゃア常套手段、だがやっていいのは生者だけ。死者は論外、お前さんはダメさ。
行動)タコかァ…猟兵はオブリビオン食うからなァ。装甲破壊も地面に潜るのもご遠慮願いたいモンだね。影の手で触手を押さえつけよう。そっちは6本こっちは210本、がっしり抑え込もう。物質じゃないンで破壊はされンし、俺と繋がってないンで虐殺も効かん。こうして抑えておけば…あとは旦那、お任せさ。猫かい? ああ、宇宙ネコとやら見たことあるよォ。


深山・鴇
【逢魔ヶ時】
銀河鉄道、浪漫のある響きだね
ああ、それが初めてでね…まさか自分が宇宙に来る日がやってくるとは思わなかったな(くすりと笑って逢真君に視線をやり、目の前の敵を見た)
そうだね、こいつを倒したら宇宙観光? 鉄道観光といこうか

宇宙にもオブリビオンはいるもんだね…タコ?イカ?まぁさすがにこれは猟兵と言えど食べやしないだろうが…(食べる猟兵もいるかもしれんが、と思いつつ刀の柄に手をかけ)
うん、それじゃ物騒な触手は斬ってしまおうか!
(背の触手を切り落とすべく刀を振るう)
悪いね、初めての宇宙旅行ってものに水を差すそちらが野暮ってものだ、恨みっこ無しだよ

ところで逢真君、宇宙にも猫はいるだろうかね?



 朱酉・逢真(朱ノ鳥・f16930)と深山・鴇(黒花鳥・f22925)、ゆるりと二人であるくホーム。その傍らにはハロウィン・トレインがあった。
「銀河鉄道、浪漫のある響きだね」
「宇宙を行く電車……ヤ・機関車かな?」
 逢真はふと、鴇を見て。
「あンま機械にゃア詳しくなくってね……。旦那は宇宙はじめてかい?」
「ああ、それが初めてでね……まさか自分が宇宙に来る日がやってくるとは思わなかったな」
 時はくすりと笑い、逢真へ視線をやり、そして――視界の中に転がり込んできたスペース・ジェノサイダーへとゆっくりと目を向けた。
「なら、あとでのんびり観光しようか」
 その姿を逢真も視界に収めているがのんびりと。けれど続く言葉はスペース・ジェノサイダーの先を定めている。
「欲しい物を力付くで奪うか。"いのち"としちゃア常套手段、だがやっていいのは生者だけ。死者は論外、お前さんはダメさ」
「そうだね、こいつを倒したら宇宙観光? 鉄道観光といこうか」
 スペース・ジェノサイダーはこいつらも戦う気満々じゃん! と触手をうねらせる。
 にょろにょろ、動くそれを見て逢真は。
「タコかァ……猟兵はオブリビオン食うからなァ」
「食べ!?」
「宇宙にもオブリビオンはいるもんだね……タコ? イカ?」
 まぁさすがにこれは猟兵と言えど食べやしないだろうが……と続く言葉にスペース・ジェノサイダーはホッとしているよう。
 けれど、鴇は胸の内で食べる猟兵もいるかもしれんがと零しながら、刀の柄に手をかけていた。
「装甲破壊も地面に潜るのもご遠慮願いたいモンだね」
「うん、それじゃ物騒な触手は斬ってしまおうか!」
 その背の触手を斬り落とすべく、鴇は抜き放ち肉薄する。
 スペース・ジェノサイダーはやばっ、と避けようと動こうとするけれど。
 逢真の|黯《かげ》が伸びる。触手を押さえつけられ身動きはままならないのだ。
「そっちは6本こっちは210本」
 がっしり抑え込もう、逃れられるものならというように逢真は笑う。
 それは物質ではないから破壊されない。そして逢真ともつながっていないから、虐殺も効かぬもの。
 スペース・ジェノサイダーがなんで!? となっている表情みて、逢真は応えを与えてやる。
「……あとは旦那、お任せさ」
「悪いね、初めての宇宙旅行ってものに水を差すそちらが野暮ってものだ、恨みっこ無しだよ」
 任されたと鴇は刃振るってすぱっと触手を斬り落とす。
 スペース・ジェノサイダーは落された触手を見てよろめいて、痛みに苛まれる。けれど抑え込まれていたのは触手。その身はもう自由だ。
「ところで逢真君、宇宙にも猫はいるだろうかね?」
「猫かい? ああ、宇宙ネコとやら見たことあるよォ」
「宇宙ネコ」
 いったいそれはどんな猫――想い馳せる一瞬の間にスペース・ジェノサイダーは身を翻し、二人の元から転がる様に逃げていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ヘスティア・イクテュス
スペースシップではなくて宇宙を走る列車…
本当今までと違う色々に驚きで沢山ね…

そしてそれを奪おうとするならわたしの敵!
トリック・オア・トリート!ハロウィン特別列車らしく
貴方には|特別列車《トリート》ではなく|あの世への片道切符《トリック》を贈るわね!

背のティターニアで『推力移動』、ブーストを噴かし移動や回避の補助に
レーヴァティを撃ち牽制【威嚇射撃】しつつマイクロミサイルを数発発射

続いてもう一度
ミサイルと思わせてスモークミサイルを発射、撃墜させて煙で視界を奪う!【迷彩】

そっちが触手ならこっちも長物で!
アイドニ・カラマティアノス!E.O.Sの刀身を鞭のように伸ばし不意を打ち
煙に紛れて首を狙う!



「スペースシップではなくて宇宙を走る列車……本当今までと違う色々に驚きで沢山ね……」
 ハロウィン・トレインを目にヘスティア・イクテュス(SkyFish団船長・f04572)は新たな世界との出会いを感じていた。
 だがその一歩を邪魔するものがここにはいる。
「そしてそれを奪おうとするならわたしの敵!」
 ヘスティアの瞳は多くの猟兵の攻撃をうけ、ぼろぼろのスペース・ジェノサイダーを捉えていた。
 しかしボロボロだからと言って手心を加えるなんてことはない。
「トリック・オア・トリート! ハロウィン特別列車らしく貴方には特別列車トリートではなくあの世への片道切符トリックを贈るわね!」
 背のティターニアの推力移動でもって動く。そのブーストを噴かし、動きの補助に。
 ヘスティアの動きをスペース・ジェノサイダーも追う。相手は一人、戦って押し切ると判断したか虐殺宇宙怪獣を呼び出した。
虐殺宇宙怪獣から放たれる光線をヘスティアは避けながら、レーヴァティを撃ち牽制、威嚇射撃を行いつつマイクロミサイルを数発発射した。
 そのミサイルが虐殺宇宙怪獣とスペース・ジェノサイダーへと向かう間に、続いて追加のミサイルを。しかしそれはスモークミサイル。
 虐殺宇宙怪獣が光線放って撃ち落とせば煙が吹き上がりその視界を奪っていく。
「そっちが触手ならこっちも長物で!」
 その中に身を隠し、E.O.S――エネルギーオプティクスソードの刀身を鞭のように伸ばして。
 煙に紛れてその首を――狙ってヘスティアはE.O.Sを振り抜いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

筧・清史郎
甘味食べ放題と聞いて(きり
まずは、手早くしゅばっと敵を排除しようか

ハロウィンは仮装するもの、勿論知っているぞ
だがどの様な装いをすれば良いか、まだ箱の俺にはよく分からないので
友にはさぷらいずで、ペアの貸衣装をお任せで頼んだが…
紋付袴も仮装になるのか?(きょとりとしつつ確り着用

紋付袴姿で蒼桜綴をスラリ抜き放ち
甘味食べ放題の邪魔をする輩達を成敗しようか
触手も触れられなければいい話
ふふ、ここで捕まるわけにはいかないからな
婿殿の俺には残念ながら先約があるのでな
残像駆使し相手を翻弄、触手の動きを見切り叩き斬っていく
悪戯が過ぎる輩には桜嵐の連撃と衝撃波をくれてやろう

早く片付けて、友を迎えに行こうか(微笑み



 ハロウィンは仮装するもの――それを勿論、筧・清史郎(ヤドリガミの剣豪・f00502)も知っている。
 どのような装いをすれば良いか、箱の俺にはよく分からない……ということで用意したのだ。
 貸衣装を、ペアで。
 ペアのもう一つはこの場に送った友の元へおいてきた。
 そして受け取ったものを見てきょとりとし清史郎は首を傾げていた。
「紋付袴も仮装になるのか?」
 紋付袴は馴染みがあるというわけではないが、仮装と言われるとそれも違う気がする。
 しかし渡されたのだから身に着け、もう一つの仮装を思い出せば、並べばなるほど仮装が完成するわけだと納得する。
 そして、スペース・ジェノサイダーの姿を見つけた。
「まずは、手早くしゅばっと敵を排除しようか」
 それは甘味食べ放題のために――
 桜の意匠が凝らされた蒼き刀、蒼桜綴をスラリと抜き放ちスペース・ジェノサイダーへと距離詰める。
「甘味食べ放題の邪魔をする輩達を成敗しようか」
 スペース・ジェノサイダーが触手伸ばし攻撃をもって避けようとする。
 しかしそれを容赦なく桜花弁回せた嵐の如き刀の連撃でもって切り伏せて。
「ふふ、ここで捕まるわけにはいかないからな」
 触手も触れられなければいい話。そも、動きが鈍いのは猟兵達によって与えられたダメージが募っているからだろう。
「婿殿の俺には残念ながら先約があるのでな」
 悪戯が過ぎる輩には桜嵐の連撃と衝撃波をくれてやろう――鋭い一閃に触手ひとつ仕留める。しかし斬られてもなお動くそれに振り向きざま。
「早く片付けて、友を迎えに行こうか」
 微笑みと共に振りぬかれた一閃がその触手を切り落とした。
 すべてはこの後甘味を楽しむために――

大成功 🔵​🔵​🔵​

馬県・義透
四人で一人の複合型悪霊。生前は戦友

第一『疾き者』唯一忍者
一人称:私 のほほん
武器:漆黒風

はてまあ、また無粋で身勝手な。被害を出さぬためにも、参りましょうかー。
ささっと素早く片付ける、ということですしー。

というわけですねー、問答無用の…先制攻撃からの早業UC【四悪霊・風】ですよー。
ええ、投擲しましてー。はは、外すわけないじゃないですかー。結界術で、あなたが動ける範囲も狭めてますからねー?

それに…私には触れられませんよ。
四天霊障、それによる押し潰しもありますからねー。



 スペース・ジェノサイダーは、その身を斬られと猟兵達から逃げるように動いていた。
 しかし、逃げ切れる道筋は途切れている。
 楽しく虐殺して楽しくハロウィン・トレインを奪って独り占めするつもりが踏んだり蹴ったりというところ。
 隠れて猟兵をやり過ごす――そんな選択をしたスペース・ジェノサイダー。しかしその耳にのんびりとした声が響く。
「はてまあ、また無粋で身勝手な。被害を出さぬためにも、参りましょうかー」
 馬県・義透(死天山彷徨う四悪霊・f28057)はスペース・ジェノサイダーがいる場所をすでに見つけていた。触手が見えているからだ。
「ささっと素早く片付ける、ということですしー」
 四人で一人の複合型悪霊である。四人で一人――今日は『疾き者』が表に出ている。
「というわけですねー、問答無用の……」
 なんの変哲もない棒手裏、漆黒風を見えているそれへと放つ。
 命中したその場所は弾けるように破壊され、スペース・ジェノサイダーはその痛みに転げ出る。
「いったい! なんであたるのよ!」
「はは、外すわけないじゃないですかー。結界術で、あなたが動ける範囲も狭めてますからねー?」
 新たな触手を生やし攻撃しようとするけれどまた漆黒風が突き刺さり破壊される。
「それに……私には触れられませんよ。四天霊障、それによる押し潰しもありますからねー」
 すでに満身創痍なこともあるがスペース・ジェノサイダーは何も出来ぬままにまたその身を削られていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

スピネル・クローバルド
【f07360】と同行
呼び方:竜さん

■心情
折角の楽しいハロウィン特別列車を台無しにしようとは、
許し難き所業ですね。
車両は皆のものです、独り占めにはさせません!

■行動
竜さんと連携して戦います。
私は、森葉静隠(UC)を使用します。
UCの効果で、自身や竜さんを木の葉で姿を隠して
敵から狙われにくくします。
その後、【迷彩】で自身の姿を隠した広大な森の中から
【スナイパー】で敵に狙いを定めて、『フォレストスナイパー』で
一気に攻撃します。

ジェノサイド・テレキネシスには
【聞き耳】や【第六感】で地中の敵の居場所を察知して
地中の敵を矢で攻撃しますね。


麻生・竜星
【f07667】と同行
呼び方は名前で
アドリブ歓迎

まったく許しがたい迷惑な奴だな。
早々に退いてもらうとしよう

スピネルと連携
「サンキュ、スピネル。これだと動きやすい」
初手は《月影》で素早く斬撃波で貫通・麻痺攻撃を
ある程度、体力を奪えたらUCで一気に攻撃
敵からの攻撃は見切り・オーラ防御・残像・第六感で回避

「楽しみを邪魔する奴の末路は、だいたい決まっているんだぜ?」



「もうこんなとこからかえる~」
 ダメージも募りもう限界も近い。へろへろと座り込みながらスペース・ジェノサイダーはここは撤退しようと決める。
 そう決めたなら早い方がいいとそろりと動いてこの駅から脱出しようとしていた。
 しかしその前をスピネル・クローバルド(家族想いな女の子・f07667)が塞いだ。
「折角の楽しいハロウィン特別列車を台無しにしようとは、許し難き所業ですね。車両は皆のものです、独り占めにはさせません!」
 行く手を塞ぐように立つスピネル。その横で麻生・竜星(銀月の力を受け継いで・f07360)もまた頷く。
「まったく許しがたい迷惑な奴だな。早々に退いてもらうとしよう」
 また新手、とスペース・ジェノサイダーは唸りながら、逃げ道探すように視線彷徨わせながら二人を見詰める。
「さぁ、狩りの時間ですよ」
 スピネルが紡ぐと木の葉が降り注ぐ。それは自分と、そして竜星を隠す木の葉――
「サンキュ、スピネル。これだと動きやすい」
 その中に紛れて竜星はスペース・ジェノサイダーへと距離詰める。
 どこにいるのかわからぬスペース・ジェノサイダーはきょろきょろと。
 触手を時目の中に潜ませて、攻撃の機会を伺っていた。
 しかし木の葉の、森の中に身を隠していたスピネルから先に攻撃が入る。
 狙い定めてSSWの超技術を用いて作られた木製の弓、フォレストスナイパーでその身を貫いた。
 その耳は地中の動きもまた捉えていて、その場所へと矢を放つ。
 竜星はその一瞬の間にルーンをあしらった満月の如く金色に輝く剣、月影を振り抜き斬撃波をスペース・ジェノサイダーへと繰り出した。
「愛刀『月影』よ! ルーンと女神ルナの力を借りて汝の力、解放させよ!」
 そして光を呼ぶルーンと月光の力を纏わせ、スピネルの矢に貫かれ飛び出してきた触手を斬り払った。
「楽しみを邪魔する奴の末路は、だいたい決まっているんだぜ?」
 竜星は落ちていく触手を見ながら紡ぐ。
 スペース・ジェノサイダーは、悔しそうに歯噛みしつつ、この場をどうにか凌いでいた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

茜崎・トヲル
【モノクロフレンズ】(あーさん、スーさん、交互呼びします!)
宇宙だよ、あーさん!
銀河鉄道だよ、スーさん!
スイーツ食べ放題だよ、あーさん!!!

よーしっ、やっつけよー!

目標はっけん!ハンマーどっかん!おれが前衛で、しっぽ?足?と、ヘイトをひきつけまーす!
顔色悪いね!ちゃんとご飯食べてる?!スーさんも!!
内部破壊かー、ならそのまえにー、ぱぁんしちゃうぜ!(先にスーさんに合図します!)
あはは、びっくりしたー?おれも服もすぐ再生するし、骨片とかめっちゃ固いし、細かくって避けられないし、血が霧みてーに視界そがいするでしょう
なにより、意識を引ける!
やっちゃえ、あーさん!とどめだー!


スキアファール・イリャルギ
【モノクロフレンズ】

宇宙ですね!
銀河鉄道ですね!
スイーツ食べ放題ですね……!!!(ぐっ)

さくっとやっつけてしまいましょう、トーさん!

わっ本当に目の前に転移されました
トーさんがヘイトを稼いでくれている内に
敵の触手に触れないように私は少し離れておきます
トーさん、多分ですが奴は元々あの肌の色なのでは……?
え、私の方が顔色悪い? ご飯はきっちり食べてますが

(トーさんの合図を受け取り、頷く)
トーさんのぱぁんで敵が怯んだらUC発動!
彼の体質を私はよく理解していますし、何度も見た光景です
だから怯まず行けるんですよ
見慣れたとはいえ、内心ではちょっとだけビックリしてますけども!

楽しいパーティの為に……失せろ!!



「宇宙だよ、あーさん!」
「宇宙ですね!」
「銀河鉄道だよ、スーさん!」
「銀河鉄道ですね!」
「スイーツ食べ放題だよ、あーさん!!!」
「スイーツ食べ放題ですね……!!!」
 茜崎・トヲル(Life_goes_on・f18631)の楽しそうな声にスキアファール・イリャルギ(抹月批風・f23882)も頷いて。そして最後の言葉にぐっと力を籠める。
 ハロウィン・トレインの停車するホーム。この列車にこれからのって美味しくて甘い旅と思えば、スペース・ジェノサイダーの相手は素早く終わらせてしまいところ。
「さくっとやっつけてしまいましょう、トーさん!」
「よーしっ、やっつけよー!」
 と、その勢いのままに転送されたならば――そこにはすでにぼろぼろのスペース・ジェノサイダー。
「わっ本当に目の前に転移されました」
「目標はっけん! ハンマーどっかん!」
 スキアファールが驚く間にトヲルは素早く攻撃仕掛ける。
「おれが前衛で、しっぽ? 足? と、ヘイトをひきつけまーす!」
 ウォーハンマーをトヲルは振り下ろす。スペース・ジェノサイダーはひえっと触手をしゅっとひっこめる勢いだ。
 どっかーんと攻撃かけるトヲル。スキアファールは触手に触れないように離れていた。
「顔色悪いね! ちゃんとご飯食べてる?!」
「トーさん、多分ですが奴は元々あの肌の色なのでは……?」
「スーさんも!!」
「え、私の方が顔色悪い? ご飯はきっちり食べてますが」
 自分の頬に触れてみるが顔色が悪い覚えはない。
「このっ! 私を逃がしてもいいんじゃない!?」
 崖っぷちな雰囲気でスペース・ジェノサイダーが言いながら触手を伸ばす。それは触れると内部から破壊するもの。
「内部破壊かー、ならそのまえにー、ぱぁんしちゃうぜ!」
 と、トヲルはスキアファールへと合図ひとつ。
 その合図を受け取って、スキアファールもその時のために構える。
 トヲルはその上半身を破裂させる。超高速で骨肉の破片放ちスペース・ジェノサイダーはそれに驚き動きを止める。
「やだっ、なにこれ?!」
「あはは、びっくりしたー?」
 おれも服もすぐ再生するし、骨片とかめっちゃ固いし、細かくって避けられないし、血が霧みてーに視界そがいするでしょうとトヲルはあははと笑って。
「なにより、意識を引ける!」
 そして、それにスキアファールはそれに怯みはしない。
 トヲルの体質をスキアファールはよく理解しているし、何度も見た光景――だから怯まず行ける。
「見慣れたとはいえ、内心ではちょっとだけビックリしてますけども!」
「やっちゃえ、あーさん! とどめだー!」
「楽しいパーティの為に……失せろ!!」
 それは咆哮による衝撃波。
 この後の時間を得るために思いこめて――スペース・ジェノサイダーのいた場所は破壊され、その圧にその身も砕けて消えていく。
 終わりはあっけなく、迎えられるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 日常 『銀河鉄道に乗って』

POW   :    様々な星々から乗り合わせた乗客とコミュニケーションを楽しむ

SPD   :    列車内で出る多種多様なレクリエーションを楽しむ

WIZ   :    車窓から見える星々の景色を楽しむ

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 スペース・ジェノサイダーの襲撃――しかしそれは猟兵たちの力により防がれた。
 脅威が取り除かれたなら人々は戻ってくる。
 そして脅威を取り払ってくれた猟兵にはお礼を! ということで。
 ハロウィンスイーツ食べ放題の車両やほかにも色々な場所に招いてくれるという。
 これはスペシャルチケットでございますと車掌から渡される猟兵専用チケット。
 ハロウィン・トレインは列車の姿ではあるが宇宙船。中はとても広く、簡単に言うなら豪華客船のようなものだ。
 宇宙を近くに感じたいなら、天井も足元も今進んでいる宇宙の姿を映し出す車両がお勧めとのこと。
 そこにはお願いすればハロウィンフードセットやハロウィンスイーツセットが持ち込める。
 フードセットはパンプキンヘッドのハンバーガーは、にこにこパンプキンを練り込んだバンズに、宇宙一等牛のパティ。虹色トマトと煌めきチーズがはさんであり、ソースはマイルド味とトリッキー味が選べる。
 トリッキー味は――どんな味になるか食べてみるまで分からない。時々激辛が当たることもあるので要注意だ。
 付け合わせのぐるぐるポテトはほくほくしていてとても美味しいがずっと見ていると目が回るとか。
 飲み物は口の中で弾けまわる宇宙ソーダや普通の珈琲、紅茶やジュースなど色々と。
 ハロウィンスイーツセットは、中にいろいろなジャムやクリームが入っているちょっと不気味で可愛いゾンビクマやゾンビウサギを模したマフィンから始まり、食べてみるまでどんな味かわからない悪戯マカロンなども。
 もちろん飲み物も同じようについている。
 これらのフードやスイーツは食べ放題車両にも勿論ある。
 並ぶそれらを好きに選んでとっていくのは至福の時間だろう。
 黒パンのオープンサンドにはブラッドソーセージと野菜。ソースは万人受けするバーベキュー味だとか。
 一口で食べられるものは宇宙チーズや宇宙無花果を生ハムで包んだものなど。
 がっつり行きたければ真っ黒な宇宙を飛び回る飛翔イカ墨パスタや宇宙暴れ蟹の蟹クリームパスタも。
 他にもローストビーフや揚げ物、エトセトラ。全て外宇宙の素材で作られている。
 スイーツも同じようにすべてこの外宇宙のもので。
 宝石イチゴののったショートケーキ、王女葡萄の輝くタルト。
 ブラックオブブラックチョコレートのムース、エトセトラエトセトラ――甘味好きはこの車両から離れることはきっとないだろう。
 と、このあたりの車両はとても賑やかだ。
 しっとり過ごしたいなら、バーとなっている車両もある。
 大人だけの空間では、貴方だけの宇宙カクテルや摘まめるものなどももちろん用意されている。
 はたまた、運が良ければどこに眠っていたか――いいワインなどもあるだろう。
 他にも、助けてくれた猟兵を労いたいととある車両を貸し切っている者達から、ダンスパーティーにおいでよ! とお誘いもあったり。
 またお願いすれば、空いている座先に座ることはもちろん、個室なども使うことができゆっくりと宇宙の旅を楽しむこともできるだろう。

『84番線~、ハロウィン・トレインはまもなく出航いたします~~』

 そんなアナウンスが響いて――宇宙の旅が始まる。
朱酉・逢真
【逢魔ヶ時】
心情)けっこヒトが居るなァ。俺ァ何ンも食えねェから、大人しく席について窓の向こうを見ているよ。ヤ・見つめてッと視線を通じて病毒が渡るからサ。楽しんでッかァ、深山サン。ああ、貴腐ワインか。貴腐は俺も得意だよ。ヒトに都合がいいッたって、あれも腐敗の一種だからなァ。ああ、ネコ。宇宙ネコなンだから宇宙にいるよ、宇宙空間に適応してな。マ・実物見たほうが早いか。チト待ってな、釣ってくる。
行動)空間切って外に出る。宇宙はいのちにゃア毒だが、俺はむしろ元気になるね。暗くって毒だらけだ。カタチだけ真の姿のでけェ鳥になって、宇宙ネコを釣って窓の外横切ろう。走った後に虹ができるンだよな、このネコ。


深山・鴇
【逢魔ヶ時】
中々雰囲気もいいバーじゃないか
(窓際の席に向かい合わせで座り)
はは、退屈かもしれんが少しばかり付き合ってくれよ
俺は貴腐ワインとハロウィンスイーツで
うん、美味いよ
甘いワインに甘いつまみって意外と合うものでね

宇宙猫…宇宙猫が見たいんだがね、この列車に乗っていると思うかい?
(宇宙猫への理解がない)
え?宇宙猫だから宇宙にいるだろって?
息とかは…宇宙に対応した猫、なるほど、なるほど?
実物を見た方が早い、いやそれはそうだが
えっ?連れてくる?連れてこれるのかい?
まぁそう言うならお任せするが
(暫く一人で酒とスイーツを楽しみつつ宇宙を眺め)

は??宇宙を背景に…猫と…逢真君(鳥の姿)が(スペキャ顔)



●それもまた猫
 ハロウィン・トレインは走り始める。
 ホームから出発するその時も、ひとびとの見送りは多いものだった。
 そして出発の熱が少し落ち着いた頃、朱酉・逢真(朱ノ鳥・f16930)と深山・鴇(黒花鳥・f22925)はバーへと向かっていた。
「中々雰囲気もいいバーじゃないか」
 鴇はここの席空いてる? と乗務員に尋ねればどうぞ空いているお好きな席にとのこと。
 そこは窓際。向かい合わせの二人席。腰をおろせばふかふかすぎず硬すぎずの良い按配だ。
 逢真はくるりと周囲を見回して、けっこヒトが居るなァと思うのだ。自分は何も食べられない。
 けれど鴇は人間であるからそこは違うところ。
「はは、退屈かもしれんが少しばかり付き合ってくれよ」
「俺ァ何ンも食えねェから、大人しく席について窓の向こうを見ているよ」
 視線ひとつでも、病毒が渡ってしまう。だからそれは逢真の気遣いでもある。
 それを鴇もわかっていて、グラスを手に取る。そこに満ちるのは貴腐ワイン。どこかとろりとした美しい琥珀色だ。
「楽しんでッかァ、深山サン」
「うん、美味いよ。甘いワインに甘いつまみって意外と合うものでね」
 貴腐ワインのお供にはハロウィンスイーツ。
 どこかの惑星を象った一口チョコレートは口に運べば蕩けて、広がるのはキャラメルの味。
 ドライ宇宙フルーツのチョコレートがけによくよく甘いシロップのしみたパウンドケーキ。どれもこれも美味しく、少し添えてあるナッツは塩気がちょっと欲しい時に摘まめる。
「ああ、貴腐ワインか。貴腐は俺も得意だよ」
 ヒトに都合がいいッたって、あれも腐敗の一種だからなァ、と逢真は紡ぐ。
 そしてふと、鴇は先ほどのことを思い返し、逢真へと真剣な表情で。
「宇宙猫……宇宙猫が見たいんだがね、この列車に乗っていると思うかい?」
 宇宙猫――猫は猫。宇宙猫について理解がない鴇はこの列車のどこかにいないかなと見回す。
 だが、このバーにはその気配はない。
「ああ、ネコ。宇宙ネコなンだから宇宙にいるよ、宇宙空間に適応してな」
「え? 宇宙猫だから宇宙にいるだろって?」
「息とかは……宇宙に対応した猫、なるほど、なるほど?」
 と、話を聞いてわかったようでわからないままの宇宙ネコ。
 そんな様子の鴇に、逢真はわずかに口端あげて。
「マ・実物見たほうが早いか」
「実物を見た方が早い、いやそれはそうだが」
「チト待ってな、釣ってくる」
「えっ? 連れてくる? 連れてこれるのかい?」
 まぁそう言うならお任せするがと鴇は立ち上がる逢真を見送る。
 もしかしてこの列車に乗っているのを見かけて、探しにいったのだろうか――などと思いつつしばらく一人で酒とスイーツを楽しむ時間になりそうだ。
 その間に逢真は空間切って外に出る。
「宇宙はいのちにゃア毒だが、俺はむしろ元気になるね」
 暗くって毒だらけだと瞳細め、そのカタチだけ変えていく。
 人の姿でこの宇宙を渡るよりは、翼持つ大きな、赤き鳥のほうが早い。
 しばし飛んで、宇宙ネコを釣ったなら――列車の傍をはばたく。
 走った後に虹ができるンだよな、このネコと、追いかけてくる姿を、そして生み出される虹を逢真はちらりと見た。
 そして一方その頃、ハロウィン・トレインでは。
「宇宙ネコだ!」
 と、バーの誰かが気付いて。その声に鴇は逢真君、もう連れてきたのかなとバー列車の入り口を見るが、いない。
 あれ、と思っていると――窓の外。きらきらと虹色が見えた気がする。
 虹? なんて思っていると、己の傍らの窓をすいーっと赤い色が見えて。
 あれ、あの色は――と思っていると、にゃーん。
 多分、猫。猫がいた。
「は?? 宇宙を背景に……猫と……逢真君が」
 どういうこと――鴇の背景にも宇宙を見た者がいるかもしれない。その顔はスペキャっていたのだから。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

トドゥスク・プライモリ
おー!猟兵専用チケットでありますか!
乗る予定だったチケットを払い戻した上にスペシャルな物を……!
ありがたく頂くであります!!
それじゃあまず食べ放題車両でありますな、ハンバーガーのトリッキー味を頂くでありますよ。カフェインと炭酸は苦手なのでジュースを一つ!
(もぐもぐ)……うーん育ちざかりには足りないであります!
蟹クリームパスタ美味しそうでありますな~。
あっローストビーフ!あっ宝石イチゴケーキ!
(もぐもぐもぐもぐ)流石にお腹いっぱいでありますな……外でも眺めながら旅行気分を味わうであります。
え、ダンス?エネルダン流(母星のダンス)で良ければ!
(独特のテンポでチャッチャカ・チャッチャカ)サイコー!!



●トドゥスクのハロウィン・タイム
「おー! 猟兵専用チケットでありますか!」
 受け取ったチケットを掲げて、トドゥスク・プライモリ(エネルダンの使徒・f38684)の瞳はきらきら。
「乗る予定だったチケットを払い戻した上にスペシャルな物を……!」
 ありがたく頂くであります!! と受け取って乗車したなら、最初に向かう場所はもう決まっていた。
「まず食べ放題車両でありますな」
 戦ってお腹も減っている。楽しむための美味しい腹ごしらえタイム。
 南瓜をもしたバンズのハンバーガー。まず目についたのはそれで、トリッキー味を頂くでありますよとトドゥスクは手を伸ばす。
 もぐもぐ。トリッキー味は――口の中ではじけて踊って、酸味も絡みも、色々混ざり合うような。でもそれが不思議と美味しい。
 そのお供の飲み物もトドゥスクは選ぶ。カフェインと炭酸は苦手。だからトドゥスクはしぼりたての宇宙果実ジュースを。
 もぐもぐ。ぺろりとひとつ早速平らげて。
「……うーん育ちざかりには足りないであります!」
 お次は何を食べようかと見て回る。並ぶ料理は色々あって。
「蟹クリームパスタ美味しそうでありますな~」
 と、思えば料理を持っていく人の姿が目に入ってそちらにも心とられる。
「あっローストビーフ! あっ宝石イチゴケーキ!」
 どれも気になる。だからどれもちょっとずつ。
 食べていれば新たな料理が運ばれて、溶岩チーズフォンデュ……! とそちらにもまた足が向く。
 もぐもぐ。おなかも気持ちも満足するまでもぐもぐ。
「流石にお腹いっぱいでありますな……外でも眺めながら旅行気分を味わうであります」
 食べ放題列車を出たら、次は周囲が見れる夜景列車に行こうかな、なんて歩いていると。
「あ! さっき戦ってた人だよね! さんきゅー!! よかったら俺たちの貸切ダンス列車にこない?」
 先程の戦いを見ていた、この列車を楽しみにしていた者達に囲まれたトドゥスク。
「え、ダンス? エネルダン流で良ければ!」
「エネルダン流? ワオ、一緒に踊ろうぜ!」
 エネルダン流とは母星のダンス。
 きらきら、宇宙ミラーボール輝く車両は派手で、そして楽しげな音楽重なり皆踊っている。
 その中で、独特のテンポでチャッチャカ・チャッチャカリズムとって踊るトドゥスク。
「サイコー!!」
 そのダンス、初めて! イカしてる!!と一緒に真似して踊り出すものもいる。
 楽しいダンスナイトは始まったばかり。

大成功 🔵​🔵​🔵​

馬県・義透
引き続き『疾き者』にて

さてー、せっかくですので陰海月と霹靂も一緒に楽しみましょうかー。二匹とも、こういう場所好きでしょうから。
宇宙を全面に映す車両で。お願いして、スイーツ持ち込みましたー。
私は紅茶ですねー。

いやー、二匹が楽しそうですと癒されますよねー。
はて、マカロン…作るの大変なので、こういうところで食べませんとー。
ふふ、どんな味でも楽しみますよー?

※宇宙楽しみぷきゅクエ※
陰海月「ぷきゅ!ぷい!」
霹靂「クエ!」
宇宙きれい!きらきらしてる!
二匹は友達。
陰海月はフォーク使う。霹靂は取り分け皿から直接食べる。
ハロウィンスイーツ美味しいなー!
宇宙ソーダがパチパチ、ビックリ!



●宇宙を共に
 これはオブリビオンを倒した猟兵の役得。
 馬県・義透(死天山彷徨う四悪霊・f28057)もハロウィン・トレインを楽しむべく乗車を。
 中をゆるりと歩きながら、窓の外を見れば煌めく星々の姿。
 それを眺めて、さてー、と間延びした声を義透は零す。
「せっかくですので陰海月と霹靂も一緒に楽しみましょうかー」
 二匹とも、こういう場所好きでしょうからと、義透は傍らに陰海月と霹靂を。
 いつもは義透の影に潜んでいる二匹。大きな水クラゲの陰海月。そして金色混じりの焦げ茶の羽毛が美しいヒポグリフの霹靂。
 影から飛び出した二匹は、窓に張り付いて外が気になる様子。
 その様子にもっと良い場所があるようですよと、陰海月と霹靂を呼び歩きだす義透。
 それは車両の全面が宇宙を映すという車両。
 その車両に行く前に義透が寄ったのは食堂の車両。お願いすれば、スイーツも色々持たせてくれた。
 飲み物は、紅茶をチョイスして義透は宇宙広がる車両へ。
 その、広がる世界に二匹は。
「ぷきゅ! ぷい!」
「クエ!」
 宇宙きれい! きらきらしてる!
 と、二人できゃっきゃと楽しそうにしているのがわかる。
 義透は広く座れる席を見つけ、二匹を手招く。
 宇宙を見ながら、一緒にお茶をしましょうとテーブルに並べていくスイーツ。
 おばけや蝙蝠を模ったクッキー。それからかぼちゃプリンやスコーンなども。
 それからカラフルなマカロンが並んでいた。
「いやー、二匹が楽しそうですと癒されますよねー」
 二匹が楽しんでいる。そこへ、お菓子も一緒にと義透は言う。
 いいの、と迷いながら皿へそっと手を伸ばしたのは陰海月だ。そして霹靂の皿にも乗せてやる。
「クエ!」
「ぷきゅ!」
 ありがとう、どういたしましてと言っているような雰囲気。
 陰海月は器用にフォーク使ってマカロンをパクリ。そして霹靂も皿から直接食べて。
 ハロウィンスイーツ美味しいなー! というように声重ねて、そして表情輝かせている。
 その姿を見るだけで義透は笑み零す。
 これも飲んでみます? と出した宇宙ソーダ。
 そろりと飲めばパチパチ弾けて二匹はビックリ。でも、ちょっと楽しいらしくてもう一度とそろりと試している姿に義透は微笑みながらマカロンを口へ運ぶ。
「はて、マカロン…作るの大変なので、こういうところで食べませんとー」
 ひとつ、食べたマカロンは上品なキャラメルにしょっぱさ。どうやら塩キャラメルのようだ。
 口元へ運んでいくお次のマカロン。
「ふふ、どんな味でも楽しみますよー?」
 色々な味があると聞いたマカロン。次はどんな味が口の中に訪れるのか――ぱちんと弾けた甘味は、どうやらこの宇宙ならではの悪戯マカロンだったよう。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ヘスティア・イクテュス
窓際に座り、ハロウィンスイーツを食べながら星々を眺めて旅を楽しむわ
やっぱり同じ宇宙でも場所によって星の輝き方が違うというか…
あの星々にSSWと違って人が住んで暮らしてるというのがなんていうか不思議な感覚ね…

食べ物も向こうには無いような珍しいものもあって新鮮…
産地の星を聞いて空間ディスプレイを展開しメモを…

いずれ近い未来、まだ誰もいない居住できる惑星を見つけて
入植したら交易とかそういうのをしてみたいわね…
とそう遠くない未来の展望を考えながらのんびりと楽しむ

そうね、ひとまずは帝国継承軍…SSWだけでなくSOWもある今
プリンセス・エメラルドを討つため、頑張らなきゃね!



●宇宙を往くは
 ハロウィン・トレインが駆ける星々の世界をヘスティア・イクテュス(SkyFish団船長・f04572)は眺めていた。
 そのそばにはさまざまなハロウィンスイーツ。
 一口、運んで――美味しいと笑み零れる。それと同時に、ゆっくりと流れていく宇宙の姿に瞳細めていた。
「やっぱり同じ宇宙でも場所によって星の輝き方が違うというか……」
 あの星々にSSWと違って人が住んで暮らしてるというのがなんていうか不思議な感覚ね……と零す。
 あの星々はいったいどんな星なのか。
 まだ未開の星かもしれない。まったく予想もつかぬ発展をした星かもしれない。
 どんな星なのか、想いを馳せながら口にするのは上品な味のチョコレートタルト。
 タルトの上にはキラキラ輝く宝石のような苺――宝石苺が輝いていた。
「食べ物も向こうには無いような珍しいものもあって新鮮……」
 この宝石苺の産地は? と乗務員に聞いて空間ディスプレイを展開しメモを。
 まだまだ、この宇宙にはいろいろな星がある。
 それを想いヘスティアは思い描く。
 いずれ近い未来、まだ誰もいない居住できる惑星を見つけて――
「入植したら交易とかそういうのをしてみたいわね……」
 その星にある、その星だけのものを見つけたり。
 そう遠くない未来を考えながらのんびりとした時間をヘスティアは楽しんでいた。
 けれど、その前にやるべきことがあるのも、わかっている。
「そうね、ひとまずは帝国継承軍……SSWだけでなくSOWもある今、プリンセス・エメラルドを討つため、頑張らなきゃね!」
 そのためにも今は英気を養う時間。
 ヘスティアはハロウィンスイーツをまたひとつぱくり。
 今度はほろ苦さと、濃厚な甘さが絶妙な一口だった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

末代之光・九十
【礼拝所】
ミカエラに誘われてノコノコ来たよ!
ちょいセクシーな媚っび媚びの悪魔っ娘仮装!
…いや実は彼氏を悩殺する為に用立てたんだけど。よく考えたらこんなの着て会いに行く勇気ないなーって…(ヘタレ面)
写真も無理だよ!?

ま!
それは兎も角!

アップルパイでも食べながらお話。
シェアしよシェア。はい。アーン
…てか大人っぽくて美人だからシンプルな仮装がサマになってるねミカエラは。綺麗な魔性の魔女ー。
色気のコツとか聞きたいなあ。
歳かあ……これから積み重ねを頑張ろう(遠い目)

あ。マカロンもあるね。こゆの好きだなー
(悪戯マカロンを手に取ってパクリ)
…モグモグ
ゴクン

辛ーー!?(大騒ぎ)

尻込みと言うかいやそのええと…


ミカエラ・チャーチ
【礼拝所】
引き続き三角帽子とマントの魔女風味で
九十を迎えて悪戯っぽくお辞儀
ようこそ、可愛い悪魔のお嬢さん
チョイスの理由が最高なんだけど
写真撮って彼氏に送りなよ
会いに行くまでもなく飛んで来るわ

よし、じゃあ食べ放題車両へ行こう
目移りするけど、まずは定番からだよね
あーんは当然の如く受け入れて
お返しにゾンビマフィンをあーん
美魔女ってか? まぁ良い歳だしね
九十も歳取ればこうなるよ、佳い女は焦らないこと!

真っ黒のチョコレートムースも美味しい
九十の悪戯マカロンのチャレンジ結果には大笑い
そんなに果敢なのに彼氏に会うのは尻込みするの?
さては、甘やかされ過ぎて恥ずかしいんだね?
御馳走様! いや、スイーツは追加だな



●コイバナも添えて
 お誘いされてやってきたハロウィン・トレインの止まるホーム。
 末代之光・九十(|何時かまた出会う物語《ぺてん》・f27635)はきょろきょろ見回して、そしてミカエラ・チャーチ(幻灯窟の獣・f14223)を見つけた。
 九十を見つけたミカエラも、笑ってマントをバサッと広げて、三角帽子を取り悪戯っぽくお辞儀をひとつ。
「ようこそ、可愛い悪魔のお嬢さん」
 九十の装いはちょいセクシーな媚っび媚びの悪魔っ娘仮装。
 何故その衣装なのかと言えば、少し照れが混じるような表情で。
「……いや実は彼氏を悩殺する為に用立てたんだけど。よく考えたらこんなの着て会いに行く勇気ないなーって……」
 けれど、言葉尻は小さくなりその表情もヘタレ面でへにょっと。
 それを聞いたミカエラは瞬いて笑み浮かべる。
「チョイスの理由が最高なんだけど」
 えいえいと九十をつつくミカエラ。
「写真撮って彼氏に送りなよ。会いに行くまでもなく飛んで来るわ」
「写真も無理だよ!?」
 撮って送るなんて、そんな! と九十はふるふると首を横に振る。
「ま! それは兎も角!」
 逃げるように、列車に乗ろうと九十は飛び乗って、ミカエラも乗車を。
「よし、じゃあ食べ放題車両へ行こう」
 ミカエラと九十が食べ放題車両へ。
 並ぶのは様々な食事と、それからもちろん甘味もある。
 目移りする。けれどまずは、定番からだよねとミカエラはハロウィンスイーツをいくつか。
 それからオススメされているものなどをとっていく。
 九十はアップルパイでも食べながらと他にも選んで一緒に、宇宙見える窓際の席へ。
「シェアしよシェア。はい。アーン」
 九十が口元へ運ぶのを、あーんと口開けてミカエラはぱくり。
 まだ温かく、さくさくのパイ生地に林檎がごろっと。その林檎も宇宙にあるきらめき林檎というものできらきら輝いていた。
「お返しー」
 そしてミカエラからのお返しはゾンビマフィン。ちょっと可愛い気もするそれは中にたっぷりクリームが詰まっていた。
「……てか大人っぽくて美人だからシンプルな仮装がサマになってるねミカエラは。綺麗な魔性の魔女ー」
 九十はそう言いながらあーんとぱくり。
「色気のコツとか聞きたいなあ。」
「美魔女ってか? まぁ良い歳だしね。九十も歳取ればこうなるよ、佳い女は焦らないこと!」
「歳かあ……これから積み重ねを頑張ろう」
 と、九十はちょっと遠い目をする。
 その様子に笑いながら、真っ黒のチョコレートムースをミカエラは口に。濃厚で美味しく、もう一口と続けて食べてしまうほどだ。
「あ。マカロンもあるね。こゆの好きだなー」
 いろんな色のマカロンから、一つ選んできて。
 でもそれは悪戯マカロン――そのお味は食べてみるまでわからない。
「……モグモグ」
 ゴクン。
「……」
 どんな味? とミカエラが問う。
 どんな味って――そう思っていると、その味がやってくる。
「辛ーー!?」
 大声で大騒ぎ。けれど、悪戯マカロンのせいと知れば他の乗客たちはああ~という顔で。
 ひいいと喉を抑える九十。その結果にミカエラも大笑いしながら飲み物を渡してやる。
「そんなに果敢なのに彼氏に会うのは尻込みするの?」
 ひー、やっと収まってきたと九十は受け取ったものを飲みながら零しつつ、それはとええとと歯切れ悪い言葉。
「さては、甘やかされ過ぎて恥ずかしいんだね?」
「尻込みと言うかいやそのええと……」
 九十の頬は僅かに朱に染まって。その様子にミカエラは口端あげて。
 これはとても、甘い甘い――
「御馳走様! いや、スイーツは追加だな」
 甘い話には甘いものを一緒に。
 きっと次に食べる悪戯マカロンだって、何よりも甘いはず。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

スピネル・クローバルド
【f07360】と同行
呼び方:竜さん

■心情
わぁ、ハロウィン特別列車に私達も乗れるのですね、楽しみです。
宇宙を映し出す車両で、ハロウィンスイーツセットを頂きたいですね。

■行動
竜さんから差し出された手を取って、そっと宇宙が映る床を歩みますね。
可愛いだなんて、ちょっと照れてしまいます……。
星々が流れる場所に座って、宝石イチゴのショートケーキを頂きます。
「わぁ、宇宙で採れたフルーツって凄く甘くて美味しいです」

私は、はくちょう座が好きですね。特にアルビレオと言う星が好きですので。
竜さんはどんな星がお好きでしょうか?

「私の方こそ、今日は素敵なお誘いありがとうございました」


麻生・竜星
【f07667】と同行
呼び名は名前で
アドリブ歓迎

「折角だから宇宙空間を実感してみないかい?」
俺はハロウィンフードセットを注文するよ

「おっと、ここから先は床にも宇宙が広がるから気を付けて」
と彼女にそっと手を差し伸べる
いつもはしっかり者だけど今日はなんだかちょっと可愛く見えるなんて言ったら怒るだろうか?
いい場所を見つけ座って床と天井を過ぎていく星々に目を細める
「この宇宙に星座があるかわからないけどスピネルの好きな星座ってあるかい?」
「星座ではないがけど月かな。色々表情があるから」
「お、ハンバーガーは中々旨い。マイルドソースにして正解だ」
ふっと微笑んでウインク

「今日はありがとう。素敵な日になったよ」



●宇宙の中で
「わぁ、ハロウィン特別列車に私達も乗れるのですね、楽しみです」
 これから乗車――スピネル・クローバルド(家族想いな女の子・f07667)の声は弾むよう。
 宇宙を映し出す車両で、ハロウィンスイーツセットを頂きたい――そう、スピネルが思っていると麻生・竜星(銀月の力を受け継いで・f07360)は口端に笑み乗せて。
「折角だから宇宙空間を実感してみないかい?」
 この列車には様々な場所があるという。
 食べ放題車両に、ダンスホール車両、バー車両。普通の座席の客車もあるが――全ての景色が宇宙になっているという車両もあるのだ。
 それを聞いていた竜星はスピネルを誘う。
 その手にそれぞれハロウィンスイーツセットと、ハロウィンフードセットをもってその車両へ。
「おっと、ここから先は床にも宇宙が広がるから気を付けて」
 竜星はスピネルへとそっと手を差し伸べる。
 スピネルもその手に自分の手を重ねて、そっと宇宙が映える床を歩んでいく。
「いつもはしっかり者だけど今日はなんだかちょっと可愛く見える」
 なんて言ったら怒るだろうか? と竜星は笑う。
 スピネルは怒りませんよと言って――
「可愛いだなんて、ちょっと照れてしまいます……」
 そう、小さな声で零した。
 そして竜星は、この場所がよさそうだと腰を下ろす。
 床と天井と、過ぎていく星々の姿はひとつとて同じものなどない。
 スピネルも傍らに腰を下ろす。
 そして楽しみにしていた、ハロウィンスイーツセットを開いて瞳を輝かせるスピネル。
 まず最初に食べようと手にとったのは宝石イチゴのショートケーキ。
「わぁ、宇宙で採れたフルーツって凄く甘くて美味しいです」
「お、ハンバーガーは中々旨い。マイルドソースにして正解だ」
 竜星もハンバーガーを食べる。トリッキー味ははたしてどんな味だったのかと想像がつかずに興味はわくところ。
 それを口にしながら竜星はスピネルへと尋ねる。
「この宇宙に星座があるかわからないけどスピネルの好きな星座ってあるかい?」
「私は、はくちょう座が好きですね。特にアルビレオと言う星が好きですので」
 この宇宙にもあるかしら? と見回す。今のところ、それらしきものは見当たらない。
 でもどこかに似たような星もあるかもとふわりと笑む。
「竜さんはどんな星がお好きでしょうか?」
「星座ではないがけど月かな。色々表情があるから」
 ふっと微笑んでウインクひとつ。
 そして竜星はスピネルへと表情ゆるめて柔らかに紡ぐ。
「今日はありがとう。素敵な日になったよ」
「私の方こそ、今日は素敵なお誘いありがとうございました」
 その言葉受け取って、スピネルもはにかむ。
 こうして宇宙を感じる場所で共に過ごせてよかったと。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

マシュマローネ・アラモード
【桔梗】
銀河鉄道!前から乗ってみたかったのですわ!
モワ!スイーツ車輌で、パーティと洒落込みましょう!

宝石苺のショートケーキ🍓にゾンビベアとゾンビうさぎのマフィン🧁、どれもきっと美味しそうですわ!
琥珀さんの提案もとても良いですわ!みんなでシェアですわね?
幸せと美味しいものは分かち合うに限りますわね!
ふふ、琥珀さんの姉妹さんはしっかり者なのですわね、今度お話聞かせてくださいまし。
宇宙ゴースト!もしかしたら今日はハロウィン、乗っていらっしゃるかも!

モワ!みなさん外をご覧になって!宇宙プリンセスとして、みなさんにこの星海を思い出にしていただければ幸いですわ。
ようこそスペースオペラワールドへ!


南天庵・琥珀
【桔梗】

銀河鉄道か
何だか童話みたいだな

いいな、パーティー
折角だから色々頼んで皆でシェアしないか
俺はチョコレートのムースと……チーズ系の何かがあったらそれも
ああ、ミルク系やビター系のチョコと……チーズケーキ系は好きだ
ものにもよるけど甘すぎないのが多いから
勿論、フルーツも好きだけれど

女子二人だからな、ちゃんと未使用のナイフで切り分けようか
俺はこういうの、意識して気をつけないと妹にデリカシーがないと言われる
ふふ、ありがとう(気を遣わなくていいとの言葉に微笑み)

外……わぁ
星が綺麗だな
地球から見るよりくっきり光って見える
宇宙ゴーストか、探してみるのも面白いかもな
……ふふ、此処は、楽しい世界だな


遠野・路子
【桔梗】
銀河鉄道……というと銀河鉄道の夜
なんか読んだことある、かも
古き良き作品だね

さておき
私たちの前にはスイーツ
ならば食べるしか
ゾンビ……は共食い感があるけど
ハロウィンって事で許してもらおう
美味しいの前には瑣末な事……(ゾンビマフィンをてもぐもぐ)
フルーツもいい
クリスタルメロン美味しい

シェアする?
なら私は琥珀マロンのモンブランを
アラモードの宝石イチゴショートも美味しそう
南天庵はチョコチーズ派?
そんなに気を使わなくてもいい
仲間内のパーティーだし
窓の外に流れる星空をのんびり見つつ
宇宙というと……ユーベルコードで呼び出す宇宙ゴーストたちが
どこかにいそうな気もする……居ないかな
そんな空想も楽しい思い出



●ようこそ!
「銀河鉄道! 前から乗ってみたかったのですわ!」
 きらきら瞳を輝かせるお姫様――マシュマローネ・アラモード(第十二皇女『兎の皇女』・f38748)はくるりと回って、今日共に来た二人へと微笑む。
 銀河鉄道か、と南天庵・琥珀(ナイトタイムドリーマー・f36445)はハロウィン・トレインを目にし、何だか童話みたいだなと紡ぐ。
 その言葉に遠野・路子(悪路王の娘・f37031)はうんと頷く。
「銀河鉄道……というと銀河鉄道の夜なんか読んだことある、かも」
 古き良き作品だねと言いながら三人で乗車。
 そしてどの車両にいこうか――いろんな場所があると聞いて迷うけれど、マシュマローネは素敵な場所があります! と提案ひとつ。
「モワ! スイーツ車輌で、パーティと洒落込みましょう!」
 こちらのようです! と向かったスイーツ食べ放題車両は、様々なハロウィンスイーツが並ぶ場所。
「宝石苺のショートケーキ🍓にゾンビベアとゾンビうさぎのマフィン🧁、どれもきっと美味しそうですわ!」
 それらは人気のハロウィンスイーツ。けれどなくなってもすぐ新たなものが運ばれてくる。
 気になるスイーツをそれぞれお皿に取り始める。けれど、全種類制覇するには数がとても多い。
「私たちの前にはスイーツ。ならば食べるしか」
 路子はそう言いながら、じぃとゾンビマフィンを見詰めていた。
 ゾンビ――共食い感がある、と路子は視線をそらさない。
 けれど、ハロウィンって事で許してもらおうと手を伸ばした。
「美味しいの前には瑣末な事……」
 もぐもぐ。おいしい、と路子はゾンビマフィンをふたつめ。
「いいな、パーティー。折角だから色々頼んで皆でシェアしないか」
「琥珀さんの提案もとても良いですわ! みんなでシェアですわね?」
「シェアする?」
 幸せと美味しいものは分かち合うに限りますわね! とマシュマローネは笑む。
 それぞれのお皿に一杯。でもまだ、色々選びたい気持ちもある。
「俺はチョコレートのムースと……チーズ系の何かがあったらそれも」
 琥珀は色々悩みながら選んでさらに。
「南天庵はチョコチーズ派?」
「ああ、ミルク系やビター系のチョコと……チーズケーキ系は好きだ」
 ものにもよるけど甘すぎないのが多いから、と琥珀は言う。勿論、フルーツもすきだけれどと紡ぐ琥珀へと路子が差し出すのは。
「フルーツもいい。クリスタルメロン美味しい」
 スイーツを選んだら、席へ。
 シェアするなら、私は琥珀マロンのモンブランをと路子は皆へ。
「アラモードの宝石イチゴショートも美味しそう」
 なら、お裾分けですとマシュマローネもショートケーキを。
「女子二人だからな、ちゃんと未使用のナイフで切り分けようか」
 俺はこういうの、意識して気をつけないと妹にデリカシーがないと言われると琥珀は眉をちょっと八の字にして、妹にそう言われることを思い出す。
「ふふ、琥珀さんの姉妹さんはしっかり者なのですわね、今度お話聞かせてくださいまし」
「そんなに気を使わなくてもいい。仲間内のパーティーだし」
「ふふ、ありがとう」
 気を使わなくていい。そう言ってくれることに微笑み向ける琥珀。
 三人で席に座って、スイーツを分け合って――その傍らの窓。その先にはは宇宙が広がっている。
「……わぁ、星が綺麗だな」
 すごい、と琥珀はその光景を見詰める。地球から見るよりくっきり光って見えると。
 窓の外を流れる星空をのんびり見つつ、路子はふと思う。
「宇宙というと……ユーベルコードで呼び出す宇宙ゴーストたちがどこかにいそうな気もする……居ないかな」
「宇宙ゴースト!」
「宇宙ゴーストか、探してみるのも面白いかもな」
「もしかしたら今日はハロウィン、乗っていらっしゃるかも!」
 この車両のどこかに? と路子が紡ぐとどこかに! とマシュマローネも跳ねるように答えて。
 空想も楽しい。路子は外を眺めながらスイーツを口に。
「……ふふ、此処は、楽しい世界だな」
 琥珀も外を眺めつつ――二人のその姿にマシュマローネは笑み浮かべて。
「モワ! みなさん外をご覧になって!」
 宇宙プリンセスとして、みなさんにこの星海を思い出にしていただければ幸いですわとマシュマローネは紡ぐ。
 そしてこの言葉を紡がねばならない――ようこそスペースオペラワールドへ!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

筧・清史郎
らんらんと、美味なものを個室で存分に味わおう

らんらん、案内ご苦労だったな
紋付袴姿で労いの言葉を掛けた後
らんらんの分の衣装も借りておいたぞ
箱の俺にはよく分からなかったので、ペアの衣装でお任せでお願いした
そう白無垢を、笑顔で友に渡そう
ふふ、遠慮するな、きっと似合うと思うぞ(微笑み

やはり甘味は全制覇したい(きり
ハンバーガーにはトマトが入っているのか…
おお、らんらん食べてくれるのか?
ソースはお任せにしたが…らんらん?(きょと

あとはやはり酒で乾杯だな
宇宙カクテルは楽し気だ
ふふ、極上のワインも用意して貰ったぞ
あまり飲み過ぎないようにな
友が酔ったようならば、酔いがさめるようなとびきりの甘味を口に入れてやろう



●いつもの
「らんらん、案内ご苦労だったな」
 紋付袴姿でにこやかに微笑む筧・清史郎(ヤドリガミの剣豪・f00502)。
 しかしその友、終夜・嵐吾(灰青・f05366)はくわっとしていた。
「せーちゃ、この、これ!?」
「らんらんの分の衣装も借りておいたぞ」
 箱の俺にはよく分からなかったので、ペアの衣装でお任せでお願いした。
 ペアだからな、俺ひとりではいけないのだ。さぁと嵐吾の手に笑顔でずずいと渡すそれは――白無垢。
「いや、これ……」
「ふふ、遠慮するな、きっと似合うと思うぞ」
 いい笑顔で清史郎がいうものだから――嵐吾は唸りながらそれを纏う。
 なぜ、わしが……白無垢……
 しかしこれでペアだなと合わせであることにうきわくるんな清史郎を見ると仕方ないとも思うのだが。
 そして気の効く清史郎は、らんらんが恥ずかしがっているしと個室を借りる。
 窓の外は宇宙が広がる二人席。そこへ座ると、開口一番。
「やはり甘味は全制覇したい」
 きり、と表情引き締める。まぁそういうじゃろなと嵐吾は言いつつ、わしはハンバーガー食べると頼む。清史郎も、共に頼もうと――ソースはおまかせ。
 それがやってくれば中に挟まっているものに清史郎の視線は釘付けだ。
「ハンバーガーにはトマトが入っているのか……」
 トマト……と難しい顔をした清史郎。嵐吾はそいえばトマトダメじゃったな~と思い出す。
「わしが食べよ」
「おお、らんらん食べてくれるのか?」
「うむ、いただこう」
 そしてはぐっと一口食べて――嵐吾はぶあっと尻尾をけばだてる。
「ソースはお任せにしたが……らんらん?」
 なんかすごい味がする――言葉にできないが水、水というようなそぶりに清史郎は宇宙カクテルを。
 乾杯もしていなかったとマイペースにグラス合わせ、ぐいっと飲んだ嵐吾は再び尻尾ぶわわする。
「何!? げふっ、ん゛!?」
「宇宙カクテルは楽し気だ」
「た、楽し気なのは、このタイミングではいらんじゃろ!」
「ふふ、極上のワインも用意して貰ったぞ」
 一緒に頂こうとグラスへ注ぐ。嵐吾は美味い酒なら貰うかのと、先ほどまでのことをするっと忘れる。
 そしてふわりと口に含めば広がる香りにご満悦。
「あまり飲み過ぎないようにな」
「飲みすぎたことなんてないじゃろ」
 ぐびっと飲む。そう言いながらいつもらんらんは潰れてしまうからなと清史郎は思う。
 だがそれを支えて帰るのもまた一興。
 さて今日は、酔いが回ってきたなら酔いがさめるようなとびきりの甘味を口に入れてやろうと箱の男は笑む。
 他にも悪戯マカロンなど色々な甘味があるのだから。

大成功 🔵​🔵​🔵​

茜崎・トヲル
【モノクロフレンズ】あーさん、スーさん、交互呼びします!

食べ放題タイムだー!!
おいしそーなものがいーっぱいあるよ、あーさん!かたっぱしから食べていこー!
ハロウィンフードセットのマイルド味に、スイーツセット!付け合わせも!
それから黒パンのサンドイッチにー、ブラッドソーセージって独特なあじだよねえ
いーね!ワインももらおー!

おれたち、胃袋底なしコンビ!食べても体型も変わらないから、いくらだって食べられる!
でもでも、他の人のめーわくになるから、テーブルにのる分だけもってこーね!おーふくすればヨシ!

スーさん、どこの車両でたべるー?
|ラー《ラトナ》さんと|コロ《"ひかり"》ちゃんも一緒しよ!


スキアファール・イリャルギ
【モノクロフレンズ】

食べ放題ターイム、ですね!
これはもう"選ぶ"なんて選択肢はできませんね、全部行きましょう(ぐっ)
一口系にパスタ類、宝石イチゴのショートケーキ、
王女葡萄のタルト、ブラックオブブラックチョコレートのムース!
ブラッドソーセージ――成程、血液も材料にしたソーセージなんですね?初体験です
ワインも戴いちゃいましょうよトーさん

ふふふ、様々な世界で大食いとして名を轟かせている私たちですからね
ぺろりと平らげて何度も往復すれば、ヨシ!

折角の銀河鉄道ですし、景色がよく見える車両に行きませんか?
コローロとラトナも宇宙に興味津々のようですしね
(ぴかぴか嬉しそうなひかりと、食事にも興味津々なねこさん!



●素敵な素敵な、食べ放題
「食べ放題タイムだー!!」
「食べ放題ターイム、ですね!」
 食べ放題車両へ到着――広がる光景に、茜崎・トヲル(Life_goes_on・f18631)とスキアファール・イリャルギ(抹月批風・f23882)は瞳輝かせる。
 あっちにもこっちにも、ハンバーガーにサンドイッチ。揚げ物色々、何か分からないけど食べ物。それから甘味もキラキラ輝く宝石のようなタルトにクッキーにケーキにエトセトラエトセトラ――とにかく沢山並ぶ食事とスイーツがあり、此処にいる者達は皆美味しそうに食べている。
 その姿を見れば――ごくり。二人の喉は鳴るというもの。
「おいしそーなものがいーっぱいあるよ、あーさん! かたっぱしから食べていこー!」
「これはもう"選ぶ"なんて選択肢はできませんね、全部行きましょう」
 ぐっと拳握るスキアファール。
 早速お皿を持って、食べ放題に参戦のふたり。
「一口系にパスタ類、宝石イチゴのショートケーキ、王女葡萄のタルト、ブラックオブブラックチョコレートのムース!」
 どれもこれもおいしそう。さらにのせるのも、また楽しさのひとつ。
「ハロウィンフードセットのマイルド味に、スイーツセット! 付け合わせも!」
 それから、とトヲルは黒パンのサンドイッチにーと手を伸ばす。
 そのお隣にブラッドソーセージを見つけて。
「ブラッドソーセージって独特なあじだよねえ」
「ブラッドソーセージ――成程、血液も材料にしたソーセージなんですね? 初体験です」
 私も食べますとスキアファールもトヲルに倣ってひとつ皿へ。さてそれはどんなお味なのか、楽しみでもある。
「ワインも戴いちゃいましょうよトーさん」
「いーね! ワインももらおー!」
 と、足を運ぶワインコーナー。
 ワインもこれまたいろいろある。
 白ワイン、赤ワイン――紫いろだったろ虹色だったりきらきらしていたり。
 さまざまな宇宙葡萄でつくられたものとのこと。
「え、どれにする?」
「左端からいきましょう」
 きっと全部飲むことになるだろうからとスキアファールは笑う。
 だってふたりは。
「ふふふ、様々な世界で大食いとして名を轟かせている私たちですからね」
「おれたち、胃袋底なしコンビ! 食べても体型も変わらないから、いくらだって食べられる!」
 そういって、お皿に沢山のせて。
「でもでも、他の人のめーわくになるから、テーブルにのる分だけもってこーね! おーふくすればヨシ!」
 ぺろりと平らげて何度も往復すれば、ヨシ! とスキアファールも頷いて、笑って。ふたりでその手に一杯、食事を抱え込んだ。
「スーさん、どこの車両でたべるー?」
「折角の銀河鉄道ですし、景色がよく見える車両に行きませんか?」
 窓が広めの車両とか。全面宇宙な車両もあるみたいですよとスキアファールは紡ぐ。
「コローロとラトナも宇宙に興味津々のようですしね」
 影の中でそわそわしていた気配が、ころりと出てくる。そして火花の様にまた開く小さな光が、ふわと踊って、ふたりの手にあるものに興味いっぱいの様子。。
 |ラー《ラトナ》さんと|コロ《"ひかり"》ちゃんも一緒しよ! とトヲルは笑って次の車両に足を踏み入れた。
 そこは宇宙が広がる車両――ここにしようと皆で楽しく美味しい時間のはじまり。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アン・カルド
【書庫組】

ぶるぶる…僕はロラン君の借りた個室で体を温めているよ、何か熱々なものを買ってきてくれたら助かる。
…今のうちにこの借りた毛布を少し弄って、古典的幽霊の仮装!
帰ってきたらこれで驚かそう…
わっ!メルヴォルド君は驚いてくれたね、ビッグ君は…いつも通りか。

カボチャもそんなにもらってきて…これに魔術か、なかなか面白いじゃあないか。
カボチャといえばカボチャの被り物、僕は不器用だから彼に作ってもらおう、おいで【忍者】。
全く見事な刀捌き、切れた跡しか見えないのが残念だね。
そしてできたのが何と見事なカボチャの兜(和風)!
…これはちょっと僕には似合わないかなぁ、忍者君が被って踊っといで…見えないけど。


メノン・メルヴォルド
【書庫組】

…わあ、出航したのね
ハロウィンフードやスイーツセットを頼みましょうか
パンプキンヘッドのハンバーガーやポテトが気になるの
ゾンビさん達は運ぶのを手伝ってくれるのね、ありがとうなのよ

列車内はどこも楽しくて、ちょっと冒険気分
ロランくんが個室を頼んでくれたなら、ゆっくり皆で楽しめそう

きゃっ?!
あ、アンさん?
毛布を被っているからビックリしたの…でも、よく見ると銀の羽根が見えている、ね

南瓜のゲームは楽しそう
ワタシはどんな魔法をかけよう、かしら?(掲げて見つめ
うーん…
え、皆もうできたの?
早いのよ(あせあせ
できたものは、南瓜の被り物

あとはビッグさんの歌や踊りに合わせて、皆と星空ダンス
楽しいパーティなの


ロラン・ヒュッテンブレナー
【書庫組】

乗る前に座席を買うの
えと、座席はね…(仲間たちとゾンビーズを見て)
ダンスホール付きの車両ってある?

と言うことで、1両貸切ったよ
パーティスペースのソファ座席に座って温かいココアをすごくふーふして冷ましながら飲んでるの

ゲーム?
なるほど、魔術で色々やってみるんだね

ぼくは電脳魔術を見せようかな
かぼちゃに向かってUC発動
ジャックオーランタンの顔になって回りのカボチャを取り込んで人型に
ゾンビーズと一緒に踊らせるの
確か、○○に反省を促すダンス、だったかな?

みんなのは?
メノンさんのかぶり物、かわいらしいね
アンおねえさんは、かっこいい兜だね
ビッグさんはやっぱりゴーレムだね

勝敗はどうやってつけるの?


ビッグ・サン
【書庫組】
さあ、宇宙旅行を楽しみますか
料理もたくさん、景色も最高、皆も浮かれ気分
ゾンビはえんえんダンスを踊れますし、宇宙ワインも美味しい

いろんな車両を楽しんだ後は、ロラン君が仲間内で楽しもうと個室を借りたそうなのでそこに行く
料理を頼まれていたので、ゾンビに運ばせる
おや、アンちゃんは、毛布をかぶって寒そうですね

さて、ゲームでもして遊びませんか

かぼちゃに魔法をかけて、だれが一番楽しくできるかで勝負しましょうよ

ビッグはカボチャをゴーレムにして、つるで出来た体を作る

私もメノンちゃんのカボチャの被り物をかぶって踊りますか

ロラン君のカボチャも混ぜて、歌って踊りましょう



●星空の中で
「さあ、宇宙旅行を楽しみますか」
 ビッグ・サン(|永遠を求める研究者《ナイスガイ》・f06449)は察そうと列車にのりこむ。
 乗り込む前にロラン・ヒュッテンブレナー(人狼の電脳魔術士・f04258)はええと、と席を選ぶ。
 一緒に乗り込む皆と、のビッグの連れたゾンビーズをロランは見て。
「ダンスホール付きの車両ってある?」
 もちろんとの返答に、それを! とロランはお願いする。
 そして乗り込みながら皆にその事を告げた。
「と言うことで、1両貸切ったよ」
 そこにあとで集合しよとロランは笑む。
 汽笛の音がして――それは車両内にも響き渡り、窓の外の風景が動き始める。
「……わあ、出航したのね」
 メノン・メルヴォルド(wander and wander・f12134)はその様を目にしてふわりと笑み浮かべた。
 その傍らでぶるぶる……と身を振るわせるアン・カルド(銀の魔術師、或いは銀枠の魔術師・f25409)。
「僕はロラン君の借りた個室で体を温めているよ、何か熱々なものを買ってきてくれたら助かる」
 そう言ってアンは借りた個室へと移動開始。
 ロランも一緒にそこへ。ソファ座席に座って温かいココアを飲もうと誘う。
 途中、食事などを提供する車両でココアを貰って。それはとても温かくすごくふーふして冷ましながらのまなきゃとロランは思う。
 そのころメノンは車両探検中。
 ビッグも一緒に、車両を巡っていく。
 料理もたくさん、景色も最高、皆も浮かれ気分だ。
 ゾンビはえんえんダンスを踊れますし、宇宙ワインも美味しいとビッグは列車を満喫だ。
「ハロウィンフードやスイーツセットを頼みましょうか。パンプキンヘッドのハンバーガーやポテトが気になるの」
 受け取ったセットをちょっとみて。見た目もハロウィンとメノンは思う。
 すると、それらをそっとゾンビたちが受け取っていく。
「ゾンビさん達は運ぶのを手伝ってくれるのね、ありがとうなのよ」
 運ぶのをお手伝いしますよとビッグも共に。
 列車内は何処も楽しい。メノンはちょっと冒険気分と歩いていく。
 そしてその足はロランが頼んだ個室へ。
 ロランの借りた個室にてアンは借りた毛布をぎゅっとして。
「……今のうちにこの借りた毛布を少し弄って、古典的幽霊の仮装!」
 帰ってきたらこれで驚かそう……とアンは皆の帰りを待つ。
 そしてその時がやってくる。アンが動き、扉の前にスタンバイ。
 その様子をソファに座ってロランはココアを手に眺める。
「わっ!」
 帰って来た皆を脅かすべくばっと飛び出るアン。
「きゃっ?!」
 メルヴォルド君は驚いてくれたねとアンはふふと零す。
「あ、アンさん?」
 毛布を被っているからビックリしたの……でも、よく見ると銀の羽根が見えている、ねとちょんと羽根に触れる。
「おや、アンちゃんは、毛布をかぶって寒そうですね」
「ビッグ君は……いつも通りか」
 けれどビッグはいつも通り。驚いたりはないのかなとアンは思うのだ。
 そして皆が集ったなら、余興も必要だ。
「さて、ゲームでもして遊びませんか」
 ビッグは皆へと誘いの声かける。
「かぼちゃに魔法をかけて、だれが一番楽しくできるかで勝負しましょうよ」
 と、貰って来たカボチャを並べていくゾンビたち。
「カボチャもそんなにもらってきて……」
 アンはいくつあるのと数えていく。
「カボチャのゲームは楽しそう」
 ワタシはどんな魔法をかけよう、かしら? とメノンは掲げてじぃと見詰める。
「うーん……」
「ゲーム? なるほど、魔術で色々やってみるんだね」
 それを聞いてロランは、ぼくは電脳魔術を見せようかなとカボチャに向かってゴーストプログラムを憑依させる。
 それはジャックオーランタンの顔になって、回りのカボチャを取り込んで人型になっていく。
 ゾンビーズと一緒に踊らせるの、と動き始めたそれはリズムを取る。
 その踊りは何かというと。
「確か、○○に反省を促すダンス、だったかな?」
 そしてビッグがカボチャをゴーレムにして、つるで出来た体を作っていく姿を見るロラン
「ビッグさんはやっぱりゴーレムだね」
 その様子をロランは見てくすりと笑い零した。
「これに魔術か、なかなか面白いじゃあないか」
 カボチャといえばカボチャの被り物とアンは言う。
「僕は不器用だから彼に作ってもらおう、おいで【忍者】」
 姿の見えない凄腕の忍者を召喚して作業を任せれば。
「全く見事な刀捌き、切れた跡しか見えないのが残念だね」
 そうしてできあがったのは――
「何と見事なカボチャの兜!」
 けれどそれは、和風なのだ。和風の兜はと被ってみるものの。
「……これはちょっと僕には似合わないかなぁ、忍者君が被って踊っといで……」
 うん、と頷いてアンは忍者へとあげる。見えないけど。
 ぷかぷかうくカボチャの兜は楽しそうにダンス始める。
 みんなのは? とロランは周囲をくるりと見回した。
「アンおねえさんは、かっこいい兜だね」
 と、一番長く考えていたのはメノンだ。
「え、皆もうできたの?」
 早いのよ、とあせあせ。そうしてメノンが作り上げたのは 南瓜の被り物だ。
「メノンさんのかぶり物、かわいらしいね」
 ロランは言って――ふと、気づく。
「勝敗はどうやってつけるの?」
 その言葉にどうやってつけたらいいか、考えていませんでしたと言ってビッグはメノンのカボチャの被り物をもらう。
「私もメノンちゃんのカボチャの被り物をかぶって踊りますか」
 ロラン君のカボチャも混ぜて、歌って踊りましょうと新たな歌とリズムを刻み始めるビッグ。
 メノンもビッグの歌や踊りに合わせて皆と一緒にダンス。
 星空の中で――それは楽しいパーティ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

バルタン・ノーヴェ
【ワンダレイ】アドリブ歓迎!

仮装を継続して、ハロウィンパーティの始まりデース!
矢野殿に加えて、リリー先生、玉明殿と合流してエンジョイしマスヨー!

HAHAHA!
此度はガールズトークになりマスナ!
宇宙空間。惑星から見上げる夜空とはまた違った煌めきでありますな!
せっかくなので宇宙暴れ蟹のカニクリームパスタと、カラフルな宇宙ソーダをいただきマース!
そしてワタシからもハロウィン用のパンプキンケーキを提供しマース!
中にお化けを模した砂糖菓子の人形を入れている、ガレット・デ・ロワをモチーフにしたものであります!
どうぞデース!

宇宙のいろいろな料理やお菓子を堪能しつつ、発生する悪戯に驚いたりして満喫しマショー!


リーゼロッテ・ローデンヴァルト
【ワンダレイ】
仮装:ピルグリム要素入バニー
呼称:バルたん(f30809)

SJちゃんの遺伝子回収完了…後で『活用』しよ♡
※主に召喚UC用手駒化

バルたんに玉明さん…夜野さんは『彼女』かね
一部貸し切りならアタシも邪魔するよ
こんな列車旅もロマンがあっていいねえ♪

(アルコールを飛ばした)ホット宇宙ワインを嗜みつつ
トリッキー味バーガー挑戦…仕込んだ【インテンス・A】で
死ねる超激辛でも即《浄化》できるけど多少涙目かな?
折角だし悪戯マカロンにも挑戦するさ…何が出るかな♪

うん、たっぷりガールズトークとイコうか♪
勿論、バルたんの差し入れも堪能っ
およ…夜野さん、赤いソレは何?
ふふ、玉明さんの雪女コスもカワイイねえ♡


李・玉明
【ワンダレイ】アドリブ歓迎なのじゃ!
やの、バルタン、リーゼ、と一緒なのじゃ!

トリック・オア・トリート!
呼びかけに参上して、妾もハロウィン・トレインに遊びに来たのじゃー!
雪女の仮装なのじゃよ♪ むっふっふ~♪(ふわふわと浮いています)

おおー! キラキラしていて、どれも美味しそうなのじゃ!
全部食べたいけど食べきれないから、一口で食べられる宇宙チーズやポテトをつまむのじゃ!
お酒はダメだから、ドリンクは宇宙ソーダをもらうのじゃ……おお、弾けるのじゃー!

む? 悪戯マカロン? 面白そうなのじゃ!
どんな味がするのじゃろう? ワクワクするのじゃ!

どれも新鮮で、すごく楽しいのじゃ!
ん? 机の上に赤い何かが……。


尾守・夜野
WIZ
■ワンダレイ
床とか宇宙が見える座席で皆で楽しみましょう
コンパートメントを貸し切りで

(私共はカムパネルラでも彼でもないのに宇宙で列車に乗れる世の中になったのね…)
と物思いに耽りかけますが
皆様といるのに深く沈む事はありませんわ

「女子会!素敵ね!皆様の仮装可愛いですわ!」
今は楽しむ事が重要ですし

宇宙のブルートブルスト気になるわ
他にも不気味な感じのお菓子とか頼んでしれっと私共用の赤いあれとか机の上に混ぜ込む悪戯仕掛けてます
「…ふふなんでしょうね?
っと私共等一部のにしか好まれぬ品ですわ
皆様へのトリートはこちらになります」
種明かしはすぐに
そしてカシススムージー注文
まぁ飲まれなくとも私が頂きますので



●今宵はガールズオンリー
「HAHAHA! 此度はガールズトークになりマスナ!」
 バルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)は仮装そのままに、ハロウィンパーティの始まりデース! とテンション高く。
 尾守・夜野(|墓守《うせものさがし》・f05352)と、リーゼロッテ・ローデンヴァルト(|KKS《かわいくかしこくセクシー》なリリー先生・f30386)、そこに李・玉明(豪華絢爛西欧天女・f32791)も合流だ。
「トリック・オア・トリート!」
 妾もハロウィン・トレインに遊びに来たのじゃー! と玉明の仮装は。
「雪女の仮装なのじゃよ♪ むっふっふ~♪」
「ふふ、玉明さんの雪女コスもカワイイねえ♡」
 ピルグリム要素の入ったバニーなリーゼロッテは玉明を褒めつつ、さぁ乗り込むかと促す。
 くるりと回って楽し気な玉明の姿に夜野の意識はふと引き戻される。
(「私共はカムパネルラでも彼でもないのに宇宙で列車に乗れる世の中になったのね……」)
 そう、物思いにふけりかけたが皆様といるのに深く沈む事はないと微笑んだ。
「女子会! 素敵ね! 皆様の仮装可愛いですわ!」
 今は楽しむことが重要。この宇宙を、このハロウィン・トレインを。
「はくるりと見回してバルたんに玉明さん……夜野さんは『彼女』かね」
 リーゼロッテは、一部貸切ならアタシも邪魔するよと笑む。
「こんな列車旅もロマンがあっていいねえ♪」
 貸切ったコンパートメント。
 何処を見てもそれは宇宙に囲まれて不思議な感覚。
「宇宙空間。惑星から見上げる夜空とはまた違った煌めきでありますな!」
 バルタンはくるりと見回して、そしてこれをいただいてきたのデース! と料理を色々並べていく。
「せっかくなので宇宙暴れ蟹のカニクリームパスタと、カラフルな宇宙ソーダをいただきマース!」
 料理になればもう暴れではない蟹。その身はぷりっとしていてパスタソースとよく合う。
「おおー! キラキラしていて、どれも美味しそうなのじゃ!」
 玉明は瞳輝かせて、全部食べたいのじゃ! と零す。
 けれど、全部食べたいけど食べきれないことはわかっている。
 だから一口で食べられる宇宙チーズやポテトを。そしてお酒はまだ飲めない玉明は宇宙ソーダを。
 宇宙ソーダを飲めば――それもまた、初めて出会う味と感覚。
 それどんなの、と見つつリーゼロッテはアルコールを飛ばしたホット宇宙ワインを嗜む。
 そして、自分の前にある料理をちらり。
「トリッキー味バーガー……」
 それに挑戦するからだ。己の持つものをさらに高めていつから大丈夫なはず。
 死ねる超激辛でも即《浄化》できる――そのはず。
「っ!!」
 でも、多少涙目になるのも仕方ない。宇宙にはまだまだ、いろんな食べ物、それに味が広がっているのだから。
 そしてリーゼロッテは折角だし、と悪戯マカロンにも挑戦。
 摘まみ上げたそれはピンク色をしている。
「何が出るかな♪」
 そう言ってぱくりと食べたマカロンは、程よい甘さ広がる爽やかなフルーツの味が巡り巡っていく。
「む? 悪戯マカロン? 面白そうなのじゃ!」
 どんな味がするのじゃろう? と迷いながら一つ選ぶ玉明。
 ワクワクするのじゃと口に放り込めばとてもビターなチョコレート。
 夜野が目の前に置いて見詰めていたもの、それは。
「宇宙のブルートブルスト気になるわ」
 どんな味かしら、と思いつつ一口。ほかにも不気味な感じのお菓子とか頼んでいく夜野。
「そしてワタシからもハロウィン用のパンプキンケーキを提供しマース!」
 それは中にお化けを模した砂糖菓子の人形を入れている、ガレット・デ・ロワをモチーフにしたもの。
 どうぞデース! とバルタンは皆へ振舞う。
 美味しい、とリーゼロッテはそのパンプキンケーキも堪能。
「どれも新鮮で、すごく楽しいのじゃ!」
 と、ぱくぱく食べながら美味しさを感じていた玉明はふと気づく。
「ん? 机の上に赤い何かが……」
「およ……夜野さん、赤いソレは何?」
 その声にリーゼロッテも何が、と気付いて。
「……ふふなんでしょうね?」
 色々頼んだ中に夜野がしれっと混ぜ込んでいるもの。それは夜野専用の赤いあれ――それは悪戯だ。
 だから意味深に笑って見せて。
「っと私共等一部のにしか好まれぬ品ですわ。皆様へのトリートはこちらになります」
 けれど、すぐに種明かし。
 カシススムージーもいかがと頼んでいく夜野。
 宇宙のいろいろな料理や菓子は四人にとっても初めて出会うものばかり。
 いろんなものに驚いたり、悪戯を互いに仕掛けてみたり――そんな風にハロウィンの夜を過ごしていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ライラック・エアルオウルズ
カーティスさん(f00455)と

今まで乗った鉄道とは異なる景に
心置きなく、心惹かれて覗き込んで
貴方も知らないものなら『大発見』だ
流星が如く、見逃さないようにせねば

紙包みの中身に感嘆のハミング
甘味も楽しみにしてたけれど
こんなに素敵なものだとはね

僕のとびきりに好きな物語、だね
あの傲慢さは宜しくないものだし
少し教育に悪かった気もするが
――女王に見つからないうちに
早く食べねばなるまいね、なんて
教訓には丁度良いかもしれない

ふふ、そうだね、白薔薇だって綺麗だ
良い子の特権は裁判でも揺らぐまいが
『ないしょ』と思えば更に甘美なこと
不思議ないろのサイダーも美味しいな

御話を恋う問いに瞬きひとつ
あるとも、と笑って出すのは
『雁』のかたちのチョコレート
『鷺』のかたちは、未だ秘めて

銀河鉄道に乗り友達と旅する御話で
ふたりにと、鳥捕りがくれる菓子さ
チョコよりも美味しいらしい、とは
唯倣うものでは誇大広告だけれども

さあさ、『もすこしおあがりなさい』
語る御話に今宵の魔法もあわさり
きっと、とくべつな味に感じるだろう


カーティス・コールリッジ
ライラ(f01246)と
向かい合わせの席に座って窓を覗き込む
星の海から見た宇宙ってあんまりひかりが無いんだ
でもここは外宇宙だから、俺もしらないハッケンがあるかもね!

テイクアウトした紙包みを開けば、わあ、と歓声あげて
『塗りかけ』薔薇苺のタルトにサイケデリック・サイダー
色は派手だけど栄養機能に振り切った固形物とは比べものにならないくらい

これ、ライラがまえにおはなししてくれたものがたりに出てきたやつだ!
『早く真っ赤に塗らなきゃ、首をはねられてしまうよ!』っていうの
おれ、すごくびっくりしたんだ。忘れられないよ!
しろいばらだってきれいなのにね

なんて、厳罰必須なことばを連ねながら口に運ぶ
いいんだ、これはないしょのことだもん!
……ヤヤ、女王さまのおめこぼしはとんでもないごほうびだ!

ねえねえ、ライラ
鉄道のおはなしはある?
これは……とり?

『もすこしおあがりなさい』だなんてふしぎな言葉できみがいざなうから
なんだか楽しくなって言われるままにチョコレートを頬張った
――なるほどどうして、これがとくべつにおいしい!



●星海の中、紡ぐは
 ここにしようと二人で選んだ席は、窓の横。
 向かい合わせの席に座って、心置きなく、そして心惹かれるままにライラック・エアルオウルズ(机上の友人・f01246)とカーティス・コールリッジ(CC・f00455)が覗き込む先は宇宙。
「星の海から見た宇宙ってあんまりひかりが無いんだ。でもここは外宇宙だから、俺もしらないハッケンがあるかもね!」
 流れていく星々の海。それはゆっくりとしていて、少し視線離せば同じようで、でも違う光景がもう広がっている。
 きらきらと輝く星の川も、輝きのいろを変えていくような様相見せていた。
 カーティスは窓からライラックへと顔向ける。するとライラックも瞳和らげて。
「貴方も知らないものなら『大発見』だ。流星が如く、見逃さないようにせねば」
 広がる世界は初めての場所。
 真っ暗に見えて、けれど色のトーンが、そして星々の輝きが遠く変わっていく様は美しく。
 けれどふたりの目は窓の外ばかりにとらわれているわけではなかった。
 テイクアウトした紙包みを開けば――わあ、とカーティスは声あげる。
『塗りかけ』薔薇苺のタルトにサイケデリック・サイダー。
 見た目にも楽しいそれに瞳は輝く。ほかにも色々あったけれどそれは一番心惹いたもの。
「甘味も楽しみにしてたけれど、こんなに素敵なものだとはね」
 そしてライラックもふふと笑む。
 カーティスは、色は派手だけど栄養機能に振り切った固形物とは比べものにならないくらいとそれをまじまじと見詰めていた。
 とても可愛らしいタルトだ。
「これ、ライラがまえにおはなししてくれたものがたりに出てきたやつだ!」
 『早く真っ赤に塗らなきゃ、首をはねられてしまうよ!』っていうの、と薔薇のタルトをカーティスは手に。
「僕のとびきりに好きな物語、だね」
「おれ、すごくびっくりしたんだ。忘れられないよ!」
 その話を思い出すカーティス。
 彼の言葉に耳傾けるライラックは、あの傲慢さは宜しくないものだし、少し教育に悪かった気もするがと思いながら声顰める。
 ひそひそと――聞こえてはいけないから。それは誰にかと言えば。
「――女王に見つからないうちに早く食べねばなるまいね」
 なんて、と笑み浮かべて。教訓には丁度良いかもしれないとライラックは思うのだ。
「しろいばらだってきれいなのにね」
「ふふ、そうだね、白薔薇だって綺麗だ」
 その言葉を物語の女王が聞いたなら――きっと厳罰必須って言われるねと笑いながらカーティスは口へと運んでいく。
「いいんだ、これはないしょのことだもん!」
 そう、これは内緒。けれどもし聞こえていても良い子の特権は裁判でも揺らぐまいが『ないしょ』と思えば更に甘美なこととライラックも口へと運ぶ。
「……ヤヤ、女王さまのおめこぼしはとんでもないごほうびだ!」
「不思議ないろのサイダーも美味しいな」
 実は添えられたジャムをとろり零せば、そのタルトを真っ赤に染めることもできるけれど、今日はこのままで。
 不思議なサイダーも喉をしゅわりと通り抜けながら擽っていく心地だ。
 広がる宇宙と美味しいお菓子。けれど、旅の合間にはもうひとつ。
「ねえねえ、ライラ。鉄道のおはなしはある?」
 と――カーティスが零す。その御話を恋う問いに瞬きひとつ。そしてライラックは笑って。
「あるとも」
 そう言って取り出したのは――『雁』のかたちのチョコレート。
 もうひとつ、『鷺』のかたちは、未だ秘めて。
 この御話をするなら、共に味わうのならと笑み深める。
 そのチョコレートを見てカーティスもまたぱちくり。
「これは……とり?」
 ライラックは紡ぐ。銀河鉄道に乗り友達と旅するお話と。そしてこれはと、チョコレートをつついて。
「ふたりにと、鳥捕りがくれる菓子さ」
 チョコよりも美味しいらしい、とは唯倣うものでは誇大広告だけれどもと言って。「さあさ、『もすこしおあがりなさい』」
 このチョコレートをと、語るお話に今宵の魔法も合わさっていく。
 その、『もすこしおあがりなさい』という言葉はカーティスにとってふしぎなひびき。
 けれどライラックのいざないになんだか楽しくなって、言われるままにチョコレートを頬張った。
 きっと、とくべつな味に感じるだろう――そう、微笑みの乗せるライラック。
 口の中でほどけていくチョコレートは甘く。そう、その味は確かにチョコレートなのだけれども。
 ――なるほどどうして、とカーティスの表情は蕩けていく。口の中で蕩けていくチョコレートのように。
 これがとくべつにおいしい! と、緩む頬がその想い全てを物語る。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年11月14日


挿絵イラスト