失われた清めの精霊馬
●先祖帰りの霊物
UDCアースの日本支部の文献には「お盆」の日に〇〇県の田舎にある川で先祖たちを乗せる精霊馬を導く誰も乗っていない特別な「精霊馬」が出現する。
その「精霊馬」は先祖たちが通るために一般の人には見えない霊気を川に広げて浄化していっていると文献には記されている。
だが、今年のお盆の日にその「精霊馬」は現れなかった。UDC組織は長年この「精霊馬」を研究していた為すぐにこの異常に気づき調査を始めた。
わかっていることはカクリヨファンタズムの何者かがその「精霊馬」を持ち去った痕跡があることだ。
川の近くには妖狐の毛が落ちていた。その毛を調べてみたところカクリヨファンタズムで確認されている妖気が摘出された。
調査の結果でわかったことは「精霊馬を盗んだのは妖狐」「そしてその精霊馬はカクリヨファンタズムにあること」だ。
UDC組織の調査員がその川付近でカクリヨファンタズムへのゲートを組織の装置で開き、妖狐から摘出された妖気を辿っていくとそこには大きな屋敷建っていた。中に入った調査員は数日経った後音信が途絶えたという。調査結果ではその屋敷の内部は迷宮のように複雑としているとの報告があった。そして時折映像に映っていたのは美しい妖狐。
「っていうのがUDC組織に借りた報告書や。なんか既視感覚えるなぁ、この姉ちゃん。」
石狩・心愛(快活人情こやこやキツネ娘・f37318)はグリモアベースで猟兵たちに報告書を見せた。
「神聖な精霊馬を奪われてこっちも黙ってられへんわ!…というわけでカクリヨファンタズムに行って精霊馬を取り返して欲しいねん。」
石狩・心愛は猟兵たちを現地に転送した。
「ほな頼むな!」
バロ
お疲れ様です。バロです。
お盆は過ぎてしまってもお盆関係のシナリオを出してみました。
第1章は冒険で屋敷の迷路を突破してもらいます。プレイングボーナスはありません。
また、フラグメント以外の行動も受け付けます。
第2章はボス戦『妖に魅入られし九狐『石狩・琴葉』』との戦いです。彼女は精霊馬を持っている限り何故か普段の力より膨れ上がっています。(原因は2章の断章で)
よろしくお願いします。
第1章 冒険
『無秩序な大迷宮を攻略せよ』
|
POW : 気合で走り回って通路を総当りで確認する
SPD : 通路以外の脱出経路でショートカットを試みる
WIZ : 無秩序の中に秩序を見出し、最短経路を模索する
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
|
種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
猟兵が転送された先は遊楽風の屋敷だった。
中に入ると入り組んだ通路に温泉や客室といった部屋。恐ろしい骸魂。
どうやら迷路に進みながら屋敷主のよって骸魂にされた妖怪たちを救うか骸魂を避けるかしかないようだ。
ツヴァイ・フィルツェーン
ふーん、調査員が行方不明になったとあらば
UDC組織の一員としては見過ごせないなぁ
精霊馬は…聞いた事があるよ
亡くなったご先祖の乗り物…くらいの認識だったけど
そんなものを盗んでどうするんだろう…
まさかその文献に書いてある霊気だの浄化だのを何か利用しようとしている?
まぁ、ひとまずこの屋敷内を調査してみなきゃね
建物内は【暗視】を使うよ
【第六感】を使って怪しい所を調べつつ進む
それにしてもまるでお化け屋敷だね
って言ってもここに出て来る骸魂は本物か…
俺にはどうしようにて出来ないから出来るだけ見つからないように
接触を避けて進もう
どうしても避けられない場合はハンドガンより【呪殺弾】を発砲し対抗するよ
アドリブ歓迎
ツヴァイ・フィルツェーン(強化人間・f16960)はカクリヨファンタズムの迷路屋敷の前でUDC組織の調査報告書を見返した。
「精霊馬が突然消えた」ことについてもう一度ふりかえってみる。ツヴァイは見返しながら先祖の乗り物をどうするつもりなのかと頭を悩ませていた。だが、UDC組織の一員である以上は今回の事件は見過ごすことは出来なかった。
「精霊馬は…聞いた事があるよ。亡くなったご先祖の乗り物…くらいの認識だったけど…そんなものを盗んでどうするんだろう…」
調査報告書を懐にしまって入口の戸に触ってみる。かすかに感じる清めの力が籠った霊気。間違いない、盗んだ本人が特殊な精霊馬をもっている。
「まさか…その文献に書いてある霊気だの浄化だのを何か利用しようとしている?…んー、意図がわかんないなぁ…まぁ、ひとまずこの屋敷内を調査してみなきゃね」
思い切って屋敷の中に入るツヴァイ。中は複雑な通路に乱雑に配置されてる部屋や柱などがある。中は薄暗く骸魂の光がぼんやりと照らされてるくらいだ。
「暗いなぁ…」
ツヴァイは目を細めて壁に手を付きながら通路を進んでいく。
「それにしてもまるでお化け屋敷だね…って言ってもここに出て来る骸魂は本物か…」
近くを通り過ぎる骸魂を隠れてやりすごして見つからないように奥へと進む。UDC組織の残した記録のお陰で大体の屋敷の構図は掴めているためスムーズに進んでいく。すると、ツヴァイはUDC組織の調査員の死体を見つける。
「これは…骸魂にやられた訳じゃないね…魂を吸い取られてる…」
調査員の顔を調べると干からびて痩せこけている形跡が見られる。どうやら奥にいる妖狐らしき人物は霊気や魂といった類のものを吸い取るらしい。
「かなり質が悪いね…」
ツヴァイは壁伝いに屋敷の奥へと進む。
大成功
🔵🔵🔵
真宮・響
【真宮家】で参加
アタシ達家族の地元はダークセイヴァーだから、お盆の風習は猟兵になって初めて知った。精霊馬ってのは先祖の霊の送り迎えをするというね。神聖な物だ。霊が通る道は清浄でなければ。その精霊馬が無くなったと。
その馬がないと霊が安心して帰れないね。何とかしよう。
この迷路を突破しないと精霊馬を持ってった元凶にたどり着けないか。骸魂達とはなるべく遭遇したくないから赫灼の戦乙女と連携して動いて通路から抜け道を見つけてそこを通る。
正直アタシ達家族は探索向きじゃないからねえ。いつもの罠は嵌まって踏み潰すはこの迷宮には通じないだろう。慎重にいくさ。
真宮・奏
【真宮家】で参加
お盆の風習は猟兵になって初めて知ったんですが、先祖の霊をお迎えし、供養してお帰りいただく神聖な行事。その霊を送り迎えする役目が精霊馬だとか。
今回の精霊馬は霊が安心して行き来できる為に必要ですよね。絶対取り返して見せますとも。
この複雑極まる迷路を抜けないといけないんですか!?実は私と母さんは探索に向いてません。風の妖精騎士の力を借りて通路総当たりで気合いで進める道を探します。いつもの罠は嵌まって踏み潰すはこの迷宮には通用しないと思うので根性で突破しますとも!!
神聖な精霊馬を持ってった元凶はどんな奴何でしょうね。迷う魂が増えるだけなのに。
神城・瞬
【真宮家】で参加
僕ら家族のホームグラウンドはダークセイヴァーですので、お盆は猟兵になって知りました。先祖の霊をお迎えし、手厚く供養して丁重にお帰り頂く。その霊の送り迎えをするのが精霊馬なんですね。
特に今回の精霊馬は特別な役目を果たすもの。絶対取り返さないと。
この迷宮を突破、ですか・・いつもの母さんと奏の罠に嵌まって踏み潰すでは危険な骸魂を引き寄せかねないので、【式神使い】での鴉の朔と月白の使者の二段構えで行きます。死角となる場所を埋め、的確に経路を見つけたいですね。
所で何で精霊馬を盗んだのでしょうね。ただでさえ彷徨うものが多い世界では混乱を呼ぶだけなのに。
グリモアベースから転送された3人の家族で構成された猟兵がカクリヨファンタズムの予知された屋敷にたどり着く。
この家族はダークセイヴァー出身でお盆の風習は猟兵になってから知った様子だった。死者に関する事件ともあればこの家族は見過ごす訳には行かなかった。ダークセイヴァーは常に死と隣合わせのようなものだからだ。
「さて、ここが例の屋敷だね。精霊馬ってのは先祖の霊の送り迎えをするというね。神聖な物だ。霊が通る道は清浄でなければ。その精霊馬が無くなったと…」
真宮・響(赫灼の炎・f00434)は改めてUDC組織の残した調査報告書を見返した。
「しかし…そんな神聖なものを盗むとは…何が目的だろうね」
「今回の精霊馬って…たしか霊が安心して行き来できる為に必要なものですよね?、だとしたら絶対取り返して見せます!」
真宮・奏(絢爛の星・f03210)は屋敷の扉に手を伸ばそうとする。しかし、神城・瞬(清光の月・f06558)に手を掴まれて制止される。
「不用意に屋敷に触ると危ない…」
神城は注意深く屋敷の戸に手を伸ばして触ってみる。かすかに感じる清めの力が籠った霊気と貪欲のような妖気を感じられる。
「…盗んだ犯人と精霊馬は間違いなくこの中にいますね…いや、むしろ僕たちを待ち構えている?」
「なんにせよこの屋敷を突っ切らないと話が進まなさそうだ…いくよ!」
響の掛け声と共に勢いよく戸を開ける。そこに広がるのは複雑な迷路の廊下に部屋と柱などが無造作に設置され、骸魂の光がぼんやりと光って廊下を照らしている光景が3人の目に映る。
「この複雑極まる迷路を抜けないといけないんですか!?」
「これは…普段なら罠とか踏み潰してるんだけど、今回はそれをしたら危険な予感はするね。」
真宮家は探索が苦手の部類に入る。響と奏は入口から見えるその複雑な迷路に圧倒されていた。
「僕に任せてください…これなら」
神城はユーベルコード【月白の使者(ツキシロノシシャ)】を発動させて白い鷲を、さらに鴉の朔の喚びだして探索をしやすいようにし、響と奏を後ろに並ばせて先頭を歩くように迷路を進んで行った。
「私も風の妖精騎士さんに協力してもらいます!」
「それじゃアタシも戦乙女たちに協力してもらおうか。アタシ達のユーベルコードで隈無く探索してもらおう。あと骸魂との接触は避けた方がよさそうだね」
「わかりました、母さん」
響はユーベルコード【赫灼の戦乙女(カクシャクノイクサオトメ)】で深紅の戦乙女を奏は魔法石を砕いてユーベルコード【風の妖精騎士(カゼノヨウセイキシ)】で風を纏う妖精騎士を呼び出した。
3人は暫く迷路の中をさ迷った。
「これホントに盗んだ人のところまでたどり着くことできるんですか…」
奏は目をぐるぐるさせて歩き疲れた様子だった。何度も同じところを歩いては、急に上下反転にあったりと屋敷に弄ばれているようだった。
「しっかりしな。根気よく歩き続ければ絶対たどり着くから。」
すると神城は白い鷹の五感を感じて、その方向を見る。
「あっちの方に何かあります…」
神城は注意深く骸魂に見つからないようにその「何か」まで2人を連れて歩いた。そして見つけたものはUDC組織の調査員の死体だった。
「し、死んでるんですか?」
「……」
神城は調査員の首筋を触って死んでることを2人に首を横に振って伝えた。神城はさらに死体を調べていく。
「まるで生気か魂を吸い取られたような死に方ですね…干からびてるような…」
「だとしたら精霊馬を盗んだやつは質の悪い妖狐だね…精霊馬をいち早く取り返さないと大変なことになりそうだ」
「……ですがこの方の亡骸のお陰でようやく迷路の脱出口が見つかりそうですね…」
「……」
奏はその死体に手を合わせて魂が仏のいる場所にたどり着けるように祈った。
「よし、じゃあそいつを見つけたらとりあえず1発くらいはゲンコツいれないとね!」
3人は死体を後にして見つかった新たな道を歩いた。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
豊水・晶
先祖の魂を導き、あの世へ再び変えるための道を敷く特別な精霊馬。そんな大切なものを盗んでいくとは、許し難い所業です。その精霊馬が川を浄化しているというのなら、帰っていく魂たちが何かに穢されるかもしれません。現世を生き、安らぎを得られたはずの魂たちにそのような仕打ちは絶対にさせません。
とりあえず、精霊馬が現れなかった川を浄化してから攻略を始めます。
占星術で当たりの通路を占い、UC発動。
浄化の力を載せて道行く骸魂たちを攻撃しながら攻略していきます。
ごめんなさい。あまり痛くないようにしますので、抵抗しないでくださいね。
カクリヨファンタズムに転送された豊水・晶(流れ揺蕩う水晶・f31057)はストッと地面に足を着いて例の予知された屋敷を見上げた。
豊水はここに来る前にUDCアースの〇〇県で発見されていた特殊な精霊馬が通る川を浄化してきた。だがそれも時間の問題。盗まれた精霊馬が無ければ帰る魂が混乱を招くからだ。
「先祖の魂を導き、あの世へ再び変えるための道を敷く特別な精霊馬。そんな大切なものを盗んでいくとは、許し難い所業です。」
なんの躊躇いもなく屋敷の扉に手をかけて開けて入る。
そこに広がるのは複雑な迷路の廊下に部屋と柱などが無造作に設置され、骸魂の光がぼんやりと光って廊下を照らしている光景。
扉に手をかけた時に感じた清めの力が籠った霊気と貪欲のような妖気。これは異常だと豊水は警戒しながら迷路の廊下を歩いていった。
「現世を生き、安らぎを得られたはずの魂たちにそのような仕打ちは絶対にさせません。」
豊水は占いの力に頼り迷路の道を壁に手を伝わせてあるく。そこに出会ってしまった骸魂に対し豊水はユーベルコード【瑞玻璃の渦流(ミズハリノカリュウ)】で装備を水晶の花びらに変えて骸魂を無力化していく。
「ごめんなさい。あまり痛くないようにしますので、抵抗しないでくださいね。」
そして奥に進んでいくと死体がひとつ横たわっていた。豊水はそっと死体の頬を撫でてUDC組織の調査員の名札に目がいく。
「この方たち…魂を吸い取られていますね…どうか、安らかに眠ってください。」
死体を後にして占いの力を頼りに奥へと進んでいく。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 ボス戦
『妖に魅入られし九狐『石狩・琴葉』』
|
POW : 瞬陣・猛狐炎迅閃
【炎を纏った居合い斬り】が命中した対象を燃やす。放たれた【憎悪を含む燃え上がる】炎は、延焼分も含め自身が任意に消去可能。
SPD : 瞬迅・猛狐連撃閃
【精神統一を行って自身を律する事】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【自分が装備している剣による素早い抜刀術】で攻撃する。
WIZ : 急尾式・緋焔爆炎弾
レベル×1個の【爆発する狐火】の炎を放つ。全て個別に操作でき、複数合体で強化でき、延焼分も含めて任意に消せる。
イラスト:森乃ゴリラ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
|
種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠石狩・和人」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
猟兵たちは例の精霊馬を持った妖狐がいる大広間にたどり着く。
そこに飛び込んだ光景は、なんとその精霊馬の霊気や先祖たちの魂を吸い取っている姿だった。
「あら?随分と早い到着ね?…結構飢え死にするくらいに複雑にしたのだけど…足りなかったのかしら?」
フワッと宙を浮いて地面に足をつけて優雅に歩く。
「まぁいいわ。食後の運動にもなるし…あなた達、少し遊んでいきなさいな」
片手には霊気と魂を吸われ続けてる精霊馬。そしてもう片方の手には炎を宿した『妖に魅入られし九狐『石狩・琴葉』』が対峙している。
【プレイングボーナス:精霊馬の奪還を優先して『石狩・琴葉』を撃破。】
真宮・響
【真宮家】で参加
コイツの気まぐれで犠牲が出てるんだ。死体の状況からどんなに苦しんで死んだだろう。それに、神聖なる霊気や尊い魂を吸い取る穢れた存在に精霊馬にしたのは許せないねえ。
奏、瞬、敵の引き付けは任せた!!アタシはこの狐から精霊馬を奪還するのに注力するよ!!
敵への囮に炎の戦乙女を残して、【迷彩】【忍び足】【目立たない】で精霊馬の方へダッシュ。精霊馬の影響で脱力するような事になっても【気合い】【オーラ防御】で耐える。
精霊馬を確保する事に成功したら、傍から離れる訳には行かないから、攻撃は【衝撃波】で行うよ。
真宮・奏
【真宮家】で参加
UDC職員の方をあんな痛ましい目に遭わせたのは貴方ですか!!貴方は気まぐれでやった調子ですが、相当苦しんで死なれた方の無念を思えば・・・本来の役目を果たしてない精霊馬さんの為にも絶対貴方をボコリます!!
母さんは精霊馬奪還に注力しますので、私は敵の引き付けに専念します!!トリニティ・エンハンスで防蟻力を強化して【オーラ防御】【盾受け】【武器受け】【拠点防御】【ジャストガード】【シールドバッシュ】で防御を固め、【激痛耐性】【呪詛耐性】【火炎耐性】を動員して、敵の攻撃を受け続けましょう。
攻撃は【怪力】【シールドバッシュ】で!!悪戯が過ぎると思います!!断固として抗議します!!
神城・瞬
【真宮家】で参加
何ですが貴方の軽い調子の態度・・・苦しんで死んだUDC職員の方など遊びのついでに殺した、という感じですね。精霊馬も本来の役目と真逆の事をさせられて苦しんでいるように見えます。・・・人の死は丁重に扱われるべきです。絶対許せない。
母さんが精霊馬奪還に動きますので、敵の動きを牽制しましょう。【鎧無視攻撃】【マヒ攻撃】【部位破壊】【武器落とし】を併せた【結界術】を敵に向かって展開し、【高速詠唱】【連続魔法】で月白の棘を使い、徹底的に敵の動きを邪魔します。
敵の攻撃は【オーラ防御】【第六感】で凌ぎます。
死と隣り合わせに生きてきた僕達家族にとって、命を弄ぶ輩は絶対許しません!!
石狩・琴葉はまるで煙管を吸うかのように精霊馬の霊気と魂を吸い続けて目の前にいる猟兵家族と遊べるのを心待ちにしていた。
だが一家の心情は目の前にいる妖狐とは逆の静かな怒りを顕にしていた。
「UDC職員の方をあんな痛ましい目に遭わせたのは貴方ですか!!相当苦しんで死なれた方の無念を思えば・・・本来の役目を果たしてない精霊馬さんの為にも絶対貴方をボコリます!!」
「おぉ、怖い怖い…「あれ」はほっといても死んでいたしうろつかれるのも飽きてきたから楽にしてあげただけじゃない」
真宮・奏(絢爛の星・f03210)は石狩・琴葉のその言葉を聞いて歯をかみ締めて睨みつけていた。
「何ですが貴方の軽い調子の態度・・・苦しんで死んだUDC職員の方など遊びのついでに殺した、という感じですね 。」
神城・瞬(清光の月・f06558)は精霊馬の様子を見る。精霊馬は心做しか弱ってきているように神城は見えた。
「精霊馬も本来の役目と真逆の事をさせられて苦しんでいるように見えます。・・・人の死は丁重に扱われるべきです。絶対許せない。」
「あぁ、そういうのも何回か見てきたから飽きたの…」
神城の言葉を無視して精霊馬に口をつけて霊気を吸って煙管の煙を吐くような仕草をする。
真宮・響(赫灼の炎・f00434)が子供たちより前に出て石狩・琴葉と対峙するように立ち止まる。瞬、奏からは響の表情が見えない。
「…母さん?」
奏が静かに響を呼ぶと響は口を開いた。
「奏、瞬、敵の引き付けは任せた…アタシはこの狐から精霊馬を奪還する」
「できんの?アンタなんかに」
石狩・琴葉の言葉を聞いた響はようやく顔を上げた、その表情に篭っていたのは怒りを通り越して無表情に近い顔で石狩・琴葉を睨みつけていた。
「おまえの気まぐれで犠牲が出てるんだ。死体の状況からどんなに苦しんで死んだだろう。それに、神聖なる霊気や尊い魂を吸い取る穢れた存在に精霊馬にしたのは許せないねえ…。」
響はユーベルコード【炎の戦乙女(ホノオノヴァルキリー)】で召喚した戦乙女に指示を出すそれを合図に奏はユーベルコード【トリニティ・エンハンス】で自身を強化した。
「いけ!ヴァルキリー!あの狐を焼き尽くしな!」
赤熱した槍を持ったヴァルキリーが石狩・琴葉に向かって突撃。それと同時に奏もヴァルキリーと共に走り出して前線に立つ。
「へぇ、家族の連携ってやつね…そういうの壊しがいがあって面白いわ」
石狩・琴葉が刀に手をやろうとしたところで瞬の作った結界に囲まれて刀を握った手には誘導弾が無数の棘に変わったものが突き刺さっていた。瞬のユーベルコード【月白の棘(ツキシロノトゲ)】
「させませんよ… 」
「やるじゃない…」
石狩・琴葉は気づいていなかった。すぐそばに響が歩み忍んでいたことを。
響は精霊馬を素早く掴んで素早い踏み込みで石狩・琴葉から距離を離す。
「あっ…」
「ぐっ…」
石狩・琴葉の特に驚きもしない声を上げる。一方、響は精霊馬の霊気を回復させようとする現象で響の力を吸い取り始めた。響は疲労感と脱力感を覚えたが耐えて充分に距離を離したところで転んで子供たちに合図を送る。
「今だ!!」
「たぁぁぁぁ!!」
その合図で奏は力いっぱいに石狩・琴葉の頬を殴りつける。だが精霊馬を持っていた手が空いた石狩・琴葉は素早く刀を抜いて炎を纏った居合い斬りを奏に繰り出す。
「痛っいわね…」
「ぐっ!」
トリニティ・エンハンスで防御力を上げ、そして瞬時にオーラを纏って防御に徹したお陰で何とか耐える。
そのまま石狩・琴葉は憎悪を含む燃え上がる炎を瞬に向けて広げさせて攻撃をしようとしている。
「……ッ!」
瞬も咄嗟にオーラを纏って炎に耐える。奏も瞬も危機的状況だが響はその石狩・琴葉の一瞬の攻撃後の隙を見逃さなかった。
「こっちだー!!」
響の放った衝撃波が石狩・琴葉の胴体に命中して吹き飛ばされる。吹き飛ばされた先には牽制するために戦って壊された木造の壁の木。それが石狩・琴葉の背中に突き刺さり貫通する。
「痛った……」
「…悪戯が過ぎましたね…観念してください!」
奏の言葉に口の端から流れてる血を袖で拭って「はぁ」っとため息を漏らす石狩・琴葉。
「やだやだ…こういう正義感溢れた人って…退屈しのぎにあの人間と遊んであげた上に食事をしてなにがいけないのよ」
瞬の顔つきが一気に怒りのものへと変わる。
「死と隣り合わせに生きてきた僕達家族にとって、命を弄ぶ輩は絶対許しません!!」
「はいはい…はぁ…」
石狩・琴葉の体に火がついて徐々に体が燃えてくる。
「あんた達の顔…忘れないかんね」
そしてそのまま体が燃え尽きてしまい石狩・琴葉がこの場からいなくなる。
「早いとこ…この精霊馬を元のところに」
「母さん…!」
精霊馬に力を奪われ続けられた響の身体はふらついて瞬が響の体を支える。
「アタシはいいから…早くこの精霊馬をあるべきところに戻すよ」
「屋敷の迷路が無くなってる…これならすぐに帰れます!」
一家はUDCアースに戻り〇〇県の川に戻る。響がそっと精霊馬を川に流すと川はたちまち青く光り、浄化されて精霊馬は霊たちを再び導かんと川を渡っていく。
「…あっ……礼には及ばないよ」
「母さん?」
突然、響がその言葉を言い出して奏は首を傾げて響の顔を覗き込んだ。
響はそんな奏に「なんでもないよ」っと言って優しい笑みを浮かべながら精霊馬を見送った。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
豊水・晶
えぇ、えぇ、妖かしですものね。魂を喰らって腹を満たすなど、昔から言われていることですよね。特段珍しくもなんともありません。
ところであなた、どれくらい食べたのですか?
幾年も紡がれてきた命の糸を、何本食い千切ったのですか?
フフ、答えなくて構いません、聞かなくても判ります。食事を正確に覚えている人なんて殆どいません。
魂を食糧とする、それはもう仕方がありません。そういうふうに出来てしまったんですから。だからこそ、私は護るものとしてあなたの行動を断固として認めることは出来ない。
どちらかが消えるまで、お付き合い願います。
UC発動。浄化と神罰を付与して攻撃します。
アドリブ◎
絡み◎
豊水・晶(流れ揺蕩う水晶・f31057)はゆらりゆらりと大広間に入っていき炎を纏う妖狐に魅入られた石狩・琴葉に歩み寄った。
「えぇ、えぇ、妖かしですものね。魂を喰らって腹を満たすなど、昔から言われていることですよね。特段珍しくもなんともありません。」
「さすがね…貴女わかってるじゃない、腹を満たさないと死んじゃうものね…貴女も一緒に食べる?」
石狩・琴葉は精霊馬から煙管のように霊気を吸ったあと豊水に差し出す。
豊水は首を横に振って口を開く。
「ところで…あなた、どれくらい食べたのですか?…幾年も紡がれてきた命の糸を、何本食い千切ったのですか?」
その言葉を聞いて石狩・琴葉は妖しく笑った。豊水に秘めたる敵意、それを感じ取って石狩・琴葉もそっと豊水に歩み寄る。
「聞かなくても判ります。食事を正確に覚えている人なんて殆どいません。」
「食べたものの数なんていちいち覚えてられないわよ。んで、貴女はなにをしたいのかしら?」
石狩・琴葉は周囲に狐火を浮かせて「ふふっ」と笑みを零し、目を細めて豊水を見た。
「私は護るものとしてあなたの行動を断固として認めることは出来ない…」
豊水も石狩・琴葉のように8つの豊泉晶場宝楔を円を描くように浮かべた。
「そう…わかりあえると思ったのだけれど残念ね」
手のひらを豊水に向けて「さよなら」っと一言言い放った後に狐火を操り攻撃を仕掛ける。豊水も同時に豊泉晶場宝楔を向けて石狩・琴葉の地上から水晶柱を突き出して攻撃する。
大広間は火災が起き、水晶が壁に生えている幻想的で妖のような霊気が充満していた。
「あ〜あ…」
豊水の手には精霊馬があった。水晶柱が手に当たり石狩・琴葉は手放してしまったのだ。精霊馬を持っていた石狩・琴葉の手は歪な形をしていた。
「やめやめ…興が削がれたわ。それにもうそれ飽きちゃったしあげるわ。それじゃ…また会いましょ?」
石狩・琴葉の体が炎に包まれてやがて姿が見えなくなる。
豊水は精霊馬に霊気を注ぎながら静かにこの場を去る。
大成功
🔵🔵🔵
最終結果:成功
完成日:2022年08月30日
宿敵
『妖に魅入られし九狐『石狩・琴葉』』
を撃破!
|