7thKING WAR㉕〜One punch,一殺(作者 ツヅキ
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#デビルキングワールド  #7thKING_WAR  #召喚魔王『デストロイキングボス』 


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#召喚魔王『デストロイキングボス』


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 夢、野心、天命。
 それらを追い求め、その手に掴むためならばいかような努力も惜しまぬ者というのが、時折いるものだ。
 デストロイキングボスもそのような存在の一人だった。
「力とはパワーだ! パワーがあれば……デェェェストロォォォォイ!!」

「3人目の召喚魔王は身長50mの超巨体と圧倒的なパワーを誇るデストロイキングボスというお方ですわ!」
 黒弗・シューニャ(零・f23640)は集まった皆を見つめ返し、彼がどれだけ強いのかを懇切丁寧に説明する。
「なにしろ、デストロイキングボスの一撃は周辺を焦土化してしまう程の威力を持っておりますの。そんなのが直撃したらただでは済みませんわ! その上、彼の配下である人面蜘蛛ビューティスパイダーの居場所にテレポートできるという能力がありますの。これを組み合わせ、見敵必殺の戦術でこちらを粉砕するつもりなのですわ……!」

 「イエス・ビューティスパイダー」としか喋らないこの人面蜘蛛は戦場中にばら撒かれており、デストロイキングボスがテレポートする際の目印になる。つまり、これらを倒せば倒すほど、テレポートを阻害できるというわけだ。
「デストロイキングボスがガチデビルと契約した理由は『悪魔契約書』で他の世界に人面蜘蛛を送り出すことで各地へのテレポートを可能とし、全世界をデストロイするため……! ここで倒さないととんでもないことになりますわ。幸い、彼はデストロイのために猟兵へ真っ向勝負を挑もうとしておりますの。受けて立つ! と仰って下さる方を大募集中なのですわ!」

 どうやら、デストロイキングボスはその見た目からデビルキングワールドの住人に存在する『デストロイキング一族』の始祖であると推測される。
 とにかくデストロイ、ひたすらにパワー。
 当たり前のように先制攻撃を繰り出す超力魔王を相手に戦いの行方はどう転ぶのだろうか。
 シューニャは転移の準備を済ませ、猟兵を激励する。
「それでは、いってらっしゃいませ! どうかご無事で帰って来て下さいませ……!」


ツヅキ
 プレイング受付期間:👑の数だけ🔵が獲得され、システム的に締め切られるまで。

●第1章
 瞬間移動と一撃必殺の破壊力で敵をデストロイする召喚魔王との決戦です。スピード&パワーで繰り出される先制攻撃と人面蜘蛛を起点にしたテレポートが脅威。

 プレイングボーナス……敵の先制攻撃に対処する/ビューティスパイダーを排除する。
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第1章 ボス戦 『デストロイキングボス・一撃必殺』

POW ●デストロイフィンガー
【ビューティスパイダーへ瞬間転移し、指先】で触れた敵に、【デストロイエネルギー】による内部破壊ダメージを与える。
SPD ●デストロイタイフーン
【多くの敵を捕捉できる地点に転移して】から、戦場全体に「敵味方を識別する【破壊の大嵐】」を放ち、ダメージと【装備破壊】の状態異常を与える。
WIZ ●インビジブルスパイダー
【転移先となる透明ビューティスパイダー】を召喚する。それは極めて発見され難く、自身と五感を共有し、指定した対象を追跡する。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


ルイ・エルドレッド
『瞬間移動だとヨ』
「ボスならそれくらい出来て当たり前だけど」

今までに多くのゲーム世界を渡り歩いたルイとジークはその程度で驚かない【戦闘知識】を持つ。ルイの背後に現れ重い一撃を繰り出す敵にルイは世界浸食ソフト『OPUS』を使い、世界を書き換え“ある機能”を真似る。

[Pause]

その瞬間全て止まる。そう。どのゲームにも存在するポーズ機能。とあるゲームから学んだ【戦闘知識】の一つだ。もちろん我々はOP(管理者)権限で例外。次にUCで[爆破属性、火力UP]と【属性攻撃】を自らに付与。再度OPUSの【ハッキング】で敵とインビジブルスパイダーに“オートエイム”“ウォールハック”で攻撃

そしてポーズを解除する


彼方霧・白蓮
発見できない。ふむ。では発見せずに対処しよう。

まずサーチドローンを飛ばして●陽動した上で、●制圧射撃による炙り出し。データもとってるし(●情報収集)、弾丸が当たればさすがに位置がわかる。質量を持たないわけじゃないだろう。
攻撃のタイミングにかんしては●幸運、第六感頼りでいく。……くるな。●見切り、集中力、カウンターが間に合えばいいが! 投擲はしている余裕がさすがにない。
長く戦闘も続けたくないな、となると残る手段は指定UCだけだ。さっさと不規則にドローンを飛ばして囲ませるぞ。消されてもまた作るだけ(●集中力、落ち着き)。
あとは、雷を落とすだけだ。後には霞も残さない、二番目の雷の式。


アルゼブ・アズモリィ
はっ、真っ向勝負とは面白いや!
『ぺしゃんこにされぬよう気をつけろ』
任せとけって!

出てこい!【岩の魔人】!
おいデストロイキング!このデカブツが相手だ!
どっちが先に相手をデストロイするかな!

…と、スパイダーたちを魔人の元へよこしてくることを期待して、ボスを《挑発》だ
魔人が勝てないことは織り込み済み

本体はオレのほうだってことを忘れるなよ!

うまくスパイダーが魔人のほうに寄っていれば、
《ダッシュ》で駆け回って残りのスパイダーたちを回避しやすくならないかな?

そして、武器のレブヤ・ベザルを投げつける!行け!

真っ向勝負だけじゃダメなのさ!

*アドリブ・共闘歓迎
*『』は喋る武器の声


馬県・義透
四人で一人の複合型悪霊。生前は戦友

第三『侵す者』武の天才にして破壊神
一人称:わし 豪快古風
武器:黒燭炎
属性:炎

まあ、わし、本当に破壊担当だからの…。
しかして、わかりやすく、戦いたい相手なのよな。

探知結界術をクモの巣のように展開。これでビューティスパイダーが透明であろうと、感知できる。
そして、異質な気配というのは、必ず引っかかるからの。デストロイキングボスからの攻撃は、第六感からの見切りで攻撃を回避。

そして、反撃のUCはな…このビューティスパイダーを蹴散らすに充分な量よ!
見えているものはもちろん、見えぬものも追尾できる。結果で把握できておるからな。
むろん、手近なのは黒燭炎でも薙ぎ払いいく。


 デストロイキングボスの馬鹿の一つ覚えのような力押しを可能にするのは美少年の顔をした美しき蜘蛛の集団ビューティスパイダーである。
『瞬間移動だとヨ』
「ボスならそれくらい出来て当たり前だけど」
 ルイ・エルドレッド(隠しボス・f36867)はジークのぼやきを受け流して世界浸食ソフト『OPUS』を起動。
「それじゃ、ゲーム開始だ」
「ほう? 面白いオモチャを持っているようだな小僧! そちらは何だ? 空飛ぶ機械化か!?」
「ああ、面白いものを見せてやろう。文明の利器というやつさ」
 彼方霧・白蓮(雷雨、台風、その他悪天候・f35350)が放つサーチドローンの制圧射撃が戦場全体を厚い弾幕で覆い尽くす。発見できぬものを対処するからには物量がいる。ドローンはわざと目立つように戦場を飛びながら大量の弾丸を浴びせかけた。さすがに質量を持たないわけはないだろうという目論見通り“手ごたえ”は誤魔化せない。
「うむ、かかったな」
 馬県・義透(死天山彷徨う四悪霊・f28057)は蜘蛛の巣のように張り巡らせた結界がぴんと打ち震える感覚に頷き、ルイはゲームから着想を得た“ある機能”の再現を試みた。
「そこだの?」
 まず、義透の結界と白蓮のドローンによる制圧射撃がビューティスパイダーの大まかな居場所を浚い出す。そのポイントは同時にデストロイキングボスが転移する座標でもある。
 白蓮の第六感が告げた。
 ――右からくる。
 とっさに強力無比なる一撃を躱せたのは持ち前の幸運体質と集中力の賜物だ。
(間に合え!)
 反射的に繰り出した如意棒で敵を叩き、拳を払い退ける。余波で幾つかのドローンも吹っ飛ぶがすぐに次を補充して穴を埋める。
「ぬ!?」
 デストロイキングボスは反射的にもう片方の拳を突き出した。義透の結界は強大なるデストロイキングボスの気配を過たず捉え、主に紙一重の回避を促す。
「これも外しただと!? ならば!! デェェストロォォォ――」
 地面についた左手を起点に回転蹴りを繰り出す途中でぴたりと動きが止まった。
 ――[Pause]。
 ルイが世界を書き換え、全てを止めたのである。
「今だ」
『絶好のチャンス!』
 直後、ウォールハックによって正体を詳らかにされた不可視の蜘蛛たちに次々と自動照準が宛がわれる。
「決定」
 激しい爆発が立て続けに発生する中、ポーズを解かれたデストロイキングボスは完全に混乱していた。
「ビューティスパイダーがやられているだと!? いったい何が――」
「おいデストロイキングボス! このデカブツが相手だ!」
 アルゼブ・アズモリィ(玉座を見据えし悪魔・f31513)は胸を張り、呼び出した岩の魔人を親指で指差した。
「さあ、どっちが先にデストロイできるか勝負だぜ!」
 魔人が囮とは知らずに集うビューティスパイダー。アルゼブの剣が偉そうに言った。
『ぺしゃんこにされぬよう気をつけろ。あやつ、ただ者ではないぞ』
「わかってるよ、任せとけって!」
 アルゼブは高揚の笑みを浮かべて駆け出す。蜘蛛の大半が囮の魔人に群がっている今がチャンスだ。
「デェェェストロォォォォイ!!」
 視界の隅で盛大に殴り飛ばされる岩の魔人にすまんなと心の中で合掌しつつ、手に持ったレブヤ・ベザルを投げつける機会を窺う。
(いつだ? まだか!?)
 岩の魔人を倒したデストロイキングボスは燃えるような息を吐き、次の獲物を求めて転移の準備に入った。
「させるものかよ」
 何しろ『侵す者』は義透における破壊担当である。
 しかもわかりやすく戦いたい相手を前にやるべき事は一つだけ。手近な物を槍で薙ぎ払い、発動するは無数の雷矢。結界の導きに従って義透の手元より一斉に迸る。
「加勢しよう」
 白蓮のドローンも戦場を囲むように布陣済みだ。モノクル型電脳ゴーグルが配置の完了を伝える。オールグリーン。
「絶霞二式――落ちろ!」
「ビュ、ビューティスパイダァアアアア!!」
 荒れ狂う雷矢の乱舞と万色の稲妻がスパイダーの集団を貫き穿ち、戦場の一部を焼け野原と化した。
「どうだ、二番目の雷の式の威力は。霞も残さず消してやったぞ」
「お……おのれェ――……!!」
 怒りに我を忘れたデストロイキングボスの青筋が空を鷲掴むように折り曲げられた拳に浮き上がる。
「かくなる上は! このデストロイフィンガーで! お前たちをデストロイしてやろうぞ……!!」
 そして疎らに残るビューティスパイダーを使い、転移しようとしたまさにその時を狙い、アルゼブが動いた。
「てぇい!」
 まるで槍投げみたいに助走して、レブヤ・ベザルを思いっきり投げつける。
「行け!」
『喋る武器使いの荒い奴だ』
 レブヤ・ベザルはそのままデストロイキングボスの後頭部に突き刺さり、血飛沫を上げる。
「デ……デストロォォォイ!?」
「よっしゃ、当たった!」
 ぱちんと指を鳴らすアルゼブ。
「真っ向勝負すると思った? 残念、戦いには悪知恵も必要なのさ!」
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

ダーティ・ゲイズコレクター
私はダーティ!ダーティ・ゲイズコレクター!
凶悪で極悪で劣悪で最悪な魔王ダーティとは私のことです!

7thKingになる者としてデストロイキングボスさんとの勝負受けて立ちます!

まず先制攻撃を避ける方法ですが
テレポートされた瞬間に『衝撃波』を使った『ダッシュ』でその場を離れることで回避します!
この作戦で重要なのはテレポートの瞬間を見逃さないことなので
『気合い』と『根性』で瞬きせずに見つめ続けます!
見つめられる覚悟がある私は見つめ続ける『覚悟』も持ってるってコト思い知らせてあげます!

回避に成功したら『斬撃波』で近くのビューティスパイダーを一掃し
UC【至悪!罪業集塊理裂刃】で反撃します!


栗花落・澪
物理は苦手なんだけどっ
大嵐、ということは雨風かな

【激痛耐性】を乗せた【オーラ防御】を纏い
【高速詠唱】で紡いだ風魔法を乗せる事で少しでも直撃を緩和しつつ
敢えて翼を広げ強風に身を任せる事で【空中戦】

服壊されてもどうせ魔力形成してたので気にしない事にして
暴風の中でも【ダンス】の要領でバランスを取り
【聞き耳】で少しでも敵の動きで生じる音から攻撃の予兆を聞き取り
体重移動を行う事で回避

移動されるのが厄介なら
移動する意味すら無くしてしまえばいいんでしょ

【指定UC】発動
広範囲に渡って無差別に放つ【破魔】の【浄化】で
ビューティースパイダーとキングボスもろとも【範囲攻撃】

物理は苦手だけど
それ以外なら十八番だよ


マリア・ルート
要するにどでかい一撃をかわしつつ範囲攻撃よね、だったら…!

ブリュンヒルデに乗ってエントリー。
相手はまず真っ先にブリュンヒルデを壊そうとするでしょうからそれを野生の勘で察知して乗り捨てていく。
これでブリュンヒルデはやられるだろうけど私は無事なままだから飛び出したところで【指定UC】発動、ビューティスパイダーにボスを巻き込みつつ範囲攻撃していく。
着地はなるべくビューティスパイダーの少ないところにして追撃のリスクを少しでも減らしていくわ。

ビューティスパイダーなんかに頼るからこうなるのよ。
次は自前でワープでも身につけることね。


菱川・彌三八
最高の喧嘩相手じゃねェか!
存分に遣り合おう

瞬きの間に現れるってンだから質が悪ぃや
然し其れを使う
蜘蛛の位置にゃ気を張らねェとな
したが奴の出現と同時に跳んで指先をかわし、序でに手近に居やがる蜘蛛をぶん投げて盾にしてやる
一匹で凌げるとも思わねェ、有りっ切り使わせてもらうゼ

何とか凌げたら宙で獅子に変化
蜘蛛は咆哮で縛り炎で燃やすが、少し残して牡丹芳で一点に集め奴の転移を操る
現れた処を縛るが、長く保つたァ思っちゃいねえ
刹那でも指の動きを止められりゃ上々だ
さぁて、的がでかけりゃ爪は何処かに当たるかい

然しお前ェがも、ちいと加減を知るなら力を受けてぶつけて高められようものを
壊しすぎちゃあ壊す物もなくなっちまうぜ


御鏡・幸四郎
猟兵の戦いは能力者とは違うようです。
なんというか、常識の超え方というか……
フェンリルクラスの敵を単体で相手取れるなど、
当時は考えられませんでした。

ですが、相手が強大であってもやり方次第で立ち向かえます。
「一つ試してみましょう」

ビューティスパイダーは透明化していますが、
それに反応する雑霊の様子から位置を捕捉。
そのまま泳がせておきます。
感覚を研ぎ澄ませ、デストロイキングボスの転移を察知。
転移して来た瞬間、蜘蛛を盾にして指先の一撃を避けます。

そのまま伸ばされた腕に触れ、流れるままに相手の力を利用し、
50mの巨体を投げ飛ばします。
「押さば引け、引かば押せ。とは言うものの」
よくぞまあ、通じたものですね。


 大気を揺るがせ、地響きを伴うほどの雄叫びに惑わされることなく、ダーティ・ゲイズコレクター(Look at me・f31927)はじっとデストロイキングボスの動きを注視する。
 瞬きの間にも現れやがるとかいう質の悪い特性は菱川・彌三八(彌栄・f12195)の注意をビューティスパイダーの位置取りへと引き付け、御鏡・幸四郎(菓子職人は推理する・f35892)は降霊にて力を借りた雑霊たちの反応に耳を傾けた。
「物は試しですね」
 まるでソナーのように、雑霊は不可視のビューティスパイダーをその姿ではなく思念のような概念において捕捉する。
 幸四郎が特殊であると考えたように猟兵の戦い方は常識を超える。ゆえに、彼らの対応はそれぞれに異なった。
「む! 倒し甲斐のありそうな者がおるな。デェェストロォォォイ!!」
「かかったわね」
 マリア・ルート(紅の姫・f15057)はサイキックキャバリアのブリュンヒルデを駆り、敢えてデストロイキングボスの前にその目立つ赤黒の巨体を惜しむことなく晒したのである。
 最も目を惹き、もっとも巨大な“的”に狙いをつけたデストロイキングボスの初撃をマリアは――否、ブリュンヒルデは躱さなかった。
「なに!?」
「直情的な攻撃って威力は凄いけど、その分タイミングは読みやすいのよね」
 あまりにも簡単に殴り潰されたキャバリアから離脱したマリアは両手を広げ、中空に召喚した数多の武器を嵐の如く降り注いだ。
「ちいッ!」
 デストロイキングボスは交差した腕を両目にかざして顔を庇った。その隙に栗花落・澪(泡沫の花・f03165)は美しいオーラで己の身を包み込み、口早に詠唱を唱える。
「風よ、お願い!」
 広がる両翼が風をはらみ、まるで船の帆のように舞い上がった。
「そこだ! デストロォイ――!!」
 敢えて泳がせておいたビューティスパイダーを介在して突っ込んでくる巨体を、彌三八と幸四郎が冷静に迎え撃つ。
「来ますよ」
「最高の喧嘩相手だ、腕が鳴らァ!」
 敵の出現と同時に跳ぶ彌三八。
 極限まで研ぎ澄ませた感覚にて僅かに早く転移を察した幸四郎はあらかじめ位置を把握していたビューティスパイダーの背後に飛び込むことでデストロイキングボスの動揺を誘った。
 どれだけ相手が強大であろうとダーティは彼から目を逸らさない。“視線誘導の悪魔の魔王”であるがゆえに。見られる事と見る事は常に等価なのだから。
「私はダーティ! 凶悪で極悪で劣悪で最悪な魔王ことダーティ・ゲイズコレクターをお見知りおきくださいね!」
 破壊を齎す指先が触れる刹那、瞬きもせずにそのタイミングを掴んだダーティは、駆けた。
「ぬッ――」
 浴びせかけられた衝撃波に怯むデストロイキングボスを目がけ、彌三八は手当たり次第にその辺にいたビューティスパイダーをぶん投げる。
「此奴に其奴に――そら、手前ェもだ!」
 なにしろ相手は50m超の巨人である。盾はいくらあっても足りないくらいだ。ありったけ使う、と彌三八は掴めたものから次々に擲った。同志を自らの手で潰す感覚に怒りの雄叫びが響き渡る。ダーティは構わず衝撃波でビューティスパイダーを薙ぎ払った。
「おのれ、よくも同志を……!!」
「どうやら手段を選んではいられないようですのでね」
 すっ、と幸四郎はデストロイキングボスの伸びきった腕に手を添えた。そのまま相手の勢いと力を利用して軽々と投げ飛ばす。
 50mの巨体を、だ。
「な――」
 馬鹿な、とデストロイキングボスの両目が見開かれる。
 これぞ担当格闘術の極意。
 相手の力を利用したカウンターが決まって、巨体が背中から大地に叩き付けられた。
「押さば引け、引かば押せ。とは言うものの」
 我ながら少しだけ驚いたように幸四郎が呟いた。さすが生命の埒外にあるという猟兵の力であった。
「フェンリルクラスの敵と渡り合えるだけのことはありますね。よくぞまあ、通じたものです」
「ぐ……どこだ!? 隠れていないで出て来ぬか!!」
「此処さ」
 ありったけの蜘蛛を擲ち、開けた場所に彌三八が変化した見事な唐獅子がいた。すぐ傍に着地したマリアが敵との距離を保ちながら次に備えて身構える。
「ビューティスパイダーなんかに頼るからこうなるのよ。次は自前でワープでも身につけたら?」
 もっとも、とマリアは肩を竦める。周囲にありとあらゆる武器を浮遊させながら、真っ直ぐに相手の目を見つめて告げた。
「ここで、あんたは終わりだけどね」
「ありえん!!」
 デストロイキングボスは大きく胸を張って吼え猛る。
「デストロイへの道は無限! ここで死ぬのは貴様等の方だと知れ!」
 激しく吹き荒れる暴風の中、澪は敢えて風を受けながらバランスを取ることに専念する。はためくフードや裾が裂けても、そんなものは魔力で幾らでも直せるから。
「移動する意味すら無くしてあげる……ッ」
 澪は踊るようにバランスを保ち、聞き耳を立てた。あれだけの巨体が動くには相当の余波が生まれるはず。
「そこだよ!」
 眩い光を放ち、座標にされたビューティスパイダーごとデストロイキングボスを浄化。
「物理は苦手だけど、それ以外なら任せてっ」
「ぬおお、おおお……!」
 浄化の輝きの中、獅子に変化した彌三八の炎がビューティスパイダーに燃え移ってゆく。咆哮は敵の身を縛り、鬣は紅蓮に燃ゆる。いつしかビューティスパイダーは残り僅かとなっていた。
(したが仕上げだ)
 牡丹芳に惑わされ、残るビューティスパイダーは自ら一か所に集まる。これでデストロイキングボスの転移先は絞られた。
「まさか!?」
 己が誘われたと気づいた時には遅く、唐獅子の爪が巨体の胴体部を袈裟に裂く。
「くらいなさい!」
 ダーティの身体から生えた赤紫色の刃が逆袈裟に迸り、追い打ちをかけた。敵を縛る咆哮の名残を口元に漂わせつつ、彌三八は呆れたように云うのであった。
「然しお前ェがも、ちいと加減を知るなら力を受けてぶつけて高められようものを……」
 壊して、ただ只管に壊して。
 あまりにも一方的に過ぎるやり方はいつか、壊す物すらなくなってしまうだろうに。
「それがお前ェの性ってことかい、一撃必殺の殿サマよ――……?」
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

フィッダ・ヨクセム
【城獣】
カガリ、ディフェンス任せて良いか
俺様はクソいてェのお見舞いしてやるからよ

デカイんだッたな、なら、ユーベルコードの狙いは脛だ
タイミングは最適なところで狙おう
一撃最大威力で喰らわせられたらそれでいい
自分が受けなきャならねーなら本体庇ッて俺様自身が受けるが
激痛耐性あッても中身もッてかれるのはなァ
カガリを頼ろう
無茶、するなよ

大量の蜘蛛だろ?俺様蟲全般大嫌いだ
魔法の火炎の弾を大量に発生させて片ッ端から燃やすから
うるせェ!俺様はテレポート目印蜘蛛を燃やす業者なんだよ!
似たことをする手前、なんか真似されたようでムカつくし!!
デストロイの応答はデストロイで返してやる
怪力任せにバス停でぶん殴ッて破壊だ!


出水宮・カガリ
【城獣】バス停の。ふぃー……だ、と(名前ちょっと覚束ない)

ですとろい、と聞いては。城門が建たねば。
痛いのは、任せるといい。燃やすのは、任せた。

『鉄門扉の盾』を境界に『隔絶の錠前』で施錠。人面蜘蛛の侵入を防ぐ。
『不落の傷跡』『内なる大神』の力で更に防御を強化。
(結界術、オーラ防御、拠点防御、激痛耐性、盾受け、全力魔法)
この門の内に、痛みは無い。
門ごと破壊するならば――その痛みは、門だけのものだ!

ですとろいを、受け止めるだけで。正直かなりきついが。
ふぃーが、痛いのは、嫌なので。
【泉門変生】。蜘蛛もぼすも、閉じ込める。
『大神の神眼』で、その意思を少しばかり閉じよう(呪詛)
焼き払ってしまえ。ふぃっだ。


「おー、デカブツが暴れてら」
 バス停担いで戦場にやってきたフィッダ・ヨクセム(停ノ幼獣・f18408)、隣を見上げて頼み事をする。
「カガリ、ディフェンス任せて良いか。俺様はアイツにクソいてェのをお見舞いしてくる」
「了解だ、バス停の。ふぃー……だ、と」
 出水宮・カガリ(死都の城門・f04556)は戦場に城門を建たせるため、錠前付きの門扉を閉ざした。
「何だそれは……鉄の門か?」
「お前たちはここで行き止まり、だ」
 ビューティスパイダーは城門を超えられずに外側で足掻くばかり。どれだけ押そうが噛み付こうが門扉を守るカガリは不動。不落の傷跡をなぞる指先が宿る無念を拒絶の力に変え、強き意志の隔壁が檻のように境を遮断する。
「痛いのは、任された」
 敵の猛攻を受け、軋み歪む門の痛みがカガリを蝕みつつある。にも関わらず、彼は表情一つ変えぬままに城門を守り続けた。
「だから門の内に痛みは無く、あるとすれば――その痛み、門だけのものに過ぎない!」
 ただの一匹も門を超えられず、右往左往するばかりのビューティスパイダーと共に立往生していたデストロイキングボスの脛をフィッダがバス停で撃ち据える。
「無茶、するなよ」
「大丈夫。燃やすのは、任せた」
「合点承知ッ!」
 おかげでフィッダの本体も自身も無事。それどころかデカブツの足元を盛大に砕き折って大活躍、だ。
「ぐうッ!」
 受けた傷を手で庇うように屈み込むデストロイキングボスの口から堪えきれない呻きが漏れた。
「耐性あッても中身もッてかれたくねェからさ、助かッたぜカガリ。――で、こいつは蟲全般大嫌いな俺様からの贈り物だ。受け取んなッ!」
 大量にばら撒かれた火炎弾が片っ端からビューティスパイダーを焼き払い、転移拠点を潰しまくる。
「ふぃーが、痛くなければ、それでいい」
 その時、カガリの全身から眩き黄金の霊気が立ち上った。それは鉄門扉が敵を閉じ込める城壁へ変化するための代償。柘榴に変わる瞳の瞬きこそが、終わりの合図。
「なんだ……我の意志が――ぐう、ああッ……!!」
「いまだ。ふぃっだ」
 自称・テレポート目印蜘蛛を燃やす業者、デストロイへの返答を携えて――前へ。
「デェストロォォォイ!!」
「うるせェ! 真似すんな!」
 思いっきり振り回したバス停が炎を吹きながら急所を直撃する。還るべき骸の海へ直行どうぞ。これ以上ない致命傷を与えられたデストロイキングボスの断末魔がこだました。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

最終結果:成功

完成日2022年05月15日
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵