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殲神封神大戦⑰〜原天使VS渾沌

#封神武侠界 #殲神封神大戦 #殲神封神大戦⑰ #渾沌氏『鴻鈞道人』 #プレイング受付中 #オーバーロード歓迎 #プレイング受付締め切り01/28(土)14:00まで

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「皆様、いよいよ『殲神封神大戦』も最終局面。猶予はありませんが、勝機も然りと存在しています。既に張角への結界解除の為に倒すべきジェネラル級オブリビオンも渾沌氏『鴻鈞道人』のみ。かの謎の存在を倒せばオブリビオン・フォーミュラである『張角』との最終決戦に臨むことができ、『殲神封神大戦』を終結させて封神武侠界のカタストロフを食い止める事が出来ます」
 故に正念場です、と告げて琥珀色の長髪を揺らしたフレスベルク・メリアグレース(メリアグレース第十六代教皇にして神子代理・f32263)は懐からある物を取り出す。
「『原天使細胞(サタナエル)』……わたくしが開発した一切の反動も代償もなく疑似的なオブリビオン・フォーミュラ化を投薬した者に齎す『偽神細胞』の改良版です」
 はっきり言おう、『渾沌氏『鴻鈞道人』は間違いなくこの『殲神封神大戦』における最強の敵だ。
 其れはもしやしたら、オブリビオン・フォーミュラすら凌駕しうるかもしれない。
 故に、猟兵達は『原天使細胞(サタナエル)』を用いて疑似オブリビオン・フォーミュラ化してかの『骸の海』を自称する存在を撃滅しなければならない。
「無論の事、グリモア猟兵と融合しないと気に使う『渾沌氏『鴻鈞道人』のユーベルコード『undefined』は強力無比であり、それが絶対先制攻撃権を用いて猟兵より必ず先んじて繰り出されます。その事も念頭において戦術を構築してください」
 そう言ってフレスベルクは猟兵を見渡した後、聖典のグリモアを開いて猟兵達を『渾沌氏『鴻鈞道人』が座す戦場へと赴かせていく――

『――ほう、フィールド・オブ・ナインの第八席……それ似て非なる力を発現させ、疑似的に猟兵をオブリビオン・フォーミュラ化する戦術か』
 それを、『渾沌氏『鴻鈞道人』はフレスベルクのグリモアを介して見つめる。
『しかし私でも疑似的とはいえオブリビオン・フォーミュラに値する力を持つ者を同時に相手するのは手こずる』
 だが、そんな言葉が発せられる。
 なら、活路は『原天使細胞(サタナエル)』をどのように使うかだ――


黒代朝希
 いよいよ最終局面です!
 え、?フォーミュラがまだだって?
 それでも最終局面です。

 プレイングボーナス……鴻鈞道人の「詳細不明な先制攻撃」に対処する。
 に加えて、
 プレイングボーナス……『原天使細胞(サタナエル)』の力を用いて超強化する。
 が、存在します。

 それでは、皆様の素晴らしいプレイングをお待ちしています。
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第1章 ボス戦 『渾沌氏『鴻鈞道人』undefined』

POW   :    渾沌災炎 undefined inferno
【undefined】が命中した対象を燃やす。放たれた【undefined】炎は、延焼分も含め自身が任意に消去可能。
SPD   :    渾沌解放 undefined infinity
【undefined】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ   :    渾沌収束 undefined gravity
レベルm半径内の敵全てを、幾何学模様を描き複雑に飛翔する、レベル×10本の【undefined】で包囲攻撃する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

テラ・ウィンディア
骸の海自体の化身…恐ろしく規模がデカいな
だけど…殴れるなら何とかなる!

【戦闘知識】
敵の動きと攻撃の方向性を分析
【属性攻撃】
炎を全身に付与

原神細胞摂取!

之がフォーミュラの力…ああ
おれはフォーミュラをも超えて見せる!

対POW
【見切り・第六感・残像・空中機動・武器受け・オーラ防御】
残像を残して飛び回りながら全力回避!
被弾しそうになった時は三呪剣を展開して迎撃!

【弾幕・重量攻撃・貫通攻撃】
ドリルビットとガンドライド展開
重力弾とドリル攻撃で動きを鈍らせ
【二回攻撃・早業・切断・串刺し】
三呪剣展開
剣と太刀で切り刻み槍に切り替えて串刺しにしつつ呪剣でも切り裂き続け

上空へと飛べば
メテオブラスト!
星の一撃を味わえ


クレア・フォースフェンサー
疑似的とは言え、骸の海からオブリビオンを染み出させる力を持つフォーミュラとなることが可能な薬
その存在を知ったオブリビオンどもが何ら動きを見せぬとは考えられぬ
メリアグレース聖下、その薬に関わるものは全て、抹消すべきと思量する

――いや
それらも全てが骸の海に行くのであれば、もはや意味はないのかもしれぬな

まぁ、それは後の話じゃ
まずはあやつをこの地より追い払わねばなるまい

全身を完全戦闘形態へと移行
何を行うのかは分からぬが、何かを命中させねばならぬのだろう
因果が存在するならば、敵の周囲の時間や空間のゆらぎをも見切り、《光剣》でそれを切り払おう

この世に存するものならば、我が剣をもって全て斬り伏せて見せようぞ



「骸の海自体の化身……恐ろしく規模がデカいな。だけど……殴れるなら何とかなる!」
 テラ・ウィンディア(炎玉の竜騎士・f04499)はそう言い聞かせて渾沌氏『鴻鈞道人』の『undefinedユーベルコード』に立ち向かおうとする。
「さて、メリアグレース聖下には『原天使細胞(サタナエル)』とやらの破棄を進言したが、如何なるかな」
 そこにクレア・フォースフェンサー(旧認識番号・f09175)が光の剣を構え、渾沌氏『鴻鈞道人』と対峙する。

「(疑似的とは言え、骸の海からオブリビオンを染み出させる力を持つフォーミュラとなることが可能な薬……曰くフォーミュラのその力でなく、フォーミュラが有する強大な戦闘能力を引き上げるという薬との事でオブリビオンを染み出させる力はないとの事だが)」
 光の剣を振るい、クレアは飛来する『undefinedユーベルコード』の炎――莫大な熱量を持ちながら、『絶対零度の冷気』をも付与されているという甚大でない氷炎のユーベルコードを叩き斬る。
 因果が存在するならば、敵の周囲の時間や空間のゆらぎをも見切り――切り伏せる。
 ユーベルコード無しでこれらの技を成立させたクレアは数多くある『生命体の埒外』である猟兵の中でも、特に異彩を放つ存在であろう。
「(とはいえ、その存在を知ったオブリビオンどもが何ら動きを見せぬとは考えられぬ……いや、それらも全てが骸の海に行くのであれば、もはや意味はないのかもしれぬな)」
 心中でそう呟きながら光の剣を振るうクレア。絶対先制攻撃権による氷炎のユーベルコードを全て叩き伏せ、金髪のサイボーグはその『undefinedユーベルコード』の主へと光の剣の切っ先を向ける。
「まぁ、それは後の話じゃ。まずはお主をこの地より追い払わねばなるまい」
 瞬間、縮地の技を用いて渾沌氏『鴻鈞道人』に接敵するクレア。
「この世に存するものならば、我が剣をもって全て斬り伏せて見せようぞ」
 その絶大な自負は『骸の海』そのものを自称する存在の肉体を切り伏せて見せた。

「之がフォーミュラの力……ああ、おれはフォーミュラをも超えて見せる!」
 そうしてテラは『原天使細胞(サタナエル)』を投与し、オブリビオン・フォーミュラの力……それを重力操作へと偏向させて発現させていく。
 展開するドリルビットとガンドライドを持ち出して渾沌氏『鴻鈞道人』の肉体を削っていくテラ。
 更にフォーミュラの力を得た重力操作ユーベルコードを三呪剣に付与し、『鴻鈞道人』側の反撃を凌いでいく。
「星よ……世界よ……流星の力を我が身に宿せ……!今こそ我が身、一筋の流星とならん……『メテオ・ブラスト』……受けろぉ!!!」
 そこにユーベルコードを発現させ、上空へと飛翔すると同時に踵へと縮退星染みた重力力場を付与展開。
 繰り出すのはその超重力力場を纏った踵落とし――
「星の一撃を……味わえー!!」
 『鴻鈞道人』の頭蓋に叩き込まれる踵落としは、着弾時に生じた莫大なエネルギーで周囲を薙ぎ払っていく――

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ロラン・ヒュッテンブレナー
【書庫組】で鴻鈞道人をやっつけるの!

妲己さんを何度も苦しめた鴻鈞道人
他者を弄ぶの、許さないの
細胞は使わないで、ぼくの力で、倒すの

みんな、集まって
サシェから立ち昇る桃の闘気(【狂気・呪詛耐性】)に魔力を混ぜて、広範囲展開、【オーラ防御】の【結界術】で物理的な攻撃からみんなを守るよ
魔力同士の【手をつなぐ】様に、アウラさんと心春おねえさんの力も上乗せなの
破られそうなら【多重詠唱】で結界を重ね掛けなの

ルゥさんとアンおねえさんのUCが発動したら、
ぼくもUC詠唱開始
支援の力ももらって、増えた標的を鴻鈞道人一人に束ねて、【限界突破】な【全力魔術】の【誘導弾】で【浄化】攻撃なの!

滅びるまで、穿ち続けるの!


アン・カルド
【書庫組】

僕としては君に格別の思い入れはないわけだけれども…友人たちはそうもいかなくてさ、悪いけど還ってもらうよ。

…といっても敵の攻撃をどうこうするのは僕にはできない、皆に守られつつ召喚の準備をしよう。

そろそろ行けそうだ、【脳髄】…おいで、マックスくん。
UCを無差別に増幅する巨大脳髄、これに原天使細胞を打ち込んで…きっと僕自身に投与するよりも効き目があるさ。
準備はできた、グレイス君…展開よろしく。
グレイス君の発動したUCを脳髄で受け止め、繰り返し、繰り返し、神域を重ねるように。
膨れ上がった時間のねじれ、でもグレイス君にはちゃんと制御できるはず。
僕には難しくてもね。

さぁ、過去に還る時だ。


アウラ・ウェネーフィカ
【書庫組】
骸の海そのもの、か
果たして、それが真実かどうかは現時点では分からないが……
――うむ、我々が力を合わせれば例え敵がなんであれ、必ずや打倒する事ができるだろう

■先制対策
では私は自身の【魔力障壁】の力をロランさんの結界に上乗せして、魔法防御力を高めるとしよう
これは対魔法攻撃に特化した特別製だ。ロランさんの結界の物理防御力、心春さんの状態異常対策
それらも合わせれば大抵の攻撃は防げる筈

アンさんとルゥさんの【UC】が発動したら、こちらも【UC】を発動
魔力支援を受けた属性魔法――今回は氷の魔法で、心春さんの風の刃やロランさんの浄化から逃れようとする
鴻鈞道人を一瞬で氷漬けにして動きを止めてやろう


二條・心春
【書庫組】
正体不明の渾沌、かつてない強敵ですね……。ですが、乗り越えなければいけない相手です。力を合わせて倒しましょう!

攻撃はとても危険ですが、皆さんと力を合わせれば何とかなるはず。ロランさんの結界に、ディスオーダーキャンセラーの状態異常を取り込み中和する力を乗せましょう。
ルゥさんとアンさんのUCに合わせて、まず私が【召喚:大鷲】で召喚したフレスベルグさんに速攻で反撃してもらいます。この子はUDCですが……望むのは破滅ではなく共存です。
ルゥさんとアンさんの強化に加え、風を纏うことで限界まで速度を上げて、風の刃で連続攻撃。これ以上の攻撃は許しません。アウラさん!ロランさん!追撃をお願いします!!


ルゥ・グレイス
【書庫組】
原天使細胞、投与開始。
公理神域、最大展開。

鴻鈞道人、骸の海そのものだと言うのなら、時間質量を還元分解するこの術式は致命的だろう。

UC起動までの時間は皆に助けを借りる。
そして起動。
アンさんの【脳髄】、原天使細胞、展開された多重神域を使い、極限まで強化された解析能力で混沌の解析にかかる。
鴻鈞道人そのものを還元し力を削ぎ、その魔力は皆へ供給

左目、諸相、その全てを解明しきってみせる。

皆さん、止めは任せます!

氷漬けになり止めを刺されるその寸前、多重神域の境界がその左目に触れる。

そして解析。

ニ篠さんの風が収まった頃、そこに鴻鈞道人の姿はなく。
僕の脳内にはその左目の詳細なデータが残っていた。



「妲己さんを何度も苦しめた鴻鈞道人……他者を弄ぶの、許さないの」
 ロラン・ヒュッテンブレナー(人狼の電脳魔術士・f04258)は『原天使細胞(サタナエル)』を使わず、自分の手で『鴻鈞道人』を斃すべく構える。
「僕としては君に格別の思い入れはないわけだけれども…友人たちはそうもいかなくてさ、悪いけど還ってもらうよ」
 アン・カルド(銀の魔術師、或いは銀枠の魔術師・f25409)は気だるげな目つきで渾沌氏を見据え、そう呟く。
「骸の海そのもの、か。果たして、それが真実かどうかは現時点では分からないが……――うむ、我々が力を合わせれば例え敵がなんであれ、必ずや打倒する事ができるだろう」
 アウラ・ウェネーフィカ(梟翼の魔女・f25573)は相手と自分達の戦力差を正確に見据え、そう判断した。
「正体不明の渾沌、かつてない強敵ですね……ですが、乗り越えなければいけない相手です。力を合わせて倒しましょう!」
 二條・心春(UDC召喚士・f11004)は仲間達に檄を飛ばし、槍を構える。
「鴻鈞道人、骸の海そのものだと言うのなら、時間質量を還元分解するこの術式は致命的だろう――原天使細胞、投与開始。公理神域、最大展開。」
 ルゥ・グレイス(終末図書館所属研究員・f30247)は『原天使細胞(サタナエル)』を投薬し、自らを強化していく。

 ここに集うのは『封じられた魔導書庫』という猟兵達の組織の一員達。
 彼らは五人の徒党を組み、渾沌氏『鴻鈞道人』の討伐任務に当たっていく。

「みんな、集まって」
 まずロランが書庫のメンバーを集め、立ち昇る桃の闘気に魔力を混ぜて広範囲展開していく。
 それは混沌氏の『undefinedユーベルコード』がどのような物か理解できないからだ。
 だからまず、ロランは物理的な攻撃の耐性を書庫組のメンバーに与えた。
「敵の攻撃をどうこうするのは僕にはできない。ならば僕は皆に守られつつ召喚の準備をしよう」
 次にアンは召喚の準備を整え、攻撃時における『鴻鈞道人』へのダメージを更に増大させるべく処置を施していく。
 そこにアウラはロランが展開した結界を強化するべく魔法防御力を高める術式を付与。
「これは対魔法攻撃に特化した特別製だ。これなら、魔法物理どちらでも……」
「さらにそこへ、ディスオーダーキャンセラーの状態異常を取り込み中和する力を乗せましょう」
 心春はそう言って狂気や呪詛等の状態異常の発生要因を吸収し、中和させる霧を発生させる腕輪型呪具の呪力を結界に乗せる。
「こちらもユーベルコード発動の術式を整えましょう」
 そんな様子を見ながらルゥは左目、諸相、その全てを解明も目的として、選んだユーベルコードの発動準備を進めて行き——

『喰らうが良い。『罪深き刃(ユーベルコード)』を振るう『六番目の猟兵』よ』
 瞬間、繰り出されるのは――莫大な熱量を内包した雷電。
 其れは竜神親分が発する無限成長する雷電に準じるエネルギーと出力を内包していた。
 殺到する雷電は、書庫組の三人が張り巡らせた結界が受け止める。
 爆音が鳴り響き、結界が軋んでいく。
 だが、三つの防御陣を重ねた結界は徐々に軋みを抑えていき——雷電を押し留めていく。
『受け止めるか』
 それに感嘆の声を漏らす『骸の海』そのものを名乗る者。
 だが、忘れてはならない。
 ここからは、猟兵の手番だ。

「公理神域策定。時間質量還元開始。これなるは零と一の狭間、鎖された時間の神域。されど神はいないまま、我らいずれそこに至る」
「ここは一気に攻めましょう。お願いします!」
「さて、この魔法を耐え切る事が出来るか?」
「マックスくんはすごいよ、何なら僕よりすごい。サイズとか」
「身に受けし傷、流れる滴に、乾く槍。我が敵を追い、悉くを、喰らい退けよ。ヒュッテンブレナー式殲滅結界、射出」
 唱えられるは五人の猟兵のユーベルコード発動の為の詠唱。
 それらはそれぞれの異界法則――『生命体の埒外』としての在り方を振るっていく。
「――『第六彷徨寛解(アンダーミリオン・ヒューマンエラー)』」
「――『召喚:大鷲(サモニング・フレスベルグ)』」
「――『森羅万滅(ルイン・エレメンタル)』」
「――『ライブラの愉快話・脳髄(ノウズイノショウ)』」
「――『殲滅結界【Lancia fa schifo】(ヒュッテンブレナーシキカワキノヤリ)』」
 そして、猟兵の『罪深き刃(ユーベルコード)』が発動する。

「ユーベルコードを無差別に増幅する巨大脳髄、これに原天使細胞を打ち込んで……きっと僕自身に投与するよりも効き目があるさ」
 瞬間、アンが呼び出した巨大脳髄が莫大な力を蓄え、渾沌氏に襲い掛かる。
「そして、言ったはずです――『解明』すると」
 そしてルゥは原天使細胞、展開された多重神域を使って極限まで強化された解析能力で混沌の解析にかかる。
 鴻鈞道人そのものを還元し力を削ぎ、その魔力は皆へ供給していくそのユーベルコードの能力は『戦場内を時間質量が還元、魔力転換される神域へと変える』というもの。
 敵には魔術回路異常による術式の不具合を、味方には時間質量を転換した魔力の回復を。
 そのような領域を展開した以上、幾ら渾沌氏がオブリビオンでないとしても何らかの弱体化は受けてしまう。
『このような『罪深き刃(ユーベルコード)』があるとはな』
「私も忘れては困りますよ!」
 そこに心春が呼び出した鷲型UDCの霊が嘴や風の刃を解き放つ。
「この子はUDCですが……望むのは破滅ではなく共存です」
 ルゥのユーベルコードに比べたら規模は落ちるだろう。
 だが、そこに込められた意志は同じくらい尊く強い。
「アウラさん!ロランさん!追撃をお願いします!!」
「了解」
「したの!」
 そこに魔術師二人が組み上げたユーベルコードで攻撃を開始する。
「今回は氷の魔法で、逃れようとする『鴻鈞道人』を一瞬で氷漬けにして動きを止めてやろう」
 魔力を貯める事により10kmまでの視認している対象を、溜めた魔力に応じた威力の任意の属性魔法で攻撃するその魔力蓄積型魔術式強化ユーベルコードは、莫大な熱量の雷電ごと渾沌氏を凍てつかせていく。
『だが……ぐ、あぁ!?』
 そこへ結界術へのダメージとその累積のチャージ時間に応じて威力を増す、対象の力を吸収して威力を増す破邪結界の槍が放たれる。
 ロランのユーベルコードはそのチャージ……莫大熱量雷電の『undefinedユーベルコード』の莫大な熱量を模倣し、凍てついた渾沌の身体を焼き焦がしていく。
「さぁ、過去に還る時だ」
「多重神域境界、接触」
 そこにアンとルゥが『鴻鈞道人』の左目を狙い、情報を解析していく。
 やがて、莫大な熱量で融解していった『鴻鈞道人』の姿を書庫組の猟兵達は見送る。
 やがて、ルゥの脳内にはその左目の詳細なデータが残っていた――との事だ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年01月30日


挿絵イラスト