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Sol Invictus(作者 ノーマッド
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#クロムキャバリア  #地下帝国  #紅血皇国ヴァンペリウム  #機動獣(モビルビースト)  #サンライザー  #まったり進行中  #断章の追記まで暫しお待ち下さい 


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●地底魔城ザイオン

『……以上、地上人めに女王陛下よりの寛大なる警告を行いましても、依然として地下資源の吸い上げが止む気配がないとご報告いたします』
『報告、ご苦労であった。もう暫し力を蓄えたいところであったが……こうも人工血液の生産量が激減すれば、やむを得なしか』
 女王と呼ばれた十代半ばの姿である少女が玉座に仰々しく体重を預けさせながら、白魚のような指先で静かに薄い唇をなぞった。臣下はその様子を、頭を垂れながら戦々恐々の様子でいたが、簡潔なねぎらいの言葉と下がれの言葉を受けてホッと胸を撫で下ろしながら後にする。

『オルクスよ、最初からお主の進言に耳を傾けておれば良かったな。憂国の刻に備え、棺で眠りにつきしブラッドクロスを目覚めさせる準備を済ませているのであろう?』
『流石はミネルバ様。すべてお見通しの彗眼にてあらせまする。このオルクスめが女王陛下のお手を煩わせることなく、既に準備済ませております……これへ』
 謁見の場に集められた臣下らの最前に立つ者こそが、大宰相オルクス。女王に次ぐ権力者たる執事風な出で立ちである男の口角がにやりと釣り上がる。
 そこから覗かせる犬歯は鋭く尖っており、彼らはかつて地上に帝国を築き上げて君臨していた種族、吸血鬼であることを雄弁に物語っている。部下に命じて女王が王座から見下ろす中で持ち運ばれてきたのは、棺を模した冷凍睡眠装置である。
 既に解凍は済まされており、残すは女王自らが執り行う『復活の儀』のみだ。

『流石、長年私に仕えていることがある。意を的確に汲み取り、忠義なるアーガスを選出するとはの?』

 ──忠義なるアーガス!?
 ──『赤い翼』の異名を持つ、あのアーガス卿を先陣に!?
 臣下らがどよめくのも無理はない。地上侵攻は決して女王の気まぐれではなく、最初から最大戦力を持って蹂躙する確固たる意思を示したのだ。

『お褒めに預かり光栄の極み。各機動獣(モビルビースト)の出撃準備も、このオルクスめが既に手筈を整えております。あとはミネルバ様の手で騎士をお目覚め頂ければ、いつでも出陣可能であります』
『オルクスよ。その前にひとつだけ確認をする。我が皇国が有するプラント……エキドナより産出された"アレ"に、忌まわしき陽の光へ抗う処置は万全に済ませているのであるな?』
 彼ら同様に製造するキャバリアも陽光を浴びればただでは済まない。女王直々の詰問を受けた大宰相は臆することなく、淡々と返答をする。

『はっ。何時しか病魔に蝕まれた卑しき地上人のゴロツキめが、永遠の命と引き換えに我が皇国へもたらした蒼きレアメタル……ラズカルクム。これを元にヴァンペリウムが誇る科学力にて、太陽の陽を防ぐのみならず地上人のみを苦しめる素子を発する有毒装甲を開発しておりまする。仮に地上人の抵抗が激しくとも、10年もゆうに戦えるであろう備蓄量でありますので、ミネルバ様がご心配されることはございません』
 大宰相が述べる事柄に嘘偽りがないことを確認するよう女王が頷いてみせると、鷹揚に玉座から立ち上がった。それを目した大宰相を始めとする臣下一同は、一斉に片膝を着いて頭を垂れる。

『……実に永かった。ザイオンの民が栄華を極めた頃、血袋らの反乱によって我が父と母、叔父叔母らは私のみを残して散っていった。だが、我が皇国は滅びておらぬ! 永遠なる闇の帳を失った我らは地下へと追いやられたが、今こそ喪われた栄光を取り戻すべく皇都奪還を果たす時が来たのだ!』
 幾千の時を経て、遂に悲願が達成されようとしている。還都の宣言を下した女王ミネルバは臣下らを眺臨すると、両側に従者を連れ、上座から下座へと続く階段を降りて、騎士が眠りし棺の前へと立った。控えていた臣下が棺のコンソールを操作すると、冷凍睡眠装置の扉が開放されて冷気が周囲に立ち込め始める。
 従者から儀礼用のナイフを手渡されたミネルバは、自らの指先に鋭い刃先を走らせた。ぷっくりと膨れ上がる血球を暫し眺めると、それを長き眠りで血を渇望している騎士アーガスの口元へとゆっくりと差し出す。

『私に忠誠を誓いし吸血騎士よ。今こそが目覚めの時……我が血を糧とするがよい』


●グリモアベースにて
「……っていう奇妙な白昼夢を見ちまったが、コイツが噂に聞く予知って奴なんだな」
 グリモアベースに集った猟兵たちを前に、サブリナ・カッツェン(ドラ猫トランスポーター・f30248)が自身が視た世界の危機の予兆を語り終える。

『恐らくだが、古代魔法帝国が遺した遺産であるアイリーゼとの精神的同期によるものだろう。かつて帝国と覇を争った亡霊が蘇ろうとする兆候を探知し、それを現在のマスターであるサブに送ったっと言ったところだ』
 普段は運び屋を営むサブリナの相棒であり、その正体はサイキックキャバリア・アイリーゼの外部端末モジュールでもある小型球形猫型アドバイザーロボットのタマロイド、MK(ミーケー)が目を点滅させながら説明を付け足す。

「近頃、クロムキャバリアの小国家で地下帝国の襲撃が相次いでっけど、この……なんつったか。そう、紅血皇国ヴァンペリウム。シルバーレインの世界にも居る種族、貴種ヴァンパイアによく似た奴らで構成されている地下帝国だ」
『だが、まるっきり同じというわけではなく、奴らは陽の光に弱い。元々は夜にしか活動できない闇の種族だったが、領土を明けることなき永遠の夜とする結界装置を開発して勢力を拡大させて行った。最後は血袋として家畜同然に扱われ、古代魔法帝国の支援を受けて反旗を翻した奴隷の人間たちによって滅亡を迎えた……に見えたが、その残党は地下へと潜伏して今へと至るわけだ』
 そして、サブリナが付け加える。予知で視た会話から、どうやら希少金属目的でキャバリア・マフィアに支配されてたミドの街、突如としてオブリビオン・プラントと化した洋上プラント『エンデカ』それぞれに関与しているらしい。ともなれば、以前から彼らとの戦いは始まっていたということになる。

「大義名分は枯渇しつつある地下資源起因な生存権の確立っぽいんだがよ。例に漏れずのオブリビオンマシン案件で、目的がかつての領土を取り返す戦いにまで話が膨らんじまってやがる。奴らが出てくる場所は、遠い昔に皇都が位置した地点……現在の傭兵国家ヘキサだ。まず奴らが行うのは地上侵攻の橋頭堡確保で、ヘキサが所有するプラントを奪いにやって来やがる」
 だが、ヘキサはプラント近郊の遺跡より発掘された古代魔法帝国時代のキャバリア残骸から得られた情報から、いずれヴァンペリウムが復活すると察知している。
 かつて吸血鬼を地下世界へと追いやった朽ちたキャバリアをリバースエンジニアリングし、3つのマシンが合体するスーパーロボット・サンライザーを建造がされている。

「オリジナルには遠く及ばねぇが、ヴァンペリウムの機動獣に対抗できるだけの力は十分ある。普通のキャバリアでも有毒装甲の毒素を防げるが、コイツを利用するのも手かも知れねぇぜ?」
 事態は緊急を要する。サブリナがそう締め括ると、目で合図を受けたMKが大きく弾んで彼女の肩へと乗った。それと同時にMKからグリモアの光が溢れ出すと、一面を照らして猟兵たちを飲み込んでいく。
 ドラ猫の運び屋から導かれ、一同は地下帝国からの襲撃を受ける直前であるヘキサの地へと降り立つのであった。





第2章 ボス戦 『アンノウン』

POW ●クラッキングコード
命中した【右腕から延びるコード】の【先端】が【クラッキング用の有線式端末装置】に変形し、対象に突き刺さって抜けなくなる。
SPD ●ハッキングコード
【左腕のハッキング用接続用電子コード】が命中した生命体・無機物・自然現象は、レベル秒間、無意識に友好的な行動を行う(抵抗は可能)。
WIZ ●ミダス・タッチ・フラッシュ
【メインカメラ】から、戦場全体に「敵味方を識別する【光信号】」を放ち、ダメージと【移動不可】の状態異常を与える。
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はユーリー・ザルティアです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。