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アブナイ・フォーミュラズ! ~ 化学反応がすごい二人!

#キマイラフューチャー #バーチャルキャラクター開放プログラム #ノリと勢いとネタで戦うシナリオ #バトルは必要です

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#バーチャルキャラクター開放プログラム
#ノリと勢いとネタで戦うシナリオ
#バトルは必要です


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●ドンフリとキンブレの猟兵フィッシング~♪
 軽快な音楽とともにそんなキャッチフレーズが流れて、次の画面では、左にキング・ブレイン、右にドン・フリーダム(CG)が立っていた。

「はじまりました、猟兵フィッシング」
「最初から隠しもしない直球とは。さすがは『ちょうてんさい』ですな」
「はい、わたくし、ちょうてんさい『ドン・フリーダム』のCGですの」
「吾輩はこの星を侵略中の大首領『キング・ブレイン』なるぞ、ブレブレブレ(笑い声)!」
「自己紹介もおわりましたところで、今日ご紹介するのはこちらですわ」
「これは……?」
「『バーチャルキャラクター開放プログラム』ですわ。これがあれば、なんと! バーチャルキャラクターがフリーダムな外見になれるのですわ」
「フリーダム……と申しますと?」
「ねこさんとかアメーバさんとか木とか。体積自体は変えられませんけども」
「つまり、ひとつの種族をまるまる変質させるプログラムなのですな!? それは凄い!! ですが……装置を起動するパワーが足りなくて、動かないんでは?」
「いえいえ。猟兵と戦えば、その激しいバトルのエネルギーで起動するのですわ!」
「なんとー!? そんな簡単なことで良いのですか?!」
「はい。決してウソではありませんわ」
「猟兵よ。これはチャンスですぞ?」
「さぁ今すぐこちらのアドレスまでアクセスですわ(テロップが流れる)」
「お待ちしておりますぞ~~~(テロップを指さしている)」

 そしてまた軽快な音楽とともにドン・フリーダムとキング・ブレインがフェードアウトしていった。

●げんなりしているグリモア猟兵
「というわけでこれが私の見た予知の一部始終です。何してんですかあのオブリビオンたち」
 グリモア猟兵のサージェ・ライト(バーチャルクノイチ・f24264)が巻物型グリモアから、自分が見た映像タイプの予知を再生して猟兵たちに見せていた。
 なお、就寝中に見たそうで、『人の脳内でテ○フォンショッ○ングしてるんじゃなぁぁぁぁぁぁぁいっ!!』と叫びながら飛び起きたそうな。せめて暇な時に降りてきなさいよ予知。
 それはさておき。
「まぁアドレス……というか座標を調べましたが、実際に古代バーチャル遺跡がある場所のようです」
 しかし座標が指し示すのはキマフューでも未知の領域らしく、データは無い。とはいえ、キング・ブレインのことなので、テレポートしたら『いしのなかだった』ということはなさそうだ。そういう卑怯な手は使わないし。
「予知の内容が事実なら、私たちバーチャルキャラクターが進化することになります」
 それによって猟兵の活動にもたらされる恩恵も増えるであろう。
「問題はそれをやってキング・ブレインに何の得があるのか? ってことなんですが……」
 しかし、予知の中のキング・ブレインはめっちゃノリノリである。
「まぁキング・ブレインですし。その辺はスルーして大丈夫かと!」
 安心と信頼のキンブレクオリティー。大丈夫、罠なんてマジで無い。
「というわけで、転送しますんでさくっと倒してきてください」
 さっそく転送しようとするサージェ。そんなサージェを猟兵たちが二度見する。
「え? これ以上説明、要ります? キマフューですよ? さくっといけますよさくっと」
 そんな感じでさくっと流されて、猟兵たちはキマフューへ転送される。

 猟兵たちが転送された先は、ドン・フリーダムとキング・ブレインが待ち構えている『咲き乱れる花々の空間』であった。

●データ(猟兵たちが知っていること)
『ドン・フリーダムのCG』
 かつてのオブリビオン・フォーミュラ、ドン・フリーダムの動くCGです。CGですが、凄い技術なので実体のように殴ってきますし殴れます。本物ほど強くはありません。
 このドンフリCGは激しいバトルのエネルギーを収集してプログラムを動かすことが第一優先で、勝敗を気にしていません。そのため、『バトル』の形式を取っていれば何でも乗っかってきます。何でもいいので『バトル』を仕掛けてください(プレイングボーナス)
 なお、どっちのセクシーショーになった場合は、謎の光とか花びらとかが仕事します。

『キング・ブレイン』
 本物です。背中に背負った「スーパー怪人大全集(全687巻)」と、脳から出るビームで戦います。めっちゃ真剣に戦います。……が、イレギュラーな決戦であり、カタストロフ等の目的も無いため、劣勢になると撤退します。
 真剣にバトルを仕掛けてくるキング・ブレインですが、ドン・フリーダムが戦っている時は『邪魔するのもなー』ということで後ろの方で見守っています。ドン・フリーダムがやられたら、高笑いしながら出てきます。
 また、デビキン特有の超耐久力があるのでここでは死にません。ぶっ飛ばされても次の瞬間には戻ってきます。サージェは『倒せ』と言っていますが、シナリオ的な『撃退』と考えていただければ嬉しいです。
 例によって、『お約束』は守る傾向にあります。アイサツや名乗りの間は攻撃しないとか、立てたフラグは回収するとか。ノリ良くいけばノッてくれます。また、基本的に良い人なので困っていると助けてくれます。(この段落全部、プレイングボーナス)
 これらを利用して罠やアンブッシュを仕掛けることも可能です。
 あと、知らなくても知っている振りしてくれます(「あ、あれは……!」的なやつ)


るちる
 まいどお世話になってます、るちるです。
 ひゃっほーい! ドンフリとキンブレとか、フリーダムにブレブレするしかないじゃん?!
 そんな感じの勢いとノリでOPを作りました。プレイングも勢いとノリでご参加いただけるとめっちゃ嬉しいです。

●全体
『ドン・フリーダム(CG)』『キング・ブレイン(本物)』との連戦シナリオです!

 リプレイはプレイングの雰囲気を重視しつつも、コミカルやギャグ、ネタに全力で寄っていきたいと思います。
 とはいえ、このシナリオの目的は『激しいバトルのエネルギーを集める』ことにあります。そのため、『ネタバトルを仕掛けて全力でボケる』といったのはアリですが、『全然戦ってなくて、何かついでに攻撃している』というのは目的に沿っていないとして不採用になる可能性があります、ご注意ください。

 禁止事項は他の参加者に直接迷惑をかけること。R18展開になること(特にドン・フリーダム)。

 戦場はかつての戦争『バトル・オブ・フラワーズ』の際に出てきた『咲き乱れる花々の空間』で『花々が集まって足場になる』仕組みになっています。こう、光の海の上に花が浮いているイメージです。不思議とだだっ広くて、障害物等はありません。また特殊効果もありません(着地しようと思ったらそこに花の足場ができますけども)

 1章は状況説明やコメントの追加ありませんので公開されたらプレイング受付です。
 2章はちょっと状況説明いれるかもです。

 それでは皆さんの参加をお待ちしておりまーす!
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第1章 ボス戦 『ドン・フリーダムのCG』

POW   :    赤べこキャノン
【絶対無敵バリア展開後、赤べこキャノン】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    レボリューション・ストーム
【花の足場をバラバラにする暴風】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ   :    マニアックマシン
対象のユーベルコードに対し【敵の死角から反撃するマシン】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。

イラスト:由依あきら

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ガイ・レックウ
【SPD】で判定
『……てめぇには本体のときから言いたいことがあった!!』

『前隠せこのばかぁ!!あと・・・・・ええもん見せてもらってありがとうございます!!』
叫んだあとめっちゃ丁寧に感謝します
『さて…言いたいこと言ったし、仕置きの時間だ』
多重にした【オーラ防御】で攻撃をしのぎつつ、【残像】と【フェイント】を交えて接近するぜ!!
『腹冷やしても知んねぇぞ?!』

【怪力】による【鎧砕き】からのユーベルコード【氷竜奥義『アブソリュート・ゼロエンド』】を叩き込むぜ!!
(ネタ・アドリブ大歓迎)




 グリモア猟兵にさっくり転送された先は『咲き乱れる花々の空間』。光が満ちていてどこからどこまでが空で、どこからが地面かも分からない感じのその場所に。
 とんっ、とガイ・レックウ(明日切り開く流浪人・f01997)が降り立つ。足先から感じる感触は大地と変わりなく。
 そして目の前には『ドン・フリーダムのCG』がいる。

「……てめぇには本体のときから言いたいことがあった!!」

 開口一番、ガイは叫ぶ。その気迫、全てを断たんとするがごとし。
「あらあら、なんでございますの?」
 しかし、ドン・フリーダムはどこ吹く風とガイの言葉を受け流そうとして……ガイと視線があった。
 次の言葉が……来る!

「前隠せこのばかぁ!!」

「……」
 子供か。
 ドン・フリーダムも予想外だったらしくて、次の言葉に詰まった。
「あと……ええもん見せてもらってありがとうございます!!」
 思春期か。
 まぁ、えっちだよねドン・フリーダム。わかる。そういう意味ではこれまでで一番危険なフォーミュラといえよう。
「ふむ……前を隠せ……こうですの?」
 ぶわっとレボリューション・ストーム。ドン・フリーダムとガイの間に風が吹き始めて、花びらがドン・フリーダムの全身を覆い尽くそうとする。 
「ごふっ」
 顔を押さえてその場で蹲るガイ。
「あら?」
「『あら?』じゃないだろぉぉぉぉぉぉ!!!」
 花びらをたくさん呼び寄せる……その予備動作で吹いた風がドン・フリーダムの髪を舞い上げたのだね。ええ、隠している部分が丸見えですね?
 残念ながらドローンのカメラアングル(?)が切り替わったせいで、正面に居たガイにしかわからなかったようだ!
 ちなみに今は花びらが球状にドン・フリーダムを覆っているせいで、遠目にはさっきより露出が減っている。だが落ち着いて想像してほしい。ドン・フリーダムの周りには常に風が舞っているのだ。つまり……さっきよりデンジャラス・フリーダム! SPD判定とかにするから。

「くっ……ここまで……ってわけにはいかねぇ」
 そう、彼とて猟兵なのだ。それにバトルしないとエネルギーが溜まらない。
「言いたいこと言ったし、仕置きの時間だ」
 どうにか(?)立ち上がって、ガイが構える。
「……わたくしにそういうことをしたい趣味が?」
「ねぇよ! 誤解を与えること言うな!」
 ええ、バトル始まります。

 ドン・フリーダムのレボリューション・ストームがガイに襲い掛かる!
「……っ!」
 暴風による攻撃を多重に重ね合わせたオーラの防御でしのぎつつ、ガイの足が動く。素早い足捌きが生み出すのはガイの残像。フェイントを織り交ぜながら、ガイがドン・フリーダムに肉薄する!
「腹冷やしても知んねぇぞ?!」
「CGです」
 何か知らんがそこだけ機械音声。そんなやりとりの間に、ガイは既に攻撃態勢だ。
「心火を燃やしてぶっ潰す!! これが…俺の絶対零度の拳だ!!!!!」
 【氷竜奥義『アブソリュート・ゼロエンド』】。真なる氷竜の力を纏った絶対零度の拳がドン・フリーダムの『CG』マークを捉える! 怪力による鎧砕きを重ね合わせた一撃がドン・フリーダムを吹っ飛ばすのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

上野・イオナ
本命としては憧れのブレブレに会いに来たけど、
それはそれとして、ドン・フリーダムれ色々あって戦えなかったキマイラフューチャーのオブリビオン・フォーミュラ。CGだろうと挑戦の機会が貰えたのはありがたいね。
というわけで勝負だー!
UC『バトルキャラクターズ』使用
ゲームから猫を大量召喚する!
猫ならは飛び散る花びらを捕まえてくれるはず
一緒に飛び散るとかはしらない!
そして可愛い猫に目がくらんでいる好きに僕の猫の手で乱れ引っ掻きをお見舞いしよう!にゃー!
※『キングブレイン』のことを『ブレブレ』って勝手にあだ名みたいな感じで呼びます
※アレンジ・連携大丈夫です




 グリモア猟兵にさっくり転送された先は『咲き乱れる花々の空間』。光が満ちていてどこからどこまでが空で、どこからが地面かも分からない感じのその場所に。
 しゅたっと上野・イオナ(レインボードリーム・f03734)が舞い降りる。その足元には集まってきた花の足場。そして目の前には『ドン・フリーダムのCG』がいる。

「本命としては憧れのブレブレに会いに来たけど……」
 うん、知ってる。想いを託した怪人がいるとかいうくらいには知ってる。だから視線がドン・フリーダムの後ろの方で本棚の影から『ドン・フリーダム大丈夫かなー?』ってちらちら様子を窺っているブレブレに向いているのもすごく当然かなって思っている。
「あらあら、わたくしは前座ですの?」
 しかし、イオナの視線を遮るように、ドン・フリーダムが立ち塞がる。具体的には花の足場がすーっと動いて来て、イオナとブレブレの間にカットイン。
「いやいや。CGだろうと挑戦の機会が貰えたのはありがたいね」
 イオナ曰く、色々あって直接戦えなかったキマイラフューチャーのオブリビオン・フォーミュラ。
「つまり……わたくしに告白しに来たと」
「ちっがーうっ!! そんな冗談言ったら、純粋なブレブレが誤解しちゃうでしょ!!」
 現に本棚の後ろで『えっ、吾輩外した方がいい?』とかそわそわし始めているブレブレがいる。何この三角関係。いや違う、3人とも落ち着いて。バトルのエネルギー溜まらないから。
「というわけで勝負だー!」
 無理矢理、『英雄イオナ』のターンに持ち込んだイオナが叫ぶ。
「オホホ、受けて立ってやんぞこらですわ」
 ドン・フリーダムがそう言うと、戦場である『咲き乱れる花々の空間』に風が吹き始めた。

「ガンガンいこー!!」
 イオナが叫ぶ。【バトルキャラクターズ】――イオナが困ったら頼る基本技で、大のお気に入りで、使い過ぎてちょっと強化(レベルアップ)した【バトルキャラクターズ】によって、88体のバトルキャラクターが召喚される!
 具体的には猫。
「にゃーん!」
「なぁーん!」
「ぐにゃぁぁん……」
 性格(設定)も様々な猫たちがイオナの周りに集まって。
「猫ちゃんですの。わたくし、猫ちゃんも嫌いじゃないですわ」
 ぶわっとドン・フリーダムのレボリューション・ストーム。足場ごと花を散らさんと風が吹き始めるが。
「「「にゃーん!!」」」
 元気な猫たちは飛び散り始めた花びら目掛けて、猛然と飛び掛かっていった。ほら、猫は動くものに反応するから。あと、ひらひらするドン・フリーダムの髪とか。
「ふりふりふり♪」
 ドン・フリーダム は 楽しそう だ。
 そのうち風が強くなっていって、猫たちが一緒に飛び散るっていうか、風に舞って飛ばされ始める。こう、見た目大惨事になっている。
「……しらない!」
 イオナ は みないふり を した。
 だって、ドン・フリーダムが楽しそうに猫を弄んでいるんだもの。猫お手玉とか。こんな隙を逃すわけにはいかないっ!
「僕の猫の手で乱れ引っ掻きをお見舞いしよう! にゃー!」
 風を切ってイオナがドン・フリーダムに飛び掛かる! そして至近距離からの連続ねこ引っ掻き!
「乙女の柔肌に猫の爪とか! 絶対やってはいけないことですわー!」
 ドン・フリーダムの全身の露出に猫の爪によって赤い筋が入っていく。それはそれでセクシー。
「お、とめ……?」
 だがイオナにはそれがひっかかった。
「乙女ですわ」
 断言するドン・フリーダム。『何歳?』とは聞けなかったイオナでした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

御形・菘
はっはっは、こんにちは~!
トレンドを掻っ攫う素敵番組を作って流すというタレコミを受けて、妾、推参!
『キマフュの支配者(真)が、キマフュの支配者(自称)をボコってみた』に乗っ取りだ!
分類はセクシーバトルとゆーことで!

右手を上げ、指を鳴らし、スクリーン! カモン!
はーっはっはっは! 元気かのう皆の衆よ!
此度の相手は説明不要の超大物! 存分に楽しんでくれ、そして高評価よろしく!

とゆーことで、当然バトルは真っ当に殴り合いだ!
あの頃よりもはるかにパワーアップした、妾の左腕の一撃が、エモくカッコ良くブッ飛ばす!
そして実は皆の応援は死角潰し、タイミングや場所が分かれば、せめて致命必倒からは軽減できよう



●今日も配信チャンネルは大盛況です
「はっはっは、こんにちは~!」
 『咲き乱れる花々の空間』に降り立った御形・菘(邪神様のお通りだ・f12350)は開口一番、アイサツ……とはいっても、これは配信動画の基本行動であるが、その言葉を口に乗せる。
 そう、既にドローンは彼女の周りでカメラを回している。
「トレンドを掻っ攫う素敵番組を作って流すというタレコミを受けて、妾、推参!」
 誰だよそんなタレコミしたの。いや、このフォーミュラズなら(今のキマフューには無害で)超人気な配信できそうな雰囲気がある。そういうポテンシャルがキマフュー・フォーミュラズの人気の高さ(?)なのかもしれない。いや、待って落ち着いて。相手はオブリビオンよ。
「『キマフュの支配者(真)が、キマフュの支配者(自称)をボコってみた』に乗っ取りだ!」
「あらあら、このちょうてんさいに……生意気ぶっころすんぞこらですわー♪」
 菘の言葉を受けて『ドン・フリーダムのCG』が微笑む。もしもーし? 心の声がだだ漏れですよー?
 唐突に漲る緊張感。静かになる空間。見える人には見える両者の間に飛び散る火花。そんな状況を見守る生配信視聴者とキング・ブレイン(?!)。

「「分類はセクシーバトルとゆーことで!」」

 息、めっちゃ合ってんじゃないですか。

●ここからが本番でした
「スクリーン! カモン!」
 菘が右手を上げ、指を鳴らせば、周囲に無数に(でもバトルの邪魔にならない位置に)召喚される空中ディスプレイ。それは生配信視聴者が映るスクリーンであった。
「はーっはっはっは! 元気かのう皆の衆よ!」
 菘の声に、コメントの嵐が巻き起こる。
「此度の相手は説明不要の超大物! 存分に楽しんでくれ、そして高評価よろしく!」
 そして視線はドン・フリーダムに。
「とゆーことで、当然バトルは真っ当に殴り合いだ!」
 セクシーバトルどこいったの。
「この肢体をカメラに晒して殴り合う。この肌に流れる汗で視聴者を奪い合うセクシーバトルでわたくしに勝てるとでも?」
 たまにドン・フリーダムって壊れるよね。いや、ユーベルコードのせいでちょっとお猿さん化しているのかもしれない。
 そんなわけでお互いのノーガードで激突しようとしている菘とドン・フリーダム。こんなアツいバトルにノーガードってことは倫理ガードも下がっているわけですよ。
 ぶっちゃけて視聴者の立場で言いましょう。

 きけんがあぶなすぎてやばやばのやばでしょーが?!

 大丈夫見えてないです。でも『はげしいばとる』が繰り広げられると何が起こるかわかりません。うっかりコメントすると配信運営のチェックに引っかかりそうなのでいいません。黙って観ています。
 ええ、菘さんの視聴者にはこんな邪な視聴者いないと思いますので、安心してください。

 そんなモノローグを入れていたら、両者が激突していた。マジの殴り合いである。
 ドン・フリーダムが花びらをオーラのように展開、拳に纏う。風に流れる花びらが螺旋を描いて、ドン・フリーダムの黄金の左ストレートが菘に襲い掛かる!
 しかし、菘はそれを軽やかにダッキング。懐に潜り込んだ菘が拳を握る。聞こえる声援と歓声。それによって菘の拳がより鋭く、強く振り抜かれる!
「ぶっ飛べ!」
「ぐわーーーっ!! ですわ!」
 『バトル・オブ・フラワーズ』の頃よりもはるかにパワーアップした、菘の左腕の一撃。それがドン・フリーダムをエモくカッコ良くブッ飛ばす! カメラの角度と映えも完璧なコースだ!
 冗談みたいな悲鳴だが、マジで吹っ飛んでいるドン・フリーダム。花びらが集まって出来た壁に大の字でのめり込む勢いである。
「ばかな……わたくしのマニアックマシンはどこへ……」
 そう、ドン・フリーダムのユーベルコードは菘の攻撃に反応して死角から反撃をしかけるものであったはずだ。それが全然作用しなかった……?
「ふっ……妾に死角なし!!」
 菘の言葉に、視聴者は大興奮だ! 大歓声が巻き起こり、それがさらに菘の力となる。
 実はこの視聴者のスクリーンこそが対策。菘の周囲に展開することで死角を潰していたのだ。
「とゆーわけで、まだまだいくぞ!」
 声援を背に、ドン・フリーダムに飛び掛かる菘であった!

大成功 🔵​🔵​🔵​

榊・ポポ
あんだって?バーチャルキャラクターの外見がバグる何かだって?
とりあえず真面目に戦えばオッケーね!

あ”ー!ポポちゃん飛べない鳥なのに足元崩すのしどい!
...って言うと思ったか!バーカバーカ!
ヱアボーの☆空中機動で何ともないさ~(上下左右にガタガタ震えている)
ヱアボーを☆気合いで☆操縦しながらミニポポちゃんズの☆レーザー射撃の応酬だー!
花弁で前が見えねぇ...そんな時は業務用アイヒョーンの☆道案内だね!
『目的地周辺です、案内を終了します』
ンモーそう言って案内途中で止めるー
えーい後は当たって砕けろ☆ポポちゃん超スケボートr――ブョアエェ!!!
(カメラ目線で瞬間移動しまくる荒ぶる体当たり)



●こんな動きしてる鳥みたことある
「あんだって? バーチャルキャラクターの外見がバグる何かだって?」
 『咲き乱れる花々の空間』に降り立った榊・ポポ(デキる事務員(鳥)・f29942)はその穏やかなセリフ回しから想像もできないほど、上下左右に小刻みにガタガタ震えて……いや、振動だなこれ? ユー○ューブとかで鳥たちがなんかしている動画の、あの見たことあるアレである。
「とりあえず真面目に戦えばオッケーね!」
 ごめん、動きが激しすぎてセリフが耳に入ってこない。
 えっと、アッハイ。そうです、よろしくお願いします。
 ちなみに『ドン・フリーダムのCG』はそんな様子を微笑ましく見守っていたという。

 そんなわけで戦闘態勢に入るポポちゃん。……にドン・フリーダムが先手を打つ。
「ふっとべー、ですわ」
 花の足場をバラバラにする暴風、レボリューション・ストームである。
「あ゛ー! ポポちゃん飛べない鳥なのに足元崩すのしどい!」
 という感じで体長40㎝程度のポポの体が暴風に巻き込まれて、あっちやこっちや……と思いきや。
「……って言うと思ったか! バーカバーカ!」
 例のバードムービング(こんな名前じゃないかもしれない)でガタガタ上下左右に激しく振動ポポ。そんなポポの足元には『ヱアボー』。挙動がおかしいポンコツホバーボードとのことだが、乗ってるポポも十分挙動がおかしい。相殺。
 そんな感じでヱアボーを暴風の中を気合で操縦しながら、ヱアボーの上に展開したのはカカポロボのミニポポちゃん's。並んだミニポポちゃんが一斉に目からビーム!!
 怖いよ!!

「あらあら。ちょっと欲しいかもですわー」
 ドン・フリーダムの趣味もよくわからんな。そんな感じであるが、花びらのガードがミニポポちゃんのビームを弾き返していく。ビームへのガードのために花びらの厚みを増やしていくドン・フリーダム。
「花弁で前が見えねぇ……」
 もはや花びらの塊みたいな状態になったドン・フリーダムに対して、ちょっと戸惑うポポ。しかし、彼女にはとっておきの奥の手がある!
「そんな時は業務用アイヒョーンの道案内だね!」
 器用に羽根の先でアイヒョーンを持ってアプリ起動。目的地はドン・フリーダムがいる地点!
『目的地周辺です、案内を終了します』
「ンモーそう言って案内途中で止めるー」
 現実は無情だった。でもポポもあんまり気にせず、アイヒョーンを仕舞い込む。
「えーい後は当たって砕けろ☆」
 こうなったら後はアレしかない的なやつである。そう、【ポポちゃん超☆スケボートリック】を決めに行くためにヱアボーが超加速する!
「ポポちゃん超スケボートr――ブョアエェ!!!」
 変な声が聞こえたが気にしないでいただきたい(テロップ)
 配信動画的には、カメラ目線で瞬間移動しまくっているヱアボーに乗ったポポちゃん。それによる荒ぶる体当たりである。荒ぶっているのはヱアボーとの噂。『ゴギョアァ(断末魔)』とか聞こえてきた気がするかもしれないが、それも気のせいということにしてほしい。
 そんなこんながあって、花びらガードを突破したポポのダイレクトアタック(?)がドン・フリーダムをぶっ飛ばすのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

木元・杏
まつりん(祭莉・f16554)と

いこう、まつりん!
まつりんに掛け声ひとつ
背後からドンフリにダッシュで迫って
とおー!と怪力キック

ふふ、先制攻撃
ひきょう?何を言ってるの?
バトルを求めし者はその瞬間から既に戦場に立ちし猛者
全身360度全てが脳筋であれ…
おとうさんの言
ね、まつりん

さ、勝負
【華雲領域】
花弁には花弁を
相殺されるならばわたしも花の足場を作り出し、女子力(物理)マシマシ

ふふ、くーるでびゅーてぃな勝負
判定はどっち?(まつりんと後ろに控えるブレブレさんに向かって)

勝てばうふふと怪力パンチ
負ければぎぎぎと怪力パンチ
どっちつかずが一番ダメ
引き分けはうさみん☆けしかけWでパンチを繰り出す


木元・祭莉
アンちゃん(f16565)と来たよー。

えーと。CG?
……姉ちゃんのふかふかは、CGなの? サギなの?
あ、ホンモノもそうなの!?
ならいい! やる気出てきた!!(ふぁいと)

っと、アンちゃん危ないよ!
もー、強敵だと思うとすぐ攻撃するんだからー。
父ちゃんが言ってたなら仕方ないか、そっかー。

ん、じゃあおいらも!
ここキマフュだよね。じゃあパフォーマンス勝負で!
いでよー、メカたまこー!
おいらはコッチでせくしーだんすを踊るよー♪
(舞妓さん舞踊を披露)

よしよしメカたまこ頑張った!
もうちょっとで見えるトコまで頑張った!!
ブレブレさんも感心して見てる♪(拍手)

あ、勝負はアンちゃんの勝ちかな。
脳筋勝負だもんね?




 『ドン・フリーダムのCG』の前にはひとりの少年が立っていた。木元・祭莉(マイペースぶらざー・f16554)である。
「えーと。CG? ……姉ちゃんのふかふかは、CGなの? サギなの?」
 開口一番、すげーこと聞くな。この14歳。
「あらあら。おいたするとぶっころされてしまいますわよ?」
 こっちもこっちでお仕置きすげーな。まぁ未成年には、というかR15もダメなご年齢なのでお見せできないのは事実である。ほら、後ろの方で出番控えている猟兵が鬼気迫ってますし。
「ただ……わたくしはCGですが、本物と変わりませんわ」
「あ、ホンモノもそうなの!? ならいい! やる気出てきた!!」
 なんで気合入ってるのかわからないけど、未成年には以下略。

 その時である。

「とおーっ!!」

 ドン・フリーダムの背後からダッシュで迫って怪力キックをかます影!
「ふふ、先制攻撃」
 めっちゃドヤ顔の木元・杏(シャー・オブ・グローリー・f16565)である。
「あらあら。お話している時にひきょうではありませんの?」
「ひきょう? 何を言ってるの?」
 すっくと立ち上がった杏はびしっとドン・フリーダムを指し示す。
「バトルを求めし者はその瞬間から既に戦場に立ちし猛者。全身360度全てが脳筋であれ……」
 誰の格言だよそれ。
「おとうさんの言。ね、まつりん」
 お父さんだった。え、お父さんそんな感じでしたっけ? いや、ノリと勢いで生きてたか……仕方あるまい。

「アンちゃん危ないよ! もー、強敵だと思うとすぐ攻撃するんだからー」
 と声をかけられた兄はそう声を返すも。
「父ちゃんが言ってたなら仕方ないか、そっかー」
 で納得するところが兄妹である。

 そんなわけで、ドン・フリーダムの前後に、祭莉と杏という配置。
「いこう、まつりん!」
「ん、じゃあおいらも!」
 と兄妹が攻勢に出るのであった。


「ここキマフュだよね。じゃあパフォーマンス勝負で!」
 と祭莉が両手をあげて。
「いでよー、メカたまこー!」
 と何故かここで舞妓さん舞踊を披露する祭莉。本人曰く『せくしーだんす』らしい。んでもってそれに釣られて【陽光の舞歌】発動。召喚されるニワトリ型ロボ『メカたまこ』。
 そして祭莉と一緒になって踊り出す。若干、祭莉がメカたまこに怯えているような気がするのが気のせいということにして。
 勝負と言われたら乗っかるしかないドン・フリーダム。
「ええと……こうですの?」
 どこからともなく取り出した新体操のリボンを持って、くるくるくるー。リボンと髪と花びらが交代で未成年に見せてはいけない箇所を隠しつつ、新体操的な動きをお見せする。
 そんなわけでパフォーマンスタイム終了。
「よしよしメカたまこ頑張った! もうちょっとで見えるトコまで頑張った!!」
 何を狙っての勝負なの、ほんと。
「ブレブレさんも……あれ?」
 祭莉の視線の先には本棚に隠れているブレブレ。いや、メカたまこパフォーマンスだけなら拍手ものだったかもだが、ドン・フリーダムが踊り出したら『見ちゃダメなヤツ!』と隠れたのである。ほら、真面目だから。女性の全裸を見るわけには……普段? 隠れているから。
 というわけでパフォーマンス勝負は引き分け?

 いや、そんな結果を許さない子がいる。
「さ、勝負」
 機、熟せり。杏が進み出る。いやまぁメカたまこに押しつぶされないように退避していたともいう。
「花吹雪、舞い降りて」
 【華雲領域】。杏の言葉に応じて、彼女の周りに様々な花弁がふわりと舞い降りる。花弁には花弁を。花の足場には花の足場を。そして。
「わたしも、女子力(物理)マシマシ」
 いやー、これ女子力って言っていいのかなー? まぁ女性らしいラインは……うん、その、未来に期待。
 花びら舞う美しい空間。これは芸術勝負……?
「ふふ、くーるでびゅーてぃな勝負」
 そっち!? そっちだった?!
「判定はどっち?」
 杏の視線が祭莉とブレブレに向かう。ブレブレは例によって『勝負に関わる』ので判定放棄である。
 で。
「あ、勝負はアンちゃんの勝ちかな」
 と祭莉が述べる。
(脳筋勝負だもんね?)
 と内心思っていたが、それは胸の内に秘めたままにしておいた。
「色々と納得いかないのですが」
 そもそもドン・フリーダム何もしてねぇ。立ってただけである。でも勝敗はついてしまった。
「うふふ」
 と勝利の笑みを浮かべながら突進してきた杏の怪力パンチをまともに受けて吹っ飛ぶドン・フリーダム。敗者は勝者に逆らうわけにはいかないのです。
「どっちつかずが一番ダメ」
 そうのたまう杏。
 どう見てもこの場の勝負は杏の勝利なので、たぶん、うん、大丈夫?

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

大町・詩乃
本体の時も思いましたが、なんてはしたない格好しているのですか!
青少年の教育にとても悪いので、あらゆる世界のPTAに代わってお仕置きです!(ビシッと指差して宣戦布告)

赤べこキャノンの攻撃には第六感をタイミングを読んで、見切りで躱したり、結界術で弾いたり、天耀鏡で盾受けしたりと真面目に対応。

衝撃波で花びらを散らして目くらましに使い、残像を元の場所に残しつつ、空中浮遊で浮いて、念動力で自分の身体を素早くドン・フリーダムの背後に移動させます。

右手に全世界の良識あるPTAの皆さんの想いを集めてUCを使用。
「はしたない子にはおしりペンペンです!」と、無敵バリアを貫通攻撃するお仕置きの一撃を放つのでした。




 14歳の兄妹が『ドン・フリーダムのCG』とやいのやいのと戦いを繰り広げた後。
「ふぅ」
 とひと息ついていたドン・フリーダム(花の足場の上に戻りました)の前に、鬼気迫るオーラを纏いながら立ったのは大町・詩乃(阿斯訶備媛・f17458)であった。

「本体の時も思いましたが、なんてはしたない格好しているのですか!」
「……そぉ?」

 詩乃の言葉に、こてんと可愛く首を傾げて誤魔化しにかかるドン・フリーダム。いや、無理です、その誤魔化し無理です。登場した時に何人が『えっろ』と言ったと思っているんですか。
「青少年の教育にとても悪いので、あらゆる世界のPTAに代わってお仕置きです!」
 そんなドン・フリーダムを見過ごすわけにはいかない、とビシッと指差して宣戦布告する詩乃。
「…………」
 そんなことあるわけありませんわ、と言いたいドン・フリーダムだが、現にさっき14歳の少年が『そういう行動』をしていたのでこれ完全に現行犯。そっと目を逸らすのが限界であった。
「とうっ」
 なので、さらに誤魔化すべく、赤べこキャノンを唐突に発射するドン・フリーダム。
「ていっ」
 そんなこともあろうかと詩乃も既に結界術展開済である。カキンッと軽い音を立てて弾かれるキャノン。
「……やるじゃねぇかですわ」
「健全な教育のために負けるわけにはいきません!」
 普通、健全とかいうと『ほんとでござるかー?』って感じになるのだが、ドン・フリーダムが相手で、真面目な詩乃が言っているおかげで圧倒的に健全(正論)になっているこの構図。どう見てもドン・フリーダム劣勢である。
 じりじり、と間合いを保ちつつ、徐々に花びらを増やして防御力を上積みしようとするドン・フリーダム。
 だがそれを詩乃が許さない!
「はぁっ!!」
 小さな呼気とともに詩乃が衝撃波を放つ。それによって花びらが吹き散らされる。……相手がドン・フリーダムなせいで字面がヤバいが、文字のままに受け取っていただきたい。ドン・フリーダムの周りの花びら防御が無効化されているだけである! それはそれで(倫理的に)ヤバいな?

 そんな動揺(?)があったのかなかったのか。身動きが取れなかったドン・フリーダムに対して、詩乃は素早く次の行動に。周辺へ散った花びらを目くらましに使って、元の位置には残像を残してフェイクを入れて。彼女本体は空中浮遊と念動力を利用して、キャバリア並みの推力移動を実現!
「……!」
 ドン・フリーダムがシリアスに戻った時には、既に背後を詩乃に取られていた。
 詩乃が振り上げた右手に込めるのは『全世界の良識あるPTAの皆さんの想い』。
「この一撃は青少年を大切に想う人達の願い!!」
 ドン・フリーダムが振り向いた瞬間に、詩乃は最大の一撃を叩き込む!
「はしたない子にはおしりペンペンです!」
 詩乃の平手打ちが無敵バリアをたたき壊してドン・フリーダムを捉える! 具体的にはおしり辺り。
「そんなプレ」
「お仕置きです!!」
 いかがわしいことを言いかけたドン・フリーダムの頬へ、殊更に強烈な【改心の一撃】が炸裂したのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『猟書家『キング・ブレイン』』

POW   :    侵略蔵書「スーパー怪人大全集(全687巻)」
【スーパー怪人大全集の好きな巻】を使用する事で、【そこに載ってる怪人誰かの特徴ひとつ】を生やした、自身の身長の3倍の【スーパーキング・ブレイン】に変身する。
SPD   :    本棚をバーン!
【突然、背中のでかい本棚を投げつけること】で攻撃する。また、攻撃が命中した敵の【リアクションをよく見て身体特徴】を覚え、同じ敵に攻撃する際の命中力と威力を増強する。
WIZ   :    脳ビーム
詠唱時間に応じて無限に威力が上昇する【脳(かしこさを暴走させる)】属性の【ビーム】を、レベル×5mの直線上に放つ。

イラスト:屮方

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



 悪は滅んだ。具体的には青少年の教育に悪い感じの悪なので、もしかしたら必要悪かもしれない。大人にとっては悪じゃないかもしれない。
 それでも悪は。
「あらあら、勝手に滅ぼされると困るんですけども」
 ごめん、滅んでなかった。いや、そもそもこのCG、どういう原理なの。
 とにかくCGを起動するエネルギーはもはや尽き、目的であった激しいバトルのエネルギーも予定通り溜まりつつある。
「ここからはバトンタッチですわ。キング・ブレイン様よろしくお願いしますですわ」
 そういって、すーっと消えていくドン・フリーダムのCG。どうやら役目を終えたようだ。

「ブーレブレブレブレブレ!!」

 そして高らかに響き渡る笑い声。いつのまにかお立ち台(高い)を用意してその上から大首領『キング・ブレイン』が猟兵たちを見下ろす!
「高い所から失礼します、吾輩こそがこの星を侵略中の大首領、キング・ブレインなるぞ! お誘いに応じてくれてありがとう猟兵!」
 いつも通りのブレブレであった。
「では戦おう! 来るがいい!!」
 そう言って、お立ち台の上からよっこらしょ、と降りるブレブレ。もしかしたら目的分かってないかもだけど、全力で戦う気満々の、安心と高品質のブレブレクオリティーである。
 こうして、第二バトルの火ぶたが切って落とされたのである!
南青台・紙代
「キングブレイン。貴殿、否、お前には
アリスラビリンスでの戦争の頃から言いたいことがあったのである」
『八百之異聞』を手にして睨み付ける。
「本棚は!投げるな!!丁重に扱え!!!」
こちとら二重(寿命と趣味)の意味で本が無いと生きられない怪奇人間。
本の入った本棚を武器にするキングブレインに怒り心頭。
『八百之異聞』から魔法弾幕と情念の獣を放つ。
投げられた本棚は『蛇怪之気』(念動力)で出来るだけ受け止めるのである。
メーンで攻撃するのは獣の群れの方であるからな、
数が多ければ特徴を見抜くのは難しかろうと考えるのである。
「やっちまえー!俺の情念の獣ー!」
怒りに任せて田舎娘らしい荒れた言葉使いがついぽろりと。



●激闘! キング・ブレイン……の前に?
 大首領『猟書家『キング・ブレイン』』がよっこらしょっとお立ち台から降りてきた、その時である。
 つかつかつかつか、と彼の元に高速で歩み寄っていった者がいた。
 南青台・紙代(言の葉綴りし青蛇女・f23355)である。

「キングブレイン。貴殿、否、お前にはアリスラビリンスでの戦争の頃から言いたいことがあったのである」
「おお。なんですかな?」
 くるりと振り向いたキング・ブレインは微笑み(?)すら浮かべて紙代の言葉を待っていたのだが。

「本棚は! 投げるな!! 丁重に扱え!!!」
「!?」

 おこられた。

「こちとら本が無いと生きられない身……」
 そう言う紙代は『八百之異聞』を手に、キング・ブレインを睨み付ける。そう、彼女は本無しでは生きられない怪奇人間。主に2つ(寿命と趣味)の意味で。書いていかねば生きていけず、また本が無くても生きていけぬ。物語を綴らねば生きてはいけぬ文豪――作家とはそんな……あれ、向こうで編集者が怒ってますけど大丈夫です?
 それはさておき。
 そんな彼女が『本の入った本棚』を武器にするキング・ブレインに怒りを抱かないわけがなかったのだ……!
 だが。
「おおっ!? 待て! 否、お、お待ちなさい!!」
 紙代のすごい剣幕に咄嗟に土下座しながら、しかしキング・ブレインは引かない。ちなみにたぶん今、言葉遣い間違えた。
「これを見ていただきたい!!」
「なん……だと……」
 そう言ってキング・ブレインが指し示したのはもちろん本棚である。その本棚、よくご覧いただきたい。
「これは……耐震補強!?」
 そう、この本棚は武器として特化されていたのだ!
 まず、本棚は武器として耐久性を追求されている。ちょっとやそっとじゃ壊れない。なんといってもデビキン製である。そしてその武器としての重量を支える本(スーパー怪人大全集(全687巻))であるが……なんと傷や汚れに負けないよう、全巻フィルムコートが施されている上に、本棚には地震とかで本棚から飛び出していかないよう、落下防止バーが2つ(上と下に)。もちろんバーには本を傷めないようにクッションが巻かれている。
「吾輩がコツコツ集めたスーパー怪人大全集。大切にしていないわけがない……」
 そう言ってコレクション化している怪人大全集を優しい目で見つめるキング・ブレイン!
「このように吾輩は常に丁重に扱って」
「だったら、余計投げるなーーっ!!」
 完全に裏目でした。

 ぶわーっと紙代の持つ八百之異聞から情念の魔法弾幕が放たれる! そしてそこから零れるようにして情念の獣も。
「やっちまえー! 俺の情念の獣ー!」
 紙代さーん? 言葉ー、言葉遣い戻ってますよー? あまりの怒りに田舎娘らしい荒々しくも愛らしい言葉使いがほろりと零れているが、本棚を封じられた(おこられたので)キング・ブレインはそれどころではない。
「ぬ、ぬおーーーっ!!」
 脳ビームで迎撃するも、四方八方から襲い掛かってくる情念の獣に追い付かず、また魔法弾幕で逃げ場のないくらい広がっている。あ、これ詰んだ。

 ちゅどーん。

「あーーーれーーー」
 紙代の攻撃が全弾着弾したキング・ブレインが空へ『キラッ☆』と飛んで行ったのである。

大成功 🔵​🔵​🔵​

大町・詩乃
貴方がデビルキングワールドの『4thKING』ことキング・ブレインさん。
なら、相応しい衣装に着替えるので待っていて下さいね。
と一言断り、物陰で邪神様なりきりセットに早着替え。

「其方が魔王なら、我は魔王を超越せし邪神として其方を討つ。心して掛かるがよい!」とデビキン風のノリで応じる。
(深夜の神社境内で何度も演技を稽古しました)

UCで無機物からデビキンの悪魔さん達を次々と創造して襲い掛からせる。
脳ビームはオーラ防御で強化した天耀鏡の盾受け・カウンターで反射し、そのままブレブレさんにお返し。

更に王笏に雷の属性攻撃・神罰を籠め、硬いルビーの部分でブレブレさんの脳天を鎧無視攻撃でゴチン!とお仕置きです。




「ふぅ、ひどい目にあいましたぞ」
 そう言いながら、何事もなかったかのように戻ってきた大首領『猟書家『キング・ブレイン』』……を待っていたのは猟兵じゃなかった。その姿は優美な黒絹製ドレス(スリットが入って、とてもセクシー)姿に黄金製の笏に大きな紅玉(ルビー)が嵌め込まれた王笏を持った、さながら女性の閻魔大王?

「キング・ブレイン」
「やや……!? あ、貴方様は……!」
 知っているのかキング・ブレイン! いや、これ知らないな? しかし礼儀を守る男キング・ブレインは驚愕(?)に満ちた表情をしている。

「其方が魔王なら、我は魔王を超越せし邪神として其方を討つ」
「なんと……! 吾輩にこんなライバルがいたとは……!?」

 そう言って宣戦布告していたのは変装した大町・詩乃(阿斯訶備媛・f17458)であった。猟兵じゃん。いや、わかっていたけどほら、雰囲気的にね。

 キング・ブレインが仲間の攻撃で吹っ飛ばされている間。
「デビルキングワールドの『4thKING』ことキング・ブレインさん。なら、相応しい衣装に着替えないと」
 と詩乃は持ってきた『邪神様なりきりセット』(ネット通販版)で素早く着替えていたのである!
 ちなみにさっきのデビキン風のノリは、深夜の神社境内で何度も演技を稽古しました!!

 そんなわけで。
「心して掛かるがよい!」
「ふっ、受けて立ちましょうぞ……じゃなかった、ブーレブレブレブレ! よかろう!!」
 唐突に、デビキン風味漂うキマフューの『咲き乱れる花々の空間』。お立ち台があったり、キング・ブレインの本棚があったりともうカオスの極みであるが、本人たちは意外と真面目にバトルを始めたのである。

「弾け飛べ、吾輩のかしこさ! 脳ビィィィィィィィムッ!!」
 キング・ブレイン は かしこさ を ぼうそうさせた!!

 いつ見てもこの能力、デメリット多すぎるんじゃないか? と思うんですが、デビキン出身なら納得である。そんなわけでキング・ブレインから放たれる脳ビームが扇状に地面を抉っていく。そのライン上にいるのはもちろん詩乃なのだが。
「いでよ!」
 詩乃の求め(?)に応じて、周囲からぐわーっと現れるデビキン(風味)の悪魔たち。詩乃が【産巣】で創り出したものであるが、ここにデビキンの悪魔同士が激突する! ほんとに見た目がもうよくわからな……いや、キング・ブレインだし、いいか。
「ヌゥッ!? 同郷の勇士には脳ビームも効き目が……!」
 なんか知らんけど、悪魔パワーなのか、脳ビーム無効化入りましたー。
「えい」
 問題は詩乃本人に直撃しそうな脳ビーム。こちらはオーラ防御で強化された『天耀鏡』が詩乃の前に、しゃんっと音を立てて並び、その輝く光沢と同時にビームを反射する。
「ぐわーーっ!?」
 反射された脳ビームが直撃するキング・ブレイン。
 体勢を崩した今がチャンスだ!
「はぁっ!」
 ぶんっ、と詩乃が振るったのは手にしていた王笏である。見れば『ぱちぱち』と雷を纏って、これは神罰覿面なコース。
 そのまま、たたたたーっと詩乃が接近して跳び上がる。
「お仕置きです!」
 振りかぶった王笏の硬いルビーの部分が振り下ろされる先は、ブレブレさんの脳天である。
「そこは狙ってはいけないお約束では!?」
「お仕置きですので!」
「ぎゃぁぁぁぁぁっ?!」
 若干、お約束を無視(それもまたヨシ)した詩乃の脳天直撃・色んなものを貫通無視する攻撃が『ゴチン!』と派手に音を立てるのでした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ガイ・レックウ
【POW】で判定
「…ええもん、見たなぁ」
若干鼻血垂らしながらたってる1名

「おっと、つぎはおおものだ。やってやる!!」
ドン戦の光景を思い出し、鼻血がとまらないまま、【オーラ防御】でオーラを纏い、【フェイント】をかけつつ突撃。【怪力】による【鎧砕き】を叩き込む
「やっべ…鼻血出しすぎた……」
ぐらつくような演技をして、隙をつくりユーベルコード【獄・紅蓮開放『ヴリトラ・ファンタズム』】で焼き尽くすぜ




 駆け付けた猟兵たちが大首領『猟書家『キング・ブレイン』』との激闘を繰り広げている中。

「……ええもん、見たなぁ」
 若干鼻血垂らしながらたっている1名がおりましてな。ガイ・レックウ(明日切り開く流浪人・f01997)である。脳裏を巡っているのは先のドン・フリーダムとの戦いの光景だろう。いや、戦う前か。あの衝撃的なシーンはきっと忘れられない。
 つーっと鼻血が増量した気がするが大丈夫? 失血死しない?

「おっと」
 ガイ は しょうき に もどった!!(2つくらいの意味で)
 さりげなく鼻血を拭い、キッと睨みつける先にはキング・ブレイン。構えるのは『相克・百花妖炎刀『ヴァジュラ』。
「おっと、つぎはおおものだ。やってやる!!」
 そう言って……また鼻血がつーっと。
 えっと、あのー? 言葉と行動と鼻血が微妙に合ってないけど大丈夫ですかー? あ、はい大丈夫。それでは戦闘いきます!

 キング・ブレイン向けて駆け出すガイ。鼻血が止まっていないので血の花をまき散らしつつ、しかし戦闘準備はしっかり整っている! オーラで全身を纏って防御の備え、そして動きは素早く、フェイントを入れながら突撃!
「むぅ……!」
 スーパー怪人大全集の好きな巻を使って、鉄の巨人『スーパー・アイアン・キング・ブレイン』に変身したキング・ブレインは、ガイの華麗な動きに思わずうめき声をあげる。が、負けるわけにはいかない。
「スゥゥゥパァァァァ! キング・ブレイン・パンチ!」
 何故かロケットパンチ。キング・ブレインの腕がガイ目掛けて飛ぶ。
「そらっ!」
 しかしロケットパンチを掻い潜って回避。肉薄したガイは怪力を込めた鎧砕きの一撃を叩き込む!
「ぐわーーっ!?」
 足元への強烈な一撃にたたらを踏むキング・ブレイン。
 だが。
「やっべ……鼻血出しすぎた…………」
 足元でガイがぐらついている。これはチャンス!
「ここを逃す吾輩ではないのですぞ!」
 いくらデビキンでも。今度は真上からの鋼鉄パンチ! キング・ブレインの拳がガイをまともに捉える……と思いきや。
「かかったな!」
 ガイのそれは演技であった。パンチを掻い潜り、ガイはスーパーキング・ブレインの死角へ回り込む。
「我が刀に封じられし、獄炎竜の魂よ!! 荒ぶる紅蓮の炎となりて、すべてを灰燼と化せ!!」
 ユーベルコード【獄・紅蓮開放『ヴリトラ・ファンタズム』】。ヴァジュラから九つの首を持つ竜を模した獄炎が溢れ出て、キング・ブレインを包み込む!
「ぐわぁぁぁぁぁ!!」
 強烈な炎にキング・ブレインが変身解除に追い込まれるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

上野・イオナ
知ってはいたけどブレブレがキマフュに来ている……。
言動のコミカルさからくる親しみ!なんやかんやかっこいいビジュアル!そして大首領の名乗るだけある実力!英雄志望の僕でさえ好きと言わざるおえない大怪人キングブレイン!大好きッ!
今回は本番じゃないけど猟兵とブレブレの最高の戦いがキマフュで見えるんだね!『KKKK』の皆に伝えなきゃ!(グループチャット使用)
あぁついでにサイン貰いたい。
でも依頼的に戦わねばならぬ
そういうことで
UC『模倣侵略蔵書「『KKKK』会誌(創刊号)」』使用
ブレブレならこういう怪人がいることは知っている
「イイネ」や「エモい」をエネルギーに攻撃!(演出お任せ)
この思い受け取ってくれ!



●何がそこまで彼を駆り立てるのか?
「ムゥゥ……」
 猟兵たちの攻撃によって膝をつく大首領『猟書家『キング・ブレイン』』。炎の中、しかしまだ視線は死んでいない……!
 だがしかし待ってほしい。ダメージを負って膝をついているのかと思いきや、ピンピンしている。こやつ、雰囲気でポーズというか恰好つけているな?
 そんなキング・ブレインのノリにクリティカルヒットを食らっている猟兵がいた。

「知ってはいたけどブレブレがキマフュに来ている……」

 トゥンク、という擬音がついてそうなセリフであった。もちろん(?)上野・イオナ(レインボードリーム・f03734)のものである。すっごい遠巻きに見ているイオナのものである。なに? もしかしてファンがアイドルの近くまで近寄れない(○ーてぃーフィールド?)が発生している?

「言動のコミカルさからくる親しみ!」
「なんやかんやかっこいいビジュアル!」
「そして大首領の名乗るだけある実力!」

 一個一個確認するように叫ぶイオナ。そろそろブレブレにも聞こえてそうだが、それはさておき。
「英雄志望の僕でさえ好きと言わざるをえない大怪人キングブレイン! 大好きッ!」
 最後。全力で本音が漏れてる。しかも聞こえている。冷静に周りから見ると『えっと、吾輩、ここからどうしたらいいの?』っていう戸惑いが伝わってくるが。
「今回は本番じゃないけど猟兵とブレブレの最高の戦いがキマフュで見えるんだね!」
 昂っているイオナには全然そんな気配は感じ取れてない。仕方ないよファンだもの。前回なんてファンサのうちわ持って、興奮のあまり砂で目潰ししていたんだぜ? それに比べたら落ち着いたものである。
「『KKKK』の皆に伝えなきゃ!」
 『KKKK』――『キングブレインの活躍をキマイラフューチャーで見たい会』の略称である。会誌も出しているし、グループチャットも完備なファンクラブである。ちな、初代会長はイオナ。
 ここまで来るともう、キング・ブレインにできることは無く、とりあえずカッコよくポーズを決めている。
「あぁついでにサイン貰いたい……」
 イオナさーん? 表情の緩みとよだれ気を付けてー?
 しかし次の瞬間、イオナの表情は悲劇のヒロインとなっていた。
「でも……依頼的に戦わねばならぬ」
 そうだね、バトルのエネルギーがいるからね。戦わないとね。

 唐突に発生するバトルの雰囲気。

 それを感じて、キング・ブレインが『スーパーキング・ブレイン』(シンプルに巨大化!)になる。
「ブーレブレブレブレブレ!(笑い声) 来るがいい、イオナよ!」
「ブレブレが僕の名前を……!?」
 そりゃまぁ前回しっかりとアイサツを交わしましたし。
 それが切欠か否か。イオナが手に持つ【模倣侵略蔵書「『KKKK』会誌(創刊号)」】が仄かに光を纏う。
「こ、これは……!?」
 驚愕するキング・ブレイン。彼には見えた。徐々に光が強くなっていく『KKKK』会誌(創刊号)を持つイオナの背後に、『イイネ!』や『エモい』を現わすマークや言葉、リアクションが浮かんではイオナに吸い込まれていく様が。そう、KKKKのグループチャットに限らず、キング・ブレインのファンの全ての萌え(?)が今、イオナに集まっているのだ!
(ブレブレならこういう怪人がいることは知っている)
 イオナがそう考えた通り、ブレブレは知っていた。そういう『感情を攻撃の手段』とする怪人がいることを。そんなことすらも嬉しく思いながらイオナが叫ぶ。
「この思い受け取ってくれ!」
 叫びとともに、イオナが強く強く、想いの分だけ光り輝く!
「受けて立ちましょうぞグワーッ!!」
 光り輝くイオナのエネルギーから逃げることなく、真っ向から受け止めたキング・ブレイン。そして爆発。吹っ飛ばされるブレブレなのでした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

榊・ポポ
あ!面白い人!
うん、絶対そう!間違いないねッ!

すごくかしこい(当社比)ビームだって?!
ポポちゃんも(自称)かしこい動物だからね!
バリバリ君の全力☆ダッシュでにーげろー!
☆挑発めいたイラァ...なポーズでギリ回避ー!

あーっ!困ります!おっちゃん困ります!!
威力全力ぶっぱしたら大変なことになるぞーっ!
って言いながらポポちゃんもビルを壁走り爆走してるけどね!
...ってな事で、バリバリ君の☆捨て身の一撃で突っ込んでドリフオチだー!!
セットのハリボテがバターン!!って倒れてくるぞ!
ポポちゃんも巻き込まれるけど仕方ないね!(煤だらけで爆発頭)




 例によって吹っ飛ばされる大首領『猟書家『キング・ブレイン』』が榊・ポポ(デキる事務員(鳥)・f29942)の目の前を全力ですっ飛んで行った。

「あ! 面白い人!」
 いやまぁそうなんだけど。
「うん、絶対そう! 間違いないねッ!」
 話聞いてボボちゃん?

 それはさておき、吹っ飛ばされたキング・ブレインはがらがらと瓦礫(どこから出てきた?)を押しのけて立ち上がってくる。
 そして目の前に猟兵(ポポのことだよ)がいるなら、彼はこう言うしかない。

「ブーレブレブレブレ!(笑い声) 吾輩、まだまだ元気であるぞ!」

 実際、全然ダメージ受けてねぇなコイツ。
 だがポポはポポで、話を聞いていない。グリモア猟兵から教えてもらったキング・ブレインの能力を確認していたッ!
「すごくかしこい(当社比)ビームだって?!」
 どこにもそんなこと書いてないから。
「ポポちゃんも(自称)かしこい動物だからね!」
 自称なのかよ、種族:賢い動物じゃないのかよ。そろそろツッコミが追い付かなくなるよ!!
「よかろう! ならば食らうがいい。吾輩のかしこさを犠牲に、今必殺の脳ビィィィィィィィムッ!!」
 犠牲にするな、というツッコミをする前に、キング・ブレインのかしこさが暴走してビームされる。
「バリバリ君の全力☆ダッシュでにーげろー!」
 ☆はあえて残しました。そんなわけで地面を抉りながら迫りくる脳ビームに対して、ポポは『バリバリ君』(雑に扱っても壊れない頑丈な原付バイクだよ)で全力ダッシュする。ちょっと派手にターンしつつ、挑発めいたイラァ……なポーズを取りつつビームを回避ー!
「ヌゥ、やりますな!!」
 しかし、キング・ブレインもかしこさを暴走させ続けて、ビームぶっぱし続ける。ポポを追撃する脳ビーム!
「あーっ! 困ります! おっちゃん困ります!! 威力全力ぶっぱしたら大変なことになるぞーっ!」
 そう言いながら逃げ回るポポ。何か知らんけど、いつの間にか背景がビル群になっているぞ! そのビルを壁走り爆走しながら逃げるポポ。ビームがみぃぃぃん、って音を立ててビルをバターみたいに斬り裂いていく!
 と思ったら……これは?
「……ってな事で、バリバリ君の捨て身の一撃で突っ込んでドリフオチだー!!」
 説明ありがとうございまーす!!
 ポポの【ポポちゃんコントアタック】発動! そう、突然現れたビル群はポポの【ポポちゃんコントアタック】による瞬間生成された景色(ハリボテ)だったのだ!
 そんなハリボテに全力の脳ビームを撃ち込むもんだから。
「バターン!! って倒れてくるぞ!」
「なんとぉぉぉぉぉ!?」
 突っ込んできたバリバリ君の攻撃を食らいつつ、倒れてきたハリボテアタックに押しつぶされるキング・ブレイン。
「ポポちゃんも巻き込まれるけど仕方ないね!」
 けほっ、とせき込みながら、煤だらけの爆発頭で生還するポポ。
「うむ。派手なのは構いませんが、捨て身すぎますぞ」
 何か知らんけど煤だらけのアフロ頭で生還するキング・ブレインでした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

御形・菘
はっはっは、もちろん歓迎しよう、大首領よ!
キマフュを侵略しようという志は実に素晴らしい!
しかし…分かるであろう? それを達成するためには、あまりに大きく硬く厚い壁が立ち塞がるということを!

右手で、眼前の空間をコンコンコンっと
はーっはっはっは! ようこそ妾の統べる世界へ!
お主も変身するがよい、スーパーキング・ブレインへ!
さあ、エモさMAXのシチュエーションで、素晴らしいバトルを繰り広げようではないか!

まあ、お主の強さは疑っておらんよ
だが最も大切なのは、勝者となることではない!
どれだけ視聴者を感動させたか! 魅せる力だ!
エモく楽しい殴り合い、お主にはできるかのう?



●どこまでもエモく夏
 もし観客がいたら……ってたくさんいるわ。むしろ空中に浮かんだスクリーンが全力で取り巻いているわ。
 言いたかったのは『「あれ、ここってさっきまでドン・フリーダムと戦っていた空間だよね?」と目を疑うかも』ということである。
 何故なら大首領『猟書家『キング・ブレイン』』は既に侵略蔵書の力で『スーパーキング・ブレイン』(片手がドリル)に変身しているし、御形・菘(邪神様のお通りだ・f12350)は菘で常夏のフラワー空間に浮かんでいたからである。
 そう、視聴者(ほぼ全部菘側)は既に次の……激突の瞬間を待っていたのである!

 15分くらい前に戻ろう。
 例によって猟兵の攻撃に晒されつつも、煤けただけのキング・ブレインがばさっとマントを翻……さずにそっと外してぱんぱんと煤を払っている。ほら、スーパー怪人大全集が汚れると切ない気持ちになっちゃうから。
 そんなわけでクリーンなキング・ブレインに戻ったブレブレは、悠然と腕組みをして立っていた菘に気付いた。
「おお……吾輩としたことが。宿敵を待たせてしまうとは」
 そう言ってキング・ブレインはすばやく、しかし悠然と侵略蔵書を構えて戦闘態勢に入る。戦いの気配。それを感じて菘が笑う。
「はっはっは、もちろん歓迎しよう、大首領よ!」
 腕組みを解いて、キング・ブレインと真正面から相対する菘。そして両手を広げて大仰に告げる。
「キマフュを侵略しようという志は実に素晴らしい!」
 そんな菘をキング・ブレインもまた視界に捉え続けている。決して隙を窺っているわけではない。話は聞かないといけないし、彼は彼で単純に菘のことを認めているからである。
「しかし……分かるであろう?」
「……もちろんですとも」
 そう。キマフューの頂点を目指す以上、二人の間に言葉はいらなかった。既にわかっていたのは二人とも。

 ――キマフューの侵略……それを達成するためには、あまりに大きく硬く厚い壁(目の前の相手)が立ち塞がるということを!

 おもむろに菘は右手で、眼前の空間をコンコンコンっと叩く。すると菘の力に応じて、周囲の世界が変わる。【落花狼藉・散華世界】――システム・フラワーズの力を一時的に引き出すこの御業。演出の素晴らしさに感動して調子に乗ることで自身を強化する、ハイビスカスなどの常夏の花々が咲き乱れるエモい空間へと。

「ムゥッ!」
「はーっはっはっは! ようこそ妾の統べる世界へ!」
 周囲を支配する菘の力にキング・ブレインが思わず唸る。だが、菘の魅せはここで止まらない。
「お主も変身するがよい、スーパーキング・ブレインへ!」
 菘にとって、敵もまた大切な要素なのだ。一方的な戦いもまた盛り上がるが、やはりバトルは。
「さあ、エモさMAXのシチュエーションで、素晴らしいバトルを繰り広げようではないか!」
「よかろう!!」
 そんなわけで冒頭のバトルシーンに戻るのである。

 というわけで、じりじりと間合いを詰める……とか緊張感よりは、勢いとカメラアングル大事な感じで。
「まあ、お主の強さは疑っておらんよ」
 ぐっ、と拳を握る菘。ここまで来て搦め手などは有り得ない。まっすぐ、ただまっすぐ。握った拳から腕にかけて菘の周りに舞っていた常夏の花(ハイビスカスとか)たちが螺旋を描いて纏い付く。
「だが最も大切なのは、勝者となることではない! どれだけ視聴者を感動させたか!  ――魅せる力だ!」
 力が強いだけでも、パフォーマンスだけでもいけない。あらゆる要素がベストマッチしてこその魅せる力。
「エモく楽しい殴り合い、お主にはできるかのう?」
 挑発する菘に、キング・ブレインはドリルの手を見せる。
「もちろんですとも。感動……すなわち心を抉る! 今の吾輩の手に心躍らない男子はおりますまい!」
 誰から仕込まれた知識だよ、と無粋なツッコミもなく。『男の子ってこーゆーの好きなんでしょ?』を地でいくキング・ブレイン。でも悔しい、反応しちゃう。
「物理すぎる! だがそれがいい!」
 そう、エモこそが至高。それ以上にこの場で大切なモノなどない!

「「いくぞ!」」

 菘とキング・ブレイン、二人の声が重なって、次の瞬間、両者が激突する。
「ち……ぃぃぃっ!」
「ム……ゥゥゥッ!!」
 激突した場所で拮抗する両者の拳(片方ドリルだけど)。押しも押されぬ力のせめぎ合いが続き……しかし、花の空間を支配していた分だけ菘に軍配が上がる!
「むっ……ハッ。はーはっはっは! もらったぞキング・ブレイン!」
「グワーーーッ!!」
 振り抜いた菘の拳がキング・ブレインをぶっ飛ばす。
 そして、戦場はスクリーンから沸き起こる歓声に包まれたのである。

大成功 🔵​🔵​🔵​

木元・杏
まつりん(祭莉・f16554)と

ブレブレさん…なんて卑怯
ルールなんぞに囚われてわたしとCGのびゅーてぃ対決の判定に不参戦とは
この沸き上がる闘志をオーラに乗せて(灯る陽光を幅広の大剣にしてオーラぶぉん

【絶望の福音】に第六感の直感コンボ発動して

…その本棚
黒歴史的な書物やら混ざってない?
本棚には黒歴史がぎっちりなのが世の常と聞いたことある
ブレブレさんの初・恋☆物語とか
ブレブレさんの厨二日記とか
見てみたい
だって、ブレブレさんの出で立ち自体が既になんだか厨二的だし

ん、急に飛ぶ本棚察知
とりゃー!!
怪力で大剣をバットにして武器受け、そしてピッチャー返し!
……んむ、少し違う方向へ飛んでった(←ノーコン


木元・祭莉
アンちゃん(f16565)とだよ!

あーあ、もったいなかったなー。

わあ、ブレブレさん登場だー!(いぇーいいぇーい)
やっぱカッコイイなぁ。ね、アンちゃ……
あ、そっか、卑怯なんだ。じゃ、そういうコトで!(のった)

アンちゃんが本棚を打ち返したトコで飛び退く!(野生の勘)
あっぶなー。
流れ弾飛んできてるよ、ちゃんとしてよねー?

なんか唱え始めた……あ。知ってる、お経っていうんだよね!
前にも喰らったコトある、賢くなるヤツ!(元がアホの子なので相対的に)

ゆべこ発動。こっそり。
一緒にお経唱えたり、おんなじポーズキメたりしながら。
ビーム発射と同時に、指を鳴らす!

ブレブレさん、次はアフロの鬘も用意するといいと思うよ!




「あーあ、もったいなかったなー」
 頭の後ろで手を組みながら、そんな感想をのたまう猟兵がひとり。木元・祭莉(マイペースぶらざー・f16554)である。何がもったいなかったかは推して知るべし。
 でもまぁまだここ、戦場なので。

 ひゅーん。

 祭莉の前をバトルでぶっ飛ばされてきた大首領『猟書家『キング・ブレイン』』が通り過ぎていく。
「わあ、ブレブレさん登場だー!」
 『(いぇーいいぇーい』とにわかに沸き立つ祭莉の心情。それとは裏腹に壁(どこにあった?)に激突して瓦礫の中に埋もれるキングブレイン。
「むむ……これ以上、このエリアを壊すのはよくないのでは?」
 ぱんぱん、と埃を払いながら立ち上がってくるキング・ブレイン。
 そんな様子のキング・ブレインを見ながら祭莉が呟く。
「やっぱカッコイイなぁ。ね、アンちゃ……」
「ブレブレさん……なんて卑怯」
 祭莉が振り向いた視線の先。そこに立っていた木元・杏(シャー・オブ・グローリー・f16565)はゆらりと動いて呟いた。
「やや……!? 吾輩、決して卑怯な真似なぞしておりませんぞ!?」
 唐突な抗議に両手を振って否定するキング・ブレイン。思い返してほしい、キング・ブレインの戦い方のどこに卑怯な行いがあったというのか。
「ルールなんぞに囚われてわたしとドン・フリーダムCGのびゅーてぃ対決の判定に不参戦とは」
「理不尽!!」
 杏の指摘にキング・ブレインはそう言うのが精いっぱいであった。いや、絡んじゃだめじゃろ? というかルールに囚われてってそれ良い方やん?
 だが、杏はご立腹である。
 ご立腹な力が沸き立つ闘志に繋がって、オーラがぶぉん。ぶぉんしたオーラは手にした『灯る陽光』、白銀の光を幅広の大剣にしたソレに乗っかって、ぶぉんぶぉん音を立てて振り回されている。
「本棚をバーン!」
 身の危険を感じたキング・ブレインは本棚を投げつけた!!
「む……」
 しかし、杏の【絶望の福音】&第六感の直感コンボ発動! ていやっと灯る陽光を振り抜けば、刀身に当たって本棚がずどんと地面に落ちる。
「あっぶなー」
 こっちはこっちで野生の勘発動。祭莉もその場を飛び退いていた。そこに突き刺さる、でっかいスーパー怪人大全集。
「流れ弾飛んできてるよ、ちゃんとしてよねー?」
 と杏に対して文句を言う祭莉。それを隙と見たのか、キング・ブレインが力を脳に集中する!
「むむむむむ……」
「なんか唱え始めた……あ。知ってる、お経っていうんだよね!」
 どうも祭莉にはお経っぽく聞こえるらしい。
「前にも喰らったコトある、賢くなるヤツ!」
 しかもなんか勘違いしている。どういう経緯があったのか祭莉にとってはお経ってそういうものらしい。
「弾けとべ、吾輩のかしこさ! 脳ビィィィィィィィムッ!!!」
「行くよ、メカタマコ!」
 キング・ブレインの脳からかしこさが暴走すると同時に、祭莉が指パッチン。するといつの間にやら仕掛けておいた(召喚していた?)ニワトリ型ロボのメカタマコがキング・ブレインの周囲を囲んでいる。
 きゃっきゃ騒ぎながらこっそり【メカタマコ・さんだー】を発動していたらしい。そんなわけで脳ビームが地面を抉りながら迫る中、キング・ブレインに向けて裁きの雷がずどんずどんと落ちていく!
「ぐわーーーっ!」
 と叫びながらもビームはずっと撃ち続けているキング・ブレイン。
「ブレブレさん、次はアフロの鬘も用意するといいと思うよ!」
 ビームをひょいっとかわしながら祭莉が叫ぶ。
「吾輩、髪はいりませんぞ?!」
 マントをばさーっとして雷を振り払うキング・ブレイン。カツラ、何に使うのさ。

 緊張感があるんだか無いんだかわからない戦いの中。

「……むぅ」
 杏は自分の近くに落ちていたキング・ブレインの本棚をじーっと見ていた。ほんとに上から下までじーっと。がっちり固定されているので侵略蔵書を取り出すことはできないんだけれども。
 杏は以前から抱いていた疑惑を口に出す。
「…この本棚。黒歴史的な書物やら混ざってない?」
「……なんと?」
 メカタマコ包囲網を突破して本棚を回収しに来たキング・ブレインが杏の言葉に首を傾げる。ちょっと意味が分からなかったらしい。
「本棚には黒歴史がぎっちりなのが世の常と聞いたことある」
 だから誰から聞いた知識なの。いや、待ってほしい。彼女は14歳。むしろ中二病の季節。もしかして杏にとってはクリティカルな事象なのか?
 さておき。
「ブレブレさんの初・恋☆物語とか、ブレブレさんの厨二日記とか……見てみたい」
「ぐわっ、まぶしいっ?!」
 杏の純粋きらきらした瞳がキング・ブレインにクリティカルヒットする。
「吾輩、厨二ではないのですが!」
「えっ」
「えっ」
 唐突に訪れる沈黙。
「だって、ブレブレさんの出で立ち自体が既になんだか厨二的だし」
「バカな……!」
 杏の言葉に崩れ落ちるキング・ブレイン。
 だってこれデビキンの悪魔たちには大人気だぜきっと? まぁデビキンの悪魔以外だとわからない。厨二かもしれない。
 だが、キング・ブレインは立ち直る!
「残念ながら! 封印してこそ黒歴史! このような分かりやすい場所に……あ」
「あ?」
「本棚ドーン!」
 誤魔化すように唐突に全力で本棚を倒すキング・ブレイン。
「……ん」
 しかし杏は杏で、飛んでくる本棚を察知していた。今度こそ外すまい。
「とりゃー!!」
 怪力を使って大剣型になっていた(そしてまだ持ってた)灯る陽光をバットにしてフルスイング。幅広の鎬が本棚を受け止め、そのまま。
「ピッチャー返し!」
「なんと!」
 バット(剣だよ)を振り抜く杏!

 ひゅーん。

「……んむ、少し違う方向へ飛んでった」
 方向で言うとレフト方向の場外ファールですかね?

「アアアアアア?! 吾輩の本棚がぁぁぁぁ!!」
 吃驚したのはキング・ブレインである。そこまで本棚飛ばされる? いや、あの本棚に入っているのは大切なスーパー怪人大全集の一部。紛失すればコンプリートが!
「むぅっ……!」
 この場で戦い続けるか本棚を追いかけるか。その一瞬の逡巡に。
「あ、バトルのエネルギー充電完了ですわー」
 気の抜ける声がこのバトルの原因(!)からかかった!
「……!!」
 その声を聞いて、キング・ブレインは『とうっ』と腕を空間にめりこませる。そしてそこから引き抜いてきたのは……!
「ブレインバイシクル1号! ですぞ!」
 キング・ブレイン特製の自転車であった。なんかママチャリっぽいとか言ってはいけない。
 しゅばっとブレインバイシクル1号に飛び乗ったキング・ブレインは高速でペダルをこぎ始める。!
「おのれー! 次はないですぞー!!! おぼえておれー!!」
 ドップラー効果を捨てセリフを残しながら、キング・ブレインが颯爽と……次元ワープしました。ぶぅん。
 まさかの自転車で。自力の超高速こぎで。本棚あってもたぶんできるなっていう勢いで。

「「……あ」」

 っという間に祭莉と杏の目の前からキング・ブレインの姿が消えたのでした。

 こうして、バーチャルキャラクター開放プログラムを巡る戦いは、なんかいつの間にか終わったのである。


 大首領『猟書家『キング・ブレイン』』。
 見た目や言動に惑わされずに言うと、今の現状、倒す決定打はないように思える。そしてあのブレインバイシクル1号だ。
 今度戦う時には、あの自転車をなんとかしなければならないだろう。そんな2mくらい漕いだだけでワープするような代物、使われたら絶対トドメ刺せない。
 いずれ訪れる決戦。その時はどのようなバトルが繰り広げられるのだろうか。
 その時に向けて、両者はきっとひっそりと(ネタという名の)爪を研いでいるに違いない。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年09月02日


挿絵イラスト