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三上山の大百足~竜メシの流儀~(作者 常闇ノ海月
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#カクリヨファンタズム  #猟書家の侵攻  #猟書家  #三上山の大百足  #竜神  #ダークコメディ  #強敵  #断章執筆までお待ちください  #リプレイ執筆はのんびりペースになります 


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●贄
 小高い山の山肌はあちこちが崩れ、荒れ果てていた。
 ポツン、と残る今にも崩れそうな小さな社。とうの昔に神聖さなど失くした、廃墟。
 そこにあるのは赤黒い染みの跡、汚れた杭、鉄錆びた釘、生きものの骸――それから、神の骸。
「う、ぅ……」
 うめき声を漏らすのは二本の鬼の角を生やした女性。絢爛豪華な装い、赤や金を基調とした色鮮やかな着物を纏う女。
 彼女は頭を抑え、何かを堪えているようだったが――突然、発狂したかのように叫び、床を転がる。
「うあーん。いやでござるいやでござる絶対にいやでござーるぅうううううう!!!」
 じたばたじたばた。
 ……そうしてしばらくすると、むくりと起き上がり。
「大人しくしなさい。もう少しの辛抱だから……」
 こめかみを抑えながら、同じ口からなだめるような言葉が口をついて。
「へぶぅ……へぶっ。せっしゃのんびり寝てただけなのに、あ、あ、あんまりでござるううううううううううううううううううううぅっ!!」
「うるさっ。分かった、分かったのじゃ。……もうっ、これで本当に竜神の端くれなのかのぅ……?」
 ゴロゴロじたばた……スゥン。
 一人三役のようなやりとりをする女性を、逃さぬように、甚振るように百足の群れがその肌を這いまわり。
「ひぎぃいい。気持ち悪い痛い痛い噛んじゃダメでござるせっしゃ痛いのはいやでござるんよやさしくしてえええええええええ!!!!!!!!」
「本当に困った竜ねぇ。そんなに泣かずとも良かろうに」
「いずれ骸の海に還ってしまえば、楽になれるのじゃ……」
 神、鬼、竜、三つは混ざり合い、苦痛と絶望の中でやがて大百足に喰われる時を待っているのだ。

●夢枕
 ――一夜目。
『Hey! おにいさん、そこの格好いいおにいさん! せっしゃ、せっしゃでござるよ! ほら、かわいいかわいい、せっしゃでござる! 可愛くてごめんねでござる。それでとっても可愛くて特別なキャンディをもらえる特別な存在である拙者が実はちょっと困ったことになってて』
「拙者拙者詐欺なら間に合ってる」

 ――二夜目。
『ほげぇっ、ほげぇっ……。あ、おにいさん。おにいさあああん!!! せめて、せめて聞いてくれでござるぅうう!!!』
「うーん、明晰夢。疲れが取れないのやだなぁ」
『……うぐぅっ。こ、こんなにかわいいせっしゃが、そろそろ大むかでにたべられそうでござるんよ……? なにが悲しくて大むかでのごはんに……こんなトホホな竜生の終わりってないでござる。ぐすんっ、せっしゃ、かわいそう……ちらちらっ』
「こっち見んな」

 ――三夜目。
『こ、のひとでなしぃ……! うっ、ひぐぅ。うあああああん……おげっ……ほげぇほげぇえっ……!』
「あ、ガチ泣きし過ぎて吐くやつだ……」
『お、お主、まじでおぼえておれよ……七代先まで絶対たたってやるでござる……! 覚悟の準備をするでござる! 本気の竜神の祟りでござる……これからずーっとヤンデレにしか愛されない呪いと、本命の時ほどガチャで爆死するのろいかけるでござるもんね!』
「生憎、うちの世界では神様はずっと前から廃業しちまってるよ」
 ふ、と笑う枕元、枕サイズの竜に似た小さな生きものがポロポロと涙をこぼしていた。
『ひぃんひぃん……お、終わったでござる……。せめて、どうせお料理されるならかわいい女の子にクッキングされたかったでござる。ふわふわのパンにたっぷりの生クリームと一緒にはさまれてみたかったでござるぅ……せっしゃ、辞世の句』
「マリトッツォだっけ? 俺も食ったことないや」
 ジミーがデコピンを一撃すると、小さな竜は『ミ゛ャー』と鳴きながらひっくり返って消えた。

●おわかりいただけただろうか?
「って、ことがあってだな。もしかしたらあれは、助けを求める竜神の、生霊だったとでも、言うのだろうか……」
 過去の話にすな。
 そんなツッコミを受けつつグリモア猟兵であるジミー・モーヴ(人間の脇役の泥棒・f34571)が語ったのは、割と真剣に可哀そうなことになっていそうな話だった。
 どうやら幽世(カクリヨ)にて猟書家の幹部である『三上山の大百足』が『強き神々の種族』たる竜神を食って力を取り戻そうと画策しているようで。竜神の一柱をさらって『骸魂』と合体させ、残虐に苦しめ絶望させてから喰らおうとしているのだそうだ。
 ジミーはその予知を感じ始めてから三日ほど寝かせてしまったようだが、仮にヒトならざる精神力を備えた竜神達が心を折られて絶望し、それを『三上山の大百足』が喰ったなら、この猟書家幹部は一気に莫大な力を取り戻し――いずれは手の付けられない存在になってしまうだろう。
「やっちゃったZE。めんごめんご。……しかしなぁ、お前さんらも他の世界線とかで忙しそうだしなぁ。まぁ、竜がどうなろうが俺はどっちでもいいけど」
 ジミーは最近アポカリプスヘルで見つかった変なおじさんの本拠地にみんなで乗り込んだりとか、「「「THEEEEEEND!」」」されたら大変そうとか、そういうことを言っているようである。他意はない。
 そうして胡乱気な目で見られながらも、男はパンパンと手をたたいて強引にまとめた。
「幹部の手で骸魂と強引に合体させられ、心身を苛まれている竜神を助け出して、幹部の捕食と強化を阻止しましょう!」
 どうやら、そういうことらしい。





第2章 ボス戦 『三上山の大百足』

POW ●全て潰えよ
単純で重い【自身の体】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD ●竜よ、溶け落ちろ
【竜の鱗さえ溶かす溶解液】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ ●我が呪いを受けるがいい
【敵対者への呪詛を纏った自身の体】が命中した対象を捕縛し、ユーベルコードを封じる。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
👑11

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はルイス・グリッドです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。