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絶対悪・顕現――『狂人教祖』

#アポカリプスヘル #クライスト・ヴォーテックス #ヴォーテックス一族

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#クライスト・ヴォーテックス
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#ヴォーテックス一族


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「……何者だ、俺達兄妹の争いを駆り立てる鼠共は?」
 苛立たし気に呟く声の主は、白き服を着た壮年の男性。
「まず、『集団』ではなく『組織』であることは確実。ヴォーテックス・シティに忍び込み、俺達の対立を利用してアジトを爆破してきた鼠共の数は十や二十では効かない」
 それだけなら、人数だけが取り柄の奪還者ならば問題はない。
 配下のレイダーに命を下して殺戮すればいいだけだ。
「だが、鼠共の行動力や戦闘力は雑魚のそれじゃない……明らかに異常だ。総合的にみれば俺達ヴォ―テック一族が勝るが、部分的にみれば凌駕している存在も確認されている……」
 何より、彼が着眼したのは。
「鼠共、『本拠地』はどこだ?各世界のヴォ―テックス一族の支部の報告から見ても明らかに、全世界的に同一の勢力に属する奴らがレイダーを狩っている……あり得ない」
 結論づければ、準備が整えられればヴォ―テックス一族に大打撃を……あるいは、滅亡を齎すに足る総合力を兼ね備えた組織。
 そして、何よりもマズイのはそのような組織に自分――『狂人教祖』クライスト・ヴォ―テックスの本拠地である旧メキシコ合衆国アカプルコ・デ・フアレスであった『クライストシティ』を割り出されたという事だ。
「冗談じゃない。死ぬのは御免だ……だが、この「白の城塞」で迎え撃つしかない」
 レイダーはコンキスタドールと同じく組織型のオブリビオン。
 そのレイダーの中でヴォ―テックス一族はコンキスタドールにおける『七大海嘯』に当たる存在……即ち、幹部級オブリビオンだ。
「クソ、オブリビオン・ストームを齎した偉大なる神々「フィールド・オブ・ナイン」よ。俺はお前達を信仰し、お前達を蘇らせる為、オブリビオン教団も造り上げた。その恩を、今こそ返す時じゃないのか?」
 答えが帰って来ないと知っていても訪ねずにはいられない。
 クライスト・ヴォ―テックスが『狂人教祖』たる由縁を発揮しない限り、猟兵から逃れる方法は巡って来ないのだから。

「……予知が下りました。皆さんには背理者たるヴォ―テックス一族、『クライスト・ヴォ―テックス』を撃破してもらうために呼び集めました」
 そう、いつもの微笑を消し毅然とした態度でグリモアベースに集った猟兵に語り掛けるのは、フレスベルク・メリアグレース(メリアグレース第十六代教皇にして神子代理・f32263)。
 普段はヴォ―テックス一族に纏わる予知は深耶が担当するのだが、今回はフレスベルクがグリモア猟兵を担当している。
「アポカリプスヘルにおけるメキシコ合衆国、アカプルコ・デ・フアレス。その跡地を改築した都市……『クライストシティ』に『狂人教祖』が本部を構えていることが判明しました」
 これは戦争の前に幹部級オブリビオンを撃破ないし消耗させる絶好の好機。
 本拠地に殴り込む為『クライストシティ』の組織的抵抗こそ大きいものの、不意を突かれたクライスト・ヴォ―テックスは絶対先制攻撃権を使えない。
「これを逃す手はありません。皆さんには『狂人教祖』の戦争前の撃破を狙っていただきます」
 また、クライストシティには各地から誘拐されてきた罪なき人々が隷属させられ、無作為に命を奪われている。
 この不条理を正す為にもクライストシティへの進撃を行わなければならないのだ。
「まず、太陽の照りつけるアカプルコの市街地にて「オブリビオン教団」の信者達と激しい銃撃戦を繰り広げる事は確実でしょう。彼らは全員、近接攻撃を弾く白い服に身を包み、特製の銃器で武装しています。我ら猟兵も白兵戦よりは銃撃や遠隔攻撃で対応した方が有利ですが……猟兵としての卓越した術技を有する皆さんなら、発想次第で白兵戦主体でも有利に戦えるでしょう」
 それが終わり次第、クライストが座す「白の城塞」に乗り込んで奥へと進んでいくことになるだろう。
 白の城塞は、戦車も悠々と入れる程の巨大な屋敷であり、プールや南国の木々、そして軍事的な防御力にも優れた、いわゆる「マフィアの屋敷を超でかくしたような場所」との事だ。
「ちなみに、かのレイダーへと集う教団員は容赦なき死を与える者を「死の笛(シルバト・デ・ラ・ムエルテ)」……笛の音と共に死を告げる者として畏敬の念を覚えるとの事です」
 猟兵として超絶的な力を振るえば、思わず見とれてしまいその攻撃を食らう事だろう。
「そして、『狂人教祖』を見つけ出したら屋敷の広大な庭園において最終決戦を挑むこととなるでしょう」
 かのレイダーはハンマーとマシンガンを用いた宗教家とは程遠い粗野な戦闘スタイルで猟兵達を迎え撃つ。
 前述の通り今回のクライストは奇襲によって絶対先制攻撃権が使えない。
 それを頭に入れて戦略を練るべきであろう。
「無論、幹部級オブリビオンですからね。油断は大敵です」
 そう告げるフレスベルクの顔は重い。
 聖職者として、かの『狂人教祖』は許しがたい相手なのだろう。
「今回の戦いはアポカリプスヘルにおけるヴォ―テックス一族との最終決戦に大きな影響を与える事でしょう。どうか、無事に成功と帰還をお願いします」


黒代朝希
 いよいよアポカリプスヘルも最終決戦が近づいてきましたね。
 ヴォ―テックス一族の一人を撃破し、戦争を有利に進めましょう。

 プレイングボーナス
 第一章――『近接攻撃を弾く白い服に対処する事』
 第二章――『死の笛(シルバト・デ・ラ・ムエルテ)の如く華麗な死をレイダーに与える事』
 第三章――『奇襲の利を活かす事(先制攻撃は行ってきません)』

 それでは、最終決戦の序章を楽しんでください。
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第1章 集団戦 『実験体ナンバー091・『きゅうあい』』

POW   :    隠密からの熱愛サイン(仮称)
【生命の熱源を感知する触手による捕捉】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【催淫毒と麻痺毒を有した粘性液体の噴射】で攻撃する。
SPD   :    確保からの求愛行動(仮称)
【粘着性のある触手による捕獲と引き寄せ】が命中した対象に対し、高威力高命中の【自身の体の器官を使った吸精攻撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
WIZ   :    愛撫からの溺愛衝動(仮称)
【快楽衝動を増幅させる体液を対象に飲ませ、】【対象の快感が増す様に全身を愛撫し、】【自身の精を放つ器官による、体内への串刺し】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ルドラ・ヴォルテクス
連携OK

【咆哮する雷雲】
(UC発動)
破れて爆ぜろ。

近接攻撃は無力化できるそうだが、俺の身体に絡った雷撃はどうだ?どうした?たっぷり味わえよ。

チャンドラハースはチャクラムへ変型、電撃と遠隔斬撃の合わせ技なら、白の衣も役には立つまい。

限界突破で、UCを最大まで発動、チャンドラハース、タービュランスの暴風、俺の持ちうる攻撃で敵を制圧していく。
特に白い衣を剥がせれば、近接も有効になる。トドメを刺すには、これに限る。(一刀のもと両断)

(寿命を削ることよりもオブリビオンの撃破に生きる実感を覚える戦闘特化個体)


ローズ・ベルシュタイン
WIZ判定の行動
アドリブや他猟兵との共闘歓迎

■心情
アポカリプスヘルでの最終決戦も近い様ですわね。
ここで一気にヴォ―テックス一族を叩き潰してあげますわよ。

■行動
敵は近接攻撃を弾くそうですから、『プリンセス・ローズ』を用いた
銃撃戦で戦いますわね。
【スナイパー】で狙いを定めつつ【マヒ攻撃】や【気絶攻撃】で
敵の動きを止める様に攻撃しますわ。

また、敵に囲まれた際は、夕暮れ時に薔薇は踊り咲く(UC)で
【範囲攻撃】をしていきますわね。

愛撫からの溺愛衝動には、【狂気耐性】や【落ち着き】で快感を打ち消しつつ、
串刺しも【受け流し】で弾く様にしますわね。



「破れて爆ぜろ」
 開幕刹那、ルドラ・ヴォルテクス(終末の剣“雷武嵐動“・f25181)の電撃属性ユーベルコード『咆哮する雷雲(メーガナーダ)』によって解き放たれた咆哮と共に敵を喰らう破壊力を伴った震電が放射され、近接攻撃を弾く白い服に身を包んだ「オブリビオン教団」の信者達が感電死していく。
「近接攻撃は無力化できるそうだが、俺の身体に絡った雷撃はどうだ?どうした?たっぷり味わえよ」
 嗜虐的な笑みを浮かべ、暴れ狂う猛獣の如き紫電をまとってチャクラムへ変型させた自身の獲物を生き残った信者達へと叩き付けていくルドラ。
 チャクラムの刃は弾いてもその刀身に付与された電撃によって感電し、焼き尽くされていく信者達。
 それは間違いなく「オブリビオン教団」特製の戦闘鎧である近接攻撃を弾く白い服の攻略方法の一つであり、近接攻撃を挑んでも互角かそれ以上にやり合えるという証であった。
「チャンドラハース、タービュランスの暴風!!」
 そこに自身の有する乱気流を意味する風の機構剣と可変し、爪牙、刀剣、斧槍等の殺傷し喰らうことに特化した形状に変わる羅睺の刃の機能を限界突破させ、白い服ごと剣の刃で切り殺さんとルドラは二刀流を振るっていく。
 彼は寿命を削ることよりもオブリビオンの撃破に生きる実感を覚える戦闘特化個体のフラスコチャイルド。
 母たる者が腐れ堕ちた放棄施設にて禍風を殺す力を埋められたヒトガタであり、禍風の輩を「見定め、滅する」力を得たが、その代償は「命」だった……
 そんな過去を持つ故か、ルドラの戦闘スタイルは復讐と怒りが十全に満ちるもの。
「白い衣を剥がせれば、近接も有効になる……トドメを刺すには、これに限る」
 一度に多くの信者達から「オブリビオン教団」の特性服を破損させ、その強固な鎧の隙間を介して……その場にいた信者達全員を一刀の元両断していくルドラであった。

「アポカリプスヘルでの最終決戦も近い様ですわね。ここで一気にヴォ―テックス一族を叩き潰してあげますわよ」
 そう強気かつ高飛車な声をクライストシティに響き渡る。
 その声の主はオレンジ色の長いウェーブヘアと夕焼け色のドレスを靡かせている。
 ――ローズ・ベルシュタイン(夕焼けの薔薇騎士・f04715)。薔薇園の古城という旅団の主を務める魔法剣士の猟兵だ。
「敵は近接攻撃を弾くそうですから……この『プリンセス・ローズ』に限りますわね」
 ドレスの懐から取り出すのは、薔薇の精霊の魔法力を宿したリボルバー銃。
 銃身は赤い金属で構築され、薔薇の彫刻が施されているその銃は芸術価値だけでなく魔導銃としても高い性能を誇るのは見る者がみれば明らかになるであろう。
「行きますわよ。覚悟なさい!」
 ローズが叫ぶと同時、『プリンセス・ローズ』の引き金が引かれる。
 銃口から解き放たれるのは薔薇の精霊に由来する魔力が宿された魔弾。
「ッ!危ないですわね……!」
 そこに解き放たれるのは、毒性のある体液を滲ませた触手の突き出し。
 それを紙一重で回避し、反撃として魔弾を触手へと叩き込んでいくローズ。
「さぁ、覚悟なさい……!!『夕暮れ時に薔薇は踊り咲く(ローズ・ワルツ)』!!」
 そこへ追撃としてオレンジ色の薔薇の花びらが周囲に舞い、「オブリビオン教団」の狂信者達を切り裂いていく。
「今までこの世界の無辜の民から奪ってきた悼み……今日ここで贖わせてあげますわ」
 そう毅然とした表情と態度で紅きリボルバー銃を倒れ伏した信者に突き付け、魔弾を撃ち込んでいくローズ。
 その容赦の無さは、彼女の高潔な意思を強く正しき者に印象付ける麗しさと威厳と湛えていたのは間違いない事であろう――

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

高階・茉莉(サポート)
『貴方も読書、いかがですか?』
 スペースノイドのウィザード×フォースナイトの女性です。
 普段の口調は「司書さん(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、時々「眠い(私、キミ、ですぅ、ますぅ、でしょ~、でしょお?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

読書と掃除が趣味で、おっとりとした性格の女性です。
戦闘では主に魔導書やロッドなど、魔法を使って戦う事が多いです。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「さて、アポカリプスヘルでの戦いもそろそろ佳境に入ったようですね」
 そう白に染まったかつてのリゾート湾岸都市の町並みを見つめながら高階・茉莉(秘密の司書さん・f01985)は魔導書【宇宙魔術古代書】とエレメンタルロッド【書杖『ブライク』】を構え、【宇宙魔術古代書】を媒介として魔術系ユーベルコードを発動させてく。
「このクライストシティから住民を保護できたとして、読書を進めて心を癒させるのも良いかもしれませんね」
 理不尽なるオブリビオン教団の圧政によって苦しめられ、搾取されてきた無辜の人々。
 その心の傷は深いだろう。だからこそ、命を救った後は心の拠り所となる存在を与えなければならない。
 そして、「秘密図書館」の司書である茉莉が与えようとしているのは『読書』という概念。
 ここではない何処かに思いを馳せ、ページを捲っていく行為は十分に人の心へ安らぎと充足を与える。
「その為にも、ここでこの街を落とさないと」
 凛とした表情で襲い掛かって来るオブリビオン教団を前に、茉莉はそう告げて魔導書から炎について記された文章を展開させる。
 その実体化した文章は光そのもののような炎を放ち、レイダーを焼き尽くしていくのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

リダン・ムグルエギ(サポート)
「やーよ面倒臭い。アタシの仕事(デザイン)はもう終わってるの
「お、今の映えるわね!ヒュー

キマフュ特有のノリの服飾師

見た人の五感を狂わす「催眠模様」の入り衣装を作って配る事で
仲間や一般人の防御底上げと敵の妨害を実施したり
依頼に即したなんらかのブームを生むことで敵に特定の行動を躊躇させたり
等を得意とする
「戦闘開始前に自分のやるべき仕事の準備を終えている」事が多い純支援キャラ

依頼本編では戦いの様子等を撮影・配信したり
キャーキャー逃げたり
合いの手を入れてたりしています
単独戦闘には不向き

ミシンや針、布等も所持
その場で他依頼参加者に合わせ衣装アレンジも

MSのセンスで自由に動かしてOK
エロだけは厳禁


サエ・キルフィバオム(サポート)
アドリブ歓迎

基本的には情報収集が得意かな
相手が何かの組織だったら、その組織の一員になり切って潜入して、内側から根こそぎ情報を頂いちゃうよ
そうじゃなければ、無害で魅力的な少女を演じて、上手く油断させて情報を引き出したいね

戦いになったら、直接力比べの類は苦手だから、口先で丸め込んだりして相手を妨害したり、糸を利用した罠を張ったり、誘惑してだまし討ちしちゃうかな
上手く相手の技を逆に利用して、手痛いしっぺ返しが出来ると最高♪
敢えて相手の術中に陥ったふりをして、大逆転とかも良く狙うよ



「あーあ、アカプルコの美しい町並みが台無しだねぇ。ここを陥落させたらリデザインしたいねぇ」
 白く染まった旧アカプルコ……クライストシティとなった有様にデザイナーとしてリダン・ムグルエギ(宇宙山羊のデザイナー・f03694)はそう漏らす。
「ま、まずはオブリビオン教団の信者を蹴散らさなきゃね……機能性だけを突き詰めたような見た目だねぇ。ウェディングドレスでもないのに白一色だし」
 そうして現れた『狂人教祖』配下のレイダーの姿を視界に捉えたリダンは、すぐさまユーベルコードを起動させていく。
「『第六猟兵定義・人格解体催眠術(ゴートリック・シックスス)』」
 顕現するのは相手の人物像をユーベルコードに例えることで、そのユーベルコードに応じた技を自らに向け使わせる事で自滅させるユーベルコード。
 今回顕現したのは、触手が現れて毒の染みた触腕によって自ら貫かれるというユーベルコード。
 それによって信者達は生き残っても毒に蝕まれてのた打ち回りながら骸の海へと消えていく。

「ふっふ~ん。さ~て、クライストシティにある物資を根こそぎ持ってっちゃおうか♪」
 上機嫌な鼻歌を歌ってクライストシティに侵入し、内蔵してある高価かつ希少な物資をグリモア猟兵に転移で送り届けていくのはサエ・キルフィバオム(突撃!社会の裏事情特派員・f01091)。
 魔界盗賊として今回担当するのはクライストシティに運び込まれた略奪による物資の奪還。
 それを各地の奪還者達の拠点に運び込むことでヴォ―テックス一族との最終決戦は一つでも楽になる筈だ。
「と、敵の「オブリビオン教団」の信者発見……!」
 物陰に隠れながら『狂人教祖』配下のレイダーの姿を見つめるサエ。
 信者達は猟兵の襲撃に動揺しながらも高い高揚――恐らくは、アッパー系のドラッグか何を使っているのか、それらを保って襲撃者を射殺せんと猛り狂っている。
「では、合流する前に……『暗影舞踏(ハイディング・ステップ)』」
 物陰でユーベルコードを発現させて暗がりに潜行し、気取られずにレイダーの傍へと近寄るサエ。
 そして瞬時に暗がりから飛び出して不意打ちの蹴りを喰らわせる。
 その場にいたレイダー全員の首の骨を一瞬で蹴り折ったサエは、瞬時にゴミ箱に全員分の遺体を隠す。
「さて、これで少しはレイダーも始末できたし……続けるとしましょうか♪」
 そう言って傍にあった食糧庫に入り肉や酒等をグリモア猟兵の元へと送って行くサエ。
 そうしている間にも、クライストシティ攻城戦は猟兵の優位に進んでいく——

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

バルタン・ノーヴェ
POW アドリブ連携歓迎!

HAHAHA! 攻城戦デスネ!
砦というには何やら豪邸な雰囲気デスガ、些細な違いデスネー。
狂人教祖。アポカリプスヘルを脅かすヴォーテックス一族の一角、落とさせていただきマース!

市街地にて、信者相手に内蔵式火炎放射器を展開!
生物に使うのは人道的にヤベェでありますが、狂奔相手なら看過していただきたいであります。
「六式武装展開、炎の番!」

白い服も、触手や粘液も焼き払いマース!
熱源感知も辺りが燃え盛るならば正常に作動しないデショー!
物陰に潜んでも焙り出しマース! HAHAHA!
拉致されてきた民間人がいそうな建物は避けマスガ、この背徳な街は消毒デース!
レッツゴー、イェーガーズ!



「HAHAHA! 攻城戦デスネ!」
 白く塗りつぶされたアカプルコの町並み。それらは今猟兵達の到来によって揺るがされ、「オブリビオン教団」とその主『狂人教祖』からの支配から解き放たれようとしている。
 その第一幕の終曲を飾るのはバルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)。
 先日、グリモア猟兵の能力が確認されたサイボーグ型猟兵である。
「砦というには何やら豪邸な雰囲気デスガ、些細な違いデスネー」
 見つめるは白く塗りつぶされた湾岸都市に聳える「白の城塞」、クライスト・ヴォ―テックスが座する最重要拠点である。
「狂人教祖。アポカリプスヘルを脅かすヴォーテックス一族の一角、落とさせていただきマース!」
 その言葉と同時、バルタンはサイボーグとして身体に内蔵している火炎放射器を展開、「オブリビオン教団」の信者達を燃やし尽くしていく。
「生物に使うのは人道的にヤベェでありますが、狂奔相手なら看過していただきたいであります」
 思わず素の生真面目な軍人口調を漏らしながら火炎放射器から放出されていく炎で狂信者達を焼き尽くしていくバルタン。
 白い服も、触手や粘液も一切を焼き払っていく火炎。それは罪深きレイダーを浄化するが如く燃え盛る。
「物陰に潜んでも焙り出しマース! HAHAHA!」
 言葉通り物陰から奇襲してバルタンを仕留めようとした教団の暗殺者をも察知して焼き払い、周囲も含めた市街地におけるレイダーの掃討をバルタンは確認。
 次いでレイダーと猟兵の戦闘が始まってから隠れて様子を窺っていた拉致被害者の救出へと移る。
「もう大丈夫デース。吾輩達が来ましたので……後はお願いします。吾輩達は元凶を叩きに行きますので」
 付近に控えてもらった奪還者達に救出した者をバルタンは預けると、「白の城塞」へと向かって疾走していったのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『『対物突撃兵』スクラップメーカー』

POW   :    対物剣術「斬撃による解体」
【ヒートブレード】が命中した箇所を破壊する。敵が体勢を崩していれば、より致命的な箇所に命中する。
SPD   :    ディスマントルアタック
【ヒートブレードを用いた連続攻撃】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を更地にするまで破壊し】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
WIZ   :    対人剣術「怒涛の連撃」
自身の【背負っているバッテリーパックのランプ】が輝く間、【ヒートブレード】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

バルタン・ノーヴェ
POW アドリブ連携歓迎

ここがクライストのアジトデスネ!
蹂躙して参りマショー!

戦車も悠々と入れる程の大きな屋敷ということなので。
キャバリアのスコールを出して、搭乗して登場デース!
ダイナミックにお邪魔しマース!

庭園にいる教団員たちの間を踏んだり蹴ったりで走り回って、泡を食ったところをスコールに搭載しているガトリングガンやミサイルポッドの一斉発射で薙ぎ倒しマース!
ヒートブレードは危ないデスガ、安定する四足歩行で駆け回れば致命的なヒットは避けられるデショー!
姿勢が低いからとコックピットを狙ってくるなら、ワタシの全武装による一斉発射をお見舞いデース!

巨大ロボットで暴れ回る容赦ない死をご堪能くだサーイ!



「ここがクライストのアジトデスネ!蹂躙して参りマショー!」
 ドングラガッシャンッ!!
 という擬音が出そうなほどの大質量による「白の城塞」への破壊を行ったのは、『メガリス・キャバリア』なるキャバリア『スコール』に騎乗したバルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)。
 『スコール』は人型形態から四足歩行の狼型獣化形態へと変形することが可能な変形型キャバリアであり、バルタンはその変形機能を用いて「オブリビオン教団」の信者達を翻弄していく。
「戦車も悠々と入れる程の大きな屋敷ということなので……スコールを出し搭乗して登場デース!ダイナミックにお邪魔しマース!」
 そう慇懃無礼に信者達へ告げながら『スコール』の爪牙を用い、レイダー達を骸の海へと還していくバルタン。
 庭園内を縦横無尽に駆けまわりながら狂信者達を引き裂いてくその姿は正に、『死の笛(シルバト・デ・ラ・ムエルテ)』の如く。
「見惚れている間に、スコールに搭載しているガトリングガンやミサイルポッドの一斉発射デース!」
 ――爆音が鳴り響く。そうして粉塵が晴れた後には何も残っていない。
 その圧倒的な暴力すら、「オブリビオン教団」に関係するレイダー達にとっては恐怖と畏敬を抱いてしまう。
 しかし無論、何とか忘我の域から脱して『スコール』へと攻撃を仕掛けていくレイダー達も存在する。
「っと。ヒートブレードは危ないデスガ、安定する四足歩行で駆け回れば致命的なヒットは避けられるデショー!」
 そのキャバリアの装甲等に有効な攻撃に対し、『スコール』は四足歩行形態となって回避していく。
 だが、その回避形態をレイダーの一人は姿勢が低いからとコックピットを狙っていく——
「と、そう考えマスヨネー」
 瞬間、コックピットを狙ったレイダーは命を刈り取られる。
 コックピットのハッチが開くと同時、中から全武装を解放したバルタンの一斉砲撃が放たれたのだ。
 それはミンチすら残さずコックピットを狙おうとしたレイダーごと「オブリビオン教団」の狂信者を滅ぼすのに十二分すぎる者であった。
「と、まだまだ生き残っていますネー……巨大ロボットで暴れ回る容赦ない死をご堪能くだサーイ!」
 そうして、生き残ったレイダー達を討滅するべくバルタンはハッチを閉じて『スコール』の操縦に再び取り掛かるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

厳・範(サポート)
長年の修行で誘惑に強いお爺です。
食べ物に制限はありません。
話し方は古風です。

亡き親友との約束(世界を守る)で、封神武侠界のみで活動していましたが、『仁獣』性質と親友の幻影の後押しで決意し、他世界でも活動し始めました。
「放っておけぬのよ」

動きとしては、主にサポートに回ります。
【使令法:~】では、麻雀牌を利用して、対象生物を呼び出します。
【豹貓】は睡魔を呼ぶ、【胡蜂】は恨みの毒(理由は秘密の設定にて)という感じです。

また、半人半獣もしくは本性の麒麟形態だと、背に人を乗せることがあります。

なお、武侠の血が騒ぐと足技が出ます。

依頼達成のためとはいえ公序良俗に反する行為はしません。
あとはお任せします。


キャロライン・メイ(サポート)
ダークセイヴァーの貧民街の生まれ。生きるため、悪事に手を染めてきた。ある日商人から一振りの剣を盗み出す。剣は呪われており、その邪悪な魔力によって、呪われし黒騎士へとその身を堕とす。その冷酷な様を人々はアイスドールと呼ぶ。

自身の半生に強いコンプレックスを持ち、心の中では常に自己を否定し続けている。死に場所を探しているかのような言動をとることがある。

ダーインスレイヴ~漆黒の魔剣による強力な一撃。
ライフドレイン~魔剣の血塗られた鉄鎖が無数の棘に変形し敵に突き刺さる。

「私は人形・・・人らしく思い悩むのもおこがましい。」

エロやグロに巻き込まれなければ、どんな展開でも大丈夫です。


大神・零児(サポート)
アドリブ共闘可
多対一又は多対多の場合
多数を一度に相手にできるUCを選択
各個撃破の場合はUCの選択はマスターに任せます

戦闘のみの場合
所持している武器・アイテムを効果的に使い
戦局を有利にするよう行動(フラッシュバン・煙幕等で攪乱や敵の隙をつくる等)

救出・護衛
対象者の命最優先で行動
敵の動きに注意し、牽制しながら戦う
仲間との連携・連絡はアイテムも駆使し密にする



常時使用技能
戦闘知識
第六感
野生の勘
見切り
世界知識
地形の利用
咄嗟の一撃
ダッシュ
ジャンプ
学習力
情報収集
早業
敵を盾にする

護衛・救出対象等有
拠点防御
時間稼ぎ
鼓舞
失せ物探し
オーラ防御
覚悟
救助活動
かばう
聞き耳

C-BA使用時
運転
操縦
動物使い
動物と話す
運搬
騎乗


リカルド・マスケラス(サポート)
『正義のヒーローの登場っすよ~』
装着者の外見 オレンジの瞳 藍色の髪
基本は宇宙バイクに乗ったお面だが、現地のNPCから身体を借りることもある
得意なのはサポートで、NPCに憑依(ダメージはリカルドが請け負う)して戦わせたりも可能

接近戦で戦う場合は鎖鎌の【薙ぎ払い】と鎖分銅の【ロープワーク】による【2回攻撃】がメイン。
遠距離戦では宇宙バイク内臓のビーム砲で【薙ぎ払い】
その他状況によって【属性攻撃】や【破魔】等使用。

猟兵や戦闘力のあるNPCには【跳梁白狐】で無敵状態を付与できる。
また、無力なNPCが大人数いる場所での戦闘も彼らを【仮面憑きの舞闘会】で強化して戦わせつつ身を守らせることも可能。


四王天・焔(サポート)
『こんにちは、焔だよー。』
 妖狐の人形遣い×ガジェッティアの女の子です。
 普段の口調は「無邪気(自分の名前、~さん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」、家族には「甘えん坊(自分の名前、相手の名前+ちゃん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

無邪気で感情の起伏が激しい性格の少女、
武器はからくり人形とドラゴンランスを主に使います。
植物、特に花が好きです。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「外道どもが、そのような鈍でわしを弑せると思うたか」
 神体開放ユーベルコード『転変』によって自らの瑞獣としての本性である黒麒麟の姿を解放して戦場を縦横無尽に駆けるのは、厳・範(老當益壮・f32809)。
 黒麒麟の姿となって身軽となり、『焦熱鎗』を振るってレイダー達を切り裂いていく姿は正に救世の神獣。『死の笛(シルバト・デ・ラ・ムエルテ)』とは程遠いが万象が見惚れるには充分なモノであり……
 その隙を付いて巌は『『対物突撃兵』スクラップメーカー』の肉体を切り裂いて骸の海へと還していく。
「さて、あらかたここでは片付いたようだが……一応加勢に向かった方が良いか」
 視線を向けるは、「白の城塞」たる豪邸における庭園の奥。
 そこに坐す『狂人教祖』にしてヴォ―テックス一族の一人、クライスト・ヴォ―テックスとの対決の場を目指してここに集った猟兵はレイダー達を掃討しているのだから。

「――『ダーインスレイヴ』」
 漆黒の魔剣が振るわれ、レイダー達の命脈はその頸椎ごと一斉に断ち切られる。
 かの魔剣を振るったのは、ダークセイヴァー出身の猟兵キャロライン・メイ(アイスドール・f23360)。
 ある日に商人から一振りの剣を盗み出したが、その剣は呪われていた結果……魔剣が有する邪悪な魔力によって、呪われし黒騎士へとその身を堕としたという壮絶な過去を有している。
 過去に囚われる。それは人間……引いては知性体としては当たり前の感情だが、キャロラインが有するそれは極めて強い慙愧とコンプレックスを内包している。
「『ダーインスレイヴ』」
 それらの感情を振り払うかのように黒騎士となった起源たる黒き魔剣を黙々と振るっていく黒騎士。
 その姿、正しく『死の笛(シルバト・デ・ラ・ムエルテ)』の如く。
 忘我の域に達した「オブリビオン教団」の信者達に一切構わず、黒き魔剣を突き刺して切り裂き骸の海へと還すキャロライン。
 やがて、黒騎士は周囲のレイダー達を黒き魔剣を振るって討滅したのであった。

「――『悪夢再現「名も無き人狼の戦士団」(クルースニクゴースト)』、戦士達よ、無念を晴らせ!」
 告げられた言葉に応じたのは「オブリビオン教団」の戦士達ではない。
 『群竜大陸の領主(ドラゴン・ロード)』が一人、『脳髄牧場』領主――大神・零児(人狼の妖剣士・f01283)の元へ集ったのは人狼戦士達の霊。
 彼ら人狼戦士達は近距離武器と遠距離武器を問わず多種多様な武装を手にしており、それらを以てレイダー達と戦闘に入っていく。
「さて、ここは任せてもらって俺は奥に進むとするか」
 邪悪なる『帝竜』、『ドクターオロチ』との決戦上になった自らの領地にて出現するようになった振るうと奇妙な残光を放つ、膨大な魔力が蓄積された水晶剣を持って近くにいたレイダーを切り裂き止めを刺した大神は、レイダー達に対して互角以上に渡り合えている人狼戦士達の霊の雄姿を見届けると、庭園の奥へと進むのであった。

「ウェーイ……じゃあ奥へと進むとするッスよ」
 オレンジの瞳と藍色の髪が特徴的な青年――その猟兵としての本体はかの青年が被っている白い狐のお面。
 ヒーローズマスクの猟兵、リカルド・マスケラス(ちょこっとチャラいお助けヒーロー・f12160)は依り代としている青年の体を操ってバイクに騎乗。
 「白の城塞」の庭園を疾走し、奥へと進んでいく所であった。
「と、流石に馬鹿じゃないから見つけて食い止めようとするッスよね……それなら」
 瞬間、リカルドのユーベルコードが起動していく。それはこの状況にて最適な系統――
「『忍法・霧影分身術』」
 分身系ユーベルコード。104体の霧によって肉体を与えられた分身を顕現させ、あちこちに分散して信者達の目を晦ませていくリカルド。
 その混乱は「オブリビオン教団」の指揮系統に致命的な混乱を一瞬で与えるに十分であった。
 偽の分身を追って見当違いな場所へと駆けて行くレイダー達を尻目に、リカルドは庭園の奥へと進む――

「――『フォックス・アシスト』!!」
 自身と同じ大きさの白狐のぬいぐるみを召喚し、かのぬいぐるみの協力を得て庭園の奥へと進んでいくのは紫色の妖狐の猟兵。
 四王天・焔(妖の薔薇・f04438)である。
 無邪気であると同時に、感情の起伏が激しい性格の少女である焔にとって今回他の猟兵が上手く「オブリビオン教団」の信者達を捌いてくれたのは幸か不幸か。
 ともあれ、一人の猟兵が事前の戦闘によって消耗することなく『狂人教祖』が座す「白の城塞」の奥へと到着できることは吉であろう。
「さて、いよいよかな……」
 髪と同じ色の和服メイドを着た妖狐の少女は遂に見つけた庭園最奥への入り口……そこへ一人で突入せず他の猟兵が到着するまで待機する。
 その奥で待っているのは、幹部級オブリビオンと同位階のレイダーの主……ヴォ―テックス一族の一人なのだから。
「皆を待って、突入……」
 その後に起こる激戦を想い、焔は思わず固唾を飲むのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『狂人教祖『クライスト・ヴォーテックス』』

POW   :    この俺が「聖書(バイブル)」だ
【クライスト・マシンガンの連射】が命中した対象にルールを宣告し、破ったらダメージを与える。簡単に守れるルールほど威力が高い。
SPD   :    ロンギヌスが槍だと、誰が決めた?
【痛みを感じないかの如き狂信的突撃】で敵の間合いに踏み込み、【ハンマーを利用したアクロバット】を放ちながら4回攻撃する。全て命中すると敵は死ぬ。
WIZ   :    知ってたか? テキーラはこう使うんだ
レベル×1個の【テキーラと火薬を混ぜた純白】の炎を放つ。全て個別に操作でき、複数合体で強化でき、延焼分も含めて任意に消せる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

バルタン・ノーヴェ
POW アドリブ連携歓迎

ヒャッハー!
と、はしゃいでは奇襲の利を損なうので、静かに参戦!
この街に囚われた人々を助けるためにも、冷静に全力で挑みマショー!

部屋の外から様子を窺えば、マシンガンを構えておりマスネー。
部下と異なり近接攻撃を弾かないのであれば、射撃戦に付き合う必要はありマセーン!

鉄球と杭打ち機を装備して、と。
「骸式兵装展開、剣の番!」
チェインハンマーで壁を吹き飛ばして、高速機動で一気に至近距離へ!
パイルバンカーでクライストを貫きマース!
(逆でもOKデース!)

さあ、ハンマーを抜く暇は与えんぞ、デース!
この距離ではマシンガンの照準を合わせることもできまい。
楽しく踊り狂うが良い! であります!



『ヒャッハー!』
 それはアポカリプスヘルにてよく聞く鳴き声である。
 レイダーの鳴き声……たまに良いモヒカンが言うので、彼らが叫ぶ分には鳴き声とは言わないように。
「(それはともかく、そうやってはしゃいでは奇襲の利を損なうので、静かに参戦!デース!)」
 バルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)が心中で『ヒャッハー!』を叫びたい衝動を何とかねじ伏せながら、マリファナ煙草を吹かしながら広大な庭園を見渡しているヴォ―テックス一族の一人……
 マシンガンを構えている『狂人教祖』クライスト・ヴォーテックスの姿を目に映しながら、バルタンは同じく射撃戦に
「付き合う必要はありマセーン!」
 鉄球と杭打ち機を装備すると同時に壁を吹き飛ばし、高速機動で一気に至近距離へ近づいて鉄球とパイルバンカーを叩き込むバルタン。
 その二つの鋼をもろに喰らったクライストだが、流石に幹部級オブリビオン。直ぐに立ち上がってマシンガンを構えていく。
「だが、もうハンマーを抜く暇は与えんぞ、デース!」
 しかし、クライストが標準を向けようとした際にはバルタン……いや、ある巨悪の姿と力を模した彼女は、どこにも見えない。
 ――『どこにもいないの』ではなく、『どこにも見えない』、である。
「『骸式兵装展開、剣の番!』――『模倣様式・八艘飛び(イミテーションスタイル・フランシスカ)』」
 七大海嘯『邪剣』ピサロ将軍の力(ユーベルコード)の一つ、『八艘飛び』を用いてバルタンは高速機動を展開。
 マシンガンの銃弾に『追いつかれない』速度で縦横無尽に駆けまわり、邪気を放つ西洋剣を振るって『狂人教祖』の肉体を切り刻んでいく。
「この距離ではマシンガンの照準を合わせることもできまい。楽しく踊り狂うが良い! であります!」
 ピサロの人格にやや蝕まれながらも、バルタンは『狂人教祖』相手に優位に立ち回っていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

フィリリアンナ・フェアリーガーデン(サポート)
『ボクに不可能なんて字はないのですよっ!』
僕の天才的な頭脳があれば大体のことはちゃちゃっと解決できるのですよ!
便利な魔法の数々をご覧あれです!
戦闘では味方を巻き込まないように注意しつつ強力な魔法で殲滅です!
基本的に詠唱は必要なので気を付けて下さいね。
まぁ足を引っ張るような真似はしないので平気でしょう!
あ、それとA&Wワールド以外はあんまり行ったことないので、ちょっと興味深々になるくらいですかね?
やはり見たことのない景色や知らない知識というのは尊いものですからね。

他の方との絡みとか、連携などはお任せします。よろしくお願いするのですよ!



「ここがアポカリプスヘルですか!何だか荒廃していますね!」
 クライストシティの王城たる「白の城塞」の奥深くに坐して猟兵を待ち受けているヴォ―テックス一族の一員、『狂人教祖』クライスト・ヴォ―テックスの元へ来る前に粗方クライストシティを見分していたのはフィリリアンナ・フェアリーガーデン(超ド級天才魔導妖精・f00685)。
 彼女はフェアリーとしての小柄な肉体を活かして街のあちこちから爆薬を回収し、同じく小柄な肉体を活かしてクライストの直ぐ傍に爆薬を仕掛ける準備をしていたのだ。
「と、いう訳で……ポチっとな」
 爆音が鳴り響くと同時、爆熱から辛くも逃れた『狂人教祖』がハンマーとマシンガン、テキーラをもって転がっていく。
 しかし、その隙を逃す猟兵、引いてはフィリリアンナではない。
「『精霊よ、精霊よ、愛する友に希望の唄を。絶望を否定せよ、暗き闇夜を拒絶せよ、天塞ぐ障害を退けよ、陽射しを以て今此処に夜明けを示せ!』」
 唱えるのは、彼女の故郷であるA&Wのオブリビオン・フォーミュラであるヴァルギリオスと同じく八つの属性を込めた魔術。
 地・水・火・風・雷・氷・光・闇の8属性の精霊力を束ねた巨大な魔力光線が解き放たれ、クライストを飲み込んでいくのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

六代目・松座衛門(サポート)
ヤドリガミの人形遣い×UDCメカニック。人形を用いて異形(オブリビオン)を狩る人形操術「鬼猟流」の使い手です。
 ヤドリガミの特徴である本体は、腰に付けている十字形の人形操作板です。
 普段は「自分、~君、~さん、だ、だろう、なのか?)」と砕けた口調で、戦闘中は言い捨てを多用します。

UCは全て人形を介した物で、「鬼猟流」に最適化された人形「暁闇」で戦います。
特に相手が単体の場合、「暁闇」に武器アイテムを仕込み、戦闘力を人形へ集中させ、常に自身と敵との間に「暁闇」がいるように立ち回ります。

他の猟兵と積極的に連携し、率先して誘導、時間稼ぎなどの支援を行います。


叢雲・雨幻(サポート)
真正面から、と言うよりは掠め手で相手を惑わせて
攪乱しながらのらりくらりと追い詰める戦い方を好むよ。
ただし共闘者がいて危ない時は飛び出して守りに行くかな。

使う武器は【黒雲】【黒霧【対】】の二刀流での戦闘が主。
使うUC次第では連結してダブルセイバーにしたり、
そもそも剣を【武器受け】用として使い、影を操る攻撃で戦ったりするよ。

基本的に相手の攻撃を【見切り】、【早業】で【武器受け】をしながら動きを観察し、隙を見つけて【切り込み】もしくは【カウンター】を決めて離れる飄々とした動きのヒット&アウェイスタイル。
戦闘中も仲間やボスにも冗談を交えて話しかけたりする。
ただしあまりにも非道な相手の場合は別だがね。


藍原・蒼夜(サポート)
 人間の學徒兵×力持ち、18歳の女です。
 普段の口調は「おっとり系(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」
 偉い人には「敬語(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

のんびり、おっとりした性格で、多少天然ボケな面もあります。
武器は主に退魔刀を使用して戦います。
好きな物は、可愛いぬいぐるみ、綺麗な花、静かな場所。
趣味は小説等の読書。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「さぁ、止めと行くぞ!」
 そう勝鬨を上げて人形を操り、『狂人教祖』へと挑んでいくのは六代目・松座衛門(とある人形操術の亡霊・f02931)。
 彼は「鬼猟流 人形操術」にて受け継がれていた操り人形の手板、操作板と呼ばれる十字形のパーツを依代とする男性型のヤドリガミ。
 オブリビオンにやられた先代の仇討ちと断絶した自身……と言っても過言ではない『鬼猟流 人形操術』の流派再興を望む猟兵である彼は、異形なるオブリビオンを撃滅する意欲が非常に高い。
 増してや他の場所から無辜の民を拉致して奴隷にし、労働を酷使させていたレイダー達の頂点のヴォ―テックス一族の一人であるならなおさらだ。
「……行くぞ」
 そこに静かなる怒りを煮えたぎらせる叢雲・雨幻(色褪せた根無し草・f29537)が黒い刀身の片刃剣を二刀構えてクライスト・ヴォ―テックスに挑んでいく。
 彼は本来敵であるオブリビオン相手にもにも冗談を交えて話しかけたりする態度が特徴的な猟兵であるのだが、今回『狂人教祖』の余りの非道さに対してはその姿勢は一切出す事は無かった。
 在るのは、ただ目の前の下種を葬り去る強い衝動のみ。
「さて、私も行くとしましょうか……」
 最後に庭園の奥へと突入してきたのは、藍原・蒼夜(蒼き宝刀・f23131)。
 強い膂力で理を越え、猟兵の域に至った権能(ジョブ)の『力持ち』である彼女は、庭園に在った巨大で荘厳であった白亜の庭石の残骸……砕けたとはいえ十数トンはあるであろうその質量を持ち上げる。
 そして、松座衛門と叢雲に気を取られていた『狂人教祖』目掛けて放り投げ、直撃させて下敷きにすることに成功する。

 しかし、クライスト・ヴォ―テックスは幹部級オブリビオン。
 十数トンある岩に押しつぶされてもまだ何とか息を繋いでいた。
「『鬼猟流 演目其ノ一「疾風」』」
「『連結:黒雲霧』」
「『バースト・エレメント』」
 しかし、それも歴戦の猟兵を前にしていなければの話である。
 松座衛門の人形のギミックを駆使した連続攻撃を用いた超高速連続攻撃が、叢雲の愛剣2本を連結したダブルセイバーモードでの斬撃が、蒼夜の炎と氷の複合属性の蒼白い闘気の放射が、『狂人教祖』の体を、肉片一つたりとも遺すことなく粉砕し、消滅させていく——!!

 そして、「白の城塞」はクライスト・ヴォ―テックスの討伐によって陥落した。
 生き残っていた「オブリビオン教団」の信者と配下のレイダー達も反旗を翻して蜂起を起こしたクライストシティ……アカプルコの住民によって大多数が捕らえられ、逃げ延びることが出来たのはほんのごく一部の十数名であった。
 そして、もうすぐ……九月か、あるいは数か月後か。
 何れにせよヴォ―テックス一族との決戦は近い。
 その時に備え、一人でも多くの『狂人教祖』を撃破して本当の意味でアカプルコを解放するべく猟兵もグリモア猟兵も激務と激闘に励んでいる。
 彼らの努力は、決して無駄には終わりはしないだろう。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2021年08月22日


挿絵イラスト