大祓百鬼夜行㉓~時代が私についてこい!
●
「よくぞ生き残った我が精鋭達よ!」
ばーん!
あらゆる流行の最終到達地点、煌びやかな『バズリトレンディ御殿』。そのステージの上からハート(きゅんです)とともに新し親分『バズリトレンディ』が現れた。
「ワイちゃんが親分や! 新し親分『バズリトレンディ』や!」
なんかオープニングが始まりそうな勢いだが、BGMは既にジュリアナってる。そんな中壇上でジュリセン持って踊っている新し親分。
「そう、ワイちゃんは最も『虞』を知らない妖怪とか言われてるが(ry」
説明してくれないのかよ、察するのかよ。
「そんなわけで、全力のワイちゃんを倒せれば、大祓骸魂の撃破に必要な『虞知らず』を習得できちまうんだ!」
理由はわからないがそういうことらしい。
そうだ、戦わねば生き残れない。同情するなら(ry)というやつである。
「ならばくれてやる!」
『トレンディ形態』の新し親分の力を受けて、カモンレッドスネークな勢いで、御殿から噴出する無尽蔵な『お金』たち。ここはバブル時代のイメージ! 金こそマネーである!
「さあこい、HPAH(ハンマーパイナッポー&アッポーハンマー)!」
新し親分の手に握られているのはパイナップルと林檎が先端についたハンマーだ。決してチーズフォンデュのアレじゃない。
「ワイちゃんと勝負や!」
そんなわけでようやく戦いが始まりそうです。
●
「今日は皆に、ちょっとお金で殴り合ってもらいます」
緋薙・冬香(針入り水晶・f05538)は女教師然とした雰囲気で教壇(セットです。グリべに持ち込みました)からそう言った。
言うまでもなく、親分衆のひとりである新し親分『バズリトレンディ』との戦いである。ちなみに新し親分は骸魂と合体しても何ひとつ変化無いらしい。なにその反則ずるい。
だが戦いは避けられない。
「時代はバブル。狂気は繰り返されるの」
そんなバブリーな状況を再現しているのが今のバズリトレンディ御殿なのだ。新し親分もトレンディな形態となっている。
というわけで、御殿内に無尽蔵にお金が噴出し続けてるなう。
「このお金は掴んだ者の所持金となるわ」
そしてここからが大事だ。
このお金を使いまくる。使って使って使いまくってお金が消費されると、その分パワーアップするのだ。こちら側が。
「どこで使うのかっていうと、頭の中でイメージするだけよ」
御殿の中で、お金を握り締めて、買いたいものをイメージする。これだけでいい。
そして消費されたお金の金額がパワーアップの度合いだ。お金を使えば使うほどゴージャスになり強化される。新し親分を上回るゴージャス度でお金を使って使って使いまくり、バブルパワーで圧倒するのだ!
「そんなわけで、れぼりゅーしょん! な戦闘を期待しているわ!」
そう言って猟兵たちを送り出す冬香さん。それ、ゴージャス違いです。
るちる
まいどお世話になってます、るちるです。
まったくとんでもない親分を待っていたもんだぜ。よくもまぁここまでネタを詰め込んだと思います!
でも普通にかわいいよね、新し親分。
大切なのはノリと勢いだ。
●全体
1章構成の戦争シナリオです。
リプレイについてはネタ寄りギャグ寄りになります。
るちるはそういうネタにめっちゃ詳しいわけではないので、調べながらになると思います。『解釈違いなんだよなー』が発生する可能性はご了承いただけると嬉しいです。
なお、ノリと勢いでだいたいのことはオッケーな感じですが、18禁描写はしません。また他人を不快にする描写もしません。
え? ペット? それは相手の了承を得てくださいね?
以下のプレイングボーナスがあります。活用してください。
『プレイングボーナス』
(1)お金で買えそうなものを買いまくりパワーアップする(買ったもので攻撃するのもOK)
(2)ネタに走る。振り切る。
●1章
ボス戦『新し親分バズリトレンディ・トレンディ形態』との戦闘です。
戦闘ではありますが、直接バトルせずにネタやギャグで押し切っても構いません。
それ流行してたっけ? という感じでも皆さんの中で流行っていたらオッケーとします。恐れずにかかってこい。
●バズリトレンディ
貴方の写し鏡、バズリトレンディです。萌え具合とか知識の深さは目の前に立つ貴方次第。ついてこれるか? とりあえず無茶振りオッケーです。
●
採用人数については未定。執筆は日曜夜からになります。
プレの受付開始はシナリオ公開されたら。改めて状況の説明を行う文章は追加ありません。
それでは皆さんの参加をお待ちしておりまーす。
第1章 ボス戦
『新し親分バズリトレンディ・トレンディ形態』
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POW : 竹やぶで拾ってきたわ!
【多額の現金】を籠めた【大きなカバン】による一撃で、肉体を傷つけずに対象の【戦闘意欲】のみを攻撃する。
SPD : 何があろうと戦い続けんと!
【栄養ドリンク】を給仕している間、戦場にいる栄養ドリンクを楽しんでいない対象全ての行動速度を5分の1にする。
WIZ : ワイちゃんと踊ろうか!
【召喚したミラーボールから光】を降らせる事で、戦場全体が【1990年代前半のディスコ】と同じ環境に変化する。[1990年代前半のディスコ]に適応した者の行動成功率が上昇する。
イラスト:天城望
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
御狐・稲見之守
おきつねさんぷりぷりぷりちー!
というわけでバズリトレンディ御殿に来ておるゾ
ワイちゃんの耳には触れない方がいいらしいんじゃがなんだか怖いのー
ハローワイちゃーん遊びましょなんじゃよ~
いるんじゃろーワシじゃーあんちゃんじゃー
(呼び鈴ピンポーンピンポンピンポンピポピポピポ)
わー、ワイちゃんジャージ姿でめっちゃオフモード
準備がまだなんじゃナ それじゃお邪魔するんじゃよ―
うわ、じゃじゃじゃじゃん!
背景めっちゃド〇フだか新〇島みたいなステージ!!
いぇーステップ踏んじゃうんじゃ
痛っ 叩いた!ワイちゃん叩いた!
それじゃなんかお土産おーくれ
あ、ここにワイちゃんのセーラー服、高く売れs
ワイちゃんまた叩いたんじゃ!!
●突撃! バストレ御殿!
「おきつねさんぷりぷりぷりちー!」
開口一番、御狐・稲見之守(モノノ怪神・f00307)はカメラ目線で『キラッ☆』を決めた。カメラ移りを熟知しまくった角度バッチリの『キラッ☆』である。
「というわけでバズリトレンディ御殿に来ておるゾ」
稲見之守が今いるのは、新し親分『バズリトレンディ』のバズリトレンディ御殿、その入り口である。
「ワイちゃんの耳には触れない方がいいらしいんじゃがなんだか怖いのー」
触れるんじゃありませんって言われたでしょ稲見之守さん!
そんなわけで稲見之守はバズトレ御殿のピンポン(インターホンの通話機能がないやつだよ)の前に立つ。
ピンポーンピンポンピンポンピポピポピポピンポーン。
ピンポンダッシュも迷惑だけど、ピンポン連打もめっちゃうるさい。
「ハローワイちゃーん遊びましょなんじゃよ~いるんじゃろーワシじゃーあんちゃんじゃー」
「ワイちゃん兄貴おらへんねんけど、どちらさまですかコラァァァァア!!!」
稲見之守の執拗な呼び出しに、すっごい勢いでドアが開いて中からバズリトレンディ登場。
「わー、ワイちゃんジャージ姿でめっちゃオフモード」
「カメラ! カメラはあかんて!」
稲見之守の指摘に顔の間で手をぱたぱたさせてモザイク(?)をかけるバズリトレンディ。そう、タレント(?)のオフモードは簡単に見せちゃいけないのだ!
「帰ってください!」
唐突すぎる展開に、思わず昼下がりの団地妻・標準語口調になってしまうバズリトレンディ。
「準備がまだなんじゃナ それじゃお邪魔するんじゃよ―」
「待て待つんだ待ちなさい!!」
しかし意に介さない稲見之守さん、突撃バズトレ御殿。制止したバズリトレンディを強引に引きずりながら中に入っていくとそこには!
「うわ、じゃじゃじゃじゃん!」
効果音です。
中には背景がめちゃくちゃ往年の8時に集合するようなお笑い番組のような、次とその次も線を引き続けるような感じのステージがあった。
嬉々としてステージに上がる稲見之守。
「いぇーステップ踏んじゃうんじゃ」
「ええ加減にせいや!」
ステージでステップ踏みかけた稲見之守に、ついにバズリトレンディ(セーラー服に着替えてきました)のハリセンがすぱーん。
「痛っ! 叩いた! ワイちゃん叩いた!」
「叩いて何が悪いか!」
そんな感じでバズリトレンディのハリセン連打で退場させられる稲見之守さんでした。
「それじゃなんかお土産おーくれ」
「えー…………」
出口まで追い込まれた(?)稲見之守がくるっと振り返って手を差し出す。稲見之守の言葉に心底嫌そうな顔をするバズリトレンディ。
「あ、ここにワイちゃんのセーラー服、高く売れs」
「転売ダメゼッタイ!!」
何故か出口にかけてあったセーラー服を持ち出そうとした稲見之守に、神速のハリセンすぱーん炸裂。
「ワイちゃんまた叩いたんじゃ!!」
「ぶぶ漬けでもどうどす!!」
こんな感じで無事(?)突撃し終えた稲見之守さんでした、まる。
大成功
🔵🔵🔵
藍沢・織姫
まず金の延べ棒のバリケードとプラチナ製の機動隊盾ズラリで防御を固めます
それで時間を稼いでる間に、座り心地最高な高級椅子と、今や転売ヤーに定価の100倍以上出さないと買えないレア物ゲームソフト、それを最大限に楽しめる周辺機器一式も購入
これならうっかりカバンを食らってもゲームで遊んでいれば何とか…なりますかね?
なおゲームソフトは海賊版や写真だけ等詐欺が混じっている事を考慮し、何十本も買い漁ります。探偵とかを雇って詐欺師を特定し警察へつき出す費用も惜しみません
こちらからの攻撃には、撮影用の派手に燃える…フラッシュペーパーと言うんですね、それの紙吹雪で相手を頭まで埋めて指定UCでドカーン!
●ここが! 金が出て来るバズリトレンディ御殿だ!
「とーいうわけでぇぇぇぇ! ワイちゃんオンステージやー!」
バズリトレンディ御殿の中にあるステージで、フル装備(トレンディ的に)で現れたバズリトレンディ・トレンディ形態!
「そんなワイちゃんに挑んでくるのは猟兵のぉぉ……なんやて!?」
バズリトレンディがHPAH(ハンマーパイナッポー&アッポーハンマー)で指した先にいた猟兵は、金の延べ棒のバリケードとプラチナ製の機動隊盾ズラリで防御を固めている藍沢・織姫(紺碧の歌姫・f03959)であった!
想像していなかった展開に一瞬頭がバグるバズリトレンディ。
そう、これは作戦だ!
金のバリケードがバズリトレンディの視界を遮り、機動隊の盾ガードが『竹やぶで拾ってきたわ!』という多額の現金が入った大きなカバンの一撃を跳ね返す! ぶっちゃけバズリトレンディからは織姫が何しているかわからない!
その間に織姫が買い込んでいたのは、座り心地最高な高級椅子と。
「これですよこれですよ」
今や転売ヤーのせいで定価の100倍以上出さないと買えないレア物ゲームソフトとそれらを最大限に楽しめる周辺機器一式であった。
「ワイちゃんに隠れて何やってんのやー!!」
バズリトレンディの叫び(怒りではなく仲間外れにされて悲しい)!
しかし、織姫はヘッドフォン(ノイズキャンセラー付き)完備でゲームの世界にダイブ! もはや外の事など気にしてない……というかゲームが忙しくてそんな暇無い。
何故なら、織姫はゲームソフトを海賊版や写真だけ等詐欺が混じっている事を考慮して何十本も買い漁るほどのゲーマー愛があるからだ。もっと言うと、探偵とかを雇って詐欺師や転売ヤーを特定し警察へつき出す費用も惜しんでない。
いいぞもっとやれ。
「ワイちゃんも混ぜてーやー!!(><)」
バズリトレンディの心からの叫びがついにバリケードを突破する。そして引き篭もり犯(犯人じゃないけど)の元へついに駆けつけたのだ。
炸裂する大きなカバン! 吹っ飛……んでないな織姫。快適なゲーミング環境は感動のためにも健康のためにも必須! ならばと惜しむことなくつぎ込まれたお金がゴージャスなゲーミング環境を整えたのだ! それはもう、バズリトレンディの攻撃をあっさり跳ね返すほどに。
「っていうか、戦闘意欲無いやん!!」
あ、今の織姫には全然効かないユーベルコードでした。
そんなわけで成す術もなく崩れ落ちるバズリトレンディ。
「邪魔しないでください」
そんなバズリトレンディの方をちらっと見た織姫が空から何かをばら撒いた。
「これは……撮影とかで使われる、派手に燃えるフラッシュペーパー!!」
バズリトレンディ、説明ありがとう。そんなわけでフラッシュペーパーの紙吹雪がバズリトレンディの周辺に積もっていく。
「えい」
「ヤなかんじぃぃぃぃ!!!」
織姫の【ブレイズフレイム】で華麗に着火。激しく燃え上がって『ドカーン!』となったバズリトレンディがどこかの悪役みたいに叫びつつ、吹っ飛んでいく。
「これでゲームに集中できます」
そして織姫は再びゲームの海へ潜り込むのでした。
大成功
🔵🔵🔵
上野・修介
※アド歓
調息、脱力、相手を観る。
UCは攻撃重視
「……さて」
取り敢えず、役に立たない物を購入。
具体的には『月、火星、金星の土地』
1エーカー(約4,047㎡)につき約3000円程。
各表面積が大体
月→3,800万km2
火星→1億4480万km2
金星→4億6020万km2
なので買占めると、
月→28兆5千億円
火星→108兆6千億円
金星→345兆1500億円
さて、この土地の権利は実際に効力のある物かといえば、まあ無い。
ざっくり云うととある会社が勝手に主張している物なのでジョークの類だ。
酒の肴程度にはなる。
ちなみに俺は酒は飲まない。下戸なので。
こんなんで殴るのは可哀想というか気が引けるので、渾身のデコピンで
●
「さあ、ど・う・す・る? 猟兵~」
バズリトレンディ御殿の真ん中のステージでジュリセン振り振りしながら踊っている新し親分『バズリトレンディ』。
問いかけたその視線の先にいたのは、じっと見ている上野・修介(吾が拳に名は要らず・f13887)であった。決してCMのようなうるうるした瞳で訴えかけているのではなく、あくまで彼の戦闘スタイルに則ったもの。すなわち『相手を観る』という一連の流れの中であった鋭い眼差しである。
「……」
零れた吐息は嘆息か、あるいは深呼吸のためか。
そのまま脱力。ゆっくりと肺から空気を吐き出し、その分だけゆっくりと空気を肺に送り込み。そっと、しかし確実に『形作る』ような感覚で体中に気力を送り込み、呼吸を調える修介。それは平時から無意識下で行っている『基礎』だが、意識的に行うことで強力に自身を強化できる。
【拳は手を以て放つに非ず】によって、戦う準備を調えた修介は改めてバズリトレンディを見る。
「お、来る? 来ちゃうー?」
修介の様子に、どこかわくわくしながら告げるバズリトレンディ。
その様子に乗っかることなく、あくまで修介は自分のペースで押し進む。
「……さて」
次はお金を使うターンだ!
「……!?」
唐突にバズリトレンディが息を呑んで動きを止めた。
「バカなっ!! ゴージャス力があがっていく!!」
目の前の修介の装備やアイテム、つまり見た目は全然変わらないのに、そのゴージャス度だけがどんどんあがっているのだ!
「な、何を! 何を買っているんだ!?」
驚愕しながら『HPAH(ハンマーパイナッポー&アッポーハンマー)』で修介を指すバズリトレンディ。
「……ん?」
バズリトレンディにそう言われて修介が購入行動から意識を戻す。
「お伝えした方がいいんでしょうか?」
「参考までにぜひ」
戦う相手とは言え、親分衆には敬意をもって話す修介。そして秒で頷くバズリトレンディ。
「具体的には……」
そう言って修介が話し出した内容に、バズリトレンディは崩れ落ちるのであった。
修介曰く、それは『役に立たない物』である。
すなわち、『月、火星、金星の土地』。
どうも、1エーカー(約4,047㎡)につき約3000円程らしい。そして各天体の表面積が大体『月が3,800万k㎡』『火星が1億4480万k㎡』『金星が4億6020万k㎡』。
というわけで買い占める(金ならいくらでもある!)と。
「月の分が28兆5千億円で、火星の分が108兆6千億円。そして金星」
「もうその辺で許してぇぇぇぇぇ!! ワイちゃんのライフはゼロよぉぉぉぉ!!」
修介の変化の乏しい表情から繰り出される、冷静すぎる金の暴力(?)に吹っ飛ぶバズリトレンディ。
「さて、この土地の権利は実際に効力のある物かといえば、まあ無い」
「無いんかい!」
修介の追撃(?)に速攻立ち上がってツッコミを入れるバズリトレンディ。
まぁなんだ。ざっくり云うととある会社が勝手に主張している物なので、実際、月に住めるようになったとしても有効かどうか。ある意味ジョークの類と言えるし、人によっては『夢』の極致と言えよう。
「くぅぅぅっ! 浪漫ドライブ!」
「酒の肴程度にはなる。ちなみに俺は酒は飲まない。下戸なので」
「飲まへんのかい! ワイちゃんこんなにツッコんだの久しぶりや!」
このまま漫才コンビできるんじゃないかなーという感じの、いつものテンションの修介とテンション急上昇乱高下しているバズリトレンディ。
だが修介の使った金額はものっすごいわけで。もうバズリトレンディの手に負えない。そして、修介としても『こんなんで殴るのは可哀想というか気が引けるというか』という感じだがこれも戦いなのだ。負けるわけにはいかない。
「……ハッ!? ワイちゃんは しょうきにもどった!」
不意にバズリトレンディが竹やぶで拾ってきた大きなカバンアタック!
そこへカウンター! 渾身のデコピンを放つ修介。
「あぁぁぁぁれぇぇぇぇぇ~~~~~」
横殴りのカバンアタックがデコピンに弾き返されて、立ったまま、くるくるくるーっと回転して壁に激突するバズリトレンディ。
「……」
ちょっと申し訳ないな、と思う修介でした。
大成功
🔵🔵🔵
フリル・インレアン
ふええ、お金がいっぱいです。
このお金を使って、何でもいいから大きなお買い物をすればいいんですよね。
あの、アヒルさん、夢の庭付き一戸建てって、どれぐらいお金があれば買えるのでしょうか?
ほら、私ってアリスじゃないですか。
元の世界には家があるでしょうけど、今は猟兵をしているってことでお部屋を借りて生活しているじゃないですか。
だから、マイホームって憧れちゃうんですよね。
せっかくですし、お庭にプールもあるといいですよね。
そうなると、おいくらになるんでしょうね。
とりあえず、お金を集めましょう。
サイコキネシスも使って集めていきましょう。
ところで、この大きなカバンに入ったお金も使えるんですよね?
●
「ふええ、お金がいっぱいです」
新し親分『バズリトレンディ』の居城、バズリトレンディ御殿の中で、フリル・インレアン(大きな帽子の物語はまだ終わらない・f19557)はいつも通り、ぷるぷるしていました。
そう、目の前には間欠泉のごとく吹き上げるお金。札束。硬貨の数々。これが掴んだ者のものになるというのだから、なんというかバブリーすごい。
「このお金を使って、何でもいいから大きなお買い物をすればいいんですよね」
そうなのだ。このバズトレ御殿においてはお金を使うことが正義! このお金を使うことでめちゃくちゃ強くなれるのだ!
そんなわけでフリルさんお買い物です。
「あの、アヒルさん、夢の庭付き一戸建てって、どれぐらいお金があれば買えるのでしょうか?」
肩に乗せたアヒルさん(いつも一緒のガジェットさんです)に話しかけるフリル。アヒルさんはその言葉に首を傾げる。
「ほら、私ってアリスじゃないですか」
『!』という記号がアヒルさんの上に出る。
そう、アリスとは元の世界からアリスラビリンスに迷い込んだ旅人だ。その旅が終わるまで元の世界に戻れない。たぶん元の世界には家もあるのだろうけれども。今は猟兵をしているので、フリルはお部屋を借りて生活している。
「だから、マイホームって憧れちゃうんですよね」
そんなわけで。あれもこれも欲しいし、アヒルさんもそうですよね、と妄想はどんどん広がっていく。
「せっかくですし、お庭にプールもあるといいですよね」
夢のマイホームが(頭の中で)形を成しつつある。そう、ここなら考えるだけでゲットできちゃうのである。なんてステキな場所だろう。
「そうなると、おいくらになるんでしょうね」
だがそこが問題だ。15歳の少女にマイホーム価格などわかるわけもなく。ただただ、お金がいっぱい要ることだけしかわからない。
なので。
「アヒルさん。とりあえず、お金を集めましょう」
手分けしてお金を集め始めるフリルとアヒルさん。しかし、お金がいっぱいすぎる。2本の手(と羽根)だけでは到底足りない。
(サイコキネシスも使って集めていきましょう)
とフリルがサイコキネシスで周辺のお金を一斉に集め始め……そして気付いた。
「ところで、この大きなカバンに入ったお金も使えるんですよね?」
「それワイちゃんのなんやけど!?」
攻撃しようとしていたバズリトレンディ、まさかの武器を奪われるという展開。
まぁフリルに戦闘意欲無さげだし、たぶんカバンアタックしていても通じていなかったのではと思われます。
大成功
🔵🔵🔵
ステラ・カガミ
実は、踊り子の衣装やアクセサリーの宝石って実はほとんどガラスの安物なのよ。
(いくら猟兵でもお金無いしね)
これを機に全部高価な本物に買い換えたり、扇も羽根や宝石をちりばめたより豪華な仕様にしたり、衣装そのものも露出度勝負の安物から一流デザイナーの手による華やかでセクシーな物にするわ。
さらに、高級エステの出張サービスも頼んで髪やお肌も最高の状態にするわ。(サービスもお金で買える物よね)
1990年代前半のディスコなら踊り子のあたしにはうってつけ。
こちらもユーベルコードで観客を召喚して真っ向から踊りで勝負を仕掛けるわ。
向こうも踊りに自信があるようだけど、あたしも踊りで食べてるプロなんだから。
●
新し親分『バズリトレンディ』のバズリトレンディ御殿! あらゆる流行の最終到達地点とされる煌びやかなその空間の支配者(?)はもちろんバズリトレンディである。
「最も『虞』を知らない妖怪とか言われてるが、本当にすまないと思っている!」
とか言いながら、お台の上でジュリセン振りまくって踊っているバズリトレンディを見て、『ほんとでござるか?』と思ってしまうかもしれないが、本当である。
そんな熱狂的な空間に足を踏み入れたのはステラ・カガミ(踊り子兼歌姫・f14046)であった。歩くたびに揺れる銀色のツインテールと見栄え重視の露出度の高い踊り子衣装が周囲の注目を引いてやまない。
だが……思うこともある。
(実は、踊り子の衣装やアクセサリーの宝石って実はほとんどガラスの安物なのよ)
衝撃の事実であった。そして悲しき現実でもあった。
いかな猟兵とはいえ、先立つものがあるかないかといえば、ステラの場合無かった。 つまり、である。
「これを機に全部高価な本物に買い換えたり、扇も羽根や宝石をちりばめたより豪華な仕様にしたり、衣装そのものも露出度勝負の安物から一流デザイナーの手による華やかでセクシーな物にするわ!」
「Yes! 欲望!」
思わず声に出たステラの願望に、バズリトレンディもサムズアップする次第。そんなわけでステラの想像と願望によって、彼女の衣装が変化する。結果、場末のダンサーから一流のダンサーへと進化するステラ。
「さらに、高級エステの出張サービスも頼んで髪やお肌も最高の状態にするわ!」
「ええでええで! もっと使お?」
サービスもお金で買える物なのでバッチグー。声をあげた瞬間、ステラの側にはバズトレ御殿に凄腕のエステシャンが。その場に設置された簡易施術室の中で、その腕がステラに対して存分に振るわれる。
さぁ舞台と準備は整った!
ステージの上に立つ、コンディションMAXなステラとノリノリのバズリトレンディ。
「ワイちゃんと踊ろうか!」
「受けて立つわ」
バズリトレンディの名指しを、自信満々に受けるステラ。
(1990年代前半のディスコなら踊り子のあたしにはうってつけ)
さらにさらに、今からこの場は……!
「【イッツショータイム】!」
「……!」
ステラのユーベルコードによって彼女のファン(観客)たちが呼び出される。その声援がステラを勢いづけ、逆にバズリトレンディにプレッシャーをかける。
「とびきりのショータイム、楽しんでいってね!」
「おおっと。ワイちゃんを振り切れると思わんほうがええで!」
こちらもバージョンアップした舞扇を手に、ファンに対してポーズ&アピールするステラ。それに対抗してバズリトレンディもジュリセンを掲げてポーズ。
「「勝負!!」」
流れだしたBGMに対して、踊り出す両者。
ジュリセン持って頭上で振り振りしながらリズムに乗ってジュリアナってるバズリトレンディに対して、ステラはダンスで仕掛ける。ノリと勢いだけではなく、キレのある動きをリズムに乗せて。
(向こうも踊りに自信があるようだけど、あたしも踊りで食べてるプロなんだから。)
いつだって最後に人の目を引くのは美しい動きだ。
ジュリアナってるステージに場違いかと思いきや、ステラのダンスがステージの雰囲気を切り裂くがごとく、徐々にその雰囲気を支配していく。
――負けるわけにはいかない。
その想いがバズリトレンディを徐々に押していき、それによって観客の声援が大きくなる。
ついにステラへの声援がバズリトレンディへのそれを上回る。
「な、なんやてー!?」
なんか知らんけど、バズリトレンディが吹っ飛んだ。そういうシステムらしい?
「わ、ワイちゃんの負け、だと……」
がっくり崩れ落ちるバズリトレンディに、ステラが満足げな笑みを向けるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
白峰・歌音
何というか、すごい勢いの姉ちゃんが出て来たなー。
変わった戦いになりそうだけれど……楽しそうだな!やってやるぜ!
ダンスで勝負か?よし、乗った!!
あの親分が作り出した空間、ノリと勢いのダンスの雰囲気っぽいな。
それならオレのUC【パッショネイト・ブレイジング・ダンス】のうってつけな舞台だぜ!!
この時代のダンスの中身は知らないから、陽気と情熱の風乙女のノリに合わせて踊りまくるぜ!!
それと、踊りながら飛び回るお金を掴んで、それで踊りながら次々と衣装や小道具をイメージして買い込み、変身する要領で次々着替えて、お金も使いまくってやるぜ!
アドリブ連携OK、出てくる衣装やダンスもお任せします。
●
あらゆる流行の最終到達地点、煌びやかなバズリトレンディ御殿に高らかな声が響く。
「ワイちゃんが親分や! 新し親分『バズリトレンディ』や!」
そう、真ん中のステージでジュリセン持って踊っているのが新し親分『バズリトレンディ』であった。
そんな新し親分に視線を遣るのは白峰・歌音(彷徨う渡り鳥の歌音・f23843)。
(何というか、すごい勢いの姉ちゃんが出て来たな)
歌音の表情は微苦笑と言うか、わくわくしているというか、色んな感情が入り混じっている。ただ、そこにある感情はプラス思考、上昇志向!
「変わった戦いになりそうだけれど……楽しそうだな! やってやるぜ!」
歌音の気合を聞きつけたバズリトレンディがダンスを止めて、ジュリセンでビシッと歌音を指さす。
「よっしゃワイちゃんと踊ろうか!」
「よし、乗った!!」
宣戦布告したバズリトレンディに、歌音も二つ返事でステージの上に飛び上がり。ステージの上で相対する二人。
ミュージック、スタート!!
バズリトレンディがリズムに乗って、体を揺らしながらジュリセン振り振り、激しく踊り狂う。その感じに周囲も盛り上がってフィーバー!
だが歌音も臆することなく、まずはリズムを掴もうと体を揺らす。
(この空間、ノリと勢いのダンスの雰囲気っぽいな)
それがわかればこっちのもの。それなら、と歌音が踏むステップは。
「オレのユーベルコード【パッショネイト・ブレイジング・ダンス】のうってつけな舞台だぜ!!」
「……おぉ!?」
そうだ、ジュリアナる時に大切なのはテクニックじゃなくて勢いと情熱!
ならば、歌音も負けてはいない。ジュリアナ的なダンスはわからなくとも。
「陽気を振り撒き癒し 情熱の熱量で退けなぎ払い 共に舞い踊れ 情熱と陽気の夏乙女!」
歌音が叫び、彼女の体がリズムと陽気と情熱の風に乗る。
「陽気と情熱の風乙女のノリに合わせて踊りまくるぜ!!」
「やるやんー♪」
歌音のダンスの激しさに、バズリトレンディが賞賛を送りながらも、こちらもジュリアナレベルをあげていく!
勝負は拮抗、あるいは接戦。
「それなら、こうだ!」
歌音が空中へジャンプ! 伸ばした手の先にあるのは空中を舞うお金。歌音の手がそのお金たちを掴んだ直後、歌音の衣装がコスチュームチェンジ!
着地した歌音の姿は普段の動きやすそうなミニスカから、ダンサーが来ているロングドレス。それでも動きのキレは衰えず、逆に纏う布が増えた分だけ歌音の技術の高さが表現されていく。
「こういうのもいいか?」
と歌音の手に現れるのは鉄扇と小剣(舞踏用)。そうすれば今度は歌音の動きが剣舞に近くなってき、先ほどまでと違う舞を披露すれば、歓声の大きさが徐々に大きくなっていく。
そうさ、目立ったもの勝ちだ!
コツをつかんだ歌音は次々と衣装とアイテムを変えて、ダンスを変えて。普段では(お金的に)できないことも、今はこのバズトレ御殿が可能としてくれる。
「まだまだ! お金も使いまくってやるぜ!」
「バリエーション豊富ぅぅぅ!!」
さらにコスチュームチェンジしていこうとする歌音の勢いに、ついにバズリトレンディがノックアウト。
ちなみに最後はネコミミダンス(筆者の趣味です)でした。
大成功
🔵🔵🔵
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「ぐえええ……まさかワイちゃんがやられるとは……香水のせいやな」
そんなことを言いながら、敗北宣言をする新し親分『バズリトレンディ』(ただし、まだ踊っている)。
「ワイちゃんに勝った猟兵たちよ! 虞(おそれ)知らずで大祓骸魂に勝て! ……ってあるぇぇぇぇ?!」
猟兵たちを送り出そうとして、外が妙に静かだなーとか思った新し親分でした、まる。