猟書家~サイキッカーを守り抜け!(作者 白鳥美鳥
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#スペースシップワールド  #猟書家の侵攻  #猟書家  #トゥーモル・ハンブラ  #サイキッカー 


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●猟書家~サイキッカーを守り抜け!
 それは突然だった。
 いつもの日常を過ごしていた宇宙船。そこに、女性が現れたのだ。
 驚く人々に対して、女性はにっこりと笑う。
「あなたも、わたしとひとつになりませんか?」
 その言葉の意味を理解できた船員は殆どいなかった。
 ……何故ならば、強烈な眠気が襲い掛かり、思考する前にもう意識を手放していたから。
 ぱたり、ぱたりと倒れる様に、船員たちは皆、眠りについていく。その様子を笑顔で見守っている女性。
「どうなってるんだ!?」
「おい、どうしたんだ? 寝てるのか? 起きろ!」
 そんな中騒いでいる人達が居た。何故、仲間達が眠ってしまったのかが分からず、起こそうと試みる者も居る。
 その起きている人々を見て、女性は薄く笑みを浮かべた。――あれは獲物。抹殺しなくては。

「今、様々な世界で猟書家達が暗躍しているよね。スペースシップワールドでも、大変な事が起きてるんだ」
 フィーナ・ルリス(陽だまり・f04597)は、皆に話しかける。
「あのね、宇宙船に対して『精神侵略』という強大なユーベルコードは、宇宙船の住人の人達を眠りに追いやるんだ。だけどね、例外もあるの。古のサイキッカーでもある猟書家『トゥーモル・ハンブラ』の血を引く、遠い遠い子孫達――サイキッカーにはこの能力が効かないの。それで、もっと怖いのは、トゥーモル・ハンブラは自らの子孫であり血族のサイキッカーの皆を皆殺しにしようとしているの! だから、サイキッカーの人達を救出して、トゥーモル・ハンブラを倒して欲しいの! サイキッカーの人達の為にも……宜しくお願い致します!」


白鳥美鳥
 白鳥美鳥です。SSWの猟書家シナリオになります。2章立てです。
 第一章では、宇宙船に乗り込み、サイキッカーの人達をトゥーモル・ハンブラの魔の手から救い、彼等を守りながら、追い詰めて下さい。
 第二章は幹部であるトゥーモル・ハンブラの討伐をお願い致します。
 プレイングボーナスはサイキッカーから離れない事になります。また彼等も戦えない訳ではありませんが戦力としては考えない方が良いでしょう。

 集計の関係で、なるべく早めにリプレイをお返ししていく予定です。マスターページやTwitter、タグ等の確認も細目にして頂けると嬉しいです。

 それにしても、子孫を殺すとか本当に怖いですね。皆様のご活躍を期待しています。プレイング、お待ちしております。
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第1章 冒険 『艦内追跡戦』

POW子孫サイキッカーを身を挺して守る
SPD乗物なども利用し、子孫サイキッカーと共に素早く幹部を追う
WIZ警備機能などにアクセスし、幹部の逃げ道を塞ぐ
👑7 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


シン・ドレッドノート
アドリブ連携OK

真紅のマントをひらりと翻しながら、華麗に参上。
「大丈夫ですか、お嬢さん?」
サイキッカーの元へ駆け付け、周囲を警戒しながら声をかけます。

「これから奴を追跡します。落ちないようにしっかりつかまっていてくださいね。」
スペースバイク『貴紅』に騎乗、サイキッカーの子を後ろに同乗させて守りつつ、トゥーモル・ハンブラを追跡します。

敵の攻撃に備えて閃光の魔盾を周囲に展開。
攻撃は【真紅に輝く閃光の魔盾】で防ぎます。

宇宙船の構造などを聞きながら、ハンブラの場所を推測して追い詰めていきましょう。
戦うならサイキッカーの方たちを守りやすい場所がいいですね。
できれば狙撃ができたりすると理想的なのですが。


真宮・響
【真宮家】で参加

私も人の親として子孫を殺すことは血を絶やすこと。何を想って血縁を狙うか分からないが、家族を育むものとしてその行為は断じて許せない。まずはサイキッカー達を助けないとね。

いつもは敵の背後に回り込む戦法を取るが下手に動くとサイキッカー達が危険だね。【戦闘知識】で敵の動きを読んで、【範囲攻撃】化した赫灼の闘気と【衝撃波】で近づく敵を吹き飛ばす。自分への攻撃は【オーラ防御】【見切り】【残像】で凌ぐ。もし闘気と衝撃波を抜けてくる敵がいたら【気合い】【怪力】【グラップル】で蹴り飛ばす。母親として血縁を大事にしない奴は唾棄すべき相手だ。必ず倒すよ。


真宮・奏
【真宮家】で参加

んん、その猟書家が女性なら一族のお母さん、の解釈でいいですか?
自らで生んだ血筋でしょうに。何故殺す事を狙うのでしょうか?迷惑なのは突然ご先祖様の手勢に襲われたサイキッカーの皆さんですよね。護りませんと。

瞬兄さんと息を併せて白銀の騎士を発動。サイキッカーの皆さんの傍を離れる気はありませんので移動距離を減らして装甲値を増強。更に【オーラ防御】【盾受け】【武器受け】【拠点防御】で防御を固めた上でサイキッカーの皆さんを【かばう】。基本的にサイキッカーの皆さんの護衛に専念しますが、もし敵が最接近してきたら【衝撃波】と【怪力】を併せた【シールドバッシュ】で吹き飛ばします!!


神城・瞬
【真宮家】で参加

僕の家族は最早僕しか血筋がいませんが、血筋を繋ぐのは大事な事。先達達の生き様を繋ぐことでもあるんです。サイキッカーの皆さんも自分の生き様を受け継いでいる証でしょうに。サイキッカーの皆さんを護りましょう。

奏と息を併せて月光の騎士を発動。サイキッカーの皆さんの傍を離れない気概で移動距離を減らして装甲値を増強。【鎧無視攻撃】【マヒ攻撃】【目潰し】【部位破壊】【武器落とし】を仕込んだ【高速詠唱】【全力魔法】で【範囲攻撃】化した【結界術】を迫って来る軍勢に向かって展開。もし敵が最接近してきたら【衝撃波】で吹き飛ばします。敵の攻撃は【オーラ防御】【第六感】で凌ぎます。


「大丈夫ですか、お嬢さん?」
 深紅のマントをひらりと翻し、突然、皆が眠ってしまうという事態に困惑しているサイキッカーの元に駆け付けるのは、シン・ドレッドノート(真紅の奇術師・f05130)。
「は、はい! あの……皆が突然眠ってしまって……。私と同じように眠らず、他の所がどうなっているのか心配して向かった人もいるのですが……」
「その方はどちらに向かったのでしょうか?」
「向こうの区画です」
 この周辺に、トゥーモル・ハンブラらしき姿は見えない。確認に向かったサイキッカーが危険だ。見つかれば殺されてしまうだろう。
「トゥーモル・ハンブラに見つかると危険ですね……」
 勿論、ここにいるサイキッカーの女性を残す訳にはいかない。
「これから、捜索と今回の一件の元凶を追跡します。落ちないようにしっかりつかまっていてくださいね」
「はい……!」
 シンはスペースバイク『貴紅』に騎乗し、サイキッカーの女性に後ろに乗ってもらう。そして、周囲に閃光の魔盾を展開して周囲を守る。
 区画を案内して貰いながら、向かう先がどんな場所なのか等も聞く。
「あの……! 向こうの方から何かを感じます!」
「向こうですね? ……いや、確かに何か起きている様ですね」
 静かな宇宙船内に響く音に合わせて、シンはスペースバイクのハンドルを回した。

「瞬、奏! サイキッカー達を守るんだ!」
「はい、母さん」
「任せて下さい!」
 真宮・響(赫灼の炎・f00434)の言葉に、神城・瞬(清光の月・f06558)と真宮・奏(絢爛の星・f03210)は頷く。
 傍には数人のサイキッカー達。突然、船内の乗員達が眠ってしまう事態に驚き慌てている所を見つけて保護した者達だ。中には他の場所から様子を見に来たり、追われて来た人も混ざっている。
 瞬と奏は、サイキッカー達を守る為に、装甲の力を高めて、少しでも彼等に害が無い様に守りを固める。一方、響は逃げてきたというサイキッカーが来た方向に警戒を高め、敵の来襲に備えた。逃げきれたサイキッカーも己の能力も用いたのだろうが、向こうもそれ程焦っている訳では無いのだろう。嫌な気配は感じるが、こちらに近づく速度は、ゆっくりと歩いているかの様だ。
(「自分の子孫を殺そうとは何を考えているんだろうね……」)
 響は母親だ。実の娘は奏だが、義理の息子である瞬も同様に愛している。子孫を殺すという事は親が子を殺す事と、ほぼ同義。家族を育む者としては許す事は出来ない。
 だが、同時に不思議でもある。本来、生き物であれば子孫を残すという事は自らの血を残す事。そうだったからこそ、この船に乗るサイキッカー達は存在している。その血を絶やそうとする理由は分からない。だが、それは親として許される事ではない事だけは確かだ。
(「その猟書家が女性なら一族のお母さん、の解釈でいいですか? 自らで生んだ血筋でしょうに。何故殺す事を狙うのでしょうか?」)
(「血筋を繋ぐのは大事な事。先達達の生き様を繋ぐことでもあるんです。サイキッカーの皆さんも自分の生き様を受け継いでいる証でしょうに……」)
 同じ疑問は奏も瞬も感じている。
 とにかく、サイキッカー達が理不尽な理由で殺されそうになっている事には間違いない。何が起きているのか分かっていないサイキッカー達も、自らに確実に危険が迫っている事だけは分かっている様で、怯えている様子が気の毒で仕方がない。
「安心して下さい、必ず皆さんを守ります」
「皆さんを守る、その為に来たんですから!!」
 瞬と奏は安心させるように、サイキッカー達に優しく声をかけた。
「……来たね!」
 近づいてくる何かに対し、響は燃え上がる闘気で衝撃波を放つ。
「大丈夫ですか!?」
 反対方向から、スペースバイクに乗ったシンが合流してきた。シンの視界にも響や奏、瞬が見据えている相手が見えた。
 響が放った衝撃波と共に飛んできた機材を優雅に振り払う余り表情のない女性……彼女がトゥーモル・ハンブラだ。
「どいて下さいませんか? 用があるのは、その子達だけですから」
 猟兵など気にしている様子はない。彼女の殺意は、子孫であるサイキッカー達だけに向けられていた――。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵


第2章 ボス戦 『トゥーモル・ハンブラ』

POW ●フュージョン・メンタリズム
【敵の顔に触れてエネルギーを流しこむこと 】で攻撃する。また、攻撃が命中した敵の【精神と自らの精神を融合させて精神的弱点】を覚え、同じ敵に攻撃する際の命中力と威力を増強する。
SPD ●ロジカライズド・リング
【敵を自動追尾する背中の回転リング 】が命中した対象を切断する。
WIZ ●アブストラクト・ネックピンチ
【敵の首の付根を掴んで 】から【強力な握力による圧迫攻撃】を放ち、【敵の中枢神経に強い衝撃を与えること】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はピオネルスカヤ・リャザノフです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


真宮・響
【真宮家】で参加

アンタはこのサイキッカー達に用があるようだが、アタシ達はアンタにようがある。家族を持ちながら殺そうとするアンタを断罪する為にね。過去に今を生きる者達の邪魔はさせないよ!1

自動追尾するリングが。ならアタシが囮になる。真紅の騎士団で狙うターゲットを増やし、アタシは【ダッシュ】で敵の目の前を走り回り、リングを【残像】【見切り】【オーラ防御】で凌ぐ。子供達が遠距離メインなので、アタシが的になった方がいいだろう。時々【衝撃波】で牽制して、隙を見て真紅の騎士団を敵の本体に突撃させ、アタシは敵の懐に潜り込み、【気合い】【グラップル】【怪力】で殴る→蹴り飛ばしを入れる。


真宮・奏
【真宮家】で参加

この人が件のご先祖様・・・本気で子孫の方を殺そうとしている様子。大丈夫、皆様は騎士として必ず護ると誓います。

サイキッカーの皆さんを護る為に【オーラ防御】【盾受け】【武器受け】【拠点防御】でサイキッカーの皆さんを【かばう】。攻撃は【二回攻撃】を併せた【流星の剣】で行います。もし敵が接近してきたら、【怪力】を併せた【シールドバッシュ】や【衝撃波】の手段を尽くして引き離しを狙います。この世界を精一杯生きている今の人達の命、絶対護って見せます!!自分の事しか考えない人は退場してください!!


神城・瞬
【真宮家】で参加

・・・本気ですね。この敵。確かに血筋を皆殺しにすれば、自らが一族唯一の優れたサイキッカーになれますね。・・・僕の推測が正しいなら、ですが。でもそんな事はさせません。

サイキッカーの方達の傍を離れる訳にはいきませんので、遠距離主体で。【鎧無視攻撃】【マヒ攻撃】【目潰し】【部位破壊】を仕込んだ【結界術】を【高速詠唱】で敵に向かって展開、【武器落とし】【吹き飛ばし】を仕込んだ【誘導弾】を撃った後、氷晶の矢でダメ押し。サイキッカーの皆さんには近づけさせません!!敵の攻撃は【オーラ防御】【見切り】で凌ぎます。過去に今を生きる命を奪われる筋合いはありません。骸の海に還ってください!!


シン・ドレッドノート
なぜ子孫たちを狙うのか。
オブリビオンの思考に基づくものであれば、理解はできても共感することはないでしょうが。
それでも問わずにいられないのは、私も人の親だからかもしれません。

「踊れ!ビット達!」
サイキッカーをかばって閃光の魔盾のビーム障壁を張りつつ、敵の攻撃に合わせて【紺青の剣劇】を発動、頭上に展開した大量のソードビットの雨を降らせてリングを叩き落します。

「カーテンコール。ダンス・オブ・ブルーサファイア!」
ソードビットで視界を遮られた隙に、同じく召喚したライフルビットの一斉射撃でハンブラを撃ちぬきます!

それでも生き残っているようなら、真紅銃でトドメの一撃。
「骸の海へ還れ、トゥーモル・ハンブラ!」


「……!!」
 トゥーモル・ハンブラの放つただならぬ殺気をサイキッカー達は感じ、明らかに怯えている。
(「この人が件のご先祖様……本気で子孫の方を殺そうとしている様子ですね」)
 怯えるサイキッカー達に真宮・奏は優しく話しかける。
「大丈夫、皆様の事は騎士として必ず護ると誓います」
 不安を少しでも和らげようと笑みを浮かべる奏に、少しサイキッカー達も落ち着いてくれたようだ。
「アンタはこのサイキッカー達に用があるようだが、アタシ達はアンタにようがある」
「何故、自らの子孫を狙うのですか? あなたの子供達とも言えるでしょう?」
 真宮・響の威勢のいい言葉に続けて、シン・ドレッドノートはごく当たり前の疑問をハンブラに問う。オブリビオンの思考に共感できるとは思えないが、家族を持つ……人の親の身としてはどうしても本人に問いたいのだ。
「全ての血筋を皆殺しにすれば、自らが一族唯一の優れたサイキッカーになれますね。……僕の推測が正しいなら、ですが」
 直ぐに答えてこないハンブラに神城・瞬がそう話しかけた。これが正解だろう、そういう強い口調で。
 瞬の言葉にハンブラは無表情だった顔が楽しそうに歪んだ。
「当たらずとも遠からず、という所でしょうか。私はプリンセス・エメラルド様の計画する『帝国継承軍の誕生』を実現する為に、自らの力を強化しておきたいのです。それならば、私の血を引くサイキッカーを皆殺しにすれば……より強固なものになるでしょう?」
 一族最も優れたサイキッカーになる、のではなく、より強いサイキッカーとなる為に自らの子孫を殺そうとしている。まるで、散らばった自らの力を回収しようとしているような、そんな語り口だ。悲しい事に、オブリビオンとなったハンブラは、自らの子孫を力の強化の材料としか見る事が出来なくなってしまっている様だ。
「家族を持ちながら殺そうとするアンタの所業は許されるものじゃない。おいで、真紅の騎士団!!」
「踊れ! ビット達!」
 響の召還した深紅の鎧を着た騎士達と、シンの召還したソードビットとライフルビットが大量に現れる。狙うはハンブラが装備している自動追尾をしてくるリング。ハンブラの放つリングは正確に響とシンを狙って来る。しかし、標的が二人に対して追尾するリングは一つ。響は奏と瞬を庇う様に動き、シンは響とは逆の方向に動いてリングの狙いを混乱させる。こうなると、まず一人に的を絞らざるを得ないのだが、ハンブラの判断が遅れた所を狙って響の放つ衝撃波と深紅の騎士達、シンのソードビットがリングに対して一気に襲い掛かり、原形をとどめない姿に破壊した。
「くっ……!」
 少しでも子孫を減らそうと考えたのだろうか、ハンブラはサイキッカー達を守る瞬と奏に向かっていく。
「この世界を精一杯生きている今の人達の命、絶対護って見せます!!」
 奏は強力なシールドバッシュと衝撃波でハンブラを弾き返す。そこに、瞬の放つ弱体化をさせる結界術がハンブラを包み込み、更に氷の矢が叩き込まれた。
「過去に今を生きる者達の邪魔はさせないよ!!」
「自分の事しか考えない人は退場してください!!」
「過去に今を生きる命を奪われる筋合いはありません。骸の海に還ってください!!」
「骸の海へ還れ、トゥーモル・ハンブラ! カーテンコール。ダンス・オブ・ブルーサファイア!」
 響が思いっ切り殴り、更に蹴り飛ばす。態勢が崩れたハンブラに向かい、奏の輝く魔法剣と瞬の氷の矢が容赦なく撃ち抜いた。畳みかける様に、シンのライフルビットが一斉射撃を放ちハンブラを撃ち抜く。猛攻撃を受けたハンブラは抵抗の手段も無く、そのまま溶けるように骸の海へと還っていった。

「もう、危険はありませんよ」
「あんた達を殺そうとした奴はもういなくなったからね。安心しな」
「……皆さん、ありがとうございます」
 奏と響の言葉にサイキッカー達は、安堵の息を漏らし、感謝の言葉を伝える。断片的な情報しか得られなかったとはいえ、彼等は自らの先祖に殺されかけたのだ。その恐怖と理不尽さは想像できないものだったに違いない。
「……う、ううん」
 どこかから、うめき声の様な声が聞こえる。
「……あれ? ……どうしたのかしら、私」
「ほら、寝ぼけていないで起きなさい!」
 どうやら、眠らされていた船員達が目を覚まし始めた様だ。後は、サイキッカー達に任せて去った方が良いだろう。
「皆さん、後は宜しくお願いします」
「気を付けて航海して下さいね」
 瞬とシンはサイキッカー達に労いの声をかけ、宇宙船から去る。去り際に聞こえたサイキッカー達の感謝の声と、目覚めていく船員達の声に安堵を覚えた。
 今回の騒ぎはやがて宇宙船内に広がるだろう。でも、もう二度とこんな事は起こらない。起こさせない。こんな不幸で理不尽な事は繰り返してはならないのだから――。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

最終結果:成功

完成日2021年01月20日
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