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信州道中剣豪活劇

#サムライエンパイア #猟書家の侵攻 #猟書家 #真田神十郎 #剣豪 #上杉謙信 #魔軍転生

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●道中、峠にて。
 魔王信長との決戦より半年余り。サムライエンパイアの地もようやく落ち着きを見せ始める。しかし、国を隅々まで見渡してみると各所にその傷跡は大きく残る。ここ、信州にある川中島もまたその一つである。かつて戦国の両雄が競い合った地もまた、交通の要所として魔軍将の一人が陣を構え、猟兵含む徳川の軍勢と激突した。その戦いの傷痕は、今もこの地に深く残っている。激戦地となったこに地は踏み荒らされ、戦いの戦火に焼かれ、今もなお草木も茂らぬ荒れ果てた地となっている。ここだけが、まだ戦場であるかのように。

「…」

 一人の旅装束の者が峠よりそんな戦場跡を眺めていた。腰には、派手ではないが柄の部分に装飾を施されたやや短めの刀を刺したその者は傘から瞳を覗かせてじっと眼下に広がる荒地を、そこであった戦の中に誰かを探すかのように、静かに見つめていた。そうしているうちに、一陣の風が吹き抜ける。それに背中を押されるように、旅人は歩き始める。その時だった。

「もし、そこの者またれよ」

 旅人に声をかける者がいた。赤い甲冑に身を包んだ将と思われる男は、その死人のような青白い顔からは想像もできないような覇気のこもった声を上げる。

「なにか?」
「そなたは、かなりの腕をもった武士とお見受けする」
「いえ、某などまだまだ未熟」
「ご謙遜は無用。ぜひとも我が真田の陣営に加わっていただきたい」

 将は、まっすぐな言葉を旅人にぶつける。

「…せっかくの申し出だが、申し訳ない。某、なすべきことがあるゆえ…」

 旅人は丁重に断りを入れると、その場を立ち去ろうとする。

「なに、それは、我が元でやるといい」

 旅人の周りは、すでに甲冑姿の軍勢によって取り囲まれていた。

「…どういうつもりで?」
「そなたの剣技、殺した後にわれらの軍勢として、思う存分振るい高みを目指すといい」

 軍勢の一人ひとりが、槍を構える。その闘気は並みの兵士とは思えないものだ。

「やれやれ。仕方なし」

 旅人は、笠を放り投げ、刀を抜く。笠で覆っていた長髪がふわりと舞う。

「齋藤・一(さいとう・いち)。お相手しよう!」

 刀身を横に引き絞る。平突きと呼ばれる構え。次の瞬間、彼女は、敵の集団に躍りかかった。

●猟書家との戦い
「今回の行先は、サムライエンパイアの信州の山奥よ」

 グリモア猟兵のカナタ・アマガがそう説明する。

「今回の敵は、『真田神十郎』。クルセイダー配下の猟書家よ」

 フォーミュラ無き世界のフォーミュラの座を狙う猟書家。その一角、サムライエンパイアを狙うクルセイダー麾下の闘将である。彼らサムライエンパイアの各地にいる名のある剣豪を狙い、その命を奪い、甦らせ配下に加えている。

「彼の配下が増えるのは危険よ」

 秘術により魔軍将が一人、上杉謙信公を部下の一人一人に憑依させており、その戦闘力はまさに一騎当千の強さを誇る。

「狙われているのは齋藤・一。女の人の剣豪ね」

 彼女自身腕の立つ剣豪だが、謙信公の力を持った軍勢に劣勢を強いられている。幸い山の峠近くということで大軍の利を活かしきれない。なるべく少数の敵を相手にすることが出来れば、一人ずつ数を減らして戦力差を覆すことは出来るだろう。

「彼女を守って、真田神十郎を返り討ちにしてやりましょう!」


夢月
 こんにちは、マスターの夢月です。久しぶりの新作となります。
 猟書家戦です。NPCの剣豪を守りつつ、敵の戦力を削ります。相手は上杉謙信公の力を憑依させており、一体一体がかなりの強さをほこりますが、これまでの戦いを乗り越えてきたみなさんならば、十分に対抗できるでしょう。地形は峠の上で、山道や森林を上手く使うことが戦略上重要になってきます。齋藤・一と上手く協力するのもよいでしょう。敵の方は、皆さんを下手の方においやりつつ、逆落としによる突撃の瞬間を狙っております。
 敵の尖兵をある程度倒すと、第二章幹部戦となります。敵との乱戦の中、真田神十郎と、猟兵が一騎討ち、あるいは数名のチームで戦うことになります。

 猟書家との戦いに終止符を打つべくみなさんのお力をお貸しください。
 それでは、みなさんのプレイングをお待ちしております。
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第1章 集団戦 『切支丹武者』

POW   :    騎馬突撃
自身の身長の2倍の【軍馬】を召喚し騎乗する。互いの戦闘力を強化し、生命力を共有する。
SPD   :    後方支援
【切支丹女武者】の霊を召喚する。これは【鉄砲による援護射撃】や【一斉掃射】で攻撃する能力を持つ。
WIZ   :    主の裁き
【ハルバード】を向けた対象に、【天からの雷】でダメージを与える。命中率が高い。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

黒鵺・瑞樹
アドリブ連携OK
右手に胡、左手に黒鵺の二刀流

ええと斎藤さんか、かの剣豪に声がけして加勢の意を伝える。
彼女の攻撃に合わせて、存在感を消し目立たない様に立ち回ったうえでの奇襲のマヒ攻撃を乗せた暗殺攻撃を敵に仕掛ければ、俺の攻撃手段も理解して貰いやすいかな。
うまく山の上手、刀を振るうには問題ないでもハルバードを振り回すほど広くはない場所に誘導するように。
俺自身はUC空翔で樹上への回避もできるし、木々があれば射撃から身を隠す事もできる。
敵の攻撃は基本第六感で感知、見切りで回避。
回避しきれないものは本体で武器受けで受け流し、カウンターを叩き込む。
それでも喰らうものは激痛耐性で耐える。


花盛・乙女
羅刹女、花盛乙女。助太刀いたす。

【黒椿】と【乙女】を構えて鎧武者と剣士の間に割り込もう。二刀の「武器受け」ならば謙信公の膂力といえど受けられよう。
一度受ければ、間合いをとり剣戟を交わす。
膂力と頑強さにて太刀と小太刀の「2回攻撃」で結ぶのが我が剛剣、花盛流。
越後の竜を喰らうは羅刹の鬼剣である事を見せてやろう。

剣士殿には名乗り、名を聞き、加勢する。
業前には素直に感服する。平突き、甲冑の隙間縫う戦場の剣術と見たり。その上猟兵ならざる身で謙信公と打ち合えるのだ。
事が終われば貴女に稽古をつけて欲しいと約束したいな。

さて、後の褒美もあるとなればやる気も違う。
謙信公、我が剣刃の一閃にて骸の海へ還るがいい。



「くっ…!」

 齋藤・一は、自分に襲い掛かろうと風を切る戦斧を済んでの所で回避する。取り回しの良い短めの刀を引き絞り、鎧の隙間を狙って穿つ。短い刀からは予想できないような間合いの長さで急所を狙う見事な業。身体の柔らかさをバネのようにすることで彼女にしか出来ない奥義となっている。女性であるということを武道の欠点から利点に変える。彼女が鍛錬の末に編み出した技の冴えは素晴らしい。だが、相手が悪かった。鎧の隙間の一点を狙った攻撃を最小限の動作で交わすと、一度振り被った戦斧を引き戻し隙とも呼べない隙となった脇腹を狙う。攻撃の勢いで身体を捻って回避するが、着物の帯を切り裂き、浅く血が流れる。彼女の秘技を最も容易く見切るのもその筈。彼ら一人一人に彼の軍神上杉謙信公の力を宿してるのである。故に一騎当千の軍勢が、一人の剣豪娘に慢心なく攻めかかってるのだ。彼女が未だ命を繋ぎ止めてるのは、彼らが単に殺すことを目的としているのではなく、彼女の剣豪としての誇りを踏みにじり、絶望させ、オブリビオンとして蘇らせるのに都合良くするために他ならない。彼女を追い詰め戦う心が折れた時が彼女の最期だ。

「ま、そんなことさせたないがな」

 冷静な言葉と共に、齋藤の背を守るようにヒラリと降りてきた銀髪の青年が、敵兵の振るう戦斧に右手の太刀をぶつける。さらに重ねるように、左手の大振りのナイフが甲高い音を立ててぶつかる。攻撃の軌道がそれ地面に斧がめり込む。

「誰!?」
「勝手な助太刀、御無礼!」

 驚く少女にそれだけ言うと、黒鵺・瑞樹(界渡・f17491)は後方の兵士に躍りかかる。戦斧をふるう余裕を与えぬ攻撃。たまらず、身体を大きく捻って回避し、距離を取らされる。

「猟兵ですか…」

 静かに瑞樹見据える。その視線から感じるものは、その辺の雑兵のものではない。以前戦った魔軍将のそれである。

「助太刀忝い。しかし、あなたまで危険な目に…」
「ええと斎藤さんだったか。あんたの実力は相当なもんだ。だが、こいつらの相手はちょっとキツい。俺たちは、あいつらを倒してこの世界を守りたい。力を貸して欲しい。そのためにもここを生き延びてもらいたい」
「…わかったわ。でも、一つ言っておくわ」

 齋藤は刀を構え直す。

「私も一端の剣士です。相手が誰であろうと、足を引っ張るつもりはないわ」
「そうこなくちゃ」

 二人は同時に飛び出す。瑞樹が空を蹴るように飛び上がる。齋藤が剣を突き出す。その攻撃を交わした兵の隙を狙うように空中から瑞樹が強襲する。即席のコンビネーションで敵を寄せ付けない。

「やぁやぁ!羅刹女、花盛乙女。助太刀いたす!」

 さらにそこへ額の角が印象的な長身の少女が二刀を抜刀、乱戦の中に堂々と飛び込んでいく。

「齋藤殿!あなたの剣の腕見せてもらった!謙信公の化身を相手に一歩も引かぬその剣技!この戦いが終わったら是非稽古をお願いしたい!」
「え、えぇ…」

 乙女の勢いに思わず返事をする齋藤。

「なればこのような輩!速やかに終わらせる!」

 乙女は独楽のように二刀を回転させながら、戦場を縫うように移動し、二人から敵を引き剥がしにかかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

御剣・刀也
切支丹か
………まぁ、無抵抗って訳じゃないとはいえ、そんな気分の良いものじゃないが、向かってくるなら、命を散らす覚悟は出来てると見なす
その覚悟すら失せた奴は消えろ!斬るに値しない

覇気を全開にして、腰が引けた者、及び腰になった者は斬る価値は無いと相手にしない。
全開の覇気に怯まず、向かって来たのなら戦士の礼として、相手の突撃を見切り、長柄物の不利である左側に残像を残して移動し、生命力が共有された馬の頭部をカウンター、或いは捨て身の一撃で斬り捨てる
「怯まず向かってくる覚悟や見事。なら、俺も持てる力を駆使して答えよう。来い」



「はぁ!!」

 乙女が気合の声と共に二刀を振るう。風を斬る音が周囲の木々を揺らす。黒い全身甲冑を震わすほどの豪剣に怯まず、戦斧で剣の軌道を去なす。そして、乙女の剣戟の隙を突いて狙う。

「させん!」

 瑞樹がその隙を埋める。空中を駆け回った彼は、甲冑の男の背後から素早い攻撃を仕掛け、攻撃の中断を余儀なくされる。連携で敵を寄せ付けない。瑞樹は齋藤と乙女の間を行き来しながら援護にまわっている。一見拮抗しているようだが、実に薄氷を渡るような戦況だ。軍神はそれを見落とさない。

「あなたの実力はわかりました。ならば…!」

 瑞樹に、攻撃を集中する。長短の刀とナイフを操り、怒涛の攻撃を捌く。

「させない!」

 齋藤がそのうちの一体を狙い打つ。鎧が甲高い音を立て体勢を崩した一騎を蹴飛ばすようにして、瑞樹の背中に合わせる。

「助かった!」
「これくらいは…でも、この状況を変えるには…」
「大丈夫、俺たち猟兵は一人じゃない」

 瑞樹がそう言った直後、豪雷と共に剣が振り下ろされる。

「はっ、流石は軍神の力を宿すだけのことはある。そこらの雑魚とは違うようだな」

 御剣・刀也(真紅の荒獅子・f00225)は、自分の業を交わした敵に賞賛を送る。

「刀也殿!遅いですよ!」
「わりぃ、こいつらに別働隊を片付けるのに手間取った」

 刀也は軽く返すと、刀を構える。その先からは、全力で駆けてくる騎馬武者。森林という障害物を感じさせぬ馬術で、刀也を狙う。

「いいだろう。うけて立つ!」

 迎え打つ刀也。騎馬突撃と共にその突撃力を活かす斧の掬い上げるような斬撃。躱す事の難しいそれを見切る。

「そこだっ!!!」

 一刀。ガキンと金属がぶつかる音がして、兵士の持つ斧が折れ、刃先が宙を舞う。

「ちっ、武器だけか。次は首を落とすぜ。かかってきな」

大成功 🔵​🔵​🔵​

宴・段三郎
最近刀狩りのせいでエンパイアからどんどん刀が減ってきてのう…丁度よかったわ

「こんなに新鮮な原料が集まって」

【行動】
目的は妖刀の鍛刀。
ついでにおなごを救うこと

使用する妖刀は
以前の合戦で討ち取った甲斐の虎と信長を原料とした妖刀、号『他化自在天吉法師』

そしてわしの仕事道具、号『化生炉』

さて、火炉を開けるかの

号『化生炉』に号『他化自在天吉法師』を融合させ、一振りの妖刀へと変える。

鞘を火炉、刀身を鎚として用いて使う。火炉から溢れる炎柱で一帯を【焼却】し、わしではなく化生炉が持つユーベルコード、地国炉開闢を発動。

【衝撃波】と炎による【範囲攻撃】、【早業】による鍛刀で敵複数を原料とした妖刀を一振り鍛える



 上杉謙信公といえど、これまでの数多の世界で戦いを勝ち抜いてきた歴戦の猟兵共を相手に易々と目的を達することは出来なかった。地の利があるかと思われたこの峠の戦場も、咄嗟に地形を把握し、木々の間で巧みな位置取りをしながら戦う猟兵の対応力の良さに、こちらの騎馬突撃の突破力と軍団規模の兵力を活かしきれず、今のところは戦況は膠着しているように見える。が、彼らに焦りはない。猟兵が各世界との戦いに戦力を分散せざるを得ない以上、多数の猟兵による戦局を覆す大規模作戦は取れないことを見抜いているのだ。謙信公と猟兵の実力が互角である以上、動じず少しずつ詰将棋のようにすり潰していけば、自ずと天秤は傾いていく。それが分かっているからこそ、無理な攻めはしない。

「くっそ、面倒だな」

 二体の謙信公を相手にする刀也は、突破口の見えない戦いに舌打ちをする。

「それだけ、俺達を警戒しているということだ」

 瑞樹は冷静に分析する。

「しかし、はやくこの状況はなんとかせねば!」

 乙女が、引いていく敵に追撃をしようとするも、次の手が乙女の行く手を阻む。

「どうすれば…」
「まぁ、わしに任せておけ…」

 神官のような服装をした少年がひょっこりと、齋藤の脇から現れる。

「だれ!?」
「しがない刀鍛冶じゃよ。最近刀狩りのせいでエンパイアからどんどん刀が減ってきてのう…丁度よかったわ。こんなに新鮮な原料が集まって」

 黒い甲冑の兵を獲物のような視線で捉える宴・段三郎(刀鍛冶・f02241)。刹那、手にした禍々しい気配を纏った一振りの刀で切りかかる。

「っ!これは…!」
「ほぅ、わかるか」

 段三郎の持つ刀。信玄公と信長公の魂をその刀身の材料としたもの。即ち号『他化自在天吉法師』。

「安心せい。お主も仲間入りさせてやろう」

 もう片方で大太刀を振り上げる。炉を連想させる煌々と燃え盛るような刀身。号『化生炉』。

「さぁ、仕事といこうぞ」

 振り下ろした大太刀と妖刀が甲高い音を立ててぶつかる。その瞬間、その空間は鍜治場となる。燃え盛る炎が甲冑を取り込む。地国炉開闢。彼の仕事は、一瞬で終わる。炎が吹き払われた時、妖刀は一層その怪しい輝きを放っていた。

「では、試し切りといこうぞ」

 謙信公を取り込んだ妖刀を構え、突撃。

「おいおい、あいつの方が悪役っぽくないか?」
「なんにせよ、勢いはこっちにある。いくぞ!」

 他の猟兵も段三郎に続く。天秤は傾きつつあった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『真田神十郎』

POW   :    不落城塞
戦場全体に、【真田家の城郭】で出来た迷路を作り出す。迷路はかなりの硬度を持ち、出口はひとつしかない。
SPD   :    神速十字斬
【両手の十字槍と妖刀による連続攻撃】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ   :    侵略蔵書「真田十傑記」
自身が戦闘で瀕死になると【侵略蔵書「真田十傑記」から10人の忠臣】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠蛇塚・レモンです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 真田神十郎は、戦局が猟兵方へと傾きつつあるのを感じ取る。

「なるほど、我が盟友が警戒するだけのことはある。猟兵。我らの大願を邪魔する者ども。ならば、こちらも全力でいこう」

 十文字槍を携え、颯爽と戦場に向かう。強敵との戦いに胸躍らせ、稀代の勇将はその力を示さんと出陣した。
御剣・刀也
おいでなさったか
切支丹を使うとか、せこいことしてんじゃねぇよ
武士が戦場に立ったなら、競うのは己が磨いた五体と技だけだろ。さぁ、やろうぜ。てめぇと俺、どっちかが倒れるまでな!

不落城塞で迷路を形成されても焦らず、第六感で気配を探りつつ、十勇士の妨害を見切りと残像で避けつつ、勇気で恐れずダッシュで駆け抜け、神十郎のところへ直行し、武器受けで攻撃を捌きつつ、カウンター、捨て身の一撃で斬り捨てる
「大義だとか、正義だとか、そんなもん語る気はない。俺は、ただ日の本一と言われた兵と、力比べがしたいのさ。シンプルに、こいつを使ってな!さぁ、俺のありったけ、受けれるもんなら受けてみな!」


黒鵺・瑞樹
アドリブ連携OK
右手に胡、左手に黒鵺の二刀流

一瞬、真田の盟友って誰だっけ?となっちゃうな。
オブリビオンではない、生前というか史実というかそっちの方のな。

基本存在感を消し目立たない様に立ち回るが、斎藤さんの方に敵の攻撃が向かないようあえてわかりやすく、マヒ攻撃のUC菊花にて奇襲をかける。代償は寿命。
むしろ相手のUCを誘い、攻撃を引き受ける事で斎藤さんの攻撃が通りやすくなることを狙う。
敵の攻撃は第六感で感知、見切りで回避。
回避しきれないものは本体で武器受けで受け流し、カウンターを叩き込む。もしくはUCの攻撃の手で相手の攻撃の軌道を逸らすのもありか。
それでも喰らうものは激痛耐性で耐える。



「うらぁあああ!」

 御剣・刀也(真紅の荒獅子・f00225)が、甲冑の相手に怒涛の攻勢をかける。豪剣の連撃をまともに受けてはいけないと悟った軍神の化身は、それを防ぐのではなく、軌道を見切り、わずかな動作とその力の向きを変えるだけで攻撃を寄せ付けない。逆に、わずかでもその攻撃を絶やせば、その隙を見逃さないだろう。刀也はわかっていても、攻撃を続けるしかない。その現状を打ち破ったのは、黒鵺・瑞樹(界渡・f17491)だ。空中を疾駆して、刀也が追いつめている敵の背後に回る。

「むっ!?」

 軍神の反応は早い。咄嗟に二人の間から離れる。

「そこです!」

 その先に待っていたのは、齋藤・一。飛び上がりながらの跳躍力を乗せた突き。甲冑を貫かんとしたその刃は、飛んできた十文字の槍が弾き飛ばす。

「我が同胞を追いつめるとは、さすがは猟兵!だが、この真田神十郎がそう易々と首をとれぬと知ってもらおう」

 赤い甲冑姿の若武者が戦場にその姿を現した。

「ついに来たか。にしても、史実とは全く違うことに驚きだな。いや、一瞬、真田の盟友って誰だっけ?となっちゃうな」

 瑞樹はそんな軽口を言いつつも、その表情は険しい。目の前の日ノ本一の兵の実力を測りかねているのだ。

「おいでなさったか。切支丹を使うとか、せこいことしてんじゃねぇよ。武士が戦場に立ったなら、競うのは己が磨いた五体と技だけだろ。さぁ、やろうぜ。てめぇと俺、どっちかが倒れるまでな!」

 刀也が真っ先に神十郎へ向かう。

「その手は食わぬ!」

 神十郎が十文字槍を突き立てると、そこから地面が浮き上がる。

「まずい…!」

 瑞樹が咄嗟に一をつかんで飛び上がる。あっという間に、そこには、地形を活かした城郭へと変貌する。

「これぞ、我が真田の城。貴様らの連携は見事。ゆえにそれを封じさせてもらった。まずは、お主からだ」

 そういって瑞樹との一騎打ちに持ち込む。迎え打つ瑞樹。左右の剣を右に、左に、上へ、斜めに受け流すように。槍の重量感を感じさせない素早い連撃を、その威力ゆえに全力で二刀を使って受け流す。一切の余裕はない。

「ほう、やるな。では、さらに!」

 それまで両手で扱っていた槍から片手を放ち、空いた手で腰にさしてある刀を抜刀。

「そうはいくか…!」

 刀から放たれる異様な気配に瑞樹は咄嗟に反応する。瞳が輝くと同時に、二刀による一呼吸のうちに放つ高速九連撃。直後に放たれた槍と刀の超高速攻撃とがぶつかり合い、戦場を甲高い音と衝撃破が駆け抜ける。

「くぅぁ…!」
「やるな。だが、それも限界のようだな!」

 九連撃の硬直の隙を狙う神十郎。その時だった。

「おらあああああああああ!!」

 爆音とともに、城郭の一部が吹き飛ぶ。迷宮のようになり、誘い込まれた者を惑わす城郭を力づくで突破した刀也が、その勢いのまま上段からの振り下ろし。さすがの神十郎も攻撃を中断して、全力でそれを受け止めるしかなかった。

「腕づくであれを突破したか。やるな。だが、我らの大義のため、主君の宿願成就のため、お主らに邪魔はさせん!」
「大義だとか、正義だとか、そんなもん語る気はない。俺は、ただ日の本一と言われた兵と、力比べがしたいのさ。シンプルに、こいつを使ってな!さぁ、俺のありったけ、受けれるもんなら受けてみな!」

 さらに力がこもる。耐えきれなくなったのは神十郎だ。防御の姿勢のまま、大きく吹き飛ばされる。

「…なるほど、猟兵侮りがたし」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

火土金水・明
「相手は真田を名乗るだけの人物。こちらも全力で戦いましょう。」(立ち位置は、いざという時に狙われた「齋藤・一」さんを【かぼう】事ができる位置です。)
【SPD】で攻撃です。
攻撃方法は、【継続ダメージ】と【鎧無視攻撃】と【貫通攻撃】を付け【フェイント】を絡め【限界突破】した【銀の流れ星】で、『真田神十郎』を【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【残像】【オーラ防御】【見切り】で、ダメージの軽減を試みます。
「(攻撃を回避したら)残念、それは残像です。」「少しでもダメージを与えて次の方に。」
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。



「うらぁあああ!」

 刀也の一撃を受けて大きく吹き飛ぶ真田神十郎。

「逃がさん!」

 すかさず瑞樹が追撃をしかける。だが、それを甲冑が阻む。瑞樹の進路を塞ぐと、戦斧による牽制とは程遠い強力な一撃でその場から離れることを余儀なくする。

「やはり、簡単にはいかんか…!」

 悔しそうにその場をいったん離れ仕切り直す。その間に真田神十郎は態勢を整えている。

「かたじけない!」
「あまり無茶をしてくれるな…。君に斃れられたら私たちにも支障が出る」
「くそlt¥それは申し訳ない!だが、彼らのような武人とし合えるとあっては、後方でじっとしているわけにはいくまい!」

 軍神に窘められるも、その闘気をむき出しにする。

「仕方ない。君の隙にするといい。我らはそれに手を貸そう」
「かたじけない」

 統率のとれた軍神の甲冑たちが、集中し、真田神十郎を援護する。

「くそっ、厄介だな…!」なんとかならないでしょうか?」

 死角を補うように齋藤・一が警戒しつつ二人に打開策はないかと質問する。

「あと一歩なんだが…」
「何を企んでいるかはわからないが、その暇を与えはしない」

 刹那の瞬間に、複数の軍神による同時攻撃。刀也も瑞樹も自分の攻撃に手一杯となる。その間隙をついて齋藤を刃が狙う。

「させませんよ!」

 魔力の矢が攻撃を遮る。黒いローブを翻し火土金水・明(夜闇のウィザード・f01561)が、戦場に降り立つ。

「遅くなりました!」
「やっときたか!」
「待ちくたびれたぜ!」
「ここからが反撃です!」

 明の登場に勢いづく猟兵たち。

「まだ、戦力を温存していましたか。猟兵は厄介ですね」 
「相手は真田を名乗るだけの人物。こちらも全力で戦いましょう」

 ローブから銀の剣が顔をのぞかせると、明は流星となって、敵将を狙う。

「おぉ!女だてら一騎打ちに来るとは、その勇気!しかと見せてもらう!」

 神十郎は、十文字槍と妖刀で迎え撃つ。

「お生憎様!私はウィザードなの!」

 剣と槍が激突する瞬間、彼女は魔力を解き放った。

成功 🔵​🔵​🔴​

真宮・響
【真宮家】で参加

真田の名を持っているが、所詮戦狂いの勝手な人物に過ぎない。過去が現在に戦乱起こすなんてふざけんじゃないよ!!

一と言ったね。女剣豪って事でもの凄く親近感がある。今後も剣の道を極めて貰いたいねえ。加勢するよ。

まともに攻撃は受けたくないねえ。【忍び足】【目立たない】で敵の背後を取り、【残像】【見切り】【オーラ防御】で敵の攻撃を凌ぐ。【戦闘知識】で敵の攻撃の軌跡を見切り、【グラップル】【怪力】で拳で【カウンター】。追撃で【早業】で飛竜閃で攻撃!!

兵どもが夢の跡ってね。この世界は今を生きる人達のものだ。過去はいらないよ!!


真宮・奏
【真宮家】で参加

真田という名字に惑わされがちですが、このサムライエンパイアに戦乱
を起そうとする傍迷惑な存在に過ぎません。一さんは私と同じ剣術を使う方。共に戦わせて下さい。

まず【オーラ防御】【盾受け】【武器受け】【拠点防御】で防御を固め、一さんをいつでも【かばう】できるようにしときます。敵は十人、瞬兄さんと協力して【範囲攻撃】化した【疾風の矢】で攻撃!!攻撃を潜り抜けてきた敵がいれば【衝撃波】と【怪力】を併せた【シールドバッシュ】で吹き飛ばしていきます。真田神十郎、この世界に貴方が出る幕はありません!!退場願います!!


神城・瞬
【真宮家】で参加

真田の名、彼の神十郎に限って言えば名前倒れとしか言えませんね。誇り高く戦い抜いた信繁公と違い、過去に縋る戦狂いとしか言えない。護りましょう、この世界を。


敵が十人と分かっていればやりようはあります。まず【鎧無視攻撃】【マヒ攻撃】【目潰し】【部位破壊】を仕込んだ【結界術】を【高速詠唱】で【範囲攻撃】化して展開、奏と協力して【氷晶の矢】で弾幕を張ります。敵が接近してきたら【衝撃波】で対処、【オーラ防御】【第六感】で敵の攻撃を凌ぎます。

去りなさい過去の残滓。この世界に戦乱はいりません!!



 明の魔力を一気に解放した魔法は、周囲をまとめて吹き飛ばした。土煙と衝撃破が当たりを覆いつくす。

「すごい…!!」

 齋藤・一は、爆風を防ぐために、片腕で顔をかばう。その隙を敵は狙う。

「させはしない!!」

真宮・響(赫灼の炎・f00434)の燃え盛る光剣と真田神十郎の十文字槍がぶつかり合う。爆炎に紛れて、目的を遂行しようとした真田神十郎の企みは阻止される。

「あなたは…!?」
「アタシは真宮・響!女剣士の誼よ!あなたはこの先ももっと剣の道を極められる。ここを切り抜けてもらうよ!アタシらがあんたの道を切り開く!」
「ご助力感謝します…!」

 一はそう応えると、響の背後を突こうとしていた甲冑に鋭い突き。ガンと甲高い音を立てて、攻撃が打ち合う。

「お見事です!あとは私が!」

 態勢が崩れた甲冑に真宮・奏(絢爛の星・f03210)が斬りこむ。青い外套の女騎士は、黒い甲冑を切り伏せる。

「よくやったよ、奏!」
「母さん!あとは、真田神十郎を!」
「あぁ!」

 奏が甲冑を倒したことで、手近な護衛はいない。いかに軍神の力を持つとはいえ、手練れの猟兵たちによる全力の足止めを突破することはかなわない。千載一遇の好機。響は、地を蹴り、間合いを詰める。

「真田の名を持っているが、所詮戦狂いの勝手な人物に過ぎない。過去が現在に戦乱起こすなんてふざけんじゃないよ!!あんたはここで倒す!」

 響の剣が、神十郎の槍をはじく。

「はぁ!!」

 わざと隙のあるように見せて、空いた左手による妖刀の斬撃を響に食らわせようとした神十郎の太刀筋を見切った一の神速ともいえる片手平突きが彼の名将の隙を逆につく。

「ぐっ…!」
「いったろ?終わりにするって!!」

 そこへ響の返す刃。真紅の甲冑を砕き、その肉体を焼き切る。

「ぐぁあ…!!」

 傷を抑え、倒れる。

「終わりだよ…!」
「っ!まだです!」

 とどめを刺そうとした響に一が警告する。神十郎の持っていた本から、怪しげな光が放たれたかと思うと、鋭い苦無が次々と飛んでくる。二人は、それらをはじきつつも大きく距離をとる。

「殿、無茶をしすぎですぞ!」
「まったく戦いを楽しんでおるからです」
「いや、そういわれては立つ瀬がないな…」

 真田神十郎を守るように、その忠実な十名の配下が実体化する。これこそが、神十郎が真の頼みとする切り札である。

「さて、ご覚悟を」

 数の有利は完全に覆った。十傑が一斉に攻撃を仕掛けようとした瞬間、

「さて、これを見切れますか?」

 落ち着いた声とともに、大量の氷の矢が周囲に降り注ぐ。着弾し、それは魔力を爆発させ周囲を凍結する。

「瞬兄さん」
「奏、合わせますよ!」
「はい!」

 奏の剣の先から、神城・瞬(清光の月・f06558)が出したのと同じように、風の矢が、幾百も放たれ暴風となって十傑に襲い掛かる。それで倒せるほどではないが、二人の目的は十傑を抑えること。

「去りなさい過去の残滓。この世界に戦乱はいりません!!」
「真田神十郎、この世界に貴方が出る幕はありません!!退場願います!!」

 即座に二人も、突入。瞬が結界を展開し、真田神十郎と自分たちを取り囲むと、奏が神十郎にとどめを刺す。

「おのれ…!このような形で我が軍略が敗れるか…!!」
「兵どもが夢の跡ってね。この世界は今を生きる人達のものだ。過去はいらないよ!!」

 響がそう言って侵略蔵書『真田十傑記を斬る。それにより、十傑もまた消滅していく。かくもあっけない幕切れであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年02月17日
宿敵 『真田神十郎』 を撃破!


挿絵イラスト